JP2003047542A - 乳幼児用スリング - Google Patents

乳幼児用スリング

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JP2003047542A
JP2003047542A JP2001239079A JP2001239079A JP2003047542A JP 2003047542 A JP2003047542 A JP 2003047542A JP 2001239079 A JP2001239079 A JP 2001239079A JP 2001239079 A JP2001239079 A JP 2001239079A JP 2003047542 A JP2003047542 A JP 2003047542A
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infant
pockets
holding
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Saori Konakawa
さおり 粉川
Rie Kojima
利恵 小島
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、乳幼児を様々な姿勢で保持できる
とともに、乳幼児の身体の大型化にも対応可能であり、
安価に製造可能であり、携帯にも便利な乳幼児用スリン
グを提供することを課題とする 【解決手段】 略紡錘形の袋であり、両端を結ぶ開口部
5並びにこの開口部5に臨む底部2b及びこの底部2b
から開口部5までを覆う側面部2cと、が一体に形成さ
れている保持部2と、両端から延出する2本の支持帯3
a,3bと、両支持帯3a,3bを互いに連結する連結
手段4,4と、を有する乳幼児用スリング1であって、
伸張した状態で側面部2cが両端において、両端を結ん
だ直線を挟んだ両側から外側から内側に向かってそれぞ
れ所定の布幅で蛇腹状に折り畳まれると共に、底部2b
上に積み重ねられ、この重複部分が底部2bとともに一
体に縫製されて両端に支持帯3a,3bが形成されてい
る乳幼児用スリング1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児を抱くため
の乳幼児用スリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来乳幼児を抱くための乳幼児保持具と
しては、背中に背負う形式のものと、体の前方に抱く形
式のものとが存在する。前者は、乳幼児の尻から背中を
支持するための支持部に様々な形式のものが提案されて
いる。また、後者には、更に乳幼児の抱かれた姿勢によ
り、縦抱きタイプと横抱きタイプのものが存在し、それ
ぞれに様々な形式のものが提案されている。
【0003】しかし、これらの乳幼児保持具に共通して
言えることは、乳幼児が常に一定の姿勢を取らされるこ
とであり、長時間これらの乳幼児保持具を使用すると、
乳幼児の体の特定の部分のみが圧迫されて乳幼児の血行
が阻害される恐れがあるという問題点があった。さら
に、これらの乳幼児保持具は、特定の姿勢で使用される
ように設計されているので、保持されている乳幼児の姿
勢を変更できないという問題点があった。
【0004】このような問題点が解決された乳幼児保持
具として、登録実用新案公報第3047603号及び実
開平7−14921号公報に記載された考案が挙げられ
る。これらの公報に記載された乳幼児保持具は幅広の布
からなる乳幼児保持部に乳幼児を様々な姿勢で保持可能
に構成されたものである。
【0005】登録実用新案公報第3047603号に記
載された考案を図7を用いて説明する。この考案におい
ては、乳幼児保持具101は布製であり、初めから環状
に形成されている。使用者はこの乳幼児保持具101を
タスキ掛けにし、肩当部103を肩に掛け、幅広の乳幼
児保持部102に乳幼児を保持する形式のものである。
【0006】また、乳幼児を保持した状態の乳幼児保持
部102が不用意に使用者の身体から離間することを防
ぐために、乳幼児保持部102の一方の周縁に沿って一
部が縫着されたベルト104,105が取付けられてお
り、このベルト104,105を使用者の胴体に巻着
し、ベルトの先端に取付けられた雌雄の止め具により固
定することで、乳幼児保持部102を常に使用者の身体
に接近させた状態とすることができる。
【0007】次に、実開平7−14921号公報に記載
された考案を図8を用いて説明する。この考案における
乳幼児保持具201は、未使用の状態において展開する
と木の葉状であり、乳幼児保持部202は中間部ほど幅
広に構成されており、一端部にはベルト203が、他端
