JP2820631B2 - 画像復号方法および装置 - Google Patents

画像復号方法および装置

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/004Predictors, e.g. intraframe, interframe coding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化された画像デー
タを復号する画像復号方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル表現された画像データを伝送
または蓄積する場合、データ量を削減するために符号化
が行われる。符号化の方法としては、画像情報(画像デ
ータ)の時間的または空間的相関性を利用して冗長度を
少なくする方法がある。
【0003】時間的相関性を利用する方法として、連続
する2画素(フレーム)の差分を符号化したり、画像の
動きを検出して動き補償を行ったりするものがある。ま
た、空間的相関性を利用する方法として、画像を所定の
大きさのブロック(例えば縦方向,横方法とも8画素ず
つ)に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変換
係数をスキャン変換し(例えば低周波成分から高周波成
分の順に並び替える)、可変長符号化を行うものがあ
る。MPEG(Moving Picture Experts Group)が標準
化を進めている画素符号化方式(以下、MPEG2と略
す)は、上記2つの方法を併用するものとなっている。
MPEG2の暫定勧告は”Generic Codingof Moving Pi
ctures and Associated Audio" と題するISO/IEC 13818
-2 に記載されている。
【0004】本発明は、MPEG2のあらゆる画像を復
号する処理に適応可能であるので、復号処理について説
明する。
【0005】図5は、このような方法により符号化され
たデータを復号する画像復号装置の従来の構成例を示す
ブロック図である。図5において、バッファ制御部1,
可変長復号器2,スキャン変換器3,逆量子化器4,逆
DCT部5,動き補償画像再生部6により復号処理が実
行される。50はメモリであり、バッファメモリ51お
よびフレームメモリ(後述する3つのI,P,Bフレー
ムのメモリ)52,53,54からなる。また、100
は符号化された画像を表現する入力ビットストリーム、
200は再生画像を示す。
【0006】次に、動作について説明する。入力ビット
ストリーム100は、バッファ制御部1の制御により、
データ40としてバッファメモリ51に蓄積される。バ
ッファメモリ51から読み出されたデータ41は、可変
長復号器2によって、可変長復号される。
【0007】全データが可変長符号化されている訳では
ないが、固定長符号もこの可変長復号器2で復号される
ものとする。次に、スキャン変換器3によりデータの順
序を並び変えた後、逆量子化器4により逆量子化され
る。次に、逆DCT部5により逆離散コサイン変換され
る。動き補償画像再生部6では、画像の動きを考慮した
再生を行う。MPEG2では、時間的に前のフレーム
(ここではIフレーム)と時間的に後のフレーム(ここ
ではPフレーム)の両方から時間的に中間のフレーム
(ここではBフレーム)の予測を行う。そのため、Bフ
レームの再生には、予め復号されているIフレームとP
フレームの予測フレームデータ42,43をフレームメ
モリ52,53から読み出す必要がある(MPEG2で
は、時間的に後のPフレームはBフレームに先立って復
号される)。予測フレームデータ42,43と逆DCT
部5の出力である予測誤差によりBフレームを動き補償
画像再生部6で再生し、再生画素データ44としてフレ
ームメモリ54に書き込まれる。フレームメモリ52,
53,54中にあるI,P,Bのフレームは所定の順に
各メモリから読み出され(図5ではBフレームのデータ
45を読み出している)、再生画像200が出力され
る。
【0008】本発明は、MPEG2のあらゆる画像を処
理する装置に適用可能であるが、例として、NTSC画
像を再生する場合を考えてみる。NTSC画像の1フレ
ームは、図6のように横720画素、縦480ラインか
らなる。これを横,縦とも16画素ずつに分割する。1
分割の単位をマクロブロックと呼ぶ(以下、MBと略
す)。NTSC画像は、横45MB,縦30MB、全部
で1350MBに分割される。また、MPEG2では横
1行内に閉じたMBの集合体をスライスと呼び、NTS
