JP2003049239A - 加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 - Google Patents

加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法

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JP2003049239A JP2001287413A JP2001287413A JP2003049239A JP 2003049239 A JP2003049239 A JP 2003049239A JP 2001287413 A JP2001287413 A JP 2001287413A JP 2001287413 A JP2001287413 A JP 2001287413A JP 2003049239 A JP2003049239 A JP 2003049239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不めっきの発生が抑制され外観及び加工性に
優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 質量%で、C:0.0001〜0.3
%、Si:0.1〜2.5%、Mn:0.01〜3%、
Al:0.001〜4%を含有し、残部Fe及び不可避
不純物からなり、表面に、質量%で、Al:0.001
〜0.5%、Mn:0.001〜2%を含有し、残部が
Zn及び不可避不純物からなるめっき層を有する溶融亜
鉛めっき鋼板であって、鋼のSi含有率:X(質量
%)、鋼のMn含有率:Y(質量%)、鋼のAl含有
率:Z(質量%)、めっき層のAl含有率:A(質量
%)、めっき層のMn含有率:B(質量%)が、3−
(X+Y/10+Z/3)−12.5×(A−B)≧0
を満たすことを特徴とする加工性に優れた高強度溶融亜
鉛めっき鋼板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材、家電製品、
自動車などに適する加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっ
き鋼板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛めっきは鋼板の防食を目的とし
て施され、建材、家電製品、自動車など広範囲に使用さ
れている。その製造法としては、連続ラインに於いて、
脱脂洗浄後、非酸化性雰囲気にて加熱し、H2 及びN2
を含む還元雰囲気にて焼鈍後、めっき浴温度近傍まで冷
却し、溶融亜鉛浴に浸漬後、冷却、もしくは再加熱して
Fe−Zn合金相を生成させた後に冷却、というゼンジ
マー法があり、鋼板の処理に多用されている。
【0003】めっき前の焼鈍については、脱脂洗浄後、
非酸化性雰囲気中での加熱を経ず直ちに、H2 及びN2
を含む還元雰囲気にて焼鈍を行う、全還元炉方式も行わ
れる場合がある。また、鋼板を脱脂、酸洗した後、塩化
アンモニウムなどを用いてフラックス処理を行って、め
っき浴に浸漬、その後冷却、というフラックス法も行わ
れている。
【0004】これらのめっき処理で用いられるめっき浴
中には溶融亜鉛の脱酸のために少量のAlが添加されて
いる。ゼンジマー法においてZnめっき浴は質量%で
0.1%程度のAlを含有している。この浴中のAlは
Feとの親和力がFe−Znよりも強いため、鋼がめっ
き浴に浸漬した際、鋼表面にFe−Al合金相すなわち
Alの濃化層が生成し、Fe−Znの反応を抑制するこ
とが知られている。Alの濃化層が存在するために、得
られためっき層中のAl含有率は通常、めっき浴中のA
l含有率より高くなる。
【0005】近年、特に自動車車体において燃費向上を
目的とした車体軽量化の観点から、延性の高い高強度鋼
板の需要が高まりつつある。安価な強化法として鋼中へ
のSi添加が行われ、特に高延性高強度鋼板には1質量
%以上含有する場合もある。一方で、めっきの観点から
すると鋼中のSiの含有率が、質量%で0.3%を超え
ると、通常のAlを含有しためっき浴を用いたゼンジマ
ー法ではめっき濡れ性が大きく低下し、不めっきが発生
するため外観品質が悪化する。この原因は、還元焼鈍時
に鋼板表面にSi酸化物が濃化し、Si酸化物の溶融亜
鉛に対する濡れ性が悪いためであると言われている。
【0006】この問題を解決する手段として、特開平3
−28359号公報、特開平3−64437号公報等に
見られるように、特定のめっきを付与することでめっき
性の改善を行っているが、この方法では、溶融めっきラ
イン焼鈍炉前段に新たにめっき設備を設けるか、もしく
は、あらかじめ電気めっきラインにおいてめっき処理を
行わなければならず、大幅なコストアップとなるという
問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、不めっきが抑制され、加工性の優れた高強度溶
融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、種々検討を
行った結果、めっき層に特定の元素を適正濃度含有させ
ることで、高強度鋼板の溶融亜鉛めっき濡れ性が向上す
ることを見いだした。また、この効果は、めっき相中A
l濃度を低減することで強められること、さらに、鋼の
Si含有率:X(質量%)、鋼のMn含有率:Y(質量
%)、鋼のAl含有率:Z(質量%)、めっき層のAl
含有率:A(質量%)、めっき層のMn含有率:B(質
量%)が、3−(X+Y/10+Z/3)−12.5×
(A−B)≧0を満たす鋼およびめっき組成とすること
により、極めて良好なめっきが得られることを見いだし
た。
【0009】本発明は、上記知見に基づいて完成された
もので、その要旨とするところは以下の通りである。 (1)質量%で、C:0.0001〜0.3%、Si:
0.1〜2.5%、Mn:0.01〜3%、Al:0.
