JP2003051003A - 画像処理装置、画像記録装置およびそれらの制御方法 - Google Patents
画像処理装置、画像記録装置およびそれらの制御方法Info
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- JP2003051003A JP2003051003A JP2001241263A JP2001241263A JP2003051003A JP 2003051003 A JP2003051003 A JP 2003051003A JP 2001241263 A JP2001241263 A JP 2001241263A JP 2001241263 A JP2001241263 A JP 2001241263A JP 2003051003 A JP2003051003 A JP 2003051003A
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- H04N1/64—Systems for the transmission or the storage of the colour picture signal; Details therefor, e.g. coding or decoding means therefor
- H04N1/648—Transmitting or storing the primary (additive or subtractive) colour signals; Compression thereof
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- H04N1/52—Circuits or arrangements for halftone screening
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー画像の画質を劣化させることなく、各
色成分に適した方法でそれぞれの情報量を削減して出力
できる画像処理装置および受信した画像データに基づい
て、画質を劣化させることなく画像を記録する画像記録
装置を提供する。 【解決手段】 画像処理装置では、画像記録装置(例:
Y、M、C、Bk、LC、LMの6色使用)に送信する
カラー画像データに対して、階調性が重視される色(L
C、LM)には、多い階調数(例:9値)で量子化処理
を行い、圧縮処理は行わない。また階調性が重視されな
い色(Y、M、C、Bk)には圧縮効率の良い階調数
(例:5値)で量子化処理を行った後、圧縮処理を施し
て送信データ量を削減する。画像記録装置では、受信し
た画像データのうち非圧縮データはそのまま、圧縮デー
タは伸張処理を行ってから、画像を記録する。
色成分に適した方法でそれぞれの情報量を削減して出力
できる画像処理装置および受信した画像データに基づい
て、画質を劣化させることなく画像を記録する画像記録
装置を提供する。 【解決手段】 画像処理装置では、画像記録装置(例:
Y、M、C、Bk、LC、LMの6色使用)に送信する
カラー画像データに対して、階調性が重視される色(L
C、LM)には、多い階調数(例:9値)で量子化処理
を行い、圧縮処理は行わない。また階調性が重視されな
い色(Y、M、C、Bk)には圧縮効率の良い階調数
(例:5値)で量子化処理を行った後、圧縮処理を施し
て送信データ量を削減する。画像記録装置では、受信し
た画像データのうち非圧縮データはそのまま、圧縮デー
タは伸張処理を行ってから、画像を記録する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像記録装置およびそれらの制御方法ならびにプリンタド
ライバ、記憶媒体に関し、例えば、カラー画像を扱う画
像記録装置において、持ちうるメモリ容量や転送データ
量から各色の階調数を定め、かつ圧縮可能な色について
は予め記録処理装置で転送する画像データの圧縮処理を
行うことにより画像データの容量を削減することのでき
る画像処理装置、画像記録装置およびそれらの制御方法
ならびにプリンタドライバ、記憶媒体に関する。
像記録装置およびそれらの制御方法ならびにプリンタド
ライバ、記憶媒体に関し、例えば、カラー画像を扱う画
像記録装置において、持ちうるメモリ容量や転送データ
量から各色の階調数を定め、かつ圧縮可能な色について
は予め記録処理装置で転送する画像データの圧縮処理を
行うことにより画像データの容量を削減することのでき
る画像処理装置、画像記録装置およびそれらの制御方法
ならびにプリンタドライバ、記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、インクジェットプリンタのよう
な出力可能な階調数が極めて限定されるプリンタを用い
る場合には、ホストコンピュータ上のプリンタドライバ
による量子化処理によって、画像データの階調数をプリ
ンタが表現可能な階調数に変換した後に、ホストコンピ
ュータからプリンタへ画像データが転送される。
な出力可能な階調数が極めて限定されるプリンタを用い
る場合には、ホストコンピュータ上のプリンタドライバ
による量子化処理によって、画像データの階調数をプリ
ンタが表現可能な階調数に変換した後に、ホストコンピ
ュータからプリンタへ画像データが転送される。
【0003】しかしながら、近年プリンタが高解像度に
なるにつれて、転送すべき画像データの量が増大するに
つれ、ホストコンピュータからプリンタへ画像データを
転送するのに必要な時間が増加し、印刷スループットの
低下につながるおそれがでてきている。
なるにつれて、転送すべき画像データの量が増大するに
つれ、ホストコンピュータからプリンタへ画像データを
転送するのに必要な時間が増加し、印刷スループットの
低下につながるおそれがでてきている。
【0004】このような問題を解決する方法として、濃
度パターン法を利用して、ホストコンピュータのプリン
タドライバは、その濃度パターンの階調情報のみをプリ
ンタへ送り、プリンタ側では、受信した濃度パターンの
階調情報に基づいてドットパターンに変換する。
度パターン法を利用して、ホストコンピュータのプリン
タドライバは、その濃度パターンの階調情報のみをプリ
ンタへ送り、プリンタ側では、受信した濃度パターンの
階調情報に基づいてドットパターンに変換する。
【0005】この方法では、ホストコンピュータからプ
リンタへ2値データをそのまま転送するのではなく、濃
度パターンの階調情報のみ転送するため転送するデータ
量は少なくて済む。
リンタへ2値データをそのまま転送するのではなく、濃
度パターンの階調情報のみ転送するため転送するデータ
量は少なくて済む。
【0006】例えば、プリンタの解像度が1200dp
iで、プリンタが出力するドットを縦横2ドットずつ、
計4ドット集めたものを1単位として、濃度パターンを
構成すると、図6に示すように5階調を表現することが
できる。
iで、プリンタが出力するドットを縦横2ドットずつ、
計4ドット集めたものを1単位として、濃度パターンを
構成すると、図6に示すように5階調を表現することが
できる。
【0007】つまり、プリンタドライバは、600dp
iの画素情報に対して、5値の量子化処理を行い、そこ
で発生する量子化誤差は、誤差拡散処理に代表される面
積階調処理を行う。
iの画素情報に対して、5値の量子化処理を行い、そこ
で発生する量子化誤差は、誤差拡散処理に代表される面
積階調処理を行う。
【0008】この処理を予めプリンタドライバがプリン
タへ2値データをそのまま転送前に行い、プリンタには
量子化処理後の階調情報のみをプリンタに送る。この処
理を行うだけで、擬似的に連続階調の画像をプリンタに
出力させることが可能になるため、ホストコンピュータ
からプリンタへの転送データ量も少なく済み、かつ画質
を損なうことなく連続階調画像を表現することが可能と
なる。
タへ2値データをそのまま転送前に行い、プリンタには
量子化処理後の階調情報のみをプリンタに送る。この処
理を行うだけで、擬似的に連続階調の画像をプリンタに
出力させることが可能になるため、ホストコンピュータ
からプリンタへの転送データ量も少なく済み、かつ画質
を損なうことなく連続階調画像を表現することが可能と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した、濃度パター
ン法を利用して、ホストコンピュータからプリンタへ画
像データを転送する場合には、例えば、前述した5値の
量子化データを所定ビット長の量子化コードで表現し、
さらにその量子化コードをパッキング処理して、データ
転送する。
ン法を利用して、ホストコンピュータからプリンタへ画
像データを転送する場合には、例えば、前述した5値の
量子化データを所定ビット長の量子化コードで表現し、
さらにその量子化コードをパッキング処理して、データ
転送する。
【0010】このパッキング処理の関係上、(データ転
送が8ビットや16ビット単位だから)、量子化コード
のビット長は、例えば2ビット、4ビットまたは8ビッ
トになり、5値の量子化データの場合は、4ビットの量
子化コードが利用される。
送が8ビットや16ビット単位だから)、量子化コード
のビット長は、例えば2ビット、4ビットまたは8ビッ
トになり、5値の量子化データの場合は、4ビットの量
子化コードが利用される。
【0011】従って、5値の量子化データの場合には、
4ビットで表現可能な最大階調数16値に対して、5値
の階調情報のみしか使用しておらず(残りの11値は使
用していない)非常に冗長度の高い情報になる。
4ビットで表現可能な最大階調数16値に対して、5値
の階調情報のみしか使用しておらず(残りの11値は使
用していない)非常に冗長度の高い情報になる。
【0012】4ビットで5階調を表すような冗長度の高
い情報でも、データ転送速度が多少遅くても問題ない場
合やプリンタのメモリ容量に余裕がある場合には、問題
ないが、プリンタが高解像度かつ高速に記録する場合
や、プリンタのコスト削減のためにプリンタのメモリ容
量を押さえる必要がある場合には、データ転送速度やプ
リンタが保持可能なデータ量が問題になる。
い情報でも、データ転送速度が多少遅くても問題ない場
合やプリンタのメモリ容量に余裕がある場合には、問題
ないが、プリンタが高解像度かつ高速に記録する場合
や、プリンタのコスト削減のためにプリンタのメモリ容
量を押さえる必要がある場合には、データ転送速度やプ
リンタが保持可能なデータ量が問題になる。
【0013】つまり、4ビットで5階調を表すような冗
長度の高い情報をプリンタへ転送したのでは、非常に効
率が悪いことになる。
長度の高い情報をプリンタへ転送したのでは、非常に効
率が悪いことになる。
【0014】単位濃度パターンは変えずに、この問題を
回避するためには、階調数を5値から4値に落とせば、
量子化コードは2ビットで済む。しかしながら、階調数
を落とすことによって、階調の飛び、擬似輪郭の発生、
粒状感の増加などが発生して出力画像の画質を低下させ
ることになり、好ましくない。
回避するためには、階調数を5値から4値に落とせば、
量子化コードは2ビットで済む。しかしながら、階調数
を落とすことによって、階調の飛び、擬似輪郭の発生、
粒状感の増加などが発生して出力画像の画質を低下させ
ることになり、好ましくない。
【0015】上述の課題を解決するため本願の発明者ら
は、特開2001-69358号公報の中で、別の技術
開示を行っている。この開示は、5値4ビットのデータ
を3画素分ずつ集めた12ビットのデータを8ビットに
パッキングする圧縮処理に関するものであり、この圧縮
処理によれば、画質の劣化を起こすことなく、情報量の
冗長度を削減することが可能である。
は、特開2001-69358号公報の中で、別の技術
開示を行っている。この開示は、5値4ビットのデータ
を3画素分ずつ集めた12ビットのデータを8ビットに
パッキングする圧縮処理に関するものであり、この圧縮
処理によれば、画質の劣化を起こすことなく、情報量の
冗長度を削減することが可能である。
【0016】しかしながら、上記の圧縮処理を近年の高
画質インクジェットプリンタにおいて採用されている高
画質化を目的とした6色インクシステムに適応する場合
には、問題が生じることがある。
画質インクジェットプリンタにおいて採用されている高
画質化を目的とした6色インクシステムに適応する場合
には、問題が生じることがある。
【0017】すなわち、このような高画質化を目的とし
た6色インクシステムにおいては、インク色毎に最適な
階調数で処理する必要が生じてくる。
た6色インクシステムにおいては、インク色毎に最適な
階調数で処理する必要が生じてくる。
【0018】これを図7A〜図7Cを用いて説明する。
高画質化を目的とした6色システムでは、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラック、の4色のインク以外に、階
調表現を豊富にするため他の2色のインクとして、シア
ンとマゼンタより淡い色のライトシアン、ライトマゼン
タを使用する。以下Y、M、C、K、LC、LMと称
す。またライトシアン、ライトマゼンタを総称して淡イ
ンクと称し、ライトシアン、ライトマゼンタに比べて濃
い色のシアンインクとマゼンタインクを総称して濃淡イ
ンクと称と称す。
高画質化を目的とした6色システムでは、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラック、の4色のインク以外に、階
調表現を豊富にするため他の2色のインクとして、シア
ンとマゼンタより淡い色のライトシアン、ライトマゼン
タを使用する。以下Y、M、C、K、LC、LMと称
す。またライトシアン、ライトマゼンタを総称して淡イ
ンクと称し、ライトシアン、ライトマゼンタに比べて濃
い色のシアンインクとマゼンタインクを総称して濃淡イ
ンクと称と称す。
【0019】図7Aは、淡インク(LCまたはLM)と
濃インク(CまたはM)とを併用して使用する濃淡シス
テムでの入力信号とインク打ち込み量との関係の1例を
示すものである。また図7Aには、淡インク(LCまた
