JP2004222472A - スイッチング電源制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止状態やスタンバイ状態でのリーク電流をなくして、小さな充電電流によってスイッチング電源回路の起動を可能としたスイッチング電源制御回路を提供する。
【解決手段】スイッチング電源制御回路10は、スイッチング素子N3のスイッチング動作に基づいてトランスTの1次巻線T1に流れる電流をスイッチング制御して、所定の電圧を出力するものであり、低電圧誤動作防止回路104の出力である誤動作防止信号uvlo若しくは反転信号uvlo_bによってオンオフされるスイッチ回路として、抵抗R1,R2からなる過電圧検出回路と接地電位(GND)との間にNチャネルMOSFETN1を、また抵抗R3,R4からなるフィードバック電圧検出回路と補助電源端子VDDとの間にPチャネルMOSFETP1を、それぞれ挿入している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スイッチング素子のスイッチング動作に基づいて所定の電圧を出力するスイッチング電源制御回路に関し、特に、IC内部あるいは外部に電流源を設けてその電流流出端子にコンデンサを接続し、その一端を接地電位に接続して電流源によって充電する場合、コンデンサの充電電圧に応じてスイッチング動作を制御するようにしたスイッチング電源制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、一般的なスイッチング電源装置の回路構成を示すブロック図であり、図9は、スイッチング電源装置の一次回路側に設けた従来のスイッチング電源制御回路を示すブロック図である。
【0003】
図8において、スイッチング電源装置の入力端子(input)には交流電源ACVを印加している。この交流電源ACVの交流出力は、ダイオードブリッジD1で整流され、スイッチング電源制御回路100(以下、単に制御回路100という。)の主電源端子VCCに供給される。この制御回路100は集積回路(IC)装置として構成され、その外部端子として主電源端子VCCのほかに、フィードバック端子FB、接地端子GND、補助電源端子VDD、及びドライブ端子DRを備えている。また、この制御回路100の主電源端子VCCは平滑用のコンデンサC1の一端と接続され、平滑用のコンデンサC1の一端はさらにトランスTの1次巻線T1の一端と接続される。
【0004】
制御回路100のフィードバック端子FBには、フォトカプラを構成するフォトトランジスタPTとコンデンサC4との並列回路が接続されている。また、接地端子GNDはコンデンサC1、フォトトランジスタPT、コンデンサC4の他端などとともに接地されている。
【0005】
トランスTは、その3次巻線T3を整流用のダイオードD3と平滑用のコンデンサC3を介して制御回路100の補助電源端子VDDに接続している。スイッチング動作中には、この補助電源端子VDDに接続されている制御回路100中の回路ブロックに対して、それらの動作に必要な電力を、この3次巻線T3からの直流電圧として供給するように構成している。また、ドライブ端子DRは、トランスTの1次巻線T1の他端に接続される。
【0006】
トランスTの2次巻線T2には、ダイオードD2とコンデンサC2からなる整流回路が接続され、さらにコンデンサC2の端子間電圧である直流出力を、出力端子(output)から負荷11に出力するように構成している。この出力端子には、抵抗R10〜R13、コデンサC5,C6、シャントレギュレータZD2によって構成された出力電圧検出回路を接続するとともに、フォトカプラを構成する発光ダイオードLEDを抵抗R10に対して並列に接続している。なお、トランスTの1次巻線T1には、ここで発生する交流電圧成分を吸収するために、抵抗R14とダイオードD4の直列回路が接続され、このうち抵抗R14には、コンデンサC7が並列に接続されている。トランスTの1次巻線T1の他端は、図9に示す制御回路100のドライブ端子DRを介して、後述するようにスイッチング制御されるスイッチングトランジスタ(NチャネルMOSFETN3)のドレイン端子と接続されている。
【0007】
つぎに、集積回路(IC)装置として構成した上述の制御回路100の具体的構成について説明する。