C画像は最低でも30スライスに分割される。
【0009】MPEG2では、MBの種類は、大きく分
割して、イントラMBとインターMBの2つがあり、イ
ントラMBは、そのMB内の画像データのみで符号化し
たMBであり、一方、インターMBは、表示順で以前ま
たは未来、またはその両方のフレームの再生画像との差
分を符号化したMBである。また、インターMBには、
差分信号に加えて、表示順で以前または未来の再生画像
からの画像の移動分を表す動きベクトルも付加される。
【0010】MPEG2の入力ビットストリーム100
は階層構造を持ち、上位の階層から、シーケンス層,グ
ループオブピクチャ層,ピクチャ層,スライス層,MB
層,ブロック層と呼ばれる。ピクチャ層は1枚の画像を
構成する層で、グループオブピクチャ層は、Iフレーム
で始まる複数のピクチャ層で構成される。シーケンス層
は、一連のピクチャのつながりであり、通常シーケンス
層は、複数のグループオブピクチャ層で構成されるが、
グループオブピクチャ層がなく、複数のピクチャ層で構
成される場合もある。復号を開始する場合、シーケンス
層にグループオブピクチャ層が含まれている場合は、シ
ーケンス層の最初のピクチャは必ずIフレームであるた
め、参照画像を必要とせずに、即座に復号を開始でき
る。しかし、シーケンス層にグループオブピクチャ層が
含まれていない場合、シーケンス層の最初のピクチャ
は、IフレームとPフレームのどちらでもよく、Pフレ
ームで始まっている場合は、参照画像なしで復号を開始
するか、参照画像のIフレームが入力されるまで、復号
を開始しないかのどちらかである。
【0011】Iフレームのデータ量は、Pフレーム,B
フレームに比較して大幅に多くなり、これをバッファメ
モリ51に蓄積するのに多くの時間が必要となる。その
ため、アプリケーションによっては、Iフレームを含ま
ないシーケンスを採用する可能性がある。例えば、放送
のアプリケーションを想定すると、送信するフレームの
データ量のばらつきを少なくするため、Iフレームのな
い、PフレームとBフレームのみで構成されたシーケン
スを使用する例が考えられる。また、画像通信のアプリ
ケーションを想定すると、送信したストリームを少ない
遅延時間で復号することが要求されるため、Iフレーム
の他、リオーダ遅延の発生するBフレームを含まないP
フレームのみで構成されたシーケンスを使用する例が考
えられる。
【0012】図7は、Iフレームを含まないPフレーム
とBフレームのみで構成されたシーケンスを復号する画
像復号装置の例である。図7において、フレームメモリ
152,53はBフレームを再生するために予め復号さ
れているPフレームの画像データ142,予測フレーム
データ43を格納しておくフレームメモリである。復号
処理は、前述のIフレームを含む復号手順と参照画像の
選択以外の処理は同じで、Pフレームは時間的に前のP
フレームを参照画像にして復号を行い、Bフレームは時
間的に前のPフレームと時間的に後のPフレームを参照
画像にして復号する。なお、図7において図5と同符号
は同一部分を示す。
【0013】図8は、IフレームもBフレームも含まな
いPフレームのみで構成されたシーケンスを復号する画
像復号装置の例である。図8において、フレームメモリ
252は、次のPフレームを再生するために予め復号さ
れている時間的に前のPフレームの画像データ242を
格納しておくフレームメモリである。復号処理は、前述
のIフレームを含まない復号手順でBフレームの処理を
除いたものと同じで、Pフレームは時間的に前のPフレ
ームから予測を行う。なお、図8において図5と同一符
号は同一部分を示す。
【0014】MPEG2のようにフレーム間予測を用い
た符号化では、前に復号した画像を参照画像に使用する
ため、誤差成分等が蓄積され、画像が正しく復元できな
くなる。そのため、MPEG2では、通常、フレーム内
符号化されたフレーム、すなわちIフレームで画像をリ
フレッシュする。しかし、前述のようにIフレームを含
まないシーケンスでは、当然Iフレームによるリフレッ
シュができないため、ビットストリーム内にイントラM
Bのみで構成されたスライス、すなわち、イントラスラ
イスが使われることがある。Iフレームでは、画面全体
をリフレッシュするのに対し、イントラスライスは画面
の一部すなわちイントラスライスのスライス部分をリフ
レッシュする。例えば、Pフレームのみで構成されたシ
ーケンスでは、図9のようにフレーム(画面)毎にイン
トラスライスの位置を変えることにより、数フレームで
画面全体のリフレッシュを行える。
