JPH0817861A - Tabテープを用いたチップ型電子部品 - Google Patents
Tabテープを用いたチップ型電子部品Info
- Publication number
- JPH0817861A JPH0817861A JP6173112A JP17311294A JPH0817861A JP H0817861 A JPH0817861 A JP H0817861A JP 6173112 A JP6173112 A JP 6173112A JP 17311294 A JP17311294 A JP 17311294A JP H0817861 A JPH0817861 A JP H0817861A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- tab tape
- tape
- film
- metal foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップ型電子部品から発生する熱を効率よく
発散させることができるようにし、発熱量のより大きな
ものにも対応できるようにする。 【構成】 耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィルム
4と金属箔3を貼り合わせて成るフィルム体2に多数の
ICチップ5、5、・・・を取着固定してTABテープ
17を形成し、該TABテープから各ICチップ毎に打
ち抜かれて実装基板19に取着されるTABテープを用
いたチップ型電子部品1において、前記TABテープ上
のICチップの表面を覆うように新たな耐熱性を有する
合成樹脂フィルム13と金属箔12を貼り合わせて成る
テープ状のオーバーフィルム14を貼り付けた。
発散させることができるようにし、発熱量のより大きな
ものにも対応できるようにする。 【構成】 耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィルム
4と金属箔3を貼り合わせて成るフィルム体2に多数の
ICチップ5、5、・・・を取着固定してTABテープ
17を形成し、該TABテープから各ICチップ毎に打
ち抜かれて実装基板19に取着されるTABテープを用
いたチップ型電子部品1において、前記TABテープ上
のICチップの表面を覆うように新たな耐熱性を有する
合成樹脂フィルム13と金属箔12を貼り合わせて成る
テープ状のオーバーフィルム14を貼り付けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なTABテープを用
いたチップ型電子部品に関する。詳しくは、チップ型電
子部品から発生する熱を効率よく発散させることができ
るようにした新規なTABテープを用いたチップ型電子
部品を提供しようとするものである。
いたチップ型電子部品に関する。詳しくは、チップ型電
子部品から発生する熱を効率よく発散させることができ
るようにした新規なTABテープを用いたチップ型電子
部品を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、チップ型電子部品、特に、ICは
回路の高集積化に伴い多ピン化し、同時に小型化してき
た。
回路の高集積化に伴い多ピン化し、同時に小型化してき
た。
【0003】従って、電子機器等の製造に当たっては、
IC等のチップ型電子部品があらかじめ所定の間隔をも
ってテープ状のフィルムに保持された収納テープ、所謂
TAB(Tape Automatted Bondi
ng)テープを使用することが増加している。
IC等のチップ型電子部品があらかじめ所定の間隔をも
ってテープ状のフィルムに保持された収納テープ、所謂
TAB(Tape Automatted Bondi
ng)テープを使用することが増加している。
【0004】図7及び図8は従来のTABテープを用い
たチップ型電子部品aを示すものである。
たチップ型電子部品aを示すものである。
【0005】従来におけるTABテープを用いたチップ
型電子部品は、以下のように製造される。
型電子部品は、以下のように製造される。
【0006】即ち、テープ状の金属箔bを、同様にテー
プ状をした合成樹脂製のフィルムc、cで上下から挟み
込み接着したフィルム体dを作成する。
プ状をした合成樹脂製のフィルムc、cで上下から挟み
込み接着したフィルム体dを作成する。
【0007】そして、上記フィルム体dをエッチング加
工し、ICチップe、e、・・・取付用の孔及び実装基
板への取付用の孔等を形成し、又、金属箔bをエッチン
グ加工してICチップのフィルム体dへの取付用の配線
及び実装基板への取付用のリードf、f、・・・を形成
する。
工し、ICチップe、e、・・・取付用の孔及び実装基
板への取付用の孔等を形成し、又、金属箔bをエッチン
グ加工してICチップのフィルム体dへの取付用の配線
及び実装基板への取付用のリードf、f、・・・を形成
する。
【0008】そして、金属バンプ(瘤)g、g、・・・
をICチップe、e、・・・上若しくはフィルム体d上
に多数形成し、加熱圧着によりICチップe、e、・・
・をフィルム体d上に固着し、その後にICチップe、
e、・・・の背面方向からICチップe、e、・・・を
覆うように樹脂hを塗布し硬化させる。
をICチップe、e、・・・上若しくはフィルム体d上
に多数形成し、加熱圧着によりICチップe、e、・・
・をフィルム体d上に固着し、その後にICチップe、
e、・・・の背面方向からICチップe、e、・・・を
