JP2003048024A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JP2003048024A
JP2003048024A JP2001236406A JP2001236406A JP2003048024A JP 2003048024 A JP2003048024 A JP 2003048024A JP 2001236406 A JP2001236406 A JP 2001236406A JP 2001236406 A JP2001236406 A JP 2001236406A JP 2003048024 A JP2003048024 A JP 2003048024A
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rotation
moving
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JP2001236406A
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English (en)
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Hiromichi Tamiya
博道 田宮
Takao Taniguchi
孝夫 谷口
Takaya Nagahama
貴也 長濱
Toshiaki Tanaka
利秋 田中
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Toyoda Koki KK
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い加工能率を維持した状態で、被加工部材
に破壊、しわ、亀裂等を発生させることなく高精度に加
工することができる制御機能を備えた加工装置を提供す
る。 【解決手段】 被加工部材を回転駆動する第1回転駆動
手段と、成形部材を回転駆動させる第2回転駆動手段
と、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方向
から押し付ける押し付け手段と、成形部材を被加工部材
の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる移動手段と、
制御手段とを備える加工装置であって、制御手段は、押
し付け手段による押し付け力が第1所定範囲に維持され
るように押し付け手段を制御するモードと、移動手段に
よる移動力が第2所定範囲に維持されるように移動手段
を制御するモードとの少なくとも一方を実行すると共
に、被加工部材と成形部材の当接部位における周速度差
が第3所定範囲に維持されるように第1及び第2回転駆
動手段の少なくとも一方を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工装置、特に、
回転している被加工部材に、回転している成形部材を押
し付けて被加工部材を成形する、スピニング加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、固定軸線上に心押軸と主軸
(あるいは、主軸に固定されたマンドレル)に挟持さ
れ、軸線を中心に回転する、金属等の被加工部材に対
し、成形工具としての成形ロール(成形部材等)を軸線
とほぼ垂直な方向から押し付けながら被加工部材の軸線
方向に移動させて、被加工部材の外形を成形するスピニ
ング加工装置が知られている。スピニング加工装置で
は、成形ロールは、被加工部材と反対の方向に回転し、
且つ回転速度が制御可能となるように構成され、被加工
部材をほとんど削ることなく組成(肉)を移動させて加
工する。従来のスピニング加工装置の技術として、例え
ば、特開昭57−165129公報では、成形ロールの
形状を工夫して被加工部材を破壊等することなく成形
し、被加工部材と成形ロールの当接部位における被加工
部材周速度(マンドレル周速度)よりも成形ロール周速
度の方を若干遅くして、光沢ある表面仕上げにすること
を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭57−1651
29公報では、被加工部材を破壊等することなく成形
し、光沢ある表面仕上げにすることが可能であるが、成
形荷重やトルク及び摩擦係数との関連を考慮した回転制
御を行っていないため、加工速度を増加して加工能率を
向上させる(加工開始から加工完了までに要する時間を
短くする)ことは困難である。また、過大な加工速度の
設定は被加工部材に破壊、しわ、亀裂等の発生を招くた
め、加工速度は被加工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生
させないように充分遅い速度に設定している。また、外
周に溝等が施されたマンドレルを使用する場合、被加工
部材の表面の加工精度とともに、当該マンドレルの外周
の溝等に被加工部材の組成(肉)を充填させることも要
求される。このような場合も、加工速度を充分に遅くし
て、被加工部材の流動性を高め、確実に被加工部材の組
成(肉)を充填させなければならず、加工能率を向上さ
せることは困難である。本発明は、このような点に鑑み
て創案されたものであり、高い加工能率を維持した状態
で、被加工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生させること
なく高精度に加工することができる加工装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの
加工装置である。請求項1に記載の加工装置では、制御
手段は、成形部材を被加工部材に押し付ける押し付け力
が第1の所定範囲に維持されるように押し付け手段を制
御するモードと、成形部材を被加工部材の回転軸線とほ
ぼ平行な方向に移動させる移動力が第2の所定範囲に維
持されるように移動手段を制御するモードとの少なくと
も一方を実行すると共に、被加工部材と成形部材の当接
部位における周速度差が第3の所定範囲に維持されるよ
うに第1の回転駆動手段及び第2の回転駆動手段の少な
くとも一方を制御する。請求項1に記載の加工装置を用
いれば、過大な加工速度にならないように、成形部材を
押し付ける力を第1の所定範囲に維持させ、成形部材を
移動させる力を第2の所定範囲に維持させることで被加
工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生させることなく被加
工部材の流動性を高め、予め設定された高い加工能率で
加工できる。また、被加工部材と成形部材との周速度差
を第3の所定範囲に維持させることで、自動的に最適な
加工精度に調節することができる。
【0005】また、本発明の第2発明は、請求項2に記
載されたとおりの加工装置である。請求項2に記載の加
工装置では、制御手段は、被加工部材を回転させるトル
