JP2003052176A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2003052176A JP2001238199A JP2001238199A JP2003052176A JP 2003052176 A JP2003052176 A JP 2003052176A JP 2001238199 A JP2001238199 A JP 2001238199A JP 2001238199 A JP2001238199 A JP 2001238199A JP 2003052176 A JP2003052176 A JP 2003052176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電圧検出回路15で検出される2次側出
力電圧に応答して、制御回路14が主スイッチング素子
Qのデューティを制御することによって前記出力電圧を
安定化するようにしたPWM方式のスイッチング電源装
置11において、電源投入時に前記制御回路14の動作
を開始させる起動回路の損失を低減する。 【解決手段】 フィルタコンデンサC1,C2およびフ
ィルタコイルLによって構成されるEMI対策用のフィ
ルタ回路に関連して、C1,C2の電荷を速やかに放電
し、事故を未然に防止するために設けられけられる放電
抵抗R1を2つの直列抵抗R11,R12に分割し、そ
の接続点の電圧を起動抵抗R2を介して前記制御回路1
4の電源用のコンデンサC5に与える。したがって、概
略入力交流電圧の実効値の1/2の電圧から起動電流を
供給することになり、起動回路の損失を低減することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるAC−D
Cコンバータとして好適に実施されるスイッチング電源
装置に関し、特にその起動回路の損失の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型小型電子機器などに用いられ、商
用交流を整流・平滑化して得られた直流電流を、たとえ
ば数百kHz程度の高周波でスイッチングし、小型の変
圧器で所望とする電圧に高効率に変換するようにしたス
イッチング電源装置が広く用いられている。
【0003】図14は、典型的な従来技術のスイッチン
グ電源装置1の電気回路図である。このスイッチング電
源装置1は、パルス幅変調(PWM)方式でフライバッ
ク方式のスイッチング電源装置であり、ターミナルp
1,p2間に与えられる交流電圧は、ヒューズ2と、フ
ィルタコンデンサc1,c2およびフィルタコイルlに
よって構成されるEMI対策用のフィルタ回路と、放電
抵抗r1とを経た後、ダイオードブリッジ3および平滑
コンデンサc3によって整流・平滑化される。こうして
得られた直流電圧は、変圧器nの1次巻線n1とFET
から成る主スイッチング素子qとの直流回路に与えら
れ、前記主スイッチング素子qが後述するように制御回
路4によって前記高周波でスイッチングされることで、
前記変圧器nの2次巻線n2に、主スイッチング素子q
のoff時に誘起電圧が発生する。前記誘起電圧は、ダ
イオードd1および平滑コンデンサc4によって整流・
平滑化され、ターミナルp3,p4から図示しない負荷
へ出力される。
【0004】前記放電抵抗r1は、たとえばACコンセ
ントを引抜いた時に、前記フィルタコンデンサc1,c
2の充電状態が維持されているとプラグから感電する虞
があるので、該フィルタコンデンサc1,c2の電荷を
速やかに放電し、事故を未然に防止するために設けられ
ている。
【0005】前記ターミナルp3,p4からの出力電圧
は、出力電圧検出回路5によって監視されており、その
検出結果をフォトカプラpcのフォトダイオードd2か
らフォトトランジスタtrへ送出し、1次側の前記制御
回路4にフィードバックする。制御回路4は、フィード
バックされた出力電圧の情報を基に、主スイッチング素
子qのデューティを制御し、こうして該スイッチング電
源装置1の出力電圧が安定化されている。
【0006】一方、制御回路4の電源として、コンデン
サc5が設けられている。前記コンデンサc5には、前
記ダイオードブリッジ3および平滑コンデンサc3で整
流・平滑化された直流電圧が起動抵抗r2,r3を介し
て与えられる。したがってターミナルp1,p2に交流
電源が接続されて該スイッチング電源装置1が起動する
と、コンデンサc5の充電電圧が徐々に上昇してゆき、
制御回路4の動作開始電圧に到達すると、該制御回路4
は動作を開始し、主スイッチング素子qに制御信号を送
出し、上述のようなスイッチング動作を開始する。
【0007】また、前記コンデンサc5は、前記変圧器
nの副巻線n3に誘起された電圧がダイオードd3を介
して与えられることでも充電される。したがって、前記
起動後は、このダイオードd3を介して供給される電流
を主電源として、制御回路4が動作を継続する。さらに
また、前記コンデンサc5には、制御回路4の低消費電
流モードにおいて、起動抵抗r2,r3による該コンデ
ンサc5の充電電圧が前記制御回路4の定格電圧を超え
ないように、並列に、保護用のツェナダイオードzdが
設けられている。
【0008】前記低消費電流モードは、電源立上げ時
に、コンデンサc5の充電電圧が低いために制御回路4
が誤動作しないようにその動作を停止しているモードで
あり、内蔵の低電圧誤動作防止回路が、電源投入から前
記コンデンサc5の充電電圧が所定の動作開始電圧に立
上がるまでの期間、動作を停止させることで実現され、
該動作停止期間は、殆ど電流を消費しなくなる。また、
スイッチング電源装置の定常動作中に、何らかの要因で
電源電圧が動作下限電圧以下に低下しても、前記低電圧
誤動作防止回路が働き、前記低消費電流モードとなる。
そして、前記動作開始電圧は、前記動作下限電圧より高
い値に設定され、安定動作が保証されている。
【0009】前記主スイッチング素子qには直列に電流
検出抵抗r4が接続されており、該主スイッチング素子
qを流れる電流が電圧に変換された後、抵抗r5および
コンデンサc6から成るノイズ除去用のローパスフィル
タを介して、前記制御回路4の過電流検知用の電流検出
端子aに電圧Vaとして入力される。前記電圧Vaのピ
ークが予め定める過電流検知レベルを超えると、制御回
路4は、主スイッチング素子qのスイッチング動作を停
止し、前記ターミナルp3,p4から定格以上の出力電
流が引出され、主スイッチング素子qが破壊してしまう
ことを防止する過電流保護動作を行う。このとき、制御
回路4は、低消費電流モードとなり、該制御回路4での
消費電流が大幅に減少する。
【0010】前記ローパスフィルタは、主スイッチング
素子qのターンonの瞬間に流れる急峻な電流によって
前記電圧Vaが予め定める過電流検知レベルを超えてし
まい、誤動作してしまうことを防止するために挿入され
ている。
【0011】また、前記コンデンサc6は、バイアス抵
抗r6,r7を介して前記平滑コンデンサc3からの直
流電圧によって充電されるとともに、主スイッチング素
子qのoff時には、前記抵抗r5および電流検出抵抗
r4によって放電される。したがって、バイアス抵抗r
