JP2003045819A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003045819A JP2001231717A JP2001231717A JP2003045819A JP 2003045819 A JP2003045819 A JP 2003045819A JP 2001231717 A JP2001231717 A JP 2001231717A JP 2001231717 A JP2001231717 A JP 2001231717A JP 2003045819 A JP2003045819 A JP 2003045819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】斜めイオン注入工程においてブロック層の影と
なってイオン注入できない領域を低減でき、半導体素子
の集積度を向上できる半導体装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】半導体基板11上にゲート電極パターン1
2を形成する工程と、半導体基板11上及び電極パター
ン12上にフォトレジスト13を形成する工程と、フォ
トレジスト13の表面が電極パターン12の表面と同じ
高さになるようにフォトレジスト13を薄膜化する工程
と、フォトレジスト13をパターニングする工程と、電
極パターン12及びフォトレジスト13が形成された半
導体基板11に対して、半導体基板11表面の垂直方向
より所定角度傾けた方向から不純物イオンを注入する工
程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造工程に用いられるイオン注入時において不純物イオン
の注入を遮断するブロック層に関するものであり、特に
斜めイオン注入工程で使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体装置の製造方法におい
ては、MOSトランジスタのソース及びドレインを形成
するためにイオン注入工程が用いられている。このイオ
ン注入工程には、不純物イオンの注入を意図しない領域
を覆い、不純物イオンの進入を遮断するブロック層が必
要である。このブロック層としては、通常、フォトレジ
ストが用いられている。
【0003】近年、MOSトランジスタの微細化がます
ます進行しつつある。MOSトランジスタの微細化によ
り、チャネル長が短くなるとパンチスルーなどのショー
トチャネル効果が発生しやすくなってしまう。そこで、
ゲート電極下の浅い領域に不純物イオンを導入して、パ
ンチスルーなどショートチャネル効果の発生を抑制して
いる。図6は、ゲート電極下の浅い領域に不純物イオン
を導入するために用いられる斜めイオン注入工程を示す
断面図である。半導体基板101には、ゲート電極パタ
ーン102とフォトレジスト103が形成されている。
矢印104は、不純物イオンが注入される方向を示して
いる。フォトレジスト103は、不純物イオンの注入を
遮断するブロック層として用いられている。
【0004】以下に、図7(a)、図7(b)、図8
(a)〜図8(c)を参照して、従来の半導体装置の製
造方法における、ゲート電極パターンの形成から斜めイ
オン注入までの工程を説明する。
【0005】図7(a)に示すように、半導体基板10
1上に、トランジスタのゲート電極パターン102を形
成する。図7(a)に示した構造上に、図7(b)に示
すように、膜厚が800nm〜1.5μm程度のフォト
レジスト103を塗布し、ベークを行う。続いて、フォ
トレジスト103に対して、図8(a)に示すように、
マスク104を用いて露光を行う。その後、現像を行
い、図8(b)に示すように、フォトレジスト103を
パターニングする。そして、図8(c)に示すように、
図8(b)に示した構造に対して、斜めイオン注入を行
う。
【0006】すなわち、前述した工程では、通常、イオ
ン注入を遮断する前記フォトレジスト103は、ゲート
電極パターン102が形成された半導体基板(ウェハ)
101上に塗布される。しかし、半導体基板101上に
はゲート電極102による段差が存在するため、半導体
基板101上にむらなく均一に塗布するためには、フォ
トレジスト103の膜厚はゲート電極102の膜厚の2
倍程度以上の膜厚が必要である。さらに、ゲート長が短
くなるために生じるショートチャネル効果を抑制してト
ランジスタの性能を向上させるために、チャネル領域と
同導電型のイオン種がトランジスタのゲート電極102
のエッジ部に浅く打ち込まれる。このイオン注入では、
イオン種をできるだけゲート電極102下の内側に打ち
込むことが望ましいので、イオン注入角度が大きい斜め
イオン注入工程が用いられる。
【0007】なお、例えば、現在用いられているゲート
電極102の膜厚は、200nm〜400nm程度であ
り、フォトレジスト103の膜厚は800nm〜1.5
μm程度である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た斜めイオン注入工程では、図6に示すように、フォト
レジスト103によって不純物イオンが遮られ、不純物
