JP2003048500A - 駐車操作支援装置 - Google Patents

駐車操作支援装置

Info

Publication number
JP2003048500A
JP2003048500A JP2001235549A JP2001235549A JP2003048500A JP 2003048500 A JP2003048500 A JP 2003048500A JP 2001235549 A JP2001235549 A JP 2001235549A JP 2001235549 A JP2001235549 A JP 2001235549A JP 2003048500 A JP2003048500 A JP 2003048500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
parking
area
steering angle
operation support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001235549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003048500A5 (ja
Inventor
Tomoki Kubota
智氣 窪田
Hideaki Morita
英明 森田
Hidefumi Okabe
英文 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2001235549A priority Critical patent/JP2003048500A/ja
Publication of JP2003048500A publication Critical patent/JP2003048500A/ja
Publication of JP2003048500A5 publication Critical patent/JP2003048500A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車操作の負担を軽減する駐車操作支援装置
を提供する。 【解決手段】 車両前方の左右両側の超音波センサ21
で左右の障害物までの距離を検出することで駐車エリア
33と障害物32を検出し、自車位置と共にディスプレ
イの駐車操作支援画面に表示する。そして、駐車エリア
に車両を移動させるために、現在の車両位置から移動す
べき最適な車両位置を算出し、誘導エリア34として画
像表示する。このように、自車位置や駐車エリア、障害
物と共に誘導エリアを画像表示することで、運転者は次
に移動すべき的確な位置を知ることができる。更に、現
状のステアリング角で車両が前後進した場合の移動軌跡
をガイドラインとして表示する。ガイドラインは、ステ
アリング操作に連動して変更される。運転者は、ガイド
ラインが誘導エリアと一致するようにステアリング操作
をすることで、最適なステアリング角とすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駐車操作支援装置に
係り、例えば、駐車可能なスペースを自動的に認識して
当該スペースに駐車する際の運転操作を支援する駐車操
作支援措置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両を駐車場に並列駐車駐車する
場合や、道路際に縦列駐車をする場合、運転者が駐車可
能な領域を認識し、その駐車可能領域に向けてハンドル
操作をしながら車両を前進及び後退させ、目的の場所に
駐車させている。このような駐車操作は、運転経験の少
ない運転者にとっては、極めて難しい操作であるため、
駐車操作を補助することが可能な装置として、コーナソ
ナーやバックビューカメラ等を搭載した車両も存在して
いる。しかし、コーナソナーやバックビューカメラの機
能では、車両周囲の障害物との相対的な位置関係を認識
することはできるが、車庫入れをはじめとする駐車操作
の手順等について知ることはできない。そこで、従来か
ら駐車操作を補助するための出願が各種なされている。
例えば、駐車操作を補助するための装置として提案され
た特開昭61−48098号に記載の装置では、車両の
側面に設けられた距離センサと、車速センサと操舵角セ
ンサを用いて、車両周囲の障害物と、車両との距離を測
定し、車両の周辺状況を計算して、ディスプレイに周辺
状況を表示するとともに、同じディスプレイ上に車両の
現在位置と、操舵角に基づく車両の予想移動軌跡を表示
するものである。そして、車両の車庫入れ等の駐車操作
を補助するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から提供
されている駐車操作を補助する装置では、いずれも車両
と車外対象物との相対的位置関係を視角表示したり、現
在の位置及びステアリング角で駐車が可能か否かを計算
したり、又は現状のステアリング角で前進又は後進した
場合の移動軌跡を示すだけである。ところが、1度のハ
ンドル操作で駐車が完了することは希れであり、実際の
駐車操作では、いわゆるハンドルの切り返し操作による
車両の前進、後進を繰り返しながら最終駐車位置に到達
するのが通常である。このため、実際の駐車操作におい
て重要なことは、最終駐車位置に到達するために、現在
位置からどの位置に車両を移動させるべきかを的確に判
断し、その経由すべき位置に車両が移動するように操作
することであり、この判断と操作が的確か否かが駐車操
作を難しくしている原因である。従来から提案されてい
る駐車操作を補助する装置では、このような判断や操作
を支援はしていなかった。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決するため
に成されたもので、駐車操作において、駐車するために
現在位置から移動すべき最適位置を運転者に提示するこ
とが可能な駐車操作支援装置を提供することを第1の目
的とする。また、本発明は、提示した最適位置に車両を
移動するために必要な運転操作を提示することが可能な
駐車操作支援装置を提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の発明で
は、車体に取り付けられた距離センサの検出値信号に基
づき、自車位置と位置的に関連付けられた駐車可能領域
を取得する駐車領域取得手段と、前記取得した駐車可能
領域に車両を移動させるために、経由すべき第2の車両
位置を算出する第2の車両位置算出手段と、前記取得し
た駐車領域と、該駐車領域に対する自車位置と、前記算
出した第2の車両位置とを表示する表示手段と、を駐車
操作支援装置に具備させて前記第1の目的を達成する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の駐車操作
支援装置において、前記表示手段は、車両の移動にあわ
せて、前記駐車領域及び前記第2の車両位置に対する自
車位置を移動させながら表示することを特徴とする。請
求項3に記載の発明では、請求項1に記載の駐車操作支
援装置において、現在の操舵角で車両が移動した場合に
予想される移動軌跡を算出する移動軌跡算出手段を備
え、前記表示手段は、操舵角の変化に応じて前記算出さ
れた移動軌跡を表示することで、前記第2の目的を達成
する。請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の駐
車操作支援装置において、操舵角の変化に伴い変化す
る、前記移動軌跡と前記第2の車両位置との位置関係を
音で案内する第1の案内手段を備えたことを特徴とす
る。請求項5に記載の発明では、請求項1から請求項4
のうちのいずれか1の請求項に記載の駐車操作支援装置
において、車両の移動に伴い変化する、自車位置と前記
算出した第2の車両位置との位置関係を音で案内する第
2の案内手段を備えたことを特徴とする。請求項6に記
載の発明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか
1の請求項に記載の駐車操作支援装置において、前記車
両誘導領域算出手段は、車両が停止している状態で前記
第2の車両位置を算出することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の駐車操作支援装置
における好適な実施の形態について、図1から図13を
参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 駐車操作支援装置では、車両前方の左右両側に配置した
超音波センサ21により、低速走行しながら左右の障害
物までの距離を検出することで駐車エリア(駐車可能領
域)とその周辺の障害物(他の車両や壁、柱等)を検出
する。車両の移動に伴い検出される障害物や駐車エリア
は、自車位置と共にディスプレイの駐車操作支援画面に
表示する。そして、駐車エリアに車両を移動させるため
に、現在の車両位置から移動すべき最適な車両位置(車
両誘導位置)を算出し、誘導エリア(第2の車両位置)
として画像表示する。このように、自車位置や駐車エリ
ア、障害物と共に誘導エリアを画像表示することで、運
転者は次に移動すべき的確な位置を知ることができる。
