JPH08130715A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH08130715A
JPH08130715A JP26593994A JP26593994A JPH08130715A JP H08130715 A JPH08130715 A JP H08130715A JP 26593994 A JP26593994 A JP 26593994A JP 26593994 A JP26593994 A JP 26593994A JP H08130715 A JPH08130715 A JP H08130715A
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JP26593994A
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Yoshimasa Hosono
義雅 細野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のGOP分の符号化されているピクチャ
データを蓄積すると共にリングバッファ的に使用するビ
ットストリームバッファ201と、バッファ201内に
蓄積されているピクチャデータの各GOPの各先頭位置
を保持するメモリレジスタ312と、バッファ201上
のライトポインタWP及びリードポインタRPを制御す
ると共に書き込み/読み出しを制御するCPU303と
を有し、逆方向再生開始時のCPU303は、バッファ
201へのリードポインタRPを、レジスタ312が保
持している各先頭位置のうちの当該逆方向再生開始時の
画像が含まれるGOPの先頭位置に設定して、逆方向再
生に必要なピクチャデータの読み出しを行う。 【効果】 フレーム間相関を利用した映像信号圧縮技術
において、逆方向再生表示を容易かつ短時間に行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム間相関を利用
して圧縮符号化された画像情報が記録された例えばいわ
ゆるコンパクト・ディスクを使った読み出し専用メモリ
であるCD−ROMやCD−I(CD−インタラクティ
ブ:CD-Interactive) ,ハードディスクなどの情報記録
媒体から、その圧縮符号化された画像情報を再生して復
号化する画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号を圧縮符号化する手
法としては、種々提案されているが、その一具体例とし
て、例えば、カラー動画像符号化方式の国際標準化作業
グループであるいわゆるMPEG(Moving Picture Exp
ert Group)において規定された方式がある。すなわちこ
のMPEGにより規定された符号化方式は、いわゆるデ
ィジタルストレージメディア用の画像信号の高能率符号
化方式であり、画像間の差分を取ることで時間軸方向の
冗長度を落とし、その後、いわゆる離散コサイン変換
(DCT)処理と可変長符号とを使用して空間軸方向の
冗長度を落とすようにしている。
【0003】このMPEGによる符号化方式において
は、フレームの画像を、後述するIピクチャ(イントラ
符号化画像:Intra-coded picture)、Pピクチャ(前方
予測符号化画像:Perdictive-coded picture) 又はBピ
クチャ(両方向予測符号化画像:Bidirectionally-code
d picture)の3種類のピクチャのいずれかのピクチャと
し、画像信号を圧縮符号化するようにしている。
【0004】ここで、I,P,Bの各ピクチャのうち、
Iピクチャでは、1フレーム分の画像信号をそのまま符
号化して伝送する。これに対して、Pピクチャでは、基
本的にはそれより時間的に先行するIピクチャ又はPピ
クチャの画像信号からの差分を符号化して伝送する。ま
た、Bピクチャでは、基本的にはそれより時間的に先行
するフレーム及び後行するフレームの両方の平均値から
の差分を求め、その差分を符号化して伝送する。
【0005】また、上述したMPEGの符号化方式が取
り扱うデータの構造は、図4に示すように、下から順
に、ブロック層と、マクロブロック層と、スライス層
と、ピクチャ層と、グループオブピクチャ(GOP:Gr
oup of Picture)層と、ビデオシーケンス層とからなる
階層構造になっている。以下、この図4において下の層
から順に簡単に説明する。
【0006】先ず、上記ブロック層の単位ブロックは、
輝度又は色差の隣合った8×8の画素(8ライン×8画
素の画素)から構成される。DCT(離散コサイン変
換)は、この単位ブロック毎にかけられる。
【0007】次に、上記マクロブロック層のマクロブロ
ックは、左右及び上下に隣合った4つの輝度ブロック
(輝度の単位ブロック)Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 と、画
像上では上記輝度ブロックと同じ位置に当たる色差ブロ
ック(色差の単位ブロック)Cr ,Cb との全部で6個
のブロックで構成される。これらブロックの伝送の順
は、Y0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Cr ,Cb の順である。
【0008】上記スライス層は、画像の走査順に連なる
1つ又は複数のマクロブロックで構成される。スライス
の頭(ヘッダ)では画像内における動きベクトル及びD
C(直流)成分の差分がリセットされ、また、最初のマ
クロブロックは画像内での位置を示すデータを持ってお
り、したがってエラーが起こった場合でも復帰できるよ
うになされている。
【0009】上記ピクチャ層において、ピクチャすなわ
ち1枚1枚の画像は、少なくとも1つ又は複数の上記ス
ライスから構成される。そして、それぞれが符号化の方
式にしたがって、上記Iピクチャ,Pピクチャ,Bピク
チャ,DCイントラ符号化画像(DC coded (D) pictur
e)の4種類の画像に分類される。
【0010】ここで、上記Iピクチャでは、符号化され
る時にその画像1枚の中だけで閉じた情報のみを使用す
る。言い換えれば、復号化する時にIピクチャ自身の情
報のみで画像が再構成できることになる。実際には、差
分を取らずにそのままDCT処理して符号化を行う。
【0011】上記Pピクチャでは、予測画像(差分をと
る基準となる画像)として、入力で時間的に前に位置し
既に復号化されたIピクチャ又はPピクチャを使用す
る。
【0012】上記Bピクチャでは、予測画像として時間
的に前に位置し既に復号化されたIピクチャ又はPピク
チャ及び、時間的に後ろに位置し既に復号化されたIピ
クチャ又はPピクチャ、及びその両方から作られた補間
画像の3種類を使用する。
【0013】上記DCイントラ符号化画像(Dピクチ
ャ)は、DCTのDC係数のみで構成されるイントラ符
号化画像であり、他の3種の画像と同じシーケンスには
存在できないものである。
【0014】上記グループオブピクチャ(GOP)層
は、1又は複数枚のIピクチャと、0又は複数枚の非I
ピクチャとから構成されている。ここで、上記Iピクチ
ャの間隔及び、Iピクチャ又はBピクチャの間隔は自由