クが第4の所定範囲に維持されるように第1の回転駆動
手段を制御し、被加工部材と成形部材の当接部位におけ
る周速度差が第3の所定範囲に維持されるように第2の
回転駆動手段を制御する。請求項2に記載の加工装置を
用いれば、過大な加工速度にならないように、被加工部
材を回転させるトルクを第4の所定範囲に維持させるこ
とで、被加工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生させるこ
となく被加工部材の流動性を高め、予め設定された高い
加工能率で加工できる。また、被加工部材と成形部材と
の周速度差を第3の所定範囲に維持させることで、自動
的に最適な加工精度に調節することができる。
【0006】また、本発明の第3発明は、請求項3に記
載されたとおりの加工装置である。請求項3に記載の加
工装置では、制御手段は、被加工部材と成形部材の当接
部位における摩擦係数が第5の所定範囲に維持されるよ
うに、第1の回転駆動手段、第2の回転駆動手段、押し
付け手段、移動手段の少なくとも1つを制御する。請求
項3に記載の加工装置を用いれば、被加工部材と成形部
材の当接部位における摩擦係数を第5の所定範囲に維持
させることで、自動的に最適な加工条件(例えば、第1
の回転駆動手段の回転速度、第2の回転駆動手段の回転
速度、押し付け力、移動力等の設定値)に調節すること
ができる。
【0007】また、本発明の第4発明は、請求項4に記
載されたとおりの加工装置である。請求項4に記載の加
工装置では、制御手段は、第1の回転数検出手段で検出
した被加工部材の回転数と、第2の回転数検出手段で検
出した成形部材の回転数と、予め判っている被加工部材
と成形部材の当接部位における成形部材の外形と、トル
ク検出手段で検出した被加工部材を回転させるトルク
と、押し付け力検出手段で検出した押し付け力とに基づ
いて、被加工部材と成形部材の当接部位における、摩擦
係数を検出する。請求項4に記載の加工装置を用いれ
ば、被加工部材と成形部位の当接部位における摩擦係数
を適切に検出することができる。
【0008】また、本発明の第5発明は、請求項5に記
載されたとおりの加工装置である。請求項5に記載の加
工装置では、制御手段は、被加工部材の変形量が第6の
所定範囲に維持されるように、第1の回転駆動手段、第
2の回転駆動手段、押し付け手段、移動手段の少なくと
も1つを制御する。請求項5に記載の加工装置を用いれ
ば、被加工部材の変形量を第6の所定範囲に維持させる
ことで、自動的に最適な加工条件(例えば、第1の回転
駆動手段の回転速度、第2の回転駆動手段の回転速度、
押し付け力、移動力等の設定値)に調節することができ
る。
【0009】また、本発明の第6発明は、請求項6に記
載されたとおりの加工装置である。請求項6に記載の加
工装置では、変形量は、単位時間における、寸法の変化
量あるいは寸法の変化割合である。請求項6に記載の加
工装置を用いれば、所定の時間毎に、被加工部材の径、
長さ等の寸法を計測することで、容易に被加工部材の変
形量を検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の加工装置をスピニ
ング加工装置に適用した一実施の形態の概略正面図を示
している。また、図2は、図1のA矢視方向から見たス
ピニング加工装置の断面図であり、図3は、図2のB矢
視方向から見たロールヘッド70a、成形ロール60
a、駆動装置62aの断面図である。まず、図1、図
2、図3を用いて、スピニング加工装置の構造について
説明する。スピニング加工装置は、基台10を備え、基
台10にはコラム132、133が直立状態で固定され
ており、コラム132、133の上端には上部機体40
が固定されている。また、成形ロール60a、60b、
60cが回転自在に取り付けられたロールヘッド70
a、70b、70cが進退送り自由に取り付けられた昇
降台20を備えている。昇降台20は、ベアリングブロ
ックを備え、コラム132、133に設けられた各一対
のリニアガイド132a、133aに沿って、上下方向
に移動可能に取り付けられている。基台10には、主軸
駆動モータ4が設けられ、主軸駆動モータ4は、ベルト
等にて回転を伝達させて、主軸ヘッド3に回転支持され
た主軸2を回転させる。上部機体40には、心押軸駆動
装置6が設けられ、心押軸駆動装置6は、例えば、モー
タ、ポンプ、リザーバ及び心押軸送りシリンダからなる
ハイブリッドアクチュエータユニットで構成され、心押
軸5を上下方向に移動させる。被加工部材は、主軸2
(あるいは主軸2に固定されたマンドレル)と、下方向
に移動した心押軸5の間に、任意の力で挟持され、固定
される。また、心押軸5は、例えば、スラスト軸受け機
構5aを介して心押軸送りシリンダに対して回転可能に
支持され、主軸2が回転すると、主軸2との間に挟持す
る被加工部材と共に心押軸5も連動して回転するように
構成されている。
【0011】また、上部機体40には、同期駆動される
一対の昇降台駆動装置25が設けられており、各昇降台
駆動装置25は、例えば、モータ、ポンプ、リザーバ及
び昇降台送りシリンダからなるハイブリッドアクチュエ
ータユニットで構成され、昇降台20を上下方向に移動
させる。昇降台20は、例えば、平面略三角形であり、
中心部に心押軸5と主軸2(あるいは主軸2に固定され
たマンドレル)で挟持された被加工部材を通す孔27が
設けられている。昇降台20の平面略三角形の各頂点に
は、ロールヘッド70a、70b、70cが、昇降台2
0に対して心押軸5の方向(略三角形の重心の方向)に
進退送り可能に取り付けられている。また、昇降台20
には、各ロールヘッド70a、70b、70cの駆動装
置62a、62b、62cが設けられている。各駆動装
置62は、例えば、ハイブリッドアクチュエータユニッ
トであり、図3で代表して例示するように、モータ6
3、ポンプ64、リザーバ71、油圧シリンダ65から
構成され、モータ63の駆動力でポンプ64を駆動し、
油圧シリンダ65の前後室内への圧油の給排を制御し
て、成形ロール60を備えたロールヘッド70を進退送
りする。ロールヘッド70は、ガイドレール66を備
え、昇降台20に備えられたベアリングブロックに案内
され、移動(進退)可能に構成されている。制御手段1
00は、スピニング加工装置の起動/停止を操作するた
めのスイッチ及び加工条件を設定あるいは入力する入力
手段等が設けられている。また、制御手段100は、主
軸回転信号、ロール回転信号等が入力され、主軸駆動モ
ータ4、ロール駆動モータ61等を制御する。尚、詳細
図示を省略したが、前述した心押軸駆動装置6及び各昇
降台駆動装置25を構成するハイブリッドアクチュエー
タユニットも図3に示すそれと略同一の構成となってい
る。
【0012】次に、図4A〜Dを用いて、スピニング加
工装置で被加工部材を加工する加工例を説明する。図4
は、中心部に穴のあいた円盤状部材から、内孔に溝が形
成されたカップ状部材を成形する過程の例を示してい
る。図4Aは、加工前の状態を示している。ここで、主