部には前記ベルト203を固定するための固定手段とし
て硬い材料からなる2重のリング204が設けられてい
る。
【0008】この乳幼児保持具201を用いて乳幼児を
保持する際には、幅広の乳幼児保持部202の一端部か
ら延出したベルト203を他端部に設けられた2重のリ
ング204を用いて固定することで乳幼児保持具201
を環状とした後に、使用者がこの乳幼児保持具201を
タスキ掛けにし、乳幼児保持部202に乳幼児を収納す
る。乳幼児保持部202は、乳幼児の重みにより下方に
撓み袋状となることで乳幼児を保持する。
【0009】両考案とも、乳幼児を様々な姿勢(縦抱き
姿勢、横抱き姿勢等)で保持でき、さらに、乳幼児の姿
勢の変更が容易である点で、前記した従来の乳幼児保持
具に比較して一日の長が認められるが、次に示すような
問題点が存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】登録実用新案公報第3
047603号に記載された考案においては、乳幼児保
持具101(図7)が初めから環状とされており、この
環の周長を変更することができないために、乳幼児の成
長に伴う身体の大型化及び使用者の体型の違いに対し環
の周長を適切な長さに調節できないという問題がある。
【0011】一方、実開平7−14921号公報に記載
された考案においては、前記ベルト203(図8)の固
定位置を変更することで環の周長を変更できるので、登
録実用新案公報第3047603号に記載された考案の
問題は解決されている。しかし、実開平7−14921
号公報に記載された乳幼児保持具201(図8)は、乳
幼児保持部202が何ら加工されていない一枚の布であ
るので、月齢が低く身体の小さい乳幼児を保持した際
に、乳幼児保持部202に対して乳幼児の身体が小さす
ぎ、その結果、乳幼児保持部202を構成する布が余っ
てしまうという現象が発生する。この余った布が歩行等
の使用者の移動に伴い、種々の障害物に引っかかり易い
という問題がある。
【0012】さらに、実開平7−14921号公報に記
載された乳幼児保持具201は、ベルト203が端部に
至るまで一定の厚さであるために、ベルト203を2重
のリング204で固定して乳幼児を保持した際に、乳幼
児の重みによりベルト203が2重のリング204より
徐々にずり落ちる場合があった。このようにベルト20
3がずり落ちると、乳幼児保持部202中の乳幼児と使
用者との密着性が悪くなるために不安定となるばかりで
なく、最悪の場合ベルト203が2重のリング204か
ら外れ、乳幼児が落下する恐れがあるという問題点があ
る。また、このようにベルト203がずり落ちると、重
心が下がるために使用者が無理な姿勢を強いられるとい
う問題点がある。
【0013】さらに、両考案の乳幼児用保持具101,
201とも、折り畳んだとしても嵩張るために、外出時
等に携帯するためには使用者が別に収納容器等を準備し
なければならないという問題がある。
【0014】本発明は、これらの問題に鑑みなされたも
のであり、乳幼児を様々な姿勢で保持できるとともに、
使用者の体型の大小や乳幼児の成長に伴う身体の大型化
にも対応可能であり、安価に製造可能であり、携帯にも
便利な乳幼児用スリングを提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決するために次のように構成した。請求項1の発明
は、両端ほど布が絞られている略紡錘形の袋であり、乳
幼児を前記袋に出し入れするための前記両端を結ぶ開口
部並びに乳幼児を保持するための、この開口部に臨む船
底形状の底部及びこの底部から開口部までを覆う側面
部、が一体に形成されている保持部と、前記両端から延
出する2本の支持帯と、これらの支持帯を互いに連結す
るための連結手段と、を有する乳幼児用スリングであっ
て、伸張した状態で前記側面部が前記両端において、前
記両端を結んだ直線を挟んだ両側から外側から内側に向
かってそれぞれ蛇腹状に折り畳まれると共に、前記底部
上に積み重ねられ、この積み重ねられた部分が前記底部
とともに一体に縫製されて前記両端に帯状の前記支持帯
が形成されていることを特徴とする乳幼児用スリングで
ある。
【0016】この乳幼児用スリングを使用する際には、
前記連結手段により両支持帯を連結することで乳幼児用
スリングを環状とした後に、使用者がこの乳幼児用スリ
ングを首掛けにするか、片方の肩からタスキ掛けにし
て、前記紡錘の長手方向に沿った表面に存在する紡錘の
両端部を結ぶ開口から乳幼児を紡錘内部に収納する。
【0017】この乳幼児用スリングは、従来の乳幼児保
持具のように乳幼児が特定の姿勢を保持することが要求
されないので、乳幼児を様々な姿勢(対面縦抱き、前向
き縦抱き、横抱き等)で保持することが可能である。
