JP2003045192A - 不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリ

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JP2003045192A
JP2003045192A JP2001229547A JP2001229547A JP2003045192A JP 2003045192 A JP2003045192 A JP 2003045192A JP 2001229547 A JP2001229547 A JP 2001229547A JP 2001229547 A JP2001229547 A JP 2001229547A JP 2003045192 A JP2003045192 A JP 2003045192A
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JP2001229547A
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Koichi Yamada
光一 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書き込み動作の合計時間を短縮するとともに、
昇圧回路の駆動能力を小さくすることが可能な不揮発性
メモリを提供する。 【解決手段】この不揮発性メモリはマトリクス状に配置
されたメモリセル101(101a,101b)と、メ
モリセル101のソース領域に接続されたソース線と、
ソース線の電位を昇圧電位に上昇させる昇圧回路105
と、同時に書き込みを行う2以上の任意のバイト単位を
設定する任意バイト書込制御回路1とを備えている。そ
して、昇圧回路5によりソース線の電位を昇圧電位に上
昇させて維持した状態で、任意バイト書込制御回路1に
よって設定された任意バイト単位でデータの書き込みを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性メモリ
に関し、特に、フラッシュEEPROM(Electr
ically Erasable and Progr
ammableRead Only Memory)に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、強誘電体メモリ(Ferro−e
lectric Random Access Mem
ory)、EPROM(Erasable and P
rogrammable Read Only Mem
ory)、EEPROMなどの不揮発性半導体メモリが
注目されている。EPROMやEEPROMでは、浮遊
ゲートに電荷を蓄積し、電荷の有無によるしきい値電圧
の変化を制御ゲートによって検出することにより、デー
タの記憶を行わせている。また、EEPROMの1つと
して、メモリチップ全体でデータの消去を行うか、また
は、メモリセルアレイを任意のブロックに分けてその各
ブロック単位でデータの消去を行うフラッシュEEPR
OM(以下、フラッシュメモリという)が知られてい
る。
【0003】図6は、従来のスプリットゲート型のフラ
ッシュメモリのメモリセル部分を示した断面図である。
図6に示すように、従来のスプリットゲート型のメモリ
セル101では、p型の半導体基板51の表面に、n型
のドレイン領域52およびソース領域(ソース線)53
が形成されている。ドレイン領域52とソース領域53
とに挟まれたチャネル領域上には、絶縁膜54を介し
て、浮遊ゲート(フローティングゲート:FG)55が
形成されている。浮遊ゲート55上には、絶縁膜56を
介して、制御ゲート(コントロールゲート:CG)57
が形成されている。制御ゲート57の一部は、絶縁膜5
8を介してチャネル領域上に形成されており、この部分
が選択ゲートを構成している。また、ドレイン領域52
には、ビット線59が接続されている。
【0004】図7は、従来の一例によるスプリットゲー
ト型のメモリセルを用いたフラッシュメモリの全体構成
を示したブロック図である。この従来の一例によるフラ
ッシュメモリ121では、メモリセルアレイ122は、
複数のメモリセル101(101a、101b)がマト
