JP2003046952A - 画像復号装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラム - Google Patents

画像復号装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラム

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JP2003046952A
JP2003046952A JP2001235619A JP2001235619A JP2003046952A JP 2003046952 A JP2003046952 A JP 2003046952A JP 2001235619 A JP2001235619 A JP 2001235619A JP 2001235619 A JP2001235619 A JP 2001235619A JP 2003046952 A JP2003046952 A JP 2003046952A
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Yoshiyuki Wada
由之 和田
Makoto Hirai
誠 平井
Tokuzo Kiyohara
督三 清原
康介 ▲よし▼岡
Kosuke Yoshioka
Hideshi Nishida
英志 西田
Koji Ieda
幸治 家田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップをさけつつ、1つのDCTブロック
と、MRとからなる固定長ユニットから、MRを切り出すと
いう処理の高速化を図ることができる画像復号装置を提
供する。 【解決手段】Setupプロセッサ3は、SBを構成する複数
のunitのうち1つを可変長符号デコーダ13に出力す
る。unitの先頭から、当EOBまでの可変長データの連続
長が可変長符号デコーダ13により算出されれば、同連
続長をオフセットとして用いて、MRを取り出し、MRに含
まれるDCTブロックの終端部分を、他のunitに含まれるD
CTブロックの先端部分と結合して、1つのDCTブロックを
得て、可変長符号デコーダ13に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、デジタルビデオテ
ープに記録されて供給される動画データを再生する画像
復号装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラ
ムに関し、特にデジタルビデオテープ以外の媒体を通じ
て供給される動画データを復号する復号装置(以下MPEG
復号装置という)との回路共通化を図る場合の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】 動画データを記録することができるデ
ジタルビデオテープ(以下DVテープという)は、1990年代
から様々な映像機器に採用されており、今後とも映像分
野で根強く活躍を続けると予想される。DVテープにおけ
るフォーマットには、HDデジタルVTR協議会で規格化さ
れたDV(Digital Video)フォーマットが広く用いられて
いる。DVフォーマットでは動き補償予測符号化による時
間軸方向の相関の利用は行わずに、DCT符号化とVLCとか
らなるハイブリッド符号化によって空間軸方向の相関を
利用して圧縮符号化を行っている。以下、DVテープにお
ける動圧縮画像データの記録方式について説明する。図
23は、DVテープにおいて1フレームを構成する10本の
トラックを示す図である。本図において各トラックには
135個もの同期ブロックが記録される。
【0003】図24は、同期ブロックの内部構成を示す
図である。同期ブロック(=Sync Block(SB))は、例えば8
0バイトのデータ長を有し、6つの固定長ユニットを含む
固定長データである。6つの固定長ユニットのうち、4つ
の固定長ユニットは例えば14バイトのデータ長を有して
いて、2つの固定長ユニットは10バイトのデータ長を有
している。これら6つの固定長ユニットには、DV規格やM
PEG規格等において規定されたマクロブロック(MB)が格
納される。MBを固定長ユニットにする際の格納方式はDV
テープ独特のものになっている。ここでMBは、6つのDCT
ブロックからなり、輝度ブロック(Y0ブロック、Y1ブロ
ック、Y2ブロック、Y3ブロック)と、色差ブロック(Cr
ブロック、Cbブロック)といった種別がある。本明細書
において単に圧縮画像データという場合は、このDCTブ
ロックを意味するものとする。何故なら、DCTブロック
は、処理の最小単位として扱われるからである。これら
Y0ブロック〜Cbブロックは互いにデータ長が異なるの
で、固定長ユニットに格納しようとすると過不足が生じ
る。つまり、固定長ユニットのデータ長よりDCTブロッ
クのほうが小さく、固定長ユニットに余白が生じる場合
(i)や、DCTブロックが固定長ユニットに収まりきらず、
DCTブロックに余剰部分が生じる場合(ii)、固定長ユニ
ットに丁度DCTブロックが収まる場合(iii)が現れる。DV
テープでは固定長ユニットに入りきらなかった場合、DC
Tブロックの余剰部分を他の固定長ユニットの余白部分
に格納することにしている。かかる処理を行った上でDV
テープへの記録を行うので、たとえDCTブロック毎のデ
ータ長にバラツキがあったとしてしても、複数のMBは、
複数のSBに確実に格納されることになる。これにより、
DVテープのローリング速度に対して、固定レートでDVテ
ープの再生装置にMBを供給することを保証する。
【0004】続いて従来の画像復号装置について説明す
る。MPEG復号装置と、DVテープに記録された動画データ
についての画像復号装置(以下DV復号装置という)との大
きな違いは、リフォーマット処理と呼ばれる処理を行う
ことである。このリフォーマット処理において中心にな
るのは、DCTブロックと、他のDCTブロックの余剰部分と
が格納された固定長ユニットから、余剰部分を切り出す
という処理である。切り出すべき余剰部分の特定にあた
って、DCTブロックと、他のDCTブロックとの間の境界部
がどこであるかをDV復号装置は探索せねばならない。こ
の境界部は、EOB(End Of Block)と呼ばれるコードで特
定される。EOBとは、可変長データの終端であることを
示すコードであり、リフォーマット処理では、DVテープ
から読み出された膨大な数の固定長ユニットのそれぞれ
に対して、このEOBを探索するという処理を複数回行ね
ばならない。1回の探索に要する処理負荷はさほどでは
ないが、動画像を構成する膨大な数のMBに対して、この
探索処理を行わねばならないので、多大な処理負荷とな
る。よってDV復号装置は、複数のSBを格納しておくため
のメモリや上述した探索処理を行うための専用回路を実
装することにより、リフォーマット処理の高速化に努め
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リフォ
ーマット処理を行うための専用回路を実装することが、
DV復号装置と、DVテープ以外の媒体を通じて供給される
動画データをデコードするMPEG復号装置との共通化を妨
げる要因になっている。つまりDVD,HD,デジタル放送等
で供給される動画データは、上述したようなフォーマッ
トに変換されていないので、MPEG復号装置にとってリフ
ォーマット処理のための専用回路は無用の長物であり、
これを実装することはコストアップになり望ましくな
い。しかし専用回路を実装しないでソフトウェア的にリ
