JP4755666B2 - 無線通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、携帯電話端末等の無線受信機に利用される無線通信用集積回路、及び無線通信モジュールに関する。
従来では、利用する無線通信サービスに割り当てられた周波数帯域を固定的に受信して復調する受信機が利用されていることが一般的であった。
ところで、近年、いわゆる携帯電話端末以外にも、WiMAX等の高周波の周波数帯域を利用する新たな無線通信方式なども数多く登場してきている。そして、携帯電話端末からこれらの新たな無線通信方式で利用される周波数帯域は、例えば、500MHzから3GHzといった広い帯域となり、この広い帯域の中に、様々な無線通信方式にて利用される周波数帯域が複数存在している状態となっている。
このように複数存在する周波数帯域に対して、従来のように、固定的に受信する受信機をそれぞれ構成すると製造コストが増大し、さらに、1台で複数の周波数帯域の無線通信を受信しようとした場合には、それぞれの受信機を備えなければならず、装置のサイズが大きくなってしまうという課題があった。
これまでに、上記のような課題を解決して、複数の周波数帯域を受信できるような技術が提案されている。例えば、特許文献1では、複数のアンテナを一体化することにより、コストの低減化、及び通信特性の向上を図るといった技術が提案されている。
また、特許文献1に示される技術以外にも、ダウンコンバートの際に利用するVCO(Voltage Controlled Oscillator)など、利用する周波数ごとに配置する必要があった部品点数を削減するといった技術も存在している。
特開2002−237779号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、アンテナに付随するLNA(Low Noise Amplifiers)や周波数変換などの部品については複数存在しており、また、ダイレクトコンバージョン方式ではないため、複数の中間周波数が出力されるため、後段の復調器では、複数の中間周波数を復調しなければならないという問題がある。
また、前述した特許文献1以外に見られる技術においても、現実には、複数の周波数で利用した場合、LNAやダウンコンバートを行うミキサが飽和してしまうときには、それ以降の処理段階において、良好な増幅や復調を行うことができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、複数の周波数帯域を少ない部品点数にて受信可能にするとともに、受信信号の飽和状態を検知可能な無線通信用集積回路、及び無線通信モジュールを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、1つの集積回路として構成される無線通信用集積回路であって、アンテナを含むアンテナモジュールが接続され、当該アンテナモジュールから無線信号が入力される無線信号入力端子と、前記無線信号の周波数に応じた周波数を有し、ダウンコンバートに用いられる局部発振信号が入力される局部発振信号入力端子と、前記無線信号入力端子から入力される無線信号に対して、前記局部発振信号入力端子から入力される局部発振信号により周波数変換を行ってダウンコンバートした信号を出力するマルチバンドRF部と、前記マルチバンドRF部がダウンコンバートした信号を中間出力信号として出力する中間出力端子と、前記中間出力端子から出力される中間出力信号に基づく中間入力信号が入力される信号入力端子と、所定の信号処理を行う信号処理モジュールが接続される信号出力端子と、前記信号入力端子から入力される中間入力信号に対して所定の利得で増幅を行い、増幅した信号を前記信号出力端子に出力する可変利得部と、を備えたことを特徴とする無線通信用集積回路である。
また、本発明は、アンテナを含むアンテナモジュールが接続され、当該アンテナモジュールから無線信号が入力される無線信号入力端子と、前記無線信号の周波数に応じた周波数を有し、ダウンコンバートに用いられる局部発振信号が入力される局部発振信号入力端子と、前記無線信号入力端子から入力される無線信号に対して、前記局部発振信号入力端子から入力される局部発振信号により周波数変換を行ってダウンコンバートした信号を出力するマルチバンドRF部と、前記マルチバンドRF部がダウンコンバートした信号を中間出力信号として出力する中間出力端子と、前記中間出力端子から出力される中間出力信号に基づく中間入力信号が入力される信号入力端子と、前記信号入力端子から入力される中間入力信号に対して所定の利得で増幅を行い、増幅した信号を信号出力端子に出力する可変利得部と、が1つの集積回路として構成された無線通信用集積回路と、前記無線通信用集積回路の前記中間出力端子と前記信号入力端子との間に接続され前記中間出力端子から出力される信号のレベル検出の際に接続素子が選択されるフィルタ回路であって、前記中間出力端子に接続される第1のスイッチと、前記信号入力端子に接続される第2のスイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとに接続され、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの切り替えにより前記レベル検出の際に選択される前記接続素子、及び少なくとも1つのフィルタと、を具備したフィルタ回路と、を備えたことを特徴とする無線通信モジュールである。