JP2003052223A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2003052223A
JP2003052223A JP2001248475A JP2001248475A JP2003052223A JP 2003052223 A JP2003052223 A JP 2003052223A JP 2001248475 A JP2001248475 A JP 2001248475A JP 2001248475 A JP2001248475 A JP 2001248475A JP 2003052223 A JP2003052223 A JP 2003052223A
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JP
Japan
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driver
seat
column
machine base
section
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Withdrawn
Application number
JP2001248475A
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English (en)
Inventor
Shoichi Sato
昇一 佐藤
Seiji Kubo
誠二 久保
Naoya Ikeda
直哉 池田
Kozo Kitayama
浩三 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドコラム23の振動に対する剛性を比較
的軽量な構造で簡易且つ安価に増大させる。 【解決手段】 機台前方張出部2a近傍箇所から前側支
柱部材24bを起立させ、一方ではこの支柱部材24b
よりも後側に位置され前方視門形となされた後側支柱部
材24dを前記サイドコラム23の運転席17側端部近
傍の機台2前部である第一箇所と、この第一箇所から刈
取部3側となる横方へ向けサイドコラム23の巾以上に
離れた機台2の刈取部3支持位置近傍である第二箇所と
からこれら2箇所を跨いだ状態に起立させ、且つ、前記
前側支柱部材24bの上端部と前記後側支柱部材24d
の上辺箇所とにサイドコラム23の略全長に渡る前後向
きの支持棒部材24aを架設した構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転操作部にサイ
ドコラムを設けた構造のコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】機台前部の左右一側に機台前方張出部を
形成し、この機台前方張出部上を運転操作部となし、こ
の運転操作部の横側で機台の前側に刈取部を設けると共
に、前記運転操作部は後部に運転座席を有し、この運転
座席の前方に運転操作部の左右巾の半分よりも狭い左右
巾となされたステアリングコラムを立設し、運転座席と
刈取部の間となる箇所に概ね運転座席からステアリング
コラムに及ぶ長さのサイドコラムを形成された構造のコ
ンバインは存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のコンバ
インにおいては、サイドコラムの剛性は運転操作部の横
側の前後箇所から起立させた支柱部材やこれらの上部間
に架設した前後向きの支持部材からなる枠構造により高
めるようになされている。しかし、従来構造によるとき
は支柱部材などのサイドコラム構造が重厚なものとなる
ことに比較して、サイドコラム上部の撓み振動に対する
剛性がそれほど増大しないのである。
【0004】本発明は、斯かる実情の下、前後の支柱部
材やこれらに架設した前後向きの支持部材を有する構造
とした上でサイドコラム上部の撓み振動に対する剛性を
合理的に増大させることのできるものとしたコンバイン
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るコンバインでは次のようになす。即
ち、請求項1に記載した発明では、機台前部の左右一側
に機台前方張出部を形成し、この機台前方張出部上を運
転操作部となし、この運転操作部の横側で機台の前側に
刈取部を設け、前記運転操作部は後部に運転座席を有
し、この運転座席の前方にステアリングコラムを立設
し、運転座席と刈取部との間箇所に概ね運転座席からス
テアリングコラムに及ぶ長さのサイドコラムを形成した
構造となさたコンバインにおいて、前記機台前方張出部