フォーマット処理を行おうとすると、MPEG復号装置に多
大な処理負担を強いることになる。
【0006】DV復号装置と、MPEG復号装置との共通化に
コストアップという弊害が伴うので、DVテープの復号機
能と、DVD・HDの復号機能とを併せ持つような画像復号装
置が取引市場から要求されたとしても、映像機器の開発
に携わるメーカーは、かかる画像復号装置の製品化を躊
躇することが多い。本発明の目的は、圧縮画像データと
他の圧縮画像データの余剰部分とが格納された固定長ユ
ニットから余剰部分を切り出すという処理の高速化を、
コストアップをさけながら実現することができる画像復
号装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラム
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明にかかる画像復号装置は、終端コードにより区切
られる可変長データの連続長の算出と、当該可変長デー
タの復号とを行う可変長符号デコーダを含み、可変長デ
ータの一種である圧縮画像データの復号を当該可変長符
号デコーダに行わせる画像復号装置であって、デジタル
ビデオテープから読み出された同期ブロックを構成する
複数の固定長ユニットのうち1つを可変長符号デコーダ
に出力する第1出力手段と、当該固定長ユニットの先頭
から、当該固定長ユニット内の終端コードまでの第1可
変長データの連続長が可変長符号デコーダにより算出さ
れれば、同連続長をオフセットとして用いて、当該第1
可変長データに後続している第1後続部分を取り出す第
1取出手段と、第1後続部分の一部又は全部を、終端ブ
ロックを含まない他の固定長ユニットと結合することに
より圧縮画像データを得て、当該圧縮画像データを可変
長符号デコーダに出力する第2出力手段とを備えること
を特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以降、図面を参照しながら画像復
号装置の実施形態について説明する。画像復号装置の説
明に先立って、DVテープにおけるSBの構成について説明
する。このSBについての説明は、従来技術で述べた説明
を詳細化するものである。DVテープにおいて各トラック
には、27個のビデオセグメント(VS:Video Segment)が格
納される。VSは、5つのSBからなる。図1は、MBを構成
するDCTブロックがSBにどのように格納されるかを示す
図である。各SBは、6つの固定長ユニット(unitという)
からなる。unitには、矢印kn1,kn2,kn3,kn4,Kn5,kn6に
示すように、1つのMBを構成するY0,Y1,Y2,Y3ブロック
と、1つのCrブロックと、1つのCbブロックとが格納され
る。各Y0〜Y3ブロックは、横8×縦8の画素の輝度に対応
するDCT係数からなる可変長データであり、Crブロック
は、横8×縦8の画素の赤色差に対応するDCT係数からな
る可変長データ、Cbブロックは、横8×縦8の画素の青色
差に対応するDCT係数からなる可変長データである。
【0009】可変長データは、EOBにて区切られる連続
データであり、図2は、各DCTブロックの連続長を対比
して示す図である。連続長が互い異なるのは、DCT係数
のゼロラン長がDCTブロック毎に異なること等に根拠を
おく。各DCTブロックは、連続長が異なる可変長データ
であるので、これらを固定長のunitに格納しようとする
と、図3(a)〜(c)に示す態様が現れる。図3
(a)は、unitの最後にEOBがあり、「unit=DCTブロッ
ク」の関係が成立しているケース(Case1)を示し、図3
(b)は途中にEOBがあり、unitが可変長データを内包
するケース(Case2)、図3(c)はunit内にEOBがなく、
unit内で可変長データが完結していないケース(Case3)
を示す。Case1、Case2のunitからは、完結した可変長デ
ータを取り出すことができる。一方、Case3のunitから
は、DCTブロックの先端部分しか取り出すことができな
い。Case3のunitに格納されたDCTブロックの終端部分
は、MRに格納される。MR(Macroblock Remainder)とは、
Case2のunitにおいて、可変長データに後続する後続部
分全体のことをいう。
【0010】MRにおける終端部分の形態には、図4に示
す3つのケースがある。図4(a)はMRの最後にEOBがあ
り、「MR=DCTブロックの終端部分」という関係が成立
しているケース(Case1)を示し、図4(b)はMRの途中
にEOBがあり、MRがDCTブロックの終端部分を内包してい
るケース(Case2)、図4(c)は、MRにEOBが存在せず、
MRがDCTブロックの終端部分ではなく、途中部分となる
ケース(Case3)を示す。Case1、Case2では、DCTブロック
の終端部分を取り出すことができるが、Case3ではDCTブ
ロックの途中部分しか取り出すことができない。Case3
のunitに格納されたDCTブロックの終端部分は、VRに含
まれる。VR(VideoSegment Remainder)とは、Case2のMR
において、可変長データに後続する部分全体をいう。VR
にDCTブロックの終端部分が格納されるケースには、図
5に示す3つのものがある。図5(a)はVRの最後にEOB
があるケース(Case1)、図5(b)はVRの途中にEOBがあ
るケース(Case2)、図5(c)はVRにEOBがないケース(C
ase3)を示す。Case3においてEOBがないということは、D
CTブロックの終端部分がunitに入りきらず、切り捨てら
れていることを意味する。Case3においてDCTブロックは
未完結状態であるので、復号時にはこれにEOBを付加す
るという処理が必要になる。
【0011】具体的に、DCTブロックが格納された状態
のunitの一例を図6に示す。本図においてunit0、unit
2、unit4はY0,Y2,Crブロックの先端部分で満たされ、un
it1、unit3、unit5にはY1,Y3,Cbブロック全体が格納さ
れる。これらunit1、unit3、unit5にはMRがあり、これ
らのMRにはY0ブロックの終端部分、Y2ブロックの途中部
分、Crブロックの終端部分が含まれる。一方、SB2にお
けるunit2のMRが内包するVRにはSB1のY2ブロックにつ
いての終端部分が格納される。
【0012】以上で、VSにおけるMBの格納形態について
の説明を終える。続いて画像復号装置の内部構成につい
て説明する。図7は第1実施形態に係る画像復号装置の
内部構成を示す図であり、本図に示すように画像復号装
置は、メモリデバイス1、メモリコントローラ2、Setu
pプロセッサ3、コードROM4、DMA転送プログラム5、
ローカルメモリ6、退避エリア7、デシャフリングプロ
グラム8、EOB-Searchプログラム9、解析履歴テーブル
10、Re-arrプログラム11、BitStream FIFO12、可
変長符号デコーダ13からなり、図示しない入力装置と
接続されて用いられる。この入力装置は、DVテープにつ
いてのVTRレコーダであり、VSの形態に変換された動画
データを画像復号装置に出力する。
【0013】メモリデバイス1は、DVテープのトラック
から読み出された27個単位のVSが格納されるメモリであ
る。メモリコントローラ2は、メモリデバイス1に対す
るメモリアクセスを実現するコントローラである。Setu
pプロセッサ3は、コードROM4に格納された各種プログ
ラムに従い、動作を行う汎用DSP(信号処理プロセッサ)
である。
【0014】コードROM4は、Setupプロセッサ3が実行
