JP2003051377A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2003051377A
JP2003051377A JP2001240798A JP2001240798A JP2003051377A JP 2003051377 A JP2003051377 A JP 2003051377A JP 2001240798 A JP2001240798 A JP 2001240798A JP 2001240798 A JP2001240798 A JP 2001240798A JP 2003051377 A JP2003051377 A JP 2003051377A
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JP
Japan
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cooking
heated
top plate
dedicated
heating
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Shintaro Noguchi
新太郎 野口
Shuji Sato
周史 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱調理器において、トッププレート上
に調理用被加熱体を適正位置に載置して、メニュー調理
(ピラフ、パエリヤ、茶碗蒸し等)をオート設定で行う
ことができるようにすること。 【解決手段】 本体10天面に設置したトッププレート
13の位置センサA14と、トッププレート13に載置
する専用調理用被加熱体15に設けた位置センサB16
との協同により、専用調理用被加熱体15の適正位置と
非適正位置を検知するようにしたものであり、適正位置
の専用調理用被加熱体15でメニュー調理をオート設定
で行うことができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭用の誘導
加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導加熱調理器の構成を
図6により説明する。本体1の天面には被加熱体である
調理鍋または調理プレート等を載置するためのトッププ
レート2を設けている。本体1内には被加熱体を電磁誘
導によって加熱するための加熱コイル3と、加熱コイル
3中央に入力検知を行うためのサーミスタ4が設置して
あり、さらにサーミスタ4による検知および電磁誘導を
制御するための制御回路5を設けているものである。操
作部6は本体1の前面に設置されている。
【0003】そして、トッププレート2上に調理鍋また
は調理プレート等を載置し、サーミスタ4による温度検
知により、ピラフ、パエリヤ、茶碗蒸し等のオート調理
を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された誘導加熱調理器では、本体1の天面の
トッププレート2と被加熱体である専用調理鍋または専
用調理プレート等の位置ずれ時、または専用調理鍋、専
用調理プレート以外の被加熱体を使用した時は、これら
の検知ができないため正確な温度制御が行えず、不安定
な加熱状態が続き適切な調理ができない。特にオート調
理の出来ばえが悪くなるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するもので、
専用調理用被加熱体の適正位置と非適正位置あるいは非
専用調理用被加熱体を検知して、適切な加熱制御が行え
るようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の誘導加熱調理器は、トッププレート側に位
置センサAを設け、トッププレート上に載置する専用調
理用被加熱体には、位置センサAと協同して専用調理用
被加熱体の適正位置と非適正位置を検知する位置センサ
Bを設けたものである。
【0007】このことにより、位置センサA、Bの協同
により専用調理用被加熱体の適正位置と非適正位置ある
いは非専用調理用被加熱体を検知でき、適切な加熱制御
が行えるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体内
部に、電磁誘導によって加熱するための加熱コイルと、
前記電磁誘導を行うための制御回路とを有し、本体天面
には、被加熱体を載置するトッププレートを設置し、こ
のトッププレート側には位置センサAを設けるととも
に、トッププレート上に載置する専用調理用被加熱体に
は位置センサAと協同して専用調理用被加熱体の適正位
置と非適正位置を検知する位置センサBを設けた誘導加
熱調理器とすることにより、位置センサA、Bの協同に
より専用調理用被加熱体の適正位置と非適正位置あるい
は非専用調理用被加熱体を検知でき、適切な加熱制御が
行えるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、位置センサAは
間隔をおいてトッププレート側に複数個設け、位置セン
サBは位置センサAと等間隔で専用調理用被加熱体に複
数個設け、位置センサA、Bにより専用調理用被加熱体
の適正位置と非適正位置を検知してなる誘導加熱調理器
としたことにより、専用調理用被加熱体のずれ等の状態
が発生した時や、非専用調理用被加熱体の検知を正確に
行うことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、位置センサA、