近傍箇所から前側支柱部材を起立させ、一方ではこの支
柱部材よりも後側に位置され前方視門形となされた後側
支柱部材を前記サイドコラムの運転席側端部近傍の機台
前部である第一箇所と、この第一箇所から刈取部側の横
方へ向けサイドコラムの巾以上に離れた機台前部の刈取
部支持位置近傍である第二箇所とからこれら2箇所を跨
いだ状態に起立させ、且つ、前記前側支柱部材の上端部
と前記後側支柱部材の上辺箇所とにサイドコラムの略全
長に渡る前後向きの支持棒部材を架設した構成となす。
【0006】この発明によれば、後側支柱部材が第一箇
所と第二箇所とで支持されるため左右方向の外力に対し
て強力に対抗できるのであり、従って前側支柱部材と後
側支柱部材と前後向きの支持棒部材とからなる枠構造は
サイドコラムの特に上部の左右向き振動に対する剛性を
増大させるものとなる。
【0007】この発明は次のように具体化するのがよ
い。即ち、請求項2に記載したように、前記後側支柱部
材が、左右の支柱部の何れか一方を後上がり傾斜させる
と共に他方を後上がり傾斜させた側面視ハ状となした構
成となす。このようにすれば、後側支柱部材が機体前後
方向に沿った三角状になるため、これの上部に作用する
前後向きの外力に対して強力に対抗できるのであり、従
って前側支柱部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部
材とからなる枠構造はサイドコラムの特に上部の前後向
き振動に対する剛性を増大させるものとなる。
【0008】また請求項3に記載したように、前記支持
棒部材と前記後側支柱部材との結合箇所の近傍で前記後
側支柱部材の左右の縦向き支柱部の間箇所に1つ又は複
数の操作レバーを軸着すると共に、これら操作レバーに
より引き作動される操作ワイヤの引張力の作用方向と、
後側支柱部材の少なくとも何れか一方の縦向き支柱部の
向きとを概ね合致させた構成となす。このようにすれ
ば、後側支柱部材の縦向き支柱部に作用する種々の外力
のうち、操作ワイヤの引張力に起因して発生する曲げモ
ーメントが低減されるため、後側支柱部材の前記引張力
方向の撓みが減少するのであり、これにより操作レバー
の操作による作動が的確に行われるものとなる。
【0009】次に請求項4に記載した発明では、機台前
部の左右一側に機台前方張出部を形成し、この機台前方
張出部上を運転操作部となし、この運転操作部の横側で
機台の前側に刈取部を設けると共に、この刈取部後方の
機台上に脱穀部を設け、前記運転操作部は後部に運転座
席を有し、この運転座席の前方にステアリングコラムを
立設し、運転座席と刈取部との間箇所に概ね運転座席か
らステアリングコラムに及ぶ長さのサイドコラムを形成
した構造となされたコンバインにおいて、前記機台前方
張出部近傍箇所から前側支柱部材を起立させ、一方では
この支柱部材よりも後側に位置された後側支柱部材を機
台前方張出部の後部近傍箇所から起立させ、且つ、前記
前側支柱部材の上端部と前記後側支柱部材の上端部とに
前記サイドコラムの略全長に渡る前後向きの支持棒部材
を後方への張出状に架設すると共に、この支持棒部材の
後端部を脱穀部の上部機枠に支持させた構成となす。
【0010】この発明によれば、支持棒部材は脱穀部の
上部機枠により支持されるため、特に後部での前後左右
の振動に対し強力に対抗きるのであり、これにより、前
側支柱部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部材とか
らなる枠構造はサイドコラムの特に後部の前後左右向き
振動に対する剛性を増大させるものとなる。また支持棒
部材の後端部を脱穀部の上部機枠に支持させたことは、
機台から支柱部材を起立させることなく前記枠構造を強
力に支持することを可能となすほか脱穀部の機枠を前記
枠構造に支持させる上でも寄与する。
【0011】この発明は請求項5に記載したように具体
化するのがよいのであって、即ち、前記支持棒部材の前
部と前記ステアリングコラムの上部とを斜め前横向きの
結合部材で結合させると共にこの結合部材がアシストバ
ーとして使用される構成となす。このようにすれば、支
持棒部材はその前部を結合部材を介してステアリングコ
ラムに支持されるため、特に前部の前後左右の振動に対
して強力に対抗できるのであり、これにより、前側支柱
部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部材とからなる
枠構造はサイドコラムの特に前部の前後左右向きの振動
に対する剛性を増大させるものとなるのであり、さらに
アシストバーとしての結合部材は運転操作部に搭乗した