はLM)のみを使用する場合の入力信号とインク打ち込
み量との関係の1例もあわせて示している。
濃インク(CまたはM)とを併用して使用する濃淡シス
テムでの入力信号とインク打ち込み量との関係の1例を
示すものである。また図7Aには、淡インク(LCまた
はLM)のみを使用する場合の入力信号とインク打ち込
み量との関係の1例もあわせて示している。
【0020】図7Aに示すように、1200dpi単位
に1ドットを配置する場合のインク打ち込み量を100
%とした場合、淡インクは、点線で示す淡インク打ち込
み量特性1のように、100%までは淡インクのみ単独
で使用し、濃インクは、1点破線に示す濃インク打ち込
み量特性1のように淡インク100%に達した時点から
打ち込み始め、徐々に淡インクの打ち込み量を減らし、
濃インクの打ち込み量を増加させながら、最終的に濃イ
ンク100%まで到達するような打ち込み量特性を用い
ている。
に1ドットを配置する場合のインク打ち込み量を100
%とした場合、淡インクは、点線で示す淡インク打ち込
み量特性1のように、100%までは淡インクのみ単独
で使用し、濃インクは、1点破線に示す濃インク打ち込
み量特性1のように淡インク100%に達した時点から
打ち込み始め、徐々に淡インクの打ち込み量を減らし、
濃インクの打ち込み量を増加させながら、最終的に濃イ
ンク100%まで到達するような打ち込み量特性を用い
ている。
【0021】ここで、上記説明した淡インクまたは濃イ
ンク80〜100、60〜80、4〜60、20〜4
0、0〜20%のインク打ち込み量は、図6に示す4ド
ット数、3ドット数、2ドット数、1ドット数、0ドッ
ト数に対応するものとし、濃インク濃度は淡インク濃度
の2倍の濃度とすると、図7Aの淡インク打ち込み量特
性1と濃インク打ち込み量特性1のように淡インクと濃
インクの打ち込み量を制御することにより、図7Bに示
す0〜8までの9階調を表現することができる。
ンク80〜100、60〜80、4〜60、20〜4
0、0〜20%のインク打ち込み量は、図6に示す4ド
ット数、3ドット数、2ドット数、1ドット数、0ドッ
ト数に対応するものとし、濃インク濃度は淡インク濃度
の2倍の濃度とすると、図7Aの淡インク打ち込み量特
性1と濃インク打ち込み量特性1のように淡インクと濃
インクの打ち込み量を制御することにより、図7Bに示
す0〜8までの9階調を表現することができる。
【0022】なお図7Aに示した例は、あくまで1例で
あり、通常はここに示すような線形な特性ではなく、非
線形としてもよい。また、色相によっても異なる特性を
とるようにしてもよい。また濃インク濃度の淡インク濃
度に対する割合も2倍にすることはなく適時変更するこ
とができる。
あり、通常はここに示すような線形な特性ではなく、非
線形としてもよい。また、色相によっても異なる特性を
とるようにしてもよい。また濃インク濃度の淡インク濃
度に対する割合も2倍にすることはなく適時変更するこ
とができる。
【0023】ここで、濃インク濃度が淡インク濃度の濃
度バランスが十分であり(上記の例では濃インク濃度が
淡インク濃度の2倍に正確に管理されている場合)、濃
インクの打ち込み開始が目立たない場合には問題ない。
しかしながら、淡インクが濃インク濃度に対して薄すぎ
たり、逆に濃インクが淡インク濃度に対して濃すぎて、
濃インクの打ち込み開始時にドットの粒状感が目立つ場
合がある。
度バランスが十分であり(上記の例では濃インク濃度が
淡インク濃度の2倍に正確に管理されている場合)、濃
インクの打ち込み開始が目立たない場合には問題ない。
しかしながら、淡インクが濃インク濃度に対して薄すぎ
たり、逆に濃インクが淡インク濃度に対して濃すぎて、
濃インクの打ち込み開始時にドットの粒状感が目立つ場
合がある。
【0024】このような場合には、図7Aの実線に示す
淡インク打ち込み量特性2のように淡インクの打ち込み
量を200%まで上昇させ、淡インクのみで記録した時
のベタ濃度を上げて、濃インクとのつなぎを良くするこ
とで濃インクと淡インクのつながりが改善される。
淡インク打ち込み量特性2のように淡インクの打ち込み
量を200%まで上昇させ、淡インクのみで記録した時
のベタ濃度を上げて、濃インクとのつなぎを良くするこ
とで濃インクと淡インクのつながりが改善される。
【0025】淡インクを用いた淡インク打ち込み量特性
2による200%打ち込みまでの濃度パターンの例を図
8に示す。ここで、図7Aの淡インク180〜200,
160180、140〜160、100〜120、60
〜80、40〜60、20〜40、0〜20%のインク
打ち込み量は、図8に示す8ドット数、7ドット数、6
ドット数、5ドット数、4ドット数、3ドット数、2ド
ット数、1ドット数、0ドット数に対応するものとし、
濃インク濃度は淡インク濃度の2倍の濃度とすると、図
7Aの淡インク打ち込み量特性2のように淡インクの打
ち込み量を制御することにより、図7Cに示す0〜8ま
での9階調を表現することができる。
2による200%打ち込みまでの濃度パターンの例を図
8に示す。ここで、図7Aの淡インク180〜200,
160180、140〜160、100〜120、60
〜80、40〜60、20〜40、0〜20%のインク
打ち込み量は、図8に示す8ドット数、7ドット数、6
ドット数、5ドット数、4ドット数、3ドット数、2ド
ット数、1ドット数、0ドット数に対応するものとし、
濃インク濃度は淡インク濃度の2倍の濃度とすると、図
7Aの淡インク打ち込み量特性2のように淡インクの打
ち込み量を制御することにより、図7Cに示す0〜8ま
での9階調を表現することができる。
【0026】なお図7Aに示した例は、あくまで1例で
あり、通常はここに示すような線形な特性ではなく、非
線形としてもよい。また、色相によっても異なる特性を
とるようにしてもよい。
あり、通常はここに示すような線形な特性ではなく、非
線形としてもよい。また、色相によっても異なる特性を
とるようにしてもよい。
【0027】図8に示すように、インクの打ち込み量が
200%の場合には、図6に示すインクの打ち込み量が
100%で最大であった場合に対して、解像度を2倍に
上げることにより、インクの打ち込み量を200%まで
可能としている。図8の濃度パターンは、4×2ドット
なので、階調数としては図8の0〜8に示すように9値
となる。
200%の場合には、図6に示すインクの打ち込み量が
100%で最大であった場合に対して、解像度を2倍に
上げることにより、インクの打ち込み量を200%まで
可能としている。図8の濃度パターンは、4×2ドット
なので、階調数としては図8の0〜8に示すように9値
となる。
【0028】9値は、5値に比べて4bitの中での情
報量の冗長度は少なく、また5値のように効率良く圧縮
するのが困難であるため、9値は、5値のような圧縮処
理は行わない方がシステム的なメリットは高い。
報量の冗長度は少なく、また5値のように効率良く圧縮
するのが困難であるため、9値は、5値のような圧縮処
理は行わない方がシステム的なメリットは高い。
【0029】しかしながら、6色全ての階調数を上記説
明したように一律9値にし、さらに圧縮処理を行わない
で4ビットで処理する場合には、最初に述べたホストコ
ンピュータからプリンタへデータを転送する際に、転送
データ量の問題やデータ格納領域の問題が発生してしま
う。
明したように一律9値にし、さらに圧縮処理を行わない
で4ビットで処理する場合には、最初に述べたホストコ
ンピュータからプリンタへデータを転送する際に、転送
データ量の問題やデータ格納領域の問題が発生してしま
う。
【0030】本発明は、上記説明した問題点を解決する
ことを出発点としてなされたものであり、カラー画像の
画質を劣化させることなく、各色成分に適した方法でそ
れぞれの情報量を削減して画像記録装置に出力すること
ができる画像処理装置および画像処理方法を提供するこ
とを目的とする。
ことを出発点としてなされたものであり、カラー画像の
画質を劣化させることなく、各色成分に適した方法でそ
れぞれの情報量を削減して画像記録装置に出力すること
ができる画像処理装置および画像処理方法を提供するこ
とを目的とする。
【0031】また本発明の別の目的は、上記画像処理装
置から出力された画像データに基づいて、カラー画像の
画質を劣化させることなく画像を記録する画像記録装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。
置から出力された画像データに基づいて、カラー画像の
画質を劣化させることなく画像を記録する画像記録装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る一態様としての画像処理装置は、以下の
構成を有する。すなわち、多値のカラー画像データの情
報量を削減して出力する画像処理装置であって、前記多
値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化し、前
記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして出力す
る第1量子化手段と、前記多値のカラー画像データの色
成分を前記N1より大きいN2値に量子化し、前記N2
値を表現可能なK2ビットのコードとして出力する第2
量子化手段と、前記多値のカラー画像データの色成分に
応じて、前記第1量子化手段または前記第2量子化手段
のいずれかを選択する量子化選択手段と、前記量子化選
択手段によって前記第1量子化手段が選択された場合に
は、前記K1ビットのコードをM画素分集めて、K1×
M未満のL1ビットのコードに変換する変換手段と、前
記変換手段から出力されるデータを所定ビット単位のデ
ータにまとめて出力する出力手段と、を有することを特
徴とする。
の本発明に係る一態様としての画像処理装置は、以下の
構成を有する。すなわち、多値のカラー画像データの情
報量を削減して出力する画像処理装置であって、前記多
値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化し、前
記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして出力す
る第1量子化手段と、前記多値のカラー画像データの色
成分を前記N1より大きいN2値に量子化し、前記N2
値を表現可能なK2ビットのコードとして出力する第2
量子化手段と、前記多値のカラー画像データの色成分に
応じて、前記第1量子化手段または前記第2量子化手段
のいずれかを選択する量子化選択手段と、前記量子化選
択手段によって前記第1量子化手段が選択された場合に
は、前記K1ビットのコードをM画素分集めて、K1×
M未満のL1ビットのコードに変換する変換手段と、前
記変換手段から出力されるデータを所定ビット単位のデ
ータにまとめて出力する出力手段と、を有することを特
徴とする。
【0033】ここで、例えば、前記第2量子化手段が選
択された場合には、前記K2ビットのコードを変換せず
に出力することが好ましい。
択された場合には、前記K2ビットのコードを変換せず
に出力することが好ましい。
【0034】ここで、例えば、前記量子化選択手段は、
相対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分につ
いては第1量子化手段を用い、相対的に濃度の低いイン
クで記録が成される色成分については第2量子化手段を
用いることが好ましい。
相対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分につ
いては第1量子化手段を用い、相対的に濃度の低いイン
クで記録が成される色成分については第2量子化手段を
用いることが好ましい。
【0035】ここで、例えば、前記濃度の低い色成分
は、ライトシアンおよびライトマゼンタであり、前記濃
度の高い色成分は、シアン、マゼンタ、イエローおよび
ブラックであることが好ましい。
は、ライトシアンおよびライトマゼンタであり、前記濃
度の高い色成分は、シアン、マゼンタ、イエローおよび
ブラックであることが好ましい。
【0036】ここで、例えば、前記所定ビット単位は前
記L1ビットの自然倍数であり、前記所定ビット単位の
データは画像記録装置へ転送されることが好ましい。
記L1ビットの自然倍数であり、前記所定ビット単位の
データは画像記録装置へ転送されることが好ましい。
【0037】ここで、例えば、前記量子化選択手段は、
更に前記第1量子化手段または前記第2量子化手段のい
ずれかの選択を指示する記録モードに基づいて前記第1
量子化手段または前記第2量子化手段を選択する選択手
段とを有することが好ましい。
更に前記第1量子化手段または前記第2量子化手段のい
ずれかの選択を指示する記録モードに基づいて前記第1
量子化手段または前記第2量子化手段を選択する選択手
段とを有することが好ましい。
【0038】ここで、例えば、前記選択手段は、前記画
像データを出力する記録装置の種類、メディアの種類、
解像度のいずれか1つに応じて、前記第1量子化手段ま
たは前記第2量子化手段のいずれかの手段を選択するこ
とが好ましい。
像データを出力する記録装置の種類、メディアの種類、
解像度のいずれか1つに応じて、前記第1量子化手段ま
たは前記第2量子化手段のいずれかの手段を選択するこ
とが好ましい。
【0039】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の画像記録装置は、以下の構成を有する。すな
わち、情報量が削減されて出力されたカラー画像データ
に基づいて画像を記録する画像記録装置であって、前記
カラー画像データの色成分に応じて、所定ビット単位
で、圧縮処理されているコードと、圧縮処理されていな
いコードとに分離する分離手段と、前記分離手段によっ
て分離された前記圧縮処理されているコードを復元する
復元手段と、前記圧縮処理されていないコードおよび前
記復元されたコードを用いて前記画像を記録する画像記
録手段とを有することを特徴とする。
実施形態の画像記録装置は、以下の構成を有する。すな
わち、情報量が削減されて出力されたカラー画像データ