覆うように樹脂hを塗布し硬化させる。
【0009】このようにして製造されるものがTABテ
ープiであり、フィルム体d上に多数のICチップe、
e、・・・(図では1個のみ示してある。)が取着さ
れ、例えば、このTABテープiはリール状に巻き上げ
られ、電子部品供給機等を用いて各ICチップe毎にT
ABテープiから打ち抜かれて実装基板にチップ型電子
部品aとして自動的に装着されるものである。
ープiであり、フィルム体d上に多数のICチップe、
e、・・・(図では1個のみ示してある。)が取着さ
れ、例えば、このTABテープiはリール状に巻き上げ
られ、電子部品供給機等を用いて各ICチップe毎にT
ABテープiから打ち抜かれて実装基板にチップ型電子
部品aとして自動的に装着されるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来のTABテープを用いたチップ型電子部品aに
おいては、以下に示すような問題点があった。
うな従来のTABテープを用いたチップ型電子部品aに
おいては、以下に示すような問題点があった。
【0011】即ち、ICチップeは本来、電流を流すと
発熱するものであり、近年においては特に、内部に集積
された回路が複雑化し、しかも、処理能力を向上させる
ために動作速度が高速化してきており、ますます発熱量
が増大するという傾向にある。
発熱するものであり、近年においては特に、内部に集積
された回路が複雑化し、しかも、処理能力を向上させる
ために動作速度が高速化してきており、ますます発熱量
が増大するという傾向にある。
【0012】従って、ICチップeから発生した熱はそ
の背面を覆った樹脂hから空中に放熱したり、又は、リ
ードf、f、・・・から実装基板に伝わって同様に空中
に放熱するが、前者は表面積がICチップeと略同等で
小さく、しかも樹脂hは熱伝導性も悪いためほとんど効
果がなく、後者もその放熱量には限界がある。
の背面を覆った樹脂hから空中に放熱したり、又は、リ
ードf、f、・・・から実装基板に伝わって同様に空中
に放熱するが、前者は表面積がICチップeと略同等で
小さく、しかも樹脂hは熱伝導性も悪いためほとんど効
果がなく、後者もその放熱量には限界がある。
【0013】このため、ICチップの熱が放熱しきれず
ICチップが破壊されてしまうために、発熱量の大きい
ICチップを用いてTABテープを作成することは不可
能であった。
ICチップが破壊されてしまうために、発熱量の大きい
ICチップを用いてTABテープを作成することは不可
能であった。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明TABテ
ープを用いたチップ型電子部品は、上記した問題を解決
するために、耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィル
ムと金属箔を貼り合わせて成るフィルム体に多数のIC
チップを取着固定してTABテープを形成し、該TAB
テープから各ICチップ毎に打ち抜かれて実装基板に取
着されるTABテープを用いたチップ型電子部品におい
て、前記TABテープ上のICチップの表面を覆うよう
に耐熱性を有する新たな合成樹脂フィルムと金属箔を貼
り合わせて成るテープ状のオーバーフィルムを貼り付け
たものである。
ープを用いたチップ型電子部品は、上記した問題を解決
するために、耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィル
ムと金属箔を貼り合わせて成るフィルム体に多数のIC
チップを取着固定してTABテープを形成し、該TAB
テープから各ICチップ毎に打ち抜かれて実装基板に取
着されるTABテープを用いたチップ型電子部品におい
て、前記TABテープ上のICチップの表面を覆うよう
に耐熱性を有する新たな合成樹脂フィルムと金属箔を貼
り合わせて成るテープ状のオーバーフィルムを貼り付け
たものである。
【0015】
【作用】従って、本発明TABテープを用いたチップ型
電子部品においては、実装基板に装着された使用状態に
おいて、ICチップの表面が熱伝導率が高く、表面積が
広いオーバーフィルムによって覆われ、しかも、オーバ
ーフィルムは実装基板とも連結されているために、IC
チップから発生した熱をオーバーフィルムと実装基板の
双方から効率良く発散させることができ、従って、従来
においては使用することができなかったより発熱量の大
きなICチップを用いることができる。
電子部品においては、実装基板に装着された使用状態に
おいて、ICチップの表面が熱伝導率が高く、表面積が
広いオーバーフィルムによって覆われ、しかも、オーバ
ーフィルムは実装基板とも連結されているために、IC
チップから発生した熱をオーバーフィルムと実装基板の
双方から効率良く発散させることができ、従って、従来
においては使用することができなかったより発熱量の大
きなICチップを用いることができる。
【0016】また、オーバーフィルムは、耐熱性を有す
る合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合せたものであり、
従って、熱伝導性及び放熱性の高い金属箔の厚みを変え
ること、例えば、より発熱量の大きなICチップを用い
る場合には厚みを増すこと、によって様々なICチップ
に対応することができる。
る合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合せたものであり、
従って、熱伝導性及び放熱性の高い金属箔の厚みを変え