すべき各種プログラム(DMA転送プログラム5、デシャフ
リングプログラム8、EOB-Searchプログラム9、Re-arr
プログラム11)を格納したROMである。DMA転送プログ
ラム5は、Setupプロセッサ3にDMA転送を実行させるプ
ログラムである。このDMA転送は、メモリデバイス1か
らBitStream FIFO12へとVSを転送させ、メモリデバイ
ス1からローカルメモリ6内の退避エリア7へとVSを転
送させるものである。
【0015】ローカルメモリ6は、Setupプロセッサ3
が処理を行うためのメモリであり、DMA転送プログラム
5により転送されたVSを格納するための退避エリア7
と、解析履歴テーブル10とを備える。退避エリア7
は、WorkArea1、WorkArea2、WorkArea3からなる。WorkA
rea1は、メモリデバイス1からVSが転送された状態にお
いて、VSを格納しておく領域である。WorkArea2は、Wor
kArea1に格納されたVSの各unitに含まれるMRを格納して
おく領域である。WorkArea3は、WorkArea2に格納された
MRに含まれるVRを格納しておく領域である。
【0016】デシャフリングプログラム8は、デシャッ
フリングをSetupプロセッサ3に行わせるプログラムで
ある。デシャッフリングとは、ローカルメモリ6内のWo
rkArea1に格納されているVS内のunitを元の配置に戻す
処理である。このデシャッフリングにより、VSにおいて
シャッフルされて配置されているunitは、元の配置に戻
ることになる。
【0017】EOB-Searchプログラム9は、EOB_searchを
Setupプロセッサ3に実行させるプログラムである。EOB
_searchは、退避エリア7のWorkArea1に格納されたVSを
構成する各SBのunitから図7の矢印kd1に示すようにMR
を切り出して、WorkArea2に書き込むPhase1処理と、Wor
kArea2に格納されたMRからVRを図7の矢印kd2に示すよ
うに切り出してWorkArea3に書き込むPhase2処理と、VR
に含まれる可変長データの完結・未完結を判定するPhas
e3処理からなる。EOB-Searchプログラム9によるPhase1
〜Phase3により、退避エリア7の格納内容は図8(a)
〜(c)に示すように変化する。図8(a)は、DMA転
送がなされた後のWorkArea1〜3の格納内容を示してお
り、メモリデバイス1に格納された27個のVSのうち1つ
のVSが格納されている。図8(b)は、Phase1がなされ
た後のWorkArea1〜3の格納内容であり、VSのうち各SBの
各unitにおけるMRがWorkArea1から切り出され、WorkAre
a2に集結していることがわかる。図8(c)は、Phase2
がなされた後のWorkArea1〜3の格納内容であり、WorkAr
ea2におけるMRのうちVRのみがWorkArea3に集結している
ことがわかる。EOB-Searchプログラム9によるPhase1〜
Phase3が図6に示した2つのSBに対して行われると、Wor
kArea1,2,3の格納内容は、図9のようになる。この状態
においてWorkArea1にはY1,Y3,Cbブロックの全体と、Y0,
Y2,Crブロックの先端部分とが格納される。WorkArea2に
は、MRに格納されたY0,Crブロックの終端部分、Y2ブロ
ックの途中部分が格納される。WorkArea3には、VR内のY
2ブロックの終端部分が格納されていることがわかる。
このようにDVテープから読み出された複数のunitは、ロ
ーカルメモリ6上でMR毎、VR毎に整列するのである。
【0018】解析履歴テーブル10は、VSに含まれる5
つのMBのそれぞれについて作成されるテーブルであり、
各フェーズにおける解析結果が記される。図10は1つ
のSBについての解析履歴テーブル10の一例を示す図で
ある。本テーブルは、SBに含まれるunit0〜unit5のそれ
ぞれがPhase1、Phase2、Phase3のそれぞれにおいて完結
していると判定されたか、未完結であると判定されたか
が記述できるようになっている。この解析履歴テーブル
10を用いることにより、SBの各unit、これに含まれる
MR、VRが完結しているか、未完結であるかが一目瞭然と
なる。
【0019】Re-arrプログラム11は、re-ArrをSetup
プロセッサ3に実行させるプログラムである。re-Arr
は、WorkArea1、WorkArea2、WorkArea3に格納されてい
る可変長データを、図7の矢印ry1に示すように1つに結
合して出力する処理である。WorkArea3に格納されたVR
に含まれるDCTブロックの終端と、WorkArea2に格納され
たMRに含まれるDCTブロックの終端又は途中部分と、Wor
kArea1に格納されたunitに含まれるDCTブロックの先端
部分とが足し合わせられ、DCTブロックが復元される。
これらの過程を経て、得られたDCTブロックは可変長符
号デコーダ13に出力される。この図9のWorkArea1〜W
orkArea3に対してre-Arrがなされると、図11に示すよ
うにDCTブロックが復元される。具体的にいうならWorkA
rea1に格納されていたY0ブロックの先端部分は、WorkAr
ea2に格納されたY0ブロックの終端部分と結合され、可
変長符号デコーダ13に出力される。同様にWorkArea1
に格納されていたY2ブロックの先端部分は、WorkArea2
に格納された途中部分及びWorkArea3に格納された終端
部分と結合され、可変長符号デコーダ13に出力され
る。
【0020】BitStream FIFO12は、Re-arrプログラム
11のre-Arrにより出力されたDCTブロックを格納し
て、先入れ先出し式に可変長符号デコーダ13に出力す
る。可変長符号デコーダ13は、BitSteamFIFO10を介
して出力される可変長データに対して可変符号長デコー
ド(VLD)を行う専用回路である。可変長符号デコーダ1
3によるVLDは、EOB有無の判定を行い、1つの可変長デ
ータとして完結しているかの判定を行って、1つの完結
した可変長データとして認められる場合にその可変長デ
ータの連続長を算出した上で行われる。BitStream FIFO
12によりDCTブロックが出力された場合は、このDCTブ
ロックに対してVLDを行う。
【0021】以上のように構成された画像復号装置にお
いて特徴的なのは、EOB-Searchプログラム9の実行時に
あたって、unit先頭からEOBまでの連続長、MR先頭からE
OBまでの連続長、VR先頭からEOBまでの連続長を可変長
符号デコーダ13に算出させ、この連続長に基づきMR、
VSを切り出すべき位置、VRにおける切り出すべき可変長
データの長さを特定している点である。以降、この特徴
をフローチャート及びタイミングチャートを用いて詳細
に説明する。
【0022】EOB-Searchプログラム9は、図12、図1
4、図16に示すフローチャートを実現するコード列で
あり、これらのプログラムはVSを構成する5×6個のunit
に対して繰り返し行われる。以降本フローチャートを参
照しながらプログラムについての説明を行う。図12
は、Phase1を実行する処理をSetupプロセッサ3に行わ
せるプログラムの処理手順を示すフローチャートであ
る。以降の説明において、図13のタイミングチャート
を引用するものとする。ステップS1においてメモリデ
バイス1からビットストリームFIFO12へのSBのDMA転
送と、メモリデバイス1からWork Area1へのSBのDMA転
