JP2003051655A - 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置 - Google Patents

電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置

Info

Publication number
JP2003051655A
JP2003051655A JP2001239644A JP2001239644A JP2003051655A JP 2003051655 A JP2003051655 A JP 2003051655A JP 2001239644 A JP2001239644 A JP 2001239644A JP 2001239644 A JP2001239644 A JP 2001239644A JP 2003051655 A JP2003051655 A JP 2003051655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
component mounting
punching
slit
mounting substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001239644A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kurihara
宏明 栗原
Tatsuya Aoki
達也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP2001239644A priority Critical patent/JP2003051655A/ja
Publication of JP2003051655A publication Critical patent/JP2003051655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/32221Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/32225Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/4824Connecting between the body and an opposite side of the item with respect to the body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73215Layer and wire connectors

Landscapes

  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面側に電子部品実装用の接着剤層を有する
電子部品実装用基板にスリットをバリがでないように形
成することができる電子部品実装用基板の打ち抜き方法
及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置を提供する。 【解決手段】 フィルム状の絶縁基材と、この絶縁基材
の表面に設けられた配線パターンとを少なくとも具備
し、当該絶縁基材の裏面には電子部品搭載用の接着剤層
及び該接着剤層に貼着された保護フィルムが積層された
電子部品実装用基板にワイヤボンディング用のスリット
をダイス50とポンチ40を用いて形成する電子部品実
装用基板の打ち抜き方法において、前記ダイス50の前
記スリットを形成するためのスリット形成孔51の開口
縁部の少なくとも相対向する二辺が、少なくとも一つの
曲折部61を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を実装す
るために用いる電子部品実装用基板、特に、CSP(C
hip Size Package)、BGA(Bal
l Grid Array)、μ−BGA(μ−Bal
l Grid Array)、FC(Flip Chi
p)、QFP(Quad Flatpack Pack
age)などのように搭載される電子部品とほぼ同等の
サイズを有する電子部品実装用基板(以下、単に「電子
部品実装用基板」という)の打ち抜き方法及び打ち抜き
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス産業の発達に伴い、I
C(集積回路)、LSI(大規模集積回路)等の電子部
品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加してい
るが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望さ
れ、これら電子部品の実装方法として、最近ではTAB
テープ、T−BGAテープおよびASICテープ等を用
いた実装方式が採用されている。特に、電子機器の軽薄
短小化に伴って、電子部品をより高い密度で実装すると
共に、電子部品の信頼性を向上させるために、実装する
電子部品の大きさにほぼ対応した大きさの基板のほぼ全
面に外部接続端子を配置した、CSP、BGA、μ−B
GAなどの使用頻度が高くなってきている。
【0003】このような電子部品実装用基板は、ポリイ
ミドなどの絶縁フィルムの表面に配線パターン及びソル
ダーレジスト層を有し、裏面側には電子部品を実装する
ための接着剤層及び当該接着剤層の保護フィルムを有す
る。また、裏面に実装した電子部品と表面側の配線パタ
ーンとをワイヤボンディングするための貫通孔であるス
リットを具備する。
【0004】このようなワイヤボンディングのためのス
リットを形成する方法として、電子部品実装用基板の裏
面に接着剤層及び保護フィルムを設けた後、ポンチ及び
ダイスからなる打ち抜き装置で打ち抜くという方法があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
硬質のポリイミドなどの絶縁フィルムと、ポリエステル