6,r7は、前記コンデンサc6を、 Va=√2Vac×(r5+r4)/(r6+r7+r
5+r4) で充電し、前記制御回路4の電流検出端子aをバイアス
する。そして、主スイッチング素子qの電流による電流
検出抵抗r4の電圧上昇分が上式に重畳されて、前述の
ように制御回路4の電流検出端子aに与えられることに
なる。
【0012】したがって、出力短絡などで予め定める時
間以上主スイッチング素子qがonし続け、充電され続
けると、バイアス抵抗r6,r7による充電によって前
記電圧Vaが前記過電流検出レベルを超え、主スイッチ
ング素子qをoff駆動する短絡保護動作が行われる。
【0013】また、前記バイアス抵抗r6,r7が設け
られていない場合には、入力交流電圧が、たとえば10
0Vとして過電流検出レベルを設定すると、200Vに
なると、より大きなレベルでないと過電流保護動作が行
われなくなってしまう。したがって、前記バイアス抵抗
r6,r7を設け、入力交流電圧に応じてバイアス電圧
値を変化することで、過電流検出レベルを略一定にする
こともできる。
【0014】前記変圧器nの1次巻線n1には、並列
に、前記主スイッチング素子qのoff時に該1次巻線
n1に発生する逆起電力を吸収するために、ダイオード
d4およびコンデンサc7から成る直列回路が接続さ
れ、また前記コンデンサc7には並列に、該コンデンサ
c7に一旦蓄積された電荷を消費するための抵抗r8が
接続されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
るスイッチング電源装置1において、前記電流検出抵抗
r4等による過電流保護動作を実現するにあたって、タ
ーミナルp1,p2へ入力される交流電圧の差によっ
て、たとえば100Vが入力される場合に比べて、20
0Vが入力される場合には、主スイッチング素子qを流
れる電流は略半分になるので、100Vの場合の過電流
検出レベルでは、200Vの場合は保護機能が働かなく
なってしまう。このため、前記入力交流電圧の差による
影響を補正するために、前述のようにバイアス抵抗r
6,r7によって前記電流検出端子aをバイアスし、入
力交流電圧値に応じてバイアス量を変化させている。
【0016】しかしながら、これらのバイアス抵抗r
6,r7を始め、起動抵抗r2,r3が高電圧である前
記ダイオードブリッジ3および平滑コンデンサc3から
の直流電圧の出力端に接続されているので、これらの抵
抗r2,r3;r6,r7による消費電力が大きく、ス
イッチング電源装置の電力変換効率を劣化させてしまう
という問題がある。また、他の従来技術には、前記起動
抵抗r2,r3をACライン、すなわちターミナルp
1,p2に接続されたラインに接続しているものもある
けれども、高電圧部分に接続されている点では、大きな
差異はない。
【0017】本発明の目的は、起動回路の損失を低減す
ることができるスイッチング電源装置を提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源装置は、入力交流電圧を整流回路で整流した直流電圧
を主スイッチング素子でスイッチングし、制御手段が、
2次側からフィードバックされる出力電圧情報に応じて
前記スイッチングを制御することで、前記出力電圧を所
望とする値に安定化するようにしたスイッチング電源装
置において、前記整流回路の入力側に介在される複数の
直列抵抗と、前記直列抵抗の接続点から前記制御手段へ
起動用の電流を供給する起動抵抗とを含むことを特徴と
する。
【0019】上記の構成によれば、制御手段の電源とし
て、整流回路で整流した直流電圧を平滑化して用いる
と、制御手段へ与えられる電圧は、入力交流電圧のピー
ク値、すなわち実効値をVacとすると、√2Vacの
直流電圧となるのに対して、入力側に介在される複数の
直列抵抗の接続点から取出して平滑化した電圧を用いる
と、前記直列抵抗による概略入力交流電圧の実効値の分
圧値となり、分圧値をNとすると、制御手段へ与えられ
る電圧は、|(√2Vac×sinωt)/N|とな
り、たとえばN=2とすると、|(Vac×sinω
t)/√2|となる。
【0020】したがって、起動抵抗による損失を低減
し、該スイッチング電源装置の電力変換効率を向上する
ことができる。
【0021】また、本発明のスイッチング電源装置で
は、前記直列抵抗は、入力交流電圧のオフ時にフィルタ
コンデンサの電荷を放電するための放電抵抗であること
を特徴とする。
【0022】上記の構成によれば、直列抵抗として新た
な抵抗を設ける必要はなく、部品点数を削減することが
できる。また、後述するとおり、所望とする放電時定数
を得ることができる該放電抵抗の抵抗値が大きい場合に
は、起動抵抗を省略することもできる。
【0023】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、前記直列抵抗の接続点を前記整流回路であるダイ
オードブリッジの直流ローレベル側の端子に接続する抵
抗を備え、前記起動抵抗に代えて、制御回路の電源側か
ら前記抵抗を介する整流回路への逆流を防止するダイオ
ードが用いられることを特徴とする。
【0024】上記の構成によれば、直列抵抗の接続点ま
での抵抗値を等しく、かつ該直列抵抗抵抗の抵抗値を調
整することによって、前記接続点の電圧を低下させ、制
御回路の定格電圧以下に調整することができる。
【0025】したがって、起動抵抗を省略し、該起動抵
抗による損失を削減することができるとともに、制御回
路の電源電圧の過上昇を防止するためのツェナダイオー
ドを省略することもできる。また、フィルタコンデンサ
容量に拘わらず、起動抵抗を省略することができる。
【0026】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記ダイオードに直列に、電源立ち上げ時にオンし、定
常動作に入るとオフするスイッチ回路を設けることを特
徴とする。
【0027】上記の構成によれば、起動回路にスイッチ
回路を挿入して低損失化するにあたって、抵抗によって
直列抵抗の接続点がダイオードブリッジの直流ローレベ
ル側の端子に接続されて、その電圧が低電圧であるの
で、低耐圧のスイッチ回路を使用することができ、製造
コストを低減することができる。
【0028】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置では、前記スイッチ回路は、前記ダイオードに直列に
設けられるNPN型の第1のトランジスタと、前記トラ
ンジスタのコレクタ−ベース間に設けられるバイアス抵
抗と、前記トランジスタのベースとローレベルの電源ラ
インとの間に設けられるNPN型の第2のトランジスタ
と、変圧器の副巻線に発生した誘起電圧を整流・平滑化
して前記第2のトランジスタのベースに与える整流・平
滑化回路とを備えることを特徴とする。
【0029】上記の構成によれば、電源立ち上げ時に
は、整流・平滑化回路の出力電圧は低く、第2のトラン
ジスタはオフしており、第1のトランジスタはバイアス
抵抗から供給されるべース電流によってオンする。した
がって、ダイオードから制御手段の電源側へ電流が供給
され、制御手段が動作を開始する。これによって、変圧
器の副巻線に誘起電圧が発生すると、該電圧が整流・平