である。また、Iピクチャ又はPピクチャの間隔は、当
該グループオブピクチャ層の内部で変わってもよいもの
である。
【0015】上記ビデオシーケンス層は、画像サイズ、
画像レート等が同じ1又は複数のグループオブピクチャ
層から構成される。
【0016】上記方式による符号化データを復号化して
表示する際の典型的な例を図5を用いて説明する。な
お、この図5において、図中I0等はIピクチャを、図
中B1,B2等はBピクチャを、図中P3,P6等はP
ピクチャを示しており、各ピクチャ内の番号は表示順を
示している。これらのピクチャのグループ(group) は、
以下の(1)〜(15)・・・の順番でデコードされ
る。
【0017】(1)先ず、ディスクに記録されているI
0のピクチャの圧縮データを再生し、当該I0に対応す
る圧縮データのみからデコードする(フレーム内相
関)。
【0018】(2)上記デコードされたI0のピクチャ
と、次にディスクから再生されてきたB1に対応する圧
縮データとからB1のピクチャをデコードする。なお、
現在デコードしている現GOP以前のGOP(前GO
P)を利用する場合には当該前GOPのデコードされた
Pピクチャ(例えばP15′のピクチャ)及び現GOP
のデコードされたI0のピクチャと、B1に対応する圧
縮データとから、当該B1のピクチャをデコードする。
【0019】(3)上記デコードされたI0のピクチャ
と、次にディスクから再生されてきたB2に対応する圧
縮データとからB2のピクチャをデコードする。なお、
前GOPを利用する場合には当該前GOPのデコードさ
れたPピクチャ(P15′のピクチャ)及び現GOPの
デコードされたI0のピクチャと、B2に対応する圧縮
データとから、当該B2のピクチャをデコードする。
【0020】(4)上記デコードされたI0のピクチャ
と、次にディスクから再生されたP3に対応する圧縮デ
ータとから、当該P3のピクチャをデコードする。
【0021】(5)上記デコードされたI0のピクチャ
及びデコードされたP3のピクチャと、次にディスクか
ら再生されてきたB4に対応する圧縮データとから、当
該B4のピクチャをデコードする。
【0022】(6)上記デコードされたI0のピクチャ
及びデコードされたP3のピクチャと、次にディスクか
ら再生されてきたB5に対応する圧縮データとから、当
該B5のピクチャをデコードする。
【0023】(7)上記デコードされたP3のピクチャ
と、次にディスクから再生されたP6に対応する圧縮デ
ータとから、当該P6のピクチャをデコードする。
【0024】(8)上記デコードされたP3のピクチャ
及びデコードされたP6のピクチャと、次にディスクか
ら再生されてきたB7に対応する圧縮データとから、当
該B7のピクチャをデコードする。
【0025】(9)上記デコードされたP3のピクチャ
及びデコードされたP6のピクチャと、次にディスクか
ら再生されてきたB8に対応する圧縮データとから、当
該B8のピクチャをデコードする。
【0026】(10)上記デコードされたP6のピクチ
ャと、次にディスクから再生されたP9に対応する圧縮
データとから、当該P9のピクチャをデコードする。
【0027】(11)上記デコードされたP6のピクチ
ャ及びデコードされたP9のピクチャと、次にディスク
から再生されてきたB10に対応する圧縮データとか
ら、当該B10のピクチャをデコードする。
【0028】(12)上記デコードされたP6のピクチ
ャ及びデコードされたP9のピクチャと、次にディスク
から再生されてきたB11に対応する圧縮データとか
ら、当該B11のピクチャをデコードする。
【0029】(13)上記デコードされたP9のピクチ
ャと、次にディスクから再生されてきたP12に対応す
る圧縮データとから、当該P12のピクチャをデコード
する。
【0030】(14)上記デコードされたP9のピクチ
ャ及びデコードされたP12のピクチャと、次にディス
クから再生されてきたB13に対応する圧縮データとか
らB13のピクチャをデコードする。
【0031】(15)上記デコードされたP9のピクチ
ャ及びデコードされたP12のピクチャと、次にディス
クから再生されてきたB14に対応する圧縮データとか
ら、当該B14のピクチャをデコードする。以下同様に
続く。
【0032】上述のようなことから、順方向のデコード
を行うためにディスクから再生されてデコーダに供給さ
れる圧縮データの順番は、I0→B1→B2→P3→B
4→B5→P6→B7→B8→P9→B10→B11→
P12→・・・のような順になっている。
【0033】上述したように、上記MPEGの方式の圧
縮符号化ではフレーム間相関を利用してフレームを構築
しており、復号化の際には前にデコードしたピクチャを
利用して新たなピクチャを作り、その作られたピクチャ
が再度次のピクチャの構築に利用されている。また、M
PEGの方式で圧縮符号化されたデータには、既にデコ
ードされたピクチャから前のピクチャを再合成するため
のデータは含まれておらず、データとして1方向のみの
データが記録伝送されている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したM
PEGの方式などのように、フレーム間相関を利用した
映像信号圧縮技術において例えば逆方向再生して表示を
行うことは、非常に困難であり、出来たとしても通常の
再生表示の何倍もの時間を要してしまう。すなわち、逆
方向再生では、デコード順の逆ではなく、表示順序が逆
になるようにデコードしなければならず、またディスク
からの再生順もそれに応じて変更しなければならないた
め、処理が困難で通常の再生表示の何倍もの時間が必要
となってしまうのである。
【0035】ここで、逆方向再生の一例として、例えば
上記(12)の順方向のデコードを行っているときに、
逆方向再生に切り換えようとした場合について説明す
る。なお、以下の説明では、現在使用さている一般的な
デコーダとして、フレーム間相関に利用するピクチャデ
ータを保持するために2枚分(2フレーム分)のピクチ
ャデータを保持するフレームメモリを有するものを例に
挙げている。
【0036】先ず、上記(12)の順方向のデコードで
は、B11をデコード中である。このとき、P6,P9
のピクチャはピクチャデータとして別のフレームメモリ
に残っていると考えられる。このため、ここから逆方向
再生を始めるとしたとき、当該B11に対する表示順序
で前のB10のピクチャは、当該B10の圧縮データを
ディスクから再生すれば上記フレームメモリに残ってい
るP6,P9を利用してデコード可能である。
【0037】次に、逆方向再生時に上記B10の後に表
示すべきピクチャであるP6のピクチャは、上述のよう
にフレームメモリの中に残っているはずであるため、そ
れを読み出して表示する。
【0038】その次に表示すべきピクチャはB8である
が、当該B8のピクチャはフレームメモリには残ってい
ないので、当該B8のピクチャを得るためにはP3とP
6のピクチャをデコードしなければならない。ここで、
上記P3のピクチャはI0のピクチャから作られるもの
であるため、先にI0の圧縮データをディスクから再生
すると共に当該I0のデコードを行い、その後に当該P