送とを行い、ステップS2においてビットストリームFI
FOに格納されているSBからunitを可変長符号デコーダ1
3に出力する。図13のに示すように、unitが出力さ
れれば、ステップS3において可変長符号デコーダ13
からのレスポンスを待つ。図13のタイミングチャート
において、に示すようにEOBの有無と、可変長データ
の連続長とを含むレスポンスがSetupプロセッサ3に出
力されたものとする。そうするとステップS3がYesに
なり、ステップS3からステップS4に移行する。レス
ポンスが通知されれば、Setupプロセッサ3は、このレ
スポンスに基づきに示すタイミングで解析を行う。即
ちVLDに出力されたunitが、図3(a)〜(c)に示す
何れのケースに該当するかを判定する。先ず始めにステ
ップS5において、unit内にEOBが有るか否かの判定を
行う。EOBが無いということは、unitはCase3に該当する
ことを意味する。この場合、unitが未完結であるとして
解析履歴テーブル10に設定する。
【0023】unit内にEOBがある場合は、ステップS6
においてunitが完結しているとして解析履歴テーブル1
0に設定する。そしてステップS7にてunit先頭からEO
Bまでの連続長がunitの固定長に等しいかを判定する。
両者が等しいのなら、Case1に該当することを意味す
る。つまりunitの最後にEOBがあり、MRが存在しないも
のとして何もせずに処理を終了する。両者が異なるな
ら、Case2に該当することを意味する。つまりunit途中
にEOBがあり、このEOB以降にはMRが後続するものとして
ステップS8の処理を行う。具体的にいうなら連続長を
オフセットとしてを用いてWork Area1にあるunitからMR
を切り出す。これにより図13のタイミンチャートの
に示すように、WorkArea1からMRが切り出され、WorkAre
a2に格納されることになる。続いてPhase2におけるSetu
pプロセッサ3の処理を図14のフローチャートを参照
しながら説明する。この説明は、図15のタイミングチ
ャートを引用しながら行うものとする。ステップS11
においてWork Area2から1つのunitについてのMRをビッ
トストリームFIFOに出力する。これにより、BitSteamFI
FOを通じてMRはVLDに出力されることになる。ステップ
S12において図15のに示すようにビットストリー
ムFIFOから可変長符号デコーダ13にMRを出力し、ステ
ップS13に示すように可変長符号デコーダ13からの
レスポンスを待つ。
【0024】EOBの有無と、可変長データの連続長とを
含むレスポンスが図15のに示すように出力されれ
ば、に示す解析を行い、Setupプロセッサ3は図4のC
ase1〜Case3の何れに該当するかの判定を行う。先ず、
ステップS14においてEOBの有無を判定する。MRにEOB
が無ければ、ステップS15において解析履歴テーブル
10の設定を行う。即ちこのMRは未完結でありCase3に
該当するものとして、解析履歴テーブル10に設定す
る。EOBが存在すれば、ステップS16においてMRが完
結しているとして解析履歴テーブル10に設定する。ス
テップS17では、MR先頭からEOBまでの連続長がMRの
連続長と等しいか否かを判定することにより、MRがCase
1、Case2の何れに該当するかを判定する。両者が等しい
なら、MRはCase1に該当するものとして何もせずに処理
を終了する。両者が異なるのならばCase2に該当し、そ
の内部にVRを有するものとして、このVRの切り出しを行
う。つまりステップS18において連続長をオフセット
として用いてWork Area2にあるMRからVRを切り出す。
【0025】続いてPhase3におけるSetupプロセッサ3
の処理について図16のフローチャートを参照しながら
説明する。ステップS21においてWork Area3から1つ
のunitについてのVRをBitSteamFIFOに出力する。ステッ
プS22においてビットストリームFIFOから可変長符号
デコーダ13にVRを出力する。ステップS23において
Setupプロセッサ3は、可変長符号デコーダ13からの
レスポンス待ちとなる。図17のタイミングチャートの
に示すように、EOBの有無及び可変長データの連続長
を含むレスポンスが出力されれば、このレスポンスに基
づき、図5(a)〜(c)におけるCase1〜Case3の何れ
に該当するかの判定を行う。ステップS24では、VRに
EOBが有るか否かを判定し、VRにEOBが無ければ、ステッ
プS25においてVRが未完結であるとして解析履歴テー
ブル10に設定し、VRにEOBがあれば、ステップS26
においてVRが完結しているとして解析履歴テーブル10
に設定する。
【0026】以上のように本実施形態によれば、全体が
固定長ユニットに格納されるDCTブロックのデータ長を
可変長符号デコーダ13に算出させ、このデータ長を用
いて同じMBに属する他のDCTブロックの終端部分又は途
中部分を取り出すことができる。データ長の算出には、
DCTブロックに対してVLDを行うための可変長符号デコー
ダ13を用いており、画像復号装置に一般に実装されて
いる既存のハードウェアが利用されるので、専用回路を
実装せずとも、固定長ユニットから他のMBの余剰部分を
切り出すという処理を高速に行うことができる。
【0027】(第2実施形態)第2実施形態は、DV復号
装置とMPEG復号装置との機能を併せ持つDV・MPEG復号装
置に関する。図18は、本実施形態に係るDV・MPEG復号
装置の内部構成を示す図である。本図において第1実施
形態の画像復号装置についての構成要素については第1
実施形態と同一の参照符号を付し、DV・MPEG復号装置特
有の構成要素については20番台の参照符号を付して第
1実施形態の構成要素と区別する。DV・MPEG復号装置
は、逐次処理部21、BitStream FIFO12、可変長符号
デコーダ13、IQ部22、IDCT部23、ダブルバッファ
24、MC部25とを含み、入力装置と接続されて用いら
れる。この入力装置は、DVテープについてのVTRレコー
ダ、DVDのドライブ装置、デジタルTVの受信装置であ
り、動画データと、識別信号とをDV・MPEG復号装置に出
力する。この識別信号は、入力されてくる動画データ
が、DVテープから供給されてきたものか、DVテープ以外
の媒体(記録媒体、放送媒体)から供給されてきたものか
を示す信号である。
【0028】図19は、DV・MPEG復号装置の構成要素の
うち、動画データの復号に貢献するものを抜粋して描い
た図である。本図の下段の表は、各構成要素がMPEG復号
装置固有のものであるか、DV復号装置固有のものかを示
している。本図に示すように、BitStream FIFO12、可
変長符号デコーダ13はMPEG復号装置−DV復号装置の双
方の欄に○が付いているのでMPEG復号装置とDV復号装置
との共通要素である。IQ部22及びIDCT部23はMPEG復
号装置の欄に○が、DV復号装置の欄に△が付いているの
で、部分的に共通な構成要素である。MC部25はMPEG復
号装置の欄に○が、DV復号装置の欄に×が付いているの
でMPEG復号装置固有の構成要素であり、逐次処理部21
はMPEG復号装置の欄に×が、DV復号装置の欄に○が付い
ているのでDV復号装置固有の構成要素である。
【0029】第1実施形態に示したローカルメモリ6、
Setupプロセッサ3、コードROM4は、本図において逐次
処理部21として実装されていることがわかる。このよ
うに構成されたDV・MPEG復号装置についての説明は、図
20及び図21のタイミングチャートを引用しながら行