リクス状に配置されて構成されている。行(ロウ)方向
に配列された各メモリセル101の制御ゲートCGに
は、共通のワード線WLa〜WLzが接続されている。
列(カラム)方向に配列された各メモリセル101のド
レイン領域Dには、共通のビット線BLa〜BLzが接
続されている。
【0005】奇数番のワード線(WLa・・・WLm・
・・WLy)に接続された各メモリセル101aと、偶
数番のワード線(WLb・・・WLn・・・WLz)に
接続された各メモリセル101bとは、ソース領域Sを
共通にしている。その共通のソース領域Sによって、各
ソース線RSLa〜RSLmが形成されている。たとえ
ば、ワード線WLaに接続された各メモリセル101a
と、ワード線WLbに接続された各メモリセル101b
とは、ソース領域Sを共通にする。そして、その共通の
ソース領域Sによってソース線RSLaが形成されてい
る。
【0006】各ワード線WLa〜WLzおよび各ソース
線RSLa〜RSLmは、ロウデコーダ123に接続さ
れ、各ビット線BLa〜BLzは、カラムデコーダ12
4に接続されている。外部から指定されたロウアドレス
およびカラムアドレスは、アドレスピン125に入力さ
れる。そのロウアドレスおよびカラムアドレスは、アド
レスピン125からアドレスバッファ126を介してア
ドレスラッチ127へ転送される。アドレスラッチ12
7でラッチされた各アドレスのうち、ロウアドレスは、
ロウデコーダ123へ転送され、カラムアドレスは、カ
ラムデコーダ124へ転送される。
【0007】ロウデコーダ123は、アドレスラッチ1
27でラッチされたロウアドレスに対応した1本のワー
ド線WLa〜WLz(たとえば、WLm)を選択する。
そして、その選択したワード線WLmとゲート電圧制御
回路134とを接続する。
【0008】カラムデコーダ124は、アドレスラッチ
127でラッチされたカラムアドレスに対応したビット
線BLa〜BLz(たとえば、BLm)を選択する。そ
の選択したビット線BLmとドレイン電圧制御回路13
3とを接続する。
【0009】ゲート電圧制御回路134は、ロウデコー
ダ123を介して接続されたワード線WLmの電位を、
図8に示す各動作モードに対応して制御する。ドレイン
電圧制御回路133は、カラムデコーダ124を介して
接続されたビット線BLmの電位を、図8に示す各動作
モードに対応して制御する。
【0010】ソース電圧制御回路132は、ロウデコー
ダ123を介して、各ソース線RSLa〜RSLmの電
位を、図8に示す各動作モードに対応して制御する。
【0011】また、書込制御回路135は、書き込み動
作時に書き込み指令信号(ライトイネーブル信号)を与
えるものである。また、昇圧回路136は、ゲート電圧
制御回路134およびソース電圧制御回路132に接続
されている。この昇圧回路136は、電源電位(Vc
c)よりも高い昇圧電位(Vpp)を発生させる。
【0012】外部から指定されたデータは、データピン
128に入力される。そのデータは、データピン128
から入力バッファ129を介してカラムデコーダ124
へ転送される。カラムデコーダ124は、上記したよう
に選択したビット線BLa〜BLzの電位を、そのデー
タに対応して後述するように制御する。
【0013】任意のメモリセル101から読み出された
データは、ビット線BLa〜BLzからカラムデコーダ
124を介してセンスアンプ群130へ転送される。セ
ンスアンプ群130は、数個のセンスアンプ(図示せ
ず)から構成されている。カラムデコーダ124は、選
択したビット線BLmと各センスアンプとを接続する。
後述するように、センスアンプ群130で判別されたデ
ータは、出力バッファ131からデータピン128を介
して外部へ出力される。
【0014】なお、上記した各回路(123〜136)
の動作は、制御コア回路140によって制御される。
【0015】次に、図7に示した従来の一例によるフラ
ッシュメモリ121の各動作モード(消去モード、書き
込みモード、読み出しモード)について、図6〜図8を
参照して説明する。
【0016】(消去モード)消去モードにおいて、全て
のソース線RSLa〜RSLmおよび全てのビット線B
La〜BLzの電位は、接地電位(0V)に保持され
る。選択されたワード線WLmには、昇圧電位(Vp