に基づいて画像を記録する画像記録装置であって、前記
カラー画像データの色成分に応じて、所定ビット単位
で、圧縮処理されているコードと、圧縮処理されていな
いコードとに分離する分離手段と、前記分離手段によっ
て分離された前記圧縮処理されているコードを復元する
復元手段と、前記圧縮処理されていないコードおよび前
記復元されたコードを用いて前記画像を記録する画像記
録手段とを有することを特徴とする。
【0040】ここで、例えば、前記圧縮処理されている
コードとは、N1値を表現可能なK1ビットのコードを
M画素分集めて、K1×M未満のL1ビットのコードに
圧縮されたコードであり、前記圧縮処理されていないコ
ードとは、N2値を表現可能なK2ビットのコードであ
ることが好ましい。
コードとは、N1値を表現可能なK1ビットのコードを
M画素分集めて、K1×M未満のL1ビットのコードに
圧縮されたコードであり、前記圧縮処理されていないコ
ードとは、N2値を表現可能なK2ビットのコードであ
ることが好ましい。
【0041】ここで、例えば、前記復元手段は、前記圧
縮処理されているL1ビットのコードを、前記K1ビッ
トのコードのM画素分に復元することが好ましい。
縮処理されているL1ビットのコードを、前記K1ビッ
トのコードのM画素分に復元することが好ましい。
【0042】ここで、例えば、前記画像記録手段は、前
記K2ビットのコードおよび前記K1ビットのコードを
用いて、前記画像を記録することが好ましい。
記K2ビットのコードおよび前記K1ビットのコードを
用いて、前記画像を記録することが好ましい。
【0043】ここで、例えば、前記圧縮処理されている
コードは、前記カラー画像データの色成分のうちで、相
対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分であ
り、前記圧縮処理されていないコードは、相対的に濃度
の低いインクで記録が成される色成分であることが好ま
しい。
コードは、前記カラー画像データの色成分のうちで、相
対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分であ
り、前記圧縮処理されていないコードは、相対的に濃度
の低いインクで記録が成される色成分であることが好ま
しい。
【0044】ここで、例えば、前記濃度の低い色成分と
は、ライトシアンおよびライトマゼンタのインクであ
り、前記濃度の高い色成分とは、シアン、マゼンタ、イ
エローおよびブラックのインクであることが好ましい。
は、ライトシアンおよびライトマゼンタのインクであ
り、前記濃度の高い色成分とは、シアン、マゼンタ、イ
エローおよびブラックのインクであることが好ましい。
【0045】ここで、例えば、前記所定ビット単位は前
記L1ビットの自然倍数であることが好ましい。
記L1ビットの自然倍数であることが好ましい。
【0046】ここで、例えば、前記画像記録装置は記録
ヘッドを用いて記録動作を行うことが好ましい。
ヘッドを用いて記録動作を行うことが好ましい。
【0047】ここで、例えば、前記記録ヘッドはインク
を吐出するためのエネルギーとして熱エネルギーを発生
する電気熱変換体を含む複数の記録素子を有することが
好ましい。
を吐出するためのエネルギーとして熱エネルギーを発生
する電気熱変換体を含む複数の記録素子を有することが
好ましい。
【0048】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態のプリンタドライバは、以下の構成を有する。
すなわち、情報処理装置で実行され、画像記録装置に記
録用の多値のカラー画像データの情報量を削減して出力
するプリンタドライバであって、前記多値のカラー画像
データの色成分をN1値に量子化し、前記N1値を表現
可能なK1ビットのコードとして出力する第1量子化工
程のコードと、前記多値のカラー画像データの色成分を
前記N1より大きいN2値に量子化し、前記N2値を表
現可能なK2ビットのコードとして出力する第2量子化
工程のコードと、前記多値のカラー画像データの色成分
に応じて、前記第1量子化工程または前記第2量子化工
程のいずれかを選択する量子化選択工程のコードと、前
記量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択さ
れた場合に、前記K1ビットのコードをM画素分集め
て、K1×M未満のL1ビットのコードに変換する変換
工程のコードと、前記量子化選択工程によって前記第2
量子化工程が選択された場合に、前記K2ビットのコー
ドを変換せずにそのまま出力する無変換工程のコード
と、前記変換工程および前記無変換工程から出力される
データを所定ビット単位のデータにまとめて出力する出
力工程のコードと、を有することを特徴とする。
実施形態のプリンタドライバは、以下の構成を有する。
すなわち、情報処理装置で実行され、画像記録装置に記
録用の多値のカラー画像データの情報量を削減して出力
するプリンタドライバであって、前記多値のカラー画像
データの色成分をN1値に量子化し、前記N1値を表現
可能なK1ビットのコードとして出力する第1量子化工
程のコードと、前記多値のカラー画像データの色成分を
前記N1より大きいN2値に量子化し、前記N2値を表
現可能なK2ビットのコードとして出力する第2量子化
工程のコードと、前記多値のカラー画像データの色成分
に応じて、前記第1量子化工程または前記第2量子化工
程のいずれかを選択する量子化選択工程のコードと、前
記量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択さ
れた場合に、前記K1ビットのコードをM画素分集め
て、K1×M未満のL1ビットのコードに変換する変換
工程のコードと、前記量子化選択工程によって前記第2
量子化工程が選択された場合に、前記K2ビットのコー
ドを変換せずにそのまま出力する無変換工程のコード
と、前記変換工程および前記無変換工程から出力される
データを所定ビット単位のデータにまとめて出力する出
力工程のコードと、を有することを特徴とする。
【0049】ここで、例えば、前記量子化選択工程は、
相対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分につ
いては第1量子化工程を用い、相対的に濃度の低いイン
クで記録が成される色成分については第2量子化工程を
用いることが好ましい。
相対的に濃度の高いインクで記録が成される色成分につ
いては第1量子化工程を用い、相対的に濃度の低いイン
クで記録が成される色成分については第2量子化工程を
用いることが好ましい。
【0050】ここで、例えば、前記相対的に濃度の低い
色成分とは、ライトシアンおよびライトマゼンタであ
り、前記相対的に濃度の高い色成分とは、シアン、マゼ
ンタ、イエローおよびブラックであることが好ましい。
色成分とは、ライトシアンおよびライトマゼンタであ
り、前記相対的に濃度の高い色成分とは、シアン、マゼ
ンタ、イエローおよびブラックであることが好ましい。
【0051】ここで、例えば、前記所定ビット単位は前
記L1ビットの自然倍数であり、前記所定ビット単位の
データは画像記録装置へ転送されることが好ましい。
記L1ビットの自然倍数であり、前記所定ビット単位の
データは画像記録装置へ転送されることが好ましい。
【0052】ここで、例えば、前記量子化選択工程は、
更に前記第1量子化工程または前記第2量子化工程のい
ずれかの選択を指示する記録モードに基づいて前記第1
量子化工程または前記第2量子化工程を選択する選択工
程とを有することが好ましい。
更に前記第1量子化工程または前記第2量子化工程のい
ずれかの選択を指示する記録モードに基づいて前記第1
量子化工程または前記第2量子化工程を選択する選択工
程とを有することが好ましい。
【0053】ここで、例えば、前記選択工程は、前記画
像データを出力する記録装置の種類、メディアの種類、
解像度のいずれか1つに応じて、前記第1量子化工程ま
たは前記第2量子化工程のいずれかの工程を選択するこ
とが好ましい。
像データを出力する記録装置の種類、メディアの種類、
解像度のいずれか1つに応じて、前記第1量子化工程ま
たは前記第2量子化工程のいずれかの工程を選択するこ
とが好ましい。
【0054】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の画像処理装置の制御方法は、以下の構成を有
する。すなわち、多値のカラー画像データの情報量を削
減して出力する画像処理装置の制御方法であって、前記
多値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化し、
前記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして出力
する第1量子化工程と、前記多値のカラー画像データの
色成分をN2(N2>N1)値に量子化し、前記N2値
を表現可能なK2ビットのコードとして出力する第2量
子化工程と、前記多値のカラー画像データの色成分に応
じて、前記第1量子化工程または前記第2量子化工程の
いずれかを選択して量子化する量子化選択工程と、前記
量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択され
た場合には、前記K1ビットのコードをM画素分集め
て、L1(K1×M>L1)ビットのコードに変換する
変換工程と、前記変換工程から出力されるデータを所定
ビット単位のデータにまとめて出力する出力工程と、を
有することを特徴とする。
実施形態の画像処理装置の制御方法は、以下の構成を有
する。すなわち、多値のカラー画像データの情報量を削
減して出力する画像処理装置の制御方法であって、前記
多値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化し、
前記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして出力
する第1量子化工程と、前記多値のカラー画像データの
色成分をN2(N2>N1)値に量子化し、前記N2値
を表現可能なK2ビットのコードとして出力する第2量
子化工程と、前記多値のカラー画像データの色成分に応
じて、前記第1量子化工程または前記第2量子化工程の
いずれかを選択して量子化する量子化選択工程と、前記
量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択され
た場合には、前記K1ビットのコードをM画素分集め
て、L1(K1×M>L1)ビットのコードに変換する
変換工程と、前記変換工程から出力されるデータを所定
ビット単位のデータにまとめて出力する出力工程と、を
有することを特徴とする。
【0055】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の画像記録装置の制御方法は、以下の構成を有
する。すなわち、情報量が削減されて出力されたカラー
画像データに基づいて画像を記録する画像記録装置の制
御方法であって、前記カラー画像データの色成分に応じ
て、所定ビット単位で、圧縮処理されているコードと、
圧縮処理されていないコードとに分離する分離工程と、
前記分離工程によって分離された前記圧縮処理されてい
るコードを復元する復元工程と、前記圧縮処理されてい
ないコードおよび前記復元されたコードを用いて前記画
像を記録する画像記録工程と、を有することを特徴とす
る。
実施形態の画像記録装置の制御方法は、以下の構成を有
する。すなわち、情報量が削減されて出力されたカラー
画像データに基づいて画像を記録する画像記録装置の制
御方法であって、前記カラー画像データの色成分に応じ
て、所定ビット単位で、圧縮処理されているコードと、
圧縮処理されていないコードとに分離する分離工程と、
前記分離工程によって分離された前記圧縮処理されてい
るコードを復元する復元工程と、前記圧縮処理されてい
ないコードおよび前記復元されたコードを用いて前記画
像を記録する画像記録工程と、を有することを特徴とす
る。
【0056】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態のプログラムは、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載の画像処理装置の制御方法を実現するた
めのプログラムコードを有する情報処理装置が実行可能
であることを特徴とする。
実施形態のプログラムは、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載の画像処理装置の制御方法を実現するた
めのプログラムコードを有する情報処理装置が実行可能
であることを特徴とする。
【0057】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の記憶媒体は、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載のプログラムを記憶したことを特徴とす
る。
実施形態の記憶媒体は、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載のプログラムを記憶したことを特徴とす
る。
【0058】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態のプログラムは、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方
法を実現するためのプログラムコードを有する情報処理
装置が実行可能であることを特徴とする。
実施形態のプログラムは、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方
法を実現するためのプログラムコードを有する情報処理
装置が実行可能であることを特徴とする。
【0059】上記目的を達成するための本発明に係る一
実施形態の記憶媒体は、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載のプログラムを記憶したことを特徴とす