軸2には、溝7aが設けられたマンドレル7が固定され
ている。図4Bは、被加工部材(この例では、中心部に
穴のあいた円盤状部材)をセットした状態である。被加
工部材をマンドレル7の上にセットし、心押軸5を下方
向に移動させ、主軸2に固定されたマンドレル7と、任
意の力で挟持可能な心押軸5との間に被加工部材を挟持
し、固定する。図4Cは、粗成形用のロール(例えば、
60b)を用いて、粗成形を開始した状態を示してい
る。粗成形の場合、粗成形用のロールを、主軸2及びマ
ンドレル7の回転方向と連れ廻りの方向に回転させなが
ら、予め設定された所定の加工速度(粗成形用速度)
で、被加工部材の回転軸線とほば垂直な方向(図4C中
に示した第1方向)から押し付けるとともに、当該回転
軸線とほぼ平行な方向(図4C中に示した第2方向)に
移動させる。そして、被加工部材を略カップ状部材に加
工する。図4Dは、精成形用のロール(例えば、60
a)を用いて、仕上げをしている状態を示している。精
成形の場合、精成形用のロールを、主軸2及びマンドレ
ル7の回転方向と連れ廻りの方向に回転させながら、予
め設定された所定の加工速度(精成形用速度)で、被加
工部材の回転軸線とほば垂直な方向から押し付けるとと
もに、当該回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる。そ
して、略カップ状部材から、内孔の溝7aに確実に組成
(肉)が充填され、且つ外側表面が精度よく仕上げられ
た(光沢等を持つ)カップ状部材に加工する。
【0013】次に、図5を用いて、本発明の加工装置に
おける、加工に関する駆動部分、当該駆動部分等の状態
(回転数、力、位置等)を検出するセンサ、当該センサ
の出力に基づいて駆動部分を制御する制御手段の接続に
ついて説明する。図5では、成形ロールを1つのみ記載
しており、他の成形ロールも同様に接続されている。制
御手段100は、例えば、コントローラ100a、A−
D変換器100b、駆動回路100cを備えている。ま
た、コントローラ100aは、図示しないが、各種のス
イッチ等(例えば、起動/停止等の各操作、加工速度の
設定等)が設けられた入力手段と、各種の表示等(例え
ば、設定状態、動作状態、異常/正常の表示等)をする
出力手段も備えている。被加工部材を回転させる部分に
関しては、コントローラ100aからの制御信号に基づ
いて、駆動回路100cから駆動電力を主軸駆動モータ
4に供給する。主軸駆動モータ4は、ベルトを介して主
軸2を回転させる。この主軸駆動モータ4及び主軸2
が、第1の回転駆動手段に相当する。主軸2にはトルク
センサ3aが設けられ、例えば、主軸2の入力(主軸駆
動モータ4からの駆動力等)と主軸2の出力(成形ロー
ルが押し付けられた被加工部材からの抗力等)による、
ねじれに応じた検出信号をA−D変換器100bを介し
てコントローラ100aに伝える。また、主軸2には回
転速度センサ2aが設けられ、主軸2の回転速度に応じ
た検出信号をコントローラ100aに伝える。なお、ト
ルクは、主軸駆動モータ4に供給している駆動電力及び
回転速度センサ2aからの出力信号等を演算処理して求
めることもできる。
【0014】また、被加工部材の外形形状を検出するた
めの、被加工部材外形検出手段80が、被加工部材の近
傍に設けられている。被加工部材外形検出手段80は、
例えば、被加工部材と成形ロールの当接部位の周上に当
接したプローブ80aと、プローブ80aの位置を検出
するポテンショメータ、及び被加工部材の下端に当接し
たプローブ80bと、プローブ80bの位置を検出する
ポテンショメータ等で構成される。あるいは、非接触式
のレーザ荷重計を用いることもできる。プローブ80a
は、成形ロールが上下方向に移動した場合、成形ロール
に連動して上下方向に移動するように構成されている。
被加工部材外形検出手段80は、被加工部材と成形ロー
ルの当接部位における被加工部材の径(この場合、プロ
ーブ80aで検出)及び被加工部材の長さ(この場合、
プローブ80bで検出)に応じた検出信号を、A−D変
換器100bを介してコントローラ100aに伝える。
【0015】成形ロールを回転させる部分に関しては、
コントローラ100aからの制御信号に基づいて、駆動
回路100cから駆動電力をロール駆動モータ61aに
供給する。ロール駆動モータ61aは、ベルトを介して
成形ロール60aを回転させる。このロール駆動モータ
61aが、第2の回転駆動手段に相当する。成形ロール
60aには回転速度センサ69aが設けられ、成形ロー
ル60aの回転速度に応じた検出信号をコントローラ1
00aに伝える。
【0016】成形ロールを被加工部材の回転軸線とほぼ
垂直な方向から押し付ける部分に関しては、コントロー
ラ100aからの制御信号に基づいて、駆動回路100
cから駆動電力を(駆動装置62aに設けられた)モー
タ63aに供給する。モータ63aは、ポンプ64aを
介して油圧シリンダ内の油圧を制御して、成形ロール6
0aを図5中の左右方向に移動させる。このモータ63
a、ポンプ64a、油圧シリンダが、押し付け手段に相
当する。油圧シリンダにはリニアセンサ67aが設けら
れ、成形ロール60aの図5中の左右方向の位置に応じ
た検出信号をコントローラ100aに伝える。制御手段
100は、リニアセンサ67aの検出信号に基づいて、
被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方向における加工終
了位置等を認識する。また、油圧シリンダには圧力セン
サ68a(押し付け力検出手段等)が設けられ、成形ロ
ール60aの図5中の左方向に押し付ける力に応じた検
出信号をコントローラ100aに伝える。
【0017】成形ロールを被加工部材の回転軸線とほぼ
平行な方向に移動させる部分に関しては、コントローラ
100aからの制御信号に基づいて、駆動回路100c
から駆動電力を(昇降台駆動装置25に設けられた)モ
ータ25aに供給する。モータ25aは、ポンプ25b
を介して油圧シリンダ内の油圧を制御して、成形ロール
60aを図5中の上下方向に移動させる。このモータ2
5a、ポンプ25b、油圧シリンダが、移動手段に相当
する。油圧シリンダにはリニアセンサ25dが設けら
れ、成形ロール60aの図5中の上下方向の位置に応じ
た検出信号をコントローラ100aに伝える。制御手段
100は、リニアセンサ25dの検出信号に基づいて、
被加工部材の回転軸線方向における加工開始位置と加工
終了位置等を認識する。また、油圧シリンダには圧力セ
ンサ25c(移動力検出手段等)が設けられ、成形ロー
ル60aの図5中の上下方向に移動させる力に応じた検
出信号をコントローラ100aに伝える。以下、第1の
実施の形態〜第5の実施の形態について、順に説明す
る。以下の説明では、特に断りがない限り、「押し付け
力」は、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な
方向から押し付ける力を指し、「移動力」は、成形部材