p)が供給され、それ以外のワード線(非選択のワード
線)WLa〜WLl、WLn〜WLzの電位は、接地電
位(0V)にされる。そのため、選択されたワード線W
Lmに接続されている各メモリセル101の制御ゲート
CGは、昇圧電位(Vpp)に持ち上げられる。
【0017】そして、図6に示したメモリセル構造にお
いて、制御ゲート57がVpp(昇圧電位)で、ドレイ
ン領域52が0Vの場合、制御ゲート57と浮遊ゲート
55との間には高電界が発生する。これにより、トンネ
ル電流が流れて、浮遊ゲート55中の電子が制御ゲート
57へ引き抜かれて、メモリセル101に記憶されたデ
ータの消去が行われる。
【0018】この消去動作は、選択されたワード線WL
mに接続されている全てのメモリセル101に対して行
われる。なお、複数のワード線WLa〜WLzを同時に
選択することにより、その各ワード線に接続されている
全てのメモリセル101に対して消去動作を行うことも
できる。このように、メモリセルアレイ122を複数組
のワード線WLa〜WLz毎の任意のブロックに分けて
その各ブロック単位でデータの消去を行う消去動作は、
ブロック消去と呼ばれる。
【0019】(書き込みモード)書き込みモードにおい
て、選択されたビット線BLmの電位は、選択されたワ
ード線の電位よりVt(制御ゲートCGのしきい値電
圧)以上低い電位に制御され、それ以外のビット線(非
選択のビット線)BLa〜BLl、BLn〜BLzの電
位は、Vcc以上に保持される。選択されたメモリセル
101の制御ゲートCGに接続されているワード線WL
mには、Vcc未満Vt以上の電位が供給され、それ以
外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl、W
Ln〜WLzの電位は、接地電位(0V)にされる。ソ
ース線SLには、昇圧電位(Vpp)が供給される。
【0020】ここで、メモリセル101において、図6
に示した制御ゲート57とソース領域53とドレイン領
域52とによって構成されるトランジスタのしきい値電
圧は、0.5Vである。したがって、選択されたメモリ
セル101では、ドレイン領域52中の電子は、反転状
態のチャネルへ移動する。そのため、ソース領域53か
らドレイン領域52に向かって電流(セル電流)Idが
流れる。一方、ソース領域53に昇圧電位(Vpp)が
印加されるため、ソース領域53と浮遊ゲート55との
間の容量を介したカップリングにより、浮遊ゲート55
の電位が持ち上げられる。そのため、ドレイン領域52
と、ソース領域53および浮遊ゲート55との間には高
電界が発生する。したがって、チャネル領域中の電子は
加速されてホットエレクトロンとなり、浮遊ゲート55
へ注入される。つまり、浮遊ゲート55から半導体基板
51に向かって電流(以下、書き込み電流という)が流
れる。その結果、選択されたメモリセル101の浮遊ゲ
ート55には電荷が蓄積され、1ビットのデータが書き
込まれて記憶される。
【0021】図7に示した従来の一例によるフラッシュ
メモリでは、1バイト単位で上記のような書き込み動作
を行っていた。この場合、書き込み電流(Ipp)とし
て、たとえば、約4μAを流して35μsecの時間で
書き込んでいた。したがって、1バイト(8セル分)を
書き込む場合には、書き込み時に昇圧回路136は、4
μA×8=32μAを流せばよいことになる。ここで、
書き込み時間35μsecには、昇圧電位(Vpp)に
昇圧する時間と、ラッチアップさせないように徐々に立
ち下げる時間とが含まれている。そのため、メモリセル
に昇圧電位(Vpp)が印加されている時間は、20μ
sec程度になる。
【0022】残りの15μsecのうち、立ち下げる時
間を5μsecと考えると、昇圧電位(Vpp)に昇圧
する時間は、10μsec未満で行う必要がある。これ
を実現するためには、昇圧回路136の駆動能力を大き
くしなければならない。具体的には、書き込み時に必要
であった32μAの数倍の100μA以上の駆動能力の
昇圧回路136が必要であった。
【0023】(読み出しモード)読み出しモードでは、
選択されたメモリセル101の制御ゲートCGに接続さ
れているワード線WLmには2Vが供給され、それ以外
のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl、WL
n〜WLzの電位は、接地電位(0V)にされる。選択
されたメモリセル101のドレイン領域Dに接続されて
いるビット線BLmには、Vccが供給され、それ以外
のビット線(非選択のビット線)BLa〜BLl、BL
n〜BLzの電位は、フローティング状態となる。
【0024】上記したように、消去状態にあるメモリセ
ル101の浮遊ゲート55(図6参照)からは電子が引
き抜かれているため、浮遊ゲート55はプラスに帯電し
ている。また、書き込み状態にあるメモリセル101の
浮遊ゲート55には電子が注入されているため、浮遊ゲ
ート55はマイナスに帯電している。したがって、消去
状態にあるメモリセル101の浮遊ゲート55直下のチ
ャネル領域はオン状態であり、書き込み状態にあるメモ
リセル101の浮遊ゲート55直下のチャネル領域はオ
フ状態にある。そのため、制御ゲート57に2Vが印加
されたとき、ドレイン領域52からソース領域53に向
かって流れる電流(セル電流)Idは、消去状態のメモ
リセル101の方が書き込み状態のメモリセル101よ
りも大きくなる。
【0025】この各メモリセル101間のセル電流値I
dの大小をセンスアンプ群130内の各センスアンプで
判別することにより、メモリセル101に記憶されたデ
ータの値を読み出すことができる。たとえば、消去状態
のメモリセル101のデータの値を「1」、書き込み状
態のメモリセル101のデータの値を「0」として読み
出しを行う。この読み出し動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。
【0026】図9は、従来の他の例によるスプリット型
メモリセルを用いたフラッシュメモリの全体構成を示し
たブロック図である。この従来の他の例によるフラッシ
ュメモリ221では、書き込み単位が128バイト(1
セクタ)の場合の構成を示している。この場合、カラム
デコーダ124のビット線側には、カラムラッチ部13
5が設けられている。カラムラッチ部135には、書込
電流出力回路が内蔵されている。カラムラッチ部135
には、ドレイン電圧制御回路133および書込制御回路
135が接続されている。
【0027】図9に示した従来の他の例によるフラッシ
ュメモリの書き込み動作としては、まず、外部から12
8バイト分のデータをシリアルに入力する。そのデータ
をビット線毎に接続されているカラムラッチ部135に
記憶させる。このカラムラッチ部135には、同時に1
28バイト分のデータが書き込み可能である。従来で
は、128バイト(1セクタ)を同時書き込みする場
合、書き込み電流を100nA程度にして長時間である
2msecで書き込んでいた。これは、1バイト書き込
みのように大きな電流を流すと、128バイト同時のた
め、過大な電流が流れるからである。過大な電流が流れ
ると、昇圧回路136に負担が掛かるため、1セル当た
りは小さい電流にして長い時間で書き込む手法が採られ
ていた。
【0028】上記した従来の他の例による128バイト
同時書き込みのフラッシュメモリでは、図7に示した従
来の一例による1バイト単位でデータを128バイト連
続して書き込む場合よりも速く書き込むことができる。
すなわち、図7に示した1バイト単位のデータ書き込み
を行うフラッシュメモリでは、128バイトを連続して
書き込むと、35μsec×128=4.48msec
の時間が掛かるのに対して、図9に示した128バイト
同時書き込みのフラッシュメモリでは、上記のように、
2msecである。また、図9に示した128バイト同
時書き込みのフラッシュメモリの場合、100nA×1
28×8=102.4μAが昇圧回路136の駆動能力
として必要になる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来の一
例による1バイト単位の書き込みを行うフラッシュメモ
リでは、昇圧回路136の有効利用がなされていない。
すなわち、昇圧回路136は、100μA以上の駆動能
力を持っているにもかかわらず、128バイトを連続で
書き込む場合には、図9に示した従来の128バイト同
時書き込みを行うフラッシュメモリに比べて書き込み時
