JPH1180675A - コンタクト接着方法及び塗布用ヘラ - Google Patents

コンタクト接着方法及び塗布用ヘラ

Info

Publication number
JPH1180675A
JPH1180675A JP24495697A JP24495697A JPH1180675A JP H1180675 A JPH1180675 A JP H1180675A JP 24495697 A JP24495697 A JP 24495697A JP 24495697 A JP24495697 A JP 24495697A JP H1180675 A JPH1180675 A JP H1180675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
tack
coating layer
spatula
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24495697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4242464B2 (ja
Inventor
Naomi Okamura
直実 岡村
Shuji Kimura
修司 木村
Yasuo Kurokawa
靖生 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cemedine Co Ltd filed Critical Cemedine Co Ltd
Priority to JP24495697A priority Critical patent/JP4242464B2/ja
Publication of JPH1180675A publication Critical patent/JPH1180675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4242464B2 publication Critical patent/JP4242464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接着対象物の表面上に一液湿気硬化型コンタ
クト接着剤の薄塗り層と厚塗り層とを形成し、薄塗り層
によって迅速にタックを発現させて固定操作の迅速化を
図り、厚塗り層によって接着力の向上を図る。 【解決手段】 一対の接着対象物の接着面の少なくとも
一方に塗布量の大なる厚い塗布層と塗布量の小なる薄い
塗布層とが交互に形成されるように一液湿気硬化型コン
タクト接着剤を塗布し、該薄い塗布層にタックが発現し
た時点で、当該一対の接着対象物の接着面を当接せし
め、厚い塗布層のタックの発現していない一液湿気硬化
型コンタクト接着剤が押し潰されて側方に移動してもタ
ック発現箇所の全てがタックの発現していない一液湿気
硬化型コンタクト接着剤によって被覆されないように該
厚い塗布層の幅と該薄い塗布層の幅を設定し、該薄い塗
布層に発現したタックを利用して一対の接着対象物を迅
速に固定し接着するコンタクト接着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一液湿気硬化型コ
ンタクト接着剤を所定の態様で接着対象物表面に塗布す
ることによってコンタクト接着を効果的に行うことがで
きる方法及びその接着方法を実施する際に極めて好適に
用いられる塗布用ヘラに関する。
【0002】
【関連技術】コンタクト接着方法は、塗布対象物、例え
ば、皮製品、ゴム製品、ビニルシート、合板等にコンタ
クト接着剤を塗布した後所定のオープンタイムをとるこ
とによって接着剤にタックを発現せしめ、その後、その
タックを利用して接着対象物を直ちに固定することがで
きるタイプの接着方法を指称する。
【0003】このコンタクト接着方法に用いられるコン
タクト接着剤としては、溶剤型ゴム系コンタクト接着剤
が古くから用いられているが、必須成分として溶剤を含
むため人体に対する毒性や火災上の問題などがあった。
そこで、最近は一液湿気硬化型コンタクト接着剤(例え
ば、特開平3−263478号公報)が提案されてい
る。この一液湿気硬化型コンタクト接着剤は溶剤を使用
しないため、上記した問題は皆無となり、好評を得てい
る。
【0004】溶剤型ゴム系コンタクト接着剤は、必須成
分として含まれる溶剤が揮発することによってゴム系接
着剤成分のタックが発現し、そして溶剤の揮発はかなり
の速度で行われるため、タック発現時間が30秒〜1分
と極めて短時間である。この発現したタックは溶剤が完
全に揮散してしまうと消失してしまい、ゴム系接着剤成
分はその接着作用を行うことはできない。
【0005】例えば、溶剤型ゴム系コンタクト接着剤を
薄く塗布した場合には、溶剤は直ちに揮発しそれととも