001〜4%を含有し、残部Fe及び不可避不純物から
なり、表面に、質量%で、Al:0.001〜0.5
%、Mn:0.001〜2%、Fe:5〜20%を含有
し、残部がZn及び不可避不純物からなるめっき層を有
する溶融亜鉛めっき鋼板であって、鋼のSi含有率:X
(質量%)、鋼のMn含有率:Y(質量%)、鋼のAl
含有率:Z(質量%)、めっき層のAl含有率:A(質
量%)、めっき層のMn含有率:B(質量%)が、下記
(1)式を満たすことを特徴とする加工性に優れた高強
度溶融亜鉛めっき鋼板。 3−(X+Y/10+Z/3)−12.5×(A−B)≧0・・・(1)
【0010】(2)質量%で、C:0.0001〜0.
3%、Si:0.1〜2.5%、Mn:0.01〜3
%、Al:0.001〜4%を含有し、残部Fe及び不
可避不純物からなり、表面に、質量%で、Al:0.0
01〜0.5%、Mn:0.001〜2%、Fe:5%
未満を含有し、残部がZn及び不可避不純物からなるめ
っき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板であって、鋼のSi
含有率:X(質量%)、鋼のMn含有率:Y(質量
%)、鋼のAl含有率:Z(質量%)、めっき層のAl
含有率:A(質量%)、めっき層のMn含有率:B(質
量%)が、前記(1)式を満たすことを特徴とする加工
性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
【0011】(3)めっき層が、質量%で、Si:0.
001〜0.1%、Mo:0.001〜0.1%、W:
0.001〜0.1%、Zr:0.001〜0.1%、
Cs:0.001〜0.1%、Rb:0.001〜0.
1%、K:0.001〜0.1%、Ag:0.001〜
5%、Na:0.001〜0.05%、Cd:0.00
1〜3%、Cu:0.001〜3%、Ni:0.001
〜0.5%、Co:0.001〜1%、La:0.00
1〜0.1%、Tl:0.001〜8%、Nd:0.0
01〜0.1%、Y:0.001〜0.1%、In:
0.001〜5%、Be:0.001〜0.1%、C
r:0.001〜0.05%、Pb:0.001〜1
%、Hf:0.001〜0.1%、Tc:0.001〜
0.1%、Ti:0.001〜0.1%、Ge:0.0
01〜5%、Ta:0.001〜0.1%、V:0.0
01〜0.2%、B:0.001〜0.1%、の1種ま
たは2種以上を、さらに含有することを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の加工性に優れた高強度溶融
亜鉛めっき鋼板。 (4)鋼が、質量%で、Mo:0.001〜5%を、さ
らに含有することを特徴とする前記(1)乃至(3)の
いずれかに記載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき
鋼板。 (5)鋼が、質量%で、Cr:0.001〜25%、N
i:0.001〜10%、W:0.001〜5%、C
u:0.001〜5%、Co:0.001〜5%の1種
または2種以上を、さらに含有することを特徴とする前
記(1)乃至(4)のいずれかに記載の加工性に優れた
高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
【0012】(6)鋼が、質量%で、Nb:0.001
%以上、Ti:0.001%以上、V:0.001%以
上の1種または2種以上を合計で1%以下、さらに含有
することを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれか
1項に記載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼
板。 (7)鋼が、質量%で、B:0.0001〜0.1%
を、さらに含有することを特徴とする前記(1)乃至
(6)のいずれか1項に記載の加工性に優れた高強度溶
融亜鉛めっき鋼板。 (8)鋼が、質量%で、Zr:0.001%以上、H
f:0.001%以上、Ta:0.001%以上の1種
または2種以上を合計で1%以下、さらに含有すること
を特徴とする前記(1)乃至(7)のいずれか1項に記
載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 (9)鋼が、質量%で、Y、REMの1種または2種以
上を合計で0.0001〜0.1%、さらに含有するこ
とを特徴とする前記(1)乃至(8)のいずれか1項に
記載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 (10)鋼が、質量%で、P:0.1%以下、S:0.
1%以下を、さらに含有することを特徴とする前記
(1)乃至(9)のいずれか1項に記載の加工性に優れ
た高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
【0013】(11)鋼のミクロ組織が、フェライト相
もしくはフェライト相とベイナイト相からなり、マルテ
ンサイト相、残留オーステナイト相の一方もしくは両方
を、体積分率で合計3%以上含む複合組織であることを
特徴とするとする前記(1)乃至(10)のいずれか1
項に記載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 (12)前記(11)に記載の高強度溶融亜鉛めっき鋼
板の製造において、鋳造スラブを鋳造ままもしくは一旦
冷却した後に再度加熱し、熱延後巻取った熱延鋼板を酸
洗後冷延し、その後、0.1×(Ac3 −Ac1 )+A
c1 (℃)以上Ac3+50(℃)以下の温度域で10
秒〜30分焼鈍した後に、0.1〜10℃/秒の冷却速
度で550〜700℃温度域に冷却し、引き続いて0.
