JP2003048546A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

車両用ステアリング装置

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JP2003048546A JP2001239381A JP2001239381A JP2003048546A JP 2003048546 A JP2003048546 A JP 2003048546A JP 2001239381 A JP2001239381 A JP 2001239381A JP 2001239381 A JP2001239381 A JP 2001239381A JP 2003048546 A JP2003048546 A JP 2003048546A
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions

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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイールの位置を円滑に調整で
き、連結機構の寸法管理を容易にできること。 【解決手段】 車両用ステアリング装置は、車体側の固
定ブラケット31に連結機構60を介して可動ブラケッ
ト41をステアリングシャフト21の軸方向へ進退可能
に取付け、可動ブラケットにステアリングコラム51を
取付け、ステアリングコラムにステアリングシャフトを
回転可能に取付けたものである。ステアリングシャフト
並びにステアリングホイールの位置を、ステアリングシ
ャフトの軸方向へ調整できる。連結機構は、ステアリン
グシャフトの軸方向へ延びる平坦な一対のピンガイド面
81,81と、一対のピンガイド面間に挿入する連結ピ
ン61とからなる。一対のピンガイド面を可動ブラケッ
トの幅中央に設け、連結ピンを固定ブラケットに設け
た。一対のピンガイド面にて、連結ピンをステアリング
シャフトの軸方向へ相対移動可能に案内できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ステアリング
装置、特にステアリングシャフトの取付け構造の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ステアリングホイールを楽な姿勢
で操縦できるように、ステアリングホイールの位置を自
由に変更することができる車両用ステアリング装置が多
用されてきた。この種の車両用ステアリング装置は、個
々の運転者の体格に合せてステアリングホイールの位置
を任意に変更することができるものであって、例えば特
開2000−16306公報「ステアリングハンドルの
位置調整装置」(以下、「従来の技術」と言う。)が
知られている。
【0003】上記従来の技術は同公報の図1、図2及
び図4に示される通り、車体に固定ブラケット1(番号
は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)を取
付け、固定ブラケット1の左右一対の支持側板1a,1
a間に背面視下向きU字状の可動ブラケット2を介在さ
せて軸部材10a(ステアリングシャフトに相当)の軸
方向へ進退可能に取付け、可動ブラケット2にステアリ
ングコラム10を取付け、ステアリングコラム10に軸
部材10aを回転可能に取付けることで、軸部材10a
並びに軸部材10aに備えるステアリングハンドル15
の位置を、軸部材10aの軸方向へ調整可能にした車両
用ステアリング装置に関する。
【0004】固定ブラケット1に対する可動ブラケット
2の具体的な取付け構造は、次の通りである。固定ブラ
ケット1の左右一対の支持側板1a,1aに、上下に長
い縦長孔4,4を設ける。可動ブラケット2の左右一対
の可動支持側板材2b,2bに、軸部材10aの軸方向
に長い横長孔3,3を設ける。これらの横長孔3,3及
び縦長孔4,4に締付軸5を通すことで、固定ブラケッ
ト1に対して可動ブラケット2を、軸部材10aの軸方
向へ進退可能に取付けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術によ
れば、固定ブラケット1に設けた締付軸5に対して、可
動ブラケット2の横長孔3,3が軸部材10aの軸方向
へ変位可能である。このため、可動ブラケット2を軸部
材10aの軸方向へスライドさせることができる。
【0006】しかし、上記従来の技術は、左右一対の
横長孔3,3に締付軸5を嵌合させた構造である。左の
横長孔3の中心に右の横長孔3の中心を一致させるとと
もに、左の横長孔3の幅に右の横長孔3の幅を一致させ
る必要がある。これらが不一致であると、各横長孔3,