う。図20は、1つのVSに対するDV復号装置の処理がど
のように行われるかを示すタイミングチャートであり、
図21は、1つのMBに対するDV復号装置の処理がどのよ
うに行われるかを示すタイミングチャートである。
【0030】逐次処理部21は、DVテープから動画デー
タが供給される場合に、メモリコントローラ2によりメ
モリデバイス1から順次読み出されてくるSBをMBに変換
する。図19において、DVテープから動画データが供給
される場合、逐次処理部21によりSBはMBに変換されて
から、BitStream FIFO12に出力されることがわかる。
一方、DVテープ以外の媒体から動画データが供給される
場合、逐次処理部21はSBをMBに変換するという処理を
行わない。SBからMBへの変換を行うか否かの切り換え
は、入力装置から出力される識別信号に基づき行われ
る。
【0031】逐次処理部21に含まれるコードROM4
は、第1実施形態同様の処理を行う。図20の第1段目
は、Setupプロセッサ3に対応しており、DMA転送、デシ
ャッフリング、EOB_searchの順で行われ、その後個々の
MBに対してre-Arr(MB0),re-Arr(MB1),re-Arr(MB2),re-A
rr(MB3),re-Arr(MB4)が行われることを示している。第
2段目はローカルメモリ6、第3段目はメモリデバイ
ス、第4段目はBitStreamFIFO12にそれぞれ対応して
いる。本図のDMA転送が行われている期間において、メ
モリデバイス1からローカルメモリ6への転送dt1、メ
モリデバイス1からBitStream FIFO12への転送dt2が
行われる。MB0、MB1、MB2、MB3、MB4に対するVLDが実行
されるのは、それぞれのMBに対してre-Arrが行われた後
である。これは、DVテープに記録された個々のMBに対す
るVLDが、SBに対してEOB_searchがなされ、re-Arrがな
されて初めて行われることを意味する。図21は、1つ
のMBに対するSetupプロセッサ3の処理を、詳細化して
示すタイミングチャートである。本図においてEOB_sear
chは、Phase1、Phase2、Phase3からなり、これらのフェ
ーズにおいて、BitStream FIFO12から可変長符号デコ
ーダ13へのunitの転送tg1,tg2が行われて、VLDからSe
tupプロセッサ3へとレスポンスrp1,rp2,rp3が出力され
ている。また本図では、ローカルメモリ6におけるWork
Area1、WorkArea2、WorkArea3が図示されており、WorkA
rea1からWorkArea2へのMRの転送df1、WorkArea2からWor
kArea3へのVRの転送df2が示されている。
【0032】IQ部22は、可変長符号デコーダ13によ
りVLDがなされたMBに対して、逆量子化を行う専用回路
であり、係数重み付け部22aが付加されてる点を除
き、MPEG復号装置−DV復号装置間で共通化される構成要
素である。係数重み付け部22aによる係数重み付け
は、DVテープから供給されるDCTブロックに対して行わ
れ、DVテープ以外の媒体から供給されるDCTブロックに
対しては行われない。図20のタイミングチャートの第
5段目に、逆量子化が行われるタイミングを示す。本図
においてIQ部22による逆量子化は、可変長符号デコー
ダ13によるVLDと同一の段に示されている。可変長符
号デコーダ13によるVLDは、BitStream FIFO12から
可変長符号デコーダ13へのデータ転送mf1,mf2,mf3,mf
4が行われるのを待って実行され、これと同時期にIQが
行われていることがわかる。これは、IQ部22は、可変
長符号デコーダ13がDCTブロックを構成する1つのDCT
係数を出力する度に、そのDCT係数に対して逆量子化を
行うことを意味する。
【0033】IDCT(Inverce Discrete Cosine Transfor
m)部23は、IQ部22により逆量子化がなされたMBに対
して、IDCTを行う専用回路であり、係数重み付けのため
の係数重み付け部23aが接続されている点を除き、MPE
G復号装置−DV復号装置間で共通化される構成要素であ
る。係数重み付け部23aによる係数重み付けは、DVテ
ープからDCTブロックが読み出された場合に、IQ部22
から出力されるDCTブロックに対して行われる。図20
のタイミングチャートの第6段目に、IDCTが行われるタ
イミングを示す。IDCTは、前段にあるVLD/IQの完了を待
たずに、タイミングST1,ST2にて開始される。
【0034】ダブルバッファ24は、VLD/IQと、IDCT部
23との間でDCTブロックの入出力を行う。ダブルバッ
ファ24は、Y0,Y1,Y2,Y3,Cr,Cbの順に入力されてくるD
CTブロックを、交互に格納するため2つのバッファを有
している。ダブルバッファ24を介したDCTブロックの
入出力は図21に明示されている。このダブルバッファ
24が設けられたため、VLD4/IQ部22からダブルバ
ッファ24へのY0,Y2,Crブロックの出力Out1,Out2,Out3
と、ダブルバッファ24からIDCT部23へのY1,Y3,Cbブ
ロックの入力In1,In2,In3とが並列化されることにな
る。
【0035】MC(MC:Motion Compensation)部25は、ID
CT部23によりIDCTがなされたMBに対して動き補償を行
う専用回路であり、MPEG復号装置特有の構成要素であ
る。動き補償とは、MBのうちフレーム間符号化されたピ
クチャデータ(P,Bピクチャ)を構成するものに対して、
参照画像を構成するMBを足し合わせるという処理であ
る。動き補償の結果は、メモリデバイス1に書き込まれ
る。DVテープに記録された動画データの復号時におい
て、このMC部25が不要であるのは、DVテープに記録さ
れた動画データは、全てフレーム内符号化されたピクチ
ャデータであり、フレーム間符号化されたピクチャデー
タは存在しないからである。
【0036】以上のように本実施形態によれば、MPEG復
号装置の構成をベースにして、DV復号装置の国有の構成
要素を加え、DV復号装置固有の改良を加えることによ
り、DV・MPEG復号装置の機能を実現することができる。
(第3実施形態) 第1実施形態〜第2実施形態におい
てSetupプロセッサ3はデシャッフリング、EOB_searc
h、re-Arrといった処理を行っていたが、第3実施形態
ではこれらDV復号装置固有の処理以外の処理をSetupプ
ロセッサ3に行わせるものである。図22は、第3実施
形態にかかるSetupプロセッサ3のタイミングチャート
を示す図である。図20において各MBについてのre-Arr
が行われた後、Setupプロセッサ3は何の処理を行わっ
ていなかったが、図22においてIDCT部23は、音声デ
ータのデコード(図22においては白抜きの矢印で"Audi
o decode"と表記)を行っている。Setupプロセッサ3に
音声データのデコードを行わせるので、DVテープにおい
て動画データと共に記録されている音声データをデコー
ドするための専用回路を画像復号装置に追加する必要は
ない。尚本実施形態においてDVテープ以外の媒体から動
画データが供給された場合にはデシャッフリング〜re-A
rrに代えてMBヘッダ解析等、MPEG2規格で圧縮符号化さ
れた動画データ固有の処理をSetupプロセッサ3に行せ
てもよい。
【0037】以上実施形態に基づいて説明してきたが、
現状において最善の効果が期待できるシステム例として
提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形