間が長くなるという問題点があった。
【0030】また、図9に示した128バイト同時書き
込みを行うフラッシュメモリでは、図7に示した1バイ
ト単位の書き込みを行うフラッシュメモリに比べて効率
よく書き込んでいるように見える。しかし、図9に示し
た128バイト同時書き込みのフラッシュメモリでは、
書き込み電流Ippを小さくし過ぎているため、書き込
み時間が非常に長くなっている。すなわち、一般に、書
き込み電流Ippと書き込み時間とはほぼ反比例する関
係にあるので、たとえば、書き込み電流が4μAで書き
込み時間が20μsecである場合には、書き込み電流
が100nAになると、書き込み時間は400μsec
になるはずである。
【0031】しかしながら、図9に示した128バイト
同時書き込みのフラッシュメモリでは、書き込み電流が
100nAと小さすぎるために、セルの書き込み特性の
バラツキが大きくなる。このため、長い書き込み時間
(2msec)が必要であった。
【0032】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、この発明の1つの目的は、書
き込み動作の合計時間を短縮するとともに、昇圧回路の
駆動能力を小さくすることが可能な不揮発性メモリを提
供することである。
【0033】この発明のもう1つの目的は、上記の不揮
発性メモリにおいて、書き込み時間などの仕様に合わせ
て書き込みを同時に行う任意のバイト単位を設定するこ
とを可能にすることである。
【0034】この発明のさらにもう1つの目的は、上記
の不揮発性メモリの構成において、昇圧回路の省面積化
および省電力化を図ることである。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1による不揮発性
メモリは、マトリクス状に配置され、ドレイン領域とソ
ース領域とゲートとを有するメモリセルと、メモリセル
のドレイン領域およびソース領域の一方に接続されたビ
ット線と、メモリセルのゲートに接続され、ビット線と
交差するように配置されたワード線と、メモリセルのド
レイン領域およびソース領域の他方に接続された電圧供
給線と、電圧供給線の電位を昇圧電位に上昇させる昇圧
回路と、同時に書き込みを行う2以上の任意のバイト単
位を設定する任意バイト設定手段とを備え、昇圧回路に
より電圧供給線の電位を昇圧電位に上昇させて維持した
状態で、任意バイト設定手段によって設定された任意バ
イト単位でデータの書き込みを行う。
【0036】請求項1による不揮発性メモリでは、上記
のように、昇圧回路により電圧供給線の電位を昇圧電位
に上昇させて維持した状態で、任意バイト設定手段によ
って設定された任意バイト単位でデータの書き込みを行
うことによって、電圧供給線の立ち上げおよび立ち下げ
に必要な時間が、書き込み動作の最初と最後だけになる
ので、書き込み動作の合計時間を短縮することができ
る。また、昇圧動作は1回でよいので、各セルの書き込
み動作ごとに昇圧動作を行う場合と異なり、昇圧時間を
短くする必要がない。このため、昇圧回路の駆動能力を
短い昇圧時間に対応可能なように大きくする必要がな
く、昇圧回路の駆動能力を書込電流のみに基づいて設定
することができる。これにより、任意バイト単位の書き
込みを行う場合の昇圧回路の駆動能力は、任意バイトの
書き込み電流に対応する大きさでよいので、1セクタ同
時書き込みの場合に比べて、昇圧回路の駆動能力を小さ
くすることができる。
【0037】また、請求項1では、任意バイト設定手段
を設けることによって、任意バイト単位でデータの書き
込みが可能となるので、書き込み時間などの仕様に合わ
せて書き込みを同時に行う任意のバイト単位を設定する
ことができる。これにより、汎用性を高めることができ
るので、多様なLSIに搭載可能な不揮発性メモリを提
供することができる。
【0038】請求項2における不揮発性メモリは、請求
項1の構成において、昇圧回路は、任意バイト設定手段
によって設定された任意バイトの書き込み電流に対応し
た駆動能力を有する。請求項2では、このように構成す
ることによって、仕様に合わせて昇圧回路の駆動能力を
縮小化することができるので、昇圧回路の省面積化およ
び省電力化を図ることができる。
