JPH11131145A - 高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

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JPH11131145A
JPH11131145A JP29845997A JP29845997A JPH11131145A JP H11131145 A JPH11131145 A JP H11131145A JP 29845997 A JP29845997 A JP 29845997A JP 29845997 A JP29845997 A JP 29845997A JP H11131145 A JPH11131145 A JP H11131145A
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steel sheet
less
hot
austenite
plating
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JP29845997A
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English (en)
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Junichi Ozaki
純一 小崎
Michitaka Sakurai
理孝 櫻井
Masaru Sagiyama
勝 鷺山
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度と高延性を兼ね備え、めっき密着性と
合金化処理性にも優れた溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶
融亜鉛めっき鋼板を製造する。 【解決手段】 重量%で、C:0.05〜0.30%、Si:2.0%
以下、Mn:0.5〜3.0%、P:0.03%以下、S:0.03%以
下、N:0.01%以下を含有し、かつSi+Al:1.0〜3.0%の
関係を満たすようにAlを含有する鋼板を、連続溶融亜鉛
めっきラインにて、Ac1点+30℃以上Ac3点以下の温度域
で30sec以上焼鈍し、その温度域からAc1点+20℃〜Ac1
まで5℃/sec以下の冷却速度で冷却し、引き続き、520℃
以下まで6℃/sec以上の冷却速度で冷却し、その後、520
〜400℃の温度域に90秒以上300秒以下留まり、その後20
0℃以下まで冷却し、体積率で3%以上の残留オーステナイトを
含むようにする。また、溶融めっき浴を、重量%で0.13
%以下のAlを含有し、温度を460℃以上520℃以下にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛めっき鋼
板の製造方法に関する。より詳細には、鋼板中に残留オ
ーステナイトを含み、引張強度が45〜100kg/mm2の、プ
レス成形性に優れた高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板お
よび合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃費向上と排気ガス低減の必要性
から、自動車車体の軽量化が要求されてきた。一方、自
動車の安全性に対するニーズも高まっていることから、
車体を軽量化しつつ、高い車体強度を維持することが望
まれている。また、車体の部品には塗装後の耐食性が要
求される場合が多い。以上の背景から、自動車用部品の
素材として、高強度溶融亜鉛めっき鋼板の使用が増加し
つつある。
【0003】他方、自動車用部品は形状が複雑なものが
多く、また、製造に際して高い生産性が要求されること
から、プレス成形により加工される場合が多い。しか
し、高強度鋼板は軟質鋼板と比べて延性が低いため、プ
レス成形性に劣るという問題がある。そこで従来より、
高強度と高延性を兼ね備えた、プレス成形性に優れる高
強度鋼板の開発が要望されてきた。
【0004】このような要望に対して、めっきを施さな
い冷延鋼板については、残留オーステナイトの加工誘起
変態を利用することにより、優れた強度−延性バランス
を持つ鋼板を得られることが、特開昭60-43430号公報な
どに開示されている。この冷延鋼板は、C、Si、Mn等を
含有する鋼板を、オーステナイト域あるいはフェライト
+オーステナイト二相域で焼鈍した後、フェライト・パ
ーライト変態を起こさないようにベイナイト変態温度域
まで急冷し、その温度域で一定時間保持してオーステナ
イト→ベイナイト変態をある程度進行させることによっ
て、残ったオーステナイト中にCを濃化させ、C濃度の高
いオーステナイトが存在する状態で室温まで冷却し、鋼