を被加工部材の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる
力を指す。
【0018】◆[第1の実施の形態]第1の実施の形態
では、予め設定された加工能率を維持した状態で、被加
工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生させることなく高精
度に加工する方法について説明する。この場合、加工能
率の維持は、圧力センサ68aにて検出した押し付け力
を第1所定範囲に維持し、圧力センサ25cにて検出し
た移動力を第2所定範囲に維持することで達成すること
ができる。また、高精度の加工は、被加工部材と成形ロ
ールの周速度の差を第3所定範囲に維持することで達成
することができる。
【0019】図6を用いて、被加工部材の周速度と成形
ロールの周速度及びすべり率について説明する。図6
は、被加工部材と成形ロールを上から見た図である。図
6は、説明のために被加工部材と成形ロールを離して記
載しているが、実際には被加工部材と成形ロールは当接
している。ここで、被加工部材と成形ロールの当接部位
における、被加工部材の直径をd1[m]、成形ロール
の直径をd2[m]として、被加工部材の回転数をR1
[1/s]、成形ロールの回転数をR2[1/s]とす
る。すると、被加工部材と成形ロールの当接部位におけ
る、被加工部材の周速度Vw[m/s]は、Vw=π・
d1・R1で表され、成形ロールの周速度Vr[m/
s]は、Vr=π・d2・R2で表される。また、すべ
り率M[単位なし]は、例えば、M=(Vw−Vr)/
Vw(=1−(d2・R2)/(d1・R1))で表さ
れる。ここで、Vw≧Vrとすると、0≦M≦1とな
る。
【0020】次に、図7及び図8に示すフローチャート
と図5を用いて、制御手段100の処理手順について説
明する。図7及び図8のフローチャートに示す処理は、
例えば、所定時間毎(10ms毎等)に実行される。ま
ず、図7の「押し付け手段制御」について説明する。
「押し付け手段制御」では、押し付け力(F1)を、第
1所定範囲(f1〜f2の範囲:f1<f2)に維持す
る。制御手段100は、ステップS110にて、圧力セ
ンサ68aの出力信号に基づいて押し付け力(F1)を
検出する。そして、ステップS120にて、押し付け力
(F1)がf1以上であるか否かを判定する。f1以上
である場合(Yesの場合)は、ステップS130に進
む。f1未満である場合(Noの場合)は、ステップS
140aに進む。ステップS140aでは押し付け力
(F1)を増加(例えば、微小な所定の力であるΔF分
増加)させ、処理を終了する。ステップS130では、
押し付け力(F1)がf2以下であるか否かを判定す
る。f2以下である場合(Yesの場合)は、処理を終
了する。f2より大きい場合(Noの場合)は、ステッ
プS140bに進む。ステップS140bでは押し付け
力(F1)を減少(例えば、微小な所定の力であるΔF
分減少)させ、処理を終了する。
【0021】次に、図7の「移動手段制御」について説
明する。「移動手段制御」では、移動力(F2)を、第
2所定範囲(f3〜f4の範囲:f3<f4)に維持す
る。制御手段100は、ステップS210にて、圧力セ
ンサ25cの出力信号に基づいて、移動力(F2)を検
出する。そして、ステップS220にて、移動力(F
2)がf3以上であるか否かを判定する。f3以上であ
る場合(Yesの場合)は、ステップS230に進む。
f3未満である場合(Noの場合)は、ステップS24
0aに進む。ステップS240aでは移動力(F2)を
増加(例えば、微小な所定の力であるΔF分増加)さ
せ、処理を終了する。ステップS230では、移動力
(F2)がf4以下であるか否かを判定する。f4以下
である場合(Yesの場合)は、処理を終了する。f4
より大きい場合(Noの場合)は、ステップS240b
に進む。ステップS240bでは移動力(F2)を減少
(例えば、微小な所定の力であるΔF分減少)させ、処
理を終了する。
【0022】次に、被加工部材と成形ロールとの周速度
差を制御する1つの形態として「すべり率制御」につい
て図8を用いて説明する。「すべり率制御」では、すべ
り率を第3所定範囲(m1〜m2の範囲:m1<m2)
に維持する。制御手段100は、ステップS310に
て、回転速度センサ2a、69aの出力信号に基づいて
被加工部材回転速度(R1)、成形ロール回転速度(R
2)を検出する。次に、ステップS320にて、被加工
部材外形検出手段80の出力信号(この場合は、プロー
ブ80aによる出力信号)に基づいて被加工部材と成形
ロール60aの当接部位における、被加工部材の直径
(d1)を検出する。そして、ステップS330にて、
検出した被加工部材の直径(d1)と検出した被加工部
材回転速度(R1)に基づいて被加工部材周速度(V
w)を検出する。また、予め判っている成形ロール60
aの直径(d2)と検出した成形ロール回転速度(R
2)に基づいて成形ロール周速度(Vr)を検出する。
次に、ステップS340にて、検出した被加工部材周速
度(Vw)と成形ロール周速度(Vr)に基づいてすべ
り率(M)(M=(Vw−Vr)/Vw)を検出する。
【0023】そして、ステップS350にて、すべり率
(M)がm1以上であるか否かを判定する。m1以上で
ある場合(Yesの場合)は、ステップS360に進
む。m1未満である場合(Noの場合)は、ステップS
370aに進む。ステップS370aでは、被加工部材
回転速度(R1)を増加(例えば、主軸駆動モータ4へ
の供給電力を、微小な所定量であるΔW分増加)させた
り、あるいは成形ロール回転速度(R2)を減少(例え
ば、ロール駆動モータ61aへの供給電力を、微小な所
定量であるΔW分減少)させ、処理を終了する。ステッ
プS360では、すべり率(M)がm2以下であるか否
かを判定する。m2以下である場合(Yesの場合)
は、処理を終了する。m2より大きい場合(Noの場
合)は、ステップS370bに進む。ステップS370
bでは、被加工部材回転速度(R1)を減少(例えば、
主軸駆動モータ4への供給電力を、微小な所定量である
ΔW分減少)させたり、あるいは成形ロール回転速度
(R2)を増加(例えば、ロール駆動モータ61aへの
供給電力を、微小な所定量であるΔW分増加)させ、処
理を終了する。
【0024】以上の処理手順により、押し付け力を第1
所定範囲に維持し、移動力を第2所定範囲に維持するこ
とで加工能率を維持することができる。また、被加工部
材と成形ロールの周速度の差を制御する形態の1例とし
て「すべり率」を第3所定範囲に維持することで高精度
の加工を達成させることができる。なお、第1所定範囲
(f1〜f2)、第2所定範囲(f3〜f4)、第3所
定範囲(m1〜m2)は、種々の実験結果等から、被加
工部材の材質、要求加工精度等に基づいて最適な値が設
定される。また、「すべり率」を所定範囲に維持する制
御に代えて、周速度の差を所定範囲に維持するようにし