3と締付軸5の間にガタやこじれが生ずる。これでは、
ステアリングハンドル15の位置を調整するときに、滑
らかな調整操作感が得られない。滑らかにするために
は、左右の横長孔3,3の中心位置の寸法管理や幅の寸
法管理を十分に行う必要があり、管理工数が増す。
【0007】さらには、横長孔3,3を設けた可動支持
側板材2b,2bの板厚は比較的小さい。小板厚である
から、横長孔3,3に嵌合した締付軸5との接触面積は
小さい。この結果、面圧が比較的大きいので摩耗に対す
る配慮が必要である。また、横長孔3,3はプレス打ち
抜きにて成形されるものであり、成形時にバリが生ず
る。従って、調整時に横長孔3,3に締付軸5が摺動す
る際に、こじれが生じて操作フィーリングが悪くならな
いような配慮が必要である。
【0008】このような課題を解決するには、特開20
00−16303号公報「ステアリング装置」(以下、
「従来の技術」と言う。)の技術を採用することが考
えられる。
【0009】上記従来の技術は同公報の図3及び図4
に示される通り、背面視下向きU字状の車体側ブラケッ
ト72内に背面視下向きU字状のコラム側ブラケット7
3をスライド可能に嵌め込み、コラム側ブラケット73
の左右一対の側板に長孔73a,73bを設け、これら
の長孔73a,73bに枠状の樹脂性シート91,92
を嵌め込み、樹脂性シート91,92の各長孔にブッシ
ュ83,84を介して、車体側ブラケット72側のボル
ト41を通すというものである。
【0010】上記従来の技術によれば、左右の長孔7
3a,73bの位置や寸法に若干の誤差を生じても、ボ
ルト41と長孔73a,73bとの間のガタやこじれ
を、ある程度は吸収できる。しかし従来の技術では、
樹脂性シート91,92やブッシュ83,84という部
品を用いるので、部品数が増す。このような従来の技術
を、上記従来の技術に単に採用したのでは、車両用
ステアリング装置の構成が複雑になり、部品が増し、こ
の結果価格が増すので、得策ではない。
【0011】そこで本発明の目的は、ステアリングホイ
ールの位置を円滑に調整することができるとともに、連
結機構の寸法管理を容易にすることができ、車両用ステ
アリング装置を安価にできる技術を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車体に取付けた固定ブラケットに連結機
構を介して可動ブラケットをステアリングシャフトの軸
方向へ進退可能に取付け、可動ブラケットにステアリン
グコラムを取付け、このステアリングコラムにステアリ
ングシャフトを回転可能に取付けることで、ステアリン
グシャフト並びにステアリングシャフトに備えるステア
リングホイールの位置を、ステアリングシャフトの軸方
向へ調整可能にした車両用ステアリング装置において、
連結機構が、固定ブラケット又は可動ブラケットの幅中
央に、ステアリングシャフトの軸方向へ延びる平坦な一
対のピンガイド面を設け、これら一対のピンガイド面間
に挿入する連結ピンを、可動ブラケット又は固定ブラケ
ットに設けることで、一対のピンガイド面にて連結ピン
をステアリングシャフトの軸方向へ相対移動可能に案内
するように構成したことを特徴とする。
【0013】従来のような、左右の長孔に連結ピンがス
ライドする型式を止めた。すなわち、固定ブラケット又
は可動ブラケット(以下、「ブラケット」と言う)の幅
中央に平坦な一対のピンガイド面を設け、これらのピン
ガイド面間を連結ピンがスライドするようにした。ブラ
ケットの幅中央の一対のピンガイド面だけで連結ピンを
スライドさせるので、ステアリングホイールの位置を円
滑に調整することができる。ステアリングホイールの位
置を調整するときに、滑らかな調整操作感が得られる。
しかも、ブラケットの幅中央の一対のピンガイド面だけ
で連結ピンをスライドさせる構成なので、連結機構の寸
法管理が容易であり、管理工数を低減することができ
る。この結果、車両用ステアリング装置を安価にでき
る。さらにまた、連結ピンを案内するためのブッシュ等
の部品を設ける必要がない。このため、車両用ステアリ
ング装置の構成を簡単にすることができるとともに、部
品数を削減することができる。従って、車両用ステアリ
ング装置を安価にできる。
【0014】請求項2は、車体に取付けた固定ブラケッ
トに連結機構を介して可動ブラケットをステアリングシ
ャフトの軸方向へ進退可能に取付け、可動ブラケットに
ステアリングコラムを取付け、このステアリングコラム
にステアリングシャフトを回転可能に取付けることで、
ステアリングシャフト並びにステアリングシャフトに備
えるステアリングホイールの位置を、ステアリングシャ
フトの軸方向へ調整可能にした車両用ステアリング装置
において、連結機構が、固定ブラケット又は可動ブラケ
ットに、ステアリングシャフトの軸方向に長い左右の長