【0015】また、複数のビデオビットストリームから
1つのビットストリームを選択して復号する場合、ビデ
オシーケンスを切り換えると、通常は、切り換えたビッ
トストリーム中にシーケンスヘッダまたはグループオブ
ピクチャヘッダが表れるまで復号を開始しない。これ
は、シーケンスヘッダ内にシーケンスを復号するのに必
要なデータが含まれているためであるが、もし、これら
のデータが何らかの方法で予め解っているとすると、シ
ーケンスヘッダやグループオブピクチャヘッダの出現を
待つ必要はない。このような場合、PフレームやBフレ
ームから復号を開始すると、参照画像がないため、Iフ
レームの出現まで待ち、復号を開始する方法が考えられ
るが、この方法ではビットストリームが画像復号装置に
入力されてから画像を出力するまでの遅延が大きくな
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術では、シーケンス内にIフレームを含まない場合、
参照画像なしで復号を開始せざるをえないため、イント
ラスライスとイントラMB以外の部分は、正しい画像が
復元できない。前述のように、MPEG2ではフレーム
間予測を用いた符号化では、復元した画像を参照し以降
の画像を復元するために、正しく復元できなかった場合
は、以降のフレームのイントラスライスがイントラMB
でリフレッシュされるまで、ノイズの大きな画像を出力
していた。
【0017】また、前述したビデオシーケンスの切り替
えによる、ビットストリームの再生の開始時において
は、参照画像のIフレームが入力されるまで待ち、復号
を開始すると、復号を開始した画像から正しい画像を得
ることができる。しかし、Iフレームを待っている間
は、画像が出力されない。
【0018】本発明は、以上のような従来装置の欠点を
解消した画像復号方法および装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像復号
方法は、複数の予測フレームから画像フレームを予測し
て符号化された画像データを復号する画像復号方法にお
いて、復号を開始するフレームがフレーム間予測を用い
て符号化されたフレームである場合に、フレーム間予測
されたフレーム内のフレーム間予測されて符号化された
画像データを予め設定された所定の画像データに置き換
えて復号するようにしたものである。
【0020】そして、予め設定された所定の画像データ
として、グレー色の画像を用いたものである。
【0021】本発明にかかる画像復号装置では、復号を
開始した最初のフレームがIフレームでなかった場合、
最初のPフレームの復号を終了するまで、復号した画像
をフレームメモリに書き込む際に、イントラMB以外の
MB部分については、グレー色のような予め設定された
所定の画像データを書き込み、イントラMB部分のみ復
号画像を書き込む制御手段を有する。
【0022】また、前述のように復号されたフレームの
次のフレーム以降については、制御手段がそれまでに復
号されたフレームを参照画像にして、画像を復元する。
【0023】
【作用】本発明によれば、復号を開始した最初のフレー
ムがIフレームでなかった場合、最初のPフレームの復
号を終了するまで、イントラMB以外の部分について予
め設定された画像データをフレームメモリに書き込み、
これを以降のフレームの参照画像として使用すると、従
来のように大きなノイズではなく、比較的小さなノイズ
で表示する画像を出力でき、Iフレームが入力されるま
で待って復号を開始する画像復号方法および装置に比較
して、画像を早く出力できる。
【0024】また、予め設定された画像データとしてグ
レー色の画像を用いたので、画素を輝度信号と色信号に
分離して扱うMPEGのような復号手段では、グレー色
は中間色であり、実際に存在しない参照画像を復元する
場合にはグレー色にすることでノイズが低減される。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕図1は、入力ビットストリーム100がI
フレームのないPフレームとBフレームのみで構成され
ている場合の構成例で、20は可変長復号器で、基本的
には図7の可変長復号器2と同じであるが、後述するよ
うに本発明特有の制御も行う。60は動き補償画像再生
部で、基本的には図7の動き補償画像再生部6と同じで
あるが、後述するように本発明の制御も行う。70は後
述するように本発明の特徴的な制御を行うための制御信
号で、可変長復号器20から動き補償画像再生部60へ
入力される。そして、可変長復号器20において、復号
を開始した最初のフレームがIフレームであるか否かの