イオンが注入されない影領域ができてしまう。すなわ
ち、フォトレジスト103で覆われていないにもかかわ
らず、不純物イオンがフォトレジスト103で遮断され
て不純物イオンが注入されない半導体基板の表面領域
(影領域)が存在する。
【0009】このとき、フォトレジスト103によって
生じる影領域の長さX1は次式(1)で表される。
【0010】X1=h・tanθ …(1) ここで、hはフォトレジスト103の膜厚、θは不純物
イオンの注入角度である。式(1)より、イオン注入角
度θを大きくすると、フォトレジスト103による影領
域の長さX1も長くなり、隣接するゲート電極パターン
102間の距離も長くしなければならなくなる。この結
果、ゲート電極を有する半導体素子から構成される集積
回路の集積度を高めることができないという問題が発生
している。このように、不純物イオンの注入角度と集積
回路の集積度とは、注入角度を大きくすると集積度が低
下するというトレードオフの関係にある。
【0011】したがって、集積回路の集積度を下げずに
イオン注入角度θを大きくするためには薄いブロック層
を形成し、このブロック層によって生じる影領域の長さ
X1を短くすることが必要である。
【0012】そこでこの発明は、前記課題に鑑みてなさ
れたものであり、膜厚の薄いブロック層を形成すること
により、斜めイオン注入工程においてブロック層の影と
なってイオン注入できない領域を低減でき、半導体素子
の集積度を向上できる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る第1の半導体装置の製造方法は、半
導体基板上に電極パターンを形成する工程と、前記半導
体基板上及び電極パターン上に感光性材料膜を形成する
工程と、前記感光性材料膜の表面が前記電極パターンの
表面と同じ高さになるように前記感光性材料膜を薄膜化
する工程と、前記感光性材料膜をパターニングする工程
と、前記電極パターン及び感光性材料膜が形成された前
記半導体基板に対して、この半導体基板表面の垂直方向
より所定角度傾けた方向から不純物イオンを注入する工
程とを具備することを特徴とする。
【0014】前記構成を有する半導体装置の製造方法で
は、イオン注入時に不純物イオンの進入を遮断するブロ
ック層として働く前記感光性材料膜の高さが電極パター
ンの高さと同じになるように、感光性材料膜を薄膜化す
ることにより、斜めイオン注入工程においてブロック層
の影となってイオン注入できない領域を低減でき、半導
体素子の集積度を向上することができる。
【0015】また、前記目的を達成するために、この発
明に係る第2の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に電極パターンを形成する工程と、前記半導体基板上及
び電極パターン上に絶縁体あるいは導電体からなる薄膜
を形成する工程と、前記薄膜の表面が前記電極パターン
の表面と同じ高さになるように前記薄膜を薄膜化する工
程と、前記薄膜をパターニングする工程と、前記電極パ
ターン及び薄膜が形成された前記半導体基板に対して、
この半導体基板表面の垂直方向より所定角度傾けた方向
から不純物イオンを注入する工程と、前記薄膜を除去す
る工程とを具備することを特徴とする。
【0016】前記構成を有する半導体装置の製造方法で
は、イオン注入時に不純物イオンの進入を遮断するブロ
ック層として働く前記薄膜の高さが電極パターンの高さ
と同じになるように、前記薄膜を薄膜化することによ
り、斜めイオン注入工程においてブロック層の影となっ
てイオン注入できない領域を低減でき、半導体素子の集
積度を向上することができる。
【0017】また、前記目的を達成するために、この発
明に係る第3の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板上及び
ゲート電極上にフォトレジストを塗布する工程と、前記
フォトレジストをベークする工程と、前記フォトレジス
トの表面高さがゲート電極の表面高さと同一になるよう
に前記フォトレジストを薄膜化する工程と、前記フォト
レジストをパターニングする工程と、前記ゲート電極及
びフォトレジストが形成された前記半導体基板に対し
て、この半導体基板表面の垂直方向より所定角度傾けた
方向から不純物イオンを注入する工程とを具備すること
を特徴とする。
【0018】前記構成を有する半導体装置の製造方法で
は、イオン注入時に不純物イオンの進入を遮断するブロ
ック層として働く前記フォトレジストの高さが電極パタ
ーンの高さと同じになるように、フォトレジストを薄膜
化することにより、斜めイオン注入工程においてブロッ
ク層の影となってイオン注入できない領域を低減でき、
半導体素子の集積度を向上することができる。
【0019】また、前記目的を達成するために、この発
明に係る第4の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
にゲート電極を形成する工程と、前記半導体基板上及び
ゲート電極上に絶縁体あるいは導電体からなる薄膜を形
成する工程と、前記薄膜の表面高さが前記ゲート電極の
表面高さと同一になるように前記薄膜を薄膜化する工程
と、前記ゲート電極及び薄膜が形成された前記半導体基
