JP2003048762A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

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JP2003048762A JP2001233643A JP2001233643A JP2003048762A JP 2003048762 A JP2003048762 A JP 2003048762A JP 2001233643 A JP2001233643 A JP 2001233643A JP 2001233643 A JP2001233643 A JP 2001233643A JP 2003048762 A JP2003048762 A JP 2003048762A
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    • B32B17/10559Shape of the cross-section
    • B32B17/10577Surface roughness
    • B32B17/10587Surface roughness created by embossing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸形状が表面に付与された中間膜におい
て、予備圧着工程時に脱気開始温度の制御を厳密に行わ
なくとも周縁部シール先行現象が発生することがなく、
優れた脱気性を発揮し、又、構成体の周縁部シールのた
めに加熱温度を上げる必要がなく、更に、過酷な条件下
においても気泡の発生による品質不良を殆ど生じること
がない高品質の合わせガラスを得ることができる合わせ
ガラス用中間膜を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂シートの両面に主凹部及び
主凸部からなる多数のエンボスが形成された合わせガラ
ス用中間膜であって、上記主凹部は、溝形状を有し、上
記主凸部は、頭頂に上記主凹部及び主凸部より微細な副
凹部及び副凸部が形成された平面部を有し、上記主凹部
の溝深さ(Rzg)が10〜30μmであることを特徴
とする合わせガラス用中間膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な凹部と凸部
とからなるエンボスが形成された合わせガラス用中間膜
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の間に、可塑化ポリビニルブチ
ラール樹脂のような熱可塑性樹脂を製膜してなる合わせ
ガラス用中間膜を介在させ、接着させて一体化した合わ
せガラスは、自動車、航空機、建築物等の窓ガラスとし
て広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスは、通常、少なくと
も2枚のガラス板の間に中間膜を挟み、これをニップロ
ールに通して扱くか又はゴムバックに入れて減圧吸引
し、ガラス板と中間膜との間に残留する空気を脱気しな
がら予備圧着し、次いで、例えばオートクレーブ内で加
熱加圧して本圧着を行うことにより製造される。
【0004】上記中間膜には、透明性、接着性、耐貫通
性、耐候性等の基本性能が良好であることの他に、保管
中に中間膜同士がブロッキングしないこと、ガラス板の
間に中間膜を挟む際の取扱い作業性が良好であること、
更に空気の巻き込みによる気泡の発生をなくすために、
予備圧着工程での脱気性が良好であること等が要求され
る。
【0005】上記のような要求を満たすために、通常、
中間膜の両面には微細な凹部と凸部とからなる多数のエ
ンボスが形成されている。凹部と凸部の形態としては、
例えば、多数の凸部とこれらの凸部に対する多数の凹部
とからなる各種の凹凸模様や、多数の凸条とこれらの凸
条に対する多数の凹溝とからなる各種の凹凸模様、粗
さ、配置、大きさ等の種々の形状因子に関し多様な値を
有するエンボス形状が開示されている。しかし、中間膜
の両面に規則的なエンボスが形成されると、互いの回折
面の干渉により、一般的にモアレ現象と呼称される縞状
の回折像が出現する。
【0006】上記モアレ現象は、外観の面から好ましく
ないばかりか、中間膜の裁断時や合わせ加工の作業時
に、キラキラと目につく干渉縞の変化等により、作業者
の目を疲れさせたり、乗物酔いのような症状を生じさ
せ、その結果、作業性の低下をもたらすという問題点が