一般に、図9に示すスイッチング電源装置における制御回路100は、低電圧誤動作防止(UVLO:Under Voltage Lock Out)回路を構成するヒステリシスコンパレータ104を備えている。この低電圧誤動作防止回路は、所定の基準電圧E3に対する補助電源端子VDDの端子電圧の大小によって、誤動作防止信号uvloとその反転信号uvlo_bを出力して、バイアス回路106のバイアス電流の導通/遮断を制御したり、制御回路100内に設けた発振回路107等での発振動作/停止を行う(例えば、以下に記載した特許文献1を参照)。
【0008】
ここで、バイアス回路101、基準電圧回路102、定電流回路103、ヒステリシスコンパレータ104、ラッチ回路105は、いずれも例えば抵抗やゲート接地されたP型FETなどのインピーダンス素子からなる起動素子(電圧供給素子)120を介して主電源端子VCCに接続されている。定電流回路103と補助電源端子VDDの接続点に接続された第2のバイアス回路106、発振回路107、PWMコンパレータ108、駆動回路109、過電圧検出回路111、及びICの外付け素子として補助電源端子VDDに接続された平滑用のコンデンサC3には、いずれも定電流回路103から定電流が供給されている。
【0009】
図10は、低電圧誤動作防止回路の一例を示す回路ブロック図である。この低電圧誤動作防止回路は、コンパレータ130の反転入力(−入力端子)が抵抗R7を介して補助電源端子VDDに接続され、正転入力(+入力端子)がツェナーダイオードZD3,ZD4を介して接地されている。ツェナーダイオードZD3、ZD4の降伏電圧をそれぞれVZ3、VZ4とすれば、Vthon=VZ3+VZ4、Vthoff=VZ4となる。
【0010】
すなわち、この低電圧誤動作防止回路は、補助電源端子VDDへの信号電圧が所定のスレッシュホールド電圧VthonとVthoffという、2つの基準電圧値をとるヒステリシスコンパレータを構成している。この誤動作防止信号uvloは、uvlo=L(ローレベル、以降、単に「L」と略称することがある。)のときにNチャネルMOSFETN10がオンして、ヒステリシスコンパレータ104のスレッシュホールド電圧Vthoffの基準電圧が+入力端子に入力され、この誤動作防止信号uvloがハイレベル(以降、「H」と略称することがある。)のときにはNチャネルMOSFETN10がオフして、基準電圧がVthonに選択される。
【0011】
したがって、補助電源端子VDDの電圧が、スイッチング電源のスイッチング動作を開始するスレッシュホールド電圧Vthonに達すると、ヒステリシスコンパレータ104の誤動作防止信号uvloはハイレベルからローレベルに変わり、インバータ140からの反転信号uvlo_bはローレベルからハイレベルに変わる。また、補助電源端子VDDの電圧がスイッチング動作を停止するスレッシュホールド電圧Vthoff以下になると、誤動作防止信号uvloはローレベルからハイレベルに、及び反転信号uvlo_bはハイレベルからローレベルに変わる。
【0012】
さて、図8及び図9に戻って、入力端子に接続された交流電源ACVが投入されると、起動時には、起動素子120を介して制御回路100内にある定電流回路103から補助電源端子VDDに充電電流が流れて、補助電源端子VDDに接続されたコンデンサC3を充電しはじめる。これによって、補助電源端子VDDの端子電圧が上昇して、所定のスレッシュホールド電圧Vthonに達すると、制御回路100内の発振回路107が所定の周波数で発振をはじめ、駆動回路109によってNチャネルMOSFET(スイッチングトランジスタ)N3のゲート端子に駆動信号が供給され、スイッチング動作を開始する。このスイッチング動作により、トランスTの2次巻線T2に電圧が発生し、その電圧をダイオードD2及び平滑用コンデンサC2で整流、平滑して、出力端子に接続されている負荷11に直流電圧を出力する。
【0013】
出力端子で検出される出力電圧は、フォトカプラを構成する発光ダイオードLEDからフォトトランジスタPTを介して、制御回路100のフィードバック端子FBにフィードバックされる。この点については、例えば、以下に記載した特許文献2に記載がある。このフィードバック端子FBにフィードバックされた電圧信号に応じてPWMコンパレータ108が動作して、制御回路100内でNチャネルMOSFETN3のオンオフの時比率を制御することによって、負荷11に対して供給する出力電圧を一定に保つことができる。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−352749号公報(図5)