板上にフォトレジストを塗布する工程と、前記フォトレ
ジストをパターニングする工程と、前記フォトレジスト
を保護膜に用いて、前記薄膜をパターニングする工程
と、前記フォトレジストを除去する工程と、前記ゲート
電極及び薄膜が形成された前記半導体基板に対して、こ
の半導体基板表面の垂直方向より所定角度傾けた方向か
ら不純物イオンを注入する工程と、前記薄膜を除去する
工程とを具備することを特徴とする。
【0020】前記構成を有する半導体装置の製造方法で
は、イオン注入時に不純物イオンの進入を遮断するブロ
ック層として働く前記薄膜の高さが電極パターンの高さ
と同じになるように、前記薄膜を薄膜化することによ
り、斜めイオン注入工程においてブロック層の影となっ
てイオン注入できない領域を低減でき、半導体素子の集
積度を向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。説明に際し、全図にわた
り、共通する部分には共通する参照符号を付す。
【0022】[第1の実施の形態]まず、この発明の第
1の実施の形態の半導体装置の製造方法について説明す
る。
【0023】図1(a)〜図1(c)、図2(a)、図
2(b)は、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法
を示す各工程の断面図である。
【0024】図1(a)に示すように、半導体基板11
上に、トランジスタのゲート電極パターン12を形成す
る。なお、半導体基板11上には、ゲート電極パターン
12のパターン同士の間隔が一定値、例えば5μmを超
えないように、ダミーパターンが配置されているものと
する。
【0025】次に、図1(a)に示した構造上に、図1
(b)に示すように、膜厚が800nm〜1.5μm程
度のフォトレジスト13を塗布し、ベークを行う。続い
て、CMP法などを用いてフォトレジスト13を研磨
し、図1(c)に示すように、フォトレジスト13の表
面高さがゲート電極パターン12の表面と同一の高さに
なるようにする。
【0026】その後、図1(c)に示した構造上のフォ
トレジスト13に対して、図2(a)に示すように、マ
スク14を用いて露光を行う。さらに、フォトレジスト
13に対して現像を行い、図2(b)に示すように、フ
ォトレジスト13をパターニングする。以上により、ゲ
ート電極パターン12の高さと同じ高さを持つフォトレ
ジスト13を形成する。
【0027】図1(a)〜図1(c)、図2(a)、図
2(b)に示した工程により形成したフォトレジスト1
3を、斜めイオン注入工程においてブロック層として用
いる。図3に、斜めイオン注入工程における不純物イオ
ン注入の様子を示す。ゲート電極パターン12の高さ
は、通常、200nm〜400nm程度であり、フォト
レジスト13の高さも電極パターン12と同様に200
nm〜400nm程度である。矢印15は、不純物イオ
ンの注入方向を示している。このとき、斜めイオン注入
時の影領域の長さX2は、式(1)で表され、イオン注
入角度θが一定のとき、高さhに比例する。よって、高
さhが4分の1になれば、長さX2も4分の1になる。
【0028】したがって、この第1の実施の形態におけ
る斜めイオン注入時の影領域の長さX2は、図6に示し
た従来例における影の長さX1のほぼ4分の1程度に短
くでき、イオン注入されない影領域の面積も従来例と比
べて4分の1程度に低減できる。これにより、ゲート電
極パターン間の距離を短くすることができ、ゲート電極
パターンを有する半導体素子の集積度を向上させること
ができる。
【0029】イオン注入に用いる加速エネルギーは、ブ
ロック層であるフォトレジストを突き抜ける不純物イオ
ンによって制限されるが、斜めイオン注入は半導体基板
(デバイス)の表面近傍に打ち込むことを目的としたも
のであって、一般的に加速エネルギーは低い。例えば、
比較的飛程の長いボロン(B)イオンの場合でも、フォ
トレジスト中の飛程はシリコン基板中での飛程の3倍程
度である。よって、シリコン基板表面から垂直方向に5
0nmの深さに不純物イオンを注入する場合、膜厚20
0nm程度のフォトレジストがあればイオンをブロック
できる。
【0030】なお、この第1の実施の形態では、ブロッ
ク層にフォトレジストを用いたが、このフォトレジスト
に換えて他の感光性材料、例えば感光性のポリイミドを
用いてもよい。
【0031】以上説明したようにこの第1の実施の形態
では、不純物イオンを遮断するブロック層を電極パター
ンと同一の高さに形成することにより、斜めイオン注入
工程における電極パターン同士の間隔を小さくすること
ができ、半導体装置の集積度を向上させることができ
る。
【0032】[第2の実施の形態]次に、この発明の第
2の実施の形態の半導体装置の製造方法について説明す
る。
【0033】図4(a)〜図4(c)、図5(a)〜図
5(d)は、第2の実施の形態の半導体装置の製造方法
を示す各工程の断面図である。
【0034】図4(a)に示すように、半導体基板11
上に、トランジスタのゲート電極パターン12を形成す
る。なお、半導体基板11上には、ゲート電極パターン
12のパターン同士の間隔が一定値、例えば5μmを超