1〜100℃/秒の冷却速度でめっき浴温度〜めっき浴
温度+100(℃)にまで冷却した後めっき浴に浸漬
し、その後合金化処理を300〜580℃の温度域で行
い、室温まで冷却することを特徴とする加工性に優れた
高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法にある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
発明者らは、質量%で、C :0.0001〜0.3
%、Si:0.1〜2.5%、Mn:0.01〜3%、
Al:0.001〜4%を含有し、残部Fe及び不可避
不純物からなる鋼板を焼鈍し、温度450〜470℃の
Znめっき浴に3秒間浸漬を行い、さらに500〜55
0℃で10〜60秒加熱を行った。その後、めっき鋼板
表面の不めっき部面積を測定することでめっき性を評価
し、引張り試験にて機械的性質を合わせて評価した結果
を、鋼中Si含有率:X(質量%)、鋼中Mn含有率:
Y(質量%)、鋼中Al含有率:Z(質量%)、めっき
層中Al含有率:A(質量%)、めっき層中Mn含有
率:B(質量%)として、 3−(X+Y/10+Z/3)−12.5×(A−B) の式にて整理したところ、 3−(X+Y/10+Z/3)−12.5×(A−B)
≧0 を満たす組成で、不めっきのほとんど見られない高強度
溶融めっき鋼板が得られることを見出した。
【0015】不めっきの発生が抑制される理由の詳細に
ついては不明であるが、めっき浴中に添加されたAlと
鋼板表面に生成したSiO2 との濡れ性が悪いため不め
っきが発生すると考えられる。すなわち、Zn浴に添加
したAlの悪影響を除去する元素を添加することで不め
っきの発生を抑制することが可能となる。発明者らが鋭
意検討した結果、Mnを適正な濃度範囲で添加すること
で表記目的を達成出来ることが判明した。MnはZn浴
中に添加しているAlより優先的に酸化皮膜を形成し、
鋼板表面に生成しているSi系の酸化皮膜との反応性を
高めるものと推定される。
【0016】また、めっき層中に質量%で、Si:0.
001〜0.1%、Mo:0.001〜0.1%、W:
0.001〜0.1%、Zr:0.001〜0.1%、
Cs:0.001〜0.1%、Rb:0.001〜0.
1%、K:0.001〜0.1%、Ag:0.001〜
5%、Na:0.001〜0.05%、Cd:0.00
1〜3%、Cu:0.001〜3%、Ni:0.001
〜0.5%、Co:0.001〜1%、La:0.00
1〜0.1%、Tl:0.001〜8%、Nd:0.0
01〜0.1%、Y:0.001〜0.1%、In:
0.001〜5%、Be:0.001〜0.1%、C
r:0.001〜0.05%、Pb:0.001〜1
%、Hf:0.001〜0.1%、Tc:0.001〜
0.1%、Ti:0.001〜0.1%、Ge:0.0
01〜5%、Ta:0.001〜0.1%、V:0.0
01〜0.2%、B:0.001〜0.1%、の1種ま
たは2種以上を、さらに含有することで、不めっきが抑
制されることを見出した。
【0017】めっき付着量については、特に制約は設け
ないが、耐食性の観点から片面付着量で5g/m2 以上
であることが望ましい。本発明の溶融Znめっき鋼板上
に塗装性、溶接性を改善する目的で上層めっきを施すこ
とや、各種の処理、例えば、クロメート処理、りん酸塩
処理、潤滑性向上処理、溶接性向上処理等を施しても、
本発明を逸脱するものではない。
【0018】めっき層中Al量を0.001〜0.5質
量%の範囲としたのは、0.001%未満では、ドロス
発生が顕著で良好な外観が得られないこと、0.5%を
超えてAlを添加すると合金化反応を著しく抑制してし
まい、合金化溶融亜鉛めっき層を形成することが困難と
なるためである。めっき層中Mn量を0.001〜2質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
発生せず、良好な外観のめっきが得られるためである。
Mn量が上限の2質量%を超えるとめっき浴中にてMn
−Zn化合物が析出し、めっき層中に取り込まれること
で外観が著しく低下する。
【0019】めっき層中Si量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Si量が上限の0.1質量%を超えるとSi有するドロ
スの生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき
層中Mo量を0.001〜0.1質量%の範囲内とした
のは、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外
観のめっきが得られるためである。Mo量が上限の0.