Bにより専用調理用被加熱体が非適正位置あるいは非専
用調理用被加熱体であることを検知した場合、専用調理
用被加熱体の適正位置における加熱より低い電力で加熱
を行うように制御してなる誘導加熱調理器としたことに
より、専用調理用被加熱体のずれ等の状態が発生した時
や、非専用調理用被加熱体の使用時における不安定な加
熱および異常加熱を防ぐという作用が得られる。
【0011】請求項4に記載の発明は、位置センサA、
Bにより専用調理用被加熱体が非適正位置あるいは非専
用調理用被加熱体であることを検知した場合、専用調理
用被加熱体の適正位置における加熱より制御温度を低く
して制御してなる誘導加熱調理器としたことにより、専
用調理用被加熱体のずれ等の状態が発生した時や、非専
用調理用被加熱体の使用時における不安定な加熱および
異常加熱を防ぐという作用が得られる。
【0012】請求項5に記載の発明は、位置センサA、
Bにより専用調理用被加熱体の適正位置と非適正位置を
検知し、非適正位置を検知した場合には、非適正位置を
報知または表示を行う誘導加熱調理器としたことによ
り、使用者は容易に専用調理用被加熱体の非適正位置を
知ることができ誤使用をなくすことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、位置センサA、
Bによって検出された結果と、電磁誘導を行うためのス
イッチング素子の出力電圧変化から被加熱体の検知を行
う誘導加熱調理器としたことにより、専用調理用被加熱
体のずれ等の不嵌合状態が発生した時や、非専用調理用
被加熱体の使用時を確実に検知し、不安定な加熱および
異常加熱を防ぐという作用が得られる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0015】(実施例1)図1に示すように、本体10
内部に、被加熱体である調理鍋または調理プレート等を
電磁誘導によって加熱するための加熱コイル11と、前
記電磁誘導を行うための制御回路12とを有し、本体1
0天面には、被加熱体を載置するためのトッププレート
13を設置している。前記トッププレート13の中央に
は位置センサA14を設け、被加熱体である付属の専用
調理用被加熱体15には、位置センサA14と協同して
専用調理用被加熱体15の適正位置と非適正位置を検知
する位置センサB16を設けている。前記位置センサA
14は、トッププレート13の中央下面に下から当接さ
せているかあるいはトッププレート13に埋め込まれて
いるものである。また位置センサB16は、専用調理用
被加熱体15のトッププレート13との対向面に設けら
れている。そして、位置センサA、Bは、一方が磁石
で、他方が磁性体、あるいは双方が磁石で構成されてい
るものである。17は調理器の操作部である。
【0016】この構成において、トッププレート13に
設けた位置センサA14と付属の専用調理用被加熱体1
5に設けた位置センサB16が磁気結合したときに、専
用調理用被加熱体15がトッププレート13に対して適
正位置に載置されているとして検知し、図示していない
が、スイッチング素子がONされ、その出力信号が制御
回路12に入力されることにより、予め設定している調
理機能を出力する。これにより、メニュー調理(ピラ
フ、パエリヤ、茶碗蒸し等)をオート設定でできるとい
う効果が得られる。
【0017】なお、専用調理用被加熱体15がトッププ
レート13に対して非適正位置である場合、あるいは非
専用調理用被加熱体が使用されている場合は、位置セン
サA、Bが作用しないため、その状況を知ることができ
る。
【0018】(実施例2)この実施例は、基本的には実
施例1と同様であるので、相違点のみを図2、3により
説明する。トッププレート18側には、間隔をおいて位
置センサA14を複数個設け、付属の専用調理用被加熱
体20には位置センサA14と等間隔で位置センサB1
6を複数個設けている。この実施例では、トッププレー
ト18および専用調理用被加熱体20が平面矩形状をし
ているので、位置センサA14は対角の2カ所に、位置
センサB16は四隅に設置した場合を示している。勿
論、位置センサA、Bの位置および個数およびトッププ
レート18および専用調理用被加熱体20の形状は、こ
の実施例に限定されるものではなく、種々考えられる。
【0019】そして、図3に示すように、付属の専用調
理用被加熱体20がトッププレート18に対して非適正
位置に載置された場合には、位置センサA、Bが協同せ
ず、非適正位置であることが検知できる。この検知は非
専用調理用被加熱体が載置された場合も同様である。
【0020】(実施例3)この実施例においては、実施
例2と同様な構成としたものであるが、トッププレート
18上に載置した専用調理用被加熱体20が非適正位置
の場合、あるいは非専用調理用被加熱体の使用時には、
専用調理用被加熱体20を適正位置に載置した場合より
も、制御回路によって、図4に示すように、低い電力で
加熱を行い、適正位置に戻れば通常の電力供給がなされ
るように制御されるものである。この制御は非専用調理
用被加熱体が載置された場合も同様である。
【0021】すなわち、専用調理用被加熱体20のずれ
等が発生した場合、あるいは非専用調理用被加熱体の使
用時には、適正な場合より低い電力で加熱を行わせるこ
とで、不安定な加熱および異常加熱を防ぐものである。
【0022】(実施例4)この実施例においても、実施
例2と同様な構成としたものであるが、トッププレート
18上に載置した専用調理用被加熱体20が非適正位置
の場合、あるいは非専用調理用被加熱体の使用時には、