【0039】請求項3における不揮発性メモリは、請求
項1または2の構成において、任意バイト設定手段によ
って設定された任意バイトに対応した書き込み電流を発
生させる書込電流制御回路をさらに備える。請求項3で
は、このように構成することによって、仕様に合わせて
書き込み電流を最適化することができる。
【0040】請求項4における不揮発性メモリは、請求
項1〜3のいずれかの構成において、メモリセルは、浮
遊ゲートを有するスプリットゲート型メモリセルを含
み、昇圧回路により電圧供給線の電位を昇圧電位に上昇
させるとともに、ドレイン領域およびソース領域の一方
の電圧を制御することにより、ソース領域とドレイン領
域との間に電流を流し、かつ、電流により発生するキャ
リアを浮遊ゲートに注入することによりデータの書き込
みを行う。請求項4では、このように構成することによ
って、書き込み電流が昇圧回路の駆動能力に依存するス
プリットゲート型のメモリセルを含む不揮発性メモリに
おいて、仕様に合わせて書き込み電流および昇圧回路の
駆動能力を最適化することができる。
【0041】請求項5における不揮発性メモリは、請求
項1〜4のいずれかの構成において、電圧供給線を共通
にする複数のビット線に接続されるメモリセルに対し
て、任意のバイト単位で連続してデータの書き込みを行
う。このように構成すれば、容易に、昇圧回路により電
圧供給線の電位を昇圧電位に上昇させて維持した状態
で、任意バイト単位でデータの書き込みを行うことがで
きる。
【0042】請求項6における不揮発性メモリは、請求
項1〜5のいずれかの構成において、データの書き込み
は、1セクタ単位の書き込みを行う仕様を有する不揮発
性メモリにおいて、2以上の任意バイト単位で実際の書
き込みを行う。請求項6では、このように構成すること
によって、1セクタ単位の書き込みを行う仕様を有する
不揮発性メモリにおいて、任意のバイト単位で書き込み
を行うことができるので、1セクタ単位の書き込みを行
う場合に比べて、昇圧回路の駆動能力を小さくすること
ができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0044】図1は、本発明の一実施形態によるスプリ
ットゲート型のメモリセルを用いたフラッシュメモリの
全体構成を示したブロック図である。図2は、図1に示
したフラッシュメモリの任意バイト書込制御回路の内部
構成を示した回路図である。図3は、図1に示した一実
施形態のフラッシュメモリのカラムアドレスバッファの
内部構成を示した回路図である。また、図4は、図1に
示した一実施形態のフラッシュメモリのプリデコーダの
内部構成を示した回路図である。図5は、図1に示した
一実施形態のフラッシュメモリのカラムデコーダの内部
構成を示した回路図である。
【0045】なお、本実施形態においては、図7〜図9
に示した従来の構成と同じ構成部材については符号を等
しくしてその詳細な説明を省略する。
【0046】図1に示した本実施形態のフラッシュメモ
リ60において、図9に示した従来の他の例によるフラ
ッシュメモリ221と異なるのは、まず、任意バイト書
込制御回路1および書込電流制御回路6が新たに設けら
れている点である。また、図1に示した本実施形態のフ
ラッシュメモリ60では、アドレスバッファが、ロウア
ドレスバッファ126aと、カラムアドレスバッファ2
とに分割されている。ロウアドレスバッファ126aに
は、ロウアドレスラッチ127aが接続されている。カ
ラムアドレスバッファ2には、プリデコーダ3が接続さ
れており、そのプリデコーダ3は、カラムデコーダ4に
接続されている。また、ゲート電圧制御回路134およ
びソース電圧制御回路132には、昇圧回路5が接続さ
れている。また、カラムデコーダ4には、カラムラッチ
部135が接続されている。カラムラッチ部135に
は、書込電流出力回路が内蔵されている。
【0047】任意バイト書込制御回路1は、同時に書き
込みを行う任意のバイト数を設定する機能を有する。こ
の任意バイト書込制御回路1は、本発明の「任意バイト
設定手段」の一例である。この任意バイト書込制御回路
1は、図2に示すように、n個のNAND回路10を含
んでいる。各NAND回路10の一方入力端には、書込
指令信号としてのライトイネーブル信号(WE信号)が