運転者の身体の安定化に寄与する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図15は本発明に係るコン
バインに関するもので、図1は右側面図、図2は正面
図、図3は平面図、図4は一部右側面図、図5は運転操
作部の左側面図、図6は運転操作部の正面図、図7は運
転操作部の平面図、図8は運転操作部の斜視図、図9は
運転操作部に設けられたステアリングコラムの上部周辺
を示す図、図10は運転操作部の左側面図、図11は上
記運転操作部の平面図、図12はサイドコラムの骨組み
である枠構造の側面図、図13は前記枠構造の平面図、
図14は前記枠構造の正面図、図15は前記枠構造の後
部に操作レバーを装着した状態を示す側面図である。
【0013】図1〜図4において、1は左右一対のクロ
ーラ走行装置1a、1bからなる走行部、2は走行部1
に支持された機台で、3は機台2前部の前側に昇降可能
に設けた刈取部で、4は機台2前部の右側に形成した機
台張出部2aの上方で刈取部の横側に形成された運転操
作部である。そして、刈取部4の後側に脱穀部5及び排
藁処理部6をこの順に設け、さらに運転操作部4の後側
に穀粒タンク7を設けている。なお、5cは脱穀部5内
に設けられた扱胴である
【0014】刈取部3は分草板9、穀稈引起こし装置1
0、掻込み装置11、刈刃装置12及び後向き搬送部1
3を備えており、これら全体が機台2に支持された刈取
主フレーム14を介して横向き支点軸15回りへ上下揺
動可能となされている。この支点軸15は機台2前部の
左右箇所に一対の支持柱15aを介して特定高さ位置に
設けられた一対の軸受部材15b、15bに支持されて
いる。
【0015】この際、穀稈引起こし装置10は左右方向
上の3カ所に配置された3つの引起こし部10a、10
b、10cからなり、各引起こし部10a、10b、1
0cは圃場に植立した各穀稈条列に対して斜め後上り方
向へ単列状に配列されたタインt群で穀稈を引き起こす
ものとなされる。掻込み装置11は刈刃装置12で刈り
取られた穀稈を刈刃装置12の左右巾中央へ掻き集めて
後向き搬送部13へ送り込むもので、上下配置された2
つのベルト掻込み部11a、11aと、左右一対のスタ
ーホイールを有するホイール掻込み部11cなどからな
る。後向き搬送部13は刈刃装置12で刈り取られた刈
取穀稈の株元部を脱穀部5の扱室入り口へ向けて挟持搬
送する株元側挟持搬送部13aと、その刈取穀稈の穂先
部をフィードチェーン5aへ向けて係止搬送する穂先側
係止搬送部13bとを具備したものとなされる。
【0016】上記の如く形成されたコンバインは、走行
部1の作動により走行し、機体の前進中に分草板9が植
立穀稈の条列間を移動して隣接した条列穀稈の絡みを解
し、次に穀稈引起こし装置10が、上方へ移動されるタ
インtによりその対応した条列穀稈を引き起こし、次に
刈刃装置12がこのように引き起こされた穀稈の株元を
切断し、次に後向き搬送部13がこうして刈り取られた
刈取穀稈を後向き斜め上方へ搬送して脱穀部5に送り込
み、次に脱穀部5がこの送り込まれた刈取穀稈を脱穀す
ると共に脱穀により得られた穀粒や藁片などの混合物を
選別して精粒を選り出し、この選り出した精粒を穀粒タ
ンク7へ向けて送り出し、一方では排藁処理部6が前記
脱穀により生成された排藁を送り込まれてこれを寸断す
る等の処理を行うように作動する。
【0017】次に上記運転操作部4について、さらに図
5〜図15をも参照して詳細に説明する。図1〜図4に
示すように、17は箱形のシートコラム18を介して機
台2上の適当高さ位置に固定された運転座席で脱穀部5
の前方右側に位置させてある。ここに、シートコラム1
8はコンバインの各部に動力を供給するためのエンジン
Eを包囲するものとなされている。運転座席17は左右
一対のクローラ走行装置1a、1bの接地部mの前後方
向長さの前端部の上方に配置するのであり、このように
配置することにより、走行面の凹凸に対して運転座席1
7が上下揺動し難くなったり上下揺動の際の衝撃を受け
難くなる。19は運転座席17の前側に形成された床面
であり、この床面19の表面には図1に示すように滑り
止め溝の形成されたゴムマット21が敷かれている。2
0はステアリングコラムであり、図4及び図5などに示
すようにステアリングコラム20の左右側の床面部分1
9aは緩やかな傾斜状となされている。そして、ステア
リングコラム20前側の床面部分19cは運転者の操縦
時の視界に支障の生じない範囲で前方へ向け例えば凡そ
100mm程度延長させるのであり、この延長部分は物
品の仮置き場などとなされる。この際、延長の程度は運
転座席17に座した運転者が刈取部3の前端部を運転操