孔及びこれら左右の長孔の間で前記ステアリングシャフ
トの軸方向へ延びる平坦な一対のピンガイド面を設け、
これら左右の長孔並びに一対のピンガイド面間に挿入す
る連結ピンを、可動ブラケット又は固定ブラケットに設
けることで、一対のピンガイド面にて連結ピンをステア
リングシャフトの軸方向へ相対移動可能に案内するよう
に構成したことを特徴とする。
【0015】ブラケットの幅中央に平坦な一対のピンガ
イド面を設け、これらのピンガイド面間を連結ピンがス
ライドするようにした。ブラケットの幅中央の一対のピ
ンガイド面だけで連結ピンをスライドさせるので、ステ
アリングホイールの位置を円滑に調整することができ
る。ステアリングホイールの位置を調整するときに、滑
らかな調整操作感が得られる。しかも、ブラケットの幅
中央の一対のピンガイド面だけで連結ピンをスライドさ
せる構成なので、連結機構の寸法管理が容易であり、管
理工数を低減することができる。この結果、車両用ステ
アリング装置を安価にできる。さらにまた、連結ピンを
案内するためのブッシュ等の部品を設ける必要がない。
このため、車両用ステアリング装置の構成を簡単にする
ことができるとともに、部品数を削減することができ
る。従って、車両用ステアリング装置を安価にできる。
【0016】請求項3は、一対のピンガイド面間の間隙
を、左右の長孔の幅よりも小さくしたことを特徴とす
る。固定ブラケット又は可動ブラケットを連結ピンが貫
通するための左右の長孔の寸法管理を厳密に行う必要が
ない。このため、長孔の加工が容易である。
【0017】請求項4は、一対のピンガイド面が、ユニ
ット化して1つのピンガイド部材に形成した面であり、
ピンガイド部材を固定ブラケット又は可動ブラケットに
取付けることで、固定ブラケット又は可動ブラケットに
一対のピンガイド面を設けるように構成したことを特徴
とする。一対のピンガイド面を1つのピンガイド部材に
まとめて、予め製造することができる。このため、一対
のピンガイド面間の寸法管理が、より一層容易である。
この結果、一対のピンガイド面の製造がより容易にな
る。車両用ステアリング装置としての生産性も高まる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る車両用ステアリング
装置の全体構成を示す側面図であり、この車両用ステア
リング装置10は、車体11にコラム取付ユニット12
の上部を取付け、コラム取付ユニット12にステアリン
グシャフト21を回転可能に取付け、ステアリングシャ
フト21の後端部にステアリングホイール22を備え、
ステアリングシャフト21の前端部に第1自在軸継手2
3、中間軸24及び第2自在軸継手25を介してステア
リングギヤ機構26の入力軸27を連結した、ステアリ
ングシステムである。
【0019】ステアリングギヤ機構26は、入力軸27
に図示せぬラックアンドピニオン機構を介してラック軸
28を連結し、このラック軸28の両端に左右のタイロ
ッド及びナックルを介して左右の操舵車輪を連結するよ
うにしたギヤ機構である。ステアリングホイール22に
加えた操舵力をステアリングシャフト21→第1自在軸
継手23→中間軸24→第2自在軸継手25→入力軸2
7→ラックアンドピニオン機構→ラック軸28→タイロ
ッド→ナックルの経路で左右の操舵車輪に伝えること
で、操舵車輪を操舵することができる。
【0020】図2は本発明に係るコラム取付ユニットの
側面図であり、このコラム取付ユニット12は、車体1
1(図1参照)に上部をボルト止めにて取付ける固定ブ
ラケット31と、固定ブラケット31に対して移動可能
な可動ブラケット41と、可動ブラケット41に取付け
たステアリングコラム51と、固定ブラケット31に可
動ブラケット41を取付ける連結機構60と、からな
る。
【0021】連結機構60は、固定ブラケット31及び
可動ブラケット41に、ステアリングシャフト21の軸
方向へ配列した前後2個の連結ピン(第1連結ピン61
並びに第2連結ピン62)を通し、これら第1・第2連
結ピン61,62を連結操作機構70にて締め付け操作
や緩め操作するようにしたものである。固定ブラケット
31に連結機構60を介して可動ブラケット41を取付
けることができる。
【0022】連結操作機構70は、第1連結ピン61に
操作レバー71のスイング基端部をねじ込み、操作レバ
ー71に第1連結アーム72の基端部を取付け、また、
第2連結ピン62に第2連結アーム73の基端部をねじ
込み、第1連結アーム72に第2連結アーム73をリン
ク74にて連結した操作機構である。第1・第2連結ピ
ン61,62は回転しないように、後述する回り止め部
材によって規制されている。
【0023】操作レバー71を図時計回りにスイング操
作すると、第1連結アーム72は同方向に回る。これに