【0007】駐車操作支援装置では、さらに、現状のス
テアリング角で車両が前進又は後進した場合に車両が移
動する軌跡をガイドライン(移動軌跡)として駐車操作
支援画面に追加表示する。このガイドラインの表示は、
ステアリング操作に連動してリアルタイムに変更され
る。従って、運転者は、駐車操作支援画面を確認しなが
ら、ガイドエリア(ガイドラインの一部)が誘導エリア
と一致するようにステアリング操作をすることで、最適
なステアリング角とすることができる。ガイドエリアと
誘導エリアが一致した場合、警告音で一致したことが運
転者に伝えられる。通常は車両を移動させながら、判断
した位置に車両が移動するようにステアリング操作を行
う必要があるが、誘導エリアとガイドラインが駐車操作
支援画面に表示されているので、車両を停止した状態で
適切なステアリング角度とすることができるため、操作
が極めて容易である。
【0008】運転者は、誘導エリアとガイドエリアが一
致した状態で、ステアリングを固定しながら車両を後進
又は前進させる。前進、後進の開始と停止、及びステア
リング操作の方向等については各状態に応じて音声や音
によっても案内されるようになっている。移動していた
車両が停止すると、停止位置(通常は誘導エリアと一
致)を現在位置として再度最適エリアの計算と誘導を繰
り返す。例えば、所定のステアリング角度で後進し、最
適エリアに移動した後は、次にハンドルの切り返しをし
て前進で経由すべき最適エリアを算出し、ガイドライン
と共に駐車操作支援画面に表示する。以上の操作を繰り
返すことで、運転者は容易に駐車エリアに車両を移動さ
せることができる。
【0009】(2)実施形態の詳細 図1は、本実施形態における駐車操作支援装置の構成を
表したものである。駐車操作支援装置は、自車の本体内
に搭載され、自車から周囲の物体までの距離を検出する
超音波センサ21と、ハンドル切れ角(ステアリング
角)とハンドルの操作方向を検出するステアリングセン
サ22と、自車の速度を検出する車速センサ23と、シ
フトレバーに設置されてシフトレバー位置を検出するシ
フトレバー位置検出装置24を備えている。また、駐車
操作支援装置は、超音波センサ21、ステアリングセン
サ22及び車速センサ23から供給された検出値に基づ
いて駐車操作支援装処理を行うECU(電子制御部)2
5と、検出された駐車エリアと自車位置の相対的な位置
関係を表示すると共に駐車のためのステアリング操作や
運転操作を支援する駐車操作支援画面を表示するディス
プレイ(表示手段)26と、表示内容を補足する信号音
や運転操作案内の音声を発信するスピーカ(発音手段)
27と、入力部(入力手段)28とを備えている。
【0010】超音波センサ21は、距離検出手段として
機能する。超音波センサ21は、超音波パルス送信器
と、物体で反射してきた超音波パルスを受信する受信器
を備えている。これらの送受信器によって、超音波の伝
播時間を測定し、該伝播時間により距離を測定するよう
になっている。超音波センサ21は、自車両の先端部左
右両側に1つずつ、計2個が配置されている。なお、車
両の後端部の左右両側にも1つずつ、計2個をさらに配
置し、合計4個で距離を計測するようにしてもよい。超
音波センサ21を4つ配置する場合、車両が前進する場
合には車両前方両側面の超音波センサ21が使用され、
後進する場合には車両後方両側面の超音波センサ21が
使用される。この場合他端部のセンサで検出した距離の
確認用に使用することで検出精度を上げるようにしても
よい。
【0011】ステアリングセンサ22は、ステアリング
操作量、つまりステアリングの移動量と、その方向を検
出する。このステアリング操作量から左右へ操舵角を何
度操作したかを判断する。供給される操作量としては、
直進状態のステアリングの位置を0として、右に操作し
た場合を+、左に操作した場合を−とし、移動量を数値
で示す。例えば、+150の検出値が供給された場合に
は、右に150度ステアリング操作したことを示す。ス
テアリングセンサ22は、操舵角検出手段として機能す
ると共に、車速センサ23と共に車両位置検出手段とし
て機能するようになっている。
【0012】車速センサ23は、車速を検出するため
に、車速パルスを出力し、この車速パルスを計測するこ
とで、車両の移動距離が計算される。
【0013】ECU25は、図示しないCPU(中央処
理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Rand
om Access Memory)、その他の機器等を備えたコンピュ
ータシステムにより構成されている。ECU25のCP
Uは、ROMを含む記憶手段に記憶された各種プログラ
ムに従って、システム全体を制御すると共に、本実施形
態による駐車エリア検出処理、車両誘導処理、誘導エリ
ア計算・表示処理、前進処理、後進処理等の駐車操作を
支援するための各種処理を行うようになっている。RO
Mにはこれらの各種処理をCPUで実行するためのプロ
グラムやデータ、本駐車操作支援装置が搭載されている
車両の情報などが記憶されている。この車両情報は、車
両の旋回性能を確定するための情報で、車両の長さ、車
両の幅、ホイールベース、トレッド長、最大蛇角などが
含まれる。ROMには、また、駐車操作支援処理におい
て、スピーカ27から出力する支援案内音声の音声デー
タが格納されている。なお、この音声データはROM以
外の記憶手段に格納するようにしてもよい。RAMには
CPUが各種プログラム実行に際して各種データが読み
書きされるいわゆるワーキングエリアとして使用され、
例えば、各センサによる検出値や、計算した駐車エリ
ア、誘導エリア、ガイドライン等が記憶される。なお、
ECU25は、各種データやプログラムを格納するため
の記憶部を備えるようにしてもよい。この記憶部は同一
種類の記憶媒体である必要はなく、各部が異なる記憶媒
体を使用するようにしてもよい。例えば、自宅の駐車ス
ペースのように、駐車エリアが一定していて変化せず、
かつ予め周囲の障害物の状況を測定済みであるような場
合には、測定済みの周囲状況のデータをICカードに記
憶させるようにしてもよい。
【0014】ディスプレイ26は、例えば、CRTディ
スプレイ又は液晶画面、プラズマディスプレイ等の各種
表示装置により構成され、表示手段として機能する。デ
ィスプレイ26には駐車操作支援画面が表示され、この
駐車操作支援画面には、計算の結果得られた駐車エリア
と自車との相対的な位置関係や、また自車の予想移動軌
跡(ガイドライン)や、検出した駐車エリアに車両を移
動するために現在位置から移動すべき適切な車両位置
(誘導エリア)などが表示される。運転者は、このディ
スプレイ26の駐車操作支援画面を通して、車両が移動
すべき位置や、ステアリング操作等の駐車操作の支援を
受けることになる。
【0015】スピーカ27は、ディスプレイ26に表示
される視覚情報に代わる位置情報を表す聴覚情報や、該
視覚情報を補足する聴覚情報が発せられる。具体的に
は、シフトレバー位置の案内音声、前進、後進の開始の
案内音声、ハンドル操作の案内音声、ハンドル操作や前
進,後進の完了を予告し、また完了を告げる警告音等の
聴覚情報が出力される。入力部28は、ディスプレイ2
6の画面上に貼り付けられたタッチパネルや、無線又は
有線によるリモートコントロール装置を有している。こ
の入力部には、駐車操作支援を開始するための駐車操作
支援開始ボタンが、専用ボタン又はタッチパネル上に配
置されている。入力部28には音声認識装置を配置し、
音声による入力が可能となるように構成してもよい。
【0016】次にこのように構成された駐車操作支援装
置による駐車操作支援の動作について説明する。図2〜
図5は、駐車操作支援処理によりディスプレイ26に表
示される駐車操作支援画面の変遷の例を表したものであ
る。駐車操作支援の処理は、駐車操作支援開始ボタンが
運転者によって選択されることによって開始する。運転
者が駐車場等の車両を駐車する領域近辺において駐車操
作支援開始ボタンを操作すると、ECU25は、図2に
例示した駐車パターン選択画面をディスプレイ26に表
示すると共に、例えば、「駐車パターンを選択してくだ
さい」等の音声案内をスピーカ27から出力する。
【0017】図2に例示した駐車パターン選択画面で
は、左側への並列駐車、右側への並列駐車、左側への縦
列駐車、及び右側への縦列駐車の、4パターンを選択す
る選択ボタン(「並列駐車/左側」等の表示部分)と各
選択ボタンに対応する選択番号1〜4が表示されてい
る。運転者は、表示された4パターンから駐車したいパ
ターンを選択する。パターンの選択は、表示された選択
ボタンを押下するか、又は、対応する選択番号1〜4を
テンキー等から指定する。また、入力部28が音声認識
装置を備えている場合には、音声により選択番号を入力
するようにしてもよい。以下、本実施形態では、左側の
並列駐車が運転者により選択された場合を例に説明する
こととする。
【0018】ECU25は、選択された駐車パターンを
RAMに格納し、図3(a)に示す駐車操作支援画面を
ディスプレイ26に表示する。この駐車操作支援処理当
初の駐車操作支援画面(a)では、推奨車速表示バー3
0と、自車両シンボル31が表示される。自車両シンボ
ル31は、車両外の対象物(他の車両等の障害物や駐車