3の圧縮データをディスクから再生すると共に上記デコ
ードしたI0のピクチャを用いて当該P3のピクチャを
作らなければならず、さらにその後はこのP3のピクチ
ャを用いてP6のピクチャを作らなければならない。
【0039】ところが、上述のように既存のデコーダで
は、通常、フレーム相関に利用されるピクチャとしては
2枚分のみ保存するようになされているので、順方向再
生時にP6が記憶されていたフレームメモリは、逆方向
再生のためのI0のデコード中に当該I0のデータによ
って上書きされて消されてしまうことになる。
【0040】このため、上記デコードしたI0のピクチ
ャからP3のピクチャをデコードして一方のフレームメ
モリに保存し、更に当該P3のピクチャからP6のピク
チャをデコードして他方のフレームメモリに保存するこ
とで、ようやく当該B8をデコードする準備が整うこと
になる。
【0041】このように、逆方向再生の際に、フレーム
メモリに保存されていないピクチャが必要になったとき
には、フレーム相関を必要としないピクチャまで遡って
ディスクからの再生とデコードとを行わなければなら
ず、したがって、当該逆方向再生の処理は非常に複雑で
かつ通常再生表示の何倍もの時間を要してしまう。ま
た、上述のようにディスクの再生の際には、何度もGO
Pの先頭に戻らなければならないため、ディスクに対す
るシークが頻繁に行われることになり、このことからも
逆方向再生動作の長時間化の原因となっている。
【0042】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、フレーム間相関を利用した
映像信号圧縮技術において、逆方向再生表示を容易かつ
短時間に行うことができる画像再生装置を提供すること
を目的とするものである。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために提案されたものであり、記録媒体から所
定単位毎のシーケンスに従った符号化画像情報を再生
し、当該シーケンスの上記符号化画像情報から復号再生
画像を形成する画像再生装置において、複数の所定単位
分の符号化画像情報を蓄積すると共にリングバッファ的
に使用する画像蓄積手段と、上記画像蓄積手段内に蓄積
されている符号化画像情報の各所定単位の各先頭位置を
保持する先頭位置保持手段と、上記画像蓄積手段上の書
き込み位置及び読み出し位置を制御すると共に当該画像
蓄積手段への情報の書き込み及び読み出しを制御する制
御手段とを有し、逆方向再生開始時の上記制御手段は、
上記画像蓄積手段への上記読み出し位置を、上記先頭位
置保持手段が保持している各先頭位置のうちの当該逆方
向再生開始時の画像が含まれる所定単位の先頭位置に設
定して、逆方向再生に必要な符号化画像情報の読み出し
を行うことを特徴としている。
【0044】ここで、上記画像蓄積手段は、上記逆方向
再生開始時以前の少なくとも2つ以上の所定単位分の符
号化画像情報を蓄積する。また、上記先頭位置保持手段
は、上記画像蓄積手段に蓄積されている各符号化画像情
報の先頭位置も保持する。上記制御手段は、上記画像蓄
積手段を後入れ先出し制御し、上記画像蓄積手段への書
き込み位置と読み出し位置、及び当該画像蓄積手段の書
き込み位置と読み出し位置からのリングバッファの回転
方向を独立に制御する。さらにこの制御手段は、逆方向
再生時、上記画像蓄積手段への書き込み位置を上記リン
グバッファの逆回転方向に変更し、上記画像蓄積手段内
に蓄積している符号化画像情報のうち逆方向再生に使用
した符号化画像情報が蓄積されていた位置に記録媒体か
ら新たに読み出した符号化画像情報を上書きする。
【0045】
【作用】本発明によれば、画像蓄積手段には複数の所定
単位分の符号化画像情報を蓄積し、また、先頭位置保持
手段には順方向再生時に既に処理した所定単位の各先頭
位置を保持しておくようにし、逆方向再生時には、リン
グバッファ的に使用される画像蓄積手段への読み出し位
置を、先に保持している先頭位置に設定してこの画像蓄
積手段から逆方向再生に必要な符号化画像情報の読み出
しを行うことで、記録媒体からの再生動作回数を減らし
ている。
【0046】また、先頭位置保持手段には、画像蓄積手
段に蓄積されている各符号化画像情報の先頭位置も保持
することで、画像蓄積手段からは逆方向再生に必要な符
号化画像情報を画像単位で読み出すことができる。
【0047】さらに、制御手段は、画像蓄積手段への書
き込み位置と読み出し位置、リングバッファの回転方向
を独立に制御し、逆方向再生時に画像蓄積手段への書き
込み位置をリングバッファの逆回転方向に変更し、画像
蓄積手段内に蓄積している符号化画像情報のうち逆方向
再生に使用した符号化画像情報が蓄積されていた位置に
記録媒体から新たに読み出した符号化画像情報を上書き
することで、新たに記録媒体から読み出された情報によ
って画像蓄積手段内に蓄積されている逆方向再生に必要
な符号化画像情報が上書きされることを防いでいる。
【0048】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳述する。
【0049】図1には本発明の画像再生装置の概略構成
を示す。
【0050】本発明実施例の画像再生装置は、図1に示
すように、所定単位であるGOP単位の動画シーケンス
として、例えばMPEG1のフォーマットの動画シーケ
ンスが記録されてなる情報記録媒体である光ディスク3
01を再生し、当該MPEG1のフォーマットの動画ビ
ットストリームを復号化して動画を復元するものであ
る。
【0051】すなわち、本実施例の画像再生装置は、図
1に示すように、複数のGOP分の符号化画像情報(符
号化されているピクチャデータ)を蓄積すると共にリン
グバッファ的に使用する画像蓄積手段としてのビットス
トリームバッファ201と、上記ビットストリームバッ
ファ201内に蓄積されている符号化画像情報の各GO
Pの各先頭位置を保持する先頭位置保持手段としてのメ
モリレジスタ312と、上記ビットストリームバッファ
201上の書き込み位置(ライトポインタWP)及び読
み出し位置(リードポインタRP)を制御すると共に当
該ビットストリームバッファ201への情報の書き込み
及び読み出しを制御する制御手段としての機能をも含む
CPU(中央処理装置)303とを有し、逆方向再生開
始時の上記CPU303は、上記ビットストリームバッ
ファ201への上記リードポインタRPを、上記メモリ
レジスタ312が保持している各先頭位置のうちの当該
逆方向再生開始時の画像が含まれるGOPの先頭位置に
設定して、逆方向再生に必要な符号化画像情報の読み出
しを行うことを特徴としている。
【0052】ここで、上記ビットストリームバッファ2
01は、上記逆方向再生開始時以前の少なくとも2つ以
上のGOP分の符号化画像情報を蓄積する。また、上記
メモリレジスタ312は、上記ビットストリームバッフ
ァ201に蓄積されている各符号化画像情報の先頭位置
も保持する。上記CPU303は、上記ビットストリー
ムバッファ201を後入れ先出し(LIFO)制御し、
上記ビットストリームバッファ201へのライトポイン
タWPとリードポインタRP、及び当該ビットストリー
ムバッファ201のライトポインタWPとリードポイン