ある。又、規則的に配置されたエンボスが片面のみに付
与された中間膜の場合であっても、それを複数枚重ね合
わせて作業する際には、やはりモアレ現象は出現し、同
様に作業性の低下を来すという問題点がある。
【0007】このため、例えば、特表平9−50807
8号公報等には、凹凸形状において溝形状を規則的に配
置し、そのパターンを各面で交差角度25度以上に、よ
り好ましくは交差角度90度にすることによってモアレ
現象を解消する中間膜が開示されている。
【0008】上述の方法において、モアレ現象を解消す
るために交差角度90度の刻線を付与した形状は、刻線
角度45度のロールを用いて熱転写されることが公知で
ある。しかし、ロールの刻線角度が大きくなるほど転写
が容易でなくなる。一般には、転写流れに対して平行な
縦刻線形状が最も容易に形成することができ、横刻線形
状は転写の際に温度制御と高い圧力とを必要とする。
【0009】又、上述の方法では、予備圧着工程におけ
る脱気開始時の温度を厳密に制御しないと、合わせガラ
ス構成体(例えば、ガラス/中間膜/ガラス)の周縁部
が先にシールされる周縁部シール先行現象が発生し、構
成体内部の脱気が更に不充分になるという問題点があ
る。
【0010】上記周縁部シール先行現象の発生を防止す
る手段として、溝形状の凹凸形状の大きさにより、脱気
を開始するときの温度を管理し、脱気開始時の構成体圧
着時にシール先行現象を防止したり、又、エンボスの粗
さを大きくする方法もあるが、この場合、構成体の周縁
部のシールを確実に行うためには予備圧着工程における
予備圧着温度を大幅に高める必要が生じるという問題点
がある。又、中間膜両面の刻線形状を成形性の観点から
平行にすると、膜取扱い性、特に自着力においてその自
着性が高くなるという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、凹凸形状が表面に付与された中間膜にお
いて、予備圧着工程時に脱気開始温度の制御を厳密に行
わなくとも周縁部シール先行現象が発生することがな
く、優れた脱気性を発揮し、又、構成体の周縁部シール
のために加熱温度を上げる必要がなく、更に、過酷な条
件下においても気泡の発生による品質不良を殆ど生じる
ことがない高品質の合わせガラスを得ることができる合
わせガラス用中間膜を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
シートの両面に主凹部及び主凸部からなる多数のエンボ
スが形成された合わせガラス用中間膜であって、上記主
凹部は、溝形状を有し、上記主凸部は、頭頂に上記主凹
部及び主凸部より微細な副凹部及び副凸部が形成された
平面部を有し、上記主凹部の溝深さ(Rzg)が10〜
30μmである合わせガラス用中間膜である。以下に、
本発明を詳述する。
【0013】本発明の合わせガラス用中間膜は、熱可塑
性樹脂シートの両面に主凹部及び主凸部からなる多数の
エンボスが形成されている。
【0014】上記熱可塑性樹脂シートとしては特に限定
されず、例えば、可塑化ポリビニルアセタール系樹脂シ
ート、ポリウレタン系樹脂シート、エチレン−酢酸ビニ
ル系樹脂シート、エチレン−エチルアクリレート系樹脂
シート、可塑化塩化ビニル系樹脂シート等の従来から中
間膜用として用いられている熱可塑性樹脂シートが挙げ
られる。これらの熱可塑性樹脂シートは、接着性、耐候
性、耐貫通性、透明性等の中間膜として必要な基本性能
に優れており好適に用いられるが、なかでも可塑化ポリ
ビニルブチラール樹脂シートに代表される可塑化ポリビ
ニルアセタール系樹脂シートがより好適に用いられる。
【0015】上記熱可塑性樹脂シートの膜厚は、合わせ
ガラスとして必要な耐貫通性等を考慮して設定されれば
良く、特に限定されるものではないが、従来の中間膜と
同様に、0.2〜2mm程度であることが好ましい。
【0016】本発明の合わせガラス用中間膜において
は、熱可塑性樹脂シートの両面に主凹部及び主凸部から
なる多数のエンボスが形成され、上記主凹部は、溝形状
を有し、上記主凸部は、頭頂に主凹部及び主凸部より微
細な副凹部及び副凸部が形成された平面部を有する。
【0017】本発明の合わせガラス用中間膜における上
記主凹部は溝形状を有し、上記主凹部の底辺は連続して
いる。ガラス/中間膜/ガラス等の組み合わせからなる
合わせガラス構成体(積層体)を予備圧着工程において
脱気する際の空気の抜け易さは、主凹部の底辺の連続性
及び平滑性と密接な関係があり、主凸部の間隔や配置に