作部4の前端部で遮断されることなく目視できる範囲内
となす。
【0018】上記ステアリングコラム20は図7に示す
ように床面19の前寄り略巾中央に位置され、しかも運
転座席17に座した運転者の左右の脚部間に納まる程度
の左右巾となされ、さらに前後方向位置を運転座席17
に座した運転者の膝部よりも少し前側となるように決定
されている。このステアリングコラム20の上部からは
ハンドル軸22が立設されており、ハンドル軸22の上
端には丸形操作ハンドル22aが固定されている。この
ハンドル軸22は回転操作されることにより左右のクロ
ーラ走行装置1a、1bに回転速度差を与えて機体の進
路を変化させるように作用するものである。
【0019】上記ステアリングコラム20の左右巾は実
際には床面19巾の凡そ1/3程度(例えば150mm
程度)となされており、またステアリングコラム20と
運転座席17との間隔はこの間隔箇所に存在した床面1
9部分に運転者が立つことができ、しかも丸形操作ハン
ドル22aを運転座席17に座した運転者が楽に回転操
作できる程度の距離(例えば300mm程度)となされ
ている。
【0020】23はサイドコラムであって、運転座席1
7や床面19の左横側で刈取部3の右側に配設され且つ
その高さを運転座席17の概ね座面高さ程度となされ且
つ運転座席17の横方箇所からステアリングコラム20
の横方箇所近傍に及ぶものとなされている。さらに具体
的には、前記床面19と同体状に固定された後述の枠構
造24の上面側に、図5に示すようにレバー挿通用案内
透孔a、b、c、d及び電子表示装置fなどの設けられ
た操作パネル23aを固定し、またその枠構造24の運
転席17側となる箇所に前後方向のサイドコラム側面壁
をなす縦向き側面板23bを固定し、さらに枠構造24
の前面及び左側面を被うものとなされたサイドコラム側
面被覆用ゴム板23dを、その上縁部をサイドコラム上
面板23aの下端部周囲に固定することにより全体が垂
れ下がり状となるように装着した構成となされている。
【0021】上記枠構造24は次のようなものとなされ
ているのであって、即ち、図5〜図7に示すように、前
記機台前方張出部2aの刈取部3側に固定された走行用
ミッション25の上面部である機台前方張出部近傍箇所
から前側支柱部材24bを起立させ、一方ではこの支柱
部材24bよりも後側に位置され前方視門形となされた
後側支柱部材24dをサイドコラム23の運転席17側
端部である機台前方張出部2a後部近傍である第一箇所
と、この第一箇所から刈取部3側へ向けサイドコラム2
3の左右巾以上に離れた刈取部支持位置近傍、即ち、図
示例では機台2前部の刈取部支持位置に形成されていて
横向き支点軸15を支持した軸受部材15bの側面箇所
である第二箇所とからこれら2箇所を跨いだ状態に起立
させ、次に前記前側支柱部材24bの上端部と前記後側
支柱部材24dの上辺箇所とにサイドコラム23の略全
長に渡る比較的長い前後向きとなされた四角断面の支持
棒部材24aを架設している。
【0022】この際、図5、図12及び図13などに示
すように、上記後側支柱部材24dは左右の縦向き支柱
部n1、n2の何れか一方を後上がり傾斜させると共
に、他方を後上がり傾斜させた側面視ハ状となし、且
つ、上辺部n3の略中央に連結片n4を固着したものと
なし、一方では支持棒部材24aの上面に連結板hを固
着し、これら連結片n4と連結板hをボルトで結合させ
ている。そして、支持棒部材24aは後側支柱部材24
dよりも後方へ張り出させると共に、この後側支柱部材
24aの後端部と、脱穀部5の上部機枠5bとを、上方
へ向かうに伴って機体巾中央へ変位するように傾斜した
縦向きの結合部材24cを介して結合させている。
【0023】上記した枠構造24における前記支持棒部
材24aの前端部とステアリングコラム20の前面部2
0aの上部とは上方視一曲がり状に屈曲され斜め前横方
へ向かう結合部材24eで結合すると共に、前記支持棒
部材24aの前部、中央部及び後部に左右向きの結合片
e1、e2、e3を固着し、これら結合片e1、e2、
e3を介して比較的長い縦向き板部材24fを前後方向
に固定している。この際、結合部材24eは床面19か
ら適当に高くなして、運転操作部4の床面19上に搭乗
した運転者が把握して身体の安定化を図るためのアシス
トバーとしても使用し得るものなしてある。
【0024】上記操作パネル23aは運転座席17と刈
取部3との間箇所に位置され、概ね運転座席17からス
テアリングコラム20に及ぶ長さとなされている。そし
て図7に示すレバー挿通用案内透孔a、b、c、dのそ
れぞれには、走行部1を駆動するための図示しない油圧