板中に残留オーステナイトを生成させることによって得
られる。
【0005】しかし、溶融亜鉛めっき鋼板に関しては、
上記のような残留オーステナイトを含有する鋼板は製造
されていない。その理由は、連続溶融亜鉛めっきライン
で、上記の鋼板を製造するに際して、2つの問題点があ
るためである。
【0006】問題点の1つは、連続溶融亜鉛めっきライ
ンは、めっき前の表面を清浄に保つ必要性から水冷が困
難であり、また溶融めっきや合金化処理の工程を含むた
め、鋼板に上記のような急冷や等温保持を含む熱処理を
施すことが難しく、残留オーステナイトを生成させにく
いことである。
【0007】もう1つの問題点は、従来の残留オーステ
ナイト鋼板は比較的多量のSiを含むため、鋼板表面にSi
の酸化物が形成され、溶融めっきを施した場合、めっき
密着性や合金化処理性が劣り、めっき剥離が生じたり、
皮膜の合金化が困難であったりする点である。このよう
な鋼板上にめっきされた亜鉛皮膜を合金化するために
は、通常の鋼板を用いた場合に比べて、より高温長時間
の熱処理が必要となるが、これは設備の増大を招き、生
産性を悪化させる。
【0008】前者の問題点に関しては、特開平5-171644
号公報、特開平6-145788号公報および特開平6-145893号
公報において、連続溶融亜鉛めっきラインでも実現可能
な熱処理方法が開示されている。しかし、これらの文献
に記載されている熱処理方法は、その製造条件の範囲が
極めて広く記述されており、実際の生産における有用性
に乏しい。また、特開平6-145893号公報に開示されてい
る鋼板は、引張強度が120kg/mm2以上と極めて高強度で
あるため、プレス成形には適さず、比較的軽度の加工部
品に適用されるのみである。
【0009】後者の問題点に関しては、特開平5-247586
号公報、特開平6-145892号公報および特開平6-145788号
公報に、鋼板中のSi含有量を制限してめっき密着性を改
善する方法が提案されているが、単にSi量を制限するだ
けでは、その効果は不十分である。また、合金化処理性
を改善する手段については、従来見出されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情を考慮し
て、本発明は、高強度と高延性を兼ね備え、めっき密着
性と合金化処理性にも優れた溶融亜鉛めっき鋼板および
合金化溶融亜鉛めっき鋼板を、連続溶融亜鉛めっきライ
ンにおいて製造する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を解決するために、鋼板組成と連続溶融亜鉛めっきライ
ンにおける製造方法の両面から検討を重ね、本発明を完
成した。
【0012】前記課題を解決するための本発明は次のと
おりである。 (1)第1発明は、重量%で、C:0.05〜0.30%、Si:2.0
%以下、Mn:0.5〜3.0%、P:0.03%以下、S:0.03%以
下、N:0.01%以下を含有し、かつSi+Al:1.0〜3.0%の
関係を満たすようにAlを含有する鋼板を、連続溶融亜鉛
めっきラインにて、Ac1点+30℃以上Ac3点以下の温度域
で30sec以上焼鈍し、その温度域からAc1点+20℃〜Ac1
まで5℃/sec以下の冷却速度で冷却し、引き続き、520℃
以下まで6℃/sec以上の冷却速度で冷却し、その後、溶
融めっき、付着量調整、合金化処理等の一連の製造工程
において、520〜400℃の温度域に90秒以上300秒以下の
時間留まり、その後200℃以下まで冷却することを特徴
とする、体積率で3%以上の残留オーステナイトを含む
高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。 (2)第2発明は、第1発明において、鋼板が、更にCr:
0.5〜5.0%、Mo:1.0%以下、Ni:0.1〜0.8%、Cu:0.1
〜0.8%、B:0.01%以下、V:0.1%以下のうち1種また
は2種以上を含有することを特徴とする、高強度高延性
溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。 (3)第3発明は、第1発明または第2発明において、鋼板
が、更にTi:0.01〜0.5%を含むことを特徴とする、高
強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。 (4)第4発明は、第1発明〜第3発明のいずれかの発明
において、溶融めっきのめっき浴が、重量%で、0.13%
以下のAlを含有し、その温度が460℃以上520℃以下の亜
鉛めっき浴であることを特徴とする、めっき皮膜の密着
性と合金化処理性に優れた高強度高延性溶融亜鉛めっき
鋼板の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の鋼板成分の限定理由について述べる。