は殆ど影響を受けない。従って、中間膜の主凹部の底辺
を連続したものとすることにより、予備圧着工程におけ
る脱気性を効果的に向上させることが可能となる。
【0018】一方、上記のエンボス形状において、予備
圧着時のエンボスの潰れ易さ(潰れ性)には、エンボス
の体積が大きく影響する。上記エンボスの体積は、主凸
部の間隔や配置、主凸部頭頂の平面部の面積、及び、主
凹部の溝深さによって決定される。
【0019】即ち、エンボスを構成する主凸部の頭頂の
平面部の面積が広いほどエンボスの体積は大きくなる。
本発明の合わせガラス用中間膜は、溝形状を有している
主凹部に対する主凸部の頭頂が平面形状を有しているの
で、換言すれば、主凸部の延長方向に対し直交する断面
が台形状を有しているので、主凸部頭頂の平面部の面積
は大きくなり、それに伴いエンボスの体積も大きくな
り、予備圧着工程におけるガラス構成体の周縁部シール
先行現象の発生を効果的に抑えることができる。従っ
て、予備圧着工程において合わせガラス構成体の中央部
近傍に存在する空気も効果的に脱気され得る。又、エン
ボスの体積を大きくすることにより、エンボスの平均表
面粗さを相対的に小さくすることができる。予備圧着工
程における周縁部シールに必要な温度では、合わせガラ
ス用中間膜は充分に流動状態となり、エンボスの表面粗
さがある一定の範囲にあれば、通常の温度で充分に周縁
部シールを行うことが可能となる。
【0020】本発明の合わせガラス用中間膜は、エンボ
スを構成する主凹部の溝深さ(Rzg)が10〜30μ
mであり、好ましくは15〜25μmである。主凹部の
溝深さ(Rzg)が10μm未満であると、エンボスの
体積が小さくなって、予備圧着工程におけるガラス構成
体の周縁部シール先行現象が発生し、逆に主凹部の溝深
さ(Rzg)が30μmを超えると、エンボスの体積が
必要以上に大きくなり過ぎて、予備圧着工程においてガ
ラス構成体の周縁部シールを行うために、より高い温度
が必要となる。主凹部の溝深さ(Rzg)を10〜30
μmとすることにより、エンボスの体積は適正な大きさ
となり、ガラス構成体の周縁部シール先行現象を発生す
ることなく、比較的低い予備圧着温度でガラス構成体の
周縁部をシールすることができる。
【0021】上記主凹部の溝深さ(Rzg)は、汎用の
表面粗さ計を用いて測定されるデジタル信号をデータ処
理することによって容易に得ることができるが、本発明
においては、JIS B−0601「表面粗さ−定義及
び表示」に規定される、粗さ曲線の平均線(粗さ曲線ま
での偏差の2乗和が最小になるように設定した線)を基
準とする溝深さを算出し、測定した溝数の溝深さの平均
値を主凹部の溝深さ(Rzg)とした。
【0022】又、本発明の合わせガラス用中間膜では、
主凸部頭頂の平面部には、主凹部及び主凸部より微細な
副凹部及び副凸部が形成されている。主凸部の頭頂を平
面形状にすることにより、中間膜の自着性が高くなるこ
とがあるが、平面部に主凹部及び主凸部より微細な副凹
部及び副凸部が形成されていることにより、得られる中
間膜の自着性を抑えることができ、膜取扱い性が良好と
なる。
【0023】図1は、後述する実施例1及び実施例2で
得られた中間膜のエンボスの模様(凹凸部の模様)を示
す模式図であるが、図1において、aは主凸部の配置間
隔(ピッチ)を表し、bは主凸部頭頂の平面部の幅を表
す。
【0024】本発明の合わせガラス用中間膜において
は、主凸部の配置間隔{ピッチ(a)}に対する主凸部
頭頂の平面部の幅(b)の比率(b/a)が20%以上
であることが好ましい。
【0025】上記b/aが20%未満であると、エンボ
スの体積向上効果及びそれに伴う周縁部シール先行現象
の発生防止効果が充分に得られないことがある。上記b
/aが100%になると実質的に主凹部がなくなるた
め、b/aは100%未満であることが好ましく、より
好ましくは90%以下である。又、主凸部頭頂の平面部
の幅(b)は、中間膜全域にわたって一定の幅であって
も良いし、部分的に異なる幅、即ち、ランダムな幅であ
っても良い。
【0026】又、本発明の合わせガラス用中間膜におい
ては、その一方の面の主凹凸形状の間隔に対して他方の
面の主凹凸形状の間隔が同一でないことが好ましい。上
記両方の面の主凹凸形状の間隔が同一であると、モアレ
現象が生じ易くなる。
【0027】本発明の合わせガラス用中間膜において
は、上記主凸部頭頂の平面部の平均表面粗さ(Ra)が
2.5μm以上であることが好ましく、より好ましく
は、上記Raが3.0μm以上である。上記Raが2.
