JP2003047087A - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

Info

Publication number
JP2003047087A
JP2003047087A JP2001235226A JP2001235226A JP2003047087A JP 2003047087 A JP2003047087 A JP 2003047087A JP 2001235226 A JP2001235226 A JP 2001235226A JP 2001235226 A JP2001235226 A JP 2001235226A JP 2003047087 A JP2003047087 A JP 2003047087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio
driver
operation information
frequency band
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001235226A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihide Nagasawa
邦英 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2001235226A priority Critical patent/JP2003047087A/ja
Publication of JP2003047087A publication Critical patent/JP2003047087A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、適度の緊張感や集中力を必
要とする場合においても、過度のリラックスを促すこと
のないオーディオ装置を提供することである。 【解決手段】 本発明に係るオーディオシステム1にお
いて、ECU18は、各センサの検出値を示す操作情報
を生成してオーディオ制御装置11へ出力し、オーディ
オ制御装置11は、基準となる運転状態においてECU
18から入力された操作情報を基準メモリ111に格納
し、その後にECU18から入力された操作情報と、基
準メモリ111に格納された操作情報とをもとに運転者
の操作状態を判別し、運転者をこれ以上リラックスさせ
ることが好ましくない状態であると判別した場合には、
可聴周波数帯域を超える音の出力を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可聴周波数帯域外
の音の出力を制御するオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ装置により再生出力さ
れる音の中には、人間の可聴周波数帯域を超える高周波
成分が含まれている。この高周波成分は、そのものを音
として聴くことはできないが、人間の脳に対する一定の
効果が見られることが明らかになっている。具体的に
は、高周波成分を含む音を聴いた人の脳波にα波と呼ば
れる成分が出現する傾向があることから、可聴周波数帯
域を超える高周波成分については、人間をリラックスさ
せる効果が指摘されている。
【0003】このため、最近では、DVD(Digital Ve
rsatile Disc)オーディオ、SACD(Super Audio Co
mpact Disc)等の高品位オーディオ規格、あるいは、デ
ジタル補間技術を利用したオーディオ装置では、可聴周
波数帯域を超える高周波成分を含めた音の記録や再生が
行えるように工夫がなされている。また、可聴周波数帯
域を超える高周波成分を再生出力するために、超高域再
生用のスーパーツィータを備えたオーディオシステムも
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、可聴周波
数帯域を超える高周波成分にはリラクゼーションの効果
が認められており、有用とされている。しかしながら、
音楽を聴く場面として、リラクゼーション効果が必ずし
も適していない場面がある。例えば、自動車の運転や機
械の操作等、適度の緊張感や集中力を必要とする作業を
行っている間は、作業者に過度のリラックスを促すこと
は好適でない。
【0005】従って、上述のような適度の緊張感や集中
力を必要とする作業が行われる場所においては、可聴周
波数帯域を超える高周波を出力すると作業者に過度のリ
ラックスを促してしまい、好ましくないという問題があ
った。
【0006】本発明の課題は、適度の緊張感や集中力を
必要とする場合においても、過度のリラックスを促すこ
とのないオーディオ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、可聴周波数帯域外の音を出
力する音源と、操作者の操作状態をもとに、前記音源に