てもよい。この第1の実施の形態では、所定の加工能率
を維持するために、押し付け力を第1所定範囲に維持す
る制御と移動力を第2所定範囲に維持する制御とを、好
適な例として併用しているが、いずれか一方の制御、好
ましくは後者の制御のみとしてもよい。
【0025】◆[第2の実施の形態]第2の実施の形態
では、第1の実施の形態と同様に、予め設定された加工
能率を維持した状態で、被加工部材に破壊、しわ、亀裂
等を発生させることなく高精度に加工する方法について
説明する。この場合、加工能率の維持は、トルクセンサ
3aにて検出したトルクを第4所定範囲に維持すること
で達成することができる。また、高精度の加工は、被加
工部材と成形ロールの周速度の差を第3所定範囲に維持
することで達成することができる。
【0026】次に、図9及び図10に示すフローチャー
トと図5を用いて、制御手段100の処理手順について
説明する。図9及び図10のフローチャートに示す処理
は、例えば、所定時間毎(10ms毎等)に実行され
る。まず、図9の「トルク制御」について説明する。
「トルク制御」では、トルク(T)を、第4所定範囲
(t1〜t2の範囲:t1<t2)に維持する。制御手
段100は、ステップS410にて、トルクセンサ3a
の出力信号に基づいてトルク(T)を検出する。そし
て、ステップS420にて、トルク(T)がt1以上で
あるか否かを判定する。t1以上である場合(Yesの
場合)は、ステップS430に進む。t1未満である場
合(Noの場合)は、ステップS440aに進む。ステ
ップS440aでは主軸駆動モータ4への供給電力を増
加(例えば、微小な所定量であるΔW分増加)させ、処
理を終了する。ステップS430では、トルク(T)が
t2以下であるか否かを判定する。t2以下である場合
(Yesの場合)は、処理を終了する。t2より大きい
場合(Noの場合)は、ステップS440bに進む。ス
テップS440bでは主軸駆動モータ4への供給電力を
減少(例えば、微小な所定量であるΔW分減少)させ、
処理を終了する。
【0027】次に、被加工部材と成形ロールとの周速度
差を制御する1つの形態として「すべり率制御」につい
て図10を用いて説明する。「すべり率制御」では、す
べり率を第3所定範囲(m1〜m2の範囲:m1<m
2)に維持する。図10に示すフローチャートは、図8
に示すフローチャートに対して、ステップS570a、
ステップS570bの処理内容が異なるのみである。よ
って、この相違点のみ説明する。ステップS570aで
は、成形ロール回転速度(R2)を減少(例えば、ロー
ル駆動モータ61aへの供給電力を、微小な所定量であ
るΔW分減少)させ、処理を終了する。本実施の形態で
は、被加工部材回転速度(R1)をトルク(T)に応じ
て制御しているので、成形ロール回転速度(R2)をす
べり率に応じて制御する。ステップS570bでは、成
形ロール回転速度(R2)を増加(例えば、ロール駆動
モータ61aへの供給電力を、微小な所定量であるΔW
分増加)させ、処理を終了する。本実施の形態では、被
加工部材回転速度(R1)をトルク(T)に応じて制御
しているので、成形ロール回転速度(R2)をすべり率
に応じて制御する。
【0028】以上の処理手順により、トルクを第4所定
範囲に維持することで加工能率を維持することができ
る。また、被加工部材と成形ロールの周速度の差を制御
する形態の1例として「すべり率」を第3所定範囲に維
持することで高精度の加工を達成させることができる。
なお、第3所定範囲(m1〜m2)、第4所定範囲(t
1〜t2)は、種々の実験結果等から、被加工部材の材
質、要求加工精度等に基づいて最適な値が設定される。
また、「すべり率」を所定範囲に維持する制御に代え
て、周速度の差を所定範囲に維持するようにしてもよ
い。
【0029】◆[第3の実施の形態]第3の実施の形態
では、加工初期に作業者によって設定された加工条件
(被加工部材回転速度、成形ロール回転速度、押し付け
力、移動力等)が適切であるか否かを、加工時の摩擦係
数を求めることで判定し、適切でないと判定した場合
は、自動的に適切な加工条件に修正する方法について説
明する。この場合、「摩擦係数」は、トルクセンサ3a
で検出したトルク(T)と、被加工部材外形検出手段8
0(この場合は、プローブ80a)で検出した被加工部
材の直径(d1)と、予め判っている成形ロール60a
の直径(d2)と、回転速度センサ2aで検出した被加
工部材回転速度(R1)と、回転速度センサ69aで検
出した成形ロール回転速度(R2)と、圧力センサ68
aで検出した押し付け力(F1)に基づいて算出でき
る。なお、同一の被加工部材を多量生産する場合等で
は、被加工部材の直径(d1)は、どの被加工部材もほ
ぼ同じ値となる。そのため、例えば、予め代表の被加工
部材の直径を1個計測しておけば、全ての被加工部材の
加工時に必ずしも検出する必要はない。また、リニアセ
ンサ67aからの検出信号に基づいて、被加工部材の直
径(d1)を検出することも可能である。このような場
合は、被加工部材外形検出手段80を省略することがで
きる。この「摩擦係数」を適正範囲(第5所定範囲:n
1〜n2の範囲:n1<n2)に維持させることで、適
切な加工条件で加工することができる。摩擦係数が適正
範囲外である場合は、移動力を適正範囲(実験結果等に
基づいて設定されたp1〜p2の範囲:p1<p2)に
制御し、それでも摩擦係数が適正範囲外である場合は、
成形ロール回転速度を制御することで、自動的に適切な
加工条件に修正することができる。
【0030】次に、図11に示すフローチャートと図5
を用いて、制御手段100の処理手順について説明す
る。図11のフローチャートに示す処理は、例えば、所
定時間毎(10ms毎等)に実行される。図11に示す
「摩擦係数制御」では、摩擦係数(μ)を、第5所定範
囲(n1〜n2の範囲:n1<n2)に維持する。制御
手段100は、ステップS610にて、回転速度センサ
2a、69aの出力信号に基づいて被加工部材回転速度
(R1)、成形ロール回転速度(R2)を検出する。ス
テップS615では、被加工部材外形検出手段80の出
力信号(この場合は、プローブ80aによる出力信号)
に基づいて被加工部材と成形ロール60aの当接部位に
おける、被加工部材の直径(d1)を検出する。ステッ
プS625では、トルクセンサ3aの出力信号に基づい
てトルク(T)を検出する。ステップS625では、圧
力センサ68a、25cの出力信号に基づいて押し付け
力(F1)、移動力(F2)を検出する。そして、ステ
ップS630にて、摩擦係数(μ)を算出する。摩擦係
数(μ)は、例えば、μ=[T/((d1/2+d2/
2)*(R2/R1))]*1/F1で与えられる。そ
して、ステップS640にて、摩擦係数(μ)がn1以
上であるか否かを判定する。n1以上である場合(Ye
sの場合)はステップS645に進み、n1未満である
場合(Noの場合)は、ステップS650に進む。ステ