【0018】また、この乳幼児用スリングは、保持部の
側面部が両端部において蛇腹状に折り畳まれており、こ
の蛇腹は伸縮自在となっているので、小型の乳幼児を保
持する際にはこの蛇腹が縮まった状態となり、大型の乳
幼児を保持する場合には蛇腹が広がった状態となり、常
に、乳幼児の体型、保持される姿勢及び乳幼児スリング
中での乳幼児の運動に応じて必要充分な保持空間を提供
する。
【0019】このように、蛇腹状の側面部が乳幼児の体
型、保持される姿勢及び乳幼児スリング中での乳幼児の
運動を吸収するので、乳幼児を保持した状態において乳
幼児用スリングから余分な布が外側に出っ張ることが無
い。これにより、従来の問題点である使用者の移動に伴
う乳幼児用スリングの障害物への引っかかりを防ぐこと
が可能となる。また、この乳幼児用スリングは、使用者
の体型の大小や乳幼児の成長に合わせて連結手段により
適切に支持帯の長さを調節可能である。
【0020】請求項2の発明は、前記底部の表面に、底
部の幅方向に平行で底部の幅と略等しい幅の開口部を有
する2つのポケットが開口部が向い合う向きで縫着され
ており、一方のポケットの開口部が他方のポケットの内
部に設けられることで両ポケットが開口部付近で重なり
合っており、前記乳幼児スリングを両ポケットを底とし
て載置し、前記開口部を起点として両ポケットの表裏を
反転させることにより、前記両ポケットに載置された前
記乳幼児用スリングを反転した両ポケットにより包み込
むように収納することでクッション状に変形可能である
ことを特徴とする請求項1記載の乳幼児用スリングであ
る。
【0021】請求項2の発明によれば、乳幼児用スリン
グの両ポケット以外の部分を両ポケットを表裏反転させ
ることにより、反転した両ポケット内部に収納すること
ができるので、携帯に際し特別に収納容器等を準備する
必要が無い。
【0022】また、前記両ポケットは、一方のポケット
の開口部が他方のポケットの内部に設けられており、両
ポケットが開口部付近で重複した構造を有するために、
内部に乳幼児用スリングを収納した状態で、ポケットの
開口部から、内部に収納した乳幼児用スリングがはみ出
すことを避けることができる。
【0023】なお、収納の際には、両ポケット上にこれ
らの両ポケットと略同形に乳幼児用スリングを折り畳ん
で載置すれば、両ポケットを容易に反転することができ
るとともに、見栄えよく収納することが可能である。
【0024】また、収納された状態で乳幼児用スリング
は、内部に両ポケット以外の乳幼児用スリングの部分が
折り畳まれ、外部が反転したポケットで被覆されたクッ
ション状となるので、このクッションを乳幼児を寝かせ
る際の枕等として使用することも可能となる。また、非
収納状態において両ポケットにオムツやタオル等を保持
することが可能である。
【0025】請求項3の発明は、前記連結手段が一方の
支持帯に設けられており、前記連結手段を有しない他方
の支持帯の端部に小ポケットが設けられていることを特
徴とする請求項1又は2記載の乳幼児用スリングであ
る。
【0026】請求項3の発明によれば、他方の支持帯の
端部に、一方の支持帯に設けられた連結手段を収納する
小ポケットを設けた。これにより、硬い材料からなる連
結手段を小ポケットに格納した上で、乳幼児スリングを
収納してクッションとすることで、クッション中の連結
手段に由来する異物感を軽減することが可能となる。
【0027】また、小ポケットは他方の支持帯の端部を
折り返して縫着する等により設けられるので、この部分
は布厚が厚くなる。ここで、一方の支持帯に設けられた
連結手段が後記するような2つの環であり、他方の支持
帯をこれらの環に挿通して両支持帯を緊結することで乳
幼児スリングを使用する場合を想定したときに、乳幼児
が乳幼児スリング中で上下動したとしても、他方の支持
帯に設けられた小ポケットの布厚の部分が抵抗となるた
めに、前記2つの環から他方の支持帯が過度にずり落ち
ることを防止することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明するが、本発明はこの実施の形態の記載に
限定されず、本発明の技術的思想を具現化する種々の変
更が加えられうる。
【0029】図1は、乳幼児スリングの開口部側正面図
(図1(a))、乳幼児スリングの裏面側正面図(図1
(b))及び乳幼児スリングの側面図(図1(c))で
あり、図2は、この乳幼児スリングの使用状態を示す模
式図であり、図3は、乳幼児スリングを両ポケットに収
納する工程を示す模式図であり、図4は、この乳幼児ス
リングの縫製前の展開図であり、図5,図6はこの乳幼
児スリングの製造工程を示す模式図である。
【0030】以下、図1を用いて本発明の乳幼児用スリ
ング1の説明を行う。尚、図1において破線で表されて