【特許文献2】
特開2000−232778号公報(図4)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の制御回路100では、電源投入後からスイッチング動作の開始までの間、コンデンサC3を充電するための充電電流として定電流回路103から流出する。しかし、この充電電流はコンデンサC3に流れ込むだけでなく、同じ補助電源端子VDDに接続された制御回路100内の抵抗や回路を介して大地(GND)にリークしていた。
【0016】
図9に示す制御回路100において、電流リークの具体的な経路は、ひとつには補助電源端子VDDと接続された抵抗R3、R4を介して、フィードバック端子FBに接続されたフォトトランジスタPTに暗電流として流れるものである。また、補助電源端子VDDと接続された過電圧検出抵抗R1、R2を介して大地(GND)へ流れる経路もある。さらには、PWMコンパレータ108、駆動回路109、過電圧検出回路111など、補助電源端子VDDを電圧源とする回路ブロックにおいても、抵抗成分などを介して大地(GND)にリークする経路がある。
【0017】
このようなリーク電流は、制御回路100中の低電圧誤動作防止回路の電圧検出状態、すなわちコンデンサC3の充電電圧にかかわらず流れており、補助電源端子VDDの端子電圧がスイッチング動作を開始するスレッシュホールド電圧Vthon未満でスイッチング動作が開始していない、スイッチング電源がスタンバイの状態にあるとき、単なるリーク電流として無駄に流れていた。また、ラッチ回路105などによってスイッチング電源が停止した状態のときに消費されるリーク電流も無駄になるという問題があった。
【0018】
さらに、通常の充電電流は定電流回路103から流出するため、充電電流がコンデンサC3に流れる経路の他に前述したGNDに対し、特に抵抗成分のようなリーク経路が存在すると、コンデンサC3の充電電庄が高くなるにしたがってリーク経路に分流する電流が増加する。したがって、分流するリーク電流が増加した分だけコンデンサC3を充電するための電流が減少し、定電流回路103からの充電電流値やリークする電流の大きさによっては、起動開始電圧までコンデンサC3を充電することができないという問題もあった。
【0019】
この発明の目的は、停止状態やスタンバイ状態でのリーク電流をなくして、小さな充電電流によってスイッチング電源回路の起動を可能としたスイッチング電源制御回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明では、上記目的を達成するために、スイッチング素子のスイッチング動作に基づいてトランスの1次側巻線に流れる電流をスイッチング制御して、所定の電圧を出力するスイッチング電源制御回路が提供される。このスイッチング電源制御回路は、集積回路(IC)内部あるいは外部に設けた電流源と、一端を接地電位とし、他端を前記電流源に接続することにより充電されるコンデンサと、前記コンデンサの充電電位を検出して低電圧時の誤動作を防止する低電圧誤動作防止回路と、前記電流源と前記コンデンサとの接続点に一端が接続され、前記低電圧誤動作防止回路の出力信号に応じてオンオフするスイッチ回路と、前記スイッチ回路を介して前記コンデンサとの接続点に接続されるインピーダンス回路と、から構成される。
【0021】
この発明によれば、集積回路(IC)内部あるいは外部に設けた電流源によりコンデンサを充電するときに充電電流が流れる配線経路のうち、補助電源端子に接続されたコンデンサ以外の素子や回路等に対して、スイッチング動作が開始する前の停止状態、あるいはスタンバイ状態において、前記コンデンサの充電電圧が所定電圧に達するまでの期間だけ切断しておくことができる。
【0022】