入力される。また、各NAND回路10の他方入力端子
は、Vcc(電源電位)またはGND(接地電位)に接
続されている。
【0048】たとえば、本実施形態では、任意バイト設
定信号W0が出力されるNAND回路10の他方入力端
子は、Vcc(電源電位)に接続されており、任意バイ
ト設定信号W1〜Wnが出力されるNAND回路10の他
方入力端子は、GND(接地電位)に接続されている。
これにより、任意バイト設定信号W0は、Lレベルとな
り、任意バイト設定信号W1〜Wnは、Hレベルになる。
その結果、本実施形態では、同時に書き込みを行う任意
のバイト数として、2バイトが設定される。
【0049】また、本実施形態のカラムアドレスバッフ
ァ2は、図3に示すように、アドレスAnが入力される
インバータ回路21と、インバータ回路21の出力が入
力されるNAND回路22と、NAND回路22の出力
に接続されるインバータ回路23および24とを含んで
いる。また、インバータ回路21の出力は、インバータ
回路25にも入力される。インバータ回路25の出力
は、NAND回路26に入力されており、NAND回路
26の出力には、2つのインバータ回路27および28
が接続されている。インバータ回路24からはアドレス
nが出力され、インバータ回路28からはアドレス/
nが出力される。また、NAND回路22およびNA
ND回路26の一方入力端には、任意バイト書込制御回
路1の出力である任意バイト設定信号Wn(W0〜Wn
が入力される。
【0050】なお、カラムアドレスバッファ2には、ア
ドレスAm+1〜Anが入力され、このアドレスAm+1〜An
は、カラムアドレス信号CA0〜CAn-m-1に対応す
る。
【0051】また、本実施形態のプリデコーダ3は、図
4に示すように、複数のAND回路31を含んでいる。
各AND回路31には、カラムアドレス信号CAが入力
される。そして、各AND回路31からは、2つのカラ
ムアドレス信号CA0〜CA n-m-1のAND出力が出力
される。
【0052】本実施形態では、図2に示した任意バイト
書込制御回路1の出力のうち、W0のみがLレベルであ
り、他の出力W1〜WnがHレベルであるので、図3に示
したカラムアドレスバッファ2では、A0および/A0
両方がHレベルになる。したがって、プリデコーダ3に
入力されるカラムアドレスのうち、CA0および/CA
0の両方がHレベルになる。この場合、他のカラムアド
レスCAおよび/CAは相補的にHレベルまたはLレベ
ルになる。そして、図4に示したプリデコーダ3のCA
1がHレベルで、/CA1がLレベルである場合には、
出力(1)および(2)は、Hレベルになるとともに、
出力(3)および(4)はLレベルになる。
【0053】また、本実施形態のカラムデコーダ4は、
図5に示すように、複数のAND回路41を含んでい
る。AND回路41には、4つの入力端子がそれぞれ設
けられている。その4つの入力端子には、図4に示した
プリデコーダ3からの出力が入力される。そして、各A
ND回路41の出力は、図1示したカラムラッチ部13
5を介して、ビット線BLa〜BLzに入力される。ま
た、本実施形態では、1つのAND回路41に対して、
8本のビット線が対応している。したがって、本実施形
態のように2バイト同時書き込みを行う場合には、2つ
のAND回路41の出力を活性化させる。
【0054】また、任意バイト書込制御回路1によって
設定された任意のバイト数(本実施形態では2バイト)
に基づいて、その任意のバイト単位に対応するように書
込電流制御回路6より書き込み電流が制御される。ま
た、任意バイト書込制御回路1で設定された任意のバイ
ト単位(本実施形態では2バイト)に対応して昇圧回路
5の駆動能力が設定されている。
【0055】上記のような構成を有する本実施形態のフ
ラッシュメモリの書き込み動作について以下に説明す
る。本実施形態では、外部仕様が128バイト(1セク
タ)同時書き込みの場合について説明する。この場合、
外部から128バイト分のデータが、データピン128
(図1参照)および入力バッファ129を介してカラム
デコーダ4に入力される。そのカラムデコーダ4に入力
されたデータは、そのときのカラムアドレスの番地に対
応してカラムラッチ部135に入力される。