に直ちにタックが発現し、次いで完全に溶剤が揮散して
しまうため、タックもすぐに消失してしまい、接着作用
を行うことはほとんどできない。一方、溶剤型ゴム系コ
ンタクト接着剤を厚く塗布した場合には、表面の溶剤は
揮散するが内部から溶剤が次々と供給されるため発現し
たタックは溶剤が供給される限り維持される。
【0006】したがって、溶剤型ゴム系コンタクト接着
剤に対して所定時間タックを維持させるためには所定の
塗布厚さが必要とされる。溶剤型ゴム系コンタクト接着
剤の塗布においては、所謂櫛ベラが従来から用いられて
いるが、この櫛ベラは、所定の塗布厚さの塗布層を形成
するために用いられるものである。
【0007】これに対し、一液湿気硬化型コンタクト接
着剤は、空気中の湿気を吸収することによって接着剤成
分のタックが発現し、そして湿気の吸収はそれ程早く行
われないため、タック発現時間が一般的には20分〜3
0分程度となり、溶剤型ゴム系コンタクト接着剤に比べ
てタック発現までにかなりの時間を必要とする。
【0008】この発現したタックは湿気の吸収によって
接着剤成分の硬化反応が完全に進行すると消失してしま
い、その接着作用を行うことはできない。しかし、上述
したように湿気の吸収はあまり早く行われないので、一
旦発現したタックはかなり長時間、例えば50分程度維
持される。
【0009】したがって、一液湿気硬化型コンタクト接
着剤の場合には、溶剤型ゴム系コンタクト接着剤の場合
と反対に、いかに早くタックを発現させるかが重要とな
る。
【0010】一液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布し
た場合に、その塗布厚さに関係なく一率に空気中の湿気
は接着剤層に吸収されるために薄い塗布層においても厚
い塗布層においてもその外面が湿気を吸収して均一な厚
さのタック層が形成されることになる。
【0011】ここで、薄い塗布層の場合には、その塗布
層の全てが湿気を吸収して全体が半固形のタック層とな
り、このタック層は接着対象物を固定するに充分な半固
形のタックを有しており、固定作用を行うことができ
る。
【0012】厚い塗布層の場合には、その外面層にはタ
ックが発現するにしてもその半固形のタック層よりも何
倍もの液状のタック未発現層が内部に存在するため接着
対象物を固定しようとしても内部の液状のタック未発現
層の作用によって固定作用を行うことはできない。
【0013】しかし、薄い塗布層のみでは絶対的な接着
剤量が不足しているため充分な接着力が得られない。そ
のため、最終的に充分な接着強度を達成するためには充
分に厚い塗布層を形成しておくことが必要である。した
がって、一液湿気硬化型コンタクト接着剤に対してはタ
ックの発現を早めるためには薄い塗布層を形成し、充分
な接着強度を達成するためには厚い塗布層を形成してお
くことが必要とされる。
【0014】従来、一液湿気硬化型コンタクト接着剤を
用いてタックの早期発現と接着力の向上の2つの要請を
満たすコンタクト接着方法及びこの接着方法に用いられ
る塗布用ヘラは知られていなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、接着対象物の表
面上に一液湿気硬化型コンタクト接着剤の薄塗り層と厚
塗り層とを形成せしめ、薄塗り層によって迅速にタック
を発現せしめて固定操作の迅速化を図り、厚塗り層によ
って接着力の向上を図ることができるようにしたコンタ
クト接着方法並びにこの接着方法を行う際に極めて好適
に一液湿気硬化型コンタクト接着剤の塗布を行うことが
できる塗布用ヘラを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のコンタクト接着方法は、一対の接着対象物
の接着面の少なくとも一方に塗布量の大なる厚い塗布層
と塗布量の小なる薄い塗布層とが交互に形成されるよう
に一液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布し、該薄い塗
布層にタックが発現した時点で、当該一対の接着対象物
の接着面を当接せしめ、厚い塗布層のタックの発現して
いない一液湿気硬化型コンタクト接着剤が押し潰されて
側方に移動してもタック発現箇所の全てがタックの発現
していない一液湿気硬化型コンタクト接着剤によって被
覆されないように該厚い塗布層の幅と該薄い塗布層の幅
を設定し、該薄い塗布層に発現したタックを利用して一
対の接着対象物を迅速に固定し接着することを特徴とす
る。この接着方法によれば、薄塗り層の早期タック発現
を利用して迅速なる固定を行うことができ、かつ厚塗り
層の接着剤の存在により接着力の向上をあわせて行うこ
とができる利点がある。
【0017】本発明の塗布用ヘラは、上記したコンタク
