JP2003049195A - 衣料用液体洗剤組成物 - Google Patents

衣料用液体洗剤組成物

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JP2003049195A JP2001236703A JP2001236703A JP2003049195A JP 2003049195 A JP2003049195 A JP 2003049195A JP 2001236703 A JP2001236703 A JP 2001236703A JP 2001236703 A JP2001236703 A JP 2001236703A JP 2003049195 A JP2003049195 A JP 2003049195A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)アルカノールアミン、(B)脂肪族アルコール及
びテルペン系アルコール、酢酸エステル、酪酸エステ
ル、エチルヘプタノエート、ジペンテン、ターピノレ
ン、ジフェニルオキサイド、p−メチルアセトフェノ
ン、ダイナスコン、ヘプチルシクロペンタノン、l−カ
ルボン、ゲラニルニトリル、アリルシクロヘキサンプロ
ピオネート、アリルヘプタノエート、ベンズアルデヒ
ド、マグノール、エストラゴール、ユーカリプトール、
メチルナフチルケトン、セドリルメチルケトン、などの
群から選ばれる香料、(C)非イオン界面活性剤を含有
し、pHが8.5〜11.0である衣料用液体洗剤組成
物。 【効果】 本発明の衣料用液体洗剤組成物は、長期間保
存してもアンモニア様臭が緩和され、香りの安定性が良
く、黄褐色に着色しにくく、かつ洗浄力が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長期間保存しても
アンモニア様臭が緩和され、香りの安定性が良く、黄褐
色に着色しにくく、かつ洗浄力の優れた衣料用液体洗剤
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用液体洗剤組成物中にアニオン界面
活性剤を使用した場合、対イオンとしてアルカノールア
ミンを使用すると、洗浄力、液安定性等で優れた効果を
示す。また衣料用液体洗剤組成物のpHが高い程、洗浄力
が優れ、ビルダーとしてアルカノールアミンが使用され
る。しかしながら、アルカノールアミンを使用した場
合、アルカリが強くなると、pH9.5付近から急激にア
ミン臭が強まり、長期間保存するとアンモニア様の刺激
臭が漂い、香料の安定性も悪く、アンモニア様の刺激臭
のマスキングも非常に困難となる。また香料、石鹸等の
成分が劣化し黄褐色に着色してしまい、この製品を店頭
に置いた場合、特に夏場において劣化が激しく、商品価
値を著しく損ってしまう。
【0003】アミン臭をマスキングする香料単体、香料
に関して特表平11−510541号公報等に種々提案
されているが、アルカリ条件下での強い臭いや、長期間
保存における香料の安定性、保存後の激しいアンモニア
様臭のマスキングは、今迄何の検討もされていなかっ
た。
【0004】また、黄褐色の着色を防ぐには、亜硫酸ナ
トリウム等の還元剤が使用されるが、石鹸が併存する
と、一定量以上使用すると液液分離を生じ好ましくな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、長期
間保存してもアンモニア様臭が緩和され、香りの安定性
が良く、黄褐色に着色しにくく、かつ洗浄力の優れた衣
料用液体洗剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アルカノー
ルアミン、非イオン界面活性剤及び特定の香料を含有す
るアルカリ性の液体洗剤組成物は、長期間保存してもア
ンモニア様臭が緩和され、香りが安定で黄褐色に着色し
にくいことを見出した。
【0007】本発明は、次の成分(A)、(B)及び
(C): (A)アルカノールアミン、(B)脂肪族アルコール及
びテルペン系アルコール、酢酸エステル、酪酸エステ
ル、エチルヘプタノエート、ジペンテン、ターピノレ
ン、ジフェニルオキサイド、p−メチルアセトフェノ
ン、ダイナスコン、ヘプチルシクロペンタノン、l−カ
ルボン、ゲラニルニトリル、アリルシクロヘキサンプロ
ピオネート、アリルヘプタノエート、ベンズアルデヒ
ド、マグノール、エストラゴール、ユーカリプトール、
メチルナフチルケトン、セドリルメチルケトン、2−メ
チル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペン
テン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、1−(2
−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノー
ル、メチルベンゾエート、ヘキシルシンナミックアルデ
ヒド、4,4,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,
3,4,6,7,8−ヘキサヒドロシクロペンタベンゾ