よる可聴周波数帯域外の音の出力状態を切り替える出力
制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、本
発明に係る実施の形態の構成、および動作について説明
する。
【0009】[第1の実施の形態]図1は、本発明に係
るオーディオ装置を自動車に適用した第1の実施の形態
として、オーディオシステム1の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0010】図1に示すように、オーディオシステム1
は、オーディオ制御装置11、再生装置12、LPF
(Low Pass Filter)13、音量・音質調整装置14、
パワーアンプ15、スーパーツィータ16、スピーカ1
7およびECU(Electronic Computer Unit)18等の
各部を備えて構成され、ECU18には、車両に設置さ
れたスロットルセンサ181、ステアリングセンサ18
2、およびブレーキセンサ183等の各種センサと、ナ
ビゲーションシステム19とが接続されている。
【0011】オーディオ制御装置11は、基準メモリ1
11を内蔵する一方、LPF13、パワーアンプ15お
よびECU18にそれぞれ接続されている。オーディオ
制御装置11は、ECU18から入力される操作情報を
基準化して基準メモリ111に格納し、その後にECU
18から入力される操作情報と走行情報とに基づいて、
運転状態を判別する。
【0012】ここで、オーディオ制御装置11は、運転
者の集中力等が低下して眠気を感じている状態、あるい
は、運転者の集中力の低下や眠気を招く状態であると判
別した場合には、LPF13を制御してLPF13にお
けるカットオフ周波数を変化させて高周波数帯域の出力
を低減もしくは停止させ、さらに、パワーアンプ15を
制御して、高周波数帯域再生用のスーパーツィータ16
への音声信号の出力をOFFに切り替えさせる。
【0013】また、オーディオ制御装置11は、ECU
18から入力される検出値に基づき、運転者がストレス
を感じている状態、あるいは、運転者がストレスを感じ
やすい状態であり、運転者をリラックスさせることが好
ましいと判別した場合には、LPF13を制御してLP
F13におけるカットオフ周波数を変化させて高周波数
帯域の出力を開始もしくは増加させ、さらに、パワーア
ンプ15を制御して、高周波数帯域再生用のスーパーツ
ィータ16への音声信号の出力をONに切り替えさせ
る。
【0014】再生装置12は、MD(Mini Disc )、C
D(Compact Disk)、SACD(Super Audio CD)、D
VD(Digital Versatile Disc )、半導体メモリ等の
音声情報が記録された記録メディアの読み取りを行い、
音声信号を生成してLPF13へ出力する。なお、再生
装置12は、FMチューナー等の放送受信機であっても
良い。
【0015】LPF13は、再生装置12から入力され
た音声信号のうち所定の周波数成分のみを通過させて音
量・音質調整装置14へ出力する。また、LPF13
は、オーディオ制御装置11に接続されており、オーデ
ィオ制御装置11の制御に従ってカットオフ周波数を変
化させる。
【0016】音量・音質調整装置14は、LPF13か
ら入力された音声信号について、音量や音質を変化させ
る処理を行い、パワーアンプ15へ出力する。
【0017】パワーアンプ15は、音量・音質調整装置
14から入力された音声信号を増幅して、スーパーツィ
ータ16およびスピーカ17へ出力することにより、ス
ーパーツィータ16およびスピーカ17から音を出力さ
せる。また、パワーアンプ15はオーディオ制御装置1
1に接続されており、オーディオ制御装置11の制御に
従って、スーパーツィータ16に対する音声信号の出力
のON/OFFを切り替える。
【0018】スーパーツィータ16は、パワーアンプ1
5から入力される音声信号に基づいて、可聴周波数帯域
を超える高周波成分を再生出力するスピーカである。ま
た、スピーカ17は、パワーアンプ15から入力される
音声信号に基づいて、可聴周波数帯域の音声を再生出力
するスピーカである。なお、オーディオシステム1にお
いては、可聴周波帯域の低周波数成分および可聴周波帯
域に達しない低周波数成分を再生出力するウーファーを
別途備えるものとしても良い。
【0019】ECU18は、車両各部に設置されたスロ
ットルセンサ181、ステアリングセンサ182、ブレ
ーキセンサ183の各センサから入力される検出値を取
得して、スロットル開度、操舵角、ブレーキ圧等を示す
デジタル化された信号を、操作情報としてオーディオ制
御装置11へ出力する。また、ECU18は、車両に設
置されたナビゲーションシステム19から、オーディオ
システム1を搭載する車両が走行している道路の環境、
一般道路と高速道路との区別等を示す道路情報を取得
し、オーディオ制御装置11へ出力する。
【0020】このほか、ECU18は、冷却水の水温、