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記無線信号入力端子に接続される前記アンテナモジュールの種別を検出し、検出した種別に応じて前記フィルタ回路の第1のスイッチ及び第2のスイッチを切り替え、前記アンテナモジュールの種別に応じた周波数を通過させるフィルタを選択させる制御回路が外部から接続されるか、あるいは、前記制御回路を内部に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記局部発振信号入力端子に接続される可変分周器を備え、前記可変分周器は、入力される発振信号を所定の分周比で分周した局部発振信号を前記局部発振信号入力端子に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記可変分周器と、前記局部発振信号入力端子との間に、前記可変分周器と前記局部発振信号入力端子とに接続される帯域フィルタを設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記可変分周器に前記発振信号を入力する電圧制御発振器が外部から接続されるか、あるいは、前記電圧制御発振器を内部に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記制御回路は、前記可変分周器に対して、検出した種別に応じた所定の分周比を設定し、前記可変利得部に対して、検出した種別に応じた所定の利得を設定することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記マルチバンドRF部は、前記無線信号入力端子から入力される無線信号を、I相とQ相の信号に分離して、前記局部発振信号入力端子から入力される局部発振信号により、I相及びQ相ごとに周波数変換を行ってダウンコンバートした信号を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記可変利得部は、前記信号入力端子から入力される中間入力信号を差動信号とし、前記差動信号に対して所定の利得で増幅を行い、増幅した信号を信号出力端子に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記マルチバンドRF部は、入力される無線信号を第1の所定の減衰率で減衰させる少なくとも1つの第1の可変減衰回路を有し、前記可変利得部は、入力される中間入力信号を第2の所定の減衰率で減衰させる少なくとも1つの第2の可変減衰回路を有し、前記制御回路は、前記無線信号入力端子に接続される前記アンテナモジュールの種別を検出し、検出した種別に応じた前記第1の所定の減衰率と前記第2の所定の減衰率を設定することを特徴とする。
発明によれば、無線通信モジュールは、前述した無線通信用集積回路と、無線通信用集積回路の中間出力端子と信号入力端子との間に接続され中間出力端子から出力される信号のレベル検出の際に接続素子が選択されるフィルタ回路であって、中間出力端子に接続される第1のスイッチと、信号入力端子に接続される第2のスイッチと、第1のスイッチと第2のスイッチとに接続され、第1のスイッチと第2のスイッチの切り替えによりレベル検出の際に選択される接続素子と、を具備した構成とした。この構成により、複数の周波数帯域の無線信号に対して局部発振信号の周波数を任意に変更してダウンコンバートことが可能となり、さらに、可変利得部において適宜、所定の利得で増幅することが可能となるため、複数の周波数帯域を少ない部品点数にて受信にすることが可能となる。また、マルチバンドRF部にて、所望の周波数帯域以外が飽和している場合、第1のスイッチと第2のスイッチを切り替えて、接続素子を選択して、所望の周波数帯域以外の周波数帯域の信号を受信して、飽和状態を検知することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による無線通信モジュール1、及び当該無線通信モジュール1に接続されるアンテナモジュール70−1から70−Nを示した概略ブロック図である。ここで、無線通信モジュール1は、ダイレクトコンバージョン方式の無線受信機に備えられることを前提とした1つの基板上に構成されるマルチバンドのRF信号に対応するモジュールである。
アンテナモジュール70−1から70−N(以下、アンテナモジュールのいずれか1つ、あるいは全体を示す場合にはアンテナモジュール70という)は、ユーザが利用する無線通信サービスの種別、すなわち通信方式や使用周波数帯域に応じて選択して利用される。アンテナモジュール70−n(nは、1からNのいずれかの値)は、使用周波数帯域に応じた無線信号を受信するアンテナ71−n、使用周波数帯域に応じた無線信号を通過させる帯域通過フィルタ(バンドバスフィルタ)72−n、接続端子73−nを備えている。
例えば、アンテナモジュール70−1の種別が携帯電話サービスの場合、アンテナモジュール70−1の接続端子73−1を、無線通信モジュール1の端子RF(Radio Frequency)に接続することにより無線通信モジュール1を携帯電話端末のモジュールとして利用することが可能となる。また、例えば、アンテナモジュール70−Nの種別が、無線LAN(Local Area Network)サービスである場合、アンテナモジュール70−Nの接続端子73−Nを、無線通信モジュール1の無線信号入力端子RFに接続することにより無線通信モジュール1を無線LAN端末のモジュールとして動作させることが可能となる。
無線通信モジュール1は、前述したように1つの基板上に配置される回路から構成され、例えば、携帯電話端末や、パーソナルコンピュータに内蔵され、通信を行う際に動作する。無線通信モジュール1は、無線通信用集積回路2、制御回路3、局部発振器4、フィルタ回路5A、5Bを備える。