判別機能と、その判別したフレームがIフレームでない
場合に、Pフレームの復号が終了するまで、イントラM
Bのみを復号する機能と、本発明の実行要求の制御信号
70、および動き補償画像再生部60において、本発明
の実行要求が可変長復号器20から要求されている場合
に、イントラMB以外のMB(インターMB)を予め指
定された画像に置き換える制御手段が構成されている。
なお、図7と同一符号は同一部分を示す。
【0026】次に、動作について説明する。可変長復号
器20は、復号を開始した最初のフレームがIフレーム
であるか否かを判別し、そのフレームがIフレームでな
い場合は、本発明の処理の実行要求を制御信号70を通
じて動き補償画像再生部60に通知する。また、可変長
復号器20は、最初のフレームがPフレームまたはBフ
レームであった場合、最初のPフレームの復号が終了す
るまで、イントラMBのデータのみをスキャン変換器3
に出力し、インターMBのデータは廃棄する。動き補償
画像再生部60では、前述の制御信号70からの実行要
求が可変長復号器20から通知された場合、最初のフレ
ームがPフレームである場合は、フレームメモリ152
に書き込む際に、逆DCT部5から送られてこないMB
については、グレー色を書き込む。最初のフレームがB
フレームである場合はフレームメモリ54に書き込む際
に、逆DCT部5から送られてこないMBについては、
グレー色の画像データに書きかえ、Pフレームが送られ
てくるまで同様の処理を繰り返し、Pフレームもフレー
ムメモリ152に書き込む際に、逆DCT部5から送ら
れてこないMBについては、グレー色を書き込む。
【0027】最初のP1フレームの次のB2フレーム
は、図2に示すように本来は入力される前のP0フレー
ムと、最初に入力されたP1フレームの2フレームから
予測されたフレームである。そのため、最初のP1フレ
ームの次のB2フレームは、フレームメモリ152から
最初のP1フレームを読み出し、入力されていないP0
フレームの代わりにもう一つの参照画像は全面グレーで
あるものとして、動き補償画像再生部60でB2フレー
ムを再生し、所定のフレームメモリ54に書き込む。B
3フレームも同様である。
【0028】2番目のP4フレーム以降は、通常の処理
と同様に行う。 〔実施例2〕本実施例も入力ビットストリーム100が
PフレームとBフレームのみで構成されている場合の構
成例で、最初のPフレームまでの処理は実施例1と同じ
である。
【0029】図3のように、ビットストリーム100の
入力順序で最初のP1フレームから2番目のP4フレー
ムの間のB2,B3フレームのデータを廃棄し、2番目
のP4フレームはフレームメモリ152から予測フレー
ムデータを読み出し、復号の結果をフレームメモリ53
に書き込む。以降のB5フレームについては、通常の処
理と同様に、フレームメモリ152,53から読み出し
動き補償画像再生部60でBフレームを再生し、フレー
ムメモリ54に書き込む。
【0030】2番目のP4フレーム以降は、通常の処理
と同様に行う。 〔実施例3〕図4は、入力ビットストリーム100がP
フレームのみで構成されている場合の実施例で、最初の
Pフレームまでの処理は実施例1と同じである。
【0031】最初のPフレームは、実施例1と同様に逆
DCT部5から送られてこないMBについては、フレー
ムメモリ252に書き込む際にグレー色を書き込む。な
お、図1と同符号は同一部分を示す。
【0032】以降のPフレームについては、通常の処理
と同様に行う。 〔実施例4〕本実施例は、復号の最初のフレームがIフ
レームでない場合の実施例である。可変長復号器20で
復号を開始した最初のフレームがIフレームであるか否
かを判別し、そのフレームがIフレームでない場合は、
本発明の制御信号70からの処理の実行要求を動き補償
画像再生部60に通知し、MBがイントラMBであるか
否かに関わらず、MBについての処理は通常の処理と同
様に行う。
【0033】フレームメモリに書き込む際にMBの種類
がイントラMBである場合は、そのままフレームメモリ
に書き込み、インターMBの場合は、逆DCT部5から
送られてきたデータを廃棄し、グレー色を書き込む。
【0034】以上の処理以外は実施例1と同じである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像復号方法は、複数の予測フレームから画像フレームを
予測して符号化された画像データを復号する画像復号方
法において、復号を開始するフレームがフレーム間予測
を用いて符号化されたフレームである場合に、フレーム