滑化されて第2のトランジスタに与えられ、該第2のト
ランジスタがオンして前記バイアス抵抗からの電流をバ
イパスし、第1のトランジスタがオフして制御手段の電
源側への電流供給が停止される。
【0030】こうして、前記スイッチ回路の動作を実現
することができる。
【0031】また、本発明のスイッチング電源装置で
は、前記スイッチ回路は、前記ダイオードに直列に設け
られるPNP型のトランジスタと、変圧器の副巻線に発
生した誘起電圧を整流・平滑化して前記トランジスタの
ベースに与える整流・平滑化回路とを備えることを特徴
とする。
【0032】上記の構成によれば、電源立ち上げ時に
は、整流・平滑化回路の出力電圧は低く、トランジスタ
はオンし、ダイオードから制御手段の電源側へ電流が供
給され、制御手段が動作を開始する。これによって、変
圧器の副巻線に誘起電圧が発生すると、該電圧が整流・
平滑化されてトランジスタに与えられ、該トランジスタ
がオフして制御手段の電源側への電流供給が停止され
る。
【0033】こうして、前記スイッチ回路の動作を実現
することができる。
【0034】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、前記直列抵抗の接続点を前記整流回路であるダイ
オードブリッジの直流ローレベル側の端子に接続するツ
ェナダイオードを備えることを特徴とする。
【0035】上記の構成によれば、直列抵抗の接続点ま
での抵抗値を等しく、かつ該直列抵抗の抵抗値を調整す
ることによって、前記接続点の電圧を低下させ、制御回
路の定格電圧以下に調整することができる。
【0036】したがって、起動抵抗を省略し、該起動抵
抗による損失を削減することができるとともに、制御回
路の電源電圧の過上昇を防止するためのツェナダイオー
ドを省略することもできる。
【0037】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記直列抵抗の接続点の電圧を、前記ダイオードととも
に整流・平滑化するコンデンサと、前記コンデンサの充
電電圧を前記制御手段の動作電源として供給する電流制
限抵抗と、前記コンデンサの充電電圧を前記制御手段へ
のバイアス電圧として供給するバイアス抵抗とを備える
ことを特徴とする。
【0038】上記の構成によれば、従来のスイッチング
電源装置ではダイオードブリッジの出力端子から供給さ
れて高くなっていたバイアス電圧を、コンデンサからの
低い充電電圧から供給する。したがって、バイアス抵抗
の損失をも低減することができる。
【0039】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、前記直列抵抗の接続点の電圧を、前記ダイオード
からコンデンサを介して前記制御手段の動作電源として
供給することを特徴とする。
【0040】上記の構成によれば、スイッチング電源装
置の立ち上げ時には前記コンデンサは放電しており、そ
の充電電流が起動電流となって制御手段の動作電源に供
給されるのに対して、制御手段が動作を開始し、定常動
作状態に入る頃には、前記コンデンサの充電が完了し、
前記起動電流が流れないことになる。
【0041】したがって、コンデンサに、起動電流をオ
ン/オフするスイッチ回路と同様の働きを行わせること
ができる。
【0042】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記ダイオードとコンデンサとの接続点の電圧を前記制
御手段へのバイアス電圧として供給するバイアス抵抗を
備えることを特徴とする。
【0043】上記の構成によれば、従来のスイッチング
電源装置ではダイオードブリッジの出力端子から供給さ
れて高くなっていたバイアス電圧を、コンデンサからの
低い充電電圧から供給する。したがって、バイアス抵抗
の損失をも低減することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態につい
て、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0045】図1は、本発明の実施の第1の形態のスイ
ッチング電源装置11の電気回路図である。このスイッ
チング電源装置11は、PWM方式でフライバック方式
のスイッチング電源装置であり、ターミナルP1,P2
間に与えられる交流電圧は、ヒューズ12と、フィルタ
コンデンサC1,C2およびフィルタコイルLによって
構成されるEMI対策用のフィルタ回路と、放電抵抗R
1とを経た後、ダイオードD11〜D14から成るダイ
オードブリッジ13および平滑コンデンサC3によって
整流・平滑化される。
【0046】こうして得られた直流電圧は、変圧器Nの
1次巻線N1とFETから成る主スイッチング素子Qと
の直流回路に与えられ、前記主スイッチング素子Qが後
述するように制御回路14によって高周波でスイッチン
グされることで、前記変圧器Nの2次巻線N2に、主ス
イッチング素子Qのoff時に誘起電圧が発生する。前
記誘起電圧は、ダイオードD1および平滑コンデンサC
4によって整流・平滑化され、ターミナルP3,P4か
ら図示しない負荷へ出力される。
【0047】前記放電抵抗R1は、たとえばACコンセ
ントを引抜いた時に、前記フィルタコンデンサC1,C
2の充電状態が維持されているとプラグから感電する虞
があるので、該フィルタコンデンサC1,C2の電荷を
速やかに放電し、事故を未然に防止するために設けられ
ている。
【0048】前記ターミナルP3,P4からの出力電圧
は、出力電圧検出回路15によって監視されており、そ
の検出結果をフォトカプラPCのフォトダイオードD2
からフォトトランジスタTR1へ送出し、1次側の前記
制御回路14にフィードバックする。制御回路14は、
フィードバックされた出力電圧の情報を基に、主スイッ
チング素子Qのデューティを制御し、こうして該スイッ
チング電源装置11の出力電圧が安定化されている。
【0049】一方、制御回路14の電源としてコンデン
サC5が設けられている。注目すべきは、本発明では、
前記放電抵抗R1は、前記ダイオードブリッジ13の入
力端子間、すなわち商用電源の電源ライン間に介在され
る2つの直列抵抗R11,R12に分割されており、前
記コンデンサC5には、該直列抵抗R11,R12の接
続点の電圧が、起動抵抗R2を介して与えられることで
ある。したがってターミナルP1,P2に交流電源が接
続され、該スイッチング電源装置11が起動すると、前
記コンデンサC5の充電電圧は徐々に上昇してゆき、制
御回路14の動作開始電圧に到達すると、該制御回路1
4は動作を開始し、主スイッチング素子Qに制御信号を
送出し、上述のようなスイッチング動作を開始する。
【0050】また、前記コンデンサC5は、前記変圧器
Nの副巻線N3に誘起された電圧がダイオードD3を介
して与えられることで充電される。したがって、前記起
動後は、このダイオードD3を介して供給される電流を
主電源として、制御回路14が動作を継続する。さらに
また、前記コンデンサC5には、制御回路14の低消費
電流モードにおいて、起動抵抗R2による該コンデンサ
C5の充電電圧が前記制御回路14の定格電圧を超えな