【0014】C:0.05〜0.30% Cは、鋼の強度を確保するとともに、オーステナイト中
へ濃化してオーステナイトを安定化し、残留オーステナ
イトを生成させるための基本的な成分である。この残留
オーステナイトが、加工時に加工誘起変態を起こし、鋼
板の延性を向上させる。上記の効果を得るため0.05%を
下限とする。しかし、Cの過剰な添加は溶接性を劣化さ
せるため、上限を0.30%とする。
【0015】Si:2.0%以下 Siは、セメンタイトの形成を抑制してCのオーステナイ
ト中への濃化を促進し、残留オーステナイトの生成を容
易にする。反面、鋼板表面に濃化し酸化物を生成し、溶
融亜鉛めっきのぬれ性を悪化させて、皮膜の密着性を劣
化させるとともに、皮膜の合金化を妨げる。したがっ
て、上限を2.0%とする。
【0016】Mn:0.5〜3.0% Mnは、オーステナイトを安定化させ、フェライト・パー
ライト変態を抑制する効果があり、残留オーステナイト
の生成に有効である。本発明では、連続溶融亜鉛めっき
設備を用いて焼鈍を行うため、フェライト・パーライト
変態温度域における冷却速度をあまり大きくできず、熱
処理の制御のみでフェライト・パーライト変態を完全に
抑制することは困難である。したがって、Mnのようなオ
ーステナイト安定化元素の添加が特に重要になる。上記
の効果を得るために下限を0.5%とし、3.0%越えて添加
しても、効果が飽和し製造コストが高くなるため、上限
を3.0%とする。
【0017】P:0.03%以下 Pは、オーステナイトを安定化させる効果もあるが、反
面、鋼板の加工性、めっき密着性およびめっき皮膜の合
金化処理性を劣化させるため、上限を0.03%とする。
【0018】S:0.03%以下 Sは、加工性の面で低い方が望ましく、上限を0.03%と
する。
【0019】Si+Al:1.0〜3.0% Alは、Siと同様にセメンタイトの形成を抑制してCのオ
ーステナイト中への濃化を促進し、残留オーステナイト
の生成を容易にする効果がある。反面、過剰な添加は鋼
を脆化させる。AlとSiは、残留オーステナイトの生成に
関して同じ効果を有するため、鋼板中の含有量は両者の
合計で規定できる。Si+Alが1.0%未満では上記の効果が
十分でないため、下限を1.0%とする。他方、鋼の脆性
とめっき皮膜の密着性と合金化処理性の観点から、Si+A
lの上限を3.0%とする。
【0020】N:0.01%以下 Nは、加工性の面で低い方が望ましく、上限を0.01%と
する。
【0021】本発明の鋼板は、更に、以下のCr、Mo、N
i、Cu、B、Vのうち1種または2種以上、あるいは以下の
Tiを含有するものであってもよい。
【0022】Cr:0.5〜5.0% Crは、オーステナイトからフェライト・パーライトへの
変態を抑制し、残留オーステナイトを生成しやすくする
効果がある。0.5%未満では、その効果を発揮しないた
め下限を0.5%とし、また、5.0%を越えて添加すると、
めっきのぬれ性に対して有害であるため、上限を5.0%
とする。
【0023】Mo:1.0%以下 Moも、オーステナイトを安定化させ、残留オーステナイ
トの生成を容易にする。1.0%を越えて添加しても、効
果が飽和し製造コストが高くなるとともに、めっき皮膜
の合金化を遅延させるため、上限を1.0%とする。
【0024】Ni:0.1〜0.8% Niは、オーステナイトを安定化させ、残留オーステナイ
トの生成を容易にする。0.1%未満では、その効果を発
揮しないため、下限を0.1%とする。0.8%を越えて添加
すると、鋼板の延性を低下させるため、上限を0.8%と
する。
【0025】Cu:0.1〜0.8% Cuも、Niと同様にオーステナイトを安定化させ、残留オ
ーステナイトの生成を容易にする。0.1%未満では、そ
の効果を発揮しないため、下限を0.1%とする。0.8%を
越えて添加すると、鋼板の延性を低下させるため、上限
を0.8%とする。
【0026】B:0.01%以下 Bは、オーステナイトを安定化させ、残留オーステナイ
トの生成を容易にする。0.01%を越えて添加しても、効
果が飽和し製造コストが高くなるとともに、めっき皮膜
の合金化を遅延させるため、上限を0.01%とする。
【0027】V:0.1%以下 Vも、オーステナイトを安定化させ、残留オーステナイ
トの生成を容易にする。0.1%を越えて添加しても、効
果が飽和し製造コストが高くなるため、上限を0.1%とす
る。
【0028】Ti:0.01〜0.5% Tiは、炭化物を形成して鋼板組織を微細化する。その結
果、鋼板表面の結晶粒界密度が増加し、皮膜の合金化が
促進される。この作用によって、Si等の添加による合金
化処理性の劣化を補うことができる。また、鋼板組織を
微細化することにより、強度を向上させる効果もある。