駆動系の作動速度を変化させるための主変速操作レバー
26、前記走行用ミッション25内の歯車の噛み合い状
態を変化させて走行部1の作動速度を変化させるための
副変速操作レバー27、脱穀部5への動力供給を断続さ
せるための脱穀クラッチ操作レバー28、刈取部3への
動力供給を断続させるための刈取クラッチ操作レバー2
9が挿通される。
【0025】この際、主変速操作レバー26は図12に
示す左右向き軸26a回りの揺動可能に装着されている
のであり、この左右向き軸26aは支持棒部材24aに
固着した縦向き部材26bと前側支柱部材24bとの間
に架設した横向き部材26cの側面に固定してある。副
変速操作レバー27は前記前側支柱部材24bの上端部
近傍箇所に固着した図12に示すレバー支持片27aに
固定した支点軸27b回りの揺動可能に装着してある。
【0026】脱穀クラッチ操作レバー28及び刈取クラ
ッチ操作レバー29は後側支柱部材24dと支持棒部材
24aの結合箇所の近傍で後側支柱部材24dの左右の
縦向き支柱部n1、n2間に装着するのであって、図1
2及び図13に示すように前記連結板hにレバー支持部
h0を形成し、このレバー支持部h0に支点軸30を介
して揺動可能に装着してある。
【0027】この際、図15に示すように、脱穀クラッ
チ操作レバー28にはこれと同体状にアーム部材28a
を設け、このアーム部材28aと操作ワイヤ28bとを
円弧状結合板28cなどで結合しており、また刈取クラ
ッチ操作レバー29にはこれと同体状にアーム部材29
aを設け、このアーム部材29aと操作ワイヤ29bと
を円弧状結合板29cなどで結合している。そして、各
操作ワイヤ28b、29bはこれの変位で作動させるべ
き被操作部材に連結されると共に、各操作レバー28、
29との結合箇所近傍ではこれらに作用する引張力の作
用方向が前記縦向き支柱部g1と概ね合致するようにそ
の配置を決定されている。この際、iで示す一点鎖線は
脱穀クラッチ操作レバー28を図示の切り位置p0から
入り位置p1に揺動させたときの操作ワイヤ28bの位
置を示しており、またjで示す一点鎖線は刈取クラッチ
操作レバー29を図示の入り位置p1から切り位置p0
に揺動させたときの操作ワイヤ29bの位置を示してい
る。
【0028】上記操作パネル23aの上面壁の前記刈取
部3側の側縁部分には図10及び図11に示すように前
記刈取部3からの塵埃侵入を規制するための防塵壁部k
が形成してあり、この防塵壁部kの上部には操作パネル
23aの略全長に及ぶ前後向きのアシストバー31が設
けてある。なお、前記支持棒部材24aの長さ途中の2
箇所には正面視略90度に屈曲されたパネル支持棒23
b、23bが固着してあり、これらパネル支持棒23
b、23bは上記操作パネル23a及びアシストバー3
1を強固に支持するためのものである。
【0029】上記サイドコラム23の縦向き側面板23
bは次のようになされているのであって、即ち、図5〜
図8に示すように、前後向き垂直面部g1と、機体右側
へ傾斜された前後向き傾斜面部g2とで形成されてお
り、前後向き傾斜面部g2はこれの上縁を前後向き垂直
面部g1の下端縁に結合されると共に、前後向きの下端
縁を床面19の前後方向左端縁19bに結合された状態
となされている。この側面板23bはサイドコラム23
の前方へ延長された縦向きの延長面部g3を有してお
り、この延長面部g3は前方へ向かうほど上方視で床面
19側へ近づくように傾斜されると共にこれの下端縁
(床面19上となる部位を除いた部分)を床面19の前
後方向左端縁19bに結合された状態となされている。
【0030】32はフートペダル式の駐車ブレーキ操作
部材で、これの揺動支点軸33は床面19の近傍上方箇
所に位置し、傾斜面部g2の透孔に挿通され、機台2と
同体状に固定された軸受部材34を介して揺動自在に支
持されている。この駐車ブレーキ操作部材32の足踏み
部32aはステアリングコラム20と前記側面板23b
との間に位置され、またそのアーム部32bは成る可く
前記側面板23bの近傍に位置される。
【0031】35は床面19の機台2部分の右側端の最
前部に設けたハンドレバー式の駐車ブレーキ操作部材で
横向き支点軸36回りへ揺動させることにより、走行部
1への動力供給を断って走行部1の回転を規制するもの
である。
【0032】37は床面19を支持した機台2部分の前
端面に被着したフロントカバーであり、機台2部分にボ
ルト固定され、図示例では上縁部37aを前記床面19
高さより幾分高くなされている。
【0033】38はフロントカバー37の四角状透孔3
7bの後側に設けられた前照灯である。フロントカバー