エリア)に対する自車両の相対的な位置関係(角度を含
む)が画像表示される。推奨車速表示バー30には、車
両が停止している状態において、高速すぎて超音波セン
サ21による検出が困難になる検出困難車速と、検出が
可能な適切車速32bとが表示されている。検出困難車
速と、適切車速との境界車速は、超音波センサ21の性
能に依存するが、本実施形態では時速30km以下を適
切車速としている。
【0019】駐車操作支援画面(a)をディスプレイ2
6に表示した後、ECU26は、例えば「シフトポジシ
ョンをドライブにして下さい。ハンドルを固定し、まっ
すぐにゆっくりと進んでください。プッ、プッ、ピー、
の合図音で車を止めてください。」等の音声をスピーカ
27から出力することで、次に行うべき操作の案内を行
う。
【0020】そして、車両の走行が開始するとECU2
5は、車両の左右前端部に配置された2個の超音波セン
サ21で検出された障害物までの距離と、車速センサ2
3で検出される移動距離とから、車両両側の障害物をリ
アルタイムで駐車操作支援画面に表示する。図3(b)
は駐車エリアを検出している途中の駐車操作支援画面を
表したものである。自車両シンボル31の左右には駐車
側障害物32lと、対抗側障害物32rの各領域が、車
両の移動に伴って表示される。そして、ECU25は、
選択された側(本実施形態では上記したように左側が選
択されている)の対障害物距離L2の変化量から駐車エ
リアを検出することになる。一方、選択されていない側
(本実施形態では右側)については、超音波センサ21
の検出距離と車両移動距離から障害物領域が表示され
る。図3(b)に示すように、進行方向に車幅よりも短
い一定距離Bmだけ、駐車可能な奥行き(Am=(車両
長+α)m)を検出した時点で、駐車エリアが存在する
可能性があるので、ECU25は、運転者に対して駐車
操作を早めに予告するために、予想される駐車エリアを
算出して仮想駐車エリア33′を画面表示する。更にE
CU25は、予想した駐車エリア33′に駐車すること
を仮想して、車両を移動すべき最適位置を仮想誘導エリ
ア34′を表示する。また、推奨車速表示バー30に
は、車速センサ23で検出した車速Vに対応する現車速
30cが表示される。
【0021】車両が更に前進して駐車エリアの検出が完
了すると、ECU25は、駐車操作支援画面に正規の駐
車エリア33と、誘導エリア34を表示すると共に、ガ
イドライン35を表示する。ガイドライン35は、現時
点におけるステアリング角での移動先の車両位置を示す
ガイドエリア35a、及び、移動軌跡を表す外側前方ガ
イド35bと内側後方ガイド35cで表示される(図3
(f)参照)。ガイドエリア35aは、自車両シンボル
31と同じ大きさで表示され、また、運転者に自分が運
転した場合に予想される未来の車両位置を示す。従っ
て、このガイドエリア35aと誘導エリア34とを重ね
合わせることで誘導エリア34に移動するための運転操
作量(ステアリング操作量及び車両移動量)を運転者に
認識させることができる。ガイドエリア35aは、所定
のステアリング角を固定して誘導エリア34まで移動し
たと仮定した場合の現在の車両位置から誘導エリア34
までの仮定移動距離を算出し、現在のステアリング角で
仮定移動距離だけ移動した移動軌跡上の位置に表示す
る。
【0022】車両が前進して誘導エリア34に近づく
と、ECU25は「プッ、プッ、…」といった予告音を
スピーカ27から出力することで近づいたことを予告
し、車両が誘導エリア内に到着した場合には「ピー」と
いった告知音により車両の停止を告知する。このよう
に、予告音、告知音を出力することで、運転者は画面に
よる確認作業が軽減される。図3(d)は、誘導エリア
34に自車両が到着した状態を表したものである。EC
U25は、この時点(駐車エリア33が検出され車両が
誘導エリア34に到着した時点)まで超音波センサ21
による車両両側の障害物の検出を行う。これは、誘導エ
リア34から駐車エリア33に向けて後進する場合に、
車両前端外側(図3の例では車両の右前端)が、駐車エ
リア33の対抗側(図面では右側)の障害物にぶつかる
か否かを計算するためである。
【0023】車両が停止した状態で、ECU25は、そ
の車両位置から駐車エリア34に車両を移動するため
に、現在位置から経由すべき最も適切な移動位置を算出
し、図3(e)に示すように、誘導エリア34の表示位
置を変更する。そして「シフトレバーをリヤに入れてく
ださい。」等のシフト操作を案内する音声をスピーカ2
7から出力する。案内音声に基づく運転者のシフト操作
をシフトレバー位置検出装置24で検出すると、検出し
たシフト位置方向(シフトレバー位置がリヤの場合には
自車両シンボル31の後方、ドライブの場合には前方)
に、現在のステアリング角で後進した場合のガイドライ
ン35を表示する。図3(e)では、車両が駐車エリア
33の脇を通過して停止しているので、誘導エリア34
は自車両シンボル31の後方に表示されている。また、
車両が直進(ステアリング角=0)して停止しているの
で、車両の後方に直進した場合のガイドライン35が表
示されている。
【0024】また、ECU25は、駐車操作支援画面に
ステアリング回転方向ガイド37と、ステアリング角表
示39を表示する。ステアリング回転方向ガイド37に
は、ハンドルを模したハンドルマーク37aと、ハンド
ルの回転方向を示す回転方向矢印37bが画像表示され
る。ステアリング角表示39は図示の如く、横長のバー
で表示され、中心位置に最適ステアリング角39aが表
示され、左側の回転方向矢印37bが表示されている場
合にはステアリング角表示39の右端に現ステアリング
角39bが表示される。
【0025】更にECU25は、「「ピー」の合図があ
るまで、ハンドルを左に切って下さい。」等の音声をス
ピーカ27から出力することで、ステアリング操作の支
援を行う。ECU25は、この案内に従ってステアリン
グ操作が行われたことをステアリングセンサ22で検出
すると、ガイドエリア35aを駐車操作支援画面に表示
する。そして、操作されたステアリング角をステアリン
グセンサ22で検出し、ステアリング角の変化にあわせ
て車両の予測移動軌跡をリアルタイムに算出し、駐車操
作支援画面上のガイドライン35の表示もステアリング
操作にあわせて変更する(図3(f)参照)。また、E
CU25は、現ステアリング角39bの表示位置も、ス
テアリング操作量にあわせて端部から中心方向に移動さ
せる。
【0026】そして、ECU25は、ステアリング角の
操作により変化するガイドライン35のガイドエリア3
5aが誘導エリア34と一致した状態、すなわち、ステ
アリング角を固定した状態で誘導エリア34に車両移動
が可能なステアリング角になった状態で、ECU25
は、一致したことを示す告知音「ピー」をスピーカ27
から出力する。この状態における、駐車操作支援画像は
図4(g)のようになる。そして、ECU25は、「後
方を確認しながらゆっくりと後進してください。プッ、
プッ、ピー、の合図音で車を止めてください。」等の音
声による操作案内を行う。
【0027】車両が後進するに従って、ECU25は、
車速センサ23とステアリングセンサ22で検出される
移動距離とセンサステアリング角から自車両の駐車エリ
ア33に対する相対的な位置(角度も含む)を求め、自
車両シンボル35の位置と角度を変化させる(図4
(h)参照)。そして、車両が後進して誘導エリア34
に近づくと、ECU25は「プッ、プッ、…」といった
予告音をスピーカ27から出力し、図4(i)に示すよ
うに、車両位置が誘導エリア34と一致した場合には告
知音「ピー」を出力する。
【0028】次にECU25は、車両の切り返しをする
ために、現在の車両位置(図4(i)の位置)から、次
に移動すべき最も適切な位置を算出し、図4(j)に示
すように、誘導エリア34の表示位置を変更する。そし
て、「シフトレバー位置をドライに入れてください。」
等の音声案内をし、この案内により運転者がシフトレバ
ーをドライブギヤに入れたときに、現在のステアリング
角(車両停止時のステアリング角)で前進した場合のガ
イドライン35を表示する。
【0029】またECU25は、ステアリング方向ガイ
ド37とステアリング角表示39を駐車操作支援画面に
表示する。このステアリング方向ガイド37では、誘導
エリア34に移動するために必要なステアリング操作方
向にあわせて、右方向の回転方向矢印37cが表示され
る。また、ステアリング角表示39には左端部に現ステ
アリング角39bが表示される。この状態で、ECU2
5は、「「ピー」の合図があるまで、ハンドルを右に切
って下さい。」等の案内音声をスピーカ27から出力す
ることで、ステアリング操作の支援を行う。ECU25
は、この案内に従ってステアリング操作が行われたこと
をステアリングセンサ22で検出すると、ガイドエリア
35aを駐車操作支援画面に表示する。そして、操作さ
れたステアリング角をステアリングセンサ22で検出
し、ステアリング角の変化にあわせて車両の予測移動軌
跡をリアルタイムに算出し、駐車操作支援画面上のガイ
ドライン35の表示もステアリング操作にあわせて変更
する(図4(k)参照)。また、ECU25は、現ステ
アリング角39bの表示位置も、ステアリング操作量に