いるのは縫製した部分を表す。本発明の乳幼児用スリン
グ1は、両端部に存在するギャザー部8(但し、一方の
ギャザー部8は不図示)に外側から内側に蛇腹状に布が
寄せ集められて、両端部が絞られた略紡錘形の袋であ
る。この紡錘が乳幼児を保持するための保持部2を形成
している。保持部2の両端部からは保持部2と一体に形
成された帯状の支持帯3a,3bが延出している。ま
た、乳幼児スリング1を伸張した状態でこの両端部を結
んで直線状に開口部5が開口しており、この開口部5よ
り紡錘形の保持部2の内部に乳幼児を出し入れする。
【0031】この保持部2は、開口部5と対面するよう
に設けられた底部2b(図1(b))と、この底部2b
から開口部5までを覆う側面部2c(図1(a),図1
(c))とから構成されている。この乳幼児スリング1
を伸張した状態で側面から見ると底部2bは自然に布が
弛んだ略船底形状である(図1(c))。この底部2b
と側面部2cとで、保持部2内部に収納された乳幼児の
身体を支持する。
【0032】本発明の乳幼児用スリング1においては、
ギャザー部8に蛇腹状に布が折り畳まれており、保持部
2の内部に収納された乳幼児の体型、姿勢及び乳幼児ス
リング1中での乳幼児の運動に応じて、この蛇腹が適宜
開閉することで常に乳幼児を保持するための必要充分な
保持空間を提供することが可能になる。
【0033】また、このように蛇腹が適宜開閉すること
により常に乳幼児を保持するための必要充分な保持空間
が提供されているので、乳幼児スリング1から余分な布
がはみ出すことがなく、使用者の移動に伴い乳幼児スリ
ング1が障害物に引っかかることを抑制することができ
る。
【0034】この底部2bの表面には所定の箇所に、こ
の乳幼児用スリング1を折り畳んで収納するための二つ
のポケット6a,6bとが縫着されている。両ポケット
6a,6bは底部2bの幅と略等しい幅を有するととも
に、このポケットの開口部7a,7bとが向き合うよう
に設けられている。一方のポケット6aの開口部7aは
他方のポケット6bの内部に設けられており両ポケット
6a,6bは開口部7a,7bが重複した構造となって
いる。
【0035】また、一方の支持帯3aには、他方の支持
帯3bを連結するための連結手段4,4が設けられてい
る。この連結手段4,4は、同形の硬い材料からなる2
つの環であり、これらの環を一方の支持帯3aに挿入し
た後に、これらの環を支点として一方の支持帯3aを折
り返して縫製することにより、一方の支持帯3aに固定
されている。
【0036】また、他方の支持帯3bには、この他方の
支持帯3bの端部が折り返されて縫製された小ポケット
3cが形成されており、この小ポケット3cに一方の支
持帯3aに設けられている連結手段4,4を格納するこ
とが可能である。
【0037】次に図2により、図に示された本乳幼児ス
リング1の使用方法の説明を行う。本乳幼児スリング1
を使用するには、まず、一方の支持帯3aに設けられた
連結手段4,4に他方の支持帯3bを所定の長さ挿通し
た後に、他方の支持帯3bを折り返して再び片方の連結
手段4に挿通して両支持帯3a,3bを緊結し乳幼児ス
リング1を環状とする。この時、連結手段4,4に挿通
する他方の支持帯3bの長さを調節し、使用者及び乳幼
児の体型に合わせて乳幼児スリング1の環長を変更する
ことが可能である。
【0038】ここで、前記小ポケット3cの部分におい
て他方の支持帯3bの布厚が厚くなっているので、連結
手段4,4により両支持帯3a,3bを緊結し、保持部
2に乳幼児を収納したときに、乳幼児の重みにより他方
の支持帯3bが2つの環である連結手段4,4から過度
にずり落ちることを防止することが可能となる。これに
より、乳幼児が乳幼児スリング1から落下することが防
止されるとともに、使用者が乳幼児スリング1を装着し
た際に重心が下がることが防止されるので、使用者と乳
幼児との密着性が常に良好な状態に保たれ、使用者が無
理な姿勢を取らされることがない。
【0039】その後、使用者が環状となった乳幼児スリ
ング1をタスキ掛け又は首掛けにし、乳幼児を開口部5
より所定の姿勢で保持部2に収納する。本乳幼児スリン
グ1は乳幼児に特定の姿勢を強要するものではないの
で、様々な姿勢で乳幼児を保持することが可能である。
【0040】その幾つかの態様について説明する。図2
(a)は、首の据わっていない乳幼児を保持するための
所謂「ピーナツ抱き」である。ピーナツ抱きにおいては
乳幼児を保持部2の長手方向に沿って上向きに収納し、
余った側面部2cの布で乳幼児の身体を包む。尚、図2
(a)においては、乳幼児は側面部2cに包まれた状態
となっているために、図示されていない。このようにピ
ーナツ抱きにおいては乳幼児の体重は、乳幼児の背面全
体で支持されるので、乳幼児の身体の一部分に荷重が集
