JP2003046401A - 受信機および通信端末 - Google Patents

受信機および通信端末

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信方式に適宜対応可能な受信機およ
び通信端末を提供すること。 【解決手段】 アンテナ部1、高周波フィルタ部2、高
周波アンプ部3、第1の直交ミキサ部4、第1の局部発
振部5、I,Q信号を帯域制限する第1のチャネル選択
フィルタ部6、振幅調整する可変利得アンプ部7、TD
MAのときI,Q信号をベースバンド信号に変換する第
2の直交ミキサ部8、第2の局部発振部9、可変利得ア
ンプ部7または第2の直交ミキサ部8に接続を切り替え
る切替スイッチ部10、第2のチャネル選択フィルタ部
11、およびADコンバータ12a,12bと、信号振
幅を得るRSSI12cと、信号振幅に基づいて高周波
アンプ部3および可変利得アンプ部7を利得制御するA
GC12dと、CDMA復号部12eと、TDMA復号
部12fと、第1のチャネル選択フィルタ部6を通信方
式に応じて設定する受信機モード設定部12gとを有す
る復号化部12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信方式に
適宜対応するマルチモードの受信機および通信端末に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゼロIF(Zero IF)受信機(以
下、ZIF受信機という)や、スーパーヘテロダイン受
信機の中間周波数を極低周波に設定したローIF(Low
IF)受信機(以下、LIF受信機という)の開発が盛ん
に行われている。ZIF受信機やLIF受信機において
は、SAWフィルタやセラミックフィルタ等のディスク
リート素子で構成されていたチャネル選択フィルタをI
Cチップ上に構成することによって、内蔵の容易さ、端
末の小型化およびローコスト化を実現することができ
る。
【0003】また、近年、PDCとPHS、IS95と
AMPS等の異なる通信方式を同一の端末で送受信可能
なマルチモード受信機が求められている。以下、従来の
マルチモードタイプの受信機について説明する。一般
に、GSMやPDC、PHS等のTDMA方式の無線シ
ステムにおいて、受信機は消費電流を低減するために間
欠動作する。一方、W−CDMA、IS95等のCDM
A方式やAMPS等のアナログ方式の無線システムで
は、通信中は連続受信動作する。
【0004】まず、従来のZIF受信機について、図2
3を参照して説明する。アンテナ101で受信した無線
信号は、高周波フィルタ102で受信周波数帯域以外の
信号を減衰させ、高周波アンプ103で増幅される。次
に、直交ミキサ104で、受信周波数とほぼ同じ周波数
の一対の直交した局部発振信号を出力する局部発振部1
05の出力信号と高周波アンプ103で増幅された信号
とをミキシングすることにより、直交関係にあるベース
バンドのI信号,Q信号が生成される。次に、I,Q信
号のチャネル選択フィルタ107a,107bで帯域を
制限することにより不要波を除去した後、可変利得アン
プ108a、107bで所望のレベルにまで増幅し、復
号化部110で復号する。
【0005】このZIF受信機では、ベースバンドのオ
フセット電圧により受信感度が劣化する。オフセット電
圧は、回路構成素子の不整合性や局部発振部105の出
力と直交ミキサ104の高周波信号入力に漏洩した局部
発振信号とが直交ミキサ104で自己混合した結果生じ
る。図23に示したZIF受信機では、各回路ブロック
間に第1の容量結合106や第2の結合容量109等に
よるHPF(High Pass Filter)を設けることによっ
て、ベースバンドに生じるオフセット電圧除去してい
た。
【0006】TDMA方式では該当スロットのみを受信
する間欠受信動作を行うため、受信機を高速に起動させ
て受信動作に移行しなければならないが、オフセット電
圧の除去に容量結合を用いた場合、図24に示すよう
に、HPFのカットオフ周波数は起動時に直流バイアス
電圧変動121が生じるため、受信機安定までのバイア
ス電圧安定時間122の時定数が起動時間を著しく長し
てしまう。また、HPFによってI,Q信号の低域成分
が減衰したり群遅延時間が変動することによって、受信
特性が劣化する恐れがある。
【0007】オフセット電圧を除去するための手段は、
特開平7−111471号公報にも記載されている。当
該公報に記載されているオフセット電圧除去回路の概略
を図25に示す。なお、受信機の基本的な構成は図23
と同様であるため説明を省略する。図25において、復
号化部110に含まれているADC(ADコンバータ)
110a,110bとオフセット電圧検出部110cと
によりI,Q成分のオフセット電圧を検出し、加算器1
11a,111b,110d,110eに負帰還をかけ
ることによってオフセット電圧を除去している。この構
成では特別にオフセット電圧除去回路が必要であり、オ
フセット電圧を微弱な受信信号振幅に対して十分に小さ
い値に調整する必要があるため、容易に実現するのは極
めて難しい。また、通常の受信動作以外にオフセット電
圧の検出・補正を行う時間が必要であるため受信機の動
作時間が長くなり、電池使用時間が短くなる。
【0008】次に、従来のLIF受信機について、図2
6を参照して説明する。なお、同図において、図24
(従来のZIF受信機)と重複する部分には同一の符号
が付されている。アンテナ101で受信した無線信号
は、高周波フィルタ102で受信周波数帯域以外の信号
を減衰させ、高周波アンプ103で増幅される。次に、
直交ミキサ104で、無線信号から周波数をオフセット
した一対の直交した局部発振信号を出力する局部発振部
105の出力信号と高周波アンプ103で増幅された信
号とをミキシングすることにより、直交関係にあるI,
Q成分の中間周波(IF)信号に変換する。I,Q信号
のチャネル選択フィルタ107a,107bで帯域を制
限することにより不要波を除去した後、可変利得アンプ
108a、108bで所望のレベルにまで増幅する。
【0009】このLIF受信機では、低いIF周波数に
変換するため、チャネル選択フィルタ107a,107
bや可変利得アンプ108a,108bで生じるオフセ
ット電圧は容量結合によるHPFで除去できる。つま
り、チャネル選択フィルタ107a,107bはBPF