ピラン、エチルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ
ン−2−イルカルボキシレート、セドリルメチルエーテ
ルの群から選ばれる香料、(C)非イオン界面活性剤を
含有し、pHが8.5〜11.0である衣料用液体洗剤組
成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の衣料用液体洗剤組成物で
使用される成分(A)のアルカノールアミンは、アニオ
ン界面活性剤の対イオンとして含有するほかにビルダー
として含有してもよい。
【0009】アニオン界面活性剤としては、炭素数8〜
20、好ましくは10〜18の炭化水素基を有する直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、ポリオキシアルキレン(好ましくはオキシエチレ
ン)アルキルエーテル硫酸エステル塩、α−オレフィン
スルホン酸塩、α−スルフォ脂肪酸アルキル(好ましく
はメチル)エステル、アルカンスルホン酸塩が好まし
い。アニオン界面活性剤の対イオンは、アルカノールア
ミンのほか、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、
マグネシウム等のアルカリ土類金属等が挙げられるが、
液安定性の点でアルカノールアミンが特に好ましい。
【0010】アルカノールアミンとしては、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ンのエタノールアミンが好ましい。
【0011】本発明の衣料用液体洗剤組成物中には、ア
ルカノールアミンは0.01〜15重量%、好ましくは
0.5〜10重量%、特に0.5〜8重量%含有するの
が洗浄力の点で好ましい。
【0012】本発明の衣料用液体洗剤組成物で使用する
成分(B)の香料は、脂肪族アルコール及びテルペン系
アルコール、酢酸エステル、酪酸エステル、エチルヘプ
タノエート、ジペンテン、ターピノレン、ジフェニルオ
キサイド、p−メチルアセトフェノン、ダイナスコン、
ヘプチルシクロペンタノン、l−カルボン、ゲラニルニ
トリル、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アリル
ヘプタノエート、ベンズアルデヒド、マグノール(5−
エチリデンビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−エンと
2−メトキシフェノールの縮合物の水添物とトリエチル
シトレートの混合物;花王(株))、エストラゴール、
ユーカリプトール、メチルナフチルケトン、セドリルメ
チルケトン(例えば、アセチルセドレン;花王
(株))、2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル
−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−
オール(例えば、サンダルマイソールコア;花王
(株))、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキ
シ)−2−ブタノール(例えば、アンバーコア;花王
(株))、メチルベンゾエート、ヘキシルシンナミック
アルデヒド、4,4,6,7,8,8−ヘキサメチル−
1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロシクロペンタベ
ンゾピラン(例えば、パーライド;花王(株))、エチ
ルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−2−イル
カルボキシレート(例えば、フルーテート;花王
(株))、セドリルメチルエーテルの群から選ばれる。
【0013】脂肪族アルコール及びテルペン系アルコー
ルとしては、ジヒドロミルセノール、4−メチル−3−
デセン−5−オール(例えば、ウンデカベルトール;ジ
ボダンールール社)、アルコールC−6、アルコールC
−10、cis−3−ヘキセノール、リナロール、ジメト
ール、ゲラニオール、l−メントール、テトラヒドロゲ
ラニオール、シトロネロール、ネロール、ターピネオー
ル、テトラヒドロリナロール、ヒドロキシシトロネロー
ル、セドロール等が挙げられる。
【0014】酢酸エステルとしては、ベンジルアセテー
ト、スチラリルアセテート、トリシクロデセニルアセテ
ート、cis−3−ヘキセニルアセテート、p−t−ブチ
ルシクロヘキシルアセテート、o−t−ブチルシクロヘ
キシルアセテート、イソボルニルアテセート、イソノニ
ルアセテート等が挙げられる。
【0015】酪酸エステルとしては、エチル−2−メチ
ルブチレート、エチルブチレート、フェニルエチルイソ
ブチレート等が挙げられる。
【0016】本発明の衣料用液体洗剤組成物中には、成
分(B)は2種以上を併用してもよく、多種類のこれら
成分(B)を含有することにより、香りの嗜好性、洗濯
後の香りの持続性が向上し好ましい。本発明の衣料用液
体洗剤組成物中には、2種以上を併用する場合は合計量
で、0.01〜1重量%、好ましくは0.01〜0.5