応じてリンク74が変位するので、第2連結アーム73
も同方向に回る。一方、操作レバー71を図反時計回り
にスイング操作すると、第1・第2連結アーム72,7
3も図反時計回りに回る。
【0024】1個の操作レバー71で第1・第2連結ア
ーム72,73を正逆転させることにより、第1連結ピ
ン61に対する操作レバー71のねじ込み量、及び、第
2連結ピン62に対する第2連結アーム73のねじ込み
量を、加減することができる。ねじ込み量を加減する具
体的な構成については次の図3にて説明する。
【0025】さらにこの図は、固定ブラケット31の後
端部と可動ブラケット41の後端部とを左右の引張りば
ね65,65(この図では左のみを示す。)にて連結し
たことを示す。
【0026】図3は図2の3−3線断面図である。固定
ブラケット31は、車体に取付ける車体取付部材32
と、車体取付部材32の下に溶接等で接合した固定ブラ
ケット部材33とからなる。固定ブラケット部材33
は、鋼板を背面視下向きU字状に折曲げ成形すること
で、左右に一定の間隔を有して対面し合う、左右一対の
支持側板34,34を一体に形成した、下向きU字状部
材である。
【0027】可動ブラケット41は、鋼板を背面視U字
状に折曲げ成形することで、左右に一定の間隔を有して
対面し合う、左右一対の側板42,42(以下、「可動
側板42,42」と言う。)を一体に形成した、U字状
部材である。このような可動ブラケット41を左右の支
持側板34,34間に相対移動可能に嵌合することによ
り、各支持側板34,34の内面に、左右の可動側板4
2,42の各外面が接する。
【0028】左右の可動側板42,42の各上端にステ
アリングコラム51の外周面を溶接等により接合するこ
とで、可動ブラケット41の上端にステアリングコラム
51を取付けることができる。ステアリングコラム51
は、挿入したステアリングシャフト21を軸受(図示せ
ず)を介して回転可能に取付ける円筒部材である。
【0029】さらに左右の可動側板42,42は、ステ
アリングシャフト21の軸方向(この図の表裏方向)に
長い左右の長孔43,43を、互いに同心上に且つステ
アリングシャフト21の中心Scを通る水平線Shに平
行に開けたものである。
【0030】左右の可動側板42,42の間に、ピンガ
イド部材80を介在させて溶接等により接合すること
で、可動ブラケット41にピンガイド部材80を取付け
ることができる。ピンガイド部材80は、長孔43の中
心線Hhと同心上に配置し、ステアリングシャフト21
の軸方向へ延びる上下一対のピンガイド面81,81を
形成することで、これらのピンガイド面81,81間に
第1連結ピン61を挿入するようにした部材である。
【0031】このようにして、可動ブラケット41の幅
中央に、ステアリングシャフト21の軸方向へ延びる平
坦な一対のピンガイド面81,81を設け、これら一対
のピンガイド面81,81間に挿入する連結ピン61を
固定ブラケット31に設けることで、一対のピンガイド
面81,81にて連結ピン61をステアリングシャフト
21の軸方向へ相対移動可能に案内することができる。
ピンガイド部材80の詳細については次の図4で説明す
る。
【0032】図4(a)〜(c)は本発明に係るピンガ
イド部材の構成図である。(a)はピンガイド部材80
の側面を示し、(b)は(a)のピンガイド部材80を
b矢視方向から見た図を示し、(c)はピンガイド部材
80の全体を斜視図で示し、(d)はピンガイド部材8
0を可動ブラケット41に取付けた断面構造を示す図で
あって(a)のd−d線断面に対応する。
【0033】(a)及び(c)に示すように、ピンガイ
ド部材80は鋼板を偏平な側面視ロ字状に折曲げ成形
し、幅方向を開放したものであって、水平な底板80a
と、底板80aの一端から起立した起立板80bと、起
立板80bの上端から底板80aに対して平行に折返し
た天板80cと、天板80cの一端から立ち下げた垂下
板80dとからなる。
【0034】さらに、底板80aの内面並びに天板80
cの内面を、(d)の長孔43,43の中心線Hhを基
準にした上下一対のピンガイド面81,81とする。こ
のようにして、ピンガイド部材80に上下一対のピンガ
イド面81,81を設ける。一対のピンガイド面81,
81は、長孔43の長手方向へ延びるように、1つのピ
ンガイド部材80にユニット化して形成した平坦な面で
あって、(a)に想像線にて示す第1連結ピン61を相
対移動可能に案内する摺動面である。
【0035】(a)及び(d)に示すように、左右の長
孔43,43の間に一対のピンガイド面81,81を設
けることができる。一対のピンガイド面81,81間の
間隙の寸法W1は、左右の長孔43,43の幅W2より
も小さい(W1<W2)。このため、第1連結ピン61