1質量%を超えるとMoを含有するドロスの生成によ
り、めっき外観が著しく低下する。めっき層中W量を
0.001〜0.1質量%の範囲内としたのは、この範
囲において不めっきが抑制され、良好な外観のめっきが
得られるためである。W量が上限の0.1質量%を超え
るとWを含有するドロスの生成により、めっき外観が著
しく低下する。めっき層中Zr量を0.001〜0.1
質量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっき
が抑制され、良好な外観のめっきが得られるためであ
る。Zr量が上限の0.1質量%を超えるとZrを含有
するドロスの生成により、めっき外観が著しく低下す
る。めっき層中Cs量を0.001〜0.1質量%の範
囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制さ
れ、良好な外観のめっきが得られるためである。Cs量
が上限の0.1質量%を超えるとCsを含有するドロス
の生成により、めっき外観が著しく低下する。
【0020】めっき層中Rb量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Rb量が上限の0.1質量%を超えるとRbを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中K量を0.001〜0.1質量%の範囲内とし
たのは、この範囲において不めっきが抑制され、良好な
外観のめっきが得られるためである。K量が上限の0.
1質量%を超えるとKを含有するドロスの生成により、
めっき外観が著しく低下する。
【0021】めっき層中Ag量を0.001〜5質量%
の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制
され、良好な外観のめっきが得られるためである。Ag
量が上限の5質量%を超えるとAgを含有するドロスの
生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき層中
Na量を0.001〜0.05質量%の範囲内としたの
は、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外観
のめっきが得られるためである。Na量が上限の0.0
5質量%を超えるとNaを含有するドロスの生成によ
り、めっき外観が著しく低下する。
【0022】めっき層中Cd量を0.001〜3質量%
の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制
され、良好な外観のめっきが得られるためである。Cd
量が上限の3質量%を超えるとCdを含有するドロスの
生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき層中
Cu量を0.001〜3質量%の範囲内としたのは、こ
の範囲において不めっきが抑制され、良好な外観のめっ
きが得られるためである。Cu量が上限の3質量%を超
えるとCuを含有するドロスの生成により、めっき外観
が著しく低下する。
【0023】めっき層中Ni量を0.001〜0.5質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Ni量が上限の0.5質量%を超えるとNiを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中Co量を0.001〜1質量%の範囲内とした
のは、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外
観のめっきが得られるためである。Co量が上限の1質
量%を超えるとCoを含有するドロスの生成により、め
っき外観が著しく低下する。
【0024】めっき層中La量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
La量が上限の0.1質量%を超えるとLaを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中Tl量を0.001〜8質量%の範囲内とした
のは、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外
観のめっきが得られるためである。Tl量が上限の8質
量%を超えるとTlを含有するドロスの生成により、め
っき外観が著しく低下する。
【0025】めっき層中Nd量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Nd量が上限の0.1質量%を超えるとNdを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中Y量を0.001〜0.1質量%の範囲内とし
たのは、この範囲において不めっきが抑制され、良好な
外観のめっきが得られるためである。Y量が上限の0.
1質量%を超えるとYを含有するドロスの生成により、
めっき外観が著しく低下する。
【0026】めっき層中In量を0.001〜5質量%
の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制
され、良好な外観のめっきが得られるためである。In
量が上限の5質量%を超えるとInを含有するドロスの
生成により、めっき外観が著しく低下する。
【0027】めっき層中Be量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Be量が上限の0.1質量%を超えるとBeを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中Cr量を0.001〜0.05質量%の範囲内
としたのは、この範囲において不めっきが抑制され、良
好な外観のめっきが得られるためである。Cr量が上限
の0.05質量%を超えるとCrを含有するドロスの生
成により、めっき外観が著しく低下する。
【0028】めっき層中Pb量を0.001〜1質量%
の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制
され、良好な外観のめっきが得られるためである。Pb
量が上限の1質量%を超えるとPbを含有するドロスの
生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき層中
Hf量を0.001〜0.1質量%の範囲内としたの