無線通信モジュール1において無線通信用集積回路2は、1つの集積回路として構成されており、当該集積回路には、マルチバンドRF部10と、可変利得部20と、I相とQ相の局部発振信号が入力される端子LO(Local Oscillator)1と端子LO2と、ダウンコンバートされた信号を出力する端子IF(Intermediate Frequency)1と端子IF2と、可変利得部20への信号の入力に利用される端子IN1と端子IN2とを有している。なお、以下の説明では、端子LO1には、I相の局部発振信号が入力され、端子LO2には、Q相の局部発信信号が入力されるものとして説明する。
また、無線通信用集積回路2は、無線通信モジュール1の外部に接続する端子RFと、端子OUTを備えており、無線通信モジュール1の端子RFには、アンテナモジュール70が接続される。また、無線通信モジュールの端子OUTには、例えば、ベースバンド信号を処理して、情報を出力する信号処理モジュールが接続される。
無線通信用集積回路2においてマルチバンドRF部10は、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)11と、可変減衰器12と、増幅器13Aと13Bと、可変減衰器14Aと14Bと、ミキサ15Aと15Bとを備えている。LNA11は、入力端子が端子RFに接続され、出力端子が、可変減衰器12の一方の端子に接続され、入力端子から入力される受信信号を増幅して出力端子に出力する。増幅器13Aと13Bは、例えば、高周波増幅器あるいは低雑音増幅器が適用され、それぞれの入力端子が可変減衰器12の他方の端子に接続され、入力端子から入力される信号を増幅して出力端子に出力する。可変減衰器14Aと14Bのそれぞれの一方の端子は、増幅器13Aと13Bの出力端子に接続され、当該一方の端子から入力される信号を減衰させて他方の端子に出力する。
ミキサ15Aと15Bは、それぞれ3つの端子を有しており、それぞれの第1の端子が、可変減衰器14Aと14Bの出力端子に接続され、それぞれの第2の端子が端子LO1とLO2に接続され、それぞれの第3の端子が端子IF1とIF2に接続される。また、ミキサ15Aと15Bは、それぞれ第1の端子から入力される信号と、第2の端子から入力される局部発振信号とを乗算することによりダウンコンバート、すなわち周波数変換を行い、周波数変換した中間出力信号を第3の端子に出力する。前述したように、端子LO1には、I相の局部発振信号が入力され、端子LO2には、Q相の局部発振信号が入力されることから、ミキサ15Aは、I相成分、ミキサ15Bは、Q相成分の信号の周波数変換を行うことになる。
前述した、LNA11と、増幅器13Aと13Bは、端子RFに接続される全てのアンテナモジュール70−1から70−Nの使用周波数帯域の信号に対して増幅することが可能な帯域幅を有する増幅器である。また、可変減衰器12及び可変減衰器14Aと14Bは、制御回路3からの制御信号により、減衰量が可変に制御できる減衰器である。また、I相の信号の処理を行う増幅器13A、可変減衰器14A、ミキサ15Aと、Q相の信号の処理を行う増幅器13B、可変減衰器14B、ミキサ15Bのそれぞれは、同一特性のものが適用される。
無線通信用集積回路2において可変利得部20は、I相の信号を増幅する部分と、Q相の信号を増幅する部分とを備えている。I相の信号を増幅する部分は、アクティブバラン21Aと、可変減衰器22A−1と22A−2と、可変増幅器23A、可変増幅器24A、緩衝増幅器25Aとを備えている。また、Q相の信号を増幅する部分は、アクティブバラン21Bと、可変減衰器22B−1と22B−2と、可変増幅器23B、可変増幅器24B、緩衝増幅器25Bとを備えている。
アクティブバラン21Aは、1つの入力端子と、2つの出力端子とを備えており、入力端子は、端子IN1に接続されており、端子IN1から入力されるシングルエンドの中間入力信号を差動信号に変換して2つの出力端子に出力する。可変減衰器22A−1の一方の端子は、アクティブバラン21Aの一方の出力端子に接続され、他方の端子は、可変増幅器23Aの一方の入力端子に接続され、当該一方の端子から入力される信号を減衰させて他方の端子に出力する。可変減衰器22A−2の一方の端子は、アクティブバラン21Aの他方の出力端子に接続され、他方の端子は、可変増幅器23Aの他方の入力端子に接続され、当該一方の端子から入力される信号を減衰させて他方の端子に出力する。可変増幅器23A、可変増幅器24Aは、直列に多段に接続され、可変増幅器23Aの2つの出力端子が、それぞれ可変増幅器24Aの2つの入力端子に接続され、入力端子から入力される差動信号を増幅して出力する。緩衝増幅器25Aは、2つの入力端子が、それぞれ可変増幅器24Aの2つの出力端子に接続され、2つの出力端子が、端子OUTの2つ端子に接続され、出力端子に接続される後段の影響が、入力端子に接続される前段の回路に及ばないように、入力端子から入力される信号を増幅して出力端子に出力する。
可変利得部20のQ相の信号を増幅する部分であるアクティブバラン21Bと、可変減衰器22B−1と22B−2と、可変増幅器23B、可変増幅器24B、緩衝増幅器25Bは、前述したI相の信号を増幅する部分と同じ接続形態で構成されており、また、I相の各素子と同一特性の素子が適用され、緩衝増幅器25Bの2つの出力端子は、端子OUTの残りの2つの端子に接続される。