タRPからのリングバッファの回転方向を独立に制御す
る。さらにこのCPU303は、逆方向再生時、上記ビ
ットストリームバッファ201への書き込み位置を上記
リングバッファの逆回転方向に変更し、上記ビットスト
リームバッファ201内に蓄積している符号化画像情報
のうち逆方向再生に使用した符号化画像情報が蓄積され
ていた位置に光ディスク301から新たに読み出した符
号化画像情報を上書きする。
【0053】先ず、本実施例の画像再生装置の基本的動
作について説明し、次にこの装置における逆方向再生時
のビットストリームバッファ201の動作について説明
する。
【0054】この図1において、MPEG1のフォーマ
ットの動画シーケンスが記録されたいわゆるCD−RO
Mであるディスク(すなわちいわゆるビデオCD)30
1からは、CPU303が動作を制御するCD−ROM
コントローラ302によって、上記記録された動画シー
ケンスが読み出され、MPEG1のビデオビットストリ
ームが取り出される。
【0055】上記CD−ROMコントローラ302から
出力されたMPEG1のビデオビットストリームは、当
該MPEG1のビットストリームをデコードする次段の
ビットストリームバッファ201以降の構成に送られ
る。前記ビットストリームバッファ201は例えばフレ
ームメモリからなると共に上記リングバッファ的に使用
されるものであり、上記供給されたMPEG1のビデオ
ビットストリームを一旦蓄えた後に読み出し、可変長符
号の復号化回路202に送る。なお、上記ビットストリ
ームバッファ201と後述するフレームメモリFM1〜
FM4とは、全体として1メガバイトの容量となされて
おり、4面のフレームメモリFM1〜FM4の容量が上
記1メガバイトのうちの594キロバイトで、上記ビッ
トストリームバッファ201の容量が上記1メガバイト
の残り430キロバイト分となっている。ここで、本実
施例のようなビデオCDの場合の代表的な動画のビット
レートは1.15Mビット/秒である。したがって、上
記ビットストリームバイト201には、143.75キ
ロバイト/秒のとき約3秒間の動画のビットストリーム
を蓄えることができる。
【0056】上記可変長符号の復号化回路202は、上
記ビットストリームバッファ201より供給されたデー
タを可変長復号化し、その復号された画像のDCT係数
や量子化ステップ情報等を逆量子化回路203に送る。
逆量子化回路203では符号化の際の量子化に対応する
逆量子化処理が施され、さらに次の逆DCT回路204
では符号化の際のDCTに対応する逆DCT処理が施さ
れる。これら処理は全て前述したマクロブロック単位で
行われる。
【0057】また、制御用シーケンサ300は、可変長
符号の復号化回路202から動きベクトル,ピクチャタ
イプ情報等を受けて、後述する各スイッチS1〜S6の
切換制御を行と共に、可変長符号の復号化回路202か
らのエラーリカバリビットを受けてエラーリカバリ処理
を行う。なお、当該制御用シーケンサ300は、端子3
21〜326を介して各スイッチS1〜S6に切換制御
信号を送る。
【0058】上記逆DCT回路204からの出力は、切
換スイッチS5の一方の被切換端子tAに供給されると
共に加算器206にも送られる。当該切換スイッチS5
は、供給されたデータがIピクチャのマクロブロックの
データの場合にはそのまま出力し、他のピクチャタイプ
のマクロブロックのデータである場合には加算器206
から供給されたデータを出力する。
【0059】上記切換スイッチS5の出力データは、切
換スイッチS4の共通接続端子に送られる。当該切換ス
イッチS4は、被切換端子t1〜t4がそれぞれ対応す
るフレームメモリFM1〜FM4のデータ入力端子と接
続されており、これら被切換端子t1〜t4が順次切り
換えられるようになっている。
【0060】上記切換スイッチS4を介してフレームメ
モリFM1〜FM4に順次送られたデータは、これらフ
レームメモリFM1〜FM4に順次記憶され、これら記
憶されたデータがその後画像の再現や表示に使用される
ようになる。すなわち、このフレームメモリFM1〜F
M4に記憶されたデータのうち、Iピクチャのデータは
そのまま画像再現に使用され、その他のピクチャのデー
タは上記加算器206に後に入力される画像データ(P
又はBピクチャのデータ)の復元のために使用される。
なお、各フレームメモリFM1〜FM4は、端子311
を介して制御用シーケンサ300から供給される書き込
み/読み出し制御信号によって書き込み及び読み出しが
制御される。
【0061】上記各フレームメモリFM1〜FM4から
読み出されたデータは、切換スイッチS1〜S3のそれ
ぞれ対応する被切換端子t1〜t4に送られる。この切
換スイッチS1〜S3も、スイッチS4,S5同様に処
理するマクロブロックの種類に応じて切り換えが行われ
るものである。
【0062】ここで、切換スイッチS1,S2の出力
は、バッファとしてのメモリ読み出し回路215,21
7を介してハーフピクセル処理回路216,218に送
られ、ここで画素数を1/2にするハーフピクセル処理
が行われて加算器219に送られか又は切換スイッチS
6のそれぞれ対応する被切換端子tf,tbに送られ
る。加算器219の出力も切換スイッチS6の対応する
被切換端子tfbに送られる。上記切換スイッチS6か
らの出力は、上記加算器206に送られる。この加算器
206の出力が、スイッチS5の被切換端子tBに送ら
れる。
【0063】また、上記切換スイッチS3の出力は、復
元された画像データとなってディスプレイ制御回路22
2に送られる。ディスプレイ制御回路222からの出力
は、端子223から出力ビデオ信号として後段の構成
(例えばモニタ装置)に送られる。
【0064】さらに、本実施例の画像再生装置のメモリ
レジスタ312内には、前述したようにビットストリー
ムバッファ201が保持しているGOPや各ピクチャの
先頭位置等の情報が保持されており、当該メモリレジス
タ312から端子313を介して上記情報がCPU30
3に送られるようになっている。したがって、CPU3
03は、上記メモリレジスタ312に保持された内容を
読み取ることによって、上記ビットストリームバッファ
201内に保存されているGOPやピクチャの先頭位置
を知ることができる。CPU303は、後述する逆方向
再生を実行する際に、このメモリレジスタ312の情報
を利用することで、上記ビットストリームバッファ20
1の書き込み/読み出し制御を行うようにしている。
【0065】その他、上述したような本実施例の画像再
生装置においては、再生モードとして例えば以下に述べ
るような、ノーマルプレイモード、イントラプレイモー
ド、スチルプレイ(ポーズ)モード、1フレームプレイ
モード、IP−プレイ(IP−スキャン)モードと、I
PB1−プレイモード、IPB2−プレイモード、ダイ
レクトモード等の各種再生モードが選べるようになって
いる。
【0066】上記ノーマルプレイモードとは、ディスク
に書き込まれたビットストリームを順次デコードして表
示する通常速度の順方向再生するモードである。上記イ
ントラプレイモードとは、ビットストリーム内のIピク
チャのみをデコードし、それ以外のピクチャは読み飛ば
