JP2003047910A - 板材同士を接着する接着剤塗布方法 - Google Patents

板材同士を接着する接着剤塗布方法

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JP2003047910A JP2001234396A JP2001234396A JP2003047910A JP 2003047910 A JP2003047910 A JP 2003047910A JP 2001234396 A JP2001234396 A JP 2001234396A JP 2001234396 A JP2001234396 A JP 2001234396A JP 2003047910 A JP2003047910 A JP 2003047910A
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cooled
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Takeshi Saito
齋藤  健
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SAITO MOKUZAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 板材同士を接着する接着剤塗布方法におい
て、予め主剤と硬化材を冷蔵庫1で冷却しておき、この
冷却した主剤と硬化剤を使用する前に混合し接着剤を
得、この接着剤を氷点下で冷蔵庫1に保存し、この氷点
下に冷却された接着剤を循環方式で必要な接着層に塗布
する接着剤塗布方法。 【効果】 主剤と硬化剤を混合してなるレゾシノール樹
脂系接着剤を氷点下の冷蔵庫に保存することで、硬化が
進まないため作業性が極めて向上する。接着剤の廃棄処
分も、洗浄の手間もいらなくなる。接着剤が冷却されて
いるので気化しにくく、異臭を発生しない。目に染みる
ような刺激が無いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造用集成材を製
造する場合における板材表面同士を貼付けのための接着
剤塗布方法、あるいは板材の幅接ぎのための板材側面に
接着剤を塗布する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、構造用集成材の板材表面同士を貼
付けたり、板材の幅接ぎに使用する二液性のレゾシノー
ル樹脂系接着剤は、混合すれば30分以内という短時間
のうちに使用しなければ硬化が進み使用できなくなるの
で、1回の使用量を少量にして硬化する前に使いきって
しまうようにして接着、圧締する塗布方法が存在してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レゾシ
ノール樹脂系接着剤は硬化の進行が早いため、塗布した
後の残った接着剤は、廃棄処分しなければならないとい
う問題があった。また、接着剤用容器や機械の洗浄、廃
液の処理等に多くの時間と処理費がかかるという問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1記載の発明においては、板材同士を接着する接着
剤塗布方法において、予め主剤と硬化材を冷蔵庫で冷却
しておき、この冷却した主剤と硬化剤を使用する前に混
合して接着剤を得、この接着剤を氷点下で冷蔵庫に保存
し、この氷点下に冷却された接着剤を循環方式で必要な
接着層に塗布するという技術手段を採用した。
【0005】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、板材表面に筋状に冷却された接着
剤を塗布するという技術手段を採用した。
【0006】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、板材側面に冷却された接着剤を転
写塗布するという技術手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、構造用集成材を製造す
る場合に使用する接着剤としては、レゾシノール樹脂系
接着剤を使用することが義務づけられている。このレゾ
シノール樹脂系接着剤は二液性であるので、主剤と硬化
剤を充分に混合して使用するようになっている。ところ
が、主剤と硬化剤を混合させた場合は、硬化の進行が早
く30分以内という短時間に接着、圧締して製造する必
要があった。そこで、本発明は、一日の作業に必要な主
剤と硬化剤を別々の容器に入れ、冷蔵庫に保管し、予め
冷却しておき、使用前に混合して冷却したレゾシノール
樹脂系接着剤を作る。これを冷蔵庫に保管し、この冷却
されたレゾシノール樹脂系接着剤を各手段(例えば、ポ
ンプやバケットコンベア等で汲み出す)により取り出し
て必要な接着層に塗布する接着剤塗布方法である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。本発明は、木材同士を貼り付ける際の接着剤
塗布方法である。例えば、構造用集成材を製造する場
合、板材表面を貼り合わせる際に使用する接着剤は、レ
ゾシノール樹脂系接着剤を使用することが義務づけられ
ている。このレゾシノール樹脂系接着剤は二液性で、主
剤と硬化剤を混合して作るものである。
【0009】ところが、主剤と硬化剤を混合させた場
合、硬化の進行が早く、30分以内に接着、圧締させな
ければならない。この欠点を解決するために、硬化の進
行を遅くする手段として冷却することで可能にしたもの
である。この冷却は、氷点下の冷蔵庫(摂氏−10度以
下の温度が望ましい)に保存することで硬化が進まない
ことがわかった。
【0010】そこで先ず、一日の作業に必要な主剤と硬
化剤をそれぞれ別々の容器に入れ、冷蔵庫に保管し、予
め冷やしておき使用前に混合させ、さらに、接着剤の粘
度調整に氷点下でも凍結しない溶剤を混合して接着剤を
作っておく。この冷却して作った接着剤を冷蔵庫より強
力なポンプで圧送したり、バケットコンベヤのバケット
に汲み入れて搬送し、接着層に塗布するものである。
【0011】なお、接着剤の粘度調整に氷点下でも凍結
しない溶剤を添加しているが、冷却していることによ
り、接着剤の粘度が上がるので接着剤のタレを防ぐこと
ができる。
【0012】ここで、図1、図2に基づいて構造用集成
材を得るために板材表面同士を貼り合わせながら、長手
方向に接着するものについて説明する。フィンガージョ