(Band Pass Filter)で良い。次に、第2の直交ミキサ
112で、中間周波数とほぼ同じ周波数で一対の直交し
た局部発信信号を出力する第2の局部発振部113の出
力信号とIF信号とをミキシングすることにより、直交
関係にあるベースバンドのI信号,Q信号が生成され
る。次に、第2のチャネル選択フィルタ114a,11
4bで不要波を除去する。図26に示したLIF受信機
はウエーバー型イメージ除去ミキサであり、第2のチャ
ネル選択フィルタ114a,114bでイメージ信号が
除去され、復号化部110で復号する。
【0010】上記説明した従来のLIF受信機における
中間周波数の設定例を図27に示す。符号131は高周
波帯域における信号の配置であり、符号133は中間周
波帯域における信号の配置である。受信希望波131a
に対し妨害波となる近接信号波131b,c,d,e,
fがある場合、図26に示した第1の局部発振部105
の出力周波数が1/2チャネル間隔となるように第1の
局部発振周波数132を設定すると、中間周波帯133
には受信希望波133aおよび近接信号波133b,
c,d,e,fが配置される。なお、近接信号波133
cはイメージ信号となる。
【0011】中間周波を用いた受信方式では、イメージ
信号が必ず存在することは周知である。TDMA方式を
用いたセルラー電話の場合、例えばPDC、PHSで使
用される周波数は、妨害となる隣接信号波が次隣接チャ
ネル周波数以上離れるようにプランニングされている。
また、GSMでは、隣接チャネル周波数を使用するが妨
害耐性である規格は緩和されていることから、図27に
示すように、チャネル間隔の1/2となる周波数を中間
周波数とすることが望ましい。具体的に、PDCではI
F=12.5KHz、PHSではIF=150kHz、
GSMではIF=100kHzとなる。
【0012】したがって、イメージ除去ミキサを用いて
イメージ周波数にあたる隣接チャネル帯域の信号を抑圧
する。上述したように、TDMA方式を用いたセルラー
電話では、隣接チャネル周波数を使用しないか若しくは
妨害に対する規格が緩和されていることから、イメージ
除去ミキサにおいては、イメージ信号を30dB程度で
あれば容易に除去できるため十分な隣接信号波耐妨害特
性を確保することができる。一方、CDMA方式では隣
接チャネル周波数を用いるため、イメージ除去ミキサだ
けで60dB以上の抑圧が必要となる。イメージ除去量
はI,Q間の位相の直交性と振幅の一致性によって決定
され、60dB以上のイメージ除去特性を得るために
は、I,Q間の直交位相誤差は0.1度以下、I,Q間
の振幅誤差は0.1dB以下に抑える必要があるため、
実現するのは大変困難である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
複数の通信方式に対応したマルチモードの受信機を構成
する場合は、以下に示す問題点があった。まず、GSM
やPDC、PHS等のTDMA方式にZIF受信機を用
いると、当該受信機ではオフセット電圧の除去のために
ブロック間を容量結合しているため、端末の高速な起動
が困難であるという問題点があった。また、調整機能を
簡単な回路構成で実現することが難しいという問題点も
あった。一方、IS−95やW−CDMA等のCDMA
方式にLIF受信機を用いると、隣接チャネル妨害特性
を確保するためのイメージ除去ミキサを簡単に実現する
ことが難しいという問題点があった。このように、TD
MA方式およびCDMA方式の双方に対応する受信機を
ZIF受信機またはLIF受信機のいずれか一方とする
と、所望の特性が得られないという問題点があった。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、複数の通信方式に適宜対応可能な受
信機および通信端末を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る受信機は、TDMA方式およびCDM
A方式双方の通信方式に対応する受信機であって、所定
周波数の信号によって受信信号を直交変換する第1の直
交ミキサ部と、直交変換された信号を復号化する復号化
部と、通信方式がTDMA方式のときとCDMA方式の
ときとで、前記第1の直交ミキサ部から前記復号化部ま
での信号経路を切り替える切替スイッチ部と、第1の直
交ミキサ部で直交変換された信号を直交変換する第2の
直交ミキサ部と、を備え、通信方式がTDMA方式のと
き、前記第1の直交ミキサ部は、受信信号に対してオフ
セットされた周波数の信号で前記受信信号を直交変換
し、前記切替スイッチ部は、前記第1の直交ミキサ部で
直交変換された信号が前記第2の直交ミキサ部を介して
前記復号化部に入力される信号経路を選択し、通信方式
がCDMA方式のとき、前記第1の直交ミキサ部は、受
信信号と同じ周波数の信号で前記受信信号を直交変換
し、前記切替スイッチ部は、前記第1の直交ミキサ部で
直交変換された信号が前記第2の直交ミキサ部を介さず
前記復号化部に入力される信号経路を選択する。
【0016】また、本発明に係る受信機は、前記復号化
部は、TDMA方式の信号を復号化するTDMA復号部
と、CDMA方式の信号を復号化するCDMA復号部
と、を有し、通信方式がTDMA方式のときは前記TD
MA復号部を用いて復号化し、CDMA方式のときは前
記CDMA復号部を用いて復号化する。
【0017】また、本発明に係る受信機は、前記第1の
直交ミキサ部で直交変換された信号を帯域制限する第1
のフィルタ部と、前記第1のフィルタ部で帯域制限され
た前記第1の直交ミキサ部または前記第2の直交ミキサ
部で直交変換された信号を帯域制限する第2のフィルタ
部と、通信方式に応じて、前記第1のフィルタ部および
前記第2のフィルタ部の設定を変更するフィルタ設定変
更部と、受信信号を増幅する高周波アンプ部と、前記第
1のフィルタ部で帯域制限された信号を所定の振幅レベ
ルに調整する可変利得アンプ部と、前記復号化部に入力
された信号の振幅に応じて、前記可変利得アンプ部の利
得または前記高周波アンプ部および前記可変利得アンプ
部の利得を変更する利得変更部とを備えたものである。
【0018】また、本発明に係る受信機は、前記第1の
フィルタ部および前記第2のフィルタ部の設定は、各フ
ィルタ部の周波数特性およびQ値である。
【0019】さらに、本発明に係る通信端末は、請求項
1、2、3または3記載の受信機を備えたものである。