専用調理用被加熱体20を適正位置に載置した場合より
も制御温度を低くして検知を行う構成とした点で相違す
るものである。
【0023】この構成により、専用調理用被加熱体20
が非適正位置の場合、あるいは非専用調理用被加熱体の
使用時には、適正な場合より温度制御を低くして、不安
定な加熱および異常加熱を防ぐものである。
【0024】(実施例5)この実施例においても、実施
例2と同様な構成としたものであるが、トッププレート
18上に載置した専用調理用被加熱体20が非適正位置
の場合、あるいは非専用調理用被加熱体の使用時には、
これを検知しブザー等による報知または文字、光等によ
る表示を行う構成としたものである。
【0025】すなわち、図4における非適正位置領域
(斜線箇所)において、これを報知または表示すること
により、使用者に知らせるものである。
【0026】(実施例6)この実施例においても、実施
例2と同様な構成としたものであるが、図5に示すよう
に、前記位置センサA、B14,16によって検出され
た結果と、電磁誘導を行うためのスイッチング素子の出
力電圧変化から被加熱体の適正位置と非適正位置の検知
を行い、入力制御を行う構成としたものである。
【0027】この構成において、トッププレート18上
に載置した専用調理用被加熱体20が非適正位置の場
合、あるいは非専用調理用被加熱体の使用時には、これ
を確実に検知し、一定の入力制御を行うため、不安定な
加熱および異常加熱を防ぐという作用が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の誘導加熱調理器
によれば、本体内部に、電磁誘導によって加熱するため
の加熱コイルと、前記電磁誘導を行うための制御回路と
を有し、本体天面には、被加熱体を載置するトッププレ
ートを設置し、このトッププレート側には位置センサA
を設けるとともに、トッププレート上に載置する専用調
理用被加熱体には位置センサAと協同して専用調理用被
加熱体の適正位置と非適正位置を検知する位置センサB
を設けたことにより、位置センサA、Bの協同により専
用調理用被加熱体の適正位置と非適正位置あるいは非専
用調理用被加熱体を検知でき、適切な加熱制御が行える
ものであり、正確なメニュー調理(ピラフ、パエリヤ、
茶碗蒸し等)をオート設定で可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における誘導加熱調理器を切
り欠いて示した平面図
【図2】本発明の実施例2〜6における誘導加熱調理器
を一部切り欠いて示した平面図
【図3】同誘導加熱調理器の非適正状態を示す平面図
【図4】同誘導加熱調理器における制御状態を示す特性
【図5】本発明の実施例6における検知状態を示す特性
【図6】従来の誘導加熱調理器を切り欠いて示した平面
【符号の説明】
10 本体 11 加熱コイル 12 制御回路 13、18 トッププレート 14 位置センサA 15、20 専用調理用被加熱体 16 位置センサB

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内部に、電磁誘導によって加熱する
    ための加熱コイルと、前記電磁誘導を行うための制御回
    路とを有し、本体天面には、被加熱体を載置するトップ
    プレートを設置し、このトッププレート側には位置セン
    サAを設けるとともに、トッププレート上に載置する専
    用調理用被加熱体には位置センサAと協同して専用調理
    用被加熱体の適正位置と非適正位置を検知する位置セン
    サBを設けた誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 位置センサAは間隔をおいてトッププレ
    ート側に複数個設け、位置センサBは位置センサAと等
    間隔で専用調理用被加熱体に複数個設け、位置センサ
    A、Bにより専用調理用被加熱体の適正位置と非適正位
    置を検知してなる請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 位置センサA、Bにより専用調理用被加
    熱体が非適正位置あるいは非専用調理用被加熱体である
    ことを検知した場合、専用調理用被加熱体の適正位置に
    おける加熱より低い電力で加熱を行うように制御してな
    る請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 位置センサA、Bにより専用調理用被加
    熱体が非適正位置あるいは非専用調理用被加熱体である
    ことを検知した場合、専用調理用被加熱体の適正位置に
    おける加熱より制御温度を低くして制御してなる請求項
    1または2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 位置センサA、Bにより専用調理用被加
    熱体の適正位置と非適正位置を検知し、非適正位置を検
    知した場合には、非適正位置を報知または表示を行う請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 位置センサA、Bによって検出された結
    果と、電磁誘導を行うためのスイッチング素子の出力電
    圧変化から被加熱体の検知を行う請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の誘導加熱調理器。
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