あわせて端部から中心方向に移動させる。
【0030】そして、ECU25は、ステアリング角の
操作により変化するガイドライン35のガイドエリア3
5aが誘導エリア34と一致した状態、すなわち、ステ
アリング角を固定した状態で誘導エリア34に車両移動
が可能なステアリング角になった状態で、ECU25
は、一致したことを示す告知音「ピー」をスピーカ27
から出力する。そして、ECU25は、「前方を確認し
ながらゆっくりと前進してください。プッ、プッ、ピ
ー、の合図音で車を止めてください。」等の音声による
操作案内を行う。図4(i)は、誘導エリア34に自車
両が移動した状態をあらわしている。
【0031】以下同様にして、図5(m)〜(r)に示
されるように、停止した車両位置に対して次に移動すべ
き最適な位置である誘導エリアとガイドラインを算出し
て駐車操作支援画面に表示し、前進、後進の前、及び、
ステアリング操作前に音声による案内をし、移動及び操
作状態に応じて予告音、告知音を出力することで駐車操
作支援を行う。そして、図5(r)に示すように、駐車
が完了しすると、ECU25は「駐車完了です。お疲れ
様でした」との音声を出力して駐車操作支援を完了す
る。
【0032】次に、以上説明した駐車操作支援処理の詳
細な動作について説明する。図6は駐車操作支援処理を
表したフローチャートである。この図に示すように、E
CU25は、駐車操作支援開始ボタンが選択されると、
まず駐車エリア検出処理により自車両に対する駐車エリ
アと障害物の検出を行う(ステップ1)。次に、ECU
25は、検出した駐車エリアと障害物に基づいて、車両
を駐車エリアに誘導するための車両誘導処理を行い(ス
テップ2)、処理を終了する。以下、両処理について詳
細に説明する。
【0033】図7は、車両エリア検出処理で使用される
距離について定義したものである。L2は超音波センサ
21で検出した障害物までの距離(対障害物距離)を表
す。Aは自車両の長さ+αで、Cは自車両の幅+2βで
ある。α、βの値については、任意であり、後方のスペ
ースやドア開閉用のスペース等を考慮して決定され、本
実施形態ではα=β=50cmに設定されている。この
値は運転者が、自己の運転操作レベルに応じて変更でき
るようにしてもよい。また、A、Cの値は、条例等で規
定されている駐車スペースの値を使用し、A=縦、C=
横の値とすることも可能である。Bは駐車スペースであ
ると予測可能な長さとして規定され、本実施形態では、
並列駐車の場合B=0.5C、縦列駐車の場合B=0.
5Aと規定されている。
【0034】図8は、駐車エリア検出処理の内容を表し
たフローチャートである。ECU25は、駐車操作支援
開始ボタンが運転者によって選択されると駐車エリア検
出処理を開始し、図2に示す駐車パターン選択画面を表
示すると共に、選択された駐車パターンを取得してRA
Mに格納する(ステップ9)。次に、ECU25は、初
期設定により、駐車エリア奥行き検出フラグ、仮想駐車
エリアフラグ、及び駐車エリア検出フラグの各フラグを
0にし、さらに、対障害物距離L1を100mに設定し
てRAMに格納する(ステップ10)。
【0035】そして、ECU25は、車速センサ23、
ステアリングセンサ22、及び超音波センサ21から検
出データを受信する(ステップ11)。受信した検出デ
ータは、駐車操作支援画面に駐車側障害物32l、対抗
側障害物32rを表示するために継続的にRAMに保存
される。次に、選択された側(本実施形態の説明では左
側が選択されたものとしている)の超音波センサ21l
で検出した対障害物距離をL2とする(ステップ1
2)。更にECU25は、(L2−L1)がAm以上か
否かを判断する(ステップ13)。駐車エリア検出処理
を開始した当初はL1=100mに初期設定されている
ので、Am未満であるため(ステップ13;N)、駐車
エリア奥行き検出フラグと仮想駐車エリアフラグを0に
し、対障害物距離L1をL2として(ステップ14)、
ステップ11に戻り、駐車可能な奥行きが検出されるま
で計測を継続する。そして、(L2−L1)≧Amとな
り、駐車可能な奥行きが検出されると(ステップ13;
Y)、ECU25は、駐車エリア奥行き検出フラグが1
か否かを判断する。
【0036】初期設定(ステップ10)の直後とステッ
プ14の直後は駐車エリア奥行き検出フラグ=0なので
(ステップ15;N)、ECU25は、駐車エリア奥行
き検出フラグを1にする(ステップ16)。そして、車
両移動距離=0とすることで、(L2−L1)≧Amと
なった位置を、駐車エリアの進行方向の幅(B、及び、
並列駐車の場合にはC、又は縦列駐車の場合にはA)を
計測するための基準位置とする(ステップ17)。
【0037】そしてECU25は、ステップ11に戻り
検出データを取得した後、対障害物距離をL2とし(ス
テップ12)、ステップ14で設定したL1と比較して
(L2−L1)がAm以上か判断する(ステップ1
3)。ここでの判断は、検出したAm以上の奥行きが維
持されているか否かの判断で、(L2−L1)≧Amで
ある場合(ステップ13;Y)、ステップ16で駐車エ
リア奥行き検出フラグ=1に設定されているので(ステ
ップ15;Y)、次にECU25は、車速センサ23か
らのデータに基づいて車両移動距離がBmか否かを判断
する(ステップ18)。
【0038】車両移動距離がBm以上でない場合(ステ
ップ18;N)、ステップ11に戻り、Am以上の奥行
きが進行方向にBm連続するまでステップ11からステ
ップ18までの処理を繰り返す。そして、車両移動距離
がBmとなる前やCmとなる前にステップ13で(L2
−L1)<Amとなった場合(ステップ13;Y)、そ
れまで検出していたAm以上の奥行きは並列駐車されて
いる車両間のスペース等であると判断できるので、駐車
エリア奥行き検出フラグ=0、仮想駐車エリアフラグ=
0、及び、L1=L2として(ステップ14)、ステッ
プ11に戻る。
【0039】車両移動距離がBm以上である場合(ステ
ップ18;Y)、ECU25は、仮想駐車エリアフラグ
が1か否かを判断する(ステップ19)。ステップ10
による初期設定後、又はステップ14による設定後の最
初の判断では、仮想駐車エリアフラグ=0なので(ステ
ップ19;N)、ECU25は、仮想駐車エリアフラグ
=1とする(ステップ20)。
【0040】そしてECU25は、仮想駐車エリアを計
算する(ステップ20)。すなわち、ECU25は、ス
テップ17で車両移動距離=0とした地点から車両の進
行方向にCm、奥行きAmの駐車エリアがあるものと仮
定して、仮想駐車エリアを計算する。そしてECU25
は、計算した仮想駐車エリア34′をディスプレイ26
の駐車操作支援画面に表示する(ステップ22)。
【0041】更に、ECU25は、仮想駐車エリアに車
両を駐車すると仮定した場合に、現在位置から最も適切
な位置を仮想誘導エリアとして計算し(ステップ2
3)、駐車操作支援画面に表示する(ステップ24:図
2(b)参照)。仮想誘導エリアの計算は、後述する前
進処理(図13)により計算するようにしてもよいが、
単純に車両移動距離=0の位置から、直進した方向(C
+n)mの地点が仮想誘導エリアの後端部となるように
計算してもよい。nmは、本実施形態ではn=1mが設
定されているが、車両情報(車両長、車両幅、ホイール
ベース、トレッド長、最大ステアリング角等)によって
変更するようにしてもよい。
【0042】その後ECU25は、ステップ11に戻
り、次に仮想駐車エリアフラグを判断する場合(ステッ
プ19)には、ステップ20で1に設定されているので
(;Y)、車両移動距離がCm以上か否かを判断する
(ステップ25)。ここでの判断は、検出したAm以上
の奥行きが駐車スペースの幅Cmだけ維持されているか
否かの判断で、車両移動距離がCm以上でない場合(ス
テップ25;N)、ステップ11に戻り、Am以上の奥
行きが進行方向にCm連続するまでステップ11からス
テップ25までの処理を繰り返す。車両移動距離がCm
以上になった場合、ECU25は、仮想駐車エリア3
4′を駐車エリア34として確定させて表示し、また仮
想誘導エリア33′も誘導エリアとして確定及び表示
し、さらに車両が誘導エリア33に向かって前進し車両
が停止するまで超音波センサ21による障害物の検出が
行われる(ステップ26)。最後にECU25は、車両
誘導処理を行うために、駐車エリア検出フラグを1に設
定して(ステップ27)処理を終了する。
【0043】図9は、車両誘導処理の内容を表したフロ
ーチャートである。ECU25は、駐車エリアの検出が
完了したか否かを、駐車エリア検出フラグが1か否かに
より判断し、1であれば(ステップ30;Y)、誘導エ
リア更新フラグを0に設定する(ステップ31)。そし
て、ECU25は、後ほど詳説する誘導エリアの計算、
表示処理を行う(ステップ32)。
【0044】ECU25は、車速センサ23及びステア
リングセンサ22からデータを受信し(ステップ3
3)、これと、車両情報とからガイドライン35を計算
して駐車操作支援画面に表示する(ステップ34、図3
(e)、(f)参照)。ECU25は、誘導エリア更新
フラグが0か否かを判断する(ステップ35)。当初、
誘導エリア更新フラグはステップ31で0に設定されて
いるので(ステップ35;Y)、ECU25は、車両移