いように、並列に、保護用のツェナダイオードZD1が
設けられている。
【0051】前記主スイッチング素子Qには直列に電流
検出抵抗R4が接続されており、該主スイッチング素子
Qを流れる電流が電圧に変換された後、抵抗R5および
コンデンサC6から成るノイズ除去用のローパスフィル
タを介して前記制御回路14の電流検出端子aに電圧V
aとして入力される。前記電圧Vaのピークが予め定め
る過電流検出レベルを超えると、前記制御回路14は、
主スイッチング素子Qのスイッチング動作を停止するこ
とで、前記ターミナルP3,P4から定格以上の出力電
流が引出され、主スイッチング素子Qが破壊してしまう
ことを防止する過電流保護動作が行われる。このとき、
制御回路14は、低消費電流モードとなり該制御回路1
4での消費電流が大幅に減少する。
【0052】また、前記コンデンサC6は、バイアス抵
抗R6,R7を介して前記平滑コンデンサC3からの直
流電圧によって充電されるとともに、主スイッチング素
子Qのoff時には、前記抵抗R5および電流検出抵抗
R4によって放電される。このバイアス抵抗R6,R7
による制御回路14の電流検出端子aのバイアスのため
の構成は、前述のスイッチング電源装置1と同様であ
る。したがって、予め定める時間以上主スイッチング素
子Qがonし続け、充電され続けると前記電圧Vaが前
記過電流検出レベルを超え、主スイッチング素子Qをo
ff駆動する短絡保護動作が行われる。
【0053】前記変圧器Nの1次巻線N1には、並列
に、前記主スイッチング素子Qのoff時に該1次巻線
N1に発生する逆起電力を吸収するために、ダイオード
D4およびコンデンサC7から成る直列回路が接続さ
れ、また前記コンデンサC7には並列に、該コンデンサ
C7に一旦蓄積された電荷を消費するための抵抗R8が
接続されている。
【0054】上述のように構成されるスイッチング電源
装置11において、本発明では、前述のようにダイオー
ドブリッジ13の入力端子側に設けられる放電抵抗R1
を2つの直列抵抗R11,R12に分割形成し、その接
続点間の電圧を起動抵抗R2を介してコンデンサC5に
与えている。したがって、該スイッチング電源装置11
のターミナルP1,P2に交流電圧が与えられる該スイ
ッチング電源装置11の立ち上げ時において、入力交流
電圧の極性が、たとえばターミナルP1側が正で、ター
ミナルP2側が負となる場合、図2において参照符Is
で示すように、ターミナルP1−ヒューズ12−フィル
タコイルLの一方の巻線−直列抵抗R11−起動抵抗R
2−コンデンサC5−ダイオードブリッジ13内のダイ
オードD11−フィルタコイルLの他方の巻線−ターミ
ナルP2の順に電流が流れ、コンデンサC5を充電す
る。
【0055】また、図2において参照符Ihで示すよう
に、ターミナルP1−ヒューズ12−フィルタコイルL
の一方の巻線−直列抵抗R11−直列抵抗R12−フィ
ルタコイルLの他方の巻線−ターミナルP2の順にも電
流が流れる。この場合の等価回路を、図3(a)に示
す。なお、図2および図3では、ダイオードブリッジ1
3から平滑コンデンサC3へ流入する電流は省略してい
る。
【0056】これに対して、ターミナルP1側が負で、
ターミナルP2側が正となる場合、図3(b)において
参照符Isで示すように、ターミナルP2−フィルタコ
イルLの他方の巻線−直列抵抗R12−起動抵抗R2−
コンデンサC5−ダイオードブリッジ13内のダイオー
ドD12−フィルタコイルLの一方の巻線−ヒューズ1
2−ターミナルP1の順に電流が流れ、コンデンサC5
を充電する。また、参照符Ihで示すように、ターミナ
ルP2−フィルタコイルLの他方の巻線−直列抵抗R1
2−直列抵抗R11−フィルタコイルLの一方の巻線−
ヒューズ12−ターミナルP1の順にも電流が流れる。
【0057】このコンデンサC5の充電期間において、
制御回路14は低消費電流モードで動作しており、殆ど
電流を消費しない。したがって、充電電圧が上昇してゆ
き、制御回路14の動作開始電圧のレベルに到達する
と、該制御回路14は動作を開始し、前記主スイッチン
グ素子Qに制御信号を送出し、負荷への電力供給を開始
する。これと同時に、変圧器Nの副巻線N3に誘起電圧
が発生し、該誘起電圧がダイオードD3およびコンデン
サC5によって整流・平滑化され、以降は前述のように
該コンデンサC5の充電電圧を主電源として制御回路1
4が動作する。
【0058】しかしながら、この動作開始の後も、直列
抵抗R11またはR12から起動抵抗R2を介する前述
の経路で、コンデンサC5へ充電電流が供給され、該抵
抗R11,R12;R2にジュール損が発生するけれど
も、前述の図14で示す従来のスイッチング電源装置1
に比べて、その損失は少なくなる。
【0059】すなわち、前述のスイッチング電源装置1
では、起動抵抗r2,r3を介して供給される起動電流
によってコンデンサc5が制御回路4の動作開始電圧に
到達すると該制御回路4は動作を開始する。したがっ
て、これらの起動抵抗r2,r3の抵抗値を大きくする
と損失を少なくできるけれども、電源立上げに要する時
間が長くなり、この立上げ時間をあまり長くすると、操
作上、違和感が生じる。
【0060】一方、コンデンサc5には、制御回路4の
動作開始から、変圧器Nの副巻線N3に誘起される電流
が供給されるまでには多少の遅れ時間が発生するので、
その間、該コンデンサc5から放電する電流によって制
御回路4の動作を維持する必要があり、容量を小さくす
ると前記電源立上げに要する時間を短くすることができ
るけれども、制御回路4が動作を開始してしまうと、そ
の消費電流は前記起動抵抗r2,r3を介して供給され
る起動電流を超えてしまい、制御回路4の動作を維持で
きなくなってしまう。
【0061】このため、変圧器Nの副巻線N3から電流
が供給されるまでにコンデンサc5の充電電圧が制御回
路4の動作可能な下限電圧以下に低下しないように保証
する必要があり、前記起動抵抗r2,r3の抵抗値をあ
まり大きくすることはできない。
【0062】そこで、起動時にコンデンサc5,C5に
同じ電流を供給すると考えて、図14のスイッチング電
源装置1では、入力交流電圧の実効値をVacとする
と、√2Vac、すなわちピーク値の直流電圧から起動
電流を供給しているのに対して、このスイッチング電源
装置11では、直列抵抗R11,R12の抵抗値が相互
に等しいとして、Ih≫Isとし、ダイオードD11,
D12の順方向の電圧降下を無視すると、|(√2Va
c×sinωt)/2|=|(Vac×sinωt)/
√2|すなわち、概略、入力交流電圧の実効値Vacの
1/2の電圧から起動電流を供給することになる。した
がって、コンデンサc5への電流制限抵抗である図14
の起動抵抗r2,r3による損失よりも、コンデンサC
5への電流制限抵抗である抵抗R11,R12;R2に
よる損失を小さくすることができる。こうして、起動回
路の損失を低減することができる。
【0063】たとえば、上記のようにパルス幅変調方式
でフライバック方式のスイッチング電源装置において、
図14と図1とを比較して、Vac=100V、コンデ
ンサc5:C5の容量値を共に22μF、フィルタコン
デンサc1,c2:C1,C2の合成容量値を共に0.