中することが避けられる。
【0041】図2(b)は、月齢がある程度進んで、首
の据わった乳幼児を保持するための「対面縦抱き」であ
る。対面縦抱きにおいては、乳幼児を使用者と対面した
姿勢で保持部2を跨ぐように収納し、乳幼児の尻の下の
保持部2を乳幼児の尻に沿って適宜広げることで乳幼児
の尻を支点として保持するものである。図2(b)に示
したように、乳幼児の上半身は乳幼児の尻から両支持帯
3a,3bの連結部に掛けて張り出した布(保持部2)
により挟持される。このように対面縦抱きにおいては、
乳幼児の体重は乳幼児の尻全体で支持されるので、乳幼
児の身体の一部分に荷重が集中することが避けられる。
【0042】図2(c)は図2(b)の場合よりもさら
に月齢が進み、腰の据わった乳幼児を保持するための所
謂「カンガルー抱き」である。カンガルー抱きにおいて
は、使用者は環状とした乳幼児用スリング1を使用者の
前面に保持部2が来るように首掛けにする。そして、前
向きの乳幼児を大きく広げた開口部5より乳幼児用スリ
ング1の幅方向の広がりを利用して尻から足先までを保
持部2中に収納する。カンガルー抱きにおいては乳幼児
の体側面が、乳幼児の下半身から両支持帯3a,3bの
連結部に掛けて張り出した布(保持部2)により保持さ
れる。このようにカンガルー抱きにおいては、乳幼児の
体重は乳幼児の下半身全体により支持されるので、乳幼
児の身体の一部分に荷重が集中することが避けられる。
【0043】以上、乳幼児スリング1を首が据わってい
ない時期から腰が据わった時期までの乳幼児に対して使
用した例を示したが、本乳幼児スリングは、歩行が可能
になった乳幼児(2〜3歳程度)まで使用することが可
能である。また、前記した使用方法に共通して、ギャザ
ー部8(図1)に折り畳まれた蛇腹状の布が乳幼児の保
持姿勢や体型に応じて適宜開閉するので、不必要な布が
乳幼児用スリング1の外側にはみ出すことがないととも
に、乳幼児にとって必要充分な保持空間が提供される。
さらに、保持中の乳幼児は常に使用者と密着しており、
乳幼児にとって快適な空間が提供される。
【0044】以上、乳幼児スリング1の典型的な使用方
法を乳幼児の月齢に沿って例示したが、本乳幼児スリン
グ1は容易に変形可能であるので、使用者の創意工夫に
従い様々な方法で使用可能である。例えば、使用者の管
理下においてブランコ等の遊具として、また、乳幼児が
椅子に座っている時の落下防止ベルトとして、さらに、
後記のクッションとした状態で乳幼児の枕等として用い
ることが可能である。
【0045】続いて図3に基づき、本発明の乳幼児スリ
ング1を両ポケット6a,6bに収納する方法について
説明する。尚、図3においては図1と同じ部分について
は同符号を付しその説明を省略する。
【0046】まず、伸張状態の乳幼児スリング1を両ポ
ケット6a,6bを下面として展開状態で広げる(図3
(a))。続いて、乳幼児用スリング1を長手方向の中
央部付近で折り畳んで両ポケット6a,6bが存在する
側を下面として、一方の支持帯3aに設けられた連結手
段4,4を他方の支持帯3bの端部に設けられた小ポケ
ット3c中に格納する(図3(b))。このように、硬
い材料からなる連結手段4,4を小ポケット3c中に収
納することで、クッション10(図3(e))を得た際
に連結手段4,4に由来するクッション10中の異物感
を緩和することが可能となる。なお、二点鎖線は、折り
畳み前の乳幼児用スリング1の状態を示している。続い
て、折り畳まれた乳幼児スリング1を再度逆方向に折り
畳み、両ポケット6a,6b上部に積み重ねる(図3
(c))。
【0047】続いて、折り畳まれた乳幼児スリング1の
天地を逆さまにして両ポケット6a,6bが上側となる
ように配置した後に、両ポケット6a,6bを開口部7
a,7bを起点として表裏を反転させて両ポケット6
a,6bの下側に積み重ねられた乳幼児スリング1を包
み込む(図3(d))。
【0048】このようにすることで、両ポケット6a,
6bの裏面と乳幼児スリング1の両ポケット6a,6b
が縫着されていた部分(底面2b)とで包み込まれたク
ッション10を得る(図3(e))。
【0049】この際、両ポケット6a,6bの開口部7
a,7bが重複した構造となるので、クッション10内
部から、乳幼児スリング1がはみ出すことを避けること
ができる。
【0050】なお、前記した乳幼児用スリング1の収納
方法は、説明の都合上、最も典型的な一例を示している
が、乳幼児用スリング1の両ポケット6a,6b以外の
部分を両ポケット6a,6bを反転させて包み込むもの
であれば、前記の方法に限られないことは勿論である。
【0051】このように、本発明の乳幼児スリングは、
両ポケット6a,6bに自身を収納して小型のクッショ