などの保護フィルムの間に、これらのフィルムよりかな
り軟質の接着剤層が挟持された複合材であるので、打ち
抜き時にバリが発生するという問題がある。このような
バリが発生すると、ワイヤボンディングができないの
で、不良品となり、重大な問題となる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、裏面側
に電子部品実装用の接着剤層を有する電子部品実装用基
板にスリットをバリがでないように形成することができ
る電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装
用基板用打ち抜き装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、フィルム状の絶縁基材と、この絶縁
基材の表面に設けられた配線パターンとを少なくとも具
備し、当該絶縁基材の裏面には電子部品搭載用の接着剤
層及び該接着剤層に貼着された保護フィルムが積層され
た電子部品実装用基板にワイヤボンディング用のスリッ
トをダイスとポンチを用いて形成する電子部品実装用基
板の打ち抜き方法において、前記ダイスの前記スリット
を形成するためのスリット形成孔の開口縁部の少なくと
も相対向する二辺が、少なくとも一つの曲折部を有する
ことを特徴とする電子部品実装用基板の打ち抜き方法に
ある。
【0008】かかる第1の態様では、ダイスのスリット
形成孔の開口縁部の曲折部が形成されているので、打ち
抜きカスがダイスの上にあがらないためか、スリットの
長手方向両端に発生し易いバリが形成されない。
【0009】本発明の第2の態様は、請求項1におい
て、前記曲折部が、短辺の略中央部にあることを特徴と
する電子部品実装用基板の打ち抜き方法にある。
【0010】かかる第2の態様では、スリット長手方向
のバリの発生が効果的に防止される。
【0011】本発明の第3の態様では、第1又は2の態
様において、前記スリット形成孔の開口縁部の長辺が、
複数の曲折部を有することを特徴とする電子部品実装用
基板の打ち抜き方法にある。
【0012】かかる第3の態様では、打ち抜きの際のバ
リの発生がさらに効果的に防止される。
【0013】本発明の第4の態様では、第3の態様にお
いて、前記長辺が、連続する複数の曲折部により波状と
なっていることを特徴とする電子部品実装用基板の打ち
抜き方法にある。
【0014】かかる第4の態様では、波状の長辺側開口
縁部により、バリの発生がさらに効果的に防止される。
【0015】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記ポンチが、打ち抜き先端の第1の
刃の打ち抜き方向後方に、第2の刃を有することを特徴
とする電子部品実装用基板の打ち抜き方法にある。
【0016】かかる第5の態様では、第1の刃による打
ち抜きに続いて第2の刃によるシェービングが行われ、
バリの発生が効果的に防止される。
【0017】本発明の第6の態様は、フィルム状の絶縁
基材と、この絶縁基材の表面に設けられた配線パターン
とを少なくとも具備し、当該絶縁基材の裏面には電子部
品搭載用の接着剤層及び該接着剤層に貼着された保護フ
ィルムが積層された電子部品実装用基板にワイヤボンデ
ィング用のスリットを形成する電子部品実装用基板用打
ち抜き装置において、ポンチを受けるダイスの前記スリ
ットを形成するためのスリット形成孔の開口縁部の少な
くとも相対向する二辺が、少なくとも一つの曲折部を有
することを特徴とする電子部品実装用基板用打ち抜き装
置にある。
【0018】かかる第6の態様では、ダイスのスリット
形成孔の開口縁部の曲折部が形成されているので、打ち
抜きカスがダイスの上にあがらないためか、スリットの
長手方向両端に発生し易いバリが形成されない。
【0019】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、前記曲折部が、短辺の略中央部にあることを特徴と
する電子部品実装用基板用打ち抜き装置にある。
【0020】かかる第7の態様では、スリット長手方向
のバリの発生が効果的に防止される。
【0021】本発明の第8の態様は、第6又は7の態様
において、前記スリット形成孔の開口縁部の長辺が、複
数の曲折部を有することを特徴とする電子部品実装用基
板用打ち抜き装置にある。
【0022】かかる第8の態様では、打ち抜きの際のバ
リの発生がさらに効果的に防止される。
【0023】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記長辺が、連続する複数の曲折部により波状とな
っていることを特徴とする電子部品実装用基板用打ち抜
き装置にある。
【0024】かかる第9の態様では、波状の長辺側開口
縁部により、バリの発生がさらに効果的に防止される。
【0025】本発明の第10の態様は、第6〜9の何れ
かの態様において、前記ポンチが、打ち抜き先端の第1
の刃の打ち抜き方向後方に、第2の刃を有することを特
徴とする電子部品実装用基板用打ち抜き装置にある。
【0026】かかる第10の態様では、第1の刃による
打ち抜きに続いて第2の刃によるシェービングが行わ
れ、バリの発生が効果的に防止される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電子部品実装用基板用打ち抜き装置及びその打ち抜き方
法を説明する。勿論、本発明はこれに限定されるもので
ないことはいうまでもない。なお、図1及び図2には、
本発明の電子部品実装用基板の打ち抜き装置及び打ち抜
き方法によって製造された電子部品実装用基板の一例を
示す概略平面及び横断面を示す。
【0028】図1に示すように、電子部品実装用基板1
0は、テープ状の絶縁フィルム1上に複数個連続的に形
成される。この絶縁フィルム1は、幅方向両側に移送用
のスプロケット孔2を一定間隔で有し、一般的には、移
送されながら電子部品が実装され、電子部品実装後、電
子部品実装用基板10毎に切断される。なお、図1で
は、絶縁フィルム1の幅方向に2個の電子部品実装用基
板10が設けられている。