えないように、ダミーパターンが配置されているものと
する。
【0035】図4(a)に示した構造上に、すなわち半
導体基板11上及びゲート電極パターン12上に、図4
(b)に示すように、エッチング剤で容易にエッチング
できる薄膜16を膜厚700nm〜1.0μm程度形成
する。続いて、CMP法などを用いて前記薄膜16を研
磨し、図4(c)に示すように、薄膜16の膜表面の高
さをゲート電極パターン12の表面の高さと同一にす
る。前記薄膜16は、絶縁体あるいは導電体のいずれで
あってもよい。ここでは、前記薄膜16には、フッ酸
(HF)などで容易にエッチングできる膜、例えばリン
(P)やボロン(B)を添加した酸化膜、または低温C
VD法によって形成した酸化膜を用いる。
【0036】その後、図4(c)に示した構造上に、図
5(a)に示すように、膜厚が700nm〜1.0μm
程度のフォトレジスト17を塗布し、ベークを行う。そ
の後、フォトレジスト17に対して、マスク18を用い
て露光を行う。さらに、フォトレジスト17に対して現
像を行い、図5(b)に示すように、フォトレジスト1
7をパターニングする。
【0037】続いて、フォトレジスト17をエッチング
時の保護膜として用いて、図5(c)に示すように、薄
膜16をエッチングする。エッチング後、図5(d)に
示すように、フォトレジスト17を剥離する。以上の工
程により、図5(d)に示すように、ゲート電極パター
ン12の高さと同じ高さを持つ薄膜16を形成する。
【0038】図4(a)〜図4(c)、図5(a)〜図
5(d)に示した工程により形成した薄膜16を、斜め
イオン注入工程においてブロック層として用いる。ゲー
ト電極パターン12の高さは、通常、200nm〜40
0nm程度であり、薄膜16の高さも同様に200nm
〜400nm程度である。この工程では、前記第1の実
施の形態と同様に、図3に示したように、斜めイオン注
入時の影の長さX2は、図6に示した従来例における影
の長さX1のほぼ4分の1程度に短くできる。したがっ
て、斜めイオン注入時に、イオン注入されない影になる
面積は従来例と比べて4分の1程度に低減できる。これ
により、ゲート電極パターン間の距離を短くすることが
でき、ゲート電極パターンを有する半導体素子の集積度
を向上させることができる。
【0039】前述したようにこの第2の実施の形態で
は、フォトレジスト17を塗布する前に、半導体基板1
1上にエッチング剤にて容易にエッチング可能な薄膜1
6を塗布する。そして、この薄膜16の膜表面の高さが
ゲート電極パターン12の表面の高さと同一になるよう
に、薄膜16を研磨する。その後、フォトレジスト17
を塗布し、露光及び現像を行ってフォトレジスト17を
パターニングする。そして、フォトレジスト17をエッ
チング時の保護膜として用いて薄膜16をエッチングす
る。以上により、斜めイオン注入時に、不純物イオンの
進入を遮断するブロック層として働く薄膜16を形成す
る。
【0040】以上説明したようにこの第2の実施の形態
では、不純物イオンを遮断するブロック層を電極パター
ンと同一の高さに形成することにより、斜めイオン注入
工程における電極パターン同士の間隔を小さくすること
ができ、半導体装置の集積度を向上させることができ
る。
【0041】なお、前述した各実施の形態には種々の段
階の発明が含まれており、各実施の形態において開示し
た複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段
階の発明を抽出することも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、膜
厚の薄いブロック層を形成することにより、斜めイオン
注入工程においてブロック層の影となってイオン注入で
きない領域を低減でき、半導体素子の集積度を向上でき
る半導体装置の製造方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す各工程の断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す各工程の断面図である。
【図3】前記半導体装置の製造方法の斜めイオン注入工
程における不純物イオン注入の様子を示す断面図であ
る。
【図4】この発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す各工程の断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す各工程の断面図である。
【図6】従来の半導体装置の製造方法の斜めイオン注入
工程における不純物イオン注入の様子を示す断面図であ
る。
【図7】従来の半導体装置の製造方法を示す各工程の断
面図である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法を示す各工程の断
面図である。
【符号の説明】
11…半導体基板 12…ゲート電極パターン 13…フォトレジスト 14…マスク 15…矢印(不純物イオンの注入方向を示す) 16…薄膜 17…フォトレジスト 18…マスク 101…半導体基板 102…ゲート電極パターン 103…フォトレジスト 104…矢印(不純物イオンの注入方向を示す)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に電極パターンを形成する工