重量%、特に0.2〜0.5重量%含有するのが、液体
洗剤組成物の安定性やアミン臭、アンモニア様臭のマス
キングの点で好ましい。また、成分(B)以外の他種香
料を更に併用し、種々の香調をもつ香料組成物として使
用してもよいが、この場合は、それら別途含有させる香
料は、成分(B)の含有合計量には算入しない。
【0017】本発明の衣料用液体洗剤組成物に使用する
成分(C)の非イオン界面活性剤としては、例えば、 式R1O[(EO)s/(PO)t]H(式中、R1は炭素
数8〜20のアルキル基を示し、EOはオキシエチレン
基、POはオキシプロピレン基を示し、s、tは各々E
O、POの平均付加モル数でsは4〜16、tは1〜5
の数を示す。EO、POはランダム付加又はブロック付
加でもよい。)で表わされるポリオキシエチレン/オキ
シプロピレンアルキルエーテル、 平均炭素数が8〜20の直鎖1級アルコール又は直
鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール
由来のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオ
キサイドを平均で1〜20モルを付加したポリオキシエ
チレンアルキル又はアルケニルエーテル、 式 R2−(OR3xGy(式中、R2は直鎖又は分
岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基、又
はアルキルフェニル基、R3は炭素数2〜4のアルキレ
ン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基、x
は平均値0〜6の数、yは平均値1〜10の数を示
す。)で表わされるアルキル多糖類非イオン界面活性
剤、 脂肪酸アルカノールアミド、 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド 等が挙げられる。
【0018】成分(C)の中では、のポリオキシエチ
レン/オキシプロピレンアルキルエーテルが好ましく、
特に式 R1O(EO)p(PO)q(EO)rH(式中、R
1は前と同じ、p、q、rは各々平均付加モル数で、p
>0、qは1〜4、r>0を示し、p+q+rは6〜1
4、p+rは5〜12である。)で表わされるものが好
ましく、更にはp+q+rが7〜14、p+rが6〜1
2、qが1〜2のものが、衿、袖口に対する高い洗浄力
を得ることができるので最も好ましい。
【0019】本発明の衣料用液体洗剤組成物中には、成
分(C)は5〜50重量%、好ましくは5〜40重量
%、特に10〜40重量%含有するのが好ましい。
【0020】本発明の衣料用液体洗剤組成物には、バラ
ンス成分として水を含有する。
【0021】本発明の衣料用液体洗剤組成物のpH(25
℃)は8.5〜11.0であるが、洗浄効果の点で9.
0〜11.0であるのが特に好ましい。pHの調整剤とし
ては、アルカノールアミンを使用してもよいが、塩酸、
水酸化ナトリウム等の酸、アルカリ剤を使用してもよ
い。
【0022】本発明の衣料用液体洗剤組成物には、これ
ら成分の他に、更に、成分(D)炭素数8〜14の飽和
脂肪酸又はその塩を含有させると、洗浄力向上等の点が
改善され好ましい。例えば、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸等が挙げられる。塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属塩、モノ、ジ、トリエタノ
ールアミン塩等のアルカノールアミン塩等が挙げられる
が、特に液安定性の向上の点で、アルカノールアミン塩
が好ましい。
【0023】本発明の衣料用液体洗剤組成物中には、成
分(D)を含有する場合は、好ましくは1〜10重量
%、より好ましくは1〜5重量%、特に1〜3重量%で
あるのが好ましい。また、成分(D)以外の脂肪酸を含
有してもよいが、洗浄性、液体洗剤安定性の点で、好ま
しくは0〜5重量%、特に0〜3重量%であるのが好ま
しい。
【0024】本発明の衣料用液体洗剤組成物には、他の
適宜使用される次の成分等を併用してもよい。衣類等へ
の柔軟性を付与するためには、モノ長鎖アルキル4級ア
ンモニウム塩等のカチオン界面活性剤を含有してもよ
い。セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、プロテア
ーゼ、リパーゼ等の酵素、中でもセルラーゼ及びプロテ
アーゼから選ばれる1種以上が好ましい。より具体的な
セルラーゼには、KAC500(花王社製)、セルザイ
ム及びケアザイム(いずれもノボ・ノルディスク社製)
等が挙げられる。また、具体的なプロテアーゼとして
は、アルカラーゼ、サビナーゼ、エバラーゼ(いずれも
ノボ・ノルディスク社製、登録商標)、プラフェクト
(ジェネンコ社製、登録商標)、KAP4.3G、KA
P11.1G(いずれも花王社製、登録商標)等が挙げ
られるが、特にKAP4.3G、KAP11.1Gが優
れ好ましい。これらの酵素は、洗浄効果の点で液体洗浄
剤中の酵素原末として0.005〜3重量%、特に0.