【0020】したがって、特別なオフセット電圧除去回
路を備える必要なく、複数の通信方式(TDMA方式お
よびCDMA方式)に適宜対応可能なマルチモードの受
信機および通信端末を提供することができる。また、同
一の構成でいずれか一方の通信方式に対応した受信機お
よび通信端末を提供することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の受信機の実施形態
について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、
〔第3の実施形態〕、〔第4の実施形態〕の順に図面を
参照して詳細に説明する。
【0022】〔第1の実施形態〕図1は、本発明の第1
の実施形態に係る受信機を示す構成図である。同図にお
いて、本実施形態の受信機は、アンテナ部1と、高周波
フィルタ部2と、高周波アンプ部3と、第1の直交ミキ
サ部4と、第1の局部発振部5と、特許請求の範囲の第
1のフィルタ部に該当する第1のチャネル選択フィルタ
部6と、可変利得アンプ部7と、第2の直交ミキサ部8
と、第2の局部発振部9と、切替スイッチ部10と、第
2のフィルタ部に該当する第2のチャネル選択フィルタ
部11と、復号化部12とを備えて構成されている。
【0023】以下、本実施形態の受信機が有する各構成
要素について説明する。なお、各構成要素は1つまたは
複数の集積回路によって構成される。まず、アンテナ部
1は、異なる周波数の無線信号をそれぞれ受信するもの
であり、アンテナ1a,1b,1cを備えて構成されて
いる。また、高周波フィルタ部2は、アンテナ部1で受
信した無線信号から必要帯域以外を減衰させるものであ
り、各アンテナ出力に接続された高周波フィルタ2a,
2b,2cを備えて構成されている。また、高周波アン
プ部3は、高周波フィルタ部2の出力を増幅するもので
あり、可変利得の機能を有する。
【0024】また、第1の直交ミキサ部4は、高周波ア
ンプ部3の出力を直交するI,Q信号に変換するもので
あり、第1のI信号ミキサ4aと第1のQ信号ミキサ4
bとを備えて構成されている。また、第1の局部発振部
5は、第1の直交ミキサ部4に必要な一対の直交したロ
ーカル信号を出力するものであり、第1の発振器5aと
第1の90度移相器5bとを備えて構成されている。ま
た、第1のチャネル選択フィルタ部6は、第1の直交ミ
キサ4の出力信号であるI,Q信号を帯域制限すること
により自己チャネル信号を選択するものであり、第1の
I信号チャネル選択フィルタ6aと第1のQ信号チャネ
ル選択フィルタ6bとを備えて構成されている。なお、
第1のチャネル選択フィルタ部6はLPF(Low Pass F
ilter)であり、信号処理の障害となるオフセット電圧
が含まれているが、オフセット電圧はHPFにより除去
されるため、第1のチャネル選択フィルタ部6は結果的
にBPFとなる。なお、第1のチャネル選択フィルタ部
6は帯域可変フィルタである。
【0025】また、可変利得アンプ部7は、第1のチャ
ネル選択フィルタ部6から出力される信号の振幅を予め
設定された振幅に調整するものであり、I信号可変利得
アンプ7aとQ信号可変利得アンプ7bとを備えて構成
されている。また、第2の直交ミキサ部8は、LIF受
信機モード時に可変利得アンプ部7から出力されたI,
Qベースバンド信号を得るものであり、4つのミキサ8
a〜8dと加算器8eと減算器8fとを備えて構成され
ている。また、第2の局部発振部9は、第2の直交ミキ
サ部8に必要な一対の直交したローカル信号を出力する
ものであり、第2の発振器9aと第2の90度移相器9
bとを備えて構成されている。
【0026】また、切替スイッチ部10は、可変利得ア
ンプ部7からのI,Q信号または第2の直交ミキサ部8
からのI,Q信号のいずれかを選択するものであり、I
信号切替スイッチ10aとQ信号切替スイッチ10bと
を備えて構成されている。また、第2のチャネル選択フ
ィルタ部11は、切替スイッチ部10のI,Q信号それ
ぞれを帯域制限するLPFであり、第2のI信号チャネ
ル選択フィルタ11aと第2のQ信号チャネル選択フィ
ルタ11bとを備えて構成されている。なお、第2のチ
ャネル選択フィルタ11は帯域可変フィルタである。
【0027】また、復号化部12は、第2のチャネル選
択フィルタ部11に接続されており、I信号ADコンバ
ータ12aと、Q信号ADコンバータ12bと、RSS
I(Received Signal Strength Indicator)12cと、
AGC(自動利得制御部)12dと、CDMA復号部1
2eと、TDMA復号部12fと、受信機モード設定部
12gとを備えて構成されている。I信号ADコンバー
タ12aおよびQ信号ADコンバータ12bは、それぞ
れ第2のチャネル選択フィルタ部11から出力されたI
信号およびQ信号をAD変換するものである。また、R
SSI12cは、I信号ADコンバータ12aおよびQ
信号ADコンバータ12bの出力から信号振幅を得るも
のである。また、AGC12dは、RSSI12cで得
られた信号振幅に応じて、高周波アンプ部3および可変
利得アンプ部7の利得を制御するものである。また、C
DMA復号部12eは、W−CDMA等のCDMA方式
の信号を復号化するものである。また、TDMA復号部
12fは、GSM等のTDMA方式の信号を復号化する
ものである。また、受信機モード設定部12gは、通信
方式(CDMA方式またはTDMA方式)に適応した設
定を第1のチャネル選択フィルタ部6および第2のチャ
ネル選択フィルタ部11に対して行い、高周波アンプ部
3、切替スイッチ部10およびCDMA復号部12eと
TDMA復号部12fとを切り替えるスイッチに対して
制御を行うものである。
【0028】次に、図1に示した受信機の信号の流れに
ついて説明する。まず、アンテナ部1によって受信され
た無線信号を、高周波フィルタ部2において受信無線帯
以外を減衰し、高周波アンプ部3で振幅を増幅し、第1
の直交ミキサ部4においてI,Q信号に変換する。次
に、第1のチャネル選択フィルタ部6においてI,Q信
号に対して帯域を制限し、可変利得アンプ部7では予め
設定された振幅に調整する。なお、可変利得アンプ部7
でのオフセット電圧はHPFで除去される。
【0029】次に、通信方式(CDMA方式またはTD
MA方式)に応じて、切替スイッチ部10が切り替る。