この場合に、補助電源端子から素子や回路を切断するための手段には、低電圧誤動作防止回路の出力信号によって制御可能なMOSFET、トランスファゲート等のスイッチ回路を用いることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態であるスイッチング電源制御回路の構成を示す図である。このスイッチング電源制御回路(以下、単に制御回路という。)10の基本的な回路構成は、図9に示した従来回路と同じであって、対応する回路部分には同一の符号を付けている。
【0024】
図1において、制御回路10の主電源端子VCCには、トランスTの1次巻線T1の一端が接続されるとともに、交流電源ACVからダイオードブリッジD1及び平滑用コンデンサC1で整流した直流電力が供給されている。この制御回路10のバイアス回路101は各回路にバイアス電圧を出力するもの、基準電圧回路102は各比較回路に複数の基準電圧を出力するもの、定電流回路103は補助電源端子VDDに接続されたコンデンサC3への充電電流を出力するものである。
【0025】
また、低電圧誤動作防止回路を構成するヒステリシスコンパレータ104は、+入力端子に基準電圧値を出力する電源E3が接続され、−入力端子は抵抗R7を介して補助電源端子VDDに接続され、誤動作防止信号uvloを出力するもの、インバータ140は誤動作防止信号uvloを反転した反転信号uvlo_bを出力するもの、ラッチ回路105は過電圧防止(OVP)信号を受けてスイッチング動作を安全サイドで停止させるものである。これらの回路101〜105はいずれも抵抗、ゲート接地されたP型FET、あるいはN型JFETなどのインピーダンス素子からなる起動素子120を介して主電源端子VCCと接続されている。ここで、ヒステリシスコンパレータ104の誤動作防止信号uvlo、及びその反転信号uvlo_bは、図9に示す従来回路の低電圧誤動作防止回路の出力と同じである。
【0026】
また、制御回路10の第2のバイアス回路106は誤動作防止信号uvloがLのときに各回路にバイアス電流を供給するもの、発振回路107は誤動作防止信号uvloがLのときに発振動作を開始して、所定周波数の三角波信号(鋸波信号であってもよい。)を出力するもの、PWMコンパレータ108はその+入力端子に発振回路107からの三角波信号が入力し、−入力端子にフィードバック電圧検出用の抵抗R3,R4の接続点の電圧信号が入力するものであり、別の−入力端子には基準電圧値を出力する電源E2が接続されている。駆動回路109はPWMコンパレータ108の出力を受けてスイッチングトランジスタN3のゲート端子に駆動信号を供給するもの、過電圧検出回路111はその+入力端子に過電圧検出用の抵抗R1,R2の接続点の電圧信号が入力し、−入力端子に電源E1からの基準電圧値が入力するものであって、補助電源端子VDDの過電圧信号をラッチ回路105に出力している。
【0027】
ここで、制御回路10の構成は基本的には図9の制御回路100と対応するものであるが、低電圧誤動作防止回路の出力である誤動作防止信号uvlo(若しくはその反転信号uvlo_b)によってオンオフされるスイッチ回路として、抵抗R1,R2からなる過電圧検出回路と接地電位(GND)との間にNチャネルMOSFETN1を、また抵抗R3,R4からなるフィードバック電圧検出回路と補助電源端子VDDとの間にPチャネルMOSFETP1を、それぞれ挿入した点で従来の構成と異なる。
【0028】
したがって、これらのスイッチ回路は、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時において、過電圧検出回路やフィードバック電圧検出回路を補助電源端子VDDから切り離すことにより、コンデンサ以外への充電電流の分流、リーク電流をなくすことができる。そのため、定電流回路103からコンデンサC3への充電電流が小さくても、確実にスイッチング電源を起動できるという効果がある。
【0029】
(第2の実施の形態)
この発明は、図1に示す制御回路10の過電圧検出回路111に関わる回路部分だけにスイッチ回路を挿入した場合でも、所定の効果をもつ。
【0030】
図2は、第2の実施の形態に係るスイッチング電源制御回路の要部構成を示す回路図である。ここでは、過電圧検出回路111の抵抗R1とR2との直列回路と大地(GND)との間にスイッチ回路として、NチャネルMOSFETN1を挿入したものを示している。検出抵抗R1の一端は補助電源端子VDDに接続され、他端は過電圧検出回路111の+入力端子(検出端子)と検出抵抗R2の一端とに接続される。検出抵抗R2の他端には、NチャネルMOSFETN1のドレインが接続され、NチャネルMOSFETN1のゲートはヒステリシスコンパレータ104により構成される低電圧誤動作防止回路(図1)から出力される誤動作防止信号uvloの反転信号uvlo_bで制御され、ソースが接地されている。