ト接着方法において一液湿気硬化型コンタクト接着剤を
塗布するために用いられ、長尺平板体の長手方向の一端
部に端部方向に徐々に肉薄となるように塗布端部を形成
し、該塗布端部先端面に所定幅の塗布凹部を所定幅の塗
布平坦部を残して形成してなる塗布用ヘラであって、一
液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布するにあたって、
該塗布凹部によって前記した厚い塗布層を形成し、該塗
布平坦部によって前記した薄い塗布層を形成するように
したことを特徴とする。
【0018】前記塗布凹部の幅と塗布平坦部の幅との割
合は、接着対象物同士を接着する際に厚塗り層の接着剤
が押し潰されて薄塗り層の全面を被覆せずかつ接着力も
大幅に低下しない量の接着剤が存在する割合とすればよ
く、1:0.4〜1:4、好ましくは1:0.6〜1:
3、さらに好ましくは1:0.8〜1:2である。
【0019】前記塗布凹部の開口角度は特別の制限はな
いが、開口角が小さすぎると塗布層の断面形状が細長く
なって安定せず、又は開口角が大きすぎると、塗布層の
断面形状が平坦となり塗布量が充分でなくなり、60〜
120度程度がよく、85〜95度が好適である。
【0020】前記塗布平坦部の先端面に多数の小凹部を
形成しておいても薄塗り塗布を行うことができる。該小
凹部の幅としては該塗布凹部の幅の1/4以下とするの
が好適である。また、該小凹部の開口角度は60〜12
0度程度がよく、85〜95度が好ましい。
【0021】前記長尺平板体の長手方向両端部を同一方
向に傾斜した斜面とすれば、塗布作業の際に扱い易く、
その傾斜角度としては15〜25度程度が好ましい。
【0022】前記長尺状平板体の長手方向の他端部に端
部方向に徐々に肉薄となるように塗布端部をさらに形成
し、該塗布端部先端面に鋸歯状凹凸部を形成しておけ
ば、接着対象物の表面が平坦でなく、凹凸のある場合で
も、厚塗りができるため凹凸の影響を受けることなく一
液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布することができる
利点がある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面とともに説明する。
【0024】図中、12は本発明に係る塗布用ヘラで、
長尺平板体14を有している。該長尺平板体14の長手
方向の両端部には端部方向に徐々に肉薄となるように形
成された一対の塗布端部、即ち薄塗り塗布端部16及び
厚塗り塗布端部18が設けられている。
【0025】該薄塗り塗布端部16は一方の塗布端部先
端面19に塗布凹部20を所定幅の塗布平坦部22を残
して形成することによって構成されている。該塗布凹部
20の幅L1と塗布平坦部22の幅L2とは、L1:L2
1:0.4〜1:4、好ましくはL1:L2=1:0.6
〜1:3、さらに好ましくはL1:L2=1:0.8〜
1:2の割合で形成される。
【0026】該塗布凹部20の開口角度Wは一液湿気硬
化型コンタクト接着剤Aが塗布された場合に適度の高さ
の厚塗り層Dが形成されればよいもので、開口角度Wが
狭すぎると厚塗り層Dが細長くなって安定せず、開口角
度Wが広すぎると厚塗り層Dの面積が広くなり薄塗り層
Eの面積がそれだけ制限される。したがって、該開口角
度Wは60〜120度程度、好ましくは、85〜95度
程度とすればよいが、図示の例では90°の場合を示し
た。
【0027】該厚塗り塗布端部18は他方の塗布端部先
端面24に鋸歯状凹凸部26を形成することによって構
成されている。該凹凸部26を構成する凹部26aの開
口角度Vについては特別の限定はないが、60〜120
°程度で充分であり、図示の例では90°の場合を示し
た。
【0028】該塗布用ヘラの長手方向の両端部は同一方
向に傾斜した斜面とするのが塗布操作上便利である。こ
の傾斜角度についても特別の限定はないが、15〜30
°程度の範囲内で適宜設定すればよく、図示の例では2
2°の傾斜をつけた場合を示してある。
【0029】一対の接着対象物を一液湿気硬化型コンタ
クト接着剤及び本発明の塗布用ヘラを用いて本発明の接
着方法によって接着する場合について詳述する。この場
合、一液湿気硬化型コンタクト接着剤は一対の接着対象
物の少なくともいずれか一方(通常は両方)に塗布され
るが、図示の例では一方の接着対象物Bについて説明す
る。例えば、チューブ等の容器に充填されている一液湿
気硬化型コンタクト接着剤Aを接着対象物B表面に塊状
に押出し吐出せしめ、これを上記した塗布用ヘラ12の
薄塗り塗布端部16で該表面上に広げながら塗布する
と、図6及び図7に示したように厚塗り層Dと薄塗り層
Eとが形成される。
【0030】この薄塗り層Eのタックは早く発現するの
に対し厚塗り層Dのタックの発現は遅い。薄塗り層Eの