【0029】このような電子部品実装用基板10は、実
装される電子部品の大きさにほぼ対応した大きさの絶縁
基材11のほぼ全面に配線パターン12と、デバイス側
接続端子13及び外部接続端子14とが設けられてい
る。また、この配線パターン12と電子部品とを接続す
るためのスリット15A〜15Cが複数設けられてい
る。
【0030】このようなスリット15A〜15Cは、実
装される電子部品と配線パターン12とをワイヤボンデ
ィングにより電気的に接続させるためのもので、その形
状及び配置パターンは特に限定されない。
【0031】このデバイス側接続端子13及び外部接続
端子14を除く配線パターン12は、ソルダーレジスト
層16により覆われ、外部接続端子14に対応するソル
ダーレジスト層16には、端子ホール17が形成されて
いる。すなわち、外部接続端子14は、半田ボールパッ
ドとなり、半田ボールを介して外部と接続される。勿
論、端子ホールがなく、半田ボール以外の手段により外
部と接続されるタイプの電子部品実装用基板でもよい。
【0032】ここで、絶縁フィルム1(絶縁基材11)
としては、可撓性を有すると共に、耐薬品性及び耐熱性
を有する材料を用いることができる。かかる絶縁フィル
ム1の材料としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
イミド等を挙げることができ、特に、ビフェニル骨格を
有する全芳香族ポリイミド(例えば、商品名:ユーピレ
ックス;宇部興産(株))が好ましい。なお、絶縁フィ
ルム1の厚さは、一般的には、25〜125μm、好ま
しくは、25〜75μmである。
【0033】絶縁フィルム1の表面に設けられた配線パ
ターン12、デバイス側接続端子13及び外部接続端子
14は、一般的には、銅やアルミニウムからなる導電体
箔をパターニングすることにより形成される。このよう
な導電体箔は、絶縁フィルム1上に直接積層しても、接
着剤層を介して熱圧着等により形成してもよい。導電体
箔の厚さは、例えば、1〜70μm、好ましくは、8〜
35μmである。導電体箔としては、銅箔、特に、エッ
チング特性、操作性などを考慮すると、電解銅箔が好ま
しい。
【0034】なお、絶縁フィルム1上に導電体箔を設け
るのではなく、導電体箔に、例えば、ポリイミド前駆体
を塗布し、焼成してポリイミドフィルムからなる絶縁フ
ィルム1とすることもできる。
【0035】また、絶縁フィルム1上に設けられた導電
体箔は、フォトリソグラフィー法により、配線パターン
12、デバイス側接続端子13及び外部接続端子14と
してパターニングされる。すなわち、フォトレジスト材
料塗布液を塗布することで形成するフォトレジスト材料
塗布層をフォトマスクを介しての露光及び現像でパター
ニングし、パターニングされたフォトレジスト材料塗布
層をマスクとしてエッチング液で化学的に溶解(エッチ
ング処理)して除去し、さらに、フォトレジストをアル
カリ液等にて溶解除去することにより導電体箔をパター
ニングする。
【0036】次いで、このようにパターニングされた導
電体箔上にはソルダーレジスト材料塗布液が塗布され、
所定のパターニングにより、ソルダーレジスト層16が
形成される。
【0037】さらに、ソルダーレジスト層16により覆
われていない配線パターン12、デバイス側接続端子1
3及び外部接続端子14には、一般的には、メッキが施
されている。かかるメッキとしては、スズメッキ、半田
メッキ、金メッキ、ニッケル−金メッキなどを挙げるこ
とができ、電子部品の実装方法等に応じて選択される。
例えば、ワイヤボンディングによる実装を行うために
は、ニッケル−金メッキが好ましい。
【0038】ソルダーレジスト層16を形成する材料と
しては、例えば、フォトソルダーレジスト材料を用い
る。フォトソルダーレジスト材料としては、ネガ型でも
ポジ型でもよく、一般的なフォトレジストの性質と、導
電体箔の保護する性質とを備えたものであればよい。例
えば、アクリレート系樹脂、特に、エポキシアクリレー
ト樹脂などの感光性樹脂に光重合開始剤等を添加したも
のである。エポキシアクリレート樹脂としては、ビスフ
ェノールA型エポキシアクリレート樹脂、ノボラック型
エポキシアクリレート樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シメタアクリレート樹脂、ノボラック型エポキシメタア
クリレート樹脂等を挙げることができる。なお、ソルダ
ーレジスト層16としては、スクリーン印刷技術により
必要な領域のみに塗布されて熱硬化される一般的なソル
ダーレジスト材料塗布液を用いることができる。
【0039】このように配線パターン12、デバイス側
接続端子13、外部接続端子14及びソルダーレジスト
層16が設けられた絶縁フィルム1の反対側の面(裏
面)には、実装する電子部品を仮固定するための接着剤
層19及び保護フィルム20が設けられている。このよ
うな接着剤層19としては、熱硬化性で且つ弾性を有す
る接着剤を用いて形成するのが好ましく、裏面に直接塗
布することにより形成してもよいし、接着剤テープを用
いて形成してもよい。また、接着剤層19は、電子部品
を実装する領域全体に設ける必要はなく、一部の領域に
設けてもよい。
【0040】図3には、このような電子部品実装用基板
10に電子部品を実装した状態の一例を示す。図3に示
すように、絶縁フィルム1の裏面に実装された電子部品
としてIC30と絶縁フィルム1の表面に形成されたデ
バイス側接続端子13とをIC30の電極とがボンディ
ングワイヤ31を介して接続させ、ボンディングワイヤ
31を含むスリット15A及びデバイス側接続端子13
は、封止樹脂33によりモールドされる。これにより、
IC30とデバイス側接続端子13との導通回路が確保
されることとなる。
【0041】ここで、このような電子部品実装用基板1
0にワイヤボンディング用などに使用されるスリット1
5A〜15Cを形成するための打ち抜き装置について説
明する。なお、図4(a)及び(b)は、本実施形態に
係る電子部品実装用基板用打ち抜き装置を示す概略断面
図である。