切替スイッチ部10は、CDMA信号受信時は可変利得
アンプ部7の出力信号を選択し、TDMA信号受信時は
第2の直交ミキサ部8の出力信号を選択する。すなわ
ち、CDMA方式では本実施形態の受信機がZIF(Ze
ro IF)受信機モードに設定されるため、可変利得アン
プ部7から出力されたI,Q信号はベースバンド信号と
して第2のチャネル選択フィルタ部11を介して復号化
部12に入力される。一方、TDMA方式では本実施形
態の受信機がLIF(Low IF)受信機モードに設定され
るため、IF(Interference Frequency)信号としての
可変利得アンプ部7から出力されたI,Q信号はIF信
号として第2の直交ミキサ部8に入力されてベースバン
ド信号に変換され、第2のチャネル選択フィルタ部11
を介して復号化部12に入力される。なお、第2のチャ
ネル選択フィルタ部11は、第1のチャネル選択フィル
タ部6で不足している減衰量を補う。
【0030】復号化部12は、ベースバンド信号のI成
分をI信号ADコンバータ12aでデジタル変換し、Q
成分をQ信号ADコンバータ12bでデジタル変換す
る。次に、RSSI12cにおいて各成分の振幅を算出
し、AGC12dは、RSSI12cの出力が予め設定
された値になるよう高周波アンプ部3および可変利得ア
ンプ部7の利得を制御する。また、I信号ADコンバー
タ12aおよびQ信号ADコンバータ12bでデジタル
変換された信号は、指定された通信方式に従ってCDM
A復号部12eまたはTDMA復号部12fで復号化さ
れる。
【0031】次に、LIF受信機とZIF受信機の基本
的な動作について、図2および図3を参照して説明す
る。図2は本実施形態の受信機のLIF受信機モードに
おける構成を示す構成図であり、図3は本実施形態の受
信機のZIF受信機モードにおける構成を示す構成図で
ある。但し、これらの図において図1と重複する部分に
は同一の符号が付されている。
【0032】まず、図2を参照して、LIF受信機モー
ドの受信機における信号の流れについて説明する。ま
ず、アンテナ1で受信した高周波信号を高周波フィルタ
部2で受信無線帯域以外を減衰させ、高周波アンプ部3
で増幅し、第1の直交ミキサ部4で受信信号周波数から
チャネル間隔の1/2に相当する周波数だけ離調した
(オフセットした)一対の直交した第1の局部発振部5
の出力信号によりミキシングすることにより、直交した
I,Q成分のIF信号を出力する。次に、第1のチャネ
ル選択フィルタ部6で帯域制限し、可変利得アンプ部7
で信号を増幅または減衰し、予め設定された振幅に調整
する。切替スイッチ部10は第2の直交ミキサ部8を選
択しているため、可変利得アンプ部7の出力信号は第2
の直交ミキサ部8に入力され、中間周波数とほぼ同じ周
波数である一対の直交した第2の局部発振部9の出力と
ミキシングし、I,Q成分のIF信号をベースバンド信
号に変換する。第2の直交ミキサ8から出力されたI,
Q成分のベースバンド信号は、切替スイッチ部10を介
して第2のチャネル選択フィルタ部11に入力され、こ
こで帯域制限された後、復号化部12に入力される。
【0033】次に、図3を参照してZIF受信機モード
の受信機における信号の流れについて説明する。まず、
アンテナ部1で受信した高周波信号を高周波フィルタ部
2で受信無線帯域以外を減衰させ、高周波アンプ部3で
増幅し、第1の直交ミキサ4で受信周波数とほぼ同じ周
波数の一対の直交した第1の局部発振部5の出力信号に
よりミキシングすることにより、直交したI,Q成分の
ベースバンド信号を出力する。次に、第1のチャネル選
択フィルタ6で帯域制限し、可変利得アンプ部7で信号
を増幅または減衰し、予め設定された振幅に調整する。
切替スイッチ部10は可変利得アンプ部7を選択してお
り、可変利得アンプ7の出力信号は切替スイッチ部10
を介してそのまま第2のチャネル選択フィルタ部11に
入力されるため、ここで帯域制限された後、復号化部1
2に入力される。
【0034】以上説明したLIF受信機モードとZIF
受信機モードとでは信号の流れが異なるが、図1〜図3
に示したように、受信機の構成としては、アンテナ部
1、高周波フィルタ部2、高周波アンプ部3、第1の直
交ミキサ部4および可変利得アンプ部7は同じ機能ブロ
ックであり、第1の局部発振部5、第1のチャネル選択
フィルタ部6および第2のチャネル選択フィルタ部11
は周波数関係が異なるだけで同じ機能ブロックにより実
現される。要するに、構成上はZIF受信機モードに対
しLIF受信機モードの受信機は、第2の直交ミキサ部
8と第2の局部発振部9とが加わっただけである。
【0035】次に、ZIF受信機モードとLIF受信機
モードの各受信機モードの使い分けについて、デジタル
通信方式を例に具体的に説明する。現在使用されている
デジタル通信方式はTDMA方式とCDMA方式とに大
別される。従来技術でも説明したように、ZIF受信機
はベースバンド部で生じるオフセット電圧を除去する必
要がある。このオフセット電圧を除去する手段として最
も容易な方法は、図23に示したように、回路ブロック
間を容量結合することであるが、この場合、HPF特性
を持つため受信感度特性に影響しないようカットオフ周
波数を設定すると時定数が非常に長くなる。
【0036】TDMA方式の例として、GSMのフレー
ム構成の概略を図4に示す。GSMはTDMA/FDD
方式であるため、ここでは同図に示す受信スロット15
aについて説明する。通常、モニタスロットを受信し、
これが指定するスロットのみを受信する。GSMでは、
1フレームが4.615m秒であり、1スロットが57
7μ秒であり、1フレームが8スロットで構成されるた
め、間欠受信動作15bのように自局に必要なスロット
のみを間欠的に受信動作することになる。間欠受信動作
は、消費電流を低減するために不可欠な方法である。し
かしながら、図23に示した構成では、受信機を起動し
受信可能となるバイアス電圧安定状態までに必要な時間
は図24に示した関係となるため、間欠受信動作に支障
が生じる。したがって、ZIF受信機モードはTDMA
方式に適していない。
【0037】しかしながら、LIF受信機モードにおい
ては、一旦1/2チャネル間隔に相当する中間周波数に
変換されるため、オフセット電圧除去するHPFを配置
してもZIF受信機モードの場合と比較してカットオフ
周波数を高く設定でき、起動時間を高速化しやすい。し