が長孔43,43に接触することはない。
【0036】左右の長孔43,43は、ピンガイド面8
1,81間に挿入した第1連結ピン61が可動側板4
2,42に干渉しないようにする、逃し孔の役割を果た
す。左右の長孔43,43の寸法管理を厳密に行う必要
はないので、その孔加工は容易である。なお、可動ブラ
ケット41に第1連結ピン61が干渉しない構成にした
場合には、左右の長孔43,43は不要である。
【0037】(c)及び(d)に示すように、ピンガイ
ド部材80は、可動側板42,42に溶接等で接合する
部分を広げるようにした。具体的には、可動ブラケット
41の底板80aの内面並びに天板80cうち、左右の
可動側板42,42に接合する部分に拡大部82,82
を形成し、これらの拡大部82,82の幅W3を、ピン
ガイド面81,81間の間隙W1や長孔43の幅W2よ
りも大きく設定した(W1<W3、W2<W3)。従っ
て、可動側板42,42にピンガイド部材80を接合し
たときの熱影響を極力排除することができる。ピンガイ
ド面81,81間の間隙W1や長孔43の幅W2の寸法
精度を維持することができる。
【0038】(a)に示すピンガイド面81,81の長
さLgは、ピンガイド面81,81と第1連結ピン61
との相対移動量を勘案して設定した、可動ブラケット4
1の長手方向の寸法である。(d)に示すピンガイド面
81,81の幅Wg、すなわちガイド幅Wgは、第1連
結ピン61を安定した状態で案内し得るように設定し
た、可動ブラケット41の幅方向の寸法である。ガイド
幅Wgが大きいので、第1連結ピン61とピンガイド面
81,81との接触面積は大きい。この結果、面圧が小
さいので摩耗しにくい。第1連結ピン61を、より円滑
に且つ安定して案内することができる。これらのピンガ
イド面81,81は、第1連結ピン61を円滑に摺動さ
せることができるように、表面粗さを小さくすることが
好ましい。
【0039】さらにピンガイド部材80は、ピンガイド
面81,81の長手方向の一端に緩衝部材85を備え
る。緩衝部材85は、第1連結ピン61がピンガイド面
81,81の一端まで移動したときに当って弾性変形す
ることで、衝撃を吸収するラバーである。
【0040】以上の説明のように、一対のピンガイド面
81,81は、ユニット化して1つのピンガイド部材8
0に形成した面であり、ピンガイド部材80を可動ブラ
ケット41に取付けることで、可動ブラケット41に一
対のピンガイド面81,81を設けるようにしたことを
特徴とする。一対のピンガイド面81,81を1つのピ
ンガイド部材80にまとめて、予め製造することができ
る。このため、一対のピンガイド面81,81間の寸法
管理が、より一層容易である。この結果、一対のピンガ
イド面81,81の製造がより容易になる。車両用ステ
アリング装置としての生産性も高まる。
【0041】ここで一旦図3に戻って説明を続ける。第
1連結ピン61は頭付きボルトからなり、左右の支持側
板34,34に開けた第1孔35,35、可動ブラケッ
ト41の左右の長孔43,43並びに一対のピンガイド
面81,81間に挿入する。頭付きボルトの頭部61a
を回り止め部材75で抑えることで、頭付きボルト(第
1連結ピン61)の回転を規制することができる。
【0042】操作レバー71にナット76を一体に設
け、ナット76に第1連結ピン61の一端部をねじ込む
ことで、操作レバー71に第1連結ピン61を連結す
る。操作レバー71をスイング操作することで、第1連
結ピン61に対する操作レバー71のねじ込み量を加減
することができる。操作レバー71のねじ込み量を増
し、頭部61a並びにナット76にて左右の支持側板3
4,34を締め付けることで、固定ブラケット31に対
する第1連結ピン61の位置を、摩擦力によってロック
することができる。また、緩めることで、固定ブラケッ
ト31に対して第1連結ピン61をアンロックすること
ができる。
【0043】なお、上記図2に示す第2連結ピン62に
ついても、第1連結ピン61と同様の構成であり、一対
のピンガイド面81,81間に挿入するとともに、第2
連結アーム73にナットを介して連結するようにした。
従って、第2連結ピン62も第1連結ピン61と同様の
作用を成し得る。
【0044】図5(a),(b)は本発明に係る固定ブ
ラケットと可動ブラケットの関係を示す関係説明図であ
り、(a)はコラム取付ユニット12を側方から見た構
成を示し、(b)は断面したコラム取付ユニット12を
側方から見た構成を示す。
【0045】(a)に示すように、可動ブラケット41
の長孔43,43はステアリングシャフトの軸方向に長
い横長の孔である。一方、固定ブラケット31は、左右
の支持側板34,34(この図では左のみを示す。以下
同じ。)に長孔43,43の中心線Hhと同心上に開け