57μF、抵抗r2,r3の直列抵抗値を200kΩ、
放電抵抗r1の抵抗値を560kΩ、直列抵抗R11,
R12の抵抗値をそれぞれ270kΩ、起動抵抗R2の
抵抗値を270kΩとした場合、無負荷時の入力電力
は、図14の従来のスイッチング電源装置1では85m
Wであるのに対して、図1の本発明のスイッチング電源
装置11では75mWまで削減することができる。
【0064】また、直列抵抗R11,R12として新た
な抵抗を設ける必要はなく、部品点数を削減することが
できる。
【0065】なお、放電抵抗R1を構成する直列抵抗R
11,R12の抵抗値は、先ずフィルタコンデンサC
1,C2との間の放電時定数によって該放電抵抗R1全
体の抵抗値が設定された後に、それを2分した値に設定
される。後述するとおり、所望とする放電時定数を得る
ことができる該放電抵抗R1の抵抗値が大きい場合に
は、起動抵抗R2を省略することもできる。
【0066】前記ターミナルP1,P2を電源から切離
した場合のコンデンサC1,C2の放電時定数は、 (C1+C2)×(R11+R12) となる。
【0067】本発明の実施の第2の形態について、図4
および図5に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0068】図4は、本発明の実施の第2の形態のスイ
ッチング電源装置21の電気回路図である。このスイッ
チング電源装置21は、前述のスイッチング電源装置1
1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付し
て、その説明を省略する。注目すべきは、このスイッチ
ング電源装置21では、直列抵抗R11,R12の接続
点が抵抗R13を介してダイオードブリッジ13の直流
ローレベル側の端子に接続されるとともに、これに対応
して前記起動抵抗R2に代えてダイオードD4が用いら
れることである。すなわち、直列抵抗R11,R12の
接続点を抵抗R13を介してダイオードブリッジ13の
直流ローレベル側の端子に接続すると、入力交流電圧の
電圧レベルの低い期間にコンデンサC5の充電電荷が該
抵抗R13を介して放電されて余分な損失が生じるの
で、前記起動抵抗R2に代えてダイオードD4が用いら
れる。該損失が少なく、容認できる場合は、ダイオード
D4を省略し、直列抵抗R11,R12の接続点とコン
デンサC5との間を直接に結んでもよい。
【0069】このように構成することによって、電源立
ち上げ時、すなわちコンデンサC5の充電電圧が低いと
きにはコンデンサC5の充電の経路は前述と同様になる
けれども、コンデンサC5の充電電圧が立ち上がると、
入力交流電圧の極性が、たとえばターミナルP1側が正
で、ターミナルP2側が負となる場合、図5(a)にお
いて参照符Isで示すように、ターミナルP1−ヒュー
ズ12−フィルタコイルLの一方の巻線−直列抵抗R1
1−ダイオードD4−コンデンサC5−ダイオードブリ
ッジ13内のダイオードD11−フィルタコイルLの他
方の巻線−ターミナルP2の順に電流が流れ、コンデン
サC5を充電する。
【0070】また、図5(a)において参照符Ih1で
示すように、ターミナルP1−ヒューズ12−フィルタ
コイルLの一方の巻線−直列抵抗R11−抵抗R13−
ダイオードブリッジ13内のダイオードD11−フィル
タコイルLの他方の巻線−ターミナルP2の順に電流が
流れるとともに、参照符Ih2で示すように、ターミナ
ルP1−ヒューズ12−フィルタコイルLの一方の巻線
−直列抵抗R11−直列抵抗R12−フィルタコイルL
の他方の巻線−ターミナルP2の順に電流が流れる。
【0071】これに対して、ターミナルP1側が負で、
ターミナルP2側が正となる場合、図5(b)において
参照符Isで示すように、ターミナルP2−フィルタコ
イルLの他方の巻線−直列抵抗R12−ダイオードD4
−コンデンサC5−ダイオードブリッジ13内のダイオ
ードD12−フィルタコイルLの一方の巻線−ヒューズ
12−ターミナルP1の順に電流が流れ、コンデンサC
5を充電する。また、参照符Ih1で示すように、ター
ミナルP2−フィルタコイルLの他方の巻線−直列抵抗
R12−抵抗R13−ダイオードブリッジ13内のダイ
オードD12−−フィルタコイルLの一方の巻線−ヒュ
ーズ12−ターミナルP1の順にも電流が流れるととも
に、参照符Ih2で示すように、ターミナルP2−フィ
ルタコイルLの他方の巻線−直列抵抗R12−直列抵抗
R11−フィルタコイルLの他方の巻線−ターミナルP
2の順にも電流が流れる。
【0072】ここで、入力交流電圧の実効値をVacと
し、前記のとおりIh≫Isとし、ダイオードD11,
D12の順方向の電圧降下を無視すると、前記直列抵抗
R11,R12の接続点の電圧は、
【0073】
【数1】
【0074】となる。R11=R12に設定すること
で、入力交流電圧の極性によって上記電圧が変動するこ
とはない。
【0075】したがって、直列抵抗R11,R12の抵
抗値を等しく、かつ該直列抵抗R11,R12に対して
抵抗R13の抵抗値を調整することによって、直列抵抗
R11,R12の接続点の電圧を、図1の構成からさら
に低下させ、制御回路14の定格電圧以下に調整するこ
とができる。これによって、電流制限抵抗である起動抵
抗R2を省略し、該起動抵抗R2による損失を削減する
のみならず、前述のコンデンサC5の充電電圧の過上昇
を防止するためのツェナダイオードZD1を省略するこ
ともできる。
【0076】たとえば、前記図1と同様に、Vac=1
00V、コンデンサC5の容量値を22μF、フィルタ
コンデンサC1,C2の合成容量値を0.57μF、直
列抵抗R11,R12の抵抗値をそれぞれ330kΩ、
起動抵抗R2の抵抗値を100kΩとした場合、無負荷
時の入力電力は、70mWまで削減することができる。
【0077】また、前述のスイッチング電源装置11で
は、フィルタコンデンサC1,C2との間で、後述する
とおり、所望とする放電時定数を得ることができる放電
抵抗R1の抵抗値が大きい場合に電流制限抵抗である起
動抵抗R2を省略することができたのに対して、このス
イッチング電源装置21では、放電抵抗R1の抵抗値が
小さい場合にも前記起動抵抗R2を省略することができ
る。
【0078】前記ターミナルP1,P2を電源から切離
した場合のコンデンサC1,C2の放電時定数は、
【0079】
【数2】
【0080】となる。R11=R12に設定すること
で、電源切離し時におけるコンデンサC1,C2の充電
極性によって、上記値が変動することはない。
【0081】本発明の実施の第3の形態について、図6
〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0082】図6は、本発明の実施の第3の形態のスイ
ッチング電源装置31の概略的構成を示す図である。こ
のスイッチング電源装置31は、前述のスイッチング電
源装置21に類似し、対応する部分には同一の参照符号
を付して、その説明を省略する。注目すべきは、このス
イッチング電源装置31では、直列抵抗R11,R12
の接続点をコンデンサC5に接続するダイオードD4に
直列に、スイッチ回路32を追加していることである。
このスイッチ回路32は、電源立ち上げ時にオンし、前
述の通り変圧器Nの副巻線N3からダイオードD3を介
して前記コンデンサC5に誘起電圧が供給される定常動
作に入るとオフし、起動回路による損失をさらに低減す
るものである。
【0083】このように起動回路にスイッチ回路を挿入
する考え方は従来にもあり、たとえば図14の起動抵抗
r2,r3に直列にスイッチ回路が挿入されることがあ
る。しかしながら、前述のように平滑コンデンサc3の
充電電圧が高圧であるので、高耐圧のスイッチ回路が必
要となっている。これに対して、本スイッチング電源装
置31では、前述のように、抵抗R13によって直列抵
抗R11,R12の接続点の電圧が低電圧であるので、
低耐圧のスイッチ回路を使用することができ、製造コス
トを低減することができる。
【0084】図7は、図6のスイッチ回路32の具体例
であるスイッチ回路32aを備えるスイッチング電源装