前述した、可変減衰器22A−1、22A−2、22B−1、22B−2は、制御回路3からの制御信号により、減衰量が可変に制御される減衰器である。また、可変増幅器23A、24A、23B、24Bは、制御回路3からの制御信号により、増幅量が可変に制御される増幅器である。
無線通信モジュール1において局部発振器4は、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)41と、可変分周器42と、端子lo1と、端子lo2とを備えている。VCO41は、印加される電圧値に応じた周波数の発振信号を出力する。本実施形態では、周波数は、分周器42によって可変にされるため、VCO41は、固定的な電圧が印加され一定の周波数の発振信号を出力するものとする。可変分周器42は、一方の端子がVCO41に接続され、制御回路3から入力される制御信号に応じた分周比で、発振信号を分周して端子lo1と端子lo2に出力する。端子lo1及び端子lo2は、それぞれ無線通信用集積回路2の端子LO1及び端子LO2に接続され、ミキサ15Aと15Bに対して分周した発振信号を入力する。なお、局部発振器4には、可変分周器42の出力に、90度電力分配回路が備えられており、当該90度電力分配回路が、端子lo1及び端子lo2から入力される信号の一方に対して他方が90度の位相差を有するように位相変換して発振信号を出力する。
無線通信モジュール1において、フィルタ回路5Aとフィルタ回路5Bとは、同一構成を有しており、フィルタ回路5Aの端子if1が、無線通信用集積回路2の端子IF1に接続され、端子in1が、無線通信用集積回路2の端子IN1に接続される。また、フィルタ回路5Bの端子if2が、無線通信用集積回路2の端子IF2に接続され、端子in2が、無線通信用集積回路2の端子IN2に接続される。
フィルタ回路5Aは、スイッチ51Aと、スイッチ52Aと、容量素子53Aと、複数の低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)54A−1から54A−Nとを備えている。スイッチ51Aは、端子if1に接続される1つの入力端子と、容量素子53Aと、複数の低域通過フィルタ54A−1から54A−Nのそれぞれの一方の端子に接続される複数の出力端子を有しており、1つの入力端子に対して複数の出力端子を切り替えて接続する。スイッチ51Bは、端子in1に接続される1つの出力端子と、容量素子53Aと、複数の低域通過フィルタ54A−1から54A−Nのそれぞれの他方の端子に接続される複数の入力端子を有しており、スイッチ51Aの切り替えに連動して、1つの出力端子に対して複数の入力端子を切り替えて接続する。すなわち、スイッチ51Aと52Aの切り替えにより、容量素子53Aと、複数の低域通過フィルタ54A−1から54A−Nのいずれか1つが、端子if1と端子in1とに接続されることになる。また、スイッチ51Aと52Aの切り替えは、制御回路3から入力される制御信号に基づいて行われる。
容量素子53Aは、スイッチ51Aと52Aにより選択された場合、端子if1を通じてマルチバンドRF部10から出力される中間出力信号のDC(Direct Current:直流)成分を除去した信号を中間入力信号として端子in1に出力する。当該容量素子53Aは、端子OUTに接続され、マルチバンドRF部10の信号が飽和していないか否かを検出する図示しないレベル検出回路により、フィルタリングされていないマルチバンドRF部10における信号レベルを検出する際に選択される。
低域通過フィルタ54A−1から54A−Nは、それぞれ、端子RFに接続されるアンテナモジュール70−1〜70−Nの周波数帯域幅に応じたDCからの帯域幅を有するローパスフィルタであり、これにより、マルチバンドRF部10から出力される中間出力信号の高周波成分を抑圧する。
フィルタ回路5Bは、スイッチ51Bと、スイッチ52Bと、容量素子53Bと、複数の低域通過フィルタ54B−1から54B−Nとを備えており、各素子の特性は、フィルタ回路5Aの各素子と同一特性であり、その接続形態は、フィルタ回路5Aと同様に構成される。
無線通信モジュール1において、制御回路3は、端子RFと、無線通信用集積回路2のマルチバンドRF部10及び可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bに接続されている。また、制御回路3は、端子RFを通じて検出したアンテナモジュール70の種別を検出し、検出した種別に応じた制御信号を、マルチバンドRF部10と、可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bとに出力する。ここで、それぞれの制御信号は、マルチバンドRF部10と、可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bのそれぞれの制御に応じた内容の異なった信号とする。例えば、制御回路3は、内部にテーブルを有しており、検出したアンテナモジュール70の種別ごとにマルチバンドRF部10と、可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bの異なる制御信号をテーブルとして予め記憶させておき、アンテナモジュール70の種別を検出した際に、当該テーブルを参照して、それぞれに応じた制御信号を読み出して出力することになる。
なお、制御回路3から出力される制御信号を同じ内容の信号としてもよく、かかる場合、マルチバンドRF部10と、可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bのそれぞれが、入力される複数の制御信号に対応するそれぞれの内部処理に用いられる信号の情報をテーブルとして予め記憶し、制御回路3から制御信号が入力された場合、当該制御信号に応じた内部処理に用いられる信号の情報をテーブルから読み出して処理を行うことになる。