0.01%未満では、上記効果が認められないため、下限を
0.01%とする。0.5%を越える量を添加しても上記効果
が飽和するため、上限は0.5%とする。
【0029】次に、本発明の製造条件の限定理由につい
て述べる。 焼鈍温度:Ac1点+30℃以上Ac3点以下 本発明では、高強度かつ高延性の鋼板を製造するため
に、鋼板組織に残留オーステナイトを含むことを特徴と
しているが、そのためには、焼鈍中にオーステナイトが
生成している必要がある。Ac1点〜Ac3点の温度域で焼鈍
すると、焼鈍中に鋼板組織はフェライト+オーステナイ
トの二相組織になるが、焼鈍温度がAc1点+30℃未満で
は、オーステナイトの比率が低すぎて、最終的な残留オ
ーステナイトが十分に生成しにくい。そこで下限をAc1
点+30℃とする。Ac3点を越えると、オーステナイト単相
組織になり、オーステナイト中のC濃度が低くなるた
め、やはり残留オーステナイトが安定して生成しない。
そこで上限をAc3点とする。
【0030】焼鈍時間:30sec以上 前記したように、鋼板組織は、焼鈍中にフェライト+オ
ーステナイトの二相組織になっている必要があるが、焼
鈍時間が30sec未満では、フェライトの形成が不十分で
あるため、それに伴ってオーステナイトへのCの濃化も
不十分となり、残留オーステナイトの生成が不安定にな
る。したがって下限を30secとする。
【0031】1次冷却速度:5℃/sec以下 焼鈍後の1次冷却は、フェライト粒の成長によりCをオ
ーステナイト中に濃化させ、オーステナイトを安定化す
るために行う。1次冷却速度が5℃/secよりも大きい
と、Cの濃化が十分進行しないため、下限を5℃/secとす
る。
【0032】1次冷却終了温度:Ac1点+20℃以下Ac1
以上 1次冷却終了温度がAc1点+20℃より高いと、オーステナ
イトへのCの濃化が十分進行しないため、上限をAc1点+2
0℃とする。1次冷却終了温度がAc1点より低いと、冷却
中にオーステナイトからフェライト・パーライトへの変
態が進行するので、下限をAc1点とする。
【0033】2次冷却終了温度:520℃以下 2次冷却速度:6℃/sec以上 Ac1点以下520℃以上の温度域では、オーステナイトから
フェライト・パーライトへの変態が進行するため、なる
べく短時間でこの温度域を通過する必要がある。そのた
め、1次冷却後、引き続き520℃以下の温度まで2次冷却
を行う。2次冷却速度が6℃/sec未満では、フェライト
・パーライト変態が進行し過ぎて、オーステナイトの量
およびC濃度が不足し、十分な残留オーステナイトが生
成されないため、下限を6℃/secとする。
【0034】低温保持温度:520℃以下400℃以上 この工程の目的は、オーステナイトからベイナイトへの
変態を進行させ、残されたオーステナイト中へのCの濃
化をさらに促進し、変態途中で室温まで冷却することに
より、残留オーステナイトの生成を可能にすることであ
る。保持温度が520℃よりも高いと、鋼板の成分によっ
てはフェライト・パーライト変態が進行するため、上限
を520℃とする。保持温度が400℃未満では、オーステナ
イトからベイナイトへの変態速度が極めて小さくなるた
め、長い保持時間が必要となり、生産効率が低下するの
で、下限を400℃とする。本発明では、連続溶融亜鉛め
っき設備を用いて溶融亜鉛めっき鋼板を製造するので、
この低温保持中に、溶融亜鉛めっき、付着量制御、合金
化処理等の一連の工程を行うこととする。したがって、
めっき浴の温度と合金化処理温度は、520℃以下としな
くてはならない。
【0035】低温保持時間:90秒以上300秒以下 低温保持時間が90秒未満では、オーステナイト中へのC
の濃化が不十分となり、オーステナイト中のC濃度が、
室温でのオーステナイトの残留を可能とする水準まで到
達しない。そのため、下限を90秒とする。保持時間が30
0秒を越えると、ベイナイト変態が進行し過ぎて、オー
ステナイト量が少なくなるため、十分な量の残留オース
テナイトを生成できない。したがって、上限を300秒と
する。その後ベイナイト変態を完全に停止させるため
に、200℃以下まで冷却する。
【0036】溶融亜鉛めっき浴のAl濃度:0.13%以下
(好適範囲0.04%以上0.13%以下) 従来の技術において述べたように、残留オーステナイト
を含む鋼板は、比較的多量のSiを含むため、鋼板表面に
Siの酸化物が存在し、皮膜密着性と合金化処理性に劣
る。しかし、本発明者らの検討の結果、浴中のAl濃度を
上記の範囲内に限定すれば、皮膜密着性と合金化処理性
に優れた溶融亜鉛めっき鋼板を製造できることを見いだ
した。その理由は、浴中のAl濃度を低く限定することに
よって、浴中でのZn-Fe合金化反応を促進し、Si酸化物
の膜を破壊できるためと推定される。浴中のAl濃度が0.