空燃比、エンジン回転数等を検知する各種センサに接続
され、エンジン制御等の動作を行うものであるが、これ
らの各センサおよびECU18の機能については、一般
的な車両技術を用いるものとする。
【0021】スロットルセンサ181は、車両のアクセ
ルペダルの操作に伴うスロットル開度を検知するセンサ
であり、ステアリングセンサ182は、ハンドルの操作
による操舵角を検知するセンサであり、ブレーキセンサ
183は、ブレーキ操作に伴う制動装置の動作圧を検知
するものである。これらのセンサは、通常の自動車に装
着されているものを利用しても良いし、あるいは、オー
ディオシステム1のために別途設置されたものであって
も良い。
【0022】以上のように構成されるオーディオシステ
ム1におけるオーディオ制御装置11の制御について説
明する。
【0023】まず、オーディオ制御装置11は、オーデ
ィオシステム1を搭載する車両が、標準的な操作により
運転されている状態で、ECU18から入力される操作
情報をもとに操作情報を基準化し、基準メモリ111に
格納する。これにより、基準メモリ111には、ECU
18に接続された各センサの検出値の平均に基づく運転
者の操作傾向が反映された、標準的な状態における操作
情報の基準値が格納される。
【0024】その後、オーディオ制御装置11は、基準
メモリ111に格納された操作情報と、ECU18から
入力される操作情報および道路情報とに基づいて運転状
態を判別する。すなわち、オーディオシステム1は、運
転者の運転操作が標準的な操作であるか、運転者をリラ
ックスさせるべき状態であるか、あるいは、運転者をリ
ラックスさせるべきでない状態であるかを判別する。
【0025】例えば、平地のほぼ直線上の高速道路上
を、時速100km程度の速度で走行中に、急激なアク
セルのON/OFF操作や操舵角の大きいハンドル操
作、急なブレーキ操作が行われた場合、通常状態とは明
らかに異なる乱暴な運転であり、運転者に大きなストレ
スが加わっていると考えられ、運転者をリラックスさせ
ることが好ましい。一方、ほぼ直線上の道路上を走行
中、アクセル操作、ハンドル操作、ブレーキ操作とも非
常に緩やかであった場合、運転者が眠気を感じやすい状
態となっており、これ以上運転者をリラックスさせるの
は好ましくないと言える。
【0026】オーディオ制御装置11は、運転者がスト
レスを感じている状態、あるいは、運転者がストレスを
感じやすい状態であり、運転者をリラックスさせること
が好ましいと判別した場合には、LPF13を制御して
LPF13におけるカットオフ周波数を変化させて高周
波数帯域の出力を開始もしくは増加させ、さらに、パワ
ーアンプ15を制御して、高周波数帯域再生用のスーパ
ーツィータ16への音声信号の出力をONに切り替えさ
せる。これにより、スーパーツィータ16からは、人間
をリラックスさせる作用のある高周波成分の音が出力さ
れ、運転者はより快適に運転を続けることができる。
【0027】また、オーディオ制御装置11は、これ以
上運転者をリラックスさせないことが好ましいと判別し
た場合には、LPF13を制御してLPF13における
カットオフ周波数を変化させて高周波数帯域の出力を低
減もしくは停止させ、さらに、パワーアンプ15を制御
して、高周波数帯域再生用のスーパーツィータ16への
音声信号の出力をOFFに切り替えさせる。これによ
り、スーパーツィータ16から高周波成分の音が出力さ
れなくなり、運転者の眠気や集中力の低下を招くことな
く、運転者は快適に運転を続けることができる。
【0028】なお、オーディオ制御装置11により運転
者の状態を判別する処理においては、基準メモリ111
に格納された操作情報と、ECU18から入力される操
作情報並びに道路情報に加えて、直前数分間における操
作情報とその変化をも参照して、処理を行うことも可能
である。この場合、より正確に運転者の状態を判別する
ことができる。さらに、基準メモリ111に格納される
基準化された操作情報を所定の時間毎に更新することも
可能である。
【0029】ここで、オーディオ制御装置11による運
転状態の判別の様子について、操作情報の一例としてス
ロットル開度を挙げて説明する。
【0030】図2は、オーディオ制御装置11による運
転状態の判別の一例を示す図表であり、(a)は、基準
化された操作情報として基準メモリ111に格納された
スロットル開度の変化の例とその平均を示す図表であ
り、(b)は、運転者によるアクセル操作が比較的乱暴
な状態におけるスロットル開度の変化の例とその平均を
示す図表であり、(c)は、運転者によるアクセル操作
が比較的緩慢な状態におけるスロットル開度の変化の例
とその平均を示す図表である。なお、図2(a)〜
(c)に示す図表において、縦軸はスロットル開度を示
し、横軸は時間の経過を示す。
【0031】図2(a)に示す例は、基準化された操作
情報として基準メモリ111に格納されたスロットル開
度の変化を示しており、スロットル開度の平均値「AVe.