た第1孔35,35及び第2孔36,36を有する。第
1孔35,35は、ステアリングホイール側(この図の
右側)に設けた縦長の長孔、すなわち、長孔43の中心
線Hhに対して上下の直角方向に長い長孔である。第2
孔36,36は、ステアリングギヤ機構側(この図の左
側)に設けた丸孔である。
【0046】(b)は、(a)に示す前後の長孔43,
43の位置に前後2個のピンガイド部材80を配置した
ことを示す。これらのピンガイド部材80,80は、ピ
ンガイド面81,81が長孔43,43と同方向に延び
るように配置したものである。ステアリングホイール側
に設けたピンガイド部材80,80(以下、「第1ピン
ガイド部材80A」と言う。)は、図右端に緩衝部材8
5を備える。ステアリングギヤ機構側に設けたピンガイ
ド部材80(以下、「第2ピンガイド部材80B」と言
う。)は、図左端に緩衝部材85を備える。
【0047】(a)並びに(b)に示すように、長孔4
3と第1孔35と第1ピンガイド部材80Aとに第1連
結ピン61を挿入するとともに、長孔43と第2孔36
と第2ピンガイド部材80とに第2連結ピン62を挿入
する。第1・第2連結ピン61,62は、固定側の第1
・第2孔35,36に嵌合しているので、ステアリング
シャフトの軸方向には移動不能である。
【0048】ここで、連結機構60の説明をまとめて述
べる。本発明の連結機構60は、可動ブラケット41の
幅中央に平坦な上下一対のピンガイド面81・・・を設
け、これらのピンガイド面81・・・間を第1・第2連結
ピン61,62がスライドするようにしたことを特徴と
する。この結果、可動ブラケット41の前後共に、幅中
央の一対のピンガイド面81・・・だけで第1・第2連結
ピン61,62をスライドさせるので、ステアリングホ
イール(図1参照)の位置を円滑に調整することができ
る。ステアリングホイールの位置を調整するときに、滑
らかな調整操作感が得られる。
【0049】しかも、可動ブラケット41の幅中央の一
対のピンガイド面81・・・だけで第1・第2連結ピン6
1,62をスライドさせるので、連結機構60の寸法管
理が容易であり、管理工数を低減することができる。こ
の結果、車両用ステアリング装置を安価にすることがで
きる。
【0050】さらには、第1・第2連結ピン61,62
を案内するためのブッシュ等の部品を設ける必要がな
い。このため、車両用ステアリング装置の構成を簡単に
することができるとともに、部品数を削減することがで
きる。従って、車両用ステアリング装置を安価にするこ
とができる。しかも、第1・第2連結ピン61,62を
案内する部分に、樹脂材やラバーからなるブッシュ等の
可動部品を用いていないので、連結機構60の耐久性が
高まる。
【0051】図6は本発明に係る車両用ステアリング装
置の作用図(その1)であり、固定ブラケット31に対
して可動ブラケット41を上下スイング調整可能(チル
ト調整可能)にしたことを示す。操作レバー71(図2
参照)によって第1・第2連結ピン61,62を緩めた
後に、ステアリングホイール22を上方Up又は下方D
wへチルトさせると、可動ブラケット41は第2連結ピ
ン62を中心に上下にチルトする。従って、ステアリン
グコラム51、ステアリングシャフト21並びにステア
リングシャフト21に備えるステアリングホイール22
の位置を上下に調整することができる。このような上下
調整可能な構成をチルト機構と称する。
【0052】なお、第1・第2連結ピン61,62を緩
めても、可動ブラケット41の後端部を左右の引張りば
ね65(図2参照)で支える。ステアリングシャフト2
1を図に示すほぼ中立位置に保持することができる。
【0053】図7(a)〜(c)は本発明に係る車両用
ステアリング装置の作用図(その2)であり、固定ブラ
ケット31に対して可動ブラケット41をステアリング
シャフト21の軸方向へ調整可能にしたことを示す。
【0054】(a)は、第1・第2連結ピン61,62
に対して第1・第2ピンガイド部材80A,80Bが中
間位置にあることを示す。上述のように、第1・第2連
結ピン61,62はステアリングシャフト21の軸方向
には移動不能である。
【0055】(b)は、操作レバー71(図2参照)に
よって第1・第2連結ピン61,62を緩めた後に、ス
テアリングホイール22を前方Frへ押したことを示
す。可動ブラケット41に設けた第1・第2ピンガイド
部材80A,80Bの各ピンガイド面81・・・は第1・
第2連結ピン61,62に対して前方Frへ移動する。
従って、ステアリングコラム51、ステアリングシャフ
ト21並びにステアリングホイール22の位置は前方F
rへ移動する。第1ピンガイド部材80Aが最前端まで
移動したときに、第1ピンガイド部材80Aの緩衝部材
85が第1連結ピン61に当る。
【0056】(c)は、操作レバー71によって第1・