動の指示や、車両が誘導エリアに近づいたことを示す予
告音「プッ、プッ」と誘導エリアに到達したことを示す
告知音「ピー」を車両位置に応じて出力することで、車
両移動の案内を行う(ステップ36)。
【0045】そして、ECU25は、車両が停止したか
否かを判断し(ステップ37)、移動している場合(ス
テップ37;N)、停止するまでの間ステップ33〜ス
テップ36の処理を繰り返しながら、車両位置に応じた
ガイドラインの表示変更(ステップ34)と、車両移動
案内(ステップ36)を繰り返す。
【0046】車両が停止した場合(ステップ37;
Y)、ECU25は、車両が誘導エリア内にあるか否か
を判断し(ステップ38)、誘導エリア内にない場合
(ステップ38;N)、シフトレバー位置検出装置24
で検出される現在のシフトレバーと同じ方向(同じギヤ
方向)から誘導エリアを再度計算し、表示する(ステッ
プ39)。そして、誘導エリア更新フラグを1に変更
(ステップ49)した後、ステップ33に戻る。
【0047】車両が誘導エリア内にある場合(ステップ
38;Y)、ECU25は更に、自車両の現在位置が駐
車エリア内にあるか否かを判断する(ステップ41)。
駐車エリア内ではない場合(ステップ41;N、図4
(i)、(l)参照)、ECU25は、シフトレバー位
置検出装置24で検出される現在のシフトレバーと反対
の方向(反対のギヤ方向)から誘導エリアを再度計算
し、表示する(ステップ42)。そして、誘導エリア更
新フラグを1に変更(ステップ43)した後、ステップ
33に戻る。
【0048】ステップ40、43において誘導エリア更
新フラグを1に変更した後、ECU25は、データ受信
の後、新たに計算、表示した誘導エリアに対して車両現
在位置におけるガイドラインを表示する(ステップ3
3,34)。そして、誘導エリア更新フラグは0でない
ので(ステップ35;N)、ECU25は、車両が移動
を開始したか否かを判断する(ステップ44)。車両が
停止している場合(ステップ44;N)、ECU25
は、ガイドライン35のガイドエリア35aが誘導エリ
ア34に一致するまでのステアリング操作の案内を行
う。更に、シフトレバー位置(ギヤ)操作の案内を、音
声、及び駐車操作支援画面のステアリング方向ガイド3
7とステアリング角表示39(図3(e)、(f)参
照)により行う(ステップ45)。そしてステップ33
に戻る。
【0049】そして、車両が移動を開始すると(ステッ
プ44;Y)、ECU25は、誘導エリア更新フラグを
0に変更し(ステップ46)、車両移動中の案内を行う
(ステップ36)。
【0050】以上の一連の車両誘導処理により、自車両
の現在位置が駐車エリア内に移動した場合(ステップ4
1;Y)、ECU25は、車両誘導処理を終了する。
【0051】次に、車両誘導処理においてサブルーチン
として処理される、誘導エリア計算、表示処理について
説明する。図10は、誘導エリア計算、表示処理の内容
を表したフローチャートである。この処理に置いてEC
U25は、まず車両の現在位置が誘導エリア内であるか
否か、及びシフトレバー位置検出装置で検出される現在
のシフトレバー位置がバックギヤか否かを判断する(ス
テップ50、51、52)。そして、車両位置が誘導エ
リア内ではなく(ステップ50;N)、バックギヤであ
る場合(ステップ51;Y)、ECU25は、後退処理
(ステップ53)を行う。また、車両位置が誘導エリア
内にあり(ステップ50;Y)、バックギヤでない場合
(ステップ52;N)には、バックギヤであると仮定し
たうえで(ステップ54)、後退処理(ステップ53)
を行う。一方、車両位置が誘導エリア内にあり(ステッ
プ50;Y)、バックギヤである場合(ステップ52;
Y)には、ドライブギヤと仮定したうえで(ステップ5
5)、前進処理(ステップ56)を行う。
【0052】図11は、後退処理及び前進処理で使用さ
れる値について説明したものである。この図11におい
て(a)と(b)は後退処理における値で、現在のステ
アリング角度における回転半径がL1で、この回転半径
L1による回転中心Oから車両現在位置での車両外側後
端部までの距離がR1である。また、回転中心Oから駐
車エリア33の回転中心側の入口端部までの距離がL2
で、回転中心Oから駐車エリア33の回転中心側と反対
側の入口端部までの距離がR2である。また、図11
(c)と(d)は前進処理における値で、誘導エリア3
4内に位置する車両が駐車エリア33に移動する場合の
ステアリング角度における回転半径がL1で、この回転
半径L1による回転中心Oから車両現在位置での車両外
側後端部までの距離がR1である。また、回転中心Oか
ら駐車エリア33の回転中心側の入口端部までの距離が
L2で、回転中心Oから駐車エリア33の回転中心側と
反対側の入口端部までの距離がR2である。
【0053】図12は、後退処理の内容を表したフロー
チャートである。この後退処理においてECU25は、
車両情報から最大ステアリング角Smaxを読み出し、
後退時ステアリング角Sb=Smaxとする(ステップ
60)。そしてECU25は、後退時ステアリング角S
bで後退した場合に、車両の回転外側前端が駐車エリア
と反対側の障害物にぶつからないかを判断する(ステッ
プ61)。障害物にぶつかる場合(ステップ61;
N)、ECU25は、後退時ステアリング角SbをSb
−1に変更し(すなわち、後退時ステアリング角Sbを
小さくし)、ステップ61に戻る。そして、車両の外側
前端部が障害物にぶつからない程度後退時ステアリング
角まで小さくなったら(ステップ61;Y)、ECU2
5は、後退時ステアリング角による回転半径L1と回転
中心Oを計算する(ステップ63)。
【0054】次に、ECU25は、L1とL2とを比較
し、車両の回転中心O側(内側という)の後輪部が、回
転中心側の駐車エリアの入口端部にぶつからないか判断
する(ステップ64)。L2≧L1の場合(ステップ6
4;N)、車両内側後輪部が駐車エリアにぶつかるため
後退時ステアリング角Sb=Sb−1として角度を小さ
くし(ステップ65)、ステップ63に戻る。
【0055】そして、L2<L1となり、車両の内側後
輪部が駐車エリアにぶつからない程度後退時ステアリン
グ角Sbまで小さくなったら(ステップ64;Y)、E
CU25は、更に、R1とR2とを比較し、車両の回転
中心Oと反対側(外側という)の後端部が、駐車エリア
外側の入口端部にぶつかるか否かを判断する(ステップ
66)。R1<R2の場合(ステップ66;Y)、車両
外側後端部がぶつからないので、ECU25は、駐車エ
リア33と並行になる誘導エリア34を計算し(ステッ
プ67)、図11(a)の太線で表した誘導エリア34
を駐車操作支援画面に表示して(ステップ68)、処理
を終了する。
【0056】一方、R1≧R2の場合(ステップ66;
N)、車両外側後端部がぶつかるので、ECU25は、
後退距離Dbを初期化する(ステップ69)。ここでは
例えば、Db=0.3mとする。そして、ECU25
は、車両の外側前端部及び内側後輪部のいずれも障害物
にぶつからない後退ステアリング角Sbで、後退距離D
bだけ後退した後の車両位置を誘導エリアとして計算す
る(ステップ70)。そして、計算した誘導エリアが、
駐車エリアの外側位置後端部と重なるかいなか、すなわ
ち後退距離Dbだけ後退した場合にぶつかるか否かを判
断する(ステップ71)。ぶつからない場合(ステップ
71;N)、後方にまだ余裕あるので、ECU25は、
現在の後退距離Dbに所定距離Dxを加えて、Db=D
b+Dxとし(ステップ72)、ステップ70に戻る。
ここで、Dxの値は、本実施形態ではDx=0.2mに
固定されている。なお、Db、Dxの値については運転
者の運転操作レベルに応じて運転者が自分用の値に変更
できるようにしてもよい。
【0057】一方、後退距離Dbだけ後退するとぶつか
る場合(ステップ71;Y)、ECU25は後退距離D
bから(Dx+0.2m)減算した距離だけ後退した場
合の誘導エリアを計算する(ステップ73)。ここで、
後退距離Db−Dxではなく更に0.2mを減算するの
は、Db−Dxであればぶつからないはずであるが、測
定誤差や、極めて僅かの距離しかない場合が存在する場
合を考慮したものである。ECU25は、計算した誘導
エリアを駐車操作支援画面に表示して(ステップ74)
処理を終了する。
【0058】図13は、前進処理の内容を表したフロー
チャートである。この前進処理では、車両の前進方向の
異なる位置に誘導エリアを仮に設定し、各仮の誘導エリ
アに車両が移動したものと仮定して、駐車エリアに向け
ての後退処理と一部同様に後退させた場合に、車両外側
前端部、内側後輪部、外側後端部の3箇所がいずれもが
ぶつからない誘導エリアを探す処理である。なお、いず
れの仮の誘導エリアでも3箇所のいずれかが障害物にぶ
つかる場合には、直進して外側前端部が衝突する直前の
位置を誘導エリアとする。
【0059】ECU25は、前進ステアリング角Sd=
0に設定し、前進距離Ddを初期化し、更にLm=10
00(mm)とする(ステップ80)。ここで、初期化
したDdの値は、例えば0.3mとする。次にECU2
5は、現在の前進ステアリング角Sdで距離Ddだけ前
進した場合の車両位置を誘導エリアとして計算する(ス
テップ81)。そして、計算した誘導エリアの外側前端