ること、例えば、より発熱量の大きなICチップを用い
る場合には厚みを増すこと、によって様々なICチップ
に対応することができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明TABテープを用いたチップ
型電子部品の詳細を図示した実施例に従って説明する。
型電子部品の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0018】尚、以下の説明は、便宜上チップ型電子部
品1の製造の過程に沿って説明する。
品1の製造の過程に沿って説明する。
【0019】2はフィルム体であり、テープ状をした金
属箔(例えば、金箔)3を同じくテープ状をした合成樹
脂フィルム4、4(例えば、耐熱性に優れたポリイミド
樹脂製フィルム)にて挟み込むようにして接着した3層
構造を為すものである。
属箔(例えば、金箔)3を同じくテープ状をした合成樹
脂フィルム4、4(例えば、耐熱性に優れたポリイミド
樹脂製フィルム)にて挟み込むようにして接着した3層
構造を為すものである。
【0020】次に、図3に示すように、上記フィルム体
2をエッチング加工して、フィルム体2の幅方向におけ
る略中心位置に適宜な間隔を開けて一列に、ICチップ
5、5、・・・の略正方形をした取付用の孔6、6、・
・・を多数形成し、更に、該チップ取付孔6、6、・・
・の周囲にこれを取り囲むように実装基板への取付のた
めの開口7、7、・・・を各4ヶ所ずつ形成する。
2をエッチング加工して、フィルム体2の幅方向におけ
る略中心位置に適宜な間隔を開けて一列に、ICチップ
5、5、・・・の略正方形をした取付用の孔6、6、・
・・を多数形成し、更に、該チップ取付孔6、6、・・
・の周囲にこれを取り囲むように実装基板への取付のた
めの開口7、7、・・・を各4ヶ所ずつ形成する。
【0021】尚、上記開口7、7、・・・はそれぞれ、
上方から見てチップ取付孔6を囲むように各チップ取付
孔6の各開口縁に沿って1つずつ計4個が対を成すよう
に配置されており、各開口7の開口形状は、チップ取付
孔6寄りの開口縁がこれと反対側の開口縁よりも短い、
略台形状となっている。
上方から見てチップ取付孔6を囲むように各チップ取付
孔6の各開口縁に沿って1つずつ計4個が対を成すよう
に配置されており、各開口7の開口形状は、チップ取付
孔6寄りの開口縁がこれと反対側の開口縁よりも短い、
略台形状となっている。
【0022】次に、上記したように合成樹脂フィルム
4、4が除去されることによって、チップ取付孔6、
6、・・・及び開口7、7、・・・から露出した金属箔
3をエッチング加工し、チップ取付孔6、6、・・・の
位置の金属箔2にはICチップ5、5、・・・のへの電
気的配線ための配線パターン8、8、・・・、また、開
口7、7、・・・の位置の金属箔2には上記配線パター
ン8、8、・・・から略放射状に延びる多数のリード
9、9、・・・を形成する。
4、4が除去されることによって、チップ取付孔6、
6、・・・及び開口7、7、・・・から露出した金属箔
3をエッチング加工し、チップ取付孔6、6、・・・の
位置の金属箔2にはICチップ5、5、・・・のへの電
気的配線ための配線パターン8、8、・・・、また、開
口7、7、・・・の位置の金属箔2には上記配線パター
ン8、8、・・・から略放射状に延びる多数のリード
9、9、・・・を形成する。
【0023】そして、金属バンプ10、10、・・・を
各ICチップ5の裏面の図示しない端子の上又は各配線
パターン8、8、・・・の上に形成し、そして、これら
各ICチップ5と各配線パターン8、8、・・・とを相
互に加熱圧着することによってICチップ5の図示しな
い端子等と配線パターン8、8、・・・とを電気的に接
続して、図2に示すように、各ICチップ5の裏面及び
配線パターン8、8、・・・を覆うように樹脂11を塗
布して硬化させて封止する。このようにして、フィルム
体2の全てのチップ取付孔6、6、・・・にICチップ
5、5、・・・を順次取着していく。
各ICチップ5の裏面の図示しない端子の上又は各配線
パターン8、8、・・・の上に形成し、そして、これら
各ICチップ5と各配線パターン8、8、・・・とを相
互に加熱圧着することによってICチップ5の図示しな
い端子等と配線パターン8、8、・・・とを電気的に接
続して、図2に示すように、各ICチップ5の裏面及び
配線パターン8、8、・・・を覆うように樹脂11を塗
布して硬化させて封止する。このようにして、フィルム
体2の全てのチップ取付孔6、6、・・・にICチップ
5、5、・・・を順次取着していく。
【0024】そして更に、前記フィルム体2に用いた金
属箔3及び合成樹脂製フィルムと同様のテープ状をした
金属箔12と合成樹脂フィルム13とを貼り合せたオー
バーフィルム14を作成し、これにフィルム体2のリー
ド9、9、・・・が露出するように、即ち、オーバーフ
ィルム14とフィルム体2とを重ね合せた時に、開口
7、7、・・・の位置に対応するように、リード露出窓
15、15、・・・をエッチング加工等によって作成す
る。
属箔3及び合成樹脂製フィルムと同様のテープ状をした
金属箔12と合成樹脂フィルム13とを貼り合せたオー
バーフィルム14を作成し、これにフィルム体2のリー
ド9、9、・・・が露出するように、即ち、オーバーフ
ィルム14とフィルム体2とを重ね合せた時に、開口
7、7、・・・の位置に対応するように、リード露出窓
15、15、・・・をエッチング加工等によって作成す
る。