01〜2重量%含有することが好ましい。また、酵素安
定化剤として、ホウ素化合物、カルシウムイオン、ビヒ
ドロキシ化合物が挙げられる。中でも特に、塩化カルシ
ウムが優れている。本発明の液体洗剤組成物は、酵素安
定化剤を0.01〜3重量%、更に0.01〜2重量
%、特に0.01〜0.5重量%含有することが好まし
い。更なる任意成分として、アルカリ金属の水酸化物、
ケイ酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、及びアルカノー
ルアミン等のアルカリ剤0.01〜10重量%;エタノ
ール等のアルコール類、エチレングリコール及びプロピ
レングリコール等のグリコール類、パラトルエンスルホ
ン酸、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)並びに
尿素等の減粘剤及び可溶化剤0.01〜30重量%;ポ
リオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアル
キレンフェニルエーテル等の相調整剤及び洗浄力向上剤
0.01〜10重量%;平均分子量5000以上のポリ
エチレングリコール、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリ
ン縮合物等の再汚染防止剤及び分散剤0.01〜10重
量%;ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤0.01
〜10重量%;過炭酸ナトリウム又は過硼酸ナトリウム
等の漂白剤0.01〜10重量%;テトラアセチルエチ
レンジアミン、特開平6−316700号の一般式(1
−2)〜(1−7)で示される漂白活性化剤等の漂白活
性化剤0.01〜10重量%;チノパールCBS(チバ
ガイギー社製)やホワイテックスSA(住友化学社製)
等の蛍光染料0.001〜1重量%;特開平10−60
480号公報の請求項1記載のシリコーン等の柔軟基剤
を0.1〜2重量%;シリカ等の消泡剤0.01〜2重
量%;ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾ
ール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の
酸化防止剤0.01〜2重量%;青味付け剤;抗菌防腐
剤、カチオン系抗菌剤等を含有することができる。
【0025】
【実施例】実施例1 表1に示す組成の衣料用液体洗剤組成物を製造した。
【0026】
【表1】
【0027】1) 表2に記載の香料組成物 2) 2級アルコール(炭素数12〜14)にオキシエチレン
平均7モル付加物((株)日本触媒) 3) ルナックL-98(花王(株)) 4) ルナックM-98(花王(株)) 5) エバラーゼ16、OL-EX(ノボ・ノルディスクバイオ
インダストリー(株)) 6) (チバスペシャリティケミカルズ社)
【0028】
【表2】
【0029】次の方法でアミン臭マスキング性/香料安
定性、着色性の評価を行った。 [アミン臭・アンモニア様臭マスキング性]100mLの
サンプルビン(No.11広口規格ビン、ガラス製、直径
40mm、高さ80mmの円筒形)に、表1の衣料用液体洗
剤組成物を50mL充填し、蓋をして常温にて一日静置
後、蓋を開けたときに感じられるアミン臭・アンモニア
様臭を香料の専門パネラー5人によって下記基準で判断
した。その後蓋をして50℃の恒温室で20日間静置し
た。保存後のマスキング評価を、同じように、蓋を開け
たときに感じられるアミン臭・アンモニア様臭を香料の
専門パネラー5人によって下記基準で判断した。 ○:感じられるが僅かである。 △:容易に認知できる。 ×:強いアミン臭・アンモニア様臭が認知できる。
【0030】[香料安定性]100mLのサンプルビン
(No.11広口規格ビン、ガラス製、直径40mm、高さ
80mmの円筒形)に、表1の衣料用液体洗剤組成物を5
0mL充填し、蓋をした後、それぞれを5℃と、50℃の
恒温室で20日間静置した。その後、蓋を開けたときに
感じられる香料の匂いの変化を、それぞれ5℃保存品と
比較して香料専門パネラー5人によって評価した。その
さい、保存によって強まったアミン臭・アンモニア様臭
と、香料の匂いを区別するために、無香料の液体洗剤組
成物の匂いもみながら行った。 ○:ごく僅かな匂いの変化が見られるが問題となるレベ
ルではない。 △:匂いが変化している。 ×:まったく違った匂いである。
【0031】[着色性]100mLのサンプルビン(No.