【0042】図4に示すように、本実施形態に係る打ち
抜き装置は、電子部品実装用基板10にスリット15A
〜15Cを形成するポンチ40と、このポンチ40を受
けるダイス50とを具備する。
【0043】ポンチ40は、四角柱形状であり、先端部
側には電子部品実装用基板10のスリット15A〜15
Cのそれぞれと略同一の形状を有する刃41を具備し、
基端部側にはポンチ40を電子部品実装用基板10の厚
さ方向に上下に移動させる図示しない駆動手段が設けら
れている。このポンチ40に用いる材質は、特に限定さ
れないが、例えば、超鋼等を挙げることができる。
【0044】このようなポンチ40を受けるダイス50
には、電子部品実装用基板10にスリット15A〜15
Cを形成する際にポンチ40の刃41が挿通可能となる
スリット形成孔51が設けられている。また、このスリ
ット形成孔51のポンチ40側の開口と反対の開口部側
には、所定の大きさの空間52が設けられている。この
空間52は、ポンチ40によって電子部品実装用基板1
0を打ち抜き時の打ち抜きカスを抜き落とすためのもの
である。なお、ダイス50の材質も特に限定されず、上
述したポンチ40と同様の材料、あるいは、SUS(S
DD−11、SHK−51)等が用いられる。
【0045】スリット形成孔51は、図5に示すよう
に、ポンチ40の刃41の形状と所定のクリアランスを
有する形状を有するが、相対向する短辺の略中央部には
内方に向かって突出する曲折部61が設けられている。
【0046】このような曲折部61は、スリット形成孔
51のポンチ40側の開口縁部に少なくとも設けられて
いればよい。曲折部61の内方への突出は、クリアラン
スより小さい必要があるが、クリアランスの半分程度が
好ましい。また、曲折部61は二つ以上設けてもよい。
【0047】このような曲折部61を設けることによ
り、スリット打ち抜き時にバリが発生しなくなる。これ
は、曲折部61が形成されているので、打ち抜きカスが
ダイスの上にあがり難くなるためであると考えられる。
このようなバリは、長尺のスリットであれば長手方向両
端に発生し易いので、曲折部61は、図5に示すよう
に、少なくとも短辺に設ければよい。
【0048】このように形成されたスリット15Aの短
辺には、曲折部61による凹部形成されるが、スリット
15Aの公差の範囲内であれば問題ない。一方、バリが
発生すると、ワイヤボンディングができず、不良品にな
る。
【0049】図6には、スリット形成孔51の他の例を
示す。図6に示すスリット形成孔51Aは、短辺の曲折
部61の他に、長辺側にも複数の曲折部62を連続的に
設けて長辺を波形状としたものである。これにより、バ
リの発生はさらに確実に防止される。
【0050】なお、長辺に設けた曲折部62は、間隔を
空けて間欠的に設けてもよい。
【0051】このように、本発明の打ち抜き装置によれ
ば、スリット形成孔51の相対向する短辺に曲折部61
を設けることによって、電子部品実装用基板10の打ち
抜きによって発生するスリット15のバリを効果的に防
ぐことができる。
【0052】また、図7には、略正方形のスリット15
Cを打ち抜くためのスリット形成孔51Bを示す。この
場合にも短辺側、同一寸法の場合には、何れか一方に曲
折部61を設ければよい。勿論、両方、すなわち四辺に
設けてもよい。
【0053】図1に示す上述した電子部品実装用基板1
0の場合には、スリット15A一列と、スリット15B
及び15C二列を一緒に打ち抜くような打ち抜き装置が
用いられ、キャリアテープを移動させながら連続的に打
ち抜く。なお、勿論、一部ずつ打ち抜いてもよいし、さ
らに、複数列を一緒に打ち抜いてもよい。
【0054】なお、スリットの形状、配置パターン等は
特に限定されず、例えば、図8に示すように、スリット
15Aが三列並んだものなどもある。
【0055】図9には、本発明の他の実施形態に係る電
子部品実装用基板用打ち抜き装置を示す。
【0056】この打ち抜き装置は、図9に示すように、
先端の第1の刃41の後方に、第2の刃42を有するポ
ンチ40Aを搭載した抜き打ち装置であり、ダイス50
は基本的には上述した実施形態と同様である。
【0057】具体的には、図9に示すように、ポンチ4
0Aは、電子部品実装用基板10を所定寸法で打ち抜く
ための第1の刃41と、この第1の刃41の抜き打ち方
向後方に第1の刃41と同一または若干大きい寸法形状
の第2の刃42が設けられている。
【0058】このような2枚刃を有するポンチ40Aを
搭載した打ち抜き装置を用いれば、電子部品実装用基板
10を打ち抜く際に、第1の刃41での打ち抜きに連続
して第2の刃42でのシェービングが行われ、バリを効
果的に防止することができる。
【0059】なお、このようなポンチ40Aを用いれ
ば、ダイス50のスリット形成孔51に上述したような
曲折部を設けなくてもバリが低減できることはいうまで
もない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の打ち抜き
装置は、ダイスのスリット形成孔に曲折部を設けたため
に、電子部品実装用基板を打ち抜いてスリットを形成す
る際に発生するバリを効果的に防止することができると
共に、電子部品と配線パターンとを確実に接続させるこ
とができるという効果を奏する。また、電子部品実装用
基板を打ち抜く2枚刃のポンチを設けたために、スリッ
トに発生するバリをより効果的に防止することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
の一例を示す概略平面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用一例
を示す概略断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
に電子部品を実装した状態の一例を示す概略断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
用打ち抜き装置を示す概略平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