ン10とすることが可能であるので、携帯に際して特別
な収納容器を準備する必要がない。
【0052】また、乳幼児用スリング1が両ポケット6
a,6bに収納されない状態において、両ポケット6
a,6bは小物用のポケットとして使用することが可能
であり、保持されている乳幼児に異物感を感じさせない
ような柔らかいもの(オムツ、タオル等)を保持するこ
とが可能である。
【0053】続いて、図4,図5を用いて本乳幼児用ス
リング1の製造方法について説明を行う。図4は、本乳
幼児スリング1の縫製前の展開図である。なお、縫製前
の乳幼児スリング1を縫製前スリングと呼ぶこととす
る。
【0054】縫製前スリング20は、略矩形状の布であ
り、平行な2本の長辺24,24と、2つの短辺とから
なる。なお、この2本の長辺24,24は、乳幼児スリ
ング1完成後、開口部5(図1)の両側を成す布とな
る。縫製前スリング20の一方の短辺21aは、長辺2
4,24に対して鈍角をなすように斜めに裁断されてお
り、その結果、縫製前スリング20は、中心軸23に向
かうにつれて、中心軸23方向の長さが、長辺24,2
4よりも長くなるように裁断されている。
【0055】縫製前スリング20の長辺24,24で挟
まれた部分は、乳幼児スリング1完成後、乳幼児を保持
するための底部2b及び側面部2cとなるが、この部分
を中心軸23に向かうにつれて長辺24,24よりも長
くなるように裁断することで、乳幼児スリング1の底部
2b及び側面部2cに自然な布のゆとりを形成し、船底
形状の底部2bを得ることが可能となる。
【0056】また、一方の短辺21aの中央部付近に
は、略扇型の布が延出した第1の延出部22aが設けら
れている。この第1の延出部22aは、乳幼児スリング
1の他方の支持帯3b(図1)となる。
【0057】また、他方の短辺21bは、長辺に対して
垂直に裁断されており、この短辺21bの中央部付近に
は、凸型に布が延出した第2の延出部22bが設けられ
ている。この第1の延出部22bは、乳幼児スリング1
の連結手段4,4(図1)が設けられる一方の支持帯3
a(図1)となる。
【0058】図4中で1点鎖線及び破線で示したものは
縫製前スリング20の折り線である。1点鎖線が山折り
線を示し破線が谷折り線を示している。縫製前スリング
20は、中心軸23の左右で対称であるので、短辺21
aの中心軸23の右側に設けられた折り線を例として説
明する。
【0059】折りの基点である折り線T0,T1,Y
1,T2,Y2,T3,Y3,T4,Y4は、中心軸2
3から外側に向かって、この順番で設けられている。中
心軸23に近い2本の谷折り線T0,T1は、中心軸2
3と平行であり、縫製前スリング20の長手方向を縦断
して他方の短辺21bに至るように設けられている。ま
た、折り線T0,T1の間は後記のように折り畳まれた
布が積層されるために、この部分を積層部Aと呼ぶこと
とする。
【0060】T0,T1以外の折り線Y1,T2,Y
2,T3,Y3,T4,Y4は、一定の間隔でそれぞれ
平行に、中心軸23に対して所定の角度をなして斜めに
設けられている。また、これらの折り線Y1,T2,Y
2,T3,Y3,T4,Y4は、折り線T0,T1とは
異なり縫製前スリング20を完全に横切ってはおらず、
縫製前スリング20の中ほどで折り線が消失している。
これは、これらの折り線Y1,T2,Y2,T3,Y
3,T4,Y4は乳幼児スリング1の端部のギャザー部
8(図1)に布を蛇腹状に寄せ集めるものであるので、
縫製前スリング20を縦断させる必要が無いからであ
る。
【0061】次にこれらの折り線T0,T1,Y1,T
2,Y2,T3,Y3,T4,Y4に沿って短辺21a
を折っていく工程について図5、図6を参照しながら説
明を行う。
【0062】(1)第1工程 まず、延出部22aから伸びている谷折り線T1、山折
り線Y1で布を折り、前記積層部A上に3角形状に積み
重ね、仮止めを行う(図5(a))。これは、いわば、
前記3角形状の布を切除し、谷折り線T1と山折り線Y
1とを縫製することと同等の作用を有しており、縫製前
スリング20の第1の延出部22a、ひいては短辺21
aを緩やかな凹型に湾曲させる効果をもたらす。これに
より、乳幼児スリング1完成後、底部2b及び側面部2
c(図1)に布の自然な弛みが形成され、船底形状の底
部2b(図1)を得ることが可能となる。
【0063】(2)第2工程 続いて、延出部22aから伸びている谷折り線T2、山
折り線Y2で布を折り、得られた帯状の布を、山折り線
Y2と折り線T0とが重なるように前記積層部A上に積
み重ね(図5(b))、仮止めを行う。
【0064】(3)第3工程 さらに、短辺21aから伸びている谷折り線T3、山折
り線Y3で布を折り、得られた帯状の布を、積層部A上