(第1実施形態に係る無線通信モジュールの動作)
まず、アンテナモジュール70のいずれか1つがユーザにより選択され、無線通信モジュール1の端子RFに接続される。制御回路3は、端子RFを通じて、アンテナモジュール70−1から70−Nの種別を検出する。この検出方法としては、例えば、アンテナモジュール70−1から70−Nのそれぞれに異なる抵抗値の素子を組み込んでおき、当該抵抗値を検出することにより種別を検出するような方法を適用することができる。ここでは、アンテナモジュール70−1が接続され、検出されたものとして以下の説明を行う。
制御回路3は、端子RFに接続されたアンテナモジュール70−1の種別を検出すると、検出した種別に応じて、前述したテーブルから、マルチバンドRF部10と、可変利得部20と、局部発振器4と、フィルタ回路5A及び5Bのそれぞれに応じた制御信号を読み出す。そして、制御回路3は、読みだしたマルチバンドRF部10に対応する制御信号をマルチバンドRF部10に入力して、可変減衰器12、14A、14Bの減衰量を設定する。また、制御回路3は、読みだした可変利得部20に対応する制御信号を可変利得部20に入力して、可変減衰器22A−1、22A−2、22B−1、22B−2の減衰量を設定するとともに、可変増幅器23A、24A、23B、24Bの増幅量を設定する。
また、制御回路3は、読みだした局部発振器4に対応する制御信号を、局部発振器4の可変分周器42に入力し、分周比の設定を行う。ここで、前述したように、無線通信モジュール1は、ダイレクトコンバージョン方式の無線受信機に備えられることを前提とした無線通信モジュールであり、局部発振信号の周波数は、ミキサ15A、15Bで受信信号と乗算されることにより受信信号の中心周波数をDCにダウンコンバートする周波数である必要がある。そのため、分周比としては、VCO41から出力される発振信号の周波数を、必要となる局部発振信号の周波数に分周する値が設定されることになる。
また、制御回路3は、読みだしたフィルタ回路5Aと5Bに対応する制御信号をフィルタ回路5Aと5Bに入力し、スイッチ51A及び52A、並びにスイッチ51B及び52Bを切り替える。この切り替えにより、アナログモジュール70の種別に応じた周波数帯域幅を有する低域通過フィルタ54A−1から54A−Nのいずれか1つ、及び低域通過フィルタ54B−1から54B−Nのいずれか1つが選択される。
その後、接続されるアンテナモジュール70−1に含まれるアンテナ71−1により無線信号が受信され、アンテナモジュール70−1に含まれる帯域通過フィルタ72−1により、当該アンテナモジュール70−1の無線通信サービスの種別の使用周波数帯域以外の周波数が抑圧され、抑圧後の受信信号が端子RFに出力される。
マルチバンドRF部10のLNA11は、端子RFから入力された受信信号を増幅し、可変減衰器12に出力する。可変減衰器12は、制御信号により設定された減衰量に従って、入力された信号を減衰させて増幅器13Aと13Bに出力する。増幅器13Aは、入力される信号を増幅して出力し、可変減衰器14Aは、制御信号により設定された減衰量に従って、増幅器13Aから出力された信号を減衰させてミキサ15Aに出力する。また、増幅器13Bは、入力される信号を増幅して出力し、可変減衰器14Bは、制御信号により設定された減衰量に従って、増幅器13Bから出力された信号を減衰させてミキサ15Bに出力する。
ミキサ15Aは、端子LO1を通じて局部発振器4から入力される局部発振信号と、可変減衰器14Aから入力される信号を乗算して周波数変換を行うことにより、中心周波数がDCに変換されたI相成分の中間出力信号を端子IF1から出力する。一方、ミキサ15Bは、端子LO2を通じて局部発振器4から入力される局部発振信号と、可変減衰器14Bから入力される信号を乗算して周波数変換を行うことにより、中心周波数がDCに変換されたQ相成分の中間出力信号を端子IF2から出力する。
端子IF1から出力される中間出力信号は、フィルタ回路5Aの端子if1に入力され、スイッチ51A及びスイッチ52Aにより選択された低域通過フィルタ54A−1から54A−Nのいずれか1つにより、高周波成分が抑圧され、抑圧された中間入力信号を端子in1から出力する。一方、端子IF2から出力される中間出力信号は、フィルタ回路5Bの端子if2に入力され、スイッチ51B及びスイッチ52Bにより選択された低域通過フィルタ54B−1から54B−Nのいずれか1つにより、高周波成分が抑圧され、抑圧された中間入力信号を端子in2から出力する。
可変利得部20のアクティブバラン21Aは、端子IN1から入力される中間入力信号を差動信号として2つの出力端子に出力する。2つの出力端子から出力された信号は、それぞれ、可変減衰器22A−1と22A−2により、制御信号により設定された減衰量に従って減衰され可変増幅器23Aに出力される。可変増幅器23A、可変増幅器24Aは、入力される信号を、制御信号により設定された増幅量に従って増幅する。緩衝増幅器25Aは、可変増幅器24Aから出力される信号を増幅して端子OUTの2つの端子に出力する。
一方、可変利得部20のアクティブバラン21B、可変減衰器22B−1、22B−2、可変増幅器23B、及び可変増幅器24Bも、アクティブバラン21A、可変減衰器22A−1、22A−2、可変増幅器23A、及び可変増幅器24Aと同様の動作を行い、緩衝増幅器25Bが、可変増幅器24Bから出力される信号を増幅して端子OUTの残り2つの端子に出力する。端子OUTから出力される信号は、信号処理モジュールに入力され、信号処理モジュールにより所定の処理が行われ信号に含まれる情報等が読みだされることになる。