す、例えば早送り時に使用する再生モードである。上記
スチルプレイモードでは、当該コマンドを書き込むとビ
ットストリームのデコード動作が止まり、現在表示され
ている画面に固定されるポーズモードである。上記1フ
レームプレイモードとは、ポーズ状態でこのコマンドを
書き込むと次のフレームをデコードし、次のフレームの
表示に移る、いわゆるコマ送りのためのモードである。
上記IP−プレイ(IPスキャン)モードとは、Iピク
チャとPピクチャのみをデコードし、Bピクチャは読み
飛ばす、例えば早送り時に使用する再生モードである。
上記IPB1−プレイモードとIPB2−プレイモード
とは、IピクチャとPピクチャをデコードし、これに加
えて2枚のBピクチャのうちいずれか一方のみをデコー
ドするモードである。上記ダイレクトモードとは、ホス
トコンピュータ(CPU)から指定されたピクチャレイ
ヤの中の情報を表すテンポラル・リファレンス・ナンバ
(temporal _reference number(tmpN)) が示すピクチャ
をデコードして表示するモードである。このダイレクト
モードでは、上記テンポラル・リファレンス・ナンバの
ピクチャが見つかるまでは、Iピクチャ,Pピクチャの
みデコードする。
【0067】次に、本発明実施例の画像再生装置におけ
る逆方向再生時の動作を前述した図5を例に用いて説明
し、その後、当該逆方向再生時のビットストリームバッ
ファ201の動作について説明する。
【0068】例えば、順方向再生時にビットストリーム
バッファ201に供給されたビットストリームの順番が
I0→B1→B2→P3→B4→B5→P6→B7→B
8→P9→B10→B11→P12→B13→B14の
ようになっていて、例えばB14のピクチャのデコード
(順方向再生時のデコード)を行っているときに、逆方
向再生に切り換えようとした場合のディスプレイ表示の
順番は、P12→B14→B13→P9→B11→B1
0→P6→B8→B7→P3→B5→B4→I0→B2
→B1となる。なお、上記順方向再生時のディスプレイ
表示の順番は、B1→B2→I0→B4→B5→P3→
B7→B8→P6→B10→B11→P9→B13→B
14→P12となる。
【0069】本実施例の画像再生装置では、上記制御シ
ーケンサ300から、各フレームメモリ内に保持してい
るピクチャの種類や後述するテンポラル・リファレンス
・ナンバ等の情報がメモリレジスタ312に送られ、当
該メモリレジスタ312から端子313を介して上記情
報がCPU303に送られるようになっている。したが
って、CPU303は、上記メモリレジスタ312に保
持された内容を読み取ることによって、上記各フレーム
メモリ内のピクチャ種類等を容易に知ることができる。
CPU303は、後述する逆方向再生を実行する際に、
このメモリレジスタ312の情報を利用することで、各
フレームメモリの書き込み/読み出し制御等を行うよう
にしている。
【0070】ここで、本発明実施例装置における逆方向
再生を実現する例として、画像3面分を記憶できるフレ
ームメモリを用いた逆方向再生(フレームメモリを3つ
備える3面モードの逆方向再生)について説明する。す
なわち、この実施例では、図1の構成において例えばフ
レームメモリFM1,FM2,FM3のみ用い、フレー
ムメモリFM4を使用しない(若しくは備えていない)
場合の逆方向再生について説明する。なお、この場合の
スイッチS1〜S4は、被切換端子t1〜t3のみ使用
(被切換端子t4は使用しないか若しくは備えていな
い)する。
【0071】以下、各ピクチャ毎に順番に説明する。
【0072】先ず、通常の順方向の動画再生時には、上
記制御用シーケンサ300が各スイッチS1〜S6の各
被切換端子への切換制御を以下のように行うと共に、C
PU303が3つのフレームメモリFM1,FM2,F
M3を表1のように使用する。この表1には、各フレー
ムメモリFM1〜FM3に保持されるピクチャの種類と
その順番、ディスプレイに表示されることになるピクチ
ャの種類とその順番、各スイッチS1〜S6でそれぞれ
選ばれる被切換端子を表している。なお、スイッチS
5,S6の被切換端子の設定はピクチャ内で変わるが、
表1には代表的なものを示している。
【0073】
【表1】
【0074】この表1において、逆方向再生の例とし
て、上述したように例えばB14のピクチャの順方向の
デコードを行っているときに、逆方向再生に切り換えよ
うとした場合には、以下のようにする。
【0075】先ず、フレームメモリFM3に保持されて
いるB14のピクチャを表示しているとき、表1に示し
たようにフレームメモリFM2にはP9のピクチャデー
タが、フレームメモリFM1にはP12のピクチャデー
タが残っている。
【0076】次に、逆方向再生ではB13のピクチャを
表示しなければならないが、表1に示したように当該B
13のデータは既にどのフレームメモリにも保存されて
いない。
【0077】ここで、当該B13のピクチャのデコード
には、P9とP12のデコードされたデータが必要であ
り、これらP9とP12を得るためにはGOPの先頭
(I0)に戻ってデコードを行わなければならない。本
実施例では、上記P9とP12を得てさらにB13のピ
クチャをデコードする際に、デコード時間の高速化を目
的として前記ダイレクトモードを用いた再生を行うよう
にする。このダイレクトモードを用いた再生では、制御
用シーケンサ300が可変長符号の復号化回路202に
おける復号化を制御することで、表2に示すように、上
記B13以外のBピクチャはデコードせずに、上記I0
→P3→P6→P9→P12→B13の順で当該B13
(テンポラル・リファレンス・ナンバ=12)までの再
生を行う。また、このデコード中には、上記B13のデ
コードがなされるまで上記フレームメモリFM3内のデ
ータを消さないようにしてそのピクチャを表示したまま
にし(B14ピクチャを表示したままデコードしてい
く)、その後当該フレームメモリFM3にはB13のデ
コードしたピクチャデータが保存され、このB13のピ
クチャが表示される。なお、このデコード中の切換スイ
ッチS3は、被切換端子t3が選ばれている。
【0078】
【表2】
【0079】次に表示すべきピクチャはP9であるが、
このP9のピクチャのデータは、上記表2に示すように
フレームメモリFM2に残っているので、当該フレーム
メモリFM2内に残っているピクチャのデータをそのま
ま表示する。このため、制御用シーケンサ300は切換
スイッチS3を被切換端子t2に切り換えると共に、C
PU303はフレームメモリFM2の読み出し制御を行
う。
【0080】次に表示すべきピクチャはB11である
が、表2に示すように、当該B11のデコードされたデ
ータはいずれのフレームメモリにも保存されていない。
当該B11のピクチャのデコードには、P6とP9のデ
コードされたデータが必要であり、これらP6とP9を
得るために前記ダイレクトモードを用いた再生によっ
て、表3に示すように、上記B11以外のBピクチャは
デコードせずに、上記I0→P3→P6→P9→B11
の順で当該B11(テンポラル・リファレンス・ナンバ
=10)までの再生を行う。また、このデコード中に