置31aの電気回路図である。前記ダイオードD4に直
列にNPN型のトランジスタTR2が接続され、このト
ランジスタTR2のコレクタ−ベース間にはバイアス抵
抗R14が設けられる。前記トランジスタTR2のベー
スとローレベルの電源ラインとの間には、NPN型のト
ランジスタTR3が設けられる。前記トランジスタTR
3のベースには、前記変圧器Nの副巻線N3に発生した
誘起電圧がダイオードD5およびコンデンサC5によっ
て平滑化された後、電流制限抵抗R15を介して与えら
れる。
【0085】したがって、電源立ち上げ時には、トラン
ジスタTR3はオフしており、トランジスタTR2はバ
イアス抵抗R14から供給されるべース電流によってオ
ンする。したがって、ダイオードD4からコンデンサC
5へ充電電流が供給され、制御回路14が動作を開始す
る。これによって、変圧器Nの副巻線N3に誘起電圧が
発生すると、該電圧がダイオードD5およびコンデンサ
C7によって平滑化され、その電圧によってトランジス
タTR3がオンして前記バイアス抵抗R14からの電流
をバイパスし、トランジスタTR2がオフしてダイオー
ドD4からのコンデンサC5への充電電流が停止され
る。
【0086】該スイッチング電源装置31aが定常動作
している限りは、コンデンサC7の充電状態が維持され
るので、トランジスタTR2のオフ状態が維持され、損
失を削減することができる。入力交流電圧がオフする
と、該スイッチング電源装置31aは動作を停止し、コ
ンデンサC7の充電電荷は電流制限抵抗R15からトラ
ンジスタTR3を介して消費され、トランジスタTR3
がオフとなり、次の交流電圧の再投入に備える。
【0087】図8は、図6のスイッチ回路32の具体例
であるスイッチ回路32bを備えるスイッチング電源装
置31bの電気回路図である。前記ダイオードD4に直
列にPNP型のトランジスタTR4が接続され、このト
ランジスタTR4のベースには、抵抗R16を介して、
前記変圧器Nの副巻線N3の誘起電圧で充電されるコン
デンサC8の充電電圧が与えられる。コンデンサC8に
は、前記ダイオードD3を介して副巻線N3の誘起電圧
が与えられ、このコンデンサC8から前記制御回路14
およびコンデンサC5への間には、逆流防止用のダイオ
ードD6が介在される。また、前記抵抗R13に代え
て、直列抵抗R11,R12の接続点を、ツェナダイオ
ードZD2によってダイオードブリッジ13の直流ロー
レベル側の端子に接続する。
【0088】したがって、電源立ち上げ時には、コンデ
ンサC8の充電電圧がローレベルであるので、トランジ
スタTR4はオンし、ダイオードD4からコンデンサC
5へ充電電流が供給され、制御回路14が動作を開始す
る。これによって、変圧器Nの副巻線N3に誘起電圧が
発生すると、該電圧によってコンデンサC8が充電さ
れ、ツェナダイオードZD2のツェナ電圧以上となると
トランジスタTR4はオフし、前記ダイオードD4から
のコンデンサC5への充電電流が停止され、制御回路1
4の動作電流はコンデンサC8からダイオードD6を介
して流れる電流によって供給され、定常動作に入る。入
力交流電圧がオフし、該スイッチング電源装置31bが
動作を停止すると、コンデンサC8はダイオードD6を
介して放電し、この放電完了によって、次の交流電圧の
再投入に備える。
【0089】このスイッチング電源装置31bの入力交
流電圧の各極性における等価回路を、図9(a)および
図9(b)にそれぞれ示す。電流経路は前記図9(a)
および図9(b)にと同様であり、抵抗R13がツェナ
ダイオードZD2に置代っている。
【0090】ここで、前記のとおりIh≫Isとし、ダ
イオードD11,D12の順方向の電圧降下を無視する
と、前記直列抵抗R11,R12の接続点の電圧波形
は、図10で示すようになる。図10において、VZは
ツェナダイオードZD2のツェナ電圧であり、fは入力
交流電圧の周波数である。
【0091】このスイッチング電源装置31bは、前述
のスイッチング電源装置31aに比べて、回路構成が簡
単化する反面、下記のような制約がある。すなわち、定
常動作状態において、トランジスタTR4のオフ状態を
持続するために、コンデンサC8の充電電圧を、直列抵
抗R11,R12の接続点の電圧より高めに設定する必
要がある。この設定管理を容易にするために、前記抵抗
13に代えてツェナダイオードZD2が使用される。勿
論、この管理が可能であるならば、抵抗のままでもよ
い。しかしながら、ツェナダイオードZD2を使用する
ことで、制御回路14が前述の低消費電流のモードにお
いてコンデンサC5の充電電圧が制御回路14の定格電
圧を超える危険性が少なくなる。
【0092】前記ツェナダイオードZD2の使用は、入
力交流電圧の変動幅の大きさに対して、制御回路14の
動作電圧と定格電圧との差が少ない場合に適している。
ちなみに、入力交流電圧は、たとえば全世界対応の装置
の場合に、90〜264Vである。また、前記制御回路
14の動作電圧の絶対最大定格は、たとえば28Vであ
り、この場合には前記ツェナダイオードZD2には、ツ
ェナ電圧VDが前記28V以下のものが使用される。
【0093】ここで、前記直列抵抗R11,R12の接
続点の電圧は、前記抵抗13やツェナダイオードZD2
を使用しても、制御回路14の動作開始電圧に比べて、
該スイッチング電源装置31bの立ち上げを保証するた
めに高い値に設定されることから、定常状態において、
制御回路14は動作開始電圧以上の電圧で動作すること
になる。また、該スイッチング電源装置31bの定常動
作状態において、コンデンサC8の充電電圧は直列抵抗
R11,R12の接続点の電圧レベルより高い電圧レベ
ルに設定される必要があり、制御回路14の消費電力
は、電源電圧Vcc、すなわちコンデンサC5の充電電
圧が高くなると増加する傾向があることから、コスト重
視で設計する楊合は該スイッチング電源装置31bを、
消費電力の低減を重視して設計する場合は前述のスイッ
チング電源装置31aを採用すればよい。
【0094】なお、本具体例において、直列抵抗R1
1,R12の接続点の電圧レベルが制御回路14の動作
開始電圧より充分高い場合は、コンデンサC8とダイオ
ードD6とを省略し、ダイオードD3のカソードとコン
デンサC5との間を直接結んでもよい。
【0095】本発明の実施の第4の形態について、図1
1に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0096】図11は、本発明の実施の第4の形態のス
イッチング電源装置41の電気回路図である。このスイ
ッチング電源装置41は、前述のスイッチング電源装置
21に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付し
て、その説明を省略する。注目すべきは、このスイッチ
ング電源装置41では、直列抵抗R11,R12の接続
点の電圧を、ダイオードD4およびコンデンサC9によ
って整流・平滑化し、電流制限抵抗R17を介して制御
回路14に動作電源を供給するとともに、前記バイアス
抵抗R6を介して、制御回路14の電流検出端子aにバ
イアス電圧Vaを供給することである。
【0097】これによって、バイアス電圧Vaは、従来
のスイッチング電源装置1では高い電圧源(コンデンサ
c3の充電電圧)から供給されていたのに対して、低い
電圧源(コンデンサC9の充電電圧)から供給されるの
で、前述までの損失の低減効果に加えて、バイアス抵抗
R6の損失をも低減することができる。
【0098】本発明の実施の第5の形態について、図1
2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0099】図12は、本発明の実施の第5の形態のス
イッチング電源装置51の電気回路図である。このスイ
ッチング電源装置51も、前述のスイッチング電源装置
21に類似している。注目すべきは、このスイッチング
電源装置51では、直列抵抗R11,R12の接続点の
電圧は、ダイオードD4およびコンデンサC10を介し
てコンデンサC5に与えられることである。
【0100】これによって、該スイッチング電源装置5
1の立ち上げ時に、制御回路14の起動電流は前記ダイ