Cen」、スロットル開度の極大値の平均値「Ave.Max
」、スロットル開度の極小値の平均値「Ave.Min 」
は、同図(a)右側に示すように求められる。オーディ
オ制御装置11は、この標準的な運転操作における「AV
e.Cen 」、「Ave.Max 」、「Ave.Min 」の値と、これら
各平均値の相関を格納している。
【0032】ここで、図2(b)に示す例のように、ス
ロットル開度の変化が激しい場合、「Ave.Max 」の値は
非常に大きく、「Ave.Min 」の値は非常に小さい。ま
た、「Ave.Min 」と「Ave.Max 」の差は明らかに大き
く、かつ、「Ave.Min 」、「AVe.Cen 」、「Ave.Max 」
の相関は、図2(a)に示す例とは明らかに異なってい
る。従って、図2(b)に示す例は、比較的乱暴な運転
が行われている場合であると、容易に判別することがで
きる。
【0033】また、図3(c)に示す例のように、スロ
ットル開度の変化が非常に緩やかである場合、「Ave.Ma
x 」の値は小さく、「Ave.Min 」の値は大きい。また、
「Ave.Max 」と「Ave.Min 」の差は明らかに小さく、か
つ、「Ave.Min 」、「Ave.Max 」、「AVe.Cen 」の相関
は、図2(a)に示す例とは明らかに異なっている。従
って、図2(b)に示す例は、緩慢な運転が行われてい
る場合であると、容易に判別することができる。
【0034】なお、オーディオ制御装置11による運転
状態の判別は、図2(a)〜(c9に例示したスロット
ル開度のみに基づくものだけでなく、ECU18からオ
ーディオ制御装置11へ入力される全ての操作情報と道
路情報とに基づいて行うことが可能である。
【0035】以上のように、本発明に係るオーディオ装
置を自動車に適用した第1の実施の形態としてのオーデ
ィオシステム1によれば、オーディオ制御装置11によ
って、予め基準となる操作情報を基準化して基準メモリ
111に格納し、その後ECU18から入力される操作
情報と道路情報に基づいて運転状態を判別して、運転者
をリラックスさせることが好ましい場合には、可聴周波
数帯域を超える高周波成分をスーパーツィータ16から
出力させる一方、運転者をリラックスさせることが好ま
しくない場合には、可聴周波数帯域を超える高周波成分
の出力を停止させる。
【0036】従って、運転者が集中力を欠き、眠気を感
じる傾向にある場合には、運転者を過度にリラックスさ
せることなく、また、運転者がリラックスした方が好ま
しい場合は、運転者をリラックスさせ、常に運転者に快
適な環境を実現できる。
【0037】また、オーディオシステム1は、一般的に
使用されているスロットルセンサ181、ステアリング
センサ182、ブレーキセンサ183、ECU18、お
よびナビゲーションシステム19等を利用することで実
現することができ、非常に手軽に操作が可能であり、か
つ安価に実現可能である。
【0038】なお、以上の実施の形態における記述内容
は、本発明に係るオーディオ装置の好適な一例であり、
本発明はこれに限定されるものではない
【0039】例えば、ECU18は、車両各部に分散し
て配置された複数のEUCがそれぞれオーディオ制御装
置11に接続される構成としても良いし、また、一般的
な車両に設置されるEUCに、本発明を実現するための
機能を追加したものであっても良く、その実装形態は任
意である。
【0040】また、本実施の形態におけるオーディオシ
ステム1は、自動車の車両のみならず、ECU18に接
続されるセンサを代えることにより、操作者の操作を必
要とする全ての機器に適用可能である。
【0041】さらに、本実施の形態では、パワーアンプ
15はオーディオ制御装置11の制御に従って、スーパ
ーツィータ16への出力のON/OFFを切り替えるも
のとしたが、これに限らず、パワーアンプ15における
増幅率を変化させることによって、スーパーツィータ1
6からの音の出力を増減させるものとしても良く、その
他、具体的な細部構成等についても適宜に変更可能であ
ることは勿論である。
【0042】[第2の実施の形態]図3は、本発明に係
るオーディオ装置を自動車に適用した第2の実施の形態
として、オーディオシステム100の概略構成を示すブ
ロック図である。以下、この図3に基づいて、本発明を
適用した第3の実施の形態について説明する。なお、図
3に示すブロック図中、上記第1の実施の形態における
オーディオシステム1と同様の構成によってなる部分に
ついては、同符号を付して説明を省略する。
【0043】図3に示すオーディオシステム100は、
図1に示すオーディオシステム1のオーディオ制御装置
11に代えて、オーディオ制御装置21を備えている。
また、オーディオ制御装置21は、LPF13およびパ
ワーアンプ15に接続されるとともに、タイマ22に接
続されている。
【0044】タイマ22は、現在時刻を計時するととも
に、現在時刻を示す時刻情報をオーディオ制御装置21
へ出力する。
【0045】オーディオ制御装置21は、タイマ22か
ら入力される時刻情報をもとに現在時刻を検知し、現在
時刻が予め指定された時刻に達すると、LPF13を制
御してLPF13におけるカットオフ周波数を変化させ
て高周波数帯域の出力を低減もしくは停止させ、さら
に、パワーアンプ15を制御して、高周波数帯域再生用