5μm以上であれば、中間膜同士を合わせて常法により
保管しても、中間膜同士の接触面積を小さくすることが
できるので、自着性が問題のないレベルとなる。
【0028】しかし、単に平面部の面積及び表面粗さを
大きくすると、平面部に形成された副凹凸形状内の副凹
部に空気溜まりを造ることになり、予備脱気時に微量な
空気が残存し、その微量な残存空気により透過率の低下
即ち透明性の低下が起こり得る。中間膜は充分な空気の
溶解能力を有するので、透過率の低下自体は大きな問題
にはならないが、予備圧着工程の管理という面からは透
明性は高いほど好ましい。予備圧着時の透明性を充分に
確保するためには、主凸部頭頂の平面部に無用な副凹部
を設けないことが好ましい。
【0029】本発明の合わせガラス用中間膜において
は、主凹部の平均表面粗さ(Ra:B)と主凸部の平均
表面粗さ(Ra:A)との関係がB/A=0.5〜2.
0を満たすことが好ましい。尚、上記Ra:A及びR
a:Bは、JIS B−0601に規定される、粗さ曲
線の平均線を基準とする表面粗さであり、例えば、デジ
タル型触針電気式表面粗さ計(例えば、商品名「Per
thometer S3P」、Feinpuf Per
then GMBH社製)や、デジタル型触針電気式表
面粗さ測定器(例えば、商品名「SE−2000」、小
坂研究所社製)等を用いて測定することができる。本発
明においては、上記デジタル型触針電気式表面粗さ計
「Perthometer S3P」を用いて、Ra:
Aの場合は、触針の先端幅200μm、対面角90°の
条件で、又、Ra:Bの場合は、触針の先端幅5μm、
対面角90°の条件で、触針を先端幅に対して直交する
方向に移動させて測定した。
【0030】上記B/Aが0.5未満であると、予備圧
着時に脱気開始温度の制御を厳密に行う必要が生じるこ
とがあり、換言すれば、予備圧着時にシール条件を緩和
することが困難となることがあり、逆に上記B/Aが
2.0を超えると、予備圧着時の脱気性が不充分となる
ことがある。
【0031】本発明の合わせガラス用中間膜において
は、主凸部頭頂の平面部に形成された副凹凸部の形状が
0<Rvk/Rz≦0.35の関係を満たすことが好ま
しい。ここで、Rvkは副凹凸部の中心領域から落ち込
んでいる谷部分の平均粗さを意味し、Rzは副凹凸部の
平均深さを意味する。
【0032】上記Rvk/Rzが0.35を超えると、
予備圧着工程で予備圧着した後の合わせガラス積層体の
透明性が低下する現象が発生し易くなる。
【0033】本発明において、合わせガラス用中間膜の
両面に上記のような多数のエンボスを形成する方法とし
ては特に限定されず、例えば、エンボスロール法、カレ
ンダーロール法、異形押出法等が挙げられ、なかでも定
量的に一定の微細な凹部及び凸部からなるエンボスを形
成することができるエンボスロール法が好ましい。
【0034】上記エンボスロール法で用いられるエンボ
スロールとしては特に限定されず、、例えば、金属ロー
ル表面に酸化アルミニウムや酸化珪素等の研削材を用い
てブラスト処理を行い、次いで表面の過大ピークを減少
させるためにバーチカル研削等を用いてラッピングを行
うことにより、ロール表面に微細なエンボス模様(凹凸
模様)を形成したもの、彫刻ミル(マザーミル)を用
い、この彫刻ミルの凹凸模様を金属ロール表面に転写す
ることにより、ロール表面に微細な凹凸模様を形成した
もの、エッチング(蝕刻)によりロール表面に微細な凹
凸模様を形成したもの等が挙げられる。
【0035】本発明の合わせガラス用中間膜における上
記エンボス模様(主凹凸部の模様)としては特に限定さ
れず、例えば、刻線状、格子状、放射状、半球状等が挙
げられる。
【0036】上記主凹部及び主凸部の配置(分布)とし
ては特に限定されず、規則的に分布していても良いし、
不規則的に分布していても良いが、規則的に分布してい
ることが好ましい。
【0037】上記主凸部の高さは、全て同じであっても
良いし、異なっていても良い。又、主凸部に対する主凹
部の溝深さ(Rzg)も10〜30μmの範囲のなか