【0025】尚、上記オーバーフィルム14は、金属箔
12と合成樹脂フィルム13とを各1枚ずつ貼り合わせ
た2層構造のものを示したが、前記フィルム体2と同様
に金属箔12を2枚の合成樹脂フィルム13、13で挟
みこんだ3層構造を為すように形成しても良い。
12と合成樹脂フィルム13とを各1枚ずつ貼り合わせ
た2層構造のものを示したが、前記フィルム体2と同様
に金属箔12を2枚の合成樹脂フィルム13、13で挟
みこんだ3層構造を為すように形成しても良い。
【0026】また、オーバーフィルム14の幅はフィル
ム体2の幅よりも大きくされており、更に、リード露出
窓15、15、・・・は、それぞれ上方から見て、前記
フィルム体2の開口7、7、・・・と同様、4つずつ対
になって略放射状に配置されており、図5に示すよう
に、これら4つのリード露出窓15、15、・・・に囲
まれた部分を中心として各リード露出窓15の該中心寄
りの半分は略台形状を成し、略長方形状を為す残りの部
分と共に一体を為す形状とされている。
ム体2の幅よりも大きくされており、更に、リード露出
窓15、15、・・・は、それぞれ上方から見て、前記
フィルム体2の開口7、7、・・・と同様、4つずつ対
になって略放射状に配置されており、図5に示すよう
に、これら4つのリード露出窓15、15、・・・に囲
まれた部分を中心として各リード露出窓15の該中心寄
りの半分は略台形状を成し、略長方形状を為す残りの部
分と共に一体を為す形状とされている。
【0027】最後に、上記オーバーフィルム14とフィ
ルム体2とを、図5及び図6に示すように、ICチップ
5、5、・・・の表面が覆われるように、かつ、リード
露出窓15、15、・・・からICチップ5、5、・・
・のリード9、9、・・・が露出するように開口7、
7、・・・とリード露出窓15、15、・・・との位置
を合わせながら、金属箔12の側が表面になるように、
接着剤16にて張り合せる。
ルム体2とを、図5及び図6に示すように、ICチップ
5、5、・・・の表面が覆われるように、かつ、リード
露出窓15、15、・・・からICチップ5、5、・・
・のリード9、9、・・・が露出するように開口7、
7、・・・とリード露出窓15、15、・・・との位置
を合わせながら、金属箔12の側が表面になるように、
接着剤16にて張り合せる。
【0028】以上のようにして作成されたものがTAB
テープ17であり、該TABテープ17はリール状に巻
回されて図示しない自動供給装置等に取付けられる。
テープ17であり、該TABテープ17はリール状に巻
回されて図示しない自動供給装置等に取付けられる。
【0029】尚、18、18、・・・はTABテープ1
7の幅方向における一端部に長手方向に一列に形成され
た送り孔である。
7の幅方向における一端部に長手方向に一列に形成され
た送り孔である。
【0030】そして、TABテープ17は自動供給装置
によって実装基板19、19、・・・の上に実装され
る。
によって実装基板19、19、・・・の上に実装され
る。
【0031】即ち、TABテープ17から金型等によっ
て各ICチップ5毎に略正方形に打ち抜いたものが、図
1及び図2に示すチップ型電子部品1であり、フィルム
体2の開口7、7、・・・とリード露出窓15、15、
・・・とが重なることにより切欠20、20、・・・が
形成され、これに伴って四隅には放熱端子片21、2
1、・・・が形成される。
て各ICチップ5毎に略正方形に打ち抜いたものが、図
1及び図2に示すチップ型電子部品1であり、フィルム
体2の開口7、7、・・・とリード露出窓15、15、
・・・とが重なることにより切欠20、20、・・・が
形成され、これに伴って四隅には放熱端子片21、2
1、・・・が形成される。
【0032】そして、上記チップ型電子部品1は、図1
及び図2に示すように、それぞれリード9、9、・・・
と放熱端子片21、21、・・・の形を整え、その後に
実装基板19の上にリード9、9、・・・と放熱端子片
21、21、・・・を共に加熱圧着して取着固定され
る。
及び図2に示すように、それぞれリード9、9、・・・
と放熱端子片21、21、・・・の形を整え、その後に
実装基板19の上にリード9、9、・・・と放熱端子片
21、21、・・・を共に加熱圧着して取着固定され
る。
【0033】従って、ICチップ5の発熱による熱は、
リード9、9、・・・及び金属箔12と合成樹脂フィル
ム13とから成るオーバーフィルム14に伝わり、これ
らの表面や実装基板19に伝達されて実装基板19の表
面から効果的に空気中に発散される。
リード9、9、・・・及び金属箔12と合成樹脂フィル
ム13とから成るオーバーフィルム14に伝わり、これ
らの表面や実装基板19に伝達されて実装基板19の表
面から効果的に空気中に発散される。
【0034】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明TABテープを用いたチップ型電子部品は、
耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィルムと金属箔を
貼り合わせて成るフィルム体に多数のICチップを取着
固定してTABテープを形成し、該TABテープから各
ICチップ毎に打ち抜かれて実装基板に取着されるTA
Bテープを用いたチップ型電子部品において、前記TA
Bテープ上のICチップの表面を覆うように耐熱性を有
する新たな合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合わせて成