のスーパーツィータ16への音声信号の出力をOFFに
切り替えさせる。
【0046】また、オーディオ制御装置21は、現在時
刻が予め指定された時刻に達すると、LPF13を制御
してLPF13におけるカットオフ周波数を変化させて
高周波数帯域の出力を開始もしくは増加させ、さらに、
パワーアンプ15を制御して、高周波数帯域再生用のス
ーパーツィータ16への音声信号の出力をONに切り替
えさせる。
【0047】すなわち、オーディオ制御装置21は、特
定の時間帯においてのみ、人間をリラックスさせる作用
のある可聴周波数帯域を超える高周波成分の音をスーパ
ーツィータ16から出力させ、その他の時間帯において
は、高周波成分の音を出力させないようにする制御を行
う。
【0048】これにより、例えば、早朝と深夜等、運転
者が眠気を感じやすい時間帯においては高周波成分の音
を出力させず、その他の時間帯においては高周波成分の
音を出力させることができる。
【0049】従って、本発明に係るオーディオ装置を自
動車に適用した第2の実施の形態としてのオーディオシ
ステム1によれば、時間帯によって、運転者をリラック
スさせることが好ましい場合と、運転者をリラックスさ
せることが好ましくない場合とを判別し、運転者が集中
力を欠き、眠気を感じる傾向にある場合には、運転者を
過度にリラックスさせることなく、また、運転者がリラ
ックスした方が好ましい場合は、運転者をリラックスさ
せ、常に運転者に快適な環境を実現できる。
【0050】そして、運転者の状態を判別する際には時
刻に基づく判別を行うので、簡単な操作によって使用す
ることができ、さらに、非常に低コストで容易に実現可
能である。
【0051】さらに、本実施の形態におけるオーディオ
システム100は、自動車の車両のみならず、操作者の
操作を必要とする全ての各種機器に適用することが可能
である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、操作者をリラックスさ
せることが好ましくない場合には可聴周波数帯域の音を
出力せず、操作者がリラックスした方が好ましい場合
は、可聴周波数帯域を超える音を出力して操作者をリラ
ックスさせ、常に操作者に快適な環境を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーディオ装置を自動車に適用し
た第1の実施の形態として、オーディオシステム1の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のオーディオ制御装置11による運転状態
の判別の一例を示す図表であり、(a)は、基準化され
た操作情報として基準メモリ111に格納されたスロッ
トル開度の変化の例とその平均を示す図表であり、
(b)は、運転者によるアクセル操作が比較的乱暴な状
態におけるスロットル開度の変化の例とその平均を示す
図表であり、(c)は、運転者によるアクセル操作が比
較的緩慢な状態におけるスロットル開度の変化の例とそ
の平均を示す図表である。
【図3】本発明に係るオーディオ装置を自動車に適用し
た第2の実施の形態として、オーディオシステム100
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,100 オーディオシステム 11,21 オーディオ制御装置 12 再生装置 13 LPF 14 音量・音質調整装置 15 パワーアンプ 16 スーパーツィータ 17 スピーカ 18 ECU 181 スロットルセンサ 182 ステアリングセンサ 183 ブレーキセンサ 19 ナビゲーションシステム 22 タイマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可聴周波数帯域外の音を出力する音源と、 操作者の操作状態をもとに、前記音源による可聴周波数
    帯域外の音の出力状態を切り替える出力制御手段と、 を備えることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 【請求項2】前記出力制御手段は、時刻に基づいて前記
    操作者の操作状態を判別して、前記音源による可聴周波
    数帯域外の音の出力状態を切り替えることを特徴とする
    請求項1記載のオーディオ装置。
  3. 【請求項3】操作者の操作に基づいて操作情報を生成す
    る操作情報生成手段をさらに備え、 前記出力制御手段は、前記操作情報生成手段により生成
    された操作情報に基づいて操作者の操作状態を判別し
    て、前記音源による可聴周波数帯域外の音の出力状態を
    切り替えることを特徴とする請求項1または2記載のオ
    ーディオ装置。
  4. 【請求項4】基準となる操作状態において前記操作情報
    生成手段により生成された操作情報をもとに、基準情報
    を記憶する基準情報記憶手段をさらに備え、 前記出力制御手段は、前記基準情報記憶手段に記憶され
    た基準情報と、前記操作情報生成手段により生成された
    操作情報とに基づいて、前記操作者の操作状態を判別す
    ることを特徴とする請求項3記載のオーディオ装置。
  5. 【請求項5】自動車の車両に配設されるものであること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオーデ
    ィオ装置。
  6. 【請求項6】前記自動車が走行中の道路に関する道路情
    報を取得する道路情報取得手段をさらに備え、 前記出力制御手段は、前記道路情報取得手段により取得
    された道路情報をもとに、前記音源による可聴周波数帯
    域外の音の出力状態を切り替えることを特徴とする請求
    項5記載のオーディオ装置。
JP2001235226A 2001-08-02 2001-08-02 オーディオ装置 Pending JP2003047087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235226A JP2003047087A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 オーディオ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235226A JP2003047087A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 オーディオ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003047087A true JP2003047087A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19066708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235226A Pending JP2003047087A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 オーディオ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003047087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019006191A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 マツダ株式会社 車両用サウンドシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019006191A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 マツダ株式会社 車両用サウンドシステム
EP3419316B1 (en) * 2017-06-22 2020-11-18 Mazda Motor Corporation Sound system for vehicle, method of controlling sound system and computer program product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7606376B2 (en) Automotive audio controller with vibration sensor
JP3719690B2 (ja) 車載用音響装置
JP2010089617A (ja) 車載オーディオ装置
JP3280920B2 (ja) 車載用音響再生方法および装置
US7561703B2 (en) Audio system, audio apparatus, and method for performing audio signal output processing
JP2003047087A (ja) オーディオ装置
JP2006295443A (ja) 音声出力制御装置および音声出力制御プログラム
JP2004168202A (ja) コンテンツ再生機器およびコンテンツ再生機器の制御方法
JP2520470B2 (ja) 車室内音響特性評価装置
JP4550888B2 (ja) 音出力制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JPH08213861A (ja) 車載音響再生機器
JP4670277B2 (ja) 音声再生装置
US20040028245A1 (en) Method for reproducing audio signal from at least two different sources
JPH11321459A (ja) 車両の警音装置
JP2010225235A (ja) 車載音響再生装置および音響再生方法
JP3129623B2 (ja) 覚醒維持装置
JP3379656B2 (ja) 車載用音響装置
JPH11109985A (ja) オーディオ装置及び覚醒維持方法
JP4259640B2 (ja) 車載用オーディオ装置
JP2000190785A5 (ja)
US20230199389A1 (en) Sound output device
KR19990031650A (ko) 오디오시스템의 자동음량조절방법 및 장치
JP2011061279A (ja) 車載オーディオ装置
JPH1165575A (ja) 車載用の音楽ソフト作成システム、オーディオシステム、及び記録媒体
JP2004048570A (ja) 車載情報提供装置