で、全て同じであっても良いし、異なっていても良い。
【0038】上記主凸部の本来の形状(頭頂に平面部が
設けられる前の形状)としては特に限定されず、例え
ば、三角錐、四角錐、円錐などの錐体、截頭三角錐、截
頭四角錐、截頭円錐などの截頭錐体、頭部が山型や半球
状となった擬錐体等が挙げられる。又、上記主凹部の形
状としては、主凸部に対応した形状等が挙げられる。
【0039】上記主凸部の寸法としては特に限定され
ず、主凸部の配置間隔(ピッチ)は10〜2000μm
であることが好ましく、より好ましくは50〜1000
μmである。又、主凸部の底辺の長さは30〜1000
μmであることが好ましい。
【0040】本発明の合わせガラス用中間膜の製造に際
し、主凸部頭頂の平面部に副凹凸部を形成する温度より
低い温度で主凹凸部を形成することが好ましい。
【0041】本発明の合わせガラス用中間膜を得るため
に、熱可塑性樹脂シートの両面に主凹凸部を形成する方
法としては特に限定されず、例えば、主凹凸部に対応す
る刻線を有するエンボスロールを用いて、予め副凹凸部
が形成されている熱可塑性樹脂シートに転写すれば良い
が、主凹凸部の転写条件(温度や圧力)が高すぎると、
副凹凸部が主凹凸部の転写時に消滅することがある。し
かし、主凹凸部の形成温度(転写温度)を副凹凸部の形
成温度(転写温度)より低くすることにより、主凹凸部
の形成(転写)後でも主凸部頭頂の平面部に主凹凸部よ
り微細な副凹凸部を残存させることができる。
【0042】本発明の合わせガラス用中間膜は、合わせ
ガラスに好適に用いられる。上記合わせガラスの構成と
しては、本発明の合わせガラス用中間膜が少なくとも一
対のガラス板の間に挟まれていれば特に限定されず、ガ
ラス板/中間膜/ガラス板からなる通常の三層構造のみ
ならず、ガラス板/中間膜/ガラス板/中間膜/ガラス
板等よりなる多層構造でも良い。
【0043】合わせガラスに用いられるガラス板として
は特に限定されず、例えば、通常の無機ガラス板や、ポ
リカーボネート板、ポリメチルメタクリレート板等の有
機ガラス板等が挙げられる。
【0044】本発明の合わせガラス用中間膜を用いて合
わせガラスを製造する方法としては特に限定されず、通
常の合わせガラスの製造方法の場合と同様に、少なくと
も一対のガラス板間に中間膜を挟み、まず予備圧着を行
って脱気及び仮接着をした後、例えばオートクレーブ内
で本圧着を行うことにより、所望の合わせガラスを得る
ことができる。
【0045】例えば、合わせガラス用中間膜として、可
塑化ポリビニルブチラール樹脂シートからなる中間膜を
用いて合わせガラスを製造する場合は、具体的には、次
のように予備圧着と本圧着とを行えば良い。
【0046】予備圧着は、2枚の透明な無機ガラス板の
間に本発明の合わせガラス用中間膜を挟み、この積層体
をニップロールに通し、例えば、圧力約196〜980
kPa、温度約50〜100℃の条件で扱いて脱気しな
がら予備圧着する方法(扱き脱気法)、又は、上記積層
体をゴムバッグに入れ、ゴムバッグを排気系に接続して
約−53〜−100kPaの減圧度(絶対圧力48〜1
kPa)となるように吸引減圧しながら温度を上げ、温
度約60〜100℃で予備圧着する方法(減圧脱気法)
等により行われる。
【0047】次いで、予備圧着された積層体は、常法に
よりオートクレーブを用いるか、又は、プレスを用い
て、例えば、温度約120〜150℃、圧力約196〜
1470kPaの条件で本圧着され、合わせガラスが製
造される。
【0048】
【作用】本発明の合わせガラス用中間膜は、上述のよう
な構成からなるので、予備圧着工程において優れた脱気
性を発揮する。又、予備圧着工程における合わせガラス
構成体の周縁部シール先行現象の発生は効果的に抑制さ
れる。従って、合わせガラス構成体の中央部近傍に存在
する空気も効果的に脱気される。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0050】(実施例1〜実施例3)並びに(比較例1
及び比較例2) (1)合わせガラス用中間膜の作製 種々のエンボス形状が付与できるように、種々のエンボ