11広口規格ビン、ガラス製、直径40mm、高さ80mm
の円筒形)に、表1の衣料用液体洗剤組成物を50mL充
填し、50℃の恒温室で20日間静置した。その後、無
香料の液体洗剤組成物の保存品と比べて色に違いがある
かを目視にて専門パネラー5人によって下記評価を行っ
た。 ○:比較保存品と比べて同等。 △:比較保存品と比べて若干色が違っている。 ×:比較保存品と比べて明らかに色が違っている。
【0032】評価結果を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】本発明の衣料用液体洗剤組成物は、いずれ
もアミン臭・アンモニア様臭マスキング性に優れ、香料
安定性もよく、経時的な着色も認められなかった。ま
た、洗浄力も優れていた。
【0035】
【発明の効果】本発明の衣料用液体洗剤組成物は、長期
間保存してもアンモニア様臭が緩和され、香りの安定性
が良く、黄褐色に着色しにくく、かつ洗浄力が優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB03 AB19 AB31 AC08 AC09 AC23 BA12 DA01 EA12 EA19 EB04 EB06 EB14 EB22 EC02 ED02 ED29 FA16 FA26 FA27 FA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)アルカノールアミン、(B)脂肪族アルコール及
    びテルペン系アルコール、酢酸エステル、酪酸エステ
    ル、エチルヘプタノエート、ジペンテン、ターピノレ
    ン、ジフェニルオキサイド、p−メチルアセトフェノ
    ン、ダイナスコン、ヘプチルシクロペンタノン、l−カ
    ルボン、ゲラニルニトリル、アリルシクロヘキサンプロ
    ピオネート、アリルヘプタノエート、ベンズアルデヒ
    ド、マグノール、エストラゴール、ユーカリプトール、
    メチルナフチルケトン、セドリルメチルケトン、2−メ
    チル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペン
    テン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、1−(2
    −t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノー
    ル、メチルベンゾエート、ヘキシルシンナミックアルデ
    ヒド、4,4,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,
    3,4,6,7,8−ヘキサヒドロシクロペンタベンゾ
    ピラン、エチルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ
    ン−2−イルカルボキシレート、セドリルメチルエーテ
    ルの群から選ばれる香料、(C)非イオン界面活性剤を
    含有し、pHが8.5〜11.0である衣料用液体洗剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)が、モノエタノールアミン、
    ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンである請
    求項1記載の衣料用液体洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(B)の脂肪族アルコールが、ジヒ
    ドロミルセノール、4−メチル−3−デセン−5−オー
    ル、アルコールC−6、アルコールC−10、cis−3
    −ヘキセノール、リナロール、ジメトール、ゲラニオー
    ル、l−メントール、テトラヒドロゲラニオール、シト
    ロネロール、ネロール、ターピネオール、テトラヒドロ
    リナロール、ヒドロキシシトロネロール又はセドロール
    である請求項1又は2記載の衣料用液体洗剤組成物。
  4. 【請求項4】 成分(B)の酢酸エステルが、ベンジル
    アセテート、スチラリルアセテート、トリシクロデセニ
    ルアセテート、cis−3−ヘキセニルアセテート、p−
    t−ブチルシクロヘキシルアセテート、o−t−ブチル
    シクロヘキシルアセテート、イソボルニルアセテート又
    はイソノニルアセテートである請求項1又は2記載の衣
    料用液体洗剤組成物。
  5. 【請求項5】 成分(B)の酪酸エステルが、エチル−
    2−メチルブチレート、エチルブチレート又はフェニル
    エチルイソブチレートである請求項1又は2記載の衣料
    用液体洗剤組成物。
  6. 【請求項6】 更に、成分(D)炭素数8〜14の飽和
    脂肪酸又はその塩を含有する請求項1〜5のいずれか1
    項記載の衣料用液体洗剤組成物。
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