イント部分に接着剤を塗布することや、板材表面に塗布
するもので、冷蔵庫1内に主剤用容器2、硬化剤用容器
3を収納できるようにして、冷やした状態で用意してお
くものである。そして、一日の作業に必要な主剤と硬化
剤を主剤用容器2と硬化剤用容器3から取り出し、使用
前に氷点下でも凍結しない溶剤と共に、接着剤を収納す
る冷蔵庫内の混合済み接着剤用容器4内で混合させ、こ
の冷却された接着剤を強力なポンプ5等で、汲み上げ必
要な接着層に配管7を通して多数のノズル6等を介して
板材表面に筋状に流下させて塗布する。そして、残った
接着剤は冷蔵庫1内の混合済み接着剤用容器4内に戻る
ように構成されている。
【0013】次に、図3、図4に基づいて板材の幅接ぎ
のための板材側面に接着剤を塗布する方法について説明
する。板材の幅接ぎが機械化されるに従い、板材側面に
接着剤を塗布する方法が大変難しく、ロール方式・吹き
付け方式など、試みたが何れも成功せず困難を極めてい
るのが実状である。特に、レゾシノール樹脂系接着剤
は、二液性のため主剤と硬化剤を完全に混合しなければ
ならず、混合すれば30分以内に使用しなければ硬化が
進み使用出来なくなり、作業性が悪く困難を極めている
状況であった。そこで、本発明は前記した板材表面に接
着剤を塗布する方法と同様に接着剤を冷却して使用する
方法で、接着剤を冷蔵庫1内の混合済み接着剤用容器4
から強力な圧送ポンプ5の力を利用して主剤と硬化剤を
混合して得た接着剤を循環方式を採用し、接着層に塗布
するものである。さらに使用しない時、及び残った接着
剤は冷蔵庫1内に戻るように構成されている。
【0014】さらに具体的に説明すると、直接板材の側
面に冷却された接着剤を糊受皿8を介して転写する方法
である。板材9はコロコンベア10上を進行し、絶えず
ポンプで循環し流下している接着剤が糊受皿8の斜め上
面に当るようにし、進行している板材9の側面に筋状に
冷却された接着剤が転写されるように流下して塗布す
る。なお、板材9が通過し途切れた場合は、冷却された
接着剤は冷蔵庫1に戻るように構成されているので、接
着剤は全然ロスを発生しないものである。
【0015】なお、接着剤の粘度を冷却温度、溶剤の添
加量を調整することで側面よりたれ落ちてしまうのを防
ぐことはいうまでもない。
【0016】そして、筋状に転写された接着剤は、圧締
すれば全面に拡散し接着される。そして、作業終了後は
外に出ている受皿、配管等は冷蔵庫1内に収容すれば、
洗浄の必要もなく廃液の処理も必要なくなる。また糊受
皿8は外気にさらされているので流下する接着剤がこび
り付く。従って、糊受皿8にビニール等ラップすれば、
ラップだけ処理すれば良く、極めて作業性が向上するも
のである。さらに、塗布された接着剤は冷却されている
ので、悪臭や目に染みる刺激など全く起きず、極めて環
境に優しい方式である。
【0017】以上、説明した接着剤の循環方式として
は、ポンプ5を採用したものについて説明したが、粘度
が高いので相当強力な出力を有するポンプが必要である
が、この強力ポンプに換えて、バケットコンベヤのバケ
ットに汲み入れて搬送、循環させる等、種々の粘調物の
移送手段を採用できることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)主剤と硬化剤を混合してなるレゾシノール樹脂系
接着剤を氷点下の冷蔵庫に保存することで、硬化が進ま
ないため作業性が極めて向上する。 (2)接着剤の廃棄処分も、洗浄の手間もいらなくな
る。 (3)接着剤が冷却されているので気化しにくく、異臭
を発生しない。 (4)目に染みるような刺激が無いものである。 (5)使用期限も冷却温度を下げることにより相当期間
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の板材表面を重ね合わせて
接着する装置を示す側面図である。
【図2】図1を正面から見た斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例の板材側面を貼り合わせて
幅接ぎする装置を示す側面図である。
【図4】図3を正面から見た正面図である。
【符号の説明】
1‥‥冷蔵庫 2‥‥主剤用
容器 3‥‥硬化剤用容器 4‥‥混合済
み接着剤用容器 5‥‥ポンプ 6‥‥ノズル 7‥‥配管 8‥‥糊受皿 9‥‥板材 10‥‥コロコ
ンベア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材同士を接着する接着剤塗布方法にお
    いて、予め主剤と硬化材を冷蔵庫で冷却しておき、この
    冷却した主剤と硬化剤を使用する前に混合し接着剤を
    得、この接着剤を氷点下で冷蔵庫に保存し、この氷点下
    に冷却された接着剤を循環方式で必要な接着層に塗布す
    ることを特徴とする接着剤塗布方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接着剤塗布方法で板材
    表面に筋状に冷却された接着剤を塗布することを特徴と
    する板材表面の接着剤塗布方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の接着剤塗布方法で板材
    側面に冷却された接着剤を転写塗布することを特徴とす
    る板材表面の接着剤塗布方法。
JP2001234396A 2001-08-02 2001-08-02 板材同士を接着する接着剤塗布方法 Pending JP2003047910A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080400A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Emulsion Technology Co., Ltd. Icカード製造用接着剤、icカードの製造方法及びicカード

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WO2006080400A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Emulsion Technology Co., Ltd. Icカード製造用接着剤、icカードの製造方法及びicカード
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