スロールを用意した。熱可塑性樹脂シートとして、主凸
部頭頂に種々の形状の副凹凸部が形成された平面部を有
するRZN膜(可塑化ポリビニルブチラール樹脂シー
ト、積水化学工業社製)を用意した。エンボスロールと
ゴムロールとからなる一対のロールを凹凸形状転写装置
として用い、上記RZN膜をこの凹凸形状転写装置に下
記転写条件で通し、両面にエンボス形状を有する合わせ
ガラス用中間膜を作製した。 〔転写条件〕 RZN膜の温度:常温、RZN膜の副凹凸部の転写温
度:130℃、エンボスロール温度:130℃、線速:
10m/分、プレス線圧:500kPa
【0051】実施例1〜実施例3、並びに、比較例1及
び比較例2で得られた合わせガラス用中間膜のエンボス
の形状(凹凸部の形状)を表1に示した。又、図1に、
実施例1及び実施例2で得られた合わせガラス用中間膜
のエンボスの模様(凹凸部の模様)を模式的に示し、図
2に、実施例3で得られた合わせガラス用中間膜のエン
ボスの模様(凹凸部の模様)を模式的に示した。
【0052】実施例1〜実施例3、並びに、比較例1及
び比較例2で得られた合わせガラス用中間膜について、
下記の方法でRz及びRvkを測定した。その結果は表
1に示すとおりであった。
【0053】〔Rz及びRvkの測定方法〕前記デジタ
ル型触針電気式表面粗さ計「Perthometer
S3P」及び上記表面粗さ計仕様の表面形状解析装置
(商品名「SAS−2010」、名伸工機社製)を用
い、JIS B−0601に準拠して、触針の先端幅2
00μm、対面角90°の条件でRz及びRvkを測定
した。
【0054】(2)合わせガラスの作製 実施例1〜実施例3、並びに、比較例1及び比較例2で
得られた合わせガラス用中間膜を使用して、以下に示す
ように、減圧脱気法により予備圧着を行い、次いで本圧
着を行って、合わせガラスを作製した。
【0055】〔減圧脱気法〕合わせガラス用中間膜を2
枚の透明なフロートガラス板(縦30cm×横30cm
×厚さ30cm)の間に挟み、はみ出た部分を切取り、
合わせガラス積層体を作製した。得られた合わせガラス
積層体をゴムバッグに移した。ゴムバッグを吸引減圧系
に接続し、外気加熱温度で加熱すると同時に−60kP
a(絶対圧力41kPa)の減圧下で10分間保持し、
合わせガラス積層体の温度(予備圧着温度)が70℃と
なるように加熱した後、大気圧に戻して、予備圧着を終
了した合わせガラス積層体を作製した。尚、予備圧着時
の脱気開始温度は、40℃、50℃及び60℃の3条件
で行った。
【0056】〔本圧着〕上記方法で予備圧着された合わ
せガラス積層体をオートクレーブ内に入れ、温度140
℃、圧力1300kPaの条件下で10分間保持した
後、50℃まで温度を下げ、大気圧に戻すことにより本
圧着を終了して、合わせガラスを作製した。
【0057】(3)評価 上記で得られた合わせガラスについてベークテストを下
記の方法で行って、予備圧着工程での脱気性を評価し
た。その結果は表1に示すとおりであった。
【0058】〔合わせガラスのベークテスト〕合わせガ
ラスを140℃のオーブン内で2時間加熱した。次い
で、オーブンから取り出して3時間放冷した後、合わせ
ガラスの外観を目視で観察し、合わせガラスに発泡(気
泡)が生じた枚数を調べて、脱気性を評価した。尚、テ
スト枚数は、各100枚とした。
【0059】
【表1】
【0060】表1から明らかなように、実施例1〜実施
例3の合わせガラス用中間膜を用いて作製した実施例1
〜実施例3の合わせガラスは、いずれも減圧脱気法によ
る予備圧着時の脱気開始温度が40℃、50℃及び60
℃のいずれの場合でもベークテスト時の気泡による発泡
枚数(不良枚数)が極めて少なかった。これは、予備圧
着工程において、脱気開始温度を厳密に制御しなくて
も、又、予備圧着温度を特に高めることなく通常の予備
圧着温度(70℃)でも、優れた脱気性を発揮したこと
を示している。
【0061】これに対し、主凹部の溝深さ(Rzg)が
10μm未満(9.5μm)であった比較例1の合わせ