に積み重ね、仮止めを行う。この帯状の布を積み重ねる
際に、階段状となった布の重ね合わせ部において、積み
重ねられたそれぞれの布を延出部22aの端部方向に僅
かずつ引っ張り上げるようにしてずらしながら重ね合わ
せ、仮止めを行う。このようにすることで、乳幼児スリ
ング1完成後の底部2b及び側面部2cとなる部分の布
に余裕を持たせることができ、乳幼児スリング1完成
後、底部2b及び側面部2c(図1)に布の自然な弛み
が形成され、船底形状の底部2b(図1)を得ることが
可能となる。
【0065】(4)第4工程 第3工程と同様にして谷折り線T4、山折り線Y4にお
いても布を折り、得られた帯状の布を、延出部22aの
端部方向に僅かずつたくし上げるようにしてずらしなが
ら、積層部A上に積み重ね、仮止めを行う(図6
(c),(d))。このようにして、T0以外の折り線
を折ることにより、積層部A上には蛇腹状に帯状の布が
積層される(図6(d))。第3及び第4工程により折
られた短辺21aに由来する布は積層部Aの前記所定の
箇所から階段状に積層され、第1及び第2工程で折られ
た部分とともに、縫製終了後、乳幼児スリング1の他方
の支持帯3b(図1)となる。このように、短辺21a
に由来する布は、階段状に積層され、布が急激に厚くな
ることが防がれているので、他方の支持帯3bを乳幼児
スリング1の一方の支持帯3aに設けられた連結手段
4,4に挿通する際に、連結手段4,4に引っかかるこ
と無くスムースに挿通することが可能となる。
【0066】(5)第5工程 最後に、谷折り線T0において積層部Aに積層された帯
状の布を一体に谷折りすることで、蛇腹状の布の積層部
が乳幼児スリング1の内側を向くようにする。(図6
(e))。このように、蛇腹状の積層部を内側に折り込
むと、完成品の乳幼児スリング1において、障害物に引
っかかり易い蛇腹状の布が乳幼児スリングの内側に収納
される。
【0067】前記した第1〜第5工程を短辺21aの中
心軸23の左側についても行なった後に、所定箇所にお
いて縫製を行い、最後に、端部を折り返して縫着し小ポ
ケット3cを形成することで、他方の支持帯3bが得ら
れる。
【0068】続いて、他方の短辺21bの折り方を他方
の短辺21bの中心軸23の右側を用いて説明する。短
辺21bには、折りの基点となる折り線T0,T1,Y
11,T12,Y12,T13,Y13が中心軸から外
側に向かって所定の間隔で、この順番で設けられてい
る。なお、谷折り線T0,T1は、短辺21aの説明で
述べたものと同じものであり、縫製前スリング20を縦
断して設けられている。また、前記と同様に、谷折り線
T0とT1との間の部分を積層部Aと呼ぶこととする。
また、短辺21bにおける折りは、短辺21aの折りで
行われた3角形状の折り(第1工程)や、布を僅かずつ
ずらしながら仮止めを行う(第3,4工程)と言った複
雑な折りは無く、単純であるので説明図面は省略する。
【0069】その他の折り線Y11,T12,Y12,
T13,Y13は、中心軸23に対して平行にもうけら
れており、前記した理由と同じ理由により、折り線は縫
製前スリング20の中ほどで消失している。次にこれら
の折り線T0,T1,Y11,T12,Y12,T1
3,Y13に沿って短辺21bを折っていく工程につい
て説明する。
【0070】(1)工程A まず、谷折り線T1を谷折りにし、山折り線Y11を山
折りにして得られる帯状の布を重複部Aに積層する。
【0071】(2)工程B 同様にして、谷折り線T12で布を谷折にし、山折り線
Y12で布を山折りにして得られる帯状の布を積層部A
に積層する。最後に谷折り線T13で布を谷折にし、山
折り線Y13で布を山折りにして得られる帯状の布を積
層部Aに積層する。
【0072】(3)工程C 工程Bまでで、積層部Aには、蛇腹状に帯状の布が積層
される。この積層された布を一体に谷折り線T0で谷折
りすることで、前記第5工程と同様に、蛇腹状の布の積
層部が乳幼児スリング1の内側を向くようにする。
【0073】前記した工程A〜工程Cを短辺21bの中
心軸の左側についても行った後に、連結手段4,4を取
付けると共に、所定箇所において縫製することで、一方
の支持帯3aを得る。
【0074】以上のように、第1〜第5工程及び工程A
〜工程Cを行い、縫製を行うことで、乳幼児スリング1
が完成する。
【0075】
【発明の効果】本発明は前記のように構成したので次に
示すような顕著な効果を奏する。本発明の乳幼児スリン
グは、乳幼児を保持部に様々な姿勢で保持できるととも
に、保持姿勢の変更も容易であるため、保持される乳幼
児の身体の一部分にのみ負担が集中することがない(請
求項1)。
【0076】また、2本の支持帯と連結手段を用いるこ
とで、乳幼児スリングの周長を変化させることができる