は、上記B11のデコードがなされるまで上記フレーム
メモリFM2内のデータを消さないようにしてそのピク
チャを表示したままにし(P9ピクチャを表示したまま
デコードしていく)、その後当該フレームメモリFM2
にはB11のデコードしたピクチャデータが保存され、
このB11のピクチャが表示される。
【0081】
【表3】
【0082】次に表示すべきピクチャはB10である
が、表3に示したように当該B10のデコードされたデ
ータはいずれのフレームメモリにも存在しない。当該B
10のピクチャのデコードには、P6とP9のデコード
されたデータが必要である。ここで、これらP6とP9
を得るためにダイレクトモードを用いた再生によって、
表4に示すように、上記B10以外のBピクチャはデコ
ードせずに、上記I0→P3→P6→P9→B10の順
で当該B10(テンポラル・リファレンス・ナンバ=
9)までの再生を行う。また、このデコード中には、上
記B10のデコードがなされるまで上記フレームメモリ
FM2内のデータを消さないようにしてそのピクチャを
表示したままにし(B11ピクチャを表示したままデコ
ードしていく)、その後当該フレームメモリFM2には
B10のデコードしたピクチャデータが保存され、この
B10のピクチャが表示される。このB10をデコード
するまでの手順は、結果的に上記B11のデコード時と
同様な手順となっている。
【0083】
【表4】
【0084】次のP6のピクチャについては、フレーム
メモリFM1に当該P6のデータが残っているので、当
該フレームメモリFM1内のデータを読み出してそのま
ま表示する。このため、制御用シーケンサ300は切換
スイッチS3を被切換端子t1に切り換えると共に、C
PU303はフレームメモリFM1の読み出し制御を行
う。
【0085】次に表示すべきピクチャはB8であるが、
表4に示したように当該B8のデコードされたデータは
いずれのフレームメモリにも存在しない。当該B8のピ
クチャのデコードには、P3とP6のデコードされたデ
ータが必要である。ここで、これらP3とP6を得るた
めにダイレクトモードを用いた再生によって、表5に示
すように、上記B8以外のBピクチャはデコードせず
に、上記I0→P3→P6→B8の順で当該B8(テン
ポラル・リファレンス・ナンバ=7)までの再生を行
う。また、このデコード中には、上記B8のデコードが
なされるまで上記フレームメモリFM1内のデータを消
さないようにしてそのピクチャを表示したままにし(P
6ピクチャを表示したままデコードしていく)、その後
当該フレームメモリFM2にはB8のデコードしたピク
チャデータが保存され、このB8のピクチャが表示され
る。
【0086】
【表5】
【0087】次に表示すべきピクチャはB7であるが、
表5に示したように当該B7のデコードされたデータは
いずれのフレームメモリにも存在しなので、上記B8の
デコードと同様にして、フレームメモリFM1内に保持
されているピクチャを表示したまま、当該フレームメモ
リFM1が書き換えられないようにして、B7(テンポ
ラル・リファレンス・ナンバ=6)までのデコードを行
う。
【0088】さらに、次のP3のピクチャについては、
フレームメモリFM3に当該P3のデータが残っている
ので、当該フレームメモリFM3内のデータを読み出し
てそのまま表示する。このため、上記制御用シーケンサ
300は切換スイッチS3を被切換端子t3に切り換え
ると共に、CPU303はフレームメモリFM3の読み
出し制御を行う。
【0089】次に、表6に示すように、フレームメモリ
FM3内に保持されているピクチャを表示したまま、当
該フレームメモリFM3が書き換えられないようにし
て、前述のBピクチャのデコード同様にB5(テンポラ
ル・リファレンス・ナンバ=4)までのデコードを行
う。
【0090】
【表6】
【0091】同じく、次のB4のピクチャについては、
フレームメモリFM3内に保持されているピクチャを表
示したまま、当該フレームメモリFM3が書き換えられ
ないようにして、B4(テンポラル・リファレンス・ナ
ンバ=3)までのデコードを行う。
【0092】次のI0のピクチャについては、フレーム
メモリFM1に当該I0のデータが残っているので、当
該フレームメモリFM1内のデータを読み出してそのま
ま表示する。このため、上記制御用シーケンサ300は
切換スイッチS3を被切換端子t1に切り換えると共
に、CPU303はフレームメモリFM1の読み出し制
御を行う。
【0093】ところで、次に表示すべきB2のピクチャ
は、今デコードしているGOPを現GOPとするとその
時間的に前のGOPのPピクチャを用いて作られている
可能性がある(現GOPのI0ピクチャと前GOPの最
後のPピクチャから作られている)ので、当該前のGO
Pの先頭のピクチャからデコードしなければならない。
【0094】ここで、当該前のGOPの先頭のI0ピク
チャをI0′ピクチャとしたとき、上記B2ピクチャを
デコードするためには、当該前GOPの先頭のI0′ピ
クチャから順にデコードを行わなければならないが、こ
の場合は前記ダイレクトモードではなく、Iピクチャと
Pピクチャのみデコードする前記IP−スキャン(IP
−プレイ)モードでデコードを行うようにする。なお、
このように現GOP内のBピクチャのデコードを目的と
して前GOPのPピクチャをデコードしなければならな
いときに、ダイレクトモードではなくIP−スキャンモ
ードを使用するのは、前記テンポラル・リファレンス・
ナンバを使用するダイレクトモードでは現GOP内のピ
クチャしか指定できないからである。
【0095】上記B2ピクチャのデコードの際には、表
7に示すように、フレームメモリFM1内に保持されて
いるピクチャを表示したまま、当該フレームメモリFM
1が書き換えられないようにして、上記前GOPから現
GOPのB2(テンポラル・リファレンス・ナンバ=
1)までのデコードを行う。また、前GOPをデコード
する際には上記IP−スキャンモードでデコードする
が、現GOPをデコードする際には前記ダイレクトモー
ドでB2を指定してデコードするよにしている。なお、
表7においてP3′,P6′,P9′,P12′,P1
5′は前GOPのPピクチャである。
【0096】
【表7】
【0097】次のB1のピクチャについては、表8に示
すように、フレームメモリFM1内に保持されているピ
クチャを表示したまま、当該フレームメモリFM1が書
き換えられないようにして、B1(テンポラル・リファ
レンス・ナンバ=3)までのデコードを行う。このと
き、P12′のピクチャデータは、フレームメモリFM
3の中に保持されているので、前GOPの先頭から送る
必要はない。
【0098】
【表8】
【0099】上述したようなからから、1GOP分の逆
方向再生、すなわち上記現GOPの14枚分のピクチャ
の逆方向再生が完了する。
【0100】ここまでの逆方向再生表示を実現するため
には、表9に示すように、40枚分のピクチャ(Iピク
チャ10枚とPピクチャ21枚とBピクチャ9枚)をデ
コードし、これらピクチャから上記逆方向再生表示に必
要な上記15枚分のピクチャを生成していることにな
る。
【0101】
【表9】
【0102】このように、本実施例の逆方向再生では、