(第1実施形態に係る無線通信モジュールのレベル検出時の動作)
無線通信モジュール1において、無線信号を受信する際に、マルチバンドRF部10にて、所望の周波数帯域以外の周波数帯域の信号が飽和し、この飽和により所望の周波数帯域の信号が歪むような場合がある。しかし、この飽和の有無を検出するためには、所望の周波数帯域以外の周波数を端子OUTにおいて信号のレベルの検出ができる状態にする必要がある。通常の受信時には、所望周波数帯域以外の周波数は、フィルタ回路5Aと5Bの低域通過フィルタ54A−1から54A−N、及び低域通過フィルタ54B−1から54B−Nにより抑圧されるため、端子OUTから検出することができない。そこで、レベル検出を行う場合には、端子OUTあるいは端子OUTに接続される信号処理モジュールに接続されるレベル検出回路から制御回路3に、フィルタ回路5Aと5Bに、容量素子53Aと53Bを選択される制御信号を入力し、制御回路3を通じて、スイッチ51A及び52A、並びにスイッチ51B及び52Bに容量素子53Aと53Bを選択させる。この選択により、全周波数帯域の信号が端子OUTを通じて出力され、レベル検出回路により、前述した飽和の有無を検出することが可能となる。飽和が存在する場合には、レベル検出回路が、制御回路3を通じてマルチバンドRF部10の可変減衰器12、可変減衰器14A、及び可変減衰器14Bの減衰量を、飽和が発生しない量に設定し、受信信号を減衰させることになる。
上記の第1実施形態の構成により、アンテナモジュール70−1から70−Nのいずれかを端子RFに接続することで、無線通信モジュール1を、アンテナモジュール70の種別に応じた動作を行わせ、マルチバンドRF部10により無線信号をダイレクトコンバートし、さらに、コンバート後の信号に対して可変利得部20により適切な増幅を行うことが可能となる。これにより、複数の周波数帯域を少ない部品点数にて受信することが可能となる。
また、フィルタ回路5Aと5Bにおいて、全周波数帯域を通過させる容量素子53Aと53Bを選択する構成を備えたことにより、受信信号のマルチバンドRF部10における飽和状態を検知することが可能となる。
また、第1実施形態では、レベル検出のために容量素子53Aを用いる例を示したが、本発明は、当該実施形態の構成に限られず、容量素子53Aの代わりに、単にスイッチ51Aと52Aを接続する伝送線路としてもよい。
また、第1実施形態では、無線通信モジュール1がダイレクトコンバージョン方式にて復調を行うとしたが、本発明はダイレクトコンバージョン方式に限られずLowIF方式としてもよい。かかる場合、局部発振器4から出力される局部発振信号は、ダウンコンバート後の信号がLowIFとなるような周波数を有することになる。
また、図2に示すように、第1実施形態に係る無線通信モジュール1の局部発振器4を、局部発振器4−1のように構成してもよい。局部発振器4−1では、可変分周器42と端子lo1の間、及び可変分周器42と端子lo2の間に、それぞれ低域通過フィルタ43A、43Bを備えており、これにより、可変分周器42によって発生する高調波を抑圧することが可能となる。
また、図3に示すように、第1実施形態に係る無線通信モジュール1を、無線通信モジュール1−1のように構成してもよい。無線通信モジュール1−1では、局部発振器4の代わりに、VCO41を含まない局部発振器4−2を備えており、VCO41が、無線通信モジュール1−1の外部から局部発振器4−2に接続され、発信信号を入力する構成となる。これにより、VCO41については、任意に取り換えを行ったり、無線通信モジュール1−1とは、別の電源電圧を供給して発振信号の周波数を変更することが可能となる。
また、さらに、無線通信モジュール1に局部発振器4を備えず、VCO41が、無線通信モジュール1の外部から直接、端子LO1と端子LO2に接続される構成としてもよい。かかる場合、受信信号の周波数に応じた周波数の発信信号を出力するVCO41を接続することになる。
また、図4に示すように、第1実施形態に係る無線通信モジュール1を、制御回路3が外部から接続される無線通信モジュール1−2のように構成してもよい。これにより、制御回路3については任意に取り換えを行うことができ、また、制御回路3における内部設定の変更等を行うことが容易となる。
また、図5に示すように、第1実施形態に係る無線通信モジュール1を、無線通信モジュール1−3のように構成してもよい。無線通信モジュール1−3では、可変利得部20aを備えており、端子OUTが2つの端子となっている点が、無線通信モジュール1とは異なる。可変利得部20aは、差動信号とせず、シングルエンドのまま、中間入力信号を増幅する。なお、無線通信モジュール1の可変利得器20では、中間入力信号を差動信号とするため2つのアクティブバラン21Aと21Bを備えていたが、可変利得部20aでは、差動信号を生成する必要がないため、バッファアンプ21aAと21aBを備える構成としている。
また、第1実施形態において、図1、2、3、4、5の構成を任意に選択して組み合わせた無線通信モジュールを構成するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態による無線通信モジュール1a及び、当該無線通信モジュール1aに接続されるアンテナモジュール70−1から70−Nを示した概略ブロック図である。図6では、第1実施形態と同じ構成について同じ符号を付与し、以下、第1実施形態とは異なる構成について説明する。