ガラス用中間膜を用いて作製した比較例1の合わせガラ
ス及び主凹部の溝深さ(Rzg)が30μmを超えてい
た(31.6μm)比較例2の合わせガラス用中間膜を
用いて作製した比較例2の合わせガラスは、実施例11
〜実施例3の合わせガラスに比較して、いずれもベーク
テスト時の気泡による発泡枚数(不良枚数)が多かっ
た。これは、予備圧着工程において、合わせガラス積層
体の周縁部シール先行現象が発生し、合わせガラス積層
体の中央部近傍に存在する空気が充分に脱気され難かっ
たことを示している。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の合わせガラ
ス用中間膜は、予備圧着工程において脱気開始温度を厳
密に制御する必要がないにもかかわらず、周縁部シール
先行現象を発生することがなく、優れた脱気性を発揮す
る。従って、合わせガラス作製時の作業性に優れると共
に、過酷な条件下においても気泡の発生による品質不良
を殆ど生じない高品質の合わせガラスを得ることができ
る。
【0063】又、上記本発明の合わせガラス用中間膜を
用いて作製された合わせガラスは、過酷な条件下におい
ても気泡の発生による品質不良を殆ど生じない高品質の
ものであり、自動車、車輌、航空機、建築物等の窓ガラ
ス用として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び実施例2で得られた合わせガラス
用中間膜のエンボスの模様(凹凸部の模様)を示す模式
図である。
【図2】実施例3で得られた合わせガラス用中間膜のエ
ンボスの模様(凹凸部の模様)を示す模式図である。
【符号の説明】
a 主凸部の配置間隔(ピッチ) b 主凸部頭頂の平面部の幅 c 主凹部の幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シートの両面に主凹部及び
    主凸部からなる多数のエンボスが形成された合わせガラ
    ス用中間膜であって、上記主凹部は、溝形状を有し、上
    記主凸部は、頭頂に上記主凹部及び主凸部より微細な副
    凹部及び副凸部が形成された平面部を有し、上記主凹部
    の溝深さ(Rzg)が10〜30μmであることを特徴
    とする合わせガラス用中間膜。
  2. 【請求項2】 主凸部の配置間隔(ピッチ)に対する主
    凸部頭頂の平面部の幅の比率が20%以上であることを
    特徴とする請求項1に記載の合わせガラス用中間膜。
  3. 【請求項3】 主凸部頭頂の平面部の平均表面粗さ(R
    a)が2.5μm以上であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の合わせガラス用中間膜。
  4. 【請求項4】 主凸部頭頂の平面部の平均表面粗さ(R
    a)が3.0μm以上であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の合わせガラス用中間膜。
  5. 【請求項5】 主凹部の平均表面粗さ(Ra:B)と主
    凸部の平均表面粗さ(Ra:A)との関係がB/A=
    0.5〜2.0を満たすことを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれかに記載の合わせガラス用中間膜。
  6. 【請求項6】 主凸部頭頂の平面部に形成された副凹凸
    部の形状が0<Rvk/Rz≦0.35の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    の合わせガラス用中間膜。
  7. 【請求項7】 上記合わせガラス用中間膜の製造に際
    し、主凸部頭頂の平面部に副凹凸部を形成する温度より
    低い温度で主凹凸部を形成することを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれかに記載の合わせガラス用中間
    膜。
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