オードD4およびコンデンサC10を介して供給され、
該電流によってコンデンサC5の充電電圧が上昇し、該
充電電圧が制御回路14の動作開始電圧に到達すると、
該スイッチング電源装置51は前述のとおり定常動作状
態に入る。この立ち上げ終了後も、極短時聞であるが、
コンデンサC10を介して起動電流が供給され、該コン
デンサC10の充電が完了すると停止する。
【0101】該スイッチング電源装置51の入力交流電
圧がオフし、該スイッチング電源装置51が動作を停止
すると、コンデンサC10は素子内部の自然放電によっ
て充電電圧が低下し、次回の立ち上げ動作に傭えること
になる。しかしながら、前記自然放電によるリセット動
作が長すぎ、入力交流電圧のオフ直後に交流電圧を再投
入しても立ち上がらない場合は、参照符R18で示すよ
うにコンデンサC10と並列に、高い抵抗値の放電用抵
抗を追加してもよい。
【0102】また、本実施の第5の形態において、ダイ
オードD4を省略し、直列抵抗R11,R12の接続点
とコンデンサC10との間を直接結んでもよい。このよ
うに構成すると、入力交流電圧の電圧レベルが低い期間
において、コンデンサC5の充電電圧が抵抗R13を介
して放電し、余分な損失が発生するけれども、入力交流
電圧がオフし、該スイッチング電源装置51が動作を停
止する際に、コンデンサC5の充電電圧が抵抗R13を
介して放電し、次回の立ち上げ動作に備えることができ
る。
【0103】このように構成することによって、コンデ
ンサC10は前述のスイッチ回路32と同様の働きを行
い、定常動作状態においてダイオードD4を介する電流
を停止させるので、放電抵抗R1による損失を低減し、
図2のスイッチング電源装置21と比べて、一層損失を
低減することができる。換言すると、コンデンサC10
を追加するだけの簡単な構成によって、スイッチ回路3
2と同様の働きを行わせることができる。
【0104】本発明の実施の第6の形態について、図1
3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0105】図13は、本発明の実施の第6の形態のス
イッチング電源装置61の電気回路図である。このスイ
ッチング電源装置61は、前述のスイッチング電源装置
41,51に類似している。注目すべきは、このスイッ
チング電源装置61では、スイッチング電源装置51と
同様に、直列抵抗R11,R12の接続点の電圧を、ダ
イオードD4およびコンデンサC10を介してコンデン
サC5に与え、制御回路14の電源電圧とするととも
に、ダイオードD4とコンデンサC10との接続点から
前記バイアス抵抗R6を介して制御回路14の電流検出
端子aに、バイアス電圧Vaとして与えることである。
入力交流電圧がオフすると、コンデンサC10の充電電
荷は抵抗R6,R5,R4を介して放電し、次回の立ち
上げに備える。
【0106】このように構成することによって、前述の
とおり、ダイオードD4とコンデンサC10との接続点
の電圧は、定常動作状態において入力交流電圧の電圧値
に比例し、平滑コンデンサC3の充電電圧より低い値と
なるので、バイアス抵抗R6の損失を、スイッチング電
源装置51に比べて少なくすることができる。
【0107】スイッチング電源装置には、待機時の省エ
ネルギ化のために、軽負荷動作時に、スイッチング周波
数を下げたり、間欠発振(バースト発振)させたりする
手法が用いられているけれども、本発明をこれらの技術
と併用して採用することによって、さらに進んだ省エネ
ルギ化を実現することができる。
【0108】なお、本発明と類似の技術として、特開平
2000−350445号公報が挙げられるけれども、
この先行技術は、制御回路用の動作電源を必要としない
RCC(リンギング・チョーク・コンバータ)方式のス
イッチング電源装置の起動特性の改善に関するものであ
り、これに対して本発明は、制御回路の起動回路の損失
を低減するものである。
【0109】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置は、以上
のように、入力交流電圧を整流回路で整流した直流電圧
を主スイッチング素子でスイッチングし、制御手段が、
2次側からフィードバックされる出力電圧情報に応じて
前記スイッチングを制御することで、前記出力電圧を所
望とする値に安定化するようにしたスイッチング電源装
置において、制御手段の電源として、整流回路で整流し
た直流電圧を平滑化して用いるのではなく、前記整流回
路への入力交流電圧を複数の直列抵抗で分圧し、起動抵
抗を介して供給する。
【0110】それゆえ、起動抵抗による損失を低減し、
該スイッチング電源装置の電力変換効率を向上すること
ができる。
【0111】また、本発明のスイッチング電源装置、以
上のように、前記直列抵抗を、入力交流電圧のオフ時に
フィルタコンデンサの電荷を放電するための放電抵抗で
共用する。
【0112】それゆえ、直列抵抗として新たな抵抗を設
ける必要はなく、部品点数を削減することができる。ま
た、所望とするフィルタ特性を得ることができる該放電
抵抗の抵抗値が大きい場合には、起動抵抗を省略するこ
ともできる。
【0113】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、以上のように、前記直列抵抗の接続点を前記整流
回路であるダイオードブリッジの直流ローレベル側の端
子に抵抗を介して接続し、前記起動抵抗に代えて、制御
回路の電源側から該抵抗を介する整流回路への逆流を防
止するダイオードを設ける。
【0114】それゆえ、直列抵抗の接続点までの抵抗値
を等しく、かつ該直列抵抗抵抗の抵抗値を調整すること
によって、前記接続点の電圧を低下させ、制御回路の定
格電圧以下に調整することがで、起動抵抗を省略し、該
起動抵抗による損失を削減することができるとともに、
制御回路の電源電圧の過上昇を防止するためのツェナダ
イオードを省略することもできる。また、フィルタコン
デンサ容量に拘わらず、起動抵抗を省略することができ
る。
【0115】また、本発明のスイッチング電源装置は、
以上のように、前記ダイオードに直列に、電源立ち上げ
時にオンし、定常動作に入るとオフするスイッチ回路を
設ける。
【0116】それゆえ、このように起動回路にスイッチ
回路を挿入して低損失化するにあたって、前記の抵抗に
よって直列抵抗の接続点がダイオードブリッジの直流ロ
ーレベル側の端子に接続され、その電圧が低電圧である
ので、低耐圧のスイッチ回路を使用することができ、製
造コストを低減することができる。
【0117】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、以上のように、前記スイッチ回路を、前記ダイオ
ードに直列に設けられるNPN型の第1のトランジスタ
と、前記トランジスタのコレクタ−ベース間に設けられ
るバイアス抵抗と、前記トランジスタのベースとローレ
ベルの電源ラインとの間に設けられるNPN型の第2の
トランジスタと、変圧器の副巻線に発生した誘起電圧を
整流・平滑化して前記第2のトランジスタのベースに与
える整流・平滑化回路とを備えて構成する。
【0118】それゆえ、前記スイッチ回路を具体的に実
現することができる。
【0119】また、本発明のスイッチング電源装置は、
以上のように、前記スイッチ回路を、前記ダイオードに
直列に設けられるPNP型のトランジスタと、変圧器の
副巻線に発生した誘起電圧を整流・平滑化して前記トラ
ンジスタのベースに与える整流・平滑化回路とを備えて
構成する。
【0120】それゆえ、前記スイッチ回路を具体的に実
現することができる。
【0121】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、以上のように、前記直列抵抗の接続点をツェナダ
イオードを介して前記整流回路であるダイオードブリッ
ジの直流ローレベル側の端子に接続する。
【0122】それゆえ、直列抵抗の接続点までの抵抗値
を等しく、かつ該直列抵抗の抵抗値を調整することによ
って、前記接続点の電圧を低下させ、制御回路の定格電
圧以下に調整することができ、起動抵抗を省略し、該起