用打ち抜き装置に搭載するダイスの一例を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
用打ち抜き装置に搭載するダイスの他の例を示す断面図
である。
【図7】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
用打ち抜き装置に搭載するダイスの他の例を示す断面図
である。
【図8】本発明の一実施形態に係る電子部品実装用基板
用打ち抜き装置によって製造された電子部品実装用基板
の他の例を示す概略平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る電子部品実装用基
板用打ち抜き装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 電子部品実装用基板 11 絶縁基材 12 配線パターン 13 デバイス側接続端子 14 外部接続端子 15A〜15C スリット 19 接着剤層 20 保護フィルム 30 IC(電子部品) 31 ボンディングワイヤ 33 封止樹脂 40 ポンチ 41 (第1の)刃 42 (第2の)刃 50 ダイス 51 スリット形成孔 61,62 曲折部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/50 H01L 23/50 Y Fターム(参考) 5F067 AA01 AB04 BE10 CC03 CC08 DA05 DA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の絶縁基材と、この絶縁基材
    の表面に設けられた配線パターンとを少なくとも具備
    し、当該絶縁基材の裏面には電子部品搭載用の接着剤層
    及び該接着剤層に貼着された保護フィルムが積層された
    電子部品実装用基板にワイヤボンディング用のスリット
    をダイスとポンチを用いて形成する電子部品実装用基板
    の打ち抜き方法において、 前記ダイスの前記スリットを形成するためのスリット形
    成孔の開口縁部の少なくとも相対向する二辺が、少なく
    とも一つの曲折部を有することを特徴とする電子部品実
    装用基板の打ち抜き方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記曲折部が、短辺
    の略中央部に設けられていることを特徴とする電子部品
    実装用基板の打ち抜き方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記スリット
    形成孔の開口縁部の長辺が、複数の曲折部を有すること
    を特徴とする電子部品実装用基板の打ち抜き方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記長辺が、連続す
    る複数の曲折部により波状となっていることを特徴とす
    る電子部品実装用基板の打ち抜き方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記ポ
    ンチが、打ち抜き先端の第1の刃の打ち抜き方向後方
    に、第2の刃を有することを特徴とする電子部品実装用
    基板の打ち抜き方法。
  6. 【請求項6】 フィルム状の絶縁基材と、この絶縁基材
    の表面に設けられた配線パターンとを少なくとも具備
    し、当該絶縁基材の裏面には電子部品搭載用の接着剤層
    及び該接着剤層に貼着された保護フィルムが積層された
    電子部品実装用基板にワイヤボンディング用のスリット
    を形成する電子部品実装用基板用打ち抜き装置におい
    て、 ポンチを受けるダイスの前記スリットを形成するための
    スリット形成孔の開口縁部の少なくとも相対向する二辺
    が、少なくとも一つの曲折部を有することを特徴とする
    電子部品実装用基板用打ち抜き装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記曲折部が、短辺
    の略中央部にあることを特徴とする電子部品実装用基板
    用打ち抜き装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、前記スリット
    形成孔の開口縁部の長辺が、複数の曲折部を有すること
    を特徴とする電子部品実装用基板用打ち抜き装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記長辺が、連続す
    る複数の曲折部により波状となっていることを特徴とす
    る電子部品実装用基板用打ち抜き装置。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9の何れかにおいて、前記
    ポンチが、打ち抜き先端の第1の刃の打ち抜き方向後方
    に、第2の刃を有することを特徴とする電子部品実装用
    基板用打ち抜き装置。
JP2001239644A 2001-08-07 2001-08-07 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置 Pending JP2003051655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239644A JP2003051655A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239644A JP2003051655A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051655A true JP2003051655A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19070363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001239644A Pending JP2003051655A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051655A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231449A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toppan Printing Co Ltd 打抜き型