は、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外観
のめっきが得られるためである。Hf量が上限の0.1
質量%を超えるとHfを含有するドロスの生成により、
めっき外観が著しく低下する。
【0029】めっき層中Tc量を0.001〜0.1質
量%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが
抑制され、良好な外観のめっきが得られるためである。
Tc量が上限の0.1質量%を超えるとTcを含有する
ドロスの生成により、めっき外観が著しく低下する。め
っき層中Ti量を0.001〜0.1質量%の範囲内と
したのは、この範囲において不めっきが抑制され、良好
な外観のめっきが得られるためである。Ti量が上限の
0.1質量%を超えるとTiを含有するドロスの生成に
より、めっき外観が著しく低下する。
【0030】めっき層中Ge量を0.001〜5質量%
の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑制
され、良好な外観のめっきが得られるためである。Ge
量が上限の5質量%を超えるとGeを含有するドロスの
生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき層中
Ta量を0.001〜0.1質量%の範囲内としたの
は、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外観
のめっきが得られるためである。Ta量が上限の0.1
質量%を超えるとTaを含有するドロスの生成により、
めっき外観が著しく低下する。
【0031】めっき層中V量を0.001〜0.2質量
%の範囲内としたのは、この範囲において不めっきが抑
制され、良好な外観のめっきが得られるためである。V
量が上限の0.2質量%を超えるとVを含有するドロス
の生成により、めっき外観が著しく低下する。めっき層
中B量を0.001〜0.1質量%の範囲内としたの
は、この範囲において不めっきが抑制され、良好な外観
のめっきが得られるためである。B量が上限の0.1質
量%を超えるとBを含有するドロスの生成により、めっ
き外観が著しく低下する。
【0032】合金化処理によってめっき層中にFeが取
り込まれ、塗装性やスポット溶接性に優れた高強度溶融
亜鉛めっき鋼板を得ることができる。Fe量が5質量%
未満ではスポット溶接性が不十分となる。一方、Fe量
が20質量%を超えるとめっき層自体の密着性を損な
い、加工の際めっき層が破壊・脱落し金型に付着するこ
とで、成形時の疵の原因となる。したがって、合金化処
理を行う場合のめっき層中Fe量の範囲は5〜20質量
%とする。Fe量が5質量%未満でも、Fe量以外の要
件を満たせば本発明に属し、合金化による以外の効果は
得られる。
【0033】次に、本発明における鋼板成分の限定理由
について述べる。C量の範囲を0.0001〜0.3質
量%の範囲内としたのは、強度を確保するためにC量の
下限を0.0001質量%とし、溶接性を保持可能な上
限として0.3質量%とした。Si量の範囲を0.01
〜2.5質量%の範囲内としたのは、材質上強度を確保
するためである。また、鋼中Siの上限を2.5質量%
としたのは、これを超える添加は溶接性に悪影響を及ぼ
すためである。
【0034】Mn量を0.01〜3質量%の範囲とした
のは、0.01質量%以上で強化効果が現れること、3
質量%を上限としたのは、これを上回る添加は伸びに悪
影響を及ぼすためである。Al量を0.001〜4質量
%の範囲としたのは、0.001質量%以上で強化効果
が現れる。この効果は4質量%で飽和し、それを超える
とめっき性など他の特性を損ない、製造コストの観点で
も不利となるためである。
【0035】Moは、強化に非常に有利な元素であるば
かりでなく、強度延性バランスに悪影響を及ぼすパーラ
イトや炭化物析出を効果的に抑制し、オーステナイトを
残留させること、また、焼入れ性も向上させるためのマ
ルテンサイト生成にも有利である。このため、Moは
0.001質量%以上添加することが好ましい。一方
で、過剰添加は生成した残留オーステナイトの安定化を
遅延させたり、フェライトを硬化させることで延性低下
を引き起こすため、5質量%を上限として添加する。さ
らに、本発明が対象とする鋼は、強度のさらなる向上を
目的としてCr、Ni、W、Cu、Coの1種または2
種以上を含有できる。Cr量を0.001〜25質量%
の範囲としたのは、0.001質量%以上で強化効果が
現れること、25質量%を上限としたのは、これを超え
る量の添加では、加工性に悪影響を及ぼすためである。
Ni量を0.001〜10質量%の範囲としたのは、
0.001%以上で強化効果が現れること、10質量%
を上限としたのは、これを超える量の添加では、加工性
に悪影響を及ぼすためである。
【0036】W量を0.001〜5質量%の範囲とした
のは、0.001質量%以上で強化効果が現れること、
5質量%を上限としたのは、これを超える量の添加で
は、加工性に悪影響を及ぼすためである。Cu量を0.
001〜5質量%の範囲としたのは、0.001質量%
以上で強化効果が現れること、25質量%を上限とした
のは、これを超える量の添加では、加工性に悪影響を及
ぼすためである。
【0037】Co量を0.001〜5質量%の範囲とし
たのは、0.001質量%以上で強化効果が現れるこ
と、25質量%を上限としたのは、これを超える量の添
加では、加工性に悪影響を及ぼすためである。さらに、
本発明が対象とする鋼は、強度のさらなる向上を目的と
して強炭化物形成元素であるNb,Ti,Vの1種また
は2種以上を含有できる。
【0038】これらの元素は、微細な炭化物、窒化物ま
たは炭窒化物を形成して、鋼板の強化のは極めて有効で
あるため、必要に応じて1種または2種以上を0.00
1質量%以上の添加とした。一方で、延性劣化や残留オ
ーステナイト中へのCの濃化を阻害することから、合計
添加量の上限として1質量%ととした。Bもまた、必要
に応じて添加できる。Bは、粒界の強化や鋼材の高強度
化に有効ではあるが、その添加量が0.1質量%を超え
るとその効果が飽和するばかりでなく、必要以上に鋼板
強度を上昇させ、加工性が低下するため、上限を0.1
質量%とした。強度のさらなる向上を目的として強炭化
物形成元素であるZr,Hf,Taの1種または2種以
上を含有できる。これらの元素は、微細な炭化物、窒化
物または炭窒化物を形成して、鋼板の強化には極めて有
効であるため、必要に応じて1種または2種以上を0.