タックが発現した時点で接着対象物同士を互いに当接さ
せると、厚塗り層Dは図7に仮想線でしめすようにその
高い部分は潰れて平坦になるが、薄塗り層Eまでタック
の発現していない一液湿気硬化型コンタクト接着剤Aが
移動して被覆してしまうことはなく、薄塗り層Eのタッ
ク発現部分はタック機能を維持することができるように
なっている。
【0031】したがって、この薄塗り層Eのタック機能
によって接着対象物同士を迅速に固定することができ
る。また、厚塗り層Dの一液湿気硬化型コンタクト接着
剤Aのタック発現は遅いため迅速な固定作用には寄与で
きないが一液湿気硬化型コンタクト接着剤Aの量は充分
にあるため最終的な接着状態における接着力の向上に寄
与する。
【0032】一方、塗布用ヘラ12の厚塗り塗布部分1
8で塊状の一液湿気硬化型コンタクト接着剤Aを広げな
がら塗布すると、図8及び図9に示したように厚塗り層
Dが連続的に形成されるが、図7に示すような幅広の薄
塗り層Eは形成されず、単なる谷状部Fが形成されるだ
けである。
【0033】この場合、谷状部Fに位置する一液湿気硬
化型コンタクト接着剤Aからは早くタックの発現がある
ものの全体のタック発現は遅い。また、谷状部Fのタッ
クが発現した段階で接着対象物同士を互いに当接させる
と、厚塗り層Dは図9に仮想線で示すようにその高い部
分は潰れて平坦になり、それと同時に谷状部Fは厚塗り
層D部分の一液湿気硬化型コンタクト接着剤Aが移動す
ることによって完全に被覆されてしまうので谷状部Fの
多少のタックも利用することはできず、迅速な固定を行
うことはできない。
【0034】しかし、厚塗り層Dは図7の場合に比較し
て多数存在しており、一液湿気硬化型コンタクト接着剤
Aの塗布量は相対的に多いので最終的な接着状態におけ
る接着力は高いものとなる。したがって、この厚塗り塗
布部分18は迅速な固定作業を行う必要がなく、強固な
接着力を必要とする場合に適用されることとなる。ま
た、この厚塗り塗布部分18は、接着対象物Bの表面が
平坦でなく、凹凸のある場合には、厚塗りができるため
凹凸の影響を受けることなく一液湿気硬化型コンタクト
接着剤Aを塗布できる利点がある。
【0035】上述したことから明らかなごとく、本発明
の塗布用ヘラ12は、薄塗り塗布端部16の構成が特徴
であり、この薄塗り塗布端部16だけを設けた場合でも
一液湿気硬化型コンタクト接着剤Aの塗布用ヘラとして
優れた機能を発揮するものである。
【0036】上記した実施例では、本発明の塗布用ヘラ
12の塗布平坦部22の形状としては文字通り平坦とし
た例を示したが、この塗布平坦部22の形状は薄塗り層
Eが形成できる塗布作用を発揮できればよいもので、必
ずしも完全に平坦である必要はない。例えば、図10及
び図11に示すような多数の小凹部22aを形成したも
のであっても適用可能である。
【0037】該小凹部22aの幅L3と塗布凹部20の
幅L1とはL3/L1が1/4以下となる程度に設定する
のが好適である。また、該小凹部22aの開口角度Tは
60〜120度程度、好ましくは85〜95度程度とす
ればよいが、図示の例では90°の場合を示した。
【0038】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、接
着対象物の表面上に一液湿気硬化型コンタクト接着剤の
薄塗り層と厚塗り層とを形成せしめ、薄塗り層によって
迅速にタックを発現せしめて固定操作の迅速化を図り、
厚塗り層によって接着力の向上を図ることができるとい
う著大な効果を達成することができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布用ヘラの一つの実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図2のX矢視拡大図である。
【図5】図2のY矢視拡大図である。
【図6】本発明の塗布用ヘラの薄塗り塗布端部によって
一液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布した状態を示す
説明図である。
【図7】図6の状態に塗布された一液湿気硬化型コンタ
クト接着剤の塗布状態を示す断面説明図である。
【図8】本発明の塗布用ヘラの厚塗り塗布端部によって
一液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布した状態を示す
説明図である。
【図9】図8の状態に塗布された一液湿気硬化型コンタ
クト接着剤の塗布状態を示す断面説明図である。
【図10】本発明の塗布用ヘラの他の実施形態を示す図
4と同様の図面である。
【図11】図10のZ矢視拡大図である。
【符号の説明】
12 塗布用ヘラ、14 長尺平板体、16 薄塗り塗