る。
実施形態の記憶媒体は、以下の構成を有する。すなわ
ち、上記に記載のプログラムを記憶したことを特徴とす
る。
【0060】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係る一実施の形態の画像処理装置と画像記録装置とを含
む画像処理システムを説明する。
係る一実施の形態の画像処理装置と画像記録装置とを含
む画像処理システムを説明する。
【0061】ただし、本実施の形態では、画像処理装置
としてホストコンピュータを画像記録装置としてシリア
ル方式のインクジェットプリンタを用いて説明するが、
本発明の範囲を記載例に限定する趣旨のものではない。
としてホストコンピュータを画像記録装置としてシリア
ル方式のインクジェットプリンタを用いて説明するが、
本発明の範囲を記載例に限定する趣旨のものではない。
【0062】<第1の実施形態>
[インクジェットプリンタの構成:図2A]図2Aは、
インクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す外
観斜視図である。
インクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す外
観斜視図である。
【0063】図2Aにおいて、駆動モータ5013の正
逆回転に連動して、駆動力伝達ギア5009〜5011
を介して、回転するリードスクリュー5005の螺旋溝
5004に対して係合するキャリッジHCは、ピン(不
図示)を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印
a、b方向を往復移動する。
逆回転に連動して、駆動力伝達ギア5009〜5011
を介して、回転するリードスクリュー5005の螺旋溝
5004に対して係合するキャリッジHCは、ピン(不
図示)を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印
a、b方向を往復移動する。
【0064】キャリッジHCには、記録ヘッドIJHと
インクタンクITとを内蔵した一体型インクジェットカ
ートリッジIJCとが、搭載されている。キャリッジH
Cの往復運動によって記録を行う。
インクタンクITとを内蔵した一体型インクジェットカ
ートリッジIJCとが、搭載されている。キャリッジH
Cの往復運動によって記録を行う。
【0065】5002は、紙押え板であり、キャリッジ
HCの移動方向にわたって記録用紙Pをプラテン500
0に対して押圧する。
HCの移動方向にわたって記録用紙Pをプラテン500
0に対して押圧する。
【0066】5007、5008は、フォトカプラで、
キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認し
て、モータ5013の回転方向切り換え等を行うための
ホームポジション検知器である。
キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認し
て、モータ5013の回転方向切り換え等を行うための
ホームポジション検知器である。
【0067】5016は、記録ヘッドIJHの前面をキ
ャップするキャップ部材5022を支持する部材で、5
015はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ
内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
ャップするキャップ部材5022を支持する部材で、5
015はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ
内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
【0068】5017は、クリーニングブレードで、5
019は、このブレードを前後方向に移動可能にする部
材であり、本体支持板5018にこれらが支持されてい
る。なお本実施形態のブレードばかりでなく、周知のク
リーニングブレードを本実施形態のブレードとして適用
してもよい。
019は、このブレードを前後方向に移動可能にする部
材であり、本体支持板5018にこれらが支持されてい
る。なお本実施形態のブレードばかりでなく、周知のク
リーニングブレードを本実施形態のブレードとして適用
してもよい。
【0069】又、5021は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0070】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うように設定す
れば、本実施形態はいずれの設定でも適用できるのは、
言うまでもない。
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うように設定す
れば、本実施形態はいずれの設定でも適用できるのは、
言うまでもない。
【0071】[画像処理システムの構成:図1]図1
は、本実施形態の画像処理システムの構成例を示すブロ
ック図である。図1にはホストコンピュータ1001上
で作成され、インクジェットプリンタ1003に送信さ
れる画像データの流れも合わせて示している。
は、本実施形態の画像処理システムの構成例を示すブロ
ック図である。図1にはホストコンピュータ1001上
で作成され、インクジェットプリンタ1003に送信さ
れる画像データの流れも合わせて示している。
【0072】インクジェットプリンタ1003は、通常
ホストコンピュータ1001内にあるプリンタドライバ
1002を用いて、インクジェットプリンタの出力に必
要な画像データを作成する。プリンタドライバ1002
内には、画像処理部1009が存在し、必要な画像処理
を行う。
ホストコンピュータ1001内にあるプリンタドライバ
1002を用いて、インクジェットプリンタの出力に必
要な画像データを作成する。プリンタドライバ1002
内には、画像処理部1009が存在し、必要な画像処理
を行う。
【0073】[画像処理部の構成:図3]次に、図3を
用いて画像処理部1009の内部処理構成について説明
する。
用いて画像処理部1009の内部処理構成について説明
する。
【0074】色補正部3001において、入力画像デー
タR、G、B各8bit、合計24bitを色補正処理
を行う。この時の処理は、R、G、B24bitから
R、G、B24bitへの多値変換となる。
タR、G、B各8bit、合計24bitを色補正処理
を行う。この時の処理は、R、G、B24bitから
R、G、B24bitへの多値変換となる。
【0075】次に、色変換部3002では、色補正処理
された入力画像データR、G、B各8bitを、インク
ジェットプリンタで出力可能な色、例えば、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック、ライトシアン、ライトマ
ゼンタ(以下、Y、M、C、K、LC、LMと称す)に
変換する。
された入力画像データR、G、B各8bitを、インク
ジェットプリンタで出力可能な色、例えば、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック、ライトシアン、ライトマ
ゼンタ(以下、Y、M、C、K、LC、LMと称す)に
変換する。
【0076】この場合、R、G、B各8bit、合計2
4bitからY、M、C、K、LC、LM各8bit、
合計48bitへの多値変換となる。
4bitからY、M、C、K、LC、LM各8bit、
合計48bitへの多値変換となる。
【0077】次に、量子化部3003では、インクジェ
ットプリンタが出力可能な階調数に変換を行う。ここで
は、Y、M、C、K、LC、LM各色8bit合計48
bitから、各色4bit合計24bitへ変換する。
(なお階調数とbit数の関係は後述するのでここでの
詳細な説明は省略する)。
ットプリンタが出力可能な階調数に変換を行う。ここで
は、Y、M、C、K、LC、LM各色8bit合計48
bitから、各色4bit合計24bitへ変換する。
(なお階調数とbit数の関係は後述するのでここでの
詳細な説明は省略する)。
【0078】[インクジェットプリンタの構成:図1]
ここで、図1に戻り、インクジェットプリンタ1003
における画像データの処理について説明する。
ここで、図1に戻り、インクジェットプリンタ1003
における画像データの処理について説明する。
【0079】インクジェットプリンタ1003のI/F
部1004は、ホストコンピュータ1001から画像デ
ータを受信し、かつインクジェットプリンタ1003側
からホストコンピュータ1001への必要なデータの送
信を所定のタイミングで行う。
部1004は、ホストコンピュータ1001から画像デ
ータを受信し、かつインクジェットプリンタ1003側
からホストコンピュータ1001への必要なデータの送
信を所定のタイミングで行う。
【0080】ASIC1005は、インクジェットプリ
ンタ1003内部にあるモータ(図示せず)やセンサ
(図示せず)などの種々の制御を行うとともに、ホスト
コンピュータ1001から送られてきた画像データを、
CPU1007経由でメモリ1008に格納したり、あ
るいは直接DMA(Direct Memory Access)を用いて、
メモリ1008に格納を行う。またASIC1005
は、記録時には必要なデータをメモリ1008から取り
込んで、記録ヘッド1006に対して、記録を行うため
のデータを転送する。
ンタ1003内部にあるモータ(図示せず)やセンサ
(図示せず)などの種々の制御を行うとともに、ホスト
コンピュータ1001から送られてきた画像データを、
CPU1007経由でメモリ1008に格納したり、あ
るいは直接DMA(Direct Memory Access)を用いて、
メモリ1008に格納を行う。またASIC1005
は、記録時には必要なデータをメモリ1008から取り
込んで、記録ヘッド1006に対して、記録を行うため
のデータを転送する。
【0081】記録ヘッド1006は、図2Bに示すよう
に2色1チップが3チップ横並びで配置されたY、M、
C、K、LC、LMの6色ヘッドである。Yのヘッドに
よってイエローのインクを用いて記録がなされる。同様
に、Mのヘッドにはマゼンタのインク、Cのヘッドには
シアンのインク、Kのヘッドにはブラックのインク、L
Cのヘッドにはライトシアンのインク、LMのヘッドに
はライトマゼンタのインクをそれぞれ用いて記録がなさ
れる。本記録ヘッドは、各色毎に512ノズル存在し、
ノズル間隔が600dpiである256ノズルずつ2列
にかつ千鳥配列となるようにずらして配列することによ
り、1200dpiの解像度を実現している。
に2色1チップが3チップ横並びで配置されたY、M、
C、K、LC、LMの6色ヘッドである。Yのヘッドに
よってイエローのインクを用いて記録がなされる。同様
に、Mのヘッドにはマゼンタのインク、Cのヘッドには
シアンのインク、Kのヘッドにはブラックのインク、L
Cのヘッドにはライトシアンのインク、LMのヘッドに
はライトマゼンタのインクをそれぞれ用いて記録がなさ
れる。本記録ヘッドは、各色毎に512ノズル存在し、
ノズル間隔が600dpiである256ノズルずつ2列
にかつ千鳥配列となるようにずらして配列することによ
り、1200dpiの解像度を実現している。
【0082】記録ヘッド1006には、6色分の記録デ
ータが、記録に必要なヒートイネーブル信号やブロック
イネーブル信号等のヘッド制御信号と同時にASIC1
005から転送される。
ータが、記録に必要なヒートイネーブル信号やブロック
イネーブル信号等のヘッド制御信号と同時にASIC1
005から転送される。
【0083】[画像処理部の出力データと記録ヘッドの
用いるデータの関係]次に、記録ヘッド1006が記録
を行うデータと、プリンタドライバの画像処理部100
9で行う画像処理後のデータとの関係について説明す
る。
用いるデータの関係]次に、記録ヘッド1006が記録
を行うデータと、プリンタドライバの画像処理部100
9で行う画像処理後のデータとの関係について説明す
る。
【0084】なお以下の説明では、インクジェットプリ
ンタ1003は、主走査方向1200×1200dpi
の出力解像度を持ち、各ノズルから吐出される液滴は、
4plという非常に小さな液滴である場合を例にとり説
明する。この場合、記録ヘッドの階調数は2値である。
ンタ1003は、主走査方向1200×1200dpi
の出力解像度を持ち、各ノズルから吐出される液滴は、
4plという非常に小さな液滴である場合を例にとり説
明する。この場合、記録ヘッドの階調数は2値である。
【0085】なお、プリンタドライバ1002から出力
する画像データを、インクジェットプリンタ1003が
出力する1200×1200dpiの2値画像として処
理し出力することも可能ではある。しかしながら、処理
負荷が膨大になることと、転送データ量も増加すること
から、プリンタドライバ1002からインクジェットプ
リンタ1003に出力する画像データは、600×60
0dpiの多値処理を行うのが一般的である。
する画像データを、インクジェットプリンタ1003が
出力する1200×1200dpiの2値画像として処
理し出力することも可能ではある。しかしながら、処理
負荷が膨大になることと、転送データ量も増加すること
から、プリンタドライバ1002からインクジェットプ
リンタ1003に出力する画像データは、600×60
0dpiの多値処理を行うのが一般的である。
【0086】これは人間の視覚特性上、600dpi以
上(例えば、1200dpi)に処理解像度を増やして
も、その処理解像度の差が認識できないことに起因して
おり、600dpi以上の情報量については、階調の差
として表現するように利用したほうが画質的にもメリッ
トがあるからである。
上(例えば、1200dpi)に処理解像度を増やして
も、その処理解像度の差が認識できないことに起因して
おり、600dpi以上の情報量については、階調の差
として表現するように利用したほうが画質的にもメリッ