第2実施形態では、受信信号をI相とQ相に分けて処理を行わず、単相にて処理を行う点が第1実施形態とは異なる。そのための構成として、無線通信モジュール1aは、無線通信用集積回路2aと、局部発振器4a、端子LO1、端子IF1、端子IN1を備える。フィルタ回路については、単相であるため、第1実施形態と同一構成のフィルタ回路5Aのみを備え、フィルタ回路5Aの端子if1は、無線通信用集積回路の端子IF1に接続され、フィルタ回路5Aaの端子in1は、無線通信用集積回路の端子IN1に接続される。
無線通信用集積回路2aにおいて、マルチバンドRF部10aは、LNA11aと、可変減衰器12aと、増幅器13aと、可変減衰器14aと、ミキサ15aを備え、それぞれが、直列に接続される。また、可変利得部20bは、1つの端子IN1から入力される中間入力信号を、差動信号に変換して増幅処理を行うため、アクティブバラン21bと、アクティブバラン21bの2つの出力端子に接続される可変減衰器22b−1と22b−2とを備える。また、可変利得部20bは、2つの入力端子がそれぞれ可変減衰器22b−1と22b−2に接続される可変増幅器23bと、可変増幅器23bに直列に接続される可変増幅器24bと、可変増幅器24bに直列に接続される緩衝増幅器25bとを備え、緩衝増幅器25bの2つの出力端子は2つの端子OUTに接続される。
無線通信モジュール1aにおいて、局部発振器4aは、VCO41と、可変分周器4と、1つの端子lo1を備える。端子lo1は、無線通信用集積回路2aの端子LO1に接続され、ミキサ15aに対して局部発振信号が入力される。
第2実施形態に係る無線通信モジュール1aの動作は、第1実施形態における無線通信モジュール1のI相、あるいはQ相の一方と同じ動作となる。
上記の第2実施形態の構成により、無線通信モジュール1a−1を、アンテナモジュール70の種別に応じた動作を行わせ、マルチバンドRF部10aにより無線信号を単相でダイレクトコンバートし、さらに、コンバート後の信号に対して可変利得部20bにより単相の信号に対して適切な増幅を行うことが可能となる。これにより、複数の周波数帯域を少ない部品点数にて受信することが可能となる。また、フィルタ回路5Aにおいて、全周波数帯域を通過させる容量素子53Aを選択する構成を備えたことにより、受信信号のマルチバンドRF部10aにおける飽和状態を検知することが可能となる。
また、第2実施形態においても第1実施形態と同じく、フィルタ回路5Aの容量素子53Aの代わりに、単にスイッチ51Aと52Aを接続する伝送線路としてもよい。
また、第2実施形態においても第1実施形態と同じく、LowIF方式としてもよい。かかる場合、局部発振器4aから出力される局部発振信号は、ダウンコンバート後の信号がLowIFとなるような周波数を有することになる。
また、第2実施形態において、局部発振器4a及び制御回路の構成を、図2、3、4の構成としてもよい。かかる場合、図2及び図3における端子は、端子lo1の1つの端子のみとなる。
また、図7に示すように、第2実施形態に係る無線通信モジュール1aを、無線通信モジュール1a−2のように構成してもよい。無線通信モジュール1a−1では、可変利得部20cを備えており、端子OUTが1つの端子となっている点が、無線通信モジュール1aとは異なる。可変利得部20cは、差動信号とせず、シングルエンドのまま、中間入力信号を増幅する。なお、無線通信モジュール1aの可変利得器20bでは、中間入力信号を差動信号とするためアクティブバラン21bを備えていたが、可変利得部20cでは、差動信号を生成する必要がないため、バッファアンプ21cを備える構成としている。
また、第2実施形態においても、図6、7の構成、及び第2実施形態に適用した場合の図2、3、4の構成を任意に選択して組み合わせた無線通信モジュールを構成するようにしてもよい。
また、本発明に記載の無線信号入力端子は、端子RFに対応し、局部発振信号入力端子は、端子LO1及び端子LO2に対応し、中間出力端子は、端子IF1及び端子IF2に対応し、信号入力端子は、端子IN1及び端子IN2に対応し、信号出力端子は、端子OUTに対応する。また、本発明に記載の第1のスイッチは、スイッチ51A及びスイッチ51Bに対応し、第2のスイッチは、スイッチ52A及びスイッチ52Bに対応する。
本発明の第1実施形態に係る無線通信モジュール及び無線通信モジュールに接続されるアンテナモジュールの構成を示した図である。 同実施形態における局部発振器の他の構成例(その1)を示した図である。 同実施形態における局部発振器の他の構成例(その2)を示した図である。 同実施形態における制御回路の他の配置例を示した図である。 同実施形態における可変利得部をシングル構成とした図である。 本発明の第2実施形態に係る無線通信モジュール及び無線通信モジュールに接続されるアンテナモジュールの構成を示した図である。 同実施形態における可変利得部をシングル構成とした図である。
符号の説明
1 無線通信モジュール
2 無線通信用集積回路
10 マルチバンドRF部
11 LNA
12 可変減衰器
13A、13B 増幅器
14A、14B 可変減衰器
15A、15B ミキサ
20 可変利得部
21A、21B アクティブバラン
22A−1、22A−2、22B−1、22B−2 可変減衰器
23A、23B、24A、24B 可変増幅器
25A、25B 緩衝増幅器
3 制御回路
4 局部発振器
41 VCO
42 可変分周器
5A、5B フィルタ回路
51A、52A、51B、52B スイッチ