前記B14のピクチャからB1のピクチャまでの逆方向
再生表示に必要な14枚分のピクチャを得るために、上
記40枚分のピクチャをデコードしているが、上述のよ
うにBピクチャについては必要な分しかデコードしない
ようにしているので、全ピクチャをデコードして逆方向
再生表示を実現する場合するよりも速い逆方向再生が可
能となっている。
【0103】また、IピクチャはBピクチャの1/3倍
の時間でデコードが可能であり、PピクチャはBピクチ
ャの1/1.5倍の時間でデコードが可能である。この
ため、デコードしたIピクチャの数が10枚であれば、
Bピクチャを10枚デコードするのに要する時間の1/
3、すなわちBピクチャの3.3枚分のデコード時間で
10枚分のIピクチャのデコードが可能となる。同様
に、デコードしたPピクチャの数が21枚であれば、B
ピクチャを21枚デコードするのに要する時間の1/
1.5、すなわちBピクチャの14枚分のデコード時間
で21枚分のIピクチャのデコードが可能となる。
【0104】さらに、デコードの速度は、通常再生時の
Bピクチャのデコード時間以上の期間内でデコードでき
る速度となされているので、上記Iピクチャ10枚とP
ピクチャ21枚とBピクチャ9枚の40枚分のデコード
時間を、デコードできるBピクチャの枚数に換算する
と、Iピクチャの10枚分に対応するBピクチャの枚数
(10/3=3.3)と、Pピクチャの21枚分に対応
するBピクチャの枚数(21/1.5=14)と、Bピ
クチャの9枚分とから、3.3+14+9=26.3枚
分となる。この26.3枚分のデコード時間で14枚分
のピクチャを得るため、26.3/14<2となり、上
記実施例によれば、逆方向の1倍速再生の約半分の速度
での再生(逆方向1/2倍速再生)が可能となることが
わかる。
【0105】また、この実施例において、前記現GOP
と前GOPとの間にまたがってデコードしなければなら
ない前記B1とB2のピクチャについて、デコードを行
わず、例えばI0ピクチャをそのまま用いるようにした
場合、B1,B2を除いた12枚分のピクチャを得るた
めには、デコード枚数はIピクチャ7枚とPピクチャ1
6枚とBピクチャ7枚の30枚分でよいことになる。
【0106】この場合、上記Iピクチャ7枚とPピクチ
ャ16枚とBピクチャ7枚の30枚分のデコード時間
を、上述同様にデコードできるBピクチャの枚数に換算
すると、Iピクチャの7枚分に対応するBピクチャの枚
数(7/3=2.3)と、Pピクチャの16枚分に対応
するBピクチャの枚数(16/1.5=10.67)
と、Bピクチャの7枚分とから、2.3+10.67+
7≒20枚分となる。この20枚分のデコード時間で1
5枚分のピクチャを得るため、1<20/12<2とな
り、この例によれば、逆方向の1倍速再生の約0.8倍
の速度での再生(逆方向0.8倍速再生)が可能となる
ことがわかる。
【0107】ところで、上述のデコード時間の計算で
は、メディア(ディスク)のシーク及びデータ転送など
の時間を無視した場合について説明しているが、上記逆
方向再生時にフレームメモリ(FM1〜FM4)に保存
されていないピクチャのデータが必要になったときに
は、ディスクからの再生とデコードとを行わなければな
らない。すなわち、逆方向再生時に、フレームメモリに
保存されていないピクチャのデータが必要になったとき
には、ディスクに対するシークが頻繁に行われることに
なり、実際には上述のデコード時間の計算のようにディ
スクのシーク及びデータ転送などの時間を無視すること
はできない。
【0108】このようなことから、本実施例装置では、
メディア(ディスク)のシーク及びデータ転送などに必
要となる時間を少なくできるようにするために、前記ビ
ットストリームバッファ201を以下のように制御して
いる。
【0109】すなわち本実施例装置においては、上記デ
ィスクのシーク速度などを無視できるようにするため
に、図2の(a)に示す当該装置が備えるメモリのうち
の上記ビットストリームバッファ201に複数のGOP
分のデータを蓄積すると共に、当該ビットストリームバ
ッファ201を図2の(b)に示すようにリングバッフ
ァ的に使用し、また、図3の(A)に示すように当該ビ
ットストリームバッファ201上でGOPの先頭のデー
タが保持されていた位置(例えばアドレス)やピクチャ
の先頭のデータが保持されていた位置(例えばアドレ
ス)を上記メモリレジスタ312に用意しておき、この
リングバッファ(ビットストリームバッファ201)上
に存在しているデータのどこからGOPやピクチャが始
まっているかが判るようにしている。なお、図2の
(b)にはリングバッファの読み出し位置(リードポイ
ンタRP)と書き込み位置(ライトポインタWP)の一
例も示している。また、図3の(A)例では、GOPの
先頭位置のみを図示(例えば連続している各GOPのう
ち、GOPn+1 の先頭位置はTn+1 、GOPn の先頭位
置はTn 、GOPn-1 の先頭位置はTn-1 、GOPn-2
の先頭位置はTn-2 のように示す)している。
【0110】先ず、リングバッファとして使用されるビ
ットストリームバッファ201は、通常再生時には図3
の(B)に示すようにライトポインタWPが先行し、リ
ードポインタRPがその後に続くように書き込み/読み
出しが制御される。また、通常再生時には、当該リング
バッファとして使用されるビットストリームバッファ2
01に、複数のGOP分のデータが保持(前述したよう
に約3秒間分のデータを保持)されている。
【0111】ここで、逆方向再生時には、図3の(C)
に示すように、当該逆方向再生時に必要となるピクチャ
のデータ(フレームメモリFM1〜FM4に保存されて
いないピクチャのデータ)を、上記ビットストリームバ
ッファ201から読み出し、当該読み出した後はリード
ポインタRPをそのGOPの先頭位置Tに再び設定す
る。その後は、次に必要なピクチャのデータをビットス
トリームバッファ201から読み出し、以下同様に再び
リードポインタRPを当該GOPの先頭位置に設定す
る。
【0112】このように逆方向再生を行った後、ビット
ストリームバッファ201上で必要がなくなったGOP
分の領域には、図3の(D)に示すようにライトポイン
タWPを設定し、そこから新たなデータ(ディスクから
読み出したデータ)を書き込むようにする。なお、この
ときのビットストリームバッファ201に対しては、書
き込むスタート位置を新たに指定するか、または今まで
のライトポインタWPを使用する。また、このときのビ
ットストリームバッファ201に対する書き込み方向
は、リングバッファの書き込み時の増加方向がそれ以前
と同じでありば、これから使用されるであろう逆方向側
のGOPのデータが破壊される虞があるので、リングバ
ッファの書き込み方向を順方向再生時とは逆向きにす
る。また、上記逆方向再生時の上記リングバッファにお
けるGOPの書き込み/読み出しの位置を示すポインタ
(ライトポインタWP/リードポインタRP)は、後入
れ先だし(LIFO)的に制御されることが好ましい。
【0113】上述のように、本実施例装置においては、
逆方向再生時にフレームメモリに保存されていないピク
チャが必要になったときには、ビットストリームバッフ