間予測されたフレーム内のフレーム間予測されて符号化
された画像データを予め設定された所定の画像データに
置き換えて復号するようにしたので、Iフレームで始ま
らないビットストリームに対しても少ないノイズで復号
を開始でき、かつ、復号を即座に開始できる。
【0036】そして、予め設定された所定の画像データ
として、グレー色の画像を用いたので、グレー色が中間
色となりノイズが低減される。
【0037】さらに、本発明にかかる画像復号装置は、
複数の予測フレームから画像フレームを予測して符号化
された画像データを復号する装置において、復号を開始
するフレームがフレーム間予測を用いて符号化されたフ
レームである場合に、フレーム間予測されたフレーム内
のフレーム間予測されて符号化された画像データを予め
設定された所定の画像データに置き換えて復号する制御
手段を有する構成としたので、Iフレームで始まらない
ビットストリームに対しても少ないノイズで復号を開始
でき、かつ、復号を即座に開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の動作を説明するための図
である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の画像復号装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】NTSC画像の1フレームのMBの構成を説明
する図である。
【図7】Iフレームを含まないPフレームとBフレーム
のみで構成されたシーケンスを復号する従来の画像復号
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】IフレームもBフレームも含まないPフレーム
のみで構成されたシーケンスを復号する従来の画像復号
装置の構成を示すブロック図である。
【図9】画面全体のリフレッシュを行う方法の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 バッファ制御部 2 可変長復号器 3 スキャン変換器 4 逆量子化器 5 逆DCT部 6 動き補償画像再生部 20 可変長復号器 40 データ 41 データ 42 予測フレームデータ 43 予測フレームデータ 44 再生画素データ 50 メモリ 51 バッファメモリ 52 フレームメモリ 53 フレームメモリ 54 フレームメモリ 60 動き補償画像再生部 70 制御信号 100 入力ビットストリーム 142 画像データ 152 フレームメモリ 200 再生画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 嘉郁 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 進藤 朋行 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 小松 茂 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 小林 孝之 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 西塔 隆二 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の予測フレームから画像フレームを
    予測して符号化された画像データを復号する画像復号方
    法において、復号を開始するフレームがフレーム間予測
    を用いて符号化されたフレームである場合に、フレーム
    間予測されたフレーム内のフレーム間予測されて符号化
    された画像データを予め設定された所定の画像データに
    置き換えて復号することを特徴とする画像復号方法。
  2. 【請求項2】 予め設定された所定の画像データとし
    て、グレー色の画像を用いることを特徴とする請求項1
    記載の画像復号方法。
  3. 【請求項3】 複数の予測フレームから画像フレームを
    予測して符号化された画像データを復号する装置におい
    て、復号を開始するフレームがフレーム間予測を用いて
    符号化されたフレームである場合に、フレーム間予測さ
    れたフレーム内のフレーム間予測されて符号化された画
    像データを予め設定された所定の画像データに置き換え
    て復号する制御手段を有することを特徴とする画像復号
    装置。
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