ップS645では、摩擦係数(μ)がn2以下であるか
否かを判定する。n2以下である場合(Yesの場合)
は、第5所定範囲(n1〜n2の範囲:n1<n2)を
維持しているので処理を終了する。n2より大きい場合
(Noの場合)は、ステップS650に進む。
【0031】ステップS650では、移動力(F2)が
p1以上であるか否かを判定する。p1以上である場合
(Yesの場合)は、ステップS655に進む。p1未
満である場合(Noの場合)は、ステップS660aに
進む。ステップS660aでは移動力(F2)を増加
(例えば、微小な所定の力であるΔF分増加)させ、処
理を終了する。ステップS655では、移動力(F2)
がp2以下であるか否かを判定する。p2以下である場
合(Yesの場合)は、ステップS670に進む。p2
より大きい場合(Noの場合)は、ステップS660b
に進む。ステップS660bでは移動力(F2)を減少
(例えば、微小な所定の力であるΔF分減少)させ、処
理を終了する。ステップS670では、成形ロール回転
速度(R2)がr1以上であるか否かを判定する。r1
以上である場合(Yesの場合)は、ステップS675
bに進む。ステップS675bでは成形ロール回転速度
(R2)を減少(例えば、ロール駆動モータ61aへの
供給電力を、微小な所定量であるΔW分減少)させ、処
理を終了する。r1未満である場合(Noの場合)は、
ステップS675aに進み、ステップS675aでは成
形ロール回転速度(R2)を増加(例えば、ロール駆動
モータ61aへの供給電力を、微小な所定量であるΔW
分増加)させ、処理を終了する。
【0032】以上の処理手順により、摩擦係数が第5所
定範囲から逸脱した場合は、まず移動力を所定範囲に維
持し、移動力が所定範囲に維持されている場合は、成形
ロール回転速度を制御することで、自動的に適切な加工
条件に修正することができる。第3の実施の形態では、
移動力と成形ロール回転速度を制御したが、押し付け力
と被加工部材回転速度を制御してもよく、押し付け力/
移動力/被加工部材回転速度/成形ロール回転速度の少
なくとも1つを制御すればよい。1つの制御で適切な加
工条件に納まらなければ、複数の組み合わせによる対応
が可能である。なお、第5所定範囲(n1〜n2)、移
動力を制御する所定範囲(p1〜p2)、成形ロール回
転数の判定回転数(r1)は、種々の実験結果等から、
被加工部材の材質、要求加工精度等に基づいて、例え
ば、制御手段100により最適な値に設定される。
【0033】◆[第4の実施の形態]第4の実施の形態
では、加工初期に作業者によって設定された加工条件
(被加工部材回転速度、成形ロール回転速度、押し付け
力、移動力等)が適切であるか否かを、加工時の被加工
部材の変形量を求めることで判定し、適切でないと判定
した場合は、自動的に適切な加工条件に修正する方法に
ついて説明する。ここで、「被加工部材の変形量」は、
「単位時間あたりの寸法の変化量」及び「単位時間あた
りの寸法の変化割合」の2通りが考えられる。第4の実
施の形態では「単位時間あたりの寸法の変化量」を用い
る。この場合、「単位時間あたりの寸法の変化量」は、
被加工部材外形検出手段80のプローブ80aで検出し
た被加工部材の直径(d1)あるいは被加工部材外形検
出手段80のプローブ80bで検出した被加工部材の長
さ(L)において、「今回の検出値−前回(例えば、1
0ms前)の検出値」に基づいて算出できる。この「単
位時間あたりの寸法の変化量」を適正範囲(第6所定範
囲:sw1〜sw2の範囲:sw1<sw2)に維持さ
せることで、適切な加工条件で加工することができる。
単位時間あたりの寸法の変化量が適正範囲外である場合
は、移動力を適正範囲(実験結果等に基づいて設定され
たp1〜p2の範囲:p1<p2)に制御し、それでも
単位時間あたりの寸法の変化量が適正範囲外である場合
は、成形ロール回転速度を制御することで、自動的に適
切な加工条件に修正することができる。
【0034】次に、図12に示すフローチャートと図5
を用いて、制御手段100の処理手順について説明す
る。図12のフローチャートに示す処理は、例えば、所
定時間毎(10ms毎等)に実行される。図12に示す
「変形量制御」では、変形量(この場合、単位時間あた
りの寸法の変化量であるΔd1)を、第6所定範囲(s
w1〜sw2の範囲:sw1<sw2)に維持する。制
御手段100は、ステップS710にて、回転速度セン
サ69aの出力信号に基づいて成形ロール回転速度(R
2)を検出する。ステップS715では、被加工部材外
形検出手段80の出力信号(例えば、プローブ80aに
よる出力信号)に基づいて被加工部材と成形ロール60
aの当接部位における、被加工部材の直径(d1)を検
出する。ステップS720では、圧力センサ、25cの
出力信号に基づいて移動力(F2)を検出する。そし
て、ステップS730にて、単位時間あたりの寸法の変
化量(Δd1)を算出する。寸法の変化量(Δd1)
は、例えば、Δd1=今回[i]のd1の検出値d1
[i]−前回[i−1]のd1の検出値d1[i−1]
で与えられる。そして、ステップS740にて、寸法の
変化量(Δd1)がsw1以上であるか否かを判定す
る。sw1以上である場合(Yesの場合)はステップ
S745に進み、sw1未満である場合(Noの場合)
は、ステップS750に進む。ステップS745では、
寸法の変化量(Δd1)がsw2以下であるか否かを判
定する。sw2以下である場合(Yesの場合)は、第
6所定範囲(sw1〜sw2の範囲:sw1<sw2)
を維持しているので処理を終了する。sw2より大きい
場合(Noの場合)は、ステップS750に進む。
【0035】ステップS750では、移動力(F2)が
p1以上であるか否かを判定する。p1以上である場合
(Yesの場合)は、ステップS755に進む。p1未
満である場合(Noの場合)は、ステップS760aに
進む。ステップS760aでは移動力(F2)を増加
(例えば、微小な所定の力であるΔF分増加)させ、処
理を終了する。ステップS755では、移動力(F2)
がp2以下であるか否かを判定する。p2以下である場
合(Yesの場合)は、ステップS770に進む。p2
より大きい場合(Noの場合)は、ステップS760b
に進む。ステップS760bでは移動力(F2)を減少
(例えば、微小な所定の力であるΔF分減少)させ、処
理を終了する。ステップS770では、成形ロール回転
速度(R2)がr1以上であるか否かを判定する。r1
以上である場合(Yesの場合)は、ステップS775
bに進み、ステップS775bでは成形ロール回転速度
(R2)を減少(例えば、ロール駆動モータ61aへの
供給電力を、微小な所定量であるΔW分減少)させ、処
理を終了する。r1未満である場合(Noの場合)は、
ステップS775aに進み、ステップS775aでは成
形ロール回転速度(R2)を増加(例えば、ロール駆動
モータ61aへの供給電力を、微小な所定量であるΔW
分増加)させ、処理を終了する。