トがあるからである。
【0087】[画像処理部における入力および出力画像
データ:図4]図4に入力画像データと出力画像データ
の解像度の関係を示す。
データ:図4]図4に入力画像データと出力画像データ
の解像度の関係を示す。
【0088】画像処理部1009への入力画像データ
は、600×600dpiの8bit=256階調の多
値データである。入力画像データは、各色毎に同じ解像
度、ビット長のまま図3における色補正部3001によ
る色補正処理、色変換部3002による色変換処理が行
われ、量子化部3003において、出力解像度1200
×1200dpiの濃度パターンを選択するためのコー
ド情報に変換される。
は、600×600dpiの8bit=256階調の多
値データである。入力画像データは、各色毎に同じ解像
度、ビット長のまま図3における色補正部3001によ
る色補正処理、色変換部3002による色変換処理が行
われ、量子化部3003において、出力解像度1200
×1200dpiの濃度パターンを選択するためのコー
ド情報に変換される。
【0089】本実施形態においては、Y、M、C、K、
LC、LMの各色毎に、図6または図8に示す2×2、
および4×2の2値ドットパターンを選択するためのコ
ード情報に変換される。
LC、LMの各色毎に、図6または図8に示す2×2、
および4×2の2値ドットパターンを選択するためのコ
ード情報に変換される。
【0090】すなわち、図6では、6001に示す0〜
4の5値のコード情報に変換され、図8では、8001
に示す0〜8の9値のコード情報に変換される。これら
のコード情報は、出力装置であるインクジェットプリン
タが各コード情報に対応するドットパターンを出力した
ときの階調を示すものである。
4の5値のコード情報に変換され、図8では、8001
に示す0〜8の9値のコード情報に変換される。これら
のコード情報は、出力装置であるインクジェットプリン
タが各コード情報に対応するドットパターンを出力した
ときの階調を示すものである。
【0091】量子化部3003では、入力256階調の
多値データを単純に5値あるいは9値に量子化した場合
には、量子化誤差による画質劣化が著しいため、階調を
保存するための誤差拡散処理やディザ処理のような面積
階調処理を行う。これらの処理により、1画素単位での
階調は、5値または9値に大きく縮退されるが、あるエ
リアで見れば、256階調の濃度情報が保存される。
多値データを単純に5値あるいは9値に量子化した場合
には、量子化誤差による画質劣化が著しいため、階調を
保存するための誤差拡散処理やディザ処理のような面積
階調処理を行う。これらの処理により、1画素単位での
階調は、5値または9値に大きく縮退されるが、あるエ
リアで見れば、256階調の濃度情報が保存される。
【0092】なお量子化部3003における各色毎の階
調数の割り当ては、上述したように、淡インクと濃イン
クのつなぎ部の粒状感を抑制するために、淡インクは9
値(例えば、図8)に量子化し、濃インクは5値(例え
ば、図6)に量子化を行う。
調数の割り当ては、上述したように、淡インクと濃イン
クのつなぎ部の粒状感を抑制するために、淡インクは9
値(例えば、図8)に量子化し、濃インクは5値(例え
ば、図6)に量子化を行う。
【0093】すなわちY、M、C、K、LC、LMの6
色インクシステムにおいて、LC、LM色のデータは9
値に量子化を行い、残りのY、M、C、K4色のデータ
は5値に量子化を行い、圧縮処理部3004に出力す
る。
色インクシステムにおいて、LC、LM色のデータは9
値に量子化を行い、残りのY、M、C、K4色のデータ
は5値に量子化を行い、圧縮処理部3004に出力す
る。
【0094】ホストコンピュータ1001で扱うデータ
単位は、通常2のn乗単位のbit長で扱うのが処理効
率上も都合が良いが、図6に示す例の場合においては、
5値を表現するためには4bitが必要となるため、情
報量的に無駄が多い。
単位は、通常2のn乗単位のbit長で扱うのが処理効
率上も都合が良いが、図6に示す例の場合においては、
5値を表現するためには4bitが必要となるため、情
報量的に無駄が多い。
【0095】また、階調数を減らして4値にすれば、4
値を表現するためには2bitで十分であり、情報量的
には効率が高くなるが、その分階調性が失われる。そこ
で、図3の圧縮処理部3004では、5値のデータは、
コード情報に量子化を行ったあとのデータに対して、可
逆の圧縮処理を行う。
値を表現するためには2bitで十分であり、情報量的
には効率が高くなるが、その分階調性が失われる。そこ
で、図3の圧縮処理部3004では、5値のデータは、
コード情報に量子化を行ったあとのデータに対して、可
逆の圧縮処理を行う。
【0096】[圧縮処理の原理]次に、圧縮処理部30
04における圧縮処理の原理について説明する。
04における圧縮処理の原理について説明する。
【0097】図6に示す例の場合、5値を表現するため
には、4bitが必要となるが、1画素当たり5値のデ
ータを3画素にまとめると、その状態数は5×5×5=
125となり、8bit(256)内に収まることを利
用している。
には、4bitが必要となるが、1画素当たり5値のデ
ータを3画素にまとめると、その状態数は5×5×5=
125となり、8bit(256)内に収まることを利
用している。
【0098】すなわち、圧縮処理なしの場合は、4bi
t×3pixel=12bitとなるものを、8bit
へ圧縮処理することにより情報量を、8bit/12b
it=2/3に減らせる。
t×3pixel=12bitとなるものを、8bit
へ圧縮処理することにより情報量を、8bit/12b
it=2/3に減らせる。
【0099】一方、図8に示す例の場合、9値を表現す
るためにも同様に4bitが必要となるが、情報量的に
は5値ほど情報量の無駄は多くないことと、また上記説
明したような圧縮処理を行おうとすると、かえって処理
構成が複雑になり、処理速度の低下等の弊害も出る可能
性が高い。そのため、9値の場合には、上記説明したよ
うな圧縮処理を行わない。
るためにも同様に4bitが必要となるが、情報量的に
は5値ほど情報量の無駄は多くないことと、また上記説
明したような圧縮処理を行おうとすると、かえって処理
構成が複雑になり、処理速度の低下等の弊害も出る可能
性が高い。そのため、9値の場合には、上記説明したよ
うな圧縮処理を行わない。
【0100】[圧縮処理部:図9]図9は、図3の圧縮
処理部3004における処理の構成を説明するブロック
図である。
処理部3004における処理の構成を説明するブロック
図である。
【0101】スイッチ9003では、入力されるY、
M、C、K、LC、LMの6色データを、圧縮を行う5
値のデータ、すなわちY、M、C、Kの各色4bitデ
ータと、圧縮処理を行わない9値のデータ、すなわちL
C、LMの各色4bitデータとに分ける。
M、C、K、LC、LMの6色データを、圧縮を行う5
値のデータ、すなわちY、M、C、Kの各色4bitデ
ータと、圧縮処理を行わない9値のデータ、すなわちL
C、LMの各色4bitデータとに分ける。
【0102】スイッチ9001では、5値に量子化され
た4ビットの画素データを、図10に示すように、画素
単位で入力し、入力された画像データを3N、3N+1
および3N+2の三画素周期に分けて、出力する。
た4ビットの画素データを、図10に示すように、画素
単位で入力し、入力された画像データを3N、3N+1
および3N+2の三画素周期に分けて、出力する。
【0103】図10の例では、画素aおよびdは3N番
目の画素として、画素bおよびeは3N+1番目の画素
として、画素cおよびfは3N+2番目の画素としてそ
れぞれ振り分けられて出力される。
目の画素として、画素bおよびeは3N+1番目の画素
として、画素cおよびfは3N+2番目の画素としてそ
れぞれ振り分けられて出力される。
【0104】なお、入力された画素データはそれぞれ4
ビットであるが、5値を表現するには、例えば、’00
00’、’0001’、’0010’、’0011’お
よび’0100’の5種類で表現できるから、この場合
最上位の1ビットの「0」は不要である。そのため、ス
イッチ9001から出力すべきビットは、最上位の1ビ
ットを除いた3ビットだけでよい。
ビットであるが、5値を表現するには、例えば、’00
00’、’0001’、’0010’、’0011’お
よび’0100’の5種類で表現できるから、この場合
最上位の1ビットの「0」は不要である。そのため、ス
イッチ9001から出力すべきビットは、最上位の1ビ
ットを除いた3ビットだけでよい。
【0105】次に、スイッチ9001によって三画素周
期に振り分けられた画素データの3n番目および3N+
1番目をルックアップテーブル(LUT)9002に入
力して、図11に示すテーブル例に従い、3×2=6ビ
ットのデータは、5ビットのデータに変換させる。
期に振り分けられた画素データの3n番目および3N+
1番目をルックアップテーブル(LUT)9002に入
力して、図11に示すテーブル例に従い、3×2=6ビ
ットのデータは、5ビットのデータに変換させる。
【0106】LUT9002によりデータが1ビット削
減されることになるが、情報の欠落はない。これは、1
画素分の3ビットデータは5値分のデータしか持たない
ため、2画素分のデータを集めても5×5=25通りの
情報しか存在しないためである。従って、5ビットで2
画素分の情報を欠落なく表現することができる。
減されることになるが、情報の欠落はない。これは、1
画素分の3ビットデータは5値分のデータしか持たない
ため、2画素分のデータを集めても5×5=25通りの
情報しか存在しないためである。従って、5ビットで2
画素分の情報を欠落なく表現することができる。
【0107】さらに、LUT9002の出力データであ
る5ビットのデータと、スイッチ9001の出力データ
である3N+2番目の画素データである3ビットがひと
まとめにされて、8ビットの情報として出力される。
る5ビットのデータと、スイッチ9001の出力データ
である3N+2番目の画素データである3ビットがひと
まとめにされて、8ビットの情報として出力される。
【0108】但し、上記説明した圧縮処理によって入力
データが8ビットとして出力されるのは、5値で量子化
を行ったY、M、C、Kのみである。9値で量子化され
たLC、LMは、スイッチ9003で分離されたあと
は、上記説明した圧縮処理を行わず何も処理しないで、
1画素4ビットの情報として出力される。
データが8ビットとして出力されるのは、5値で量子化
を行ったY、M、C、Kのみである。9値で量子化され
たLC、LMは、スイッチ9003で分離されたあと
は、上記説明した圧縮処理を行わず何も処理しないで、
1画素4ビットの情報として出力される。
【0109】[パッキング部:図3]図3および図9で
説明した圧縮処理部3004から上記圧縮された5値の
Y、M、C、Kデータと、圧縮を行っていない9値のL
C、LMデータがパッキング部3005に入り、ホスト
コンピュータ1001からインクジェットプリンタ10
03に転送する際のデータ単位にパッキング処理され
る。
説明した圧縮処理部3004から上記圧縮された5値の
Y、M、C、Kデータと、圧縮を行っていない9値のL
C、LMデータがパッキング部3005に入り、ホスト
コンピュータ1001からインクジェットプリンタ10
03に転送する際のデータ単位にパッキング処理され
る。
【0110】[圧縮データの復号:図5]次に、上記圧
縮処理をホストコンピュータ1001のプリンタドライ
バ1002で行なった後に、この圧縮データがインクジ
ェットプリンタ1003に送信され、復号されるまでの
過程について説明する。
縮処理をホストコンピュータ1001のプリンタドライ
バ1002で行なった後に、この圧縮データがインクジ
ェットプリンタ1003に送信され、復号されるまでの
過程について説明する。
【0111】図5は、図1に示すインクジェットプリン
タ1005のASIC1005内部構成を示すブロック
図である。ここで、図5を用いて、ASIC1005で
行われる処理について説明する図である。
タ1005のASIC1005内部構成を示すブロック
図である。ここで、図5を用いて、ASIC1005で
行われる処理について説明する図である。
【0112】伸張処理部5001では、ホストコンピュ
ータ1001から受信した56bit/3pixels
のデータを伸張処理を行って、圧縮前のY、M、C、
K、LC、LM24ビットデータに変換する。
ータ1001から受信した56bit/3pixels
のデータを伸張処理を行って、圧縮前のY、M、C、
K、LC、LM24ビットデータに変換する。
【0113】ドットパターン展開部5002では、入力
されたデータを図6および図8に示すドットパターンに
展開する。
されたデータを図6および図8に示すドットパターンに
展開する。
【0114】[伸張処理部]図12は、図5の伸張処理
部5001の内部構成を示すブロック図である。ここ
で、図12を用いて、図5の伸張処理部5001の処理
について説明する。
部5001の内部構成を示すブロック図である。ここ
で、図12を用いて、図5の伸張処理部5001の処理
について説明する。
【0115】ホストコンピュータ1001のプリンタド
ライバ1002より送られてきたY、M、C、K、L
C、LMのデータは、圧縮処理の行われているデータ
と、圧縮処理の行われていないデータが混在している。
スイッチ12001は、受信したデータのうち圧縮処理
が行われているY、M、C、Kデータと、圧縮処理が行
われていないLC、LMデータとを分離する。
ライバ1002より送られてきたY、M、C、K、L
C、LMのデータは、圧縮処理の行われているデータ
と、圧縮処理の行われていないデータが混在している。
スイッチ12001は、受信したデータのうち圧縮処理
が行われているY、M、C、Kデータと、圧縮処理が行
われていないLC、LMデータとを分離する。
【0116】次に、スイッチ12001で分離されたデ
ータのうちY、M、C、Kデータの各色8bitデータ