第2連結ピン61,62を緩めた後に、ステアリングホ
イール22を運転者側Rrに引いたことを示す。可動ブ
ラケット41に設けた第1・第2ピンガイド部材80
A,80Bの各ピンガイド面81・・・は第1・第2連結
ピン61,62に対して運転者側Rrへ移動する。従っ
て、ステアリングコラム51、ステアリングシャフト2
1並びにステアリングホイール22の位置は運転者側R
rへ移動する。第2ピンガイド部材80が最後端まで移
動したときに、第2ピンガイド部材80Bの緩衝部材8
5が第2連結ピン62に当る。
【0057】このようにして、ステアリングシャフト2
1並びにステアリングホイール22の位置を、ステアリ
ングシャフト21の軸方向へ調整可能にすることができ
る。このような前後調整可能な構成をテレスコ機構と称
する。
【0058】ところで、緩衝部材85,85は第1・第
2連結ピン61,62に当ったときに、弾性変形するこ
とで、衝撃を吸収する。しかも、衝撃力は弾性変形した
緩衝部材85,85によって周囲に分散される。緩衝部
材85,85が第1・第2ピンガイド部材80A,80
Bから脱落する心配はない。
【0059】なお、上記本発明の実施の形態において、
連結機構60は、固定ブラケット31に左右の長孔4
3,43及び一対のピンガイド面81,81を設けると
ともに、可動ブラケット41に連結ピン61,62を設
けるようにしてもよい。また、ピンガイド部材80を固
定ブラケット31に取付けることで、固定ブラケット3
1に一対のピンガイド面81,81を設けるようにして
もよい。
【0060】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、固定ブラケットに可動ブラケットを
取付ける連結機構を改良したものであり、固定ブラケッ
ト又は可動ブラケットの幅中央に、ステアリングシャフ
トの軸方向へ延びる平坦な一対のピンガイド面を設け、
これら一対のピンガイド面間に挿入する連結ピンを、可
動ブラケット又は固定ブラケットに設ける構成としたの
で、一対のピンガイド面にて連結ピンをステアリングシ
ャフトの軸方向へ相対移動可能に案内することができ
る。固定ブラケット又は可動ブラケットの幅中央の一対
のピンガイド面だけで連結ピンをスライドさせるので、
ステアリングホイールの位置を円滑に調整することがで
きる。ステアリングホイールの位置を調整するときに、
滑らかな調整操作感が得られる。
【0061】しかも、固定ブラケット又は可動ブラケッ
トの幅中央の一対のピンガイド面だけで連結ピンを案内
する構成なので、連結機構の寸法管理が容易であり、管
理工数を低減することができる。この結果、車両用ステ
アリング装置を安価にできる。さらには、連結ピンを案
内するためのブッシュ等の部品を設ける必要がない。こ
のため、車両用ステアリング装置の構成を簡単にするこ
とができるとともに、部品数を削減することができる。
従って、車両用ステアリング装置を安価にできる。
【0062】請求項2は、固定ブラケットに可動ブラケ
ットを取付ける連結機構を改良したものであり、固定ブ
ラケット又は可動ブラケットに、ステアリングシャフト
の軸方向に長い左右の長孔及びこれら左右の長孔の間で
ステアリングシャフトの軸方向へ延びる平坦な一対のピ
ンガイド面を設け、これら左右の長孔並びに一対のピン
ガイド面間に挿入する連結ピンを、可動ブラケット又は
固定ブラケットに設ける構成としたので、一対のピンガ
イド面にて連結ピンをステアリングシャフトの軸方向へ
相対移動可能に案内することができる。固定ブラケット
又は可動ブラケットの幅中央の一対のピンガイド面だけ
で連結ピンをスライドさせるので、ステアリングホイー
ルの位置を円滑に調整することができる。ステアリング
ホイールの位置を調整するときに、滑らかな調整操作感
が得られる。
【0063】しかも、固定ブラケット又は可動ブラケッ
トの幅中央の一対のピンガイド面だけで連結ピンを案内
する構成なので、連結機構の寸法管理が容易であり、管
理工数を低減することができる。この結果、車両用ステ
アリング装置を安価にできる。さらには、連結ピンを案
内するためのブッシュ等の部品を設ける必要がない。こ
のため、車両用ステアリング装置の構成を簡単にするこ
とができるとともに、部品数を削減することができる。
従って、車両用ステアリング装置を安価にできる。
【0064】請求項3は、一対のピンガイド面間の間隙
を、左右の長孔の幅よりも小さくしたので、固定ブラケ
ット又は可動ブラケットを連結ピンが貫通するための左
右の長孔の寸法管理を厳密に行う必要がない。このた
め、長孔の加工が容易である。
【0065】請求項4は、一対のピンガイド面が、ユニ
ット化して1つのピンガイド部材に形成した面であり、
ピンガイド部材を固定ブラケット又は可動ブラケットに