態として、以下(A)(B)(C)に示すものがある。 (A)SBにおけるunitのフォーマットは一例であり、un
itのフォーマットは他のフォーマットであってもよい。
【0038】(B)本実施形態で説明した手順(図1
2、図14、図16のフローチャート)等をプログラム
により実現し、これを記録媒体に記録して流通・販売の
対象にしても良い。このような記録媒体には、ICカード
や光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等があ
る。これらに記録されたプログラムは汎用コンピュータ
にインストールされることにより利用に供される。この
汎用コンピュータは、インストールしたプログラムを逐
次実行して、本実施形態に示した画像復号装置の機能を
実現するのである。
【0039】(C)本実施形態ではDVテープを対象にし
て説明を行ったが、可変長データを固定長のフィールド
に格納するという格納方式を採用している記録媒体なら
ば、他の記録媒体に対しても適用されることはいうまで
もない。 (D)本明細書では、画像ブロックをDCTブロックとし
て説明を行ったが、デコード処理の一単位ならば他の単
位であってもよい。
【0040】
【発明の効果】 以上説明したように本発明に係る画像
復号装置は、終端コードにより区切られる可変長データ
の連続長の算出と、当該可変長データの復号とを行う可
変長符号デコーダを含み、可変長データの一種である圧
縮画像データの復号を当該可変長符号デコーダに行わせ
る画像復号装置であって、デジタルビデオテープから読
み出された同期ブロックを構成する複数の固定長ユニッ
トのうち1つを可変長符号デコーダに出力する第1出力
手段と、当該固定長ユニットの先頭から、当該固定長ユ
ニット内の終端コードまでの第1可変長データの連続長
が可変長符号デコーダにより算出されれば、同連続長を
オフセットとして用いて、当該第1可変長データに後続
している第1後続部分を取り出す第1取出手段と、第1
後続部分の一部又は全部を、終端ブロックを含まない他
の固定長ユニットと結合することにより圧縮画像データ
を得て、当該圧縮画像データを可変長符号デコーダに出
力する第2出力手段とを備えている(1)。この画像復号
装置において可変長デコーダは、MPEG復号装置において
標準に実装されているハードウェアであり、画像復号装
置はこれを固定長ユニットの先頭から後続部分までのオ
フセットを算出するという用途に利用しているので、リ
フォーマットのため専用回路を用いずとも、固定長ユニ
ットから圧縮画像データの一部分を切り出すという処理
を高速に行うことができる。圧縮画像データの一部分の
切り出し処理の高速化により、たとえ専用回路が実装さ
れていなくてもDVテープから供給される動画データの復
号が可能となるので、DV復号装置の機能と、MPEG復号装
置の機能とを併せ持つ復号装置を低コストで製造するこ
とができる。
【0041】ここで前記画像復号装置は、第1取出手段
により取り出された第1後続部分を可変長符号デコーダ
に出力する第3出力手段を備え、前記第2出力手段は、
第1後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コー
ドまでの第2可変長データの連続長が可変長符号デコー
ダにより算出されると、この連続長に基づき第1後続部
分から第2可変長データを取り出しても良い(3)。第1
可変長データに後続する部分から、第2可変長データで
ある余剰部分そのものの連続長を算出する処理をも可変
長符号デコーダを用いて高速化に行うことができる。こ
の第2可変長データの連続長の算出にも、圧縮画像デー
タに対してVLDを行うための可変長符号デコーダが利用
されるので、この高速化にもリフォーマット処理のため
の専用回路を実装が伴わない。
【0042】前記第1後続部分の内部において第2可変
長データに後続する第2後続部分を可変長符号デコーダ
に出力する第4出力手段と、第2後続部分の先頭から、
第2後続部分内の終端コードまでの第3可変長データの
連続長が可変長符号デコーダにより算出されれば、当該
第3可変長データを固定長ユニットからを取り出す第2
取出手段と、取り出された第3可変長データを、当該固
定長ユニットとは異なる同期ブロックに属する他の固定
長ユニットと結合することにより別の圧縮画像データを
得て、可変長符号デコーダに出力する第5出力手段とを
備えていてもよい(4)。他のMBに属する圧縮画像データ
の余剰部分である第3可変長データの連続長が可変長符
号デコーダにより算出されるので、他のMBに属する圧縮
画像データの余剰部分を取り出す処理が高速に行われる
ことになる。この第3可変長データの連続長の算出に
も、圧縮画像データに対してVLDを行うための可変長符
号デコーダが利用されるので、この高速化にもリフォー
マット処理のための専用回路を実装が伴わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 MBを構成するDCTブロックがVSを構成する5つ
のSBにどのように格納されるかを示す図である。
【図2】 各DCTブロックの連続長を対比して示す図で
ある。
【図3】(a)unitの最後にEOBがあり、unit=DCTブロ
ックの関係となるケース(Case1)を示す。 (b)途中にEOBがあり、可変長データを内包するケー
ス(Case2)を示す。 (c)unit内にEOBがなく、unit内で可変長データが完
結していないケース(Case3)を示す。
【図4】(a)MRの最後にEOBがあり、MR=DCTブロック
の終端部分になっているケース(Case1)を示す。 (b)MRの途中にEOBがあり、MRがDCTブロックの終端部
分を内包しているケース(Case2)を示す。 (c)MRにEOBが存在せず、MRがDCTブロックの終端部分
ではなく、途中部分となるケース(Case3)を示す。
【図5】(a)VRの最後にEOBがあるケース(Case1)を示
す。 (b)VRの中央にEOBがあるケース(Case2)を示す。 (c)VRにEOBがないケース(Case3)を示す。
【図6】DCTブロックが格納された状態のunitの一例を
示す図である。
【図7】第1実施形態に係る画像復号装置の内部構成を
示す図である。
【図8】(a)Setupプロセッサ3によるDMA転送が行わ
れる以前のローカルメモリの格納内容を示す。 (b)Phase2がなされた後のローカルメモリの格納内容
を示す図である。 (c)Phase3がなされた後のローカルメモリを示す図で
ある。
【図9】Phase1〜Phase3を終えた後のWorkArea1、WorkA
rea2、WorkArea3の格納内容を示す図である。
【図10】 1つのSBについての解析履歴テーブル10
の一例を示す図である。
【図11】 WorkArea1、WorkArea2、WorkArea3に対し
てリアレンジメント(re-Arr)がなされた状態を示す図で
ある。
【図12】 Phase1を実行する処理をSetupプロセッサ
3に行わせるプログラムの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】 Phase1におけるDV・MPEG復号装置内部のタ
イミングチャートである。
【図14】 Phase2を実行する処理をSetupプロセッサ
3に行わせるプログラムの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図15】 Phase2におけるDV・MPEG復号装置内部のタ
イミングチャートである。
【図16】 Phase3を実行する処理をSetupプロセッサ