【0031】
したがって、補助電源端子VDDの電位が低いときには誤動作防止信号uvloの反転信号uvlo_bがLとなるから、NチャネルMOSFETN1がオフして過電圧検出用の抵抗R1,R2には電流が流れないので、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時などにおいて、スイッチング電源制御回路での消費電力を低減できる。
【0032】
(第3の実施の形態)
図3は、第3の実施の形態に係るスイッチング電源制御回路の要部構成を示す回路図である。
【0033】
ここでは、図1の制御回路10のうち、PWMコンパレータ108に入力されるフィードバック電圧を検出するVDD−FB端子間の検出抵抗R3,R4にスイッチ回路として、PチャネルMOSFETP1を挿入したものを示している。一端がFB端子に接続された検出抵抗R4の他端には、図示しないPWMコンパレータの−入力端子(PWM制御端子)と検出抵抗R3の一端が接続され、検出抵抗R3の他端には、ソースがVDD端子に接続されたPチャネルMOSFETP1のドレインが接続される。このPチャネルMOSFETP1のゲートは、低電圧誤動作防止回路を構成するヒステリシスコンパレータ104(図1)から出力される誤動作防止信号uvloで制御されている。なお、ここでは、PチャネルMOSFETP1のゲートには、そのゲート耐圧以上の電圧が印加されないものとしている。
【0034】
したがって、補助電源端子VDDの電位が低いときには反転信号uvloがHとなるから、PチャネルMOSFETP1がオフして検出抵抗R3,R4には電流が流れないので、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時などにおけるスイッチング電源制御回路の消費電力を低減できる。
【0035】
(第4の実施の形態)
図4は、第4の実施の形態に係るスイッチング電源制御回路の要部構成を示す回路図である。
【0036】
この実施の形態は、図2に示すものと同様に、過電圧検出回路111の過電圧検出用の抵抗R1,R2にスイッチ回路を挿入したものであるが、ここではNチャネルMOSFETN1の代わりに、ソースがVDD端子に、ドレインが検出抵抗R1に接続され、ゲートがヒステリシスコンパレータ104(図1)から出力される誤動作防止信号uvloで制御されるPチャネルMOSFETP2を、VDD端子と抵抗R1の間に挿入している。
【0037】
この場合も、補助電源端子VDDの電位が低いときには反転信号uvloがHとなるから、PチャネルMOSFETP2がオフして検出抵抗R1,R2には電流が流れないので、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時などにおけるスイッチング電源制御回路の消費電力を低減できる。
【0038】
(第5の実施の形態)
図5は、第5の実施の形態に係るスイッチング電源制御回路の要部構成を示す回路図である。
【0039】
この実施の形態は、図3に示すものと同様に、PWMコンパレータ108に入力されるフィードバック電圧を検出するVDD−FB端子間の検出抵抗R3,R4と直列にスイッチ回路として、PチャネルMOSFETP1を挿入しているが、このPチャネルMOSFETP1にゲート耐圧以上の電圧が印加されないように構成したものである。すなわち、PチャネルMOSFETP1のゲートはツェナーダイオードZD1を介して補助電源端子VDDに接続され、さらにゲートバイアス抵抗R5,R6を備えている。ここでは、直列接続されたゲートバイアス抵抗R5,R6の接続点がPチャネルMOSFETP1のゲートと接続され、ゲートバイアス抵抗R5の他端はVDD端子に接続され、ゲートバイアス抵抗R6の他端には、ソースが接地されたNチャネルMOSFETN2のドレインと接続される。そして、NチャネルMOSFETN2のゲートがヒステリシスコンパレータ104(図1)から出力される誤動作防止信号の反転信号uvlo_bで制御されている。