13%を越えると、上記の効果が認められないので、上限
を0.13%とする。下限は特に限定しないが、浴のAl濃度
が0.04%未満では、連続製造に際して、ドロスの発生量
が増加し、生産性が悪化する場合があるため、好適範囲
を0.04%以上とする。
【0037】溶融亜鉛めっき浴の温度:460℃以上520℃
以下 めっき浴の温度が460℃未満では、浴中でのZn-Fe合金化
反応が十分起こらず、上記の作用が認められないので、
下限を460℃とする。520℃より高いと、保持温度の限定
理由で述べたとおり、オーステナイト→フェライト・パ
ーライト変態が進行してしまうため、上限を520℃とす
る。
【0038】本発明は、連続式溶融亜鉛めっき設備で溶
融亜鉛めっき鋼板あるいは合金化溶融亜鉛めっき鋼板を
製造する場合を対象としている。本発明の鋼の溶製、熱
間圧延、酸洗、冷間圧延、前記で規定しない溶融亜鉛め
っき条件および合金化処理条件等は特に限定されず、通
常行われている方法でよい。
【0039】焼鈍後の冷却方法に関しては、特に限定さ
れないが、例えば、めっき付着量の制御工程を兼ねたガ
スジェットによる冷却や、ロール冷却などの方法でもよ
い。
【0040】溶融亜鉛めっきの前にFe系のプレめっきを
施し、皮膜の密着性や合金化処理性を改善する方法も、
本発明の範囲内に含まれる。
【0041】また、溶融亜鉛めっきあるいは合金化処理
の後に、Fe系上層めっきやNi系上層めっきを施し、プレ
ス成形性を改善する方法も、本発明の範囲内に含まれ
る。
【0042】
【実施例】本発明の実施例を以下に示す。表1に示す鋼
(本発明鋼:No.a〜j、比較鋼:No.k、l)を真空溶解法
で溶製し、鋳造して得られた鋳塊を板厚2.6mmに熱間圧
延した。熱間圧延は、仕上げ温度を900℃とし、最終圧
延後、650℃で1時間熱処理を施し、炉冷した。その後、
酸洗し、さらに冷間圧延して板厚1.0mmの鋼板を得た。
【0043】
【表1】
【0044】次いで、前記で得た鋼板を用い、実験室に
おいて溶融亜鉛めっきを施した。製造条件は連続式溶融
亜鉛めっきラインをシミュレートし、表2に示す条件
で、焼鈍、冷却、保持、両面への溶融めっき、ガスワイ
ピングを行い、一部のサンプルについては、引き続き合
金化処理を施した後、200℃以下に冷却した。冷却方法
はガス冷却とした。めっき付着量は、片面当たり60g/m2
程度になるようにした。また、合金化処理における均熱
時間は3secとした。標準的な実験条件(実験No.1、28〜
34)の熱履歴を図1に示す。
【0045】このようにして作製したサンプルを、以下
に示す方法で評価した。サンプルの材質(TS、El)は、
圧延方向と垂直に切り出したJIS5号引張試験片により、
引張試験を行い測定した。鋼板中の残留オーステナイト
体積率はX線回折法により測定した。めっき皮膜の付着
量およびFe濃度は、皮膜を塩酸で溶解し、ICPによって
測定した。また、合金化処理性の評価は、合金化温度50
0℃、均熱時間3secで合金化処理を行ったときの、皮膜
中のFe濃度で評価した。めっき皮膜の密着性は、合金化
皮膜(Fe濃度8〜12%)に関しては、90゜曲げ試験を施
し、曲げ部内側についてテープ剥離を行い、皮膜の剥離
が認められなかったものを合格()とし、面積率で30%
以上の皮膜の剥離が認められたものは不合格(×)とし
た。また、30%未満の剥離が認められたものは中間
(△)とした。非合金化皮膜(Fe濃度1%未満)に関し
ては、0T曲げ試験を施し、曲げ部外側でテープ剥離を行
い、合金化皮膜と同様に評価した。評価結果を、表2に
併せて記載した。
【0046】
【表2】
【0047】以下、表2に示した実施例について述べ
る。実験No.1〜23は、本発明鋼No.aを用い、連続式溶融
亜鉛めっきラインにおける製造条件を変化させた例であ
る。
【0048】実験No.1は、本実施例における標準的な製
造条件で製造した例である。実験No.2〜4は焼鈍温度、
実験No.5は焼鈍時間、実験No.6、7は1次冷却速度、実