ので、使用者の体型や乳幼児の身体のサイズに合わせて
常に適切な保持空間を提供できる(請求項1)。
【0077】また、この乳幼児スリングは、側面部が両
端部において蛇腹状に折り畳まれ、伸縮自在となってお
り、保持される乳幼児の体型の大小、乳幼児の姿勢及び
保持部内部での乳幼児の運動に応じてこの蛇腹が開閉す
ることで、常に乳幼児にとって必要十分な保持空間が提
供される。また、この蛇腹は、自在に伸縮するので、乳
幼児スリングから余分な布が外側にはみ出すことがない
ので、使用者の移動等により乳幼児スリングが障害物に
引っかかることを防止することが可能となる(請求項
1)。
【0078】また、本発明の乳幼児スリングは、自身を
収納するためのポケットを有しており、このポケットに
乳幼児スリングを収納することで小型のクッション状に
変形可能であるので、外出に際し、特別な収納容器が不
要である(請求項2)。
【0079】また、本発明の乳幼児スリングは、硬い環
である連結手段を収納するための小ポケットを有してい
るので、乳幼児スリングをクッション状に変形したとき
に、連結手段に由来する異物感を軽減できる(請求項
3)。
【0080】さらに、他方の支持帯に設けられた小ポケ
ットの布厚の部分が抵抗となり、2つの環からなる連結
手段から他方の支持帯が過度にずり落ちることを防ぐた
めに、他方の支持体が連結手段から外れ乳幼児が落下す
る危険性を低減することが可能となる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乳幼児スリングの開口部側正面図(a)、乳
幼児スリングの裏面側正面図(b)及び乳幼児スリング
の側面図(c)であり
【図2】 乳幼児スリングの使用状態を示す模式図であ
る。
【図3】 乳幼児スリングを両ポケットに収納する工程
を示す模式図である。
【図4】 乳幼児スリングの縫製前の展開図である。
【図5】 乳幼児スリングの製造工程を示す模式図であ
る。
【図6】 乳幼児スリングの製造工程を示す模式図であ
る。
【図7】 従来の乳幼児保持具の模式図である。
【図8】従来の乳幼児保持具の模式図である。
【符号の説明】
1 乳幼児用スリング 2 保持部 2b 底部 2c 側面部 3a,3b 支持帯 4 連結手段 5 開口部 6a,6b ポケット 7a,7b ポケットの開口部 8 ギャザー部 10 クッション 20 縫製前スリング 21a,21b 短辺 22a,22b 延出部 23 中心軸 24 長辺 T0,T1,Y1,T2,Y2,T3,Y3,T4,Y
4,Y11,T12,Y12,T13,Y13 折り線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端ほど布が絞られている略紡錘形の袋
    であり、乳幼児を前記袋に出し入れするための前記両端
    を結ぶ開口部並びに乳幼児を保持するための、この開口
    部に臨む船底形状の底部及びこの底部から開口部までを
    覆う側面部、が一体に形成されている保持部と、前記両
    端から延出する2本の支持帯と、これらの支持帯を互い
    に連結するための連結手段と、を有する乳幼児用スリン
    グであって、伸張した状態で前記側面部が前記両端にお
    いて、前記両端を結んだ直線を挟んだ両側から外側から
    内側に向かってそれぞれ蛇腹状に折り畳まれると共に、
    前記底部上に積み重ねられ、この積み重ねられた部分が
    前記底部とともに一体に縫製されて前記両端に帯状の前
    記支持帯が形成されていることを特徴とする乳幼児用ス
    リング。
  2. 【請求項2】 前記底部の表面に、底部の幅方向に平行
    で底部の幅と略等しい幅の開口部を有する2つのポケッ
    トが開口部が向い合う向きで縫着されており、一方のポ
    ケットの開口部が他方のポケットの内部に設けられるこ
    とで両ポケットが開口部付近で重なり合っており、前記
    乳幼児スリングを両ポケットを底として載置し、前記開
    口部を起点として両ポケットの表裏を反転させることに
    より、前記両ポケットに載置された前記乳幼児用スリン
    グを反転した両ポケットにより包み込むように収納する
    ことでクッション状に変形可能であることを特徴とする
    請求項1記載の乳幼児用スリング。
  3. 【請求項3】 前記連結手段が一方の支持帯に設けられ
    ており、前記連結手段を有しない他方の支持帯の端部に
    小ポケットが設けられていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の乳幼児用スリング。
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