【0040】
補助電源端子VDDの電位が低いとき、誤動作防止信号の反転信号uvlo_bがLとなるから、NチャネルMOSFETN2はオフし、PチャネルMOSFETP1のゲート電位がHとなり、PチャネルMOSFETP1がオフして、ダイオードD3、抵抗R4には電流が流れない。ここでPチャネルMOSFETP1の基板とゲート間の電圧は、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧以上にはならないため、ゲート耐圧以上の電圧が印加されることがない。
【0041】
なお、図2、図4の実施の形態においても、補助電源端子VDDの電圧や低電圧誤動作防止回路の誤動作防止信号uvlo及び反転信号uvlo_bの電圧によっては、スイッチ回路を構成するNチャネル及びPチャネルMOSFETのゲート保護のために、この実施の形態5と同様にツェナーダイオードを用いることが好ましい。その場合、NチャネルMOSFETN1(図2)では、ゲートと大地(GND)との間に、ツェナーダイオードのカソード側をゲートと接続するように設ける。また、PチャネルMOSFETP2(図4)では、補助電源端子VDDとゲートとの間にツェナーダイオードのカソード側が補助電源端子VDDに接続されるように設けることができる。さらに、上述した第5の実施の形態においては、図5に示すNチャネルMOSFETN2に対してもツェナーダイオードを用いることが好ましい。その場合には、NチャネルMOSFETN2のゲートと大地(GND)との間に、ツェナーダイオードのカソード側をゲートと接続するように設ける。
【0042】
(第6の実施の形態)
図6は、第6の実施の形態に係るスイッチング電源制御回路の要部構成を示す回路図である。
【0043】
この実施の形態では、補助電源端子VDDと、この補助電源電圧を電源とする回路ブロックの電源側との間に、スイッチ回路としてヒステリシスコンパレータ104により構成した低電圧誤動作防止回路の誤動作防止信号uvlo及び反転信号uvlo_bで制御されるトランスファゲート112を挿入するようにしている。図6において、図1の実施の形態と対応する部分には同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0044】
図7は、トランスファゲートの具体的な構成を示す図である。
トランスファゲート112は、NチャネルMOSFETN4及びPチャネルMOSFETP4から構成され、PチャネルMOSFETP4のゲートには誤動作防止信号uvloが、NチャネルMOSFETN4のゲートにはインバータ110を介して誤動作防止信号uvloの反転信号uvlo_bが供給されている。ここで、第2のバイアス回路106、発振回路107、PWMコンパレータ108、駆動回路109、過電圧検出回路111などのインピーダンス回路は、いずれもNチャネルMOSFETN4及びPチャネルMOSFETP4がオンしている間だけ補助電源端子VDDに接続されることになる。
【0045】
したがって、補助電源端子VDDの電位が低いときには誤動作防止信号uvloがHとなり、その反転信号uvlo_bはLとなるから、NチャネルMOSFETN4及びPチャネルMOSFETP4が同時にオフして、上述した各インピーダンス回路に電流が流れないので、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時などにおけるスイッチング電源制御回路の消費電力を低減できる。
【0046】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明のスイッチング電源制御回路によれば、スイッチング電源のスタンバイ時や停止時においても電流を消費する回路や素子に対してスイッチ回路を設けて、このスイッチ回路を介して補助電源端子と接続するように構成したので、スタンバイ時あるいは停止時には補助電源端子から切り離しておくことができ、これにより制御回路内部で充電電流を消費する回路をなくすことができ、全体の消費電力を低減できる。また、充電電流の分流、リーク電流が無くなるため、小さな充電電流でもスイッチング電源が起動できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1であるスイッチング電源制御回路の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態2であるスイッチング電源制御回路から、この発明に関わる回路部分だけを抜き出して示す図である。