布端部、18 厚塗り塗布端部、19 塗布端部先端
面、20 塗布凹部、22 塗布平坦部、22a小凹
部、24 塗布端部先端面、26 鋸歯状凹凸部、26
a 凹部、A 一液湿気硬化型コンタクト接着剤、B
接着対象物、D 厚塗り層、E 薄塗り層、F 谷状
部、V,W,T 開口角度。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の接着対象物の接着面の少なくとも
    一方に塗布量の大なる厚い塗布層と塗布量の小なる薄い
    塗布層とが交互に形成されるように一液湿気硬化型コン
    タクト接着剤を塗布し、該薄い塗布層にタックが発現し
    た時点で、当該一対の接着対象物の接着面を当接せし
    め、厚い塗布層のタックの発現していない一液湿気硬化
    型コンタクト接着剤が押し潰されて側方に移動してもタ
    ック発現箇所の全てがタックの発現していない一液湿気
    硬化型コンタクト接着剤によって被覆されないように該
    厚い塗布層の幅と該薄い塗布層の幅を設定し、該薄い塗
    布層に発現したタックを利用して一対の接着対象物を迅
    速に固定し接着することを特徴とするコンタクト接着方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンタクト接着方法にお
    いて一液湿気硬化型コンタクト接着剤を塗布するために
    用いられ、長尺平板体の長手方向の一端部に端部方向に
    徐々に肉薄となるように塗布端部を形成し、該塗布端部
    先端面に所定幅の塗布凹部を所定幅の塗布平坦部を残し
    て形成してなる塗布用ヘラであって、一液湿気硬化型コ
    ンタクト接着剤を塗布するにあたって、該塗布凹部によ
    って前記した厚い塗布層を形成し、該塗布平坦部によっ
    て前記した薄い塗布層を形成するようにしたことを特徴
    とする塗布用ヘラ。
  3. 【請求項3】 前記塗布凹部の幅と塗布平坦部の幅との
    割合が1:0.4〜1:4であることを特徴とする請求
    項2記載の塗布用ヘラ。
  4. 【請求項4】 前記塗布凹部の開口角度が60〜120
    度であることを特徴とする請求項2又は3記載の塗布用
    ヘラ。
  5. 【請求項5】 前記塗布平坦部の先端面に多数の小凹部
    を形成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1
    項記載の塗布用ヘラ。
  6. 【請求項6】 前記小凹部の幅が前記塗布凹部の幅の1
    /4以下であることを特徴とする請求項5記載の塗布用
    ヘラ。
  7. 【請求項7】 前記小凹部の開口角度が60〜120度
    であることを特徴とする請求項5又は6記載の塗布用ヘ
    ラ。
  8. 【請求項8】 前記長尺状平板体の長手方向の他端部に
    端部方向に徐々に肉薄となるように塗布端部をさらに形
    成し、該塗布端部先端面に鋸歯状凹凸部を形成したこと
    を特徴とする請求項2〜7のいずれか1項記載の塗布用
    ヘラ。
JP24495697A 1997-09-10 1997-09-10 コンタクト接着方法 Expired - Lifetime JP4242464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24495697A JP4242464B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 コンタクト接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24495697A JP4242464B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 コンタクト接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1180675A true JPH1180675A (ja) 1999-03-26
JP4242464B2 JP4242464B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=17126462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24495697A Expired - Lifetime JP4242464B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 コンタクト接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4242464B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053250A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Konishi Co Ltd 接着剤用塗布ベラ