3に行わせるプログラムの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図17】 Phase3におけるDV・MPEG復号装置内部のタ
イミングチャートである。
【図18】 第2実施形態に係るDV・MPEG復号装置の内
部構成を示す図である。
【図19】 デコード処理部の構成要素のうち、動画デ
ータの復号に貢献するものを抜粋して描いた図である。
【図20】 第2実施形態のDV・MPEG復号装置における
タイミングチャートである。
【図21】 1つのMBに対するSetupプロセッサ3の処理
を、詳細化して示すタイミングチャートである。
【図22】 第2実施形態のDV・MPEG復号装置における
タイミングチャートである。
【図23】 DVテープにおいて1フレームを構成する10
本のトラックを示す図である。
【図24】 SBの内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリデバイス 2 メモリコントローラ 3 Setupプロセッサ 4 コードROM 5 転送プログラム 6 ローカルメモリ 7 退避エリア 8 デシャフリングプログラム 9 EOB_searchプログラム 10 解析履歴テーブル 11 re-Arrプログラム 12 BitstreamFIFO 13 可変長符号デコーダ 21 逐次処理部 22 IQ部 23 IDCT部 24 ダブルバッファ 25 MC部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/30 H04N 5/782 Z (72)発明者 清原 督三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲よし▼岡 康介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西田 英志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 家田 幸治 愛知県名古屋市中区栄2丁目6番1号 白 川ビル別館5階 株式会社松下電器情報シ ステム名古屋研究所内 Fターム(参考) 5C018 HA01 5C053 FA22 GA16 GB23 GB26 KA04 KA05 KA24 5C059 KK07 KK11 MA00 MA23 MC11 MC38 ME01 PP04 PP16 RB13 RC02 RC09 RC24 SS14 SS20 TA00 TB08 TC00 TD00 UA05 UA32 UA34 UA39 5D044 AB07 BC01 BC06 CC03 CC04 DE03 DE12 DE15 DE40 EF03 FG10 GK07 GK11 GL28 5J064 AA04 BA09 BA16 BB09 BC01 BD03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終端コードにより区切られる可変長デー
    タの連続長の算出と、当該可変長データの復号とを行う
    可変長符号デコーダを含み、可変長データの一種である
    圧縮画像データの復号を当該可変長符号デコーダに行わ
    せる画像復号装置であって、 デジタルビデオテープから読み出された同期ブロックを
    構成する複数の固定長ユニットのうち1つを可変長符号
    デコーダに出力する第1出力手段と、 当該固定長ユニットの先頭から、当該固定長ユニット内
    の終端コードまでの第1可変長データの連続長が可変長
    符号デコーダにより算出されれば、同連続長をオフセッ
    トとして用いて、当該第1可変長データに後続している
    第1後続部分を取り出す第1取出手段と、 第1後続部分の一部又は全部を、終端ブロックを含まな
    い他の固定長ユニットと結合することにより圧縮画像デ
    ータを得て、当該圧縮画像データを可変長符号デコーダ
    に出力する第2出力手段とを備えることを特徴とする画
    像復号装置。
  2. 【請求項2】 第1後続部分は終端ブロックを含み、 第2出力手段は、 後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コードま
    での第2可変長データを取り出して、終端ブロックを含
    まない他の固定長ユニットの後部に結合することを特徴
    とする請求項1記載の画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記画像復号装置は、 第1取出手段により取り出された第1後続部分を可変長
    符号デコーダに出力する第3出力手段を備え、 前記第2出力手段は、 第1後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コー
    ドまでの第2可変長データの連続長が可変長符号デコー
    ダにより算出されると、この連続長に基づき第1後続部
    分から第2可変長データを取り出すことを特徴とする請
    求項2記載の画像復号装置。
  4. 【請求項4】 前記第1後続部分の内部において第2可
    変長データに後続する第2後続部分を可変長符号デコー
    ダに出力する第4出力手段と、 第2後続部分の先頭から、第2後続部分内の終端コード
    までの第3可変長データの連続長が可変長符号デコーダ
    により算出されれば、当該第3可変長データを固定長ユ
    ニットからを取り出す第2取出手段と、 取り出された第3可変長データを、当該固定長ユニット
    とは異なる同期ブロックに属する他の固定長ユニットと
    結合することにより別の圧縮画像データを得て、可変長
    符号デコーダに出力する第5出力手段とを備えることを
    特徴とする請求項3記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮画像データは、複数画素につい
    てのDCT係数からなるDCTブロックであることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の画像復号装置。
  6. 【請求項6】 前記DCTブロックには、 8×8画素に対応する輝度ブロック、8×8画素に対応する
    赤色差ブロック、8×8画素に対応する青輝度ブロックが
    あることを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
  7. 【請求項7】 同期ブロックは、4つの輝度ブロック、1
    つの赤色差ブロック、1つの青輝度ブロックからなるマ
    クロブロックに対応することを特徴とする請求項6に記
    載の画像復号装置。
  8. 【請求項8】 終端コードにより区切られる可変長デー
    タの連続長の算出と、当該可変長データの復号とを行う
    可変長符号デコーダを含むコンピュータが読み取り可能
    であり、可変長データの一種である圧縮画像データの復
    号を当該可変長符号デコーダに行わせるプログラムを記
    録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 デジタルビデオテープから読み出された同期ブロックを
    構成する複数の固定長ユニットのうち1つを可変長符号
    デコーダに出力する第1出力ステップと、 当該固定長ユニットの先頭から、当該固定長ユニット内
    の終端コードまでの第1可変長データの連続長が可変長
    符号デコーダにより算出されれば、同連続長をオフセッ