【図3】この発明の実施の形態3であるスイッチング電源制御回路から、この発明に関わる回路部分だけを抜き出して示す図である。
【図4】この発明の実施の形態4であるスイッチング電源制御回路から、この発明に関わる回路部分だけを抜き出して示す図である。
【図5】この発明の実施の形態5であるスイッチング電源制御回路から、この発明に関わる回路部分だけを抜き出して示す図である。
【図6】この発明の実施の形態6であるスイッチング電源制御回路の構成を示す図である。
【図7】トランスファゲートの具体的な構成を示す図である。
【図8】一般的なスイッチング電源の回路構成を示す図である。
【図9】図8のスイッチング電源回路の一次側に設けた従来のスイッチング電源制御回路の構成を示すブロック図である。
【図10】低電圧誤動作防止回路の一例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
10 制御回路
101 バイアス回路
102 基準電圧回路
103 定電流回路
104 ヒステリシスコンパレータ
105 ラッチ回路
106 第2のバイアス回路
107 発振回路
108 PWMコンパレータ
109 駆動回路
110 インバータ
111 過電圧検出回路
112 トランスファゲート
120 起動素子
130 コンパレータ
140 インバータ
T トランス
T1 1次巻線
T2 2次巻線
T3 3次巻線
LED 発光ダイオード
PT フォトトランジスタ
D1 ダイオードブリッジ、
D2〜D4 ダイオード
C1〜C4 コンデンサ
R1〜R8 抵抗
N1〜N4 NチャネルMOSFET
P1〜P4 PチャネルMOSFET
ZD1,ZD3,ZD4 ツェナーダイオード
ZD2 シャントレギュレータ
E1〜E3 電源
VCC 主電源端子
VDD 補助電源端子

Claims (4)

  1. スイッチング素子のスイッチング動作に基づいてトランスの1次側巻線に流れる電流をスイッチング制御して、所定の電圧を出力するスイッチング電源制御回路において、
    集積回路(IC)内部あるいは外部に設けた電流源と、
    一端を接地電位とし、他端を前記電流源に接続することにより充電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの充電電位を検出して低電圧時の誤動作を防止する低電圧誤動作防止回路と、
    前記電流源と前記コンデンサとの接続点に一端が接続され、前記低電圧誤動作防止回路の出力信号に応じてオンオフするスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路を介して前記コンデンサとの接続点に接続されるインピーダンス回路と、
    を備えたことを特徴とするスイッチング電源制御回路。
  2. 前記スイッチング素子を制御するPWMコンパレータを備え、前記PWMコンパレータにフィードバック電圧を入力する検出抵抗と、前記低電圧誤動作防止回路の出力信号に応じてオンオフするトランジスタスイッチとを直列接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源制御回路。
  3. 前記電流源と前記コンデンサとの接続点の過電圧を検出する抵抗回路を備え、前記抵抗回路と、前記低電圧誤動作防止回路の出力信号に応じてオンオフするトランジスタスイッチとを直列接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源制御回路。
  4. 前記インピーダンス回路は、前記IC内部に設けた複数の回路ブロックであって、それら回路ブロックの一端をそれぞれ前記電流源と前記コンデンサとの接続点に共通のスイッチ回路を介して接続するとともに、前記スイッチ回路を前記低電圧誤動作防止回路の出力信号に応じてオンオフすることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源制御回路。
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