    程と、 前記半導体基板上及び電極パターン上に感光性材料膜を
    形成する工程と、 前記感光性材料膜の表面が前記電極パターンの表面と同
    じ高さになるように前記感光性材料膜を薄膜化する工程
    と、 前記感光性材料膜をパターニングする工程と、 前記電極パターン及び感光性材料膜が形成された前記半
    導体基板に対して、この半導体基板表面の垂直方向より
    所定角度傾けた方向から不純物イオンを注入する工程
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板上に電極パターンを形成する工
    程と、 前記半導体基板上及び電極パターン上に絶縁体あるいは
    導電体からなる薄膜を形成する工程と、 前記薄膜の表面が前記電極パターンの表面と同じ高さに
    なるように前記薄膜を薄膜化する工程と、 前記薄膜をパターニングする工程と、 前記電極パターン及び薄膜が形成された前記半導体基板
    に対して、この半導体基板表面の垂直方向より所定角度
    傾けた方向から不純物イオンを注入する工程と、 前記薄膜を除去する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記感光性材料膜を形成する工程で形成さ
    れる前記感光性材料膜の膜厚は、前記電極パターンの膜
    厚の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記感光性材料膜は、フォトレジストであ
    ることを特徴とする請求項1または3に記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記電極パターンは、トランジスタのゲー
    ト電極であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記半導体基板上及びゲート電極上にフォトレジストを
    塗布する工程と、 前記フォトレジストをベークする工程と、 前記フォトレジストの表面高さが前記ゲート電極の表面
    高さと同一になるように前記フォトレジストを薄膜化す
    る工程と、 前記フォトレジストをパターニングする工程と、 前記ゲート電極及びフォトレジストが形成された前記半
    導体基板に対して、この半導体基板表面の垂直方向より
    所定角度傾けた方向から不純物イオンを注入する工程
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板上にゲート電極を形成する工程
    と、 前記半導体基板上及びゲート電極上に絶縁体あるいは導
    電体からなる薄膜を形成する工程と、 前記薄膜の表面高さが前記ゲート電極の表面高さと同一
    になるように前記薄膜を薄膜化する工程と、 前記ゲート電極及び薄膜が形成された前記半導体基板上
    にフォトレジストを塗布する工程と、 前記フォトレジストをパターニングする工程と、 前記フォトレジストを保護膜に用いて、前記薄膜をパタ
    ーニングする工程と、 前記フォトレジストを除去する工程と、 前記ゲート電極及び薄膜が形成された前記半導体基板に
    対して、この半導体基板表面の垂直方向より所定角度傾
    けた方向から不純物イオンを注入する工程と、前記薄膜
    を除去する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記フォトレジストを塗布する工程で塗布
    される前記フォトレジストの膜厚は、前記ゲート電極の
    膜厚の2倍以上であることを特徴とする請求項6に記載
    の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記薄膜を形成する工程で形成される前記
    薄膜の膜厚は、前記ゲート電極の膜厚の2倍以上である
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記フォトレジストを薄膜化する工程
    は、前記フォトレジストの表面をCMP法を用いて研磨
    する工程であることを特徴とする請求項4、6、8のい
    ずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記薄膜を薄膜化する工程は、前記薄膜
    の表面をCMP法を用いて研磨する工程であることを特
    徴とする請求項2、7、9のいずれか1つに記載の半導
    体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記不純物イオンを注入する工程は、前
    記ゲート電極下の半導体基板内の浅い領域に、ソース領
    域あるいはドレイン領域を形成する工程であることを特
    徴とする請求項5乃至11のいずれか1つに記載の半導
    体装置の製造方法。
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