JP2005112926A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Toyo Polymer Co Ltd 床材用接着剤組成物
JP2012009529A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toyota Motor Corp リアクトル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053250A (ja) * 2001-08-10 2003-02-25 Konishi Co Ltd 接着剤用塗布ベラ
JP2005112926A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Toyo Polymer Co Ltd 床材用接着剤組成物
JP2012009529A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toyota Motor Corp リアクトル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4242464B2 (ja) 2009-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3934548B2 (ja) 平板状部材の接合装置
BR9812034A (pt) Processos para unir superfìcies entre si e para formar uma pelìcula biocompatìvel sobre superfìcies justapostas de tecido, pelìcula in vivo formada sobre superfìcies justapostas de tecido, e, dispostivo para dispensar um material de monÈmero polimerizável ou reticulável a partir de um aplicador
KR100604295B1 (ko) 붕대 및 약물 투약 시스템 상의 스프레이
US4407310A (en) Sculptured artificial nail
EP1388374A4 (en) FINISHING PROCESS WITH THERMAL INSULATION COATING
JPH1180675A (ja) コンタクト接着方法及び塗布用ヘラ
JP2761619B2 (ja) 出隅の処理方法
EP0385227A3 (en) Fastener strips with foam adhesive and process for preparation
EP0789735A1 (en) Foamed adhesives and method of application
JPS6044073A (ja) シ−ラント剤の塗布方法とその装置
EP0016740A1 (en) A process and a device for gluing with aminoplastic-based adhesive systems
JPH0637771Y2 (ja) 流動体塗布具の塗布用ペン芯
JP2625667B2 (ja) 貼着式床材
JPS6349315Y2 (ja)
JP2003266018A (ja) 水性接着剤の塗布方法と造膜抑制方法、これを用いた靴の製造方法およびその靴、並びに接着剤セット
JPH08266329A (ja) 化粧用塗布具
JPH07138154A (ja) 皮膚貼付薬シ−トおよび粘着シ−ト
JPS63283Y2 (ja)
JPH0646993Y2 (ja) 両面接着テープ
JPH0515989Y2 (ja)
JPH0742336A (ja) 壁面表装材剥離工法
JP2918425B2 (ja) 床コンクリートの下地処理方法
JPH1018576A (ja) 目地処理用へら
JPH11324276A (ja) 無機質基板の端部処理方法
JPH03218815A (ja) 水中におけるライニング工法に使用するライニング被膜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081219

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term