から切り出した5bitを、圧縮処理部3004のLU
T9002と逆変換を行うLUT12002に入力し、
二画素分の各3bitの画素データに変換させる。
ータのうちY、M、C、Kデータの各色8bitデータ
から切り出した5bitを、圧縮処理部3004のLU
T9002と逆変換を行うLUT12002に入力し、
二画素分の各3bitの画素データに変換させる。
【0117】そして次に、LUT12002から出力さ
れる二画素分の画素データと、8bitの残り3bit
の画素データとを合わせてスイッチ12003に入力し
て、連続する三画素分の画素データを復元する。
れる二画素分の画素データと、8bitの残り3bit
の画素データとを合わせてスイッチ12003に入力し
て、連続する三画素分の画素データを復元する。
【0118】そして、最終的に、量子化された画素デー
タに基づいて、図6または図8のドットパターンを復元
するために、スイッチ12003から出力される画素デ
ータをドットパターン展開部5002に入力する。
タに基づいて、図6または図8のドットパターンを復元
するために、スイッチ12003から出力される画素デ
ータをドットパターン展開部5002に入力する。
【0119】このように、本実施形態によれば、LC,
LMのような相対的に濃度の低い色のインクで記録する
ことでカラー画像に階調性をもたせることができる。こ
のように相対的に濃度の低い色は階調性が重視されるた
めに相対的に濃度の高い色(Bk、C、M、Y)よりも
階調数を多く持たせている(例:9値)。また、相対的
に濃度の高い色(Bk、C、M、Y)については圧縮効
率が上がる階調数(例:5値)を用いることにより、画
像処理後のデータを圧縮処理することができ、送信する
データ量を削減することができる。ここでの相対的に濃
度の低い色とは、Bk,C,M,Y等の色に対してそれ
ぞれ同系色であり、これらの色に対して相対的に光学反
射濃度が低いことを意味している。(この光学的反射濃
度は、例えば被記録媒体に同量のインクで記録した領域
を測定して得られる)。なお、この階調数は9値に限ら
ず他の値を適用しても構わない。
LMのような相対的に濃度の低い色のインクで記録する
ことでカラー画像に階調性をもたせることができる。こ
のように相対的に濃度の低い色は階調性が重視されるた
めに相対的に濃度の高い色(Bk、C、M、Y)よりも
階調数を多く持たせている(例:9値)。また、相対的
に濃度の高い色(Bk、C、M、Y)については圧縮効
率が上がる階調数(例:5値)を用いることにより、画
像処理後のデータを圧縮処理することができ、送信する
データ量を削減することができる。ここでの相対的に濃
度の低い色とは、Bk,C,M,Y等の色に対してそれ
ぞれ同系色であり、これらの色に対して相対的に光学反
射濃度が低いことを意味している。(この光学的反射濃
度は、例えば被記録媒体に同量のインクで記録した領域
を測定して得られる)。なお、この階調数は9値に限ら
ず他の値を適用しても構わない。
【0120】本実施形態によれば、上記説明した圧縮処
理をY、M、C、K、LC、LM全てに対して行わなか
った場合は、4bit/色×6色=24bitのデータ
を送信することになる。一方、Y、M、C、K、LC、
LMのうち、Y、M、C、Kに対してのみ上記説明した
圧縮処理を行い、LC、LMに対しては圧縮処理を行わ
ない場合には、8/3bit/色×4色+4bit/色
×2色=18.7bitである。
理をY、M、C、K、LC、LM全てに対して行わなか
った場合は、4bit/色×6色=24bitのデータ
を送信することになる。一方、Y、M、C、K、LC、
LMのうち、Y、M、C、Kに対してのみ上記説明した
圧縮処理を行い、LC、LMに対しては圧縮処理を行わ
ない場合には、8/3bit/色×4色+4bit/色
×2色=18.7bitである。
【0121】したがって、本実施形態で説明した圧縮処
理を行うことにより、送信するデータは、(18.7−
24)/24×100=78%に削減することができ
る。すなわち、約22%の画像データを画質の劣化なし
に圧縮することが可能である。<第2の実施形態>次
に、第2の実施形態の画像処理システムについて説明す
る。
理を行うことにより、送信するデータは、(18.7−
24)/24×100=78%に削減することができ
る。すなわち、約22%の画像データを画質の劣化なし
に圧縮することが可能である。<第2の実施形態>次
に、第2の実施形態の画像処理システムについて説明す
る。
【0122】図13に示す第2の実施形態の画像処理シ
ステムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態で説明
した画像処理システムの全体構成とほぼ同じ構成のもの
を使用することができる。また図示はしないが第2の実
施形態の画像処理システムの詳細な構成もすでに説明し
た第1の実施形態の画像処理システムの詳細な構成とほ
ぼ同じである。
ステムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態で説明
した画像処理システムの全体構成とほぼ同じ構成のもの
を使用することができる。また図示はしないが第2の実
施形態の画像処理システムの詳細な構成もすでに説明し
た第1の実施形態の画像処理システムの詳細な構成とほ
ぼ同じである。
【0123】したがって、以下の説明では、第2の実施
形態の画像処理システムが第1の実施形態の画像処理シ
ステムと同じ構成の部分の説明は、重複するのでその説
明を省略し、異なる構成の部分についてのみ説明する。
形態の画像処理システムが第1の実施形態の画像処理シ
ステムと同じ構成の部分の説明は、重複するのでその説
明を省略し、異なる構成の部分についてのみ説明する。
【0124】第2の実施形態は、記録モード毎に第1の
実施形態に示す階調数と色データの組み合わせ、および
圧縮・非圧縮の組み合わせを指定可能とするものであ
る。
実施形態に示す階調数と色データの組み合わせ、および
圧縮・非圧縮の組み合わせを指定可能とするものであ
る。
【0125】第1の実施形態で用いた図7Aのような濃
淡インクの打ち込み量特性については、使用されるメデ
ィア特性に大きく左右されるものである。
淡インクの打ち込み量特性については、使用されるメデ
ィア特性に大きく左右されるものである。
【0126】特にインクジェットプリンタでは、普通紙
とコート紙、さらに光沢系メディアでは発色特性や各階
調毎の粒状感が異なることと、打ち込めるインク量も変
わってくる。
とコート紙、さらに光沢系メディアでは発色特性や各階
調毎の粒状感が異なることと、打ち込めるインク量も変
わってくる。
【0127】図7Aの淡インク打ち込み量特性2に示す
ように、淡インクのみで200%打ち込みを行うような
インク打ち込み量特性2を使用するのは、メディアの淡
インクの階調特性が200%までリニアに近い状態で濃
度上昇し、かつメディアとしてのインク打ち込み量が2
00%以上打ち込むことが可能な場合に有効である。
ように、淡インクのみで200%打ち込みを行うような
インク打ち込み量特性2を使用するのは、メディアの淡
インクの階調特性が200%までリニアに近い状態で濃
度上昇し、かつメディアとしてのインク打ち込み量が2
00%以上打ち込むことが可能な場合に有効である。
【0128】このような特性を示すメディアとしては、
光沢紙が挙げられる。
光沢紙が挙げられる。
【0129】一方普通紙のようなメディアにとっては、
元々の濃インクのみの粒状感があまり目立たないこと、
淡インクを200%まで打ち込んでもほとんど濃度が飽
和してしまうこと、メディアそのもののインク打ち込み
量があまり大きくないこと、などから、図7の淡インク
打ち込み量特性2のような打ち込み量特性を用いてもそ
の効果はほとんどない。
元々の濃インクのみの粒状感があまり目立たないこと、
淡インクを200%まで打ち込んでもほとんど濃度が飽
和してしまうこと、メディアそのもののインク打ち込み
量があまり大きくないこと、などから、図7の淡インク
打ち込み量特性2のような打ち込み量特性を用いてもそ
の効果はほとんどない。
【0130】さらに、同じ光沢紙メディアであっても、
プリンタのエンジンスループットが十分遅い場合には、
圧縮を全く行わないモード、すなわち6色全て9値処理
をして、Y、M、C、K、LC、LM計24bitとし
てプリンタドライバからプリンタに転送しても問題ない
場合には、階調優先にしてさらに高画質をはかるモード
とすることも可能となる。
プリンタのエンジンスループットが十分遅い場合には、
圧縮を全く行わないモード、すなわち6色全て9値処理
をして、Y、M、C、K、LC、LM計24bitとし
てプリンタドライバからプリンタに転送しても問題ない
場合には、階調優先にしてさらに高画質をはかるモード
とすることも可能となる。
【0131】そこで、第2の実施形態のように色毎の階
調数と圧縮処理の「あり」、「なし」を識別することが
できる構成について述べる。
調数と圧縮処理の「あり」、「なし」を識別することが
できる構成について述べる。
【0132】[画像処理部]図14は、図13のプリン
タドライバ11002内の画像処理部11009内にあ
る、色補正・色変換・量子化部13001からパッキン
グ部13003までの構成を説明する図である。
タドライバ11002内の画像処理部11009内にあ
る、色補正・色変換・量子化部13001からパッキン
グ部13003までの構成を説明する図である。
【0133】図14を用いて、画像処理部11009の
処理について説明する。
処理について説明する。
【0134】画像処理部13001では、第1の実施形
態で示した図3の色補正部3001、色変換部300
2、量子化部3003までの処理を行う。
態で示した図3の色補正部3001、色変換部300
2、量子化部3003までの処理を行う。
【0135】記録モード選択部13004では、ユーザ
がプリンタドライバのUI(ユーザインターフェース)
上から記録モードの指定を行った結果を基に、その記録
モード毎に最適な色補正テーブル・色変換テーブル・各
色毎の量子化階調数で画像処理部13001において処
理が行われる。
がプリンタドライバのUI(ユーザインターフェース)
上から記録モードの指定を行った結果を基に、その記録
モード毎に最適な色補正テーブル・色変換テーブル・各
色毎の量子化階調数で画像処理部13001において処
理が行われる。
【0136】例えば、普通紙を使用する記録モードで
は、階調数を増やすことによる画質向上はあまりないた
め、Y、M、C、K、LC、LMは全て5値として処理
を行う(記録モード1とする)。
は、階調数を増やすことによる画質向上はあまりないた
め、Y、M、C、K、LC、LMは全て5値として処理
を行う(記録モード1とする)。
【0137】さらに光沢紙の記録モードでは、通常のモ
ードでは階調数重視の色データのみ、すなわり実施形態
1に示すようにLC、LMの淡インクデータのみ9値と
し、残りのY、M、C、Kは5値として処理を行う(記
録モード2とする)。
ードでは階調数重視の色データのみ、すなわり実施形態
1に示すようにLC、LMの淡インクデータのみ9値と
し、残りのY、M、C、Kは5値として処理を行う(記
録モード2とする)。
【0138】さらに光沢紙の画質重視モードでは、全て
の色データの階調を9値として処理を行う(記録モード
3とする)。
の色データの階調を9値として処理を行う(記録モード
3とする)。
【0139】圧縮処理部13002では、記録モード毎
の各色階調数に基いて圧縮処理の制御を行う。具体的に
は図12におけるスイッチ12001を制御すること
で、同一処理構成で圧縮処理制御を行う。
の各色階調数に基いて圧縮処理の制御を行う。具体的に
は図12におけるスイッチ12001を制御すること
で、同一処理構成で圧縮処理制御を行う。
【0140】例えば、記録モード1(Y、M、C、K、
LC、LM全て5値)の場合には、全て圧縮処理を行う
ため、スイッチ12001でY、M、C、Kと書かれて
いるパスをY、M、C、K、LC、LM全ての色データ
が通り、3画素集めて8bitにパッキングする圧縮処
理が行われる。
LC、LM全て5値)の場合には、全て圧縮処理を行う
ため、スイッチ12001でY、M、C、Kと書かれて
いるパスをY、M、C、K、LC、LM全ての色データ
が通り、3画素集めて8bitにパッキングする圧縮処
理が行われる。
【0141】記録モード2の場合は実施形態1と同様の
ため、図12の各色のパスがそのまま使用される。
ため、図12の各色のパスがそのまま使用される。
【0142】また、記録モード3(Y、M、C、K、L
C、LM全て9値)の場合には、全て圧縮処理を行わな
いため、図12のLC、LMと書かれているパス、すな
わち圧縮処理スルーのパスを通る。
C、LM全て9値)の場合には、全て圧縮処理を行わな
いため、図12のLC、LMと書かれているパス、すな
わち圧縮処理スルーのパスを通る。
【0143】また、図13のパッキング部13003で
は、上記のように各記録モード毎に最適な階調数および
圧縮処理が行われた各色データに対して、パッキング処
理を行うのと同時に、プリンタ本体側で識別可能なヘッ
ダ情報を付加する。これは、プリントデータに先立って
一度だけデータ転送するもので、図16に示すようなヘ
ッダ情報となる。
は、上記のように各記録モード毎に最適な階調数および
圧縮処理が行われた各色データに対して、パッキング処
理を行うのと同時に、プリンタ本体側で識別可能なヘッ
ダ情報を付加する。これは、プリントデータに先立って
一度だけデータ転送するもので、図16に示すようなヘ
ッダ情報となる。
【0144】はじめの1バイトがこれから転送するデー
タの各色の圧縮モードを示すフラグである。この値は
0、1、2をとるものであり、1の場合が全色全て圧縮
を行うモード、0が全色圧縮を行わないモード、2が各
色で圧縮を行う色と行わない色が混在するモードを示
す。
タの各色の圧縮モードを示すフラグである。この値は
0、1、2をとるものであり、1の場合が全色全て圧縮
を行うモード、0が全色圧縮を行わないモード、2が各
色で圧縮を行う色と行わない色が混在するモードを示
す。