37の下側の機台2部材には保護パイプ39aや保護枠
39bが固定されており、これら保護パイプ39aや保
護枠39bは、床面19の下側構造部が機体の進行中に
他物と直接に衝突するのを阻止するものとなされてい
る。
【0034】40は前記運転操作部4の床面19の最前
部に設けたフロントマスクである。このフロントマスク
40は、床面高さ位置の左右巾がこの床面19の略全巾
に及ぶ寸法となされ且つ上縁部40a高さが運転座席1
7の座面と略同一なされている。このフロントマスク4
0は前記フロントカバー37の上縁部37aに、この上
縁部37aをさらに上方へ延長するように固定されてい
る。
【0035】上記フロントマスク40とステアリングコ
ラム20の前面部20aとの間の上寄り箇所には前記ブ
ラケット41を介して、マイコンなどの電装品の組み込
まれた電装箱42が装着されている。
【0036】
【発明の効果】上述した本発明によれば、次のような効
果が得られる。即ち、請求項1に記載したものによれ
ば、前側支柱部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部
材を介して、サイドコラムの特に上部の左右向き振動に
対する剛性を比較的軽量な構造で簡易且つ安価に増大さ
せることができる。
【0037】請求項2に記載したものによれば、前側支
柱部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部材を介し
て、サイドコラムの特に上部の前後向き振動に対する剛
性を比較的軽量な構造で簡易且つ安価に増大させるもの
となる。
【0038】請求項3に記載したものによれば、操作ワ
イヤの引張力に起因した後側支柱部材の撓みを簡易構造
により抑制することができ、これにより操作レバーの操
作による作動を的確に行わせることができる。
【0039】請求項4に記載したものによれば、脱穀部
の支持作用を利用することにより、前側支柱部材と後側
支柱部材と前後向きの支持棒部材を介してサイドコラム
の特に後部の前後左右向き振動に対する剛性を比較的軽
量な構造で簡易且つ安価に増大させることができ、また
脱穀部の上部機枠の剛性も前側支柱部材と後側支柱部材
と前後向きの支持棒部材により効果的に増大させること
ができる。
【0040】請求項5に記載したものによれば、ステア
リングコラムの支持作用を利用することにより、前側支
柱部材と後側支柱部材と前後向きの支持棒部材とを介し
てサイドコラムの特に前部の前後左右向きの振動に対す
る剛性を比較的軽量な構造で簡易且つ安価に増大させる
ことができる。また結合部材24eにより運転操作部に
搭乗した運転者の身体の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインの右側面図である。
【図2】上記コンバインの正面図である。
【図3】上記コンバインの平面図である。
【図4】上記コンバインの一部右側面である。
【図5】上記コンバインの運転操作部の左側面図であ
る。
【図6】上記運転操作部の正面図である。
【図7】上記運転操作部の平面図である。
【図8】上記運転操作部の斜視図である。
【図9】上記運転操作部に設けられたステアリングコラ
ムの上部周辺を示す図である。
【図10】上記コンバインの左側面図である。
【図11】上記運転操作部の平面図である。
【図12】上記運転操作部のサイドコラムの骨組みであ
る枠構造の側面図である。
【図13】上記枠構造の平面図である。
【図14】上記枠構造の正面図である。
【図15】上記枠構造の後部に操作レバーを装着した状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 機台 2a 機台前方張出部 3 刈取部 4 運転操作部 5 脱穀部 5b 上部機枠 17 運転座席 20 ステアリングコラム 23 サイドコラム 24a 支持棒部材 24b 前側支柱部材 24d 後側支柱部材 24e 結合部材 28 脱穀クラッチ操作レバー 28b 操作ワイヤ 29 刈取クラッチ操作レバー 29b 操作ワイヤ 30 支点軸 g1 縦向き支柱部 g2 縦向き支柱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/08 B62D 25/08 A 49/00 49/00 D (72)発明者 池田 直哉 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 北山 浩三 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AF02 AG03 BA05 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DE03 DE05 2B076 AA03 BA01 CD02 CD03 3D003 AA01 AA06 BB13 CA01 DA08 DA10 3D030 DC03 DC37