【0036】以上の処理手順により、単位時間あたりの
寸法の変化量が第6所定範囲から逸脱した場合は、まず
移動力を所定範囲に維持し、移動力が所定範囲に維持さ
れている場合は、成形ロール回転速度を制御すること
で、自動的に適切な加工条件に修正することができる。
第4の実施の形態では、移動力と成形ロール回転速度を
制御したが、押し付け力と被加工部材回転速度を制御し
てもよく、押し付け力/移動力/被加工部材回転速度/
成形ロール回転速度の少なくとも1つを制御すればよ
い。1つの制御で適切な加工条件に納まらなければ、複
数の組み合わせによる対応が可能である。なお、第6所
定範囲(sw1〜sw2)、移動力を制御する所定範囲
(p1〜p2)、成形ロール回転数の判定回転数(r
1)は、種々の実験結果等から、被加工部材の材質、要
求加工精度等に基づいて、例えば、制御手段100によ
り最適な値に設定される。以上では、被加工部材の直径
(d1)について寸法の変化量を求めたが、被加工部材
の長さ(L)について寸法の変化量を求めてもよい。こ
の場合、ステップS715、ステップS730、ステッ
プS740、ステップS745に示す直径(d1)が長
さ(L)に変更になる。この場合は、ステップS715
では、被加工部材外形検出手段80の出力信号(例え
ば、プローブ80bによる出力信号)に基づいて被加工
部材の長さ(L)を検出する。
【0037】◆[第5の実施の形態]第5の実施の形態
では、第4の実施の形態と同様に、加工初期に作業者に
よって設定された加工条件(被加工部材回転速度、成形
ロール回転速度、押し付け力、移動力等)が適切である
か否かを、加工時の被加工部材の変形量を求めることで
判定し、適切でないと判定した場合は、自動的に適切な
加工条件に修正する方法について説明する。第4の実施
の形態との相違点は、「被加工部材の変形量」が、「単
位時間あたりの寸法の変化量」でなく、「単位時間あた
りの寸法の変化割合」である。この場合、「単位時間あ
たりの寸法の変化割合」は、被加工部材外形検出手段8
0のプローブ80aで検出した被加工部材の直径(d
1)あるいは被加工部材外形検出手段80のプローブ8
0bで検出した被加工部材の長さ(L)において、
「[今回の検出値−前回(例えば、10ms前)の検出
値]/今回の検出値」に基づいて算出できる。この「単
位時間あたりの寸法の変化割合」を適正範囲(第7所定
範囲:sr1〜sr2の範囲:sr1<sr2)に維持
させることで、適切な加工条件で加工することができ
る。単位時間あたりの寸法の変化割合が適正範囲外であ
る場合は、移動力を適正範囲(実験結果等に基づいて設
定されたp1〜p2の範囲:p1<p2)に制御し、そ
れでも単位時間あたりの寸法の変化割合が適正範囲外で
ある場合は、成形ロール回転速度を制御することで、自
動的に適切な加工条件に修正することができる。
【0038】第5の実施の形態では、図12に示したフ
ローチャートからステップS730、ステップS74
0、ステップS745が異なる。この相違点のみを説明
する。ステップS730では、単位時間あたりの寸法の
変化割合(Δd1/d1)を算出する。寸法の変化割合
(Δd1/d1)は、例えば、Δd1/d1=(今回
[i]のd1の検出値d1[i]−前回[i−1]のd
1の検出値d1[i−1])/今回[i]のd1の検出
値d1[i]で与えられる。そして、ステップS740
にて、寸法の変化割合(Δd1/d1)がsr1以上で
あるか否かを判定する。sr1以上である場合(Yes
の場合)はステップS745に進み、sr1未満である
場合(Noの場合)は、ステップS750に進む。ステ
ップS745では、寸法の変化割合(Δd1/d1)が
sr2以下であるか否かを判定する。sr2以下である
場合(Yesの場合)は、第7所定範囲(sr1〜sr
2の範囲:sr1<sr2)を維持しているので処理を
終了する。sr2より大きい場合(Noの場合)は、ス
テップS750に進む。
【0039】以上の処理手順により、単位時間あたりの
寸法の変化割合が第7所定範囲から逸脱した場合は、ま
ず移動力を所定範囲に維持し、移動力が所定範囲に維持
されている場合は、成形ロール回転速度を制御すること
で、自動的に適切な加工条件に修正することができる。
第5の実施の形態では、移動力と成形ロール回転速度を
制御したが、押し付け力と被加工部材回転速度を制御し
てもよく、押し付け力/移動力/被加工部材回転速度/
成形ロール回転速度の少なくとも1つを制御すればよ
い。1つの制御で適切な加工条件に納まらなければ、複
数の組み合わせによる対応が可能である。なお、第7所
定範囲(sr1〜sr1)、移動力を制御する所定範囲
(p1〜p)、成形ロール回転数の判定回転数(r1)
は、種々の実験結果等から、被加工部材の材質、要求加
工精度等に基づいて、例えば、制御手段100により最
適な値に設定される。以上では、被加工部材の直径(d
1)について寸法の変化割合を求めたが、被加工部材の
長さ(L)について寸法の変化割合を求めてもよい。こ
の場合、ステップS715、ステップS730、ステッ
プS740、ステップS745に示す直径(d1)が長
さ(L)に変更になる。この場合は、ステップS715
では、被加工部材外形検出手段80の出力信号(例え
ば、プローブ80bによる出力信号)に基づいて被加工
部材の長さ(L)を検出する。
【0040】本発明の加工装置は、実施の形態で説明し
た構造に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、本発明
の加工装置の構造は、図1、図2、図3、図5に示す構
造に限定されない。また、加工装置の制御手段、各種の
センサ、各種の駆動部分の接続は、図5に示す接続に限
定されない。また、制御手段の処理手順及び処理内容
は、図7、図8、図9、図10、図11、図12に示す
フローチャートに限定されない。また、以上(≧)、以
下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を
含んでも含まなくてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜2に記
載の加工装置を用いれば、高い加工能率を維持した状態
で、被加工部材に破壊、しわ、亀裂等を発生させること
なく高精度に加工することができる加工装置を提供でき
る。また、請求項3〜6に記載の加工装置を用いれば、
作業者によって加工初期に設定された加工条件に対し
て、最適な加工条件に自動的に修正することができる加
工装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置の一実施の形態の概略正面図
である。
【図2】図1のA矢視方向から見た加工装置の断面図で
ある。
【図3】図2のB矢視方向から見たロールヘッド70
a、成形ロール60a、駆動装置62aの断面図であ
る。
【図4】本発明の加工装置による加工において、中心部
に穴のあいた円盤状部材から、内孔に溝が形成されたカ
ップ状部材を成形する過程の例を示す図である。