【0145】続く2バイトずつが6組、計12バイト連
続するデータは各色毎の階調数と圧縮ありなしを示すフ
ラグである。Y・M・C・K・LC・LMの順に並ぶ。
続するデータは各色毎の階調数と圧縮ありなしを示すフ
ラグである。Y・M・C・K・LC・LMの順に並ぶ。
【0146】記録モード1の場合は全色5値で圧縮あり
のため’05 01’が連続する。記録モード2の場合
はY、M、C、Kが5値圧縮ありのため、同様に’05
01’が4色分並ぶのに対して、LC、LMは9値圧縮
なしのため、’09 00’が2色分並ぶ。
のため’05 01’が連続する。記録モード2の場合
はY、M、C、Kが5値圧縮ありのため、同様に’05
01’が4色分並ぶのに対して、LC、LMは9値圧縮
なしのため、’09 00’が2色分並ぶ。
【0147】記録モード3の場合は、全色9値で圧縮な
しのため、’09 00’が6色分並ぶ。
しのため、’09 00’が6色分並ぶ。
【0148】これらヘッダ情報が画像データの先頭に付
加される。
加される。
【0149】[ASICの構成:図15]図15は、本
実施形態におけるインクジェットプリンタ側のASIC
11005内で行われるデータ展開部である。
実施形態におけるインクジェットプリンタ側のASIC
11005内で行われるデータ展開部である。
【0150】記録モード判定部15000では、図14
のパッキング部13003で付加されたヘッダ情報によ
り、送られてくる画像データの各色の階調数および圧縮
の「あり」・「なし」を判定する。その結果により、伸
張処理部15001でそれぞれの色データ毎に伸張処理
を行っていく。
のパッキング部13003で付加されたヘッダ情報によ
り、送られてくる画像データの各色の階調数および圧縮
の「あり」・「なし」を判定する。その結果により、伸
張処理部15001でそれぞれの色データ毎に伸張処理
を行っていく。
【0151】伸張処理部15001の内部処理は、第1
の実施形態で示した伸張処理部5001(図12)と同
様であるが、スイッチ12001において、前記記録モ
ード判定部の判定結果に基いて、各色データ毎にデータ
のパスを切りかえる。
の実施形態で示した伸張処理部5001(図12)と同
様であるが、スイッチ12001において、前記記録モ
ード判定部の判定結果に基いて、各色データ毎にデータ
のパスを切りかえる。
【0152】記録モード1を判定した場合には、全色5
値圧縮処理ありのデータのため、スイッチ12001で
は、全色Y、M、C、K、LC、LMが12003のス
イッチを通るようにデータが流される。
値圧縮処理ありのデータのため、スイッチ12001で
は、全色Y、M、C、K、LC、LMが12003のス
イッチを通るようにデータが流される。
【0153】記録モード2は、第1の実施形態と同様で
ある。
ある。
【0154】記録モード3では全色9値の圧縮処理なし
のため、全色スイッチ12003とは異なり、スルーの
パスを通る。
のため、全色スイッチ12003とは異なり、スルーの
パスを通る。
【0155】このようにして、本実施形態によれば、メ
ディアや記録品位に応じた最適な階調数と圧縮処理が選
択可能な構成をとることにより、各記録モードに最適な
圧縮処理を行うことで、階調数が少なくても画像上に影
響がほとんど出ないモードの場合には、圧縮を優先した
階調数をとることで、転送データの削減が効率的に行え
る。
ディアや記録品位に応じた最適な階調数と圧縮処理が選
択可能な構成をとることにより、各記録モードに最適な
圧縮処理を行うことで、階調数が少なくても画像上に影
響がほとんど出ないモードの場合には、圧縮を優先した
階調数をとることで、転送データの削減が効率的に行え
る。
【0156】また、エンジンスピードに余裕があるモー
ドの場合には、階調数も可能な最大階調数をとり、圧縮
処理なしとして、画質を最優先させる記録モードの提供
も可能となる。
ドの場合には、階調数も可能な最大階調数をとり、圧縮
処理なしとして、画質を最優先させる記録モードの提供
も可能となる。
【0157】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0158】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0159】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0160】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0161】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0162】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0163】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0164】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0165】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0166】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0167】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0168】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0169】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0170】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0171】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0172】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0173】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0174】以上述べたように、本発明の画像処理シス
テムによれば、画像処理装置では、画像記録装置(例:
Y、M、C、Bk、LC、LMの6色使用)に送信する
カラー画像データに対して、階調性が重視される色(L
C、LM)には、多い階調数(例:9値)で量子化処理
を行い、圧縮処理は行わず、階調性が重視されない色
(Y、M、C、Bk)には圧縮効率の良い階調数(例:
5値)で量子化処理を行った後、圧縮処理を施して送信
データ量を削減する。また画像記録装置では、受信した
画像データのうち非圧縮データはそのまま、圧縮データ
は伸張処理を行ってから、画像を記録する。
テムによれば、画像処理装置では、画像記録装置(例:
Y、M、C、Bk、LC、LMの6色使用)に送信する
カラー画像データに対して、階調性が重視される色(L
C、LM)には、多い階調数(例:9値)で量子化処理
を行い、圧縮処理は行わず、階調性が重視されない色
(Y、M、C、Bk)には圧縮効率の良い階調数(例:
5値)で量子化処理を行った後、圧縮処理を施して送信
データ量を削減する。また画像記録装置では、受信した
画像データのうち非圧縮データはそのまま、圧縮データ
は伸張処理を行ってから、画像を記録する。
【0175】このため、記録する画像の階調性を保ちつ
つ、処理データの容量を削減することで、データ転送の
負荷を低減し、かつ画像記録装置のデータ格納のための
メモリ容量を削減することが可能となる。また、階調性
が重視される色に対しては階調数を多く持たせ、かつ圧
縮を行わない処理を行い、階調性が重視されない色に対
しては画質に影響が出ない範囲で圧縮効率の良い階調数
まで落とし、圧縮効率を高めることにより、記録する画
質の品質を保持したまま転送データ量を削減することに
よる転送データの高速化を達成できる。
つ、処理データの容量を削減することで、データ転送の
負荷を低減し、かつ画像記録装置のデータ格納のための
メモリ容量を削減することが可能となる。また、階調性
が重視される色に対しては階調数を多く持たせ、かつ圧
縮を行わない処理を行い、階調性が重視されない色に対
しては画質に影響が出ない範囲で圧縮効率の良い階調数
まで落とし、圧縮効率を高めることにより、記録する画
質の品質を保持したまま転送データ量を削減することに
よる転送データの高速化を達成できる。
【0176】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラー画像の画質を劣化させることなく、各色成分に適し
た方法でそれぞれの情報量を削減して画像記録装置に出
力することができる画像処理装置および画像処理方法を
提供できる。
ラー画像の画質を劣化させることなく、各色成分に適し
た方法でそれぞれの情報量を削減して画像記録装置に出
力することができる画像処理装置および画像処理方法を
提供できる。
【0177】また上記画像処理装置から出力された画像
データに基づいて、カラー画像の画質を劣化させること
なく画像を記録する画像記録装置およびその制御方法を
提供できる。
データに基づいて、カラー画像の画質を劣化させること
なく画像を記録する画像記録装置およびその制御方法を
提供できる。
【図1】本発明に係る第1の実施形態の画像処理装置お
よび画像記録装置の全体構成を説明するブロック図であ
る。
よび画像記録装置の全体構成を説明するブロック図であ
る。
【図2A】本発明に係る一実施形態の画像記録装置の構
成の概要を示す外観斜視図である。
成の概要を示す外観斜視図である。
【図2B】本発明の記録ヘッドの構成を説明する図であ
る。
る。
【図3】本発明の第一の実施形態におけるプリンタドラ
イバの画像処理部の構成を説明するブロック図である。
イバの画像処理部の構成を説明するブロック図である。
【図4】入力多値データと出力コードとの関係を説明す
る図である。
る図である。
【図5】本発明の実施形態におけるデータ展開部の構成
を説明するブロック図である。
を説明するブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態における5値のドットパタ
ーンの一例を説明する図である。
ーンの一例を説明する図である。
【図7A】濃インクと淡インクを併用する場合および淡
インクのみを使用する場合の入力信号と打ち込み量の関
係を説明する図である。
インクのみを使用する場合の入力信号と打ち込み量の関
係を説明する図である。
【図7B】濃インクと淡インクを併用する場合の各ドッ
ト数と階調の関係を説明する図である。
ト数と階調の関係を説明する図である。
【図7C】淡インクのみを使用する場合の各ドット数と
階調の関係を説明する図である。
階調の関係を説明する図である。
【図8】本発明の第一の実施形態における9値のドット
パターンの一例を説明する図である。
パターンの一例を説明する図である。
【図9】本発明の一実施形態の圧縮処理部の構成を説明
するブロック図である。
するブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態のデータ圧縮部の処理順
序を説明するための図である。
序を説明するための図である。
【図11】図9に示すルックアップテーブルの変換テー
ブルの1例を示す図である。
ブルの1例を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態の伸張処理部の構成を説
明するブロック図である。
明するブロック図である。
【図13】本発明に係る第2の実施形態の画像処理装置
および画像記録装置の全体構成を説明するブロック図で
ある。
および画像記録装置の全体構成を説明するブロック図で
ある。
【図14】本発明の第二の実施形態におけるプリンタド
ライバ上の画像処理部の構成を説明するブロック図であ
る。
ライバ上の画像処理部の構成を説明するブロック図であ
る。
【図15】本発明の第二の実施形態におけるデータ展開
部の構成を説明するブロック図である。
部の構成を説明するブロック図である。
【図16】本発明の第二の実施形態における画像処理後
のデータに付加する記録モード毎のヘッダ情報の一例を
説明する図である。
のデータに付加する記録モード毎のヘッダ情報の一例を
説明する図である。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 1/46 B41J 3/00 B 5C078
3/04 101Z 5C079
(72)発明者 小笠原 隆行
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 増山 充彦
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 田鹿 博司
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2C056 EA24 EC79 ED05 ED07 FA03
2C262 AA02 AA24 AB13 AB20 BB03
BB14 BB16 BC07 CA08 EA03
GA14
5B021 AA01 AA02 BB12 CC08 LG07
LG08 LL05
5B057 CA01 CA08 CB01 CB07 CB16
CE13 CE16 CG07 CH07 CH16
5C077 LL18 MP01 NN06 PP33 PQ08
PQ23 RR02 RR16 RR21 TT02
5C078 AA09 BA53 CA01 CA27 DA01
DB07
5C079 HB03 LA27 LC02 MA04 NA11
PA03
Claims (40)
- 【請求項1】 多値のカラー画像データの情報量を削減
して出力する画像処理装置であって、 前記多値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化
し、前記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして