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台前部の左右一側に機台前方張出部を
    形成し、この機台前方張出部上を運転操作部となし、こ
    の運転操作部の横側で機台の前側に刈取部を設けると共
    に、この運転操作部は後部に運転座席を有し、この運転
    座席の前方にステアリングコラムを立設し、運転座席と
    刈取部との間箇所に概ね運転座席からステアリングコラ
    ムに及ぶ長さのサイドコラムを形成した構造となされた
    コンバインにおいて、前記機台前方張出部近傍箇所から
    前側支柱部材を起立させ、一方ではこの支柱部材よりも
    後側に位置され前方視門形となされた後側支柱部材を前
    記サイドコラムの運転席側端部近傍の機台前部である第
    一箇所と、この第一箇所から刈取部側となる横方へ向け
    サイドコラムの巾以上に離れた機台前部の刈取部支持位
    置近傍である第二箇所とからこれら2箇所を跨いだ状態
    に起立させ、且つ、前記前側支柱部材の上端部と前記後
    側支柱部材の上辺箇所とにサイドコラムの略全長に渡る
    前後向きの支持棒部材を架設したことを特徴とするコン
    バイン。
  2. 【請求項2】 前記後側支柱部材が、左右の縦向き支柱
    部の何れか一方を後上がり傾斜させると共に他方を後下
    がり傾斜させた側面視ハ状になしてあることを特徴とす
    る請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記支持棒部材と前記後側支柱部材との
    結合箇所の近傍で前記後側支柱部材の左右の縦向き支柱
    部の間箇所に1つ又は複数の操作レバーを軸着すると共
    に、これら操作レバーにより引き作動される操作ワイヤ
    の引張力の作用方向と、後側支柱部材の少なくとも何れ
    か一方の縦向き支柱部の向きとを概ね合致させたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 機台前部の左右一側に機台前方張出部を
    形成し、この機台前方張出部上を運転操作部となし、こ
    の運転操作部の横側で機台前部の前側に刈取部を設け、
    この刈取部後方の機台上に脱穀部を設けると共に、この
    運転操作部は後部に運転座席を有し、この運転座席の前
    方にステアリングコラムを立設し、運転座席と刈取部と
    の間箇所に概ね運転座席からステアリングコラムに及ぶ
    長さのサイドコラムを形成された構造となされたコンバ
    インにおいて、前記機台前方張出部近傍箇所から前側支
    柱部材を起立させ、一方ではこの支柱部材よりも後側に
    位置された後側支柱部材を機台前方張出部の後部近傍箇
    所から起立させ、且つ、前記前側支柱部材の上端部と前
    記後側支柱部材の上端部とに前記サイドコラムの略全長
    に渡る前後向きの支持棒部材を後方への張出状に架設す
    ると共に、この支持棒部材の後端部を脱穀部の上部機枠
    に支持させたことを特徴とするコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記支持棒部材の前部と前記ステアリン
    グコラムの上部とを斜め前横向きの結合部材で結合させ
    ると共に、この結合部材がアシストバーとして使用され
    る構成を特徴とする請求項4記載のコンバイン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236336A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2014088087A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Toyota Motor Corp ステアリングシャフトカバー
JP2015112027A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 三菱農機株式会社 作業車両の操縦席

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