たがって、LIF受信機モードはTDMA方式に適して
いる。
【0038】次に、CDMA方式の例として、W−CD
MAのフレーム構成の概略を図5に示す。W−CDMA
はCDMA/FDD方式であるため、ここでは同図に示
す受信フレーム16aについて説明する。W−CDMA
では、1フレームが10m秒であり、通信中は基本的に
基地局から指定された伝送スピードで連続受信するた
め、受信動作16bに示すように間欠受信は行わず、か
つ、信号帯域が広い。したがって、回路ブロック間のオ
フセット除去に容量結合によるHPFを用いてもカット
オフ周波数をある程度高く設定することができるため、
図23に示すように、回路ブロック間を容量結合しても
起動時間を短縮することができる。したがって、ZIF
受信機モードはCDMA方式に適している。
【0039】このように、CDMA方式ではZIF受信
機モードに設定し、TDMA方式ではLIF受信機モー
ドに設定することが適当である。
【0040】次に、ZIF受信機モードとLIF受信機
モードとを切り替える際に設定を変更する必要のある第
1の局部発振部5、第1のチャネル選択フィルタ部6、
第2の直交ミキサ部8、第2の局部発振部9および第2
のチャネル選択フィルタ部11の各設定について説明す
る。LIF受信機モードはGSMを例に、ZIF受信機
モードはW−CDMAを例に具体的に説明する。
【0041】まず、LIF受信機モードに切り替えた場
合、すなわちTDMA方式の受信について図2を参照し
て説明する。第1の局部発振部5の出力周波数は、受信
周波数から1/2チャネル間隔離調した(オフセットし
た)周波数とする。第1のチャンネル選択フィルタ部6
の具体的な例が「2000 IEEE Radio Frequency Integrat
ed Circuit Symposium MOM3B-3 A LOW IF POLYPHASE Re
ceiver for GSM usinglog domain signal processing」
で発表されているように、隣接チャネル妨害信号を減衰
させるため、第1のチャネル選択フィルタ部6の高域周
波数のカットオフ周波数は180kHz程度であり、低
域側周波数は10kHz程度である。
【0042】また、第2の直交ミキサ部8は動作状態と
し、切替スイッチ部10は第2の直交ミキサ部8側を通
過させるように設定されている。このとき、第2の局部
発振部9の出力周波数は、1/2チャネル間隔離調周波
数とほぼ同一の周波数である100kHzとなり、GS
Mの基準信号として用いられる26MHzの場合、図6
に示すように260分周で得ることができる。なお、第
2のチャネル選択フィルタ部11は、第1のチャネル選
択フィルタ部6で不足している減衰量を確保する。
【0043】一方、ZIF受信機モードに切り替えた場
合、すなわちCDMA方式の受信について図3を参照し
て説明する。第1の局部発振部5の出力周波数は受信周
波数とほぼ同一に設定され、第2の直交ミキサ部8およ
び第2の局部発振部9は動作を停止し、切替スイッチ部
10は可変利得アンプ部7の出力信号を通過させるよう
に設定する。第1のチャネル選択フィルタ部6および第
2のチャネル選択フィルタ部11の総合特性は、W−C
DMAの伝送スピードである3.96Mcpsのベース
バンド信号を通過させ、かつ隣接チャネル信号帯域をろ
波できる程度の広帯域LPFとなり、「2000 IEEE Radi
o Frequency Integrated Circuit Symposium MOM3B-2 A
nalog baseband IC for use in direct conversion WCD
MA receiver.」に具体的な例が発表されており、そこで
は約2MHz程度である。HPFは受信特性に影響を与
えない程度のカットオフ周波数20KHz程度のHPF
が適当とされている。
【0044】次に、LIF受信機とZIF受信機を両立
させるための各ブロックにおける特性切り替えについて
具体的な例を示す。第1のチャネル選択フィルタ部6お
よび第2のチャネル選択フィルタ部11をgm−Cフィ
ルタで構成することにより、簡単に周波数を可変するこ
とができる。通常、チャネル選択フィルタn(1,2,
3…)はLPFとHPFとを組み合わせて構成する。こ
こでは、2次LPFと1次HPFを例に説明する。
【0045】まず、LPFの構成例として図7に2次バ
イカッドLPFを示し、その伝達関数H(s)と角周波
数ωとQとを以下に示す。なお、同図に示す2次バイカ
ッドLPF(gm−Cフィルタ)は、gm1,gm2、C
1およびC2から構成される。
【0046】
【数1】
【0047】次に、フィルタを構成するgmアンプを図
8に示し、gm値を以下に示す。なお、gmアンプは電
流源25,26と差動対27とから構成される。下記式
において、Vtは熱電圧、Ioはgmアンプの動作電流
である。
【0048】
【数2】
【0049】上記式の関係から、LPFのカットオフ周
波数とQ値は、図7に示したgmアンプ1のgm1とg
mアンプ2のgm2とによって制御できることが判る。
また、gmはgmアンプの動作電流Ioにより制御でき
ることから、各gmアンプの動作電流を制御することに
よってフィルタのカットオフ周波数とQ値とを変えて、
LIF受信機モードおよびZIF受信機モードの各受信
機モードに対して設定可能である。
【0050】また、周波数特性の設定は、gmアンプの
動作電流値を図9に示すDAコンバータによって可変と
することにより実現できる。同図に示すDAコンバータ
は、差動対トランジスタ28と、可変電流電流源29,
30,33と、電流制御スイッチ31と、制御信号のシ
リアル/パラレル変換部32とによって構成される。ま
た、各無線システムおよび各受信機モードの設定を固有
の標準値として設定情報をROMやRAM等の記憶回路
に設定しておき、必要に応じて読み出し、DAコンバー
タを制御して設定を行う。このとき、可変電流電流源2
9,30,33がDAコンバータとして機能する。
【0051】さらに、回路素子ばらつきによる周波数特
性のばらつきが生じている場合は、図10のフローチャ
ートに示すように、工場での調整時にGSM,W−CD
MAそれぞれの受信状態でチャネル選択フィルタの周波
数特性の予め設定された基準値から誤差を検出し、周波
数特性を補正できるようにgmアンプの制御用の設定情
報である各初期値を調整後の補正値を標準値に置き換え