出力する第1量子化手段と、 前記多値のカラー画像データの色成分を前記N1より大
きいN2値に量子化し、前記N2値を表現可能なK2ビ
ットのコードとして出力する第2量子化手段と、 前記多値のカラー画像データの色成分に応じて、前記第
1量子化手段または前記第2量子化手段のいずれかを選
択する量子化選択手段と、 前記量子化選択手段によって前記第1量子化手段が選択
された場合には、前記K1ビットのコードをM画素分集
めて、K1×M未満のL1ビットのコードに変換する変
換手段と、 前記変換手段から出力されるデータを所定ビット単位の
データにまとめて出力する出力手段と、を有することを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記第2量子化手段が選択された場合に
は、前記K2ビットのコードを変換せずに出力すること
を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記量子化選択手段は、相対的に濃度の
高いインクで記録が成される色成分については第1量子
化手段を用い、相対的に濃度の低いインクで記録が成さ
れる色成分については第2量子化手段を用いることを特
徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記濃度の低い色成分は、ライトシアン
およびライトマゼンタであり、前記濃度の高い色成分
は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックである
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記所定ビット単位は前記L1ビットの
自然倍数であり、前記所定ビット単位のデータは画像記
録装置へ転送されることを特徴とする請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記量子化選択手段は、更に前記第1量
子化手段または前記第2量子化手段のいずれかの選択を
指示する記録モードに基づいて前記第1量子化手段また
は前記第2量子化手段を選択する選択手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記選択手段は、前記画像データを出力
する記録装置の種類、メディアの種類、解像度のいずれ
か1つに応じて、前記第1量子化手段または前記第2量
子化手段のいずれかの手段を選択することを特徴とする
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像処理
装置。 - 【請求項8】 情報量が削減されて出力されたカラー画
像データに基づいて画像を記録する画像記録装置であっ
て、 前記カラー画像データの色成分に応じて、所定ビット単
位で、圧縮処理されているコードと、圧縮処理されてい
ないコードとに分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された前記圧縮処理されてい
るコードを復元する復元手段と、 前記圧縮処理されていないコードおよび前記復元された
コードを用いて前記画像を記録する画像記録手段と、を
有することを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項9】 前記圧縮処理されているコードとは、N
1値を表現可能なK1ビットのコードをM画素分集め
て、K1×M未満のL1ビットのコードに圧縮されたコ
ードであり、前記圧縮処理されていないコードとは、N
2値を表現可能なK2ビットのコードであることを特徴
とする請求項8に記載の画像記録装置。 - 【請求項10】 前記復元手段は、前記圧縮処理されて
いるL1ビットのコードを、前記K1ビットのコードの
M画素分に復元することを特徴とする請求項9に記載の
画像記録装置。 - 【請求項11】 前記画像記録手段は、前記K2ビット
のコードおよび前記K1ビットのコードを用いて、前記
画像を記録することを特徴とする請求項9に記載の画像
記録装置。 - 【請求項12】 前記圧縮処理されているコードは、前
記カラー画像データの色成分のうちで、相対的に濃度の
高いインクで記録が成される色成分であり、前記圧縮処
理されていないコードは、相対的に濃度の低いインクで
記録が成される色成分であることを特徴とする請求項8
に記載の画像記録装置。 - 【請求項13】 前記濃度の低い色成分とは、ライトシ
アンおよびライトマゼンタのインクであり、前記濃度の
高い色成分とは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブ
ラックのインクであることを特徴とする請求項12に記
載の画像記録装置。 - 【請求項14】 前記所定ビット単位は前記L1ビット
の自然倍数であることを特徴とする請求項8乃至請求項
13のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 【請求項15】 前記画像記録装置は記録ヘッドを用い
て記録動作を行うことを特徴とする請求項8乃至請求項
14のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 【請求項16】 前記記録ヘッドはインクを吐出するた
めのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変
換体を含む複数の記録素子を有することを特徴とする請
求項15に記載の画像記録装置。 - 【請求項17】 情報処理装置で実行され、画像記録装
置に記録用の多値のカラー画像データの情報量を削減し
て出力するプリンタドライバであって、 前記多値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化
し、前記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして
出力する第1量子化工程のコードと、 前記多値のカラー画像データの色成分を前記N1より大
きいN2値に量子化し、前記N2値を表現可能なK2ビ
ットのコードとして出力する第2量子化工程のコード
と、 前記多値のカラー画像データの色成分に応じて、前記第
1量子化工程または前記第2量子化工程のいずれかを選
択する量子化選択工程のコードと、 前記量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択
された場合に、前記K1ビットのコードをM画素分集め
て、K1×M未満のL1ビットのコードに変換する変換
工程のコードと、 前記量子化選択工程によって前記第2量子化工程が選択
された場合に、前記K2ビットのコードを変換せずにそ
のまま出力する無変換工程のコードと、 前記変換工程および前記無変換工程から出力されるデー
タを所定ビット単位のデータにまとめて出力する出力工
程のコードと、を有することを特徴とするプリンタドラ
イバ。 - 【請求項18】 前記量子化選択工程は、相対的に濃度
の高いインクで記録が成される色成分については第1量
子化工程を用い、相対的に濃度の低いインクで記録が成
される色成分については第2量子化工程を用いることを
特徴とする請求項17に記載のプリンタドライバ。 - 【請求項19】 前記相対的に濃度の低い色成分とは、
ライトシアンおよびライトマゼンタであり、前記相対的
に濃度の高い色成分とは、シアン、マゼンタ、イエロー
およびブラックであることを特徴とする請求項18に記
載のプリンタドライバ。 - 【請求項20】 前記所定ビット単位は前記L1ビット
の自然倍数であり、前記所定ビット単位のデータは画像
記録装置へ転送されることを特徴とする請求項17乃至
請求項19のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。 - 【請求項21】 前記量子化選択工程は、更に前記第1
量子化工程または前記第2量子化工程のいずれかの選択
を指示する記録モードに基づいて前記第1量子化工程ま
たは前記第2量子化工程を選択する選択工程とを有する
ことを特徴とする請求項17乃至請求項20のいずれか
1項に記載のプリンタドライバ。 - 【請求項22】 前記選択工程は、前記画像データを出
力する記録装置の種類、メディアの種類、解像度のいず
れか1つに応じて、前記第1量子化工程または前記第2
量子化工程のいずれかの工程を選択することを特徴とす
る請求項21に記載のプリンタドライバ。 - 【請求項23】 多値のカラー画像データの情報量を削
減して出力する画像処理装置の制御方法であって、 前記多値のカラー画像データの色成分をN1値に量子化
し、前記N1値を表現可能なK1ビットのコードとして
出力する第1量子化工程と、 前記多値のカラー画像データの色成分をN2(N2>N
1)値に量子化し、前記N2値を表現可能なK2ビット
のコードとして出力する第2量子化工程と、 前記多値のカラー画像データの色成分に応じて、前記第
1量子化工程または前記第2量子化工程のいずれかを選
択して量子化する量子化選択工程と、 前記量子化選択工程によって前記第1量子化工程が選択
された場合には、前記K1ビットのコードをM画素分集
めて、L1(K1×M>L1)ビットのコードに変換す
る変換工程と、 前記変換工程から出力されるデータを所定ビット単位の
データにまとめて出力する出力工程と、 を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 【請求項24】 前記量子化選択工程によって前記第2
量子化工程が選択された場合には、前記K2ビットのコ
ードを変換せずにそのまま出力することを特徴とする請
求項23に記載の画像処理装置の制御方法。 - 【請求項25】 前記量子化選択工程は、相対的に濃度
の高いインクで記録が成される色成分については第1量
子化工程を用い、相対的に濃度の低いインクで記録が成
される色成分については第2量子化工程を用いることを
特徴とする請求項23に記載の画像処理装置の制御方
法。 - 【請求項26】 前記相対的に濃度の低いインクで記録
が成される色成分とは、ライトシアンおよびライトマゼ
ンタであり、前記相対的に濃度の高いインクで記録が成
される色成分とは、シアン、マゼンタ、イエローおよび
ブラックであることを特徴とする請求項25に記載の画
像処理装置の制御方法。 - 【請求項27】 前記所定ビット単位は前記L1ビット
の自然倍数であり、前記所定ビット単位のデータは画像
記録装置へ転送されることを特徴とする請求項23乃至
請求項26のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御
方法。 - 【請求項28】 前記量子化選択工程は、更に前記第1
量子化工程または前記第2量子化工程のいずれかの選択
を指示する記録モードに基づいて前記第1量子化工程ま
たは前記第2量子化工程を選択する選択工程とを有する
ことを特徴とする請求項23乃至請求項27のいずれか
1項に記載の画像処理装置の制御方法。 - 【請求項29】 前記選択工程は、前記画像データを出
力する記録装置の種類および解像度に応じて、前記第1
量子化工程または前記第2量子化工程のいずれかの工程
を選択することを特徴とする請求項28に記載の画像処
理装置の制御方法。 - 【請求項30】 情報量が削減されて出力されたカラー
画像データに基づいて画像を記録する画像記録装置の制
御方法であって、 前記カラー画像データの色成分に応じて、所定ビット単
位で、圧縮処理されているコードと、圧縮処理されてい
ないコードとに分離する分離工程と、 前記分離工程によって分離された前記圧縮処理されてい
るコードを復元する復元工程と、 前記圧縮処理されていないコードおよび前記復元された
コードを用いて前記画像を記録する画像記録工程と、を
有することを特徴とする画像記録装置の制御方法。 - 【請求項31】 前記圧縮処理されているコードとは、
N1値を表現可能なK1ビットのコードをM画素分集め
て、K1×M未満のL1ビットのコードに圧縮されたコ
ードであり、前記圧縮処理されていないコードとは、N
2値を表現可能なK2ビットのコードであることを特徴
とする請求項30に記載の画像記録装置の制御方法。 - 【請求項32】 前記復元工程は、前記圧縮処理されて
いるL1ビットのコードを、前記K1ビットのコードの
M画素分に復元することを特徴とする請求項31に記載
の画像記録装置の制御方法。 - 【請求項33】 前記画像記録工程は、前記K2ビット
のコードおよび前記K1ビットのコードを用いて、前記
画像を記録することを特徴とする請求項31に記載の画
像記録装置の制御方法。 - 【請求項34】 前記圧縮処理されているコードは、前
記カラー画像データの色成分のうちで、相対的に濃度の
高いインクで記録が成される色成分であり、前記圧縮処
理されていないコードは、相対的に濃度の低いインクで
記録が成される色成分であることを特徴とする請求項3
0に記載の画像記録装置の制御方法。 - 【請求項35】 前記相対的に濃度の低い色成分とは、
ライトシアンおよびライトマゼンタであり、前記相対的
に濃度の高い色成分とは、シアン、マゼンタ、イエロー
およびブラックであることを特徴とする請求項34に記
載の画像記録装置の制御方法。 - 【請求項36】 前記所定ビット単位は前記L1ビット
の自然倍数であることを特徴とする請求項30乃至請求
項35のいずれか1項に記載の画像記録装置の制御方
法。 - 【請求項37】 請求項23乃至請求項29のいずれか
1項に記載の画像処理装置の制御方法を実現するための
プログラムコードを有する情報処理装置が実行可能なプ
ログラム。 - 【請求項38】 請求項37に記載のプログラムを記憶
した記憶媒体。 - 【請求項39】 請求項30乃至請求項36のいずれか
1項に記載の画像記録装置の制御方法を実現するための
プログラムコードを有する情報処理装置が実行可能なプ
ログラム。 - 【請求項40】 請求項39に記載のプログラムを記憶
した記憶媒体。
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