るテープ状のオーバーフィルムを貼り付けたことを特徴
とするものである。
に、本発明TABテープを用いたチップ型電子部品は、
耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィルムと金属箔を
貼り合わせて成るフィルム体に多数のICチップを取着
固定してTABテープを形成し、該TABテープから各
ICチップ毎に打ち抜かれて実装基板に取着されるTA
Bテープを用いたチップ型電子部品において、前記TA
Bテープ上のICチップの表面を覆うように耐熱性を有
する新たな合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合わせて成
るテープ状のオーバーフィルムを貼り付けたことを特徴
とするものである。
【0035】従って、本発明TABテープを用いたチッ
プ型電子部品においては、実装基板に装着された使用状
態において、ICチップの表面が熱伝導率が高く、表面
積が広いオーバーフィルムによって覆われ、しかも、オ
ーバーフィルムは実装基板とも連結されているために、
ICチップから発生した熱をオーバーフィルムと実装基
板の双方から効率良く発散させることができ、従って、
従来においては使用することができなかったより発熱量
の大きなICチップを用いることができる。
プ型電子部品においては、実装基板に装着された使用状
態において、ICチップの表面が熱伝導率が高く、表面
積が広いオーバーフィルムによって覆われ、しかも、オ
ーバーフィルムは実装基板とも連結されているために、
ICチップから発生した熱をオーバーフィルムと実装基
板の双方から効率良く発散させることができ、従って、
従来においては使用することができなかったより発熱量
の大きなICチップを用いることができる。
【0036】また、オーバーフィルムは、耐熱性を有す
る合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合せたものであり、
従って、熱伝導性及び放熱性の高い金属箔の厚みを変え
ること、例えば、より発熱量の大きなICチップを用い
る場合には厚みを増すこと、によって様々なICチップ
に対応することができる。
る合成樹脂フィルムと金属箔を貼り合せたものであり、
従って、熱伝導性及び放熱性の高い金属箔の厚みを変え
ること、例えば、より発熱量の大きなICチップを用い
る場合には厚みを増すこと、によって様々なICチップ
に対応することができる。
【0037】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図1】本発明TABテープを用いたチップ型電子部品
の実施の一例を示す平面図である。
の実施の一例を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿う拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】フィルム体の平面図である。
【図4】オーバーフィルムの平面図である。
【図5】TABテープの平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿う拡大断面図で
ある。
ある。
【図7】図8と共に従来例のTABテープを用いたチッ
プ型電子部品を示すものであり、本図は平面図である。
プ型電子部品を示すものであり、本図は平面図である。
【図8】拡大縦断面図である。
1 チップ型電子部品 2 フィルム体 3 金属箔 4 合成樹脂フィルム 5 ICチップ 12 金属箔 13 合成樹脂フィルム 14 オーバーフィルム 17 TABテープ 19 実装基板
Claims (4)
- 【請求項1】 耐熱性を有するテープ状の合成樹脂フィ
ルムと金属箔を貼り合わせて成るフィルム体に多数のI
Cチップを取着固定してTABテープを形成し、該TA
Bテープから各ICチップ毎に打ち抜かれて実装基板に
取着されるTABテープを用いたチップ型電子部品にお
いて、前記TABテープ上のICチップの表面を覆うよ
うに新たな耐熱性を有する合成樹脂フィルムと金属箔を
貼り合わせて成るテープ状のオーバーフィルムを貼り付
けたことを特徴とするTABテープを用いたチップ型電
子部品。 - 【請求項2】 実装基板に実装する際にオーバーフィル
ムの端部を実装基板に固着するようにしたことを特徴と
する請求項1に記載のTABテープを用いたチップ型電
子部品。 - 【請求項3】 オーバーフィルムを金属箔を合成樹脂フ
ィルムによって挟みこんだ3層構造としたことを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載のTABテープを用い
たチップ型電子部品。 - 【請求項4】 合成樹脂フィルムにポリイミド樹脂を使
用したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項