部が駐車エリアと反対側の障害物にぶつからないか否か
を判断する(ステップ82)。
【0060】障害物にぶつからない場合(ステップ8
2;Y)、ECU25は、ステップ81で計算した誘導
エリアに車両が位置し、且つ、シフトレバー位置がバッ
クギヤにあると仮定する(ステップ83)。
【0061】そして、ECU25は、仮定した車両位置
から、ステップ84からステップ90において、後退処
理におけるステップ60からステップ66と同一の判
断、及び処理を行う。すなわち、ECU25は、後退ス
テアリング角Sbを最大値Smaxとし(ステップ8
4)、車両外側前端部が駐車エリアの反対側障害物にぶ
つからず(ステップ85;Y)、さらに、車両の内側後
輪部が駐車エリアの内側入口端部にぶつからない(ステ
ップ88;Y)、後退ステアリング角Sbとなるまで、
徐々に後退ステアリング角Sbの値を小さくしていく
(ステップ86,89)。そして、車両の外側前端部と
内側後輪部がぶつからない後退ステアリング角Sbで、
仮定した誘導エリアから後退した場合に、外側後端部が
駐車エリアの外側入口端部にぶつかるか否か判断する
(ステップ90)。
【0062】外側後端部がぶつかる場合(ステップ9
0;N)、ECU25は、車両をDxだけ前進させた場
合に外側後端部を含めた3箇所が障害物にぶつからない
か否かを調べるために、Dd=Dd+Dxとして(ステ
ップ95)、ステップ81に戻る。ただし、Sd=0で
Sb=Smaxである場合(ステップ91;Y)、Lt
=L1−L2(後退する車両の各位置から駐車エリアの
内側端部までの最短距離)とし(ステップ92)、更
に、Lt<Lmである場合(ステップ93;Y)、Lm
=Lt、Dm=Ddとする(ステップ94)。なお、ス
テップ95におけるDxの値は0.2mであるが、運転
者が設定可能としてもよい。
【0063】次に、ECU25は、更にDxだけ前方に
前進させた場合の誘導エリアを計算し(ステップ8
1)、Dxだけ誘導エリアを前進させたことで車両の外
側前端部が駐車エリアの対抗側障害物にぶつからなけれ
ば(ステップ82;Y)、ステップ83〜ステップ95
までの判断、処理を繰り替えす。一方、車両の外側前端
部がぶつかる場合(ステップ82;N)、すなわち、現
在の前進ステアリング角Sdで、外側前端部が対抗側障
害物にぶつかるまで仮の誘導エリアを徐々に前進させた
としても、他の2箇所(内側後輪部と外側後端部)がぶ
つからない誘導エリアが存在しない場合、ECU25
は、現在の前進ステアリング各Sdは最大角か否か判断
する(ステップ96)。
【0064】Sdが最大角でない場合(ステップ96;
N)、ECU25は、前進ステアリング角が大きくなる
側に変更するためにSd=Sd+1とし、さらに、前進
距離Ddを初期化して(ステップ97)、ステップ81
に戻る。以後ECU25は、大きくした後の前進ステア
リング角Sdに対して、ステップ81からステアリング
95までの判断、処理を繰り返し、この角度でも3箇所
のいずれもがぶつからない誘導エリアが存在しなければ
(ステップ82;N)、Sdが最大値になるまで、前進
ステアリング角Sdを僅かづつ大きくし(ステップ9
7)、ステップ81〜ステップ95を繰り返す。このよ
うに、前進ステアリング角Sdと前進距離Ddを徐々に
大きくしながら(ステップ97、95)、車両外側前端
部、内側後輪部、外側後端部の3箇所がいずれもが障害
物にぶつからない誘導エリアを探す。
【0065】SdとDdを徐々に大きくする過程で車両
の上記3箇所のいずれもが障害物にぶつからない誘導エ
リアが存在した場合(ステップ90;Y)、ECU25
は、その時点での前進ステアリング角Sdで前進距離D
dだけ前進した後の誘導エリア(当該Sd、Ddに対し
てステップ81で算出した誘導エリア、図11(c)の
参照)を駐車操作支援画面に表示し(ステップ9
8)、処理を終了する。
【0066】一方、前進ステアリング角Sdを最大値ま
で大きくしても、3箇所ともぶつからない誘導エリアが
存在しない場合(ステップ96;Y)、ECU25は、
前進ステアリング角Sd=0でDm前進したときの誘導
エリア(図11(d)の参照)を駐車操作支援画面に
表示し(ステップ99)、前進処理を終了する。
【0067】以上説明したように本実施形態の駐車操作
支援装置によれば、実際の駐車操作において最も重要
な、最終駐車位置に到達するために現在位置からどの車
両を移動させるべき最適位置を確実に認識することがで
き、更に、最適位置に容易に車両を移動させることがで
きる。すなわち、本実施形態によれば、自車位置や駐車
エリア、障害物と共に誘導エリアを画像表示すること
で、運転者は次に移動すべき最適な車両位置を誘導エリ
アにより知ることができる。更に、車両の移動及びステ
アリング操作に連動してリアルタイムに変更されるガイ
ドラインを表示するようにしたので、運転者は、ガイド
ラインを誘導エリアに一致させるようにステアリング操
作をすることで、車両の現在位置から確実に最適位置で
ある誘導エリアまで移動することができる。この車両を
誘導エリアまで移動させるためのステアリング操作は、
ガイドラインと誘導エリアを一致させる操作なので、車
両を停止させた状態で行うことができる。従って、車両
を移動しながらステアリング操作を行う必要がないの
で、容易に行うことができる。
【0068】以上、本発明の駐車操作支援装置における
1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施
形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範
囲において各種の変形を行うことが可能である。例え
ば、説明した実施形態では、駐車操作支援処理の最初に
4つの駐車パターンのうちの1つを運転者が選択し、こ
れを駐車操作支援装置が認識する場合について説明した
が、縦列駐車か並列駐車かのみを選択するようにしても
よい。この場合、駐車操作支援装置は、左右の超音波セ
ンサ21l、21rにより、左右の障害物を検出しなが
ら左右いずれに駐車スペースが存在するかを判断する。
さらに、運転者による駐車パターンの選択を不要とし、
並列駐車か縦列駐車か、それが左右のいずれかについて
も駐車操作支援装置が自動的に検出するようにしてもよ
い。この場合、駐車エリア検出処理において検出した駐
車スペースの縦方向(車両の進行方向)と横方向の距離
から並列駐車か縦列駐車かを判断する。
【0069】また、本実施形態では、車両の現在位置に
おける誘導エリアに向けての前後進を繰り返して検出し
た駐車エリアに車両を移動させる操作を支援するように
している。しかし、運転者によっては誘導エリア34と
ガイドエリア35aが一致しない状態で移動を開始した
場合や、車両移動中にステアリング角を変えてしまい誘
導エリアに到達しない場合もある。本実施形態では、こ
のような場合であっても、車両停止した位置における最
適な誘導エリアを再度検出するようになっている(ステ
ップ38;Nの場合)。しかし、何回も切り返しを繰り
返すと、小刻みに何回も前後進を繰り返さないと駐車で
きない状態になることもある。そこで、本発明では、切
り返し回数が所定回数pを越える場合、又は、所定回数
rを越えており更に所定回数pを越えることが予想され
る場合、やり直し処理を行うようにしてもよい。やり直
し処理では、車両を駐車エリアから離れた位置(駐車エ
リアが後方左又は後方右になる位置)に車両を移動させ
る処理で、そのための誘導エリアを計算して表示する。
【0070】説明した実施形態では、左側の並列駐車に
ついての駐車操作支援処理について説明したが、右側の
並列駐車、左右の縦列駐車についても同様に行うことが
できる。
【0071】ステアリング操作によりガイドエリア35
aと誘導エリア34とを一致させた後、その最適なステ
アリング角を運転者が固定しながら誘導エリアに向けて
前後進する場合について説明したが、本実施形態では、
ECU25が、駐車操作支援処理中であること、最適な
ステアリング角であることを条件として、ステアリング
の回転抵抗を大きくして(ステアリング抵抗変更手
段)、ステアリング角が変化してしまいにくいようにし
てもよい。なお、ステアリング抵抗を大きくするための
条件として、さらに、一定速度(例えば、時速20km
以下であることを条件にくわえてもよい。
【0072】説明した実施形態では、駐車エリア検出処
理において、Am以上の奥行きが進行方向にBm連続し
た場合に仮想駐車エリアと仮想誘導エリアの計算及び表
示を行ったが、本発明では、仮想駐車エリアと仮想誘導
エリアを表示しないようにしてもよい。この場合、駐車
エリア検出処理において、ステップ10、14における
仮想駐車エリアフラグの設定及び、ステップ18からス
テップ24までの処理が不要になり、ステップ15で駐
車エリア奥行き検出フラグが1の場合(;Y)、ステッ
プ25の判断に移行する。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、駐車するために現在位
置から経由すべき最適位置を運転者に提示することで、
運転者は最適に向けて車両を移動することで容易に駐車
することができ、駐車操作の負担を軽減することができ
る。また、提示した最適位置に車両を移動するために必