動抵抗による損失を削減することができるとともに、制
御回路の電源電圧の過上昇を防止するためのツェナダイ
オードを省略することもできる。
【0123】また、本発明のスイッチング電源装置は、
以上のように、前記直列抵抗の接続点の電圧をダイオー
ドおよびコンデンサによって整流・平滑化し、電流制限
抵抗を介して制御手段の動作電源として供給するととも
に、バイアス抵抗を介して制御手段へのバイアス電圧と
して供給する。
【0124】それゆえ、従来のスイッチング電源装置で
はダイオードブリッジの出力端子から供給されて高くな
っていたバイアス電圧を、コンデンサからの低い充電電
圧から供給することができ、バイアス抵抗の損失をも低
減することができる。
【0125】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置は、以上のように、前記直列抵抗の接続点の電圧を、
前記ダイオードからコンデンサを介して前記制御手段の
動作電源として供給する。
【0126】それゆえ、立ち上げ時にはコンデンサの充
電電流が起動電流となって制御手段の動作電源に供給さ
れるのに対して、制御手段が動作を開始し、定常動作状
態に入る頃には、該コンデンサの充電が完了し、前記起
動電流が流れなくなるので、該コンデンサに、起動電流
をオン/オフするスイッチ回路と同様の働きを行わせる
ことができる。
【0127】また、本発明のスイッチング電源装置は、
以上のように、前記ダイオードとコンデンサとの接続点
の電圧を、バイアス抵抗を介して前記制御手段へのバイ
アス電圧として供給する。
【0128】それゆえ、従来のスイッチング電源装置で
はダイオードブリッジの出力端子から供給されて高くな
っていたバイアス電圧を、コンデンサからの低い充電電
圧から供給することができ、バイアス抵抗の損失をも低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態のスイッチング電源
装置の電気回路図である。
【図2】前記図1で示すスイッチング電源装置の動作を
説明するための電流経路図である。
【図3】図2の等価回路図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態のスイッチング電源
装置の電気回路図である。
【図5】前記図4で示すスイッチング電源装置の動作を
説明するための電流経路の等価回路図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態のスイッチング電源
装置の概略的構成を示す図である。
【図7】図6で示すスイッチング電源装置におけるスイ
ッチ回路の具体的な一例を説明するための電気回路図で
ある。
【図8】図6で示すスイッチング電源装置におけるスイ
ッチ回路の具体的な他の例を説明するための電気回路図
である。
【図9】前記図8で示すスイッチング電源装置の動作を
説明するための電流経路の等価回路図である。
【図10】前記図8で示すスイッチング電源装置の動作
を説明するための波形図である。
【図11】本発明の実施の第4の形態のスイッチング電
源装置の電気回路図である。
【図12】本発明の実施の第5の形態のスイッチング電
源装置の電気回路図である。
【図13】本発明の実施の第6の形態のスイッチング電
源装置の電気回路図である。
【図14】典型的な従来技術のスイッチング電源装置の
電気回路図である。
【符号の説明】
11.21,31,31a,31b,41,51,61 スイッチング電源装置 12 ヒューズ 13 ダイオードブリッジ 14 制御回路 15 出力電圧検出回路 32 スイッチ回路 C1,C2 フィルタコンデンサ C3,C4 平滑コンデンサ C5〜C10 コンデンサ D1,D3〜D6 ダイオード D2 フォトダイオード D11〜D14 ダイオード L フィルタコイル N 変圧器 P1〜P4 ターミナル PC フォトカプラ Q 主スイッチング素子 R1 放電抵抗 R2 起動抵抗 R4 電流検出抵抗 R5,R8 抵抗 R6,R7,R14 バイアス抵抗 R11,R12 直列抵抗 R13,R16 抵抗 R15,R17 電流制限抵抗 R18 放電用抵抗 TR1 フォトトランジスタ TR2〜TR4 トランジスタ ZD1,ZD2 ツェナダイオード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力交流電圧を整流回路で整流した直流電
    圧を主スイッチング素子でスイッチングし、制御手段
    が、2次側からフィードバックされる出力電圧情報に応
    じて前記スイッチングを制御することで、前記出力電圧
    を所望とする値に安定化するようにしたスイッチング電
    源装置において、 前記整流回路の入力側に介在される複数の直列抵抗と、 前記直列抵抗の接続点から前記制御手段へ起動用の電流
    を供給する起動抵抗とを含むことを特徴とするスイッチ
    ング電源装置。
  2. 【請求項2】前記直列抵抗は、入力交流電圧のオフ時に
    フィルタコンデンサの電荷を放電するための放電抵抗で
    あることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源
    装置。
  3. 【請求項3】前記直列抵抗の接続点を前記整流回路であ
    るダイオードブリッジの直流ローレベル側の端子に接続
    する抵抗を備え、 前記起動抵抗に代えて、制御回路の電源側から前記抵抗
    を介する整流回路への逆流を防止するダイオードが用い
    られることを特徴とする請求項1または2記載のスイッ
    チング電源装置。
  4. 【請求項4】前記ダイオードに直列に、電源立ち上げ時
    にオンし、定常動作に入るとオフするスイッチ回路を設
    けることを特徴とする請求項3記載のスイッチング電源
    装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチ回路は、 前記ダイオードに直列に設けられるNPN型の第1のト
    ランジスタと、 前記トランジスタのコレクタ−ベース間に設けられるバ
    イアス抵抗と、 前記トランジスタのベースとローレベルの電源ラインと
    の間に設けられるNPN型の第2のトランジスタと、 変圧器の副巻線に発生した誘起電圧を整流・平滑化して
    前記第2のトランジスタのベースに与える整流・平滑化
    回路とを備えることを特徴とする請求項4記載のスイッ
    チング電源装置。
  6. 【請求項6】前記スイッチ回路は、 前記ダイオードに直列に設けられるPNP型のトランジ
    スタと、 変圧器の副巻線に発生した誘起電圧を整流・平滑化して
    前記トランジスタのベースに与える整流・平滑化回路と
    を備えることを特徴とする請求項4記載のスイッチング
    電源装置。
  7. 【請求項7】前記直列抵抗の接続点を前記整流回路であ
    るダイオードブリッジの直流ローレベル側の端子に接続
    するツェナダイオードを備えることを特徴とする請求項
    1または2記載のスイッチング電源装置。
  8. 【請求項8】前記直列抵抗の接続点の電圧を、前記ダイ
    オードとともに整流・平滑化するコンデンサと、 前記コンデンサの充電電圧を前記制御手段の動作電源と
    して供給する電流制限抵抗と、 前記コンデンサの充電電圧を前記制御手段へのバイアス
    電圧として供給するバイアス抵抗とを備えることを特徴
    とする請求項3記載のスイッチング電源装置。
  9. 【請求項9】前記直列抵抗の接続点の電圧を、前記ダイ
    オードからコンデンサを介して前記制御手段の動作電源
    として供給することを特徴とする請求項3記載のスイッ
    チング電源装置。
  10. 【請求項10】前記ダイオードとコンデンサとの接続点
    の電圧を前記制御手段へのバイアス電圧として供給する
    バイアス抵抗を備えることを特徴とする請求項9記載の
    スイッチング電源装置。
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