ることによってフィルタの周波数ばらつきを吸収する。
【0052】次に、HPFの構成例として図11に1次
HPFを示し、その伝達関数H(s)と角周波数ωとを
示す。なお、同図に示す1次HPFはgm3およびC3
ら構成される。
【0053】
【数3】
【0054】上述した図7の2次バイカッドLPFと同
様に、gmアンプを電流で制御することでカットオフ周
波数を可変し、LIF受信機モードとZIF受信機モー
ドの双方に設定可能である。また、HPFもLPF同様
に、各無線システムおよび受信機モードの設定を固有の
標準値として設定情報をROMやRAM等の記憶回路に
設定しておき、必要に応じ読み出し、DAコンバータを
制御して設定を行う。また、図10のフローチャートに
示す方法と同様に、周波数特性を補正できるようにgm
アンプの制御用の設定情報である各初期値を調整後の補
正値を標準値に置き換えることによってフィルタの周波
数ばらつきを吸収する。なお、上記説明ではgm−Cフ
ィルタで説明したが、周波数特性を変更できれば如何な
る構成であっても構わない。
【0055】次に、高周波アンプ部3の構成例につい
て、図12および図13を参照して説明する。GSM方
式では現在900MHz帯および1.8GHz帯が主に
使われている。また、W−CDMA方式では2GHz帯
が主に用いられている。したがって、図12に示すよう
に、各周波数帯の高周波アンプ3a,3b,3cを配置
することによって対応できる。また、可変利得アンプと
する場合は、900MHz帯の高周波アンプ3aを例と
すると、図13に示すように、高周波アンプ3dおよび
減衰器3eを付加して、高周波アンプ3fとバイアス制
御スイッチ3gをバイアス制御3hで切り替えて使用す
ることで実現できる。図13では可変利得はステップ式
の2値で説明したが、多値および連続可変式であっても
良い。また、周波数帯も同様で良い。
【0056】次に、第1の局部発振部5について、図1
4を参照して説明する。第1の発振器5aは周波数シン
セサイザであり、移相器5bは第1の2分周器5cと第
2の2分周器5dとから構成される。なお、分周器はE
CL型のT−FFであり、2分周と同時に直交位相信号
を出力する。
【0057】第1の発振器5aは3.6GHzから4G
Hz程度を出力できる場合、900MHz帯に関しては
第1の発振器5aの出力の3.6GHzを第1の分周器
5cと第2の分周器5dで4分周すると共に直交位相出
力5eを得る。1.8GHz帯は、第1の発振器5aの
出力の3.6GHzを第1の分周器5cで2分周すると
共に直交位相出力5fを得る。2GHz帯も同様に、第
1の発振器5aの出力の4GHzを第1の分周器5cで
2分周すると共に直交位相出力5fを得る。
【0058】次に、第1の直交ミキサ部4の周波数帯選
択方法について、図15および図16を参照して説明す
る。周波数帯の選択は図15で実現できる。高周波アン
プ部3から入力される周波数は900MHz帯、1.8
GHz帯、2GHz帯であり、第1の局部発振部5も各
受信周波数帯に対応した900MHz帯、1.8GHz
帯、2GHz帯である。高周波アンプ部3と第1の局部
発振部5の出力を高周波スイッチ4c,4d,4eによ
って選択し、必要な周波数の設定を行う。
【0059】高周波スイッチ4cについて、図16を参
照して説明する。図16は高周波スイッチ4cの一例を
示す回路構成図である。第1のエミッタフォロワ4f、
第2のエミッタフォロワ4gおよび第3のエミッタフォ
ロワ4hの各ベースバイアス電圧を選択スイッチ4iで
オン/オフ制御することにより入力信号を切り替えるこ
とができる。入力信号の選択切り替えが可能であれば、
差動アンプやダイオード等、どのような形式のスイッチ
であっても良い。なお、図16に示した高周波スイッチ
4cを2組の2値スイッチとして切り替えることで、第
1の局部発振部5の信号を選択することができる。
【0060】次に、可変利得アンプ7について、図17
および図18を参照して説明する。可変利得アンプ7
は、電流源7c,7dと、差動対7eと、可変差動対エ
ミッタ抵抗7fと、負荷抵抗7g,7hとから構成され
る。可変利得アンプ7の利得は、差動対トランジスタ7
eと可変差動対エミッタ抵抗7fとによって決定され
る。また、差動対トランジスタ7eと可変差動対エミッ
タ抵抗7fで決まるgmと負荷抵抗との積で求められ
る。可変差動対エミッタ抵抗7fには複数のタップが設
けられ、MOSFET等によるスイッチを用いて抵抗値
を増減させ利得を可変する。
【0061】図18に示した可変利得アンプ7i,7j
のように複数段従属接続することで幅広い利得可変がで
きる。またシリアル−パラレル変換回路により利得可変
アンプ利得を数ビットのシリアルデータ制御7k,7l
することも可能である。また、無線システムや受信機モ
ード(LIF受信機モードまたはZIF受信機モード)
により受信系に必要な利得が異なる場合は、可変利得ア
ンプを用いて利得の標準値を設定する。各無線システム
および受信機モードで固有の標準値となる設定情報をR
OMやRAM等の記憶回路に設定しておき、必要に応じ
読み出し設定を行う。また、回路素子ばらつきによる利
得ばらつきは、図19のフローチャートに示すように、
工場での調整時に利得の基準値からの誤差を検出し、利
得を補正できるように可変利得アンプ制御用の設定情報
に対して調整後の設定情報を標準値と置き換えを行うこ
とで利得ばらつきを吸収できる。
【0062】以上説明したように、本実施形態の受信機
によれば、特別なオフセット電圧除去回路を備える必要
なく、複数の通信方式(TDMA方式およびCDMA方
式)に適宜対応可能なマルチモードの受信機を提供する
ことができる。
【0063】〔第2の実施形態〕本発明の第2の実施形
態に係る受信機について、図20〜図22を参照して説
明する。第1の実施形態では、ZIF受信機モードとL
IF受信機モードとを併用することで第1の直交ミキサ
部4、第1のチャネル選択フィルタ部6、可変利得アン
プ部7等の信号系に生じるオフセット電圧をHPFによ
り除去できるため、特別なオフセット電圧除去回路が必
要ないことを説明した。しかしながら、デジタルベース
バンド部とのインターフェースとなるアナログI,Qの
ベースバンド出力においては、LIF受信機モードでは
既に説明したように、オフセット電圧を除去するための
HPFを配置できない。したがって、復号化部12でオ