取付けることで、固定ブラケット又は可動ブラケットに
一対のピンガイド面を設けるように構成したので、一対
のピンガイド面を1つのピンガイド部材にまとめて、予
め製造することができる。このため、一対のピンガイド
面間の寸法管理が、より一層容易である。この結果、一
対のピンガイド面の製造がより容易になる。車両用ステ
アリング装置としての生産性も高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ステアリング装置の全体構
成を示す側面図
【図2】本発明に係るコラム取付ユニットの側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るピンガイド部材の構成図
【図5】本発明に係る固定ブラケットと可動ブラケット
の関係を示す関係説明図
【図6】本発明に係る車両用ステアリング装置の作用図
(その1)
【図7】本発明に係る車両用ステアリング装置の作用図
(その2)
【符号の説明】
10…車両用ステアリング装置、11…車体、21…ス
テアリングシャフト、22…ステアリングホイール、3
1…固定ブラケット、41…可動ブラケット、43…長
孔、51…ステアリングコラム、60…連結機構、6
1,62…連結ピン(第1・第2連結ピン)、80,8
0A,80B…ピンガイド部材、81…ピンガイド面、
W1…ピンガイド面間の間隙、W2…長孔の幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付けた固定ブラケットに連結機
    構を介して可動ブラケットをステアリングシャフトの軸
    方向へ進退可能に取付け、前記可動ブラケットにステア
    リングコラムを取付け、このステアリングコラムにステ
    アリングシャフトを回転可能に取付けることで、ステア
    リングシャフト並びにステアリングシャフトに備えるス
    テアリングホイールの位置を、ステアリングシャフトの
    軸方向へ調整可能にした車両用ステアリング装置におい
    て、 前記連結機構は、前記固定ブラケット又は前記可動ブラ
    ケットの幅中央に、前記ステアリングシャフトの軸方向
    へ延びる平坦な一対のピンガイド面を設け、これら一対
    のピンガイド面間に挿入する連結ピンを、前記可動ブラ
    ケット又は前記固定ブラケットに設けることで、一対の
    ピンガイド面にて連結ピンをステアリングシャフトの軸
    方向へ相対移動可能に案内するように構成したことを特
    徴とする車両用ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 車体に取付けた固定ブラケットに連結機
    構を介して可動ブラケットをステアリングシャフトの軸
    方向へ進退可能に取付け、前記可動ブラケットにステア
    リングコラムを取付け、このステアリングコラムにステ
    アリングシャフトを回転可能に取付けることで、ステア
    リングシャフト並びにステアリングシャフトに備えるス
    テアリングホイールの位置を、ステアリングシャフトの
    軸方向へ調整可能にした車両用ステアリング装置におい
    て、 前記連結機構は、前記固定ブラケット又は前記可動ブラ
    ケットに、前記ステアリングシャフトの軸方向に長い左
    右の長孔及びこれら左右の長孔の間で前記ステアリング
    シャフトの軸方向へ延びる平坦な一対のピンガイド面を
    設け、これら左右の長孔並びに一対のピンガイド面間に
    挿入する連結ピンを、前記可動ブラケット又は前記固定
    ブラケットに設けることで、一対のピンガイド面にて連
    結ピンをステアリングシャフトの軸方向へ相対移動可能
    に案内するように構成したことを特徴とする車両用ステ
    アリング装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のピンガイド面間の間隙は、前
    記左右の長孔の幅よりも小さいことを特徴とする請求項
    2記載の車両用ステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のピンガイド面は、ユニット化
    して1つのピンガイド部材に形成した面であり、前記ピ
    ンガイド部材を前記固定ブラケット又は前記可動ブラケ
    ットに取付けることで、固定ブラケット又は可動ブラケ
    ットに一対のピンガイド面を設けるように構成したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車
    両用ステアリング装置。
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