3に記載のTABテープを用いたチップ型電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173112A JPH0817861A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Tabテープを用いたチップ型電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173112A JPH0817861A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Tabテープを用いたチップ型電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817861A true JPH0817861A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15954383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6173112A Pending JPH0817861A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Tabテープを用いたチップ型電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0817861A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356801B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2002-10-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 적층형 칩 스케일 패키지 및 그 제조방법 |
US7280150B2 (en) | 2000-08-03 | 2007-10-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera with aperture blade |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP6173112A patent/JPH0817861A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7280150B2 (en) | 2000-08-03 | 2007-10-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera with aperture blade |
KR100356801B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2002-10-18 | 주식회사 하이닉스반도체 | 적층형 칩 스케일 패키지 및 그 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5631497A (en) | Film carrier tape and laminated multi-chip semiconductor device incorporating the same | |
US7049687B2 (en) | Tape carrier package having stacked semiconductor elements, and short and long leads | |
JP2005079581A (ja) | テープ基板、及びテープ基板を用いた半導体チップパッケージ、及び半導体チップパッケージを用いたlcd装置 | |
JPH05152375A (ja) | フイルムキヤリア半導体装置及びその製造方法 | |
JPH07326644A (ja) | テープキャリアおよびこれを用いた半導体デバイス の実装構造 | |
US8102046B2 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
US6101098A (en) | Structure and method for mounting an electric part | |
JP3420706B2 (ja) | 半導体装置、半導体装置の製造方法、回路基板、回路基板の製造方法 | |
US5701028A (en) | Semiconductor device having tab leads | |
JPH0817861A (ja) | Tabテープを用いたチップ型電子部品 | |
JPH06177315A (ja) | 多層リードフレーム | |
JPH11163197A (ja) | 半導体実装用基板 | |
JPH09246416A (ja) | 半導体装置 | |
JPH07122701A (ja) | 半導体装置およびその製造方法ならびにpga用リードフレーム | |
JPS58134450A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPS61166147A (ja) | 多層混成集積回路装置 | |
JP2836208B2 (ja) | フィルムキャリアテープ | |
JP3196379B2 (ja) | 多層tabテープ | |
JP3796773B2 (ja) | 電子部品搭載用の多層基板 | |
JP4137295B2 (ja) | Csp用テープキャリアの製造方法 | |
KR19980068016A (ko) | 가요성(可撓性) 회로 기판을 이용한 볼 그리드 어레이(Ball Grid Array : BGA) 반도체 패키지 및 그 제조 방법 | |
JP2868779B2 (ja) | Tab用テープ | |
JPS5923432Y2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2000269389A (ja) | 半導体装置 | |
JP3561284B2 (ja) | 半導体装置の構造 |