フセット電圧が許容できない場合はオフセット電圧除去
回路を設けても良い。
【0064】図20は、I,Qベースバンド信号の出力
である第2のチャネル選択フィルタ部11と復号化部1
2のインターフェース部を表している。オフセット電圧
除去回路の例を図21および図22のフローチャートを
参照して説明する。I,Qのアナログベースバンド出力
電位11c,11dと基準電位11eとを比較し、その
差が最小となるようにADコンバータ(ADC)12
a,12b、オフセット電圧調整部12h、DAコンバ
ータ(DAC)12l,12mおよび加算器11h,1
1iを用いて調整を行う。通常、この調整は工場で行わ
れ、そのDAC制御値を設定情報としてROMやRAM
等の記憶回路12kに設定しておき、受信動作時に読み
出して設定を行う。この結果、工場出荷時に調整するだ
けの簡易的なオフセット電圧除去だけで更に安定した受
信特性が得られる。
【0065】〔第3の実施形態〕本発明の第3の実施形
態に係る受信機について説明する。第1の実施形態で説
明したように、第1のチャネル選択フィルタ部6および
第2のチャネル選択フィルタ部11の各周波数特性およ
びQは可変することができる。したがって、任意の通信
方式に対しても周波数特性とQ値の設定が可能である。
このため、受信可能な周波数帯であれば任意の通信方式
に対応した受信機を構成することができる。
【0066】第1および第2の実施形態ではW−CDM
AとGSMのマルチモード受信機について説明されてい
るが、これら無線通信システムに限定するものではな
く、アナログ通信方式のAMPS等にも適用可能であ
る。また、TDMA方式であってもZIF受信機モード
で無線規格が満足できる通信システムであれば、ZIF
受信機モードで使用しても構わない。さらに、CDMA
方式であってもLIF受信機モードで無線規格が満足で
きる通信システムであれば、LIF受信機モードで使用
しても構わない。
【0067】また、図1に示した復号化部12のCDM
A復号部12eおよびTDMA復号部12fをモジュー
ル化するか、ソフトウェアによって復号化可能な無線通
信システムを変更可能とするか、または両者を併用した
構成とすることにより、W−CDMAからIS95への
変更やGSMからPHSへの変更が可能となるため、多
数の通信方式に対応した受信機を実現することができ
る。さらに、例えばPDCとGSM等で国際ローミング
に対応する場合、各無線通信システムの内、一方は不要
となるため復号部のみを変更することで簡単に対応する
通信方式を変更することができる。
【0068】〔第4の実施形態〕本発明の第4の実施形
態に係る受信機ついて説明する。第1、第2および第3
の実施形態では、マルチモード受信機について説明され
ているが、TDMA方式またはCDMA方式を用いたシ
ングルモードの受信機においては、LIF受信機モード
またはZIF受信機モードに固定し使用することによ
り、これまで無線通信システム毎に専用の集積回路で受
信機が構成されていたが、同一の集積回路で様々な無線
通信システムの受信機を構成することができる。
【0069】なお、第1〜第4の実施形態では受信機に
ついて説明したが、当該受信機と送信機とを組み合わせ
て通信端末としても良い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信機お
よび通信端末によれば、特別なオフセット電圧除去回路
を備える必要なく、複数の通信方式(TDMA方式およ
びCDMA方式)に適宜対応可能なマルチモードの受信
機および通信端末を提供することができる。また、同一
の構成でいずれか一方の通信方式に対応した受信機およ
び通信端末を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る受信機を示す構
成図
【図2】第1の実施形態の受信機のLIF受信機モード
における構成を示す構成図
【図3】第1の実施形態の受信機のZIF受信機モード
における構成を示す構成図
【図4】GSM(TDMA方式)のフレーム構成の概略
を説明する説明図
【図5】W−CDMA(CDMA方式)のフレーム構成
の概略を説明する説明図
【図6】第2の局部発振部を示す構成図
【図7】2次バイカッドLPFの構成図
【図8】gmアンプの構成図
【図9】DAコンバータの構成図
【図10】周波数特性ばらつきの調整を説明するフロー
チャート
【図11】1次HPFの構成図
【図12】高周波アンプ部の構成図
【図13】可変利得可能な高周波アンプ部の構成図
【図14】第1の局部発信部の構成図
【図15】第1の直交ミキサ部の構成図
【図16】高周波スイッチの構成図
【図17】可変利得アンプ部の構成図
【図18】複数段従属接続した可変利得アンプ部の構成
【図19】利得ばらつきの調整を説明するフローチャー
【図20】本発明の第2の実施形態に係る受信機の要部
を示す構成図
【図21】オフセット電圧除去回路の構成図
【図22】オフセット電圧の調整を説明するフローチャ
ート
【図23】従来のZIF受信機の構成図
【図24】従来のZIF受信機の起動におけるバイアス
電圧の変動を示す説明図
【図25】オフセット電圧除去回路の一例を示す構成図
【図26】従来のLIF受信機の構成図
【図27】従来のLIF受信機における中間周波数の設
定例を説明する説明図
【符号の説明】
1 アンテナ部 1a,1b,1c アンテナ 2 高周波フィルタ部 2a,2b,2c 高周波フィルタ 3 高周波アンプ部 4 第1の直交ミキサ部 4a 第1のI信号ミキサ 4b 第1のQ信号ミキサ 5 第1の局部発振部 5a 第1の発振器 5b 第1の90度移相器 6 第1のチャネル選択フィルタ部 6a 第1のI信号チャネル選択フィルタ 6b 第1のQ信号チャネル選択フィルタ 7 可変利得アンプ部 7a I信号可変利得アンプ 7b Q信号可変利得アンプ 8 第2の直交ミキサ部 8a〜8d ミキサ 8e 加算器 8f 減算器 9 第2の局部発振部 9a 第2の発振器 9b 第2の90度移相器 10 切替スイッチ部 10a I信号切替スイッチ 10b Q信号切替スイッチ 11 第2のチャネル選択フィルタ部 11a 第2のI信号チャネル選択フィルタ 11b 第2のQ信号チャネル選択フィルタ 11h,11i 加算器 12 復号部 12a I信号ADコンバータ 12b Q信号ADコンバータ 12c RSSI 12d AGC 12e CDMA復号部 12f TDMA復号部 12g 受信機モード設定部 12h オフセット電圧調整部 12k 記憶回路 12l,12m DAコンバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月21日(2002.6.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】一方、ZIF受信機モードに切り替えた場