【図5】本発明の加工装置における、加工に関する駆動
部分、当該駆動部分等の状態(回転数、力等)を検出す
るセンサ、当該センサの出力に基づいて駆動部分を制御
する制御手段の接続の例を示す図である。
【図6】被加工部材の周速度、成形ロールの周速度、す
べり率について説明するための図である。
【図7】第1の実施の形態の処理手順(押し付け手段制
御、移動手段制御)の例を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の処理手順(すべり率制御)
の例を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の処理手順(トルク制御)の
例を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の処理手順(すべり率制
御)の例を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態の処理手順(摩擦係数制
御)の例を示すフローチャートである。
【図12】第4及び第5の実施の形態の処理手順(変形
量制御)の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 主軸 2a、69a 回転速度センサ 3a トルクセンサ 4 主軸駆動モータ 5 心押軸 25a、63a モータ 25b、64a ポンプ 25c、68a 圧力センサ 25d、67a リニアセンサ 60a 成形ロール 61a ロール駆動モータ 80 被加工部材外形検出手段 80a、80b プローブ 100 制御手段 100a コントローラ 100b A−D変換器 100c 駆動回路
フロントページの続き (72)発明者 谷口 孝夫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 長濱 貴也 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 田中 利秋 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工部材を回転駆動する第1の回転駆
    動手段と、成形部材を回転駆動させる第2の回転駆動手
    段と、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方
    向から押し付ける押し付け手段と、成形部材を被加工部
    材の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる移動手段
    と、制御手段とを備える加工装置であって、 制御手段は、成形部材を被加工部材に押し付ける押し付
    け力が第1の所定範囲に維持されるように押し付け手段
    を制御するモードと、成形部材を被加工部材の回転軸線
    とほぼ平行な方向に移動させる移動力が第2の所定範囲
    に維持されるように移動手段を制御するモードとの少な
    くとも一方を実行すると共に、被加工部材と成形部材の
    当接部位における周速度差が第3の所定範囲に維持され
    るように第1の回転駆動手段及び第2の回転駆動手段の
    少なくとも一方を制御する、ことを特徴とする加工装
    置。
  2. 【請求項2】 被加工部材を回転駆動する第1の回転駆
    動手段と、成形部材を回転駆動させる第2の回転駆動手
    段と、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方
    向から押し付ける押し付け手段と、成形部材を被加工部
    材の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる移動手段
    と、制御手段とを備える加工装置であって、 制御手段は、被加工部材を回転させるトルクが第4の所
    定範囲に維持されるように第1の回転駆動手段を制御
    し、被加工部材と成形部材の当接部位における周速度差
    が第3の所定範囲に維持されるように第2の回転駆動手
    段を制御する、ことを特徴とする加工装置。
  3. 【請求項3】 被加工部材を回転駆動する第1の回転駆
    動手段と、成形部材を回転駆動させる第2の回転駆動手
    段と、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方
    向から押し付ける押し付け手段と、成形部材を被加工部
    材の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる移動手段
    と、制御手段とを備える加工装置であって、 制御手段は、被加工部材と成形部材の当接部位における
    摩擦係数が第5の所定範囲に維持されるように、第1の
    回転駆動手段、第2の回転駆動手段、押し付け手段、移
    動手段の少なくとも1つを制御する、ことを特徴とする
    加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の加工装置であって、 被加工部材の回転数を検出する第1の回転数検出手段
    と、成形部材の回転数を検出する第2の回転数検出手段
    と、被加工部材を回転させるトルクを検出するトルク検
    出手段と、押し付け手段が押し付ける力を検出する押し
    付け力検出手段とを備え、 制御手段は、第1の回転数検出手段で検出した被加工部
    材の回転数と、第2の回転数検出手段で検出した成形部
    材の回転数と、予め判っている被加工部材と成形部材の
    当接部位における成形部材の外形と、トルク検出手段で
    検出した被加工部材を回転させるトルクと、押し付け力
    検出手段で検出した押し付け力とに基づいて、被加工部
    材と成形部材の当接部位における、摩擦係数を検出す
    る、ことを特徴とする加工装置。
  5. 【請求項5】 被加工部材を回転駆動する第1の回転駆
    動手段と、成形部材を回転駆動させる第2の回転駆動手
    段と、成形部材を被加工部材の回転軸線とほぼ垂直な方
    向から押し付ける押し付け手段と、成形部材を被加工部
    材の回転軸線とほぼ平行な方向に移動させる移動手段
    と、制御手段とを備える加工装置であって、 制御手段は、被加工部材の変形量が第6の所定範囲に維
    持されるように、第1の回転駆動手段、第2の回転駆動
    手段、押し付け手段、移動手段の少なくとも1つを制御
    する、ことを特徴とする加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の加工装置であって、 変形量は、単位時間における、寸法の変化量あるいは寸
    法の変化割合である、ことを特徴とする加工装置。
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