ァ201内に保存されているGOP毎に先頭に戻って読
み出すようにすることで、当該逆方向再生時にビットス
トリームバッファ201上に残っているデータについて
は、外部のディスク301から新たに読み込んでくる必
要がなくなり、したがって、ディスクに対するシークを
頻繁に行う必要がなく、逆方向再生動作を短時間で行う
ことが可能となる。
【0114】また、メモリレジスタ312には、ピクチ
ャの先頭位置をも記憶することで、例えば既にフレーム
メモリFM1〜FM4に必要なPピクチャが存在してい
て、それを元にBピクチャを作ろうとしたときに、その
Bピクチャの先頭位置をリードポインタRPにセットす
れば、デコードできることになる。これは、前述の例の
ように3面分のフレームメモリを使用した時や、Pピク
チャとPピクチャとの間に存在するBピクチャが多い時
に有利である。上記Pピクチャ間のBピクチャが多い場
合の例として、表示順でP6→B10→B11→B12
→B13→P9のようになる場合において、P9の位置
から逆方向再生を行うとしたとき、P6は既にフレーム
メモリからなくなり、他のPピクチャに置き代わってい
る。この場合、I0に逆上ってB13までデコードする
のは、前述同様であるが、B10,B11,B12は、
P6,P9から作られるので、B12のデコード時はB
12のビットストリームだけデコードすればよい。同様
にB11,B10もデコード可能である。
【0115】
【発明の効果】上述のように本発明においては、画像蓄
積手段には複数の所定単位分の符号化画像情報を蓄積
し、また、先頭位置保持手段には順方向再生時に既に処
理した所定単位の各先頭位置を保持しておくようにし、
逆方向再生時には、リングバッファ的に使用される画像
蓄積手段への読み出し位置を、先に保持している先頭位
置に設定してこの画像蓄積手段から逆方向再生に必要な
符号化画像情報の読み出しを行うことで、記録媒体から
の再生動作回数を減らすことができ、したがって、フレ
ーム間相関を利用した映像信号圧縮技術において、逆方
向再生表示を容易かつ短時間に行うことが可能となる。
【0116】また、先頭位置保持手段には、画像蓄積手
段に蓄積されている各符号化画像情報の先頭位置も保持
することで、画像蓄積手段からは逆方向再生に必要な符
号化画像情報を画像単位で読み出すことができ、このこ
とからより高速の逆方向再生表示が可能となる。
【0117】さらに、制御手段は、画像蓄積手段への書
き込み位置と読み出し位置、リングバッファの回転方向
を独立に制御し、逆方向再生時に画像蓄積手段への書き
込み位置をリングバッファの逆回転方向に変更し、画像
蓄積手段内に蓄積している符号化画像情報のうち逆方向
再生によって使用した符号化画像情報が蓄積されていた
位置に記録媒体から読み出した逆方向再生に必要な符号
化画像情報を上書きすることで、逆方向再生に必要な符
号化画像情報が新たに記録媒体から読み出された情報に
よって上書きされることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の画像再生装置の概略構成を示す
ブロック回路図である。
【図2】ビットストリームバッファをリングバッファ形
式として使用する例について説明するための図である。
【図3】リングバッファ形式のビットストリームバッフ
ァの順方向再生時と逆方向再生時の動作について説明す
るための図である。
【図4】MPEGの符号化方式が取り扱うデータの構造
を説明するための図である。
【図5】MPEGの符号化方式による符号化データを復
号化して表示する際の典型的な例について説明するため
の図である。
【符号の説明】
201 ビットストリームバッファ 202 可変長符号化の復号化回路 203 逆量子化回路 204 逆DCT回路 206 加算器 300 制御用シーケンサ 303 CPU 312 メモリレジスタ FM1〜FM4 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/13 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から所定単位毎のシーケンスに
    従った符号化画像情報を再生し、当該シーケンスの上記
    符号化画像情報から復号再生画像を形成する画像再生装
    置において、 複数の所定単位分の符号化画像情報を蓄積すると共にリ
    ングバッファ的に使用する画像蓄積手段と、 上記画像蓄積手段内に蓄積されている符号化画像情報の
    各所定単位の各先頭位置を保持する先頭位置保持手段
    と、 上記画像蓄積手段上の書き込み位置及び読み出し位置を
    制御すると共に当該画像蓄積手段への情報の書き込み及
    び読み出しを制御する制御手段とを有し、 逆方向再生開始時、上記制御手段は、上記画像蓄積手段
    への上記読み出し位置を、上記先頭位置保持手段が保持
    している各先頭位置のうちの当該逆方向再生開始時の画
    像が含まれる所定単位の先頭位置に設定して、逆方向再
    生に必要な符号化画像情報の読み出しを行うことを特徴
    とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 上記画像蓄積手段は、上記逆方向再生開
    始時以前の少なくとも2つ以上の所定単位分の符号化画
    像情報を蓄積することを特徴とする請求項1記載の画像
    再生装置。
  3. 【請求項3】 上記先頭位置保持手段は、上記画像蓄積
    手段に蓄積されている各符号化画像情報の先頭位置も保
    持することを特徴とする請求項1又は2記載の画像再生
    装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記画像蓄積手段を後
    入れ先出し制御することを特徴とする請求項1から請求
    項3のうちのいずれか1項に記載の画像再生装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記画像蓄積手段への
    書き込み位置と読み出し位置、及び当該画像蓄積手段の
    書き込み位置と読み出し位置からのリングバッファの回
    転方向を、独立に制御することを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のうちのいずれか1項に記載の画像再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、逆方向再生時、上記画
    像蓄積手段への書き込み位置を上記リングバッファの逆
    回転方向に変更し、上記画像蓄積手段内に蓄積している
    符号化画像情報のうち逆方向再生に使用した符号化画像
    情報が蓄積されていた位置に記録媒体から新たに読み出
    した符号化画像情報を上書きすることを特徴とする請求
    項5記載の画像再生装置。
JP26593994A 1994-10-31 1994-10-31 画像再生装置 Withdrawn JPH08130715A (ja)

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