    トとして用いて、当該第1可変長データに後続している
    第1後続部分を取り出す第1取出ステップと、 第1後続部分の一サブステップ又は全サブステップを、
    終端ブロックを含まない他の固定長ユニットと結合する
    ことにより圧縮画像データを得て、当該圧縮画像データ
    を可変長符号デコーダに出力する第2出力ステップとを
    コンピュータに行わせるプログラムが記録されているこ
    とを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 第1後続部分は終端ブロックを含み、 第2出力ステップは、 後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コードま
    での第2可変長データを取り出して、終端ブロックを含
    まない他の固定長ユニットの後サブステップに結合する
    ことを特徴とする請求項8記載のコンピュータ読取可能
    な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータ読取可能な記録媒体
    は、 第1取出ステップにより取り出された第1後続部分を可
    変長符号デコーダに出力する第3出力ステップを備え、 前記第2出力ステップは、 第1後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コー
    ドまでの第2可変長データの連続長が可変長符号デコー
    ダにより算出されると、この連続長に基づき第1後続部
    分から第2可変長データを取り出すことを特徴とする請
    求項9記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記第1後続部分の内サブステップに
    おいて第2可変長データに後続する第2後続部分を可変
    長符号デコーダに出力する第4出力ステップと、 第2後続部分の先頭から、第2後続部分内の終端コード
    までの第3可変長データの連続長が可変長符号デコーダ
    により算出されれば、当該第3可変長データを固定長ユ
    ニットからを取り出す第2取出ステップと、 取り出された第3可変長データを、当該固定長ユニット
    とは異なる同期ブロックに属する他の固定長ユニットと
    結合することにより別の圧縮画像データを得て、可変長
    符号デコーダに出力する第5出力ステップとからなる手
    順をコンピュータに行わせるプログラムが記録されてい
    ることを特徴とする請求項10記載のコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記圧縮画像データは、複数画素につ
    いてのDCT係数からなるDCTブロックであることを特徴と
    する請求項8〜11の何れかに記載のコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記DCTブロックには、 8×8画素に対応する輝度ブロック、8×8画素に対応する
    赤色差ブロック、8×8画素に対応する青輝度ブロックが
    あることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 同期ブロックは、4つの輝度ブロッ
    ク、1つの赤色差ブロック、1つの青輝度ブロックからな
    るマクロブロックに対応することを特徴とする請求項1
    3に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 終端コードにより区切られる可変長デ
    ータの連続長の算出と、当該可変長データの復号とを行
    う可変長符号デコーダを含むコンピュータが読み取り可
    能であり、可変長データの一種である圧縮画像データの
    復号を当該可変長符号デコーダに行わせるプログラムで
    あって、 デジタルビデオテープから読み出された同期ブロックを
    構成する複数の固定長ユニットのうち1つを可変長符号
    デコーダに出力する第1出力ステップと、 当該固定長ユニットの先頭から、当該固定長ユニット内
    の終端コードまでの第1可変長データの連続長が可変長
    符号デコーダにより算出されれば、同連続長をオフセッ
    トとして用いて、当該第1可変長データに後続している
    第1後続部分を取り出す第1取出ステップと、 第1後続部分の一サブステップ又は全サブステップを、
    終端ブロックを含まない他の固定長ユニットと結合する
    ことにより圧縮画像データを得て、当該圧縮画像データ
    を可変長符号デコーダに出力する第2出力ステップとを
    コンピュータに行わせるプログラム。
  16. 【請求項16】 第1後続部分は終端ブロックを含み、 第2出力ステップは、 後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コードま
    での第2可変長データを取り出して、終端ブロックを含
    まない他の固定長ユニットの後サブステップに結合する
    ことを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記プログラムは、 第1取出ステップにより取り出された第1後続部分を可
    変長符号デコーダに出力する第3出力ステップを備え、 前記第2出力ステップは、 第1後続部分の先頭から同後続部分に含まれる終端コー
    ドまでの第2可変長データの連続長が可変長符号デコー
    ダにより算出されると、この連続長に基づき第1後続部
    分から第2可変長データを取り出すことを特徴とする請
    求項16記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記第1後続部分の内サブステップに
    おいて第2可変長データに後続する第2後続部分を可変
    長符号デコーダに出力する第4出力ステップと、 第2後続部分の先頭から、第2後続部分内の終端コード
    までの第3可変長データの連続長が可変長符号デコーダ
    により算出されれば、当該第3可変長データを固定長ユ
    ニットからを取り出す第2取出ステップと、 取り出された第3可変長データを、当該固定長ユニット
    とは異なる同期ブロックに属する他の固定長ユニットと
    結合することにより別の圧縮画像データを得て、可変長
    符号デコーダに出力する第5出力ステップとからなる手
    順をコンピュータに行わせるプログラムが記録されてい
    ることを特徴とする請求項17記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 前記圧縮画像データは、複数画素につ
    いてのDCT係数からなるDCTブロックであることを特徴と
    する請求項15〜18の何れかに記載のプログラム。
  20. 【請求項20】 前記DCTブロックには、 8×8画素に対応する輝度ブロック、8×8画素に対応する
    赤色差ブロック、8×8画素に対応する青輝度ブロックが
    あることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 同期ブロックは、4つの輝度ブロッ
    ク、1つの赤色差ブロック、1つの青輝度ブロックからな
    るマクロブロックに対応することを特徴とする請求項2
    0に記載のプログラム。
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