JP2006281323A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Motoronikusu:Kk バリの発生を防止するパンチ
JP2007208205A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法及びこれに用いる打抜き加工用金型
JP2007208206A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法
JP2007208204A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法
JP2008034568A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nippon Mektron Ltd プリント配線板およびその製造方法
JP2008171954A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231449A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toppan Printing Co Ltd 打抜き型
JP2006281323A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Motoronikusu:Kk バリの発生を防止するパンチ
JP2007208205A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法及びこれに用いる打抜き加工用金型
JP2007208206A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法
JP2007208204A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法
JP2008034568A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nippon Mektron Ltd プリント配線板およびその製造方法
JP2008171954A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Ibiden Engineering Kk プリント配線板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541763B2 (ja) 回路基板の製造方法
US6617236B2 (en) Fabrication method of wiring substrate for mounting semiconductor element and semiconductor device
JP2003068804A (ja) 電子部品実装用基板
JP3750113B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープ及びその製造方法
EP2086296B1 (en) Printed circuit board and method of manufacturing the same
JP2003051655A (ja) 電子部品実装用基板の打ち抜き方法及び電子部品実装用基板用打ち抜き装置
JP3726961B2 (ja) Cofフィルムキャリアテープ及びその製造方法
JP2003059979A (ja) 電子部品実装用積層フィルム及び電子部品実装用フィルムキャリアテープ
JP3932247B2 (ja) 電子部品実装用基板の製造方法
KR20050061343A (ko) 배선 회로 기판
JP3827201B2 (ja) 電子部品実装用基板及び電子部品実装用基板の製造方法
JP3821426B2 (ja) 電子部品実装用基板
JP4954685B2 (ja) フレキシブルプリント回路板、およびその製造方法
JP2003037215A (ja) 電子部品実装用基板及び電子部品実装用基板の製造方法
JP2000058701A (ja) 補強部付キャリアテープおよびこれを用いた半導体装置
JP3604348B2 (ja) 電子部品実装用基板の反り低減方法
JP4137295B2 (ja) Csp用テープキャリアの製造方法
JP2004031685A (ja) Cofフィルムキャリアテープの製造方法
JP3936060B2 (ja) グリッドアレイの製造方法
JP2004282098A (ja) 半導体パッケージの製造方法
JP3909740B2 (ja) 電子部品実装用基板の反り低減方法
JP3687669B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープおよびソルダーレジスト塗布用スクリーンマスク
JPH0817861A (ja) Tabテープを用いたチップ型電子部品
JP2002246425A (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープ及びそのメッキ方法
JP2000269389A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050314

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080521