001質量%以上の添加とした。一方で、延性劣化や残
留オーステナイト中へのCの濃化を阻害することから、
合計添加量の上限として1質量%ととした。Y、REM
の合計量を0.0001〜0.1質量%の範囲としたの
は、0.0001質量%以上でめっきの濡れ性を改善で
き、また、0.1質量%を上限としたのは、これを超え
る量の添加では、溶接性や鋳造時や熱延時の製造性に悪
影響を及ぼすためである。
【0039】P量が0.1質量%を、S量が0.1質量
%を、それぞれ超えると溶接性や鋳造時や熱延時の製造
性に悪影響を及ぼすため、これらの値を上限として規制
することが好ましいが、過度の極低化は経済的にも不利
であることや、Pの場合は強化効果も期待できるため、
P、Sのいずれも下限を0.0001質量%とすること
が好ましい。また、これ以外の不純物元素としては、S
nを0.01質量%以下とすることが好ましく、この範
囲であれば本発明鋼板の効果に悪影響は及ぼさない。次
に、基材鋼板の好ましいミクロ組織について述べる。加
工性を十分に確保するためには主組織をフェライト相と
するのが望ましいが、高強度化を考慮するとベイナイト
相を含んでも良い。また、高強度と高延性を両立させる
ため、残留オーステナイト相および/またはマルテンサ
イト相を含む複合組織とする。高強度と高延性のため
に、残留オーステナイト相とマルテンサイト相は、体積
率で合計3%以上とした。上限は特に定めないが、体積
率が合計40%を超えると脆化傾向を示すため、40%
以下が望ましい。
【0040】このような組織を有する高強度溶融亜鉛め
っき鋼板の製造方法について以下説明する。熱延後冷延
・焼鈍して本発明の鋼板を製造する場合には、所定の成
分に調整されたスラブを鋳造ままもしくは一旦冷却した
後再加熱して熱延を行い、その後酸洗し、冷延後焼鈍す
ることで最終製品とする。この時、熱延完了温度は鋼の
化学成分によって決まるAr3 変態温度以上で行うのが
一般的であるが、Ar3 から10℃程度低温までであれ
ば最終的な鋼板の特性を劣化させない。また、冷却後の
巻取温度は鋼の化学成分によって決まるベイナイト変態
開始温度以上とすることで、冷延時の荷重を必要以上に
高めることがさけられるが、冷延の全圧下率が小さい場
合にはこの限りでなく、鋼のベイナイト変態温度以下で
巻き取られても最終的な鋼板の特性を劣化させない。ま
た、冷延の全圧下率は、最終板厚と冷延荷重の関係から
設定されるが、40%以上であれば最終的な鋼板の特性
を劣化させない。
【0041】冷延後焼鈍する際に、焼鈍温度が鋼の化学
成分によって決まる温度Ac1 及びAc3 温度(例えば
「鉄鋼材料学」:W. C. Leslie著、幸田成
康監訳、丸善P273)で、表現される0.1×(Ac
3 −Ac1 )+Ac1 (℃)未満の場合には、焼鈍温度
で得られるオーステナイト量が少ないので、最終的な鋼
板中に残留オーステナイト相またはマルテンサイト相を
残すことができないためにこれを焼鈍温度の下限とし
た。また、焼鈍温度がAc3 +50(℃)を超えても何
ら鋼板の特性を改善することがでず製造コストの上昇を
まねくために、焼鈍温度の上限をAc3 +50(℃)と
した。この温度での焼鈍時間は鋼板の温度均一化とオー
ステナイトの確保のために10秒以上が必要である。し
かし、3分超では、効果が飽和するばかりでなくコスト
の上昇を招くのでこれを上限とした。
【0042】その後の一次冷却はオーステナイト相から
フェライト相への変態を促して、未変態のオーステナイ
ト相中にCを濃化させてオーステナイトの安定化をはか
るのに重要である。この冷却速度が0.1℃/秒以下に
することは、必要な生産ライン長を長くしたり、生産速
度を極めて遅くするといった製造上のデメリットを生じ
るために、この冷却速度の下限を0.1℃/秒とした。
一方、冷却速度が10℃/秒以上の場合にはフェライト
変態が十分に起こらず、最終的な鋼板中の残留オーステ
ナイト相確保が困難となったり、マルテンサイト相など
の硬質相が多量になってしまうため、これを上限とし
た。
【0043】この一次冷却が550℃未満まで行われる
と、冷却中にパーライトが生成し、オーステナイト安定
化元素であるCを浪費し、最終的に十分な量の残留オー
ステナイトが得られないために、これを下限とした。し
かしながら、冷却が700℃超までしか行われなかった
場合にはフェライト変態の進行が十分ではないので、こ
れを上限とした。引き続き行われる二次冷却の急速冷却
は、冷却中にパーライト変態や鉄炭化物の析出などが起
こらないような冷却速度として最低0.1℃/秒以上が
必要となる。但しこの冷却速度を100℃/秒以上にす
ることは設備能力上困難であることから、0.1〜10
0℃を冷却速度の範囲とした。
【0044】この二次冷却の冷却停止温度がめっき浴温
度よりも低いと操業上問題となり、めっき浴温度+10
0(℃)を超えると炭化物析出が短時間で生じるため、
得られる残留オーステナイトやマルテンサイトの量が確
保できなくなる。このため、2次冷却の停止温度をめっ
き浴温度以上めっき浴温度+100(℃)とした。鋼板
中に残留しているオーステナイト相を室温で安定にする
ためには、その一部をベイナイト相へ変態させる事でオ
ーステナイト中の炭素濃度を更に高めることが必須であ
る。合金化処理を併せてベイナイト変態を促進するため
に300〜550℃の温度域に15秒から20分保持す
ることが望ましい。300℃未満ではベイナイト変態が
起こりにくく、580℃を超えると炭化物が生じて十分
な残留オーステナイト相を残すことが困難となるため合
金化処理温度の上限を580℃ととした。
【0045】マルテンサイト相を生成させるには、残留
オーステナイト相の場合とは異なりベイナイト変態を生