合、すなわちCDMA方式の受信について図3を参照し
て説明する。第1の局部発振部5の出力周波数は受信周
波数とほぼ同一に設定され、第2の直交ミキサ部8およ
び第2の局部発振部9は動作を停止し、切替スイッチ部
10は可変利得アンプ部7の出力信号を通過させるよう
に設定する。第1のチャネル選択フィルタ部6および第
2のチャネル選択フィルタ部11の総合特性は、W−C
DMAの伝送スピードである3.84Mcpsのベース
バンド信号を通過させ、かつ隣接チャネル信号帯域をろ
波できる程度の広帯域LPFとなり、「2000 IEEE Radi
o Frequency Integrated Circuit Symposium MOM3B-2 A
nalog baseband IC for use in direct conversion WCD
MA receiver.」に具体的な例が発表されており、そこで
は約2MHz程度である。HPFは受信特性に影響を与
えない程度のカットオフ周波数20KHz程度のHPF
が適当とされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】次に、高周波アンプ部3の構成例につい
て、図12および図13を参照して説明する。GSM方
式では現在900MHz帯および1.8GHz帯が主に
使われている。また、W−CDMA方式では2GHz帯
が主に用いられている。したがって、図12に示すよう
に、各周波数帯の高周波アンプ3a,3b,3cを配置
することによって対応できる。また、可変利得アンプと
する場合は、900MHz帯の高周波アンプ3aを例と
すると、図13に示すように、高周波アンプ3dおよび
減衰器3eを付加して、高周波アンプ3fとバイアス制
御スイッチ3gをバイアス制御3hで切り替えて使用す
ることで実現できる。図13では可変利得はステップ式
の2値で説明したが、多値および連続可変式であっても
良い。また、周波数帯も同様の構成で良い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋ヶ谷 充彦 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 片山 浩 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K020 AA00 DD12 EE05 FF02 KK07 5K022 EE01 EE11 FF01 5K052 AA01 AA11 BB02 CC06 DD04 FF01 GG02 GG26 GG32 GG33 5K061 AA09 BB12 CC11 CC45 JJ24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA方式およびCDMA方式双方の
    通信方式に対応する受信機であって、 所定周波数の信号によって受信信号を直交変換する第1
    の直交ミキサ部と、 直交変換された信号を復号化する復号化部と、 通信方式がTDMA方式のときとCDMA方式のときと
    で、前記第1の直交ミキサ部から前記復号化部までの信
    号経路を切り替える切替スイッチ部と、 第1の直交ミキサ部で直交変換された信号を直交変換す
    る第2の直交ミキサ部と、を備え、 通信方式がTDMA方式のとき、前記第1の直交ミキサ
    部は、受信信号に対してオフセットされた周波数の信号
    で前記受信信号を直交変換し、前記切替スイッチ部は、
    前記第1の直交ミキサ部で直交変換された信号が前記第
    2の直交ミキサ部を介して前記復号化部に入力される信
    号経路を選択し、 通信方式がCDMA方式のとき、前記第1の直交ミキサ
    部は、受信信号と同じ周波数の信号で前記受信信号を直
    交変換し、前記切替スイッチ部は、前記第1の直交ミキ
    サ部で直交変換された信号が前記第2の直交ミキサ部を
    介さず前記復号化部に入力される信号経路を選択するこ
    とを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 前記復号化部は、TDMA方式の信号を
    復号化するTDMA復号部と、CDMA方式の信号を復
    号化するCDMA復号部と、を有し、 通信方式がTDMA方式のときは前記TDMA復号部を
    用いて復号化し、CDMA方式のときは前記CDMA復
    号部を用いて復号化することを特徴とする請求項1記載
    の受信機。
  3. 【請求項3】 前記第1の直交ミキサ部で直交変換され
    た信号を帯域制限する第1のフィルタ部と、 前記第1のフィルタ部で帯域制限された前記第1の直交
    ミキサ部または前記第2の直交ミキサ部で直交変換され
    た信号を帯域制限する第2のフィルタ部と、 通信方式に応じて、前記第1のフィルタ部および前記第
    2のフィルタ部の設定を変更するフィルタ設定変更部
    と、 受信信号を増幅する高周波アンプ部と、 前記第1のフィルタ部で帯域制限された信号を所定の振
    幅レベルに調整する可変利得アンプ部と、 前記復号化部に入力された信号の振幅に応じて、前記可
    変利得アンプ部の利得または前記高周波アンプ部および
    前記可変利得アンプ部の利得を変更する利得変更部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の受信
    機。
  4. 【請求項4】 前記第1のフィルタ部および前記第2の
    フィルタ部の設定は、各フィルタ部の周波数特性および
    Q値であることを特徴とする請求項3記載の受信機。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または3記載の受信機
    を備えたことを特徴とする通信端末。
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