要な運転操作を提示することで、運転者の駐車操作の負
担をより軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態における駐車操作支援装置
の構成図である。
【図2】同上、実施形態における駐車パターン選択画面
を例示した説明図である。
【図3】同上、実施形態による駐車操作支援処理でディ
スプレイに表示される駐車操作支援画面の変遷例を表し
た説明図である。
【図4】同上、実施形態による駐車操作支援処理でディ
スプレイに表示される駐車操作支援画面の図3に続く変
遷例を表した説明図である。
【図5】同上、実施形態による駐車操作支援処理でディ
スプレイに表示される駐車操作支援画面の図4に続く変
遷例を表した説明図である。
【図6】同上、実施形態における駐車操作支援処理を表
したフローチャートである。
【図7】同上、実施形態における、車両エリア検出処理
で使用される距離について定義した説明図である。
【図8】同上、実施形態における、駐車エリア検出処理
の内容を表したもフローチャートである。
【図9】同上、実施形態における、車両誘導処理の内容
を表したフローチャートである。
【図10】同上、実施形態における、誘導エリア計算、
表示処理の内容を表したフローチャートである。
【図11】同上、実施形態における、後退処理及び前進
処理で使用される値について説明したものである
【図12】同上、実施形態における、後退処理の内容を
表したフローチャートである。
【図13】同上、実施形態における、前進処理の内容を
表したフローチャートである。
【符号の説明】
21 超音波センサ21 22 ステアリングセンサ 23 車速センサ 24 シフトレバー位置検出装置 25 ECU(電子制御部) 26 ディスプレイ 27 スピーカ 28 入力部 30 推奨車速表示バー 31 自車両シンボル 32l 駐車側障害物 32r 対抗側障害物 33 駐車エリア 34 誘導エリア 35 ガイドライン 35a ガイドエリア 37 ステアリング方向ガイド 39 ステアリング角表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626B 626C 626G (72)発明者 岡部 英文 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取り付けられた距離センサの検出
    値信号に基づき、自車位置と位置的に関連付けられた駐
    車可能領域を取得する駐車領域取得手段と、 前記取得した駐車可能領域に車両を移動させるために、
    経由すべき第2の車両位置を算出する第2の車両位置算
    出手段と、 前記取得した駐車領域と、該駐車領域に対する自車位置
    と、前記算出した第2の車両位置とを表示する表示手段
    と、を具備することを特徴とする駐車操作支援装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、車両の移動にあわせ
    て、前記駐車領域及び前記第2の車両位置に対する自車
    位置を移動させながら表示することを特徴とする請求項
    1に記載の駐車操作支援装置。
  3. 【請求項3】 現在の操舵角で車両が移動した場合に予
    想される移動軌跡を算出する移動軌跡算出手段を備え、 前記表示手段は、操舵角の変化に応じて前記算出された
    移動軌跡を表示することを特徴とする請求項1に記載の
    駐車操作支援装置。
  4. 【請求項4】 操舵角の変化に伴い変化する、前記移動
    軌跡と前記第2の車両位置との位置関係を音で案内する
    第1の案内手段を備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の駐車操作支援装置。
  5. 【請求項5】 車両の移動に伴い変化する、自車位置と
    前記算出した第2の車両位置との位置関係を音で案内す
    る第2の案内手段を備えたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の駐車操
    作支援装置。
  6. 【請求項6】 前記車両誘導領域算出手段は、車両が停
    止している状態で前記第2の車両位置を算出することを
    特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の
    請求項に記載の駐車操作支援装置。
JP2001235549A 2001-08-02 2001-08-02 駐車操作支援装置 Pending JP2003048500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235549A JP2003048500A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 駐車操作支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235549A JP2003048500A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 駐車操作支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003048500A true JP2003048500A (ja) 2003-02-18
JP2003048500A5 JP2003048500A5 (ja) 2008-09-11

Family

ID=19066976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235549A Pending JP2003048500A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 駐車操作支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003048500A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121466A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Denso Corp カーナビゲーション装置
GB2409921A (en) * 2004-01-09 2005-07-13 Bosch Gmbh Robert Method and system for assisting drivers to park a motor vehicle by measuring the parking space and showing the driver the optimum starting area.
JP2005193698A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Mitsubishi Motors Corp 駐車支援装置
JP2006193014A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toyota Motor Corp 駐車支援装置
JP2006321291A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の走行軌跡生成方法、及びそれを利用した駐車支援装置
WO2009078356A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Honda Motor Co., Ltd. 車両用駐車可否判定装置、車両用駐車スペース検出装置および車両用移動可能範囲検出装置
JP2009151378A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両用駐車可否判定装置
JP2009154766A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd 車両用移動可能範囲検出装置
JP2009154765A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd 車両用駐車スペース検出装置
JP2009248765A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Nissan Motor Co Ltd 駐車支援装置および駐車支援方法
JP2011245970A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Aisin Seiki Co Ltd 駐車支援装置
WO2011155349A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 日産自動車株式会社 駐車支援装置及び方法
JP2013018406A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Fujitsu Ten Ltd 駐車枠の認識装置、駐車枠の認識方法、及び、プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001010427A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Fujitsu Ten Ltd 車両の駐車支援装置