験No.8は1次冷却終了温度、実験No.9〜12は2次冷却速
度、実験No.13、14はめっき温度、実験No.15は合金化処
理温度、実験No.16〜18は520℃〜400℃の温度域での保
持時間を変化させた例、実験No.20〜23はめっき浴のAl
濃度を変化(No.20、21は0.06%に低下、No.22、23は0.
16%に増加)させた例であり、また実験No.19、21、23
については合金化処理を行っていない。
【0049】本発明の第1発明、第2発明または第3発
明、及び第4発明の構成要件を満足する本発明例Aの鋼
板は、残留オーステナイトを体積率で3%以上含有し、T
S×Elの値が2000(kg/mm2・%)を越え、高強度かつ高延
性の優れた材質バランスを実現している。また、皮膜密
着性、合金化処理性が良好である。
【0050】本発明の第1発明、第2発明または第3発
明の構成要件を満足するが、第4発明に規定する溶融め
っき浴のAl含有量範囲あるいはめっき浴温度範囲を外れ
る本発明例Bの鋼板は、残留オーステナイトを体積率で
3%以上含有し、TS×Elの値が2000(kg/mm2・%)を越
え、高強度かつ高延性の優れた材質バランスを実現して
いる。しかし、皮膜密着性や合金化処理性は、本発明例
Aの鋼板に比べて劣っていた。
【0051】すなわち、実験No.13は、めっき温度が低
かったため、実験No.1と比較して合金化処理性が劣って
いた。実験No.22、23は、めっき浴としてAl濃度が0.16
%を越える亜鉛浴を使用しており、実験No.22は、実験N
o.1や実験No.20と比較して皮膜中のFe濃度が低く、合金
化処理性に劣り、合金化処理を行わなかった実験No.23
は皮膜密着性に劣っていた。
【0052】また、本発明の第1発明、第2発明または
第3発明に規定する製造条件の構成要件を満足しない比
較例鋼板は、以下に説明する理由によって、表2に示す
ように、残留オーステナイトの含有率が低く、強度と延
性の材質バランスが劣っていた。
【0053】実験No.2は、焼鈍温度が低かったため、焼
鈍中に十分な量のオーステナイトが生成せず、残留オー
ステナイトが生成しなかった。そのため延性に劣ってい
た。実験No.4は、焼鈍温度が高すぎたため、オーステナ
イト中へのCの濃化が不十分となり、やはり十分な残留
オーステナイトは生成しなかった。
【0054】実験No.5は、焼鈍時間が短すぎたため、オ
ーステナイト相中へのCの濃化が不十分であった。
【0055】実験No.7は、1次冷却速度が大きすぎたた
め、オーステナイト中へのCの濃化が不十分になり、十
分な量の残留オーステナイトが生成しなかったものと考
えられる。
【0056】実験No.8は、1次冷却終了温度が低すぎ、
1次冷却中にオーステナイト→フェライト・パーライト
変態が進行し、鋼中のCの多くがパーライト中に濃化し
たため、残留オーステナイトが生成しなかったものと考
えられる。
【0057】実験No.9は、2次冷却速度が小さすぎ、2
次冷却中にオーステナイト→フェライト・パーライト変
態が進行し過ぎたため、十分な量の残留オーステナイト
が生成しなかった。
【0058】実験No.14はめっき温度が高すぎたため、
残留オーステナイトが生成しなかった。これは、めっき
処理中にオーステナイト→フェライト・パーライト変態
が進行したためと考えられる。
【0059】実験No.15は、合金化処理温度が高かった
ため、合金化処理中にオーステナイト→フェライト・パ
ーライト変態が進行し、残留オーステナイトが生成しな
かった。
【0060】実験No.16は、保持時間が短かったため、
オーステナイト→ベイナイト変態が十分進行せず、オー
ステナイトへのCの濃化が不十分となり、残留オーステ
ナイトの生成量が少なくなった。実験No.18は、保持時
間が長すぎたため、鋼板中のオーステナイトがほとんど
ベイナイトに変化してしまったものと考えられる。
【0061】また、実験No.24〜34は、鋼の種類を変え
て製造した例である。本発明の第1発明、第2発明また
は第3発明、及び第4発明の構成要件を満足する本発明