53A、53B 容量素子
54A−1〜54A−N,54B−1〜54B−N 低域通過フィルタ
RF、LO1、IF1、IN1、LO2、IF2、IN2、OUT 端子
lo1、lo2 端子
if1、in1、if2、in2 端子
70 アンテナモジュール
71−1〜71−N アンテナ
72−1〜72−N 帯域通過フィルタ
73−1〜73−N 端子

Claims (10)

  1. アンテナを含むアンテナモジュールが接続され、当該アンテナモジュールから無線信号が入力される無線信号入力端子と、
    前記無線信号の周波数に応じた周波数を有し、ダウンコンバートに用いられる局部発振信号が入力される局部発振信号入力端子と、
    前記無線信号入力端子から入力される無線信号に対して、前記局部発振信号入力端子から入力される局部発振信号により周波数変換を行ってダウンコンバートした信号を出力するマルチバンドRF部と、
    前記マルチバンドRF部がダウンコンバートした信号を中間出力信号として出力する中間出力端子と、
    前記中間出力端子から出力される中間出力信号に基づく中間入力信号が入力される信号入力端子と、
    前記信号入力端子から入力される中間入力信号に対して所定の利得で増幅を行い、増幅した信号を信号出力端子に出力する可変利得部と、
    が1つの集積回路として構成された無線通信用集積回路と、
    前記無線通信用集積回路の前記中間出力端子と前記信号入力端子との間に接続され前記中間出力端子から出力される信号のレベル検出の際に接続素子が選択されるフィルタ回路であって、
    前記中間出力端子に接続される第1のスイッチと、
    前記信号入力端子に接続される第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとに接続され、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの切り替えにより前記レベル検出の際に選択される前記接続素子と
    を具備したフィルタ回路と、
    を備えたことを特徴とする無線通信モジュール。
  2. 前記無線信号入力端子に接続される前記アンテナモジュールの種別を検出し、検出した種別に応じて前記フィルタ回路の第1のスイッチ及び第2のスイッチを切り替え、前記アンテナモジュールの種別に応じた周波数を通過させるフィルタを選択させる制御回路が外部から接続されるか、あるいは、前記制御回路を内部に備えた
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信モジュール。
  3. 前記局部発振信号入力端子に接続される可変分周器を備え、
    前記可変分周器は、
    入力される発振信号を所定の分周比で分周した局部発振信号を前記局部発振信号入力端子に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュール。
  4. 前記局部発振信号入力端子に接続される可変分周器を備え、
    前記可変分周器は、
    入力される発振信号を所定の分周比で分周した局部発振信号を前記局部発振信号入力端子に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信モジュール。
  5. 前記可変分周器と、前記局部発振信号入力端子との間に、前記可変分周器と前記局部発振信号入力端子とに接続される帯域フィルタを設けた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信モジュール。
  6. 前記可変分周器に前記発振信号を入力する電圧制御発振器が外部から接続されるか、あるいは、前記電圧制御発振器を内部に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信モジュール。
  7. 前記制御回路は、
    前記可変分周器に対して、検出した種別に応じた所定の分周比を設定し、前記可変利得部に対して、検出した種別に応じた所定の利得を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信モジュール。
  8. 前記マルチバンドRF部は、
    前記無線信号入力端子から入力される無線信号を、I相とQ相の信号に分離して、前記局部発振信号入力端子から入力される局部発振信号により、I相及びQ相ごとに周波数変換を行ってダウンコンバートした信号を出力する
    ことを特徴とする請求項から7のいずれか一項に記載の無線通信モジュール。
  9. 前記可変利得部は、
    前記信号入力端子から入力される中間入力信号を差動信号とし、前記差動信号に対して所定の利得で増幅を行い、増幅した信号を信号出力端子に出力する
    ことを特徴とする請求項から8のいずれか一項に記載の無線通信モジュール。
  10. 前記マルチバンドRF部は、
    入力される無線信号を第1の所定の減衰率で減衰させる少なくとも1つの第1の可変減衰回路を有し、
    前記可変利得部は、
    入力される中間入力信号を第2の所定の減衰率で減衰させる少なくとも1つの第2の可変減衰回路を有し、
    前記制御回路は、
    前記無線信号入力端子に接続される前記アンテナモジュールの種別を検出し、検出した種別に応じた前記第1の所定の減衰率と前記第2の所定の減衰率を設定する
    ことを特徴とする請求項2、4、7のいずれか一項に記載の無線通信モジュール。
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