JP2001114049A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載駐車支援装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001010427A (ja) * 1999-06-29 2001-01-16 Fujitsu Ten Ltd 車両の駐車支援装置
JP2001114049A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載駐車支援装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121466A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Denso Corp カーナビゲーション装置
JP2005193698A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Mitsubishi Motors Corp 駐車支援装置
GB2409921A (en) * 2004-01-09 2005-07-13 Bosch Gmbh Robert Method and system for assisting drivers to park a motor vehicle by measuring the parking space and showing the driver the optimum starting area.
GB2409921B (en) * 2004-01-09 2006-05-24 Bosch Gmbh Robert Method for driver assistance systems for improving the initial position for parking in a space
JP2006193014A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toyota Motor Corp 駐車支援装置
US7739046B2 (en) 2005-01-12 2010-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Parking support device
JP2006321291A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の走行軌跡生成方法、及びそれを利用した駐車支援装置
US8560169B2 (en) 2007-12-18 2013-10-15 Honda Motor Co., Ltd. Vehicular parking feasibility determining system, vehicular parking space detection system and vehicular movable range detection system
WO2009078356A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Honda Motor Co., Ltd. 車両用駐車可否判定装置、車両用駐車スペース検出装置および車両用移動可能範囲検出装置
JP2009151378A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両用駐車可否判定装置
JP2009154766A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd 車両用移動可能範囲検出装置
JP2009154765A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd 車両用駐車スペース検出装置
JP2009248765A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Nissan Motor Co Ltd 駐車支援装置および駐車支援方法
JP2011245970A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Aisin Seiki Co Ltd 駐車支援装置
US8717438B2 (en) 2010-05-26 2014-05-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Parking assist apparatus
WO2011155349A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 日産自動車株式会社 駐車支援装置及び方法
CN102939223A (zh) * 2010-06-11 2013-02-20 日产自动车株式会社 停车辅助装置以及停车辅助方法
US20130096816A1 (en) * 2010-06-11 2013-04-18 Nissan Motor Co.,Ltd. Parking assist apparatus and method
US8890716B2 (en) 2010-06-11 2014-11-18 Nissan Motor Co., Ltd. Parking assist apparatus and method
KR101465905B1 (ko) 2010-06-11 2014-11-26 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 주차 지원 장치 및 방법
CN102939223B (zh) * 2010-06-11 2015-08-05 日产自动车株式会社 停车辅助装置以及停车辅助方法
JP2013018406A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Fujitsu Ten Ltd 駐車枠の認識装置、駐車枠の認識方法、及び、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004025942A (ja) 駐車操作支援装置
JP5303356B2 (ja) 車両の駐車支援システム
JP3362584B2 (ja) 駐車判定装置
US8378850B2 (en) Vehicle park assist system and method for parking a vehicle using such system
JP4461920B2 (ja) 駐車支援装置
EP2055536A1 (en) Parking support device
US20160068187A1 (en) Parking assist device
JP4661639B2 (ja) 運転支援装置
JP4465773B2 (ja) 駐車補助装置および駐車補助プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US20060190147A1 (en) Driver-assist device, in particular, for parking a vehicle
US20070146165A1 (en) Parking assistance system
JP2003104149A (ja) 駐車支援装置
US20110068953A1 (en) Vehicle Park Assist System and Method for Parking a Vehicle Using Such System
JP2003048500A (ja) 駐車操作支援装置
JP2003072495A (ja) 駐車支援装置および駐車支援方法
JP2006189393A (ja) 周辺物体情報取得装置及びこれを用いる駐車支援装置
KR20090040024A (ko) 차량용 주차 보조 장치의 자동 온 방법
WO2007122864A1 (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
WO2007122861A1 (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
GB2481324A (en) Object detection and motion evaluation method for identifying parking space
WO2010140458A1 (ja) 駐車支援装置
JP4613871B2 (ja) 駐車支援装置
JP2002240661A (ja) 駐車支援装置
JPWO2019181260A1 (ja) 駐車支援装置
JP2007015661A (ja) 駐車支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080729

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110107