じさせる必要がない。一方では、炭化物やパーライト相
の生成は残留オーステナイト相と同様、抑制する必要が
あるため、2次冷却後の十分な合金化処理を行うため4
00℃〜550℃の温度域で合金化処理することとす
る。
【0046】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。表1に示すような組成の鋼板を、1200℃
に加熱し、Ar3 変態温度以上で熱延を完了し、冷却後
各鋼の化学成分で決まるベイナイト変態開始温度以上で
巻き取った鋼帯を酸洗後、冷延して1.0mm厚とし
た。その後、各鋼の成分(質量%)から下記式にしたが
ってAc1 とAc3 変態温度を計算により求めた。 Ac1 =723−10.7×Mn%−16.9×Ni%
+29.1×Si%+16.9×Cr%、 Ac3 =910−203×(C%)×1/2−15.2
×Ni%+44.7×Si%+104×V%+31.5
×Mo%−30×Mn%−11×Cr%−20×Cu%
+700×P%+400×Al%+400×Ti%、
【0047】これらのAc1 およびAc3 変態温度から
計算される焼鈍温度に10%H2 −N2 雰囲気中で昇温
・保定したのち、0.1〜10℃/秒の冷却速度で55
0〜700℃温度域に冷却し、引き続いて0.1〜20
℃/秒の冷却速度でめっき浴温度にまで冷却し、浴組成
を種々変化させた460℃の亜鉛めっき浴に3秒間浸漬
することでめっきを行った。
【0048】また、一部の鋼板については、Fe−Zn
合金化処理として、めっき後の鋼板を300〜580℃
の温度域で15秒〜20分保持し、めっき層中のFe含
有率が質量%で5〜20となるよう調節した。めっき表
面外観のドロス巻き込み状況の目視観察および不めっき
部面積の測定によりめっき性を評価した。作製しためっ
きはめっき層をインヒビターを含有した5%塩酸溶液で
溶解し化学分析に供し組成を求め表2に示した。
【0049】表1より、本発明鋼は、強度・伸びバラン
スに優れTS×Elが22000MPa・%と高いこと
がわかる。一方、本発明の成分範囲を満たさない比較例
は、いずれも強度・伸びバランスに劣りTS×Elの値
が15000MPa・%以下と低い。表2および表3よ
り、本発明の鋼板(表中1〜56)は、不めっき発生が
少なく、外観も良好である。それに比較して本発明の範
囲を逸脱する場合(表中57〜64)は、不めっきの発
生が多いあるいは外観が不良、もしくは所定の材質を満
たさない。また、表4は7および12の製造条件と材質
の関係を示した表であるが、本願発明の請求項の範囲で
製造した鋼板は、ミクロ組織も上述した組織になってお
り強度・伸びバランスに優れている。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】本発明の高強度溶融亜鉛めっき鋼板は不
めっきの発生が抑制され外観及び加工性が良好であり、
建材、家電製品、自動車車体用途等に極めて有効であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 2/06 C23C 2/06 2/40 2/40 (72)発明者 黒崎 將夫 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 高橋 学 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 宮坂 明博 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA05 AA23 AB02 AB14 AB28 AB43 AB44 AC12 AC73 AE03 AE11 AE27 4K037 EA01 EA04 EA05 EA06 EA10 EA11 EA12 EA13 EA15 EA16 EA17 EA19 EA20 EA21 EA23 EA25 EA27 EA28 EA31 EA32 EA33 EA35 EA36 EB02 EB05 EB07 EB08 EB12 FA00 FB00 FG00 FH01 FJ05 FK01 FK02 FK03 FK08 GA05 JA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で、 C :0.0001〜0.3%、 Si:0.1〜2.5%、 Mn:0.01〜3%、 Al:0.001〜4%を含有し、残部Fe及び不可避
    不純物からなり、表面に、質量%で、 Al:0.001〜0.5%、 Mn:0.001〜2%、 Fe:5〜20%を含有し、残部がZn及び不可避不純
    物からなるめっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板であっ
    て、 鋼のSi含有率:X(質量%)、鋼のMn含有率:Y
    (質量%)、鋼のAl含有率:Z(質量%)、めっき層
    のAl含有率:A(質量%)、めっき層のMn含有率:
    B(質量%)が、下記(1)式を満たすことを特徴とす
    る加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 3−(X+Y/10+Z/3)−12.5×(A−B)≧0・・・(1)
  2. 【請求項2】 質量%で、 C :0.0001〜0.3%、 Si:0.1〜2.5%、 Mn:0.01〜3%、 Al:0.001〜4%を含有し、残部Fe及び不可避
    不純物からなり、表面に、質量%で、 Al:0.001〜0.5%、 Mn:0.001〜2%、 Fe:5%未満を含有し、残部がZn及び不可避不純物
    からなるめっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板であっ
    て、 鋼のSi含有率:X(質量%)、鋼のMn含有率:Y
    (質量%)、鋼のAl含有率:Z(質量%)、めっき層
    のAl含有率:A(質量%)、めっき層のMn含有率:
    B(質量%)が、前記(1)式を満たすことを特徴とす
    る加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
  3. 【請求項3】 めっき層が、質量%で、 Si:0.001〜0.1% Mo:0.001〜0.1% W:0.001〜0.1% Zr:0.001〜0.1% Cs:0.001〜0.1%、 Rb:0.001〜0.1%、 K :0.001〜0.1%、 Ag:0.001〜5%、 Na:0.001〜0.05%、 Cd:0.001〜3%、 Cu:0.001〜3%、 Ni:0.001〜0.5%、 Co:0.001〜1%、 La:0.001〜0.1%、 Tl:0.001〜8%、 Nd:0.001〜0.1%、 Y :0.001〜0.1%、 In:0.001〜5%、 Be:0.001〜0.1%、 Cr:0.001〜0.05%、 Pb:0.001〜1%、 Hf:0.001〜0.1%、 Tc:0.001〜0.1%、 Ti:0.001〜0.1%、 Ge:0.001〜5%、 Ta:0.001〜0.1%、 V :0.001〜0.2%、 B :0.001〜0.1%の1種または2種以上を、
    さらに含有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
  4. 【請求項4】 鋼が、質量%で、 Mo:0.001〜5%を、さらに含有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加工性に
    優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
  5. 【請求項5】 鋼が、質量%で、 Cr:0.001〜25%、 Ni:0.001〜10%、 W :0.001〜5%、 Cu:0.001〜5%、 Co:0.001〜5%の1種または2種以上を、さら
    に含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼
    板。
  6. 【請求項6】 鋼が、質量%で、 Nb:0.001%以上、 Ti:0.001%以上、 V :0.001%以上の1種または2種以上を合計で
    1%以下、さらに含有することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1項に記載の加工性に優れた高強度溶融
    亜鉛めっき鋼板。
  7. 【請求項7】 鋼が、質量%で、B:0.0001〜
    0.1%を、さらに含有することを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項に記載の加工性に優れた高強度溶
    融亜鉛めっき鋼板。
  8. 【請求項8】 鋼が、質量%で、 Zr:0.001%以上、 Hf:0.001%以上、 Ta:0.001%以上の1種または2種以上を合計で
    1%以下、さらに含有することを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか1項に記載の加工性に優れた高強度溶融
    亜鉛めっき鋼板。
  9. 【請求項9】 鋼が、質量%で、 Y、REMの1種または2種以上を合計で0.0001
    〜0.1%、さらに含有することを特徴とする請求項1
    乃至8のいずれか1項に記載の加工性に優れた高強度溶
    融亜鉛めっき鋼板。
  10. 【請求項10】 鋼が、質量%で、 P :0.1%以下、 S :0.1%以下を、さらに含有することを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれか1項に記載の加工性に優れ
    た高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
  11. 【請求項11】 鋼のミクロ組織が、フェライト相もし
    くはフェライト相とベイナイト相からなり、マルテンサ
    イト相、残留オーステナイト相の一方もしくは両方を、
    体積分率で合計3%以上含む複合組織であることを特徴
    とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の加工性
    に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の高強度溶融亜鉛め
    っき鋼板の製造において、鋳造スラブを鋳造ままもしく
    は一旦冷却した後に再度加熱し、熱延後巻取った熱延鋼
    板を酸洗後冷延し、その後、0.1×(Ac3 −Ac1
    )+Ac1 (℃)以上Ac3 +50(℃)以下の温度
    域で10秒〜30分焼鈍した後に、0.1〜10℃/秒
    の冷却速度で550〜700℃温度域に冷却し、引き続
    いて0.1〜100℃/秒の冷却速度でめっき浴温度〜
    めっき浴温度+100(℃)にまで冷却した後めっき浴
    に浸漬し、その後合金化処理を300〜580℃の温度
    域で行い、室温まで冷却することを特徴とする加工性に
    優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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