例Aの鋼板は、残留オーステナイトを体積率で3%以上
含有し、TS×Elの値が2000(kg/mm2・%)を越え、高強
度かつ高延性の優れた材質バランスを実現している。ま
た、皮膜密着性、合金化処理性が良好である。
【0062】一方、実験No.33(鋼No.k)の比較例鋼板
は、Siの含有量が2.0%を越え、かつSi+Alの含有量が3.
0%を越えたため、皮膜の合金化が著しく遅延し、また
皮膜密着性が劣っていた。実験No.34(鋼No.l)の比較例
鋼板は、Si+Alの含有量が1.0%未満だったため、セメン
タイト形成の抑制効果が十分でなく、オーステナイト中
へのCの濃化を十分促進できず、残留オーステナイトが
生成しなかったため、強度かつ延性の材質バランスが劣
っていた。
【0063】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、
連続溶融亜鉛めっきラインにおいて、鋼板中に体積率で
3%以上の残留オーステナイトを含むことによって高強度
と高延性を兼ね備え、あるいはさらにめっき密着性と合
金化処理性にも優れた溶融亜鉛めっき鋼板を製造するこ
とができる。
【0064】本発明によって製造された鋼板は、表面に
溶融亜鉛めっき皮膜を有しているために耐食性に優れ、
高強度でかつプレス成形性に優れているため、自動車部
品をはじめ多くの用途に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明例の標準的な実験条件(実験No.1、24〜
34)の、焼鈍から合金化処理までの熱履歴を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/06 C22C 38/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.05〜0.30%、Si:2.0%
    以下、Mn:0.5〜3.0%、P:0.03%以下、S:0.03%以
    下、N:0.01%以下を含有し、かつSi+Al:1.0〜3.0%の
    関係を満たすようにAlを含有する鋼板を、連続溶融亜鉛
    めっきラインにて、Ac1点+30℃以上Ac3点以下の温度域
    で30sec以上焼鈍し、その温度域からAc 1点+20℃〜Ac1
    まで5℃/sec以下の冷却速度で冷却し、引き続き、520℃
    以下まで6℃/sec以上の冷却速度で冷却し、その後、溶
    融めっき、付着量調整、合金化処理等の一連の製造工程
    において、520〜400℃の温度域に90秒以上300秒以下の
    時間留まり、その後200℃以下まで冷却することを特徴
    とする、体積率で3%以上の残留オーステナイトを含む
    高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、鋼板が、更にCr:0.
    5〜5.0%、Mo:1.0%以下、Ni:0.1〜0.8%、Cu:0.1〜
    0.8%、B:0.01%以下、V:0.1%以下のうち1種または
    2種以上を含有することを特徴とする、高強度高延性溶
    融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、鋼板
    が、更にTi:0.01〜0.5%を含むことを特徴とする、高
    強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかの項にお
    いて、溶融めっきのめっき浴が、重量%で、0.13%以下
    のAlを含有し、その温度が460℃以上520℃以下の亜鉛め
    っき浴であることを特徴とする、めっき皮膜の密着性と
    合金化処理性に優れた高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板
    の製造方法。
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