【0056】そして、本実施形態では、昇圧回路5が活
性化して昇圧電位(Vpp)に昇圧される。その昇圧電
位がソース電圧制御回路132を介して選択されたソー
ス線に印加される。なお、このソース線は、本発明の
「電圧供給線」の一例である。カラムラッチ部135内
に内蔵された書込電流出力回路は、ラッチされたデータ
によって書き込み電流を流すか流さないかが予め設定さ
れている。書き込み電流Ippを流さないカラムラッチ
は、Hレベルを出力するようになっている。
【0057】また、カラムデコーダ4によって選択され
たカラムラッチで、かつ、書き込み電流を流すようにセ
ットされたカラムラッチに対応するビット線のみに書き
込み電流Ippが流れる。カラムデコーダ4で選択され
なかった非選択のカラムラッチは、Hレベルを出力す
る。
【0058】本実施形態では、任意バイト書込制御回路
1によって、同時に書き込みを行う2以上の任意のバイ
ト数を設定する。設定方法は、2バイト同時書き込みを
行う場合には、任意バイト設定信号W0に対応するNA
ND回路10の入力端子をVcc(電源電位)に接続
し、任意バイト設定信号W1〜Wnに対応するNAND回
路10の入力端子をGND(接地電位)に接続する。こ
れにより、任意バイト設定信号W0のみがLレベルにな
り、任意バイト設定信号W1〜Wnは、Hレベルになる。
【0059】なお、4バイト同時書き込みを行う場合に
は、任意バイト設定信号W0およびW1に対応する2つの
NAND回路10の入力端子をVccに接続し、任意バ
イト設定信号W2〜Wnに相当するNAND回路10の入
力端子をGNDに接続する。また、8バイト同時書き込
みを行う場合には、任意バイト設定信号W0〜W2に対応
する3つのNAND回路10の入力端子をVccに接続
する。このように、本実施形態では、2の累乗のバイト
単位で任意の同時書き込みのバイト単位を設定すること
ができる。
【0060】本実施形態の2バイト同時書き込みの場合
には、上記したように、任意バイト書込制御回路1の出
力W0のみがLレベルであり、他の出力W1〜WnはHレ
ベルになる。そして、その出力W0〜Wnがカラムアドレ
スバッファ2に入力される。カラムアドレスバッファ2
では、任意バイト書込制御回路1の出力W0に対応する
0および/A0(CA0および/CA0)がともにHレ
ベルになる。そして、そのカラムアドレスバッファ2の
出力がプリデコーダ3に入力されて、プリデコーダ3の
出力(1)および(2)がHレベルになるとともに、出
力(3)はHレベル、出力(4)はLレベルになる。こ
のような出力(1)〜(4)・・・が図5に示すカラム
デコーダ4に入力されて、カラムデコーダ4のAND回
路41のうち2つのAND回路41が活性化される。こ
れにより、16本のビット線(2バイト分のビット線)
が選択されて書き込み電流が同時に流れる。
【0061】つまり、カラムデコーダ4の2つのAND
回路41が活性化されることによって、カラムラッチ部
135(図1参照)の2個のラッチ部が同時に動作す
る。これにより、16本のビット線に同時に書き込み電
流を流す。
【0062】この場合、昇圧回路5の駆動能力を64μ
Aとすると、昇圧電位(Vpp)に昇圧するのに必要な
時間は、従来の100μAで10μsecであったこと
を考慮すると、20μsecもとれば十分である。2バ
イト同時書き込みであるので、必要な書き込み電流Ip
pは、1セルで4μAの書き込み電流を流すとすると、
4μA×16=64μAとなる。セル当たりの書き込み
電流Ippを4μAだけ流せば、20μsecで書き込
み可能であるので、128バイトを書き込むのに必要な
時間は、20μsec×128÷2=1.28msec
となる。そして、昇圧するのに必要な時間を20μse
c(0.02msec)とし、昇圧電位(Vpp)を引
き下げるのに必要な時間を5μsec(0.005ms
ec)とすると、書き込み動作に必要な合計時間は、
1.28msec+0.02msec+0.005ms
ec≒1.3msecとなる。
【0063】図9に示した従来の他の例による128バ
イト同時書き込みのフラッシュメモリでは、2msec
の書き込み時間が必要であったのに対して、本実施形態
では、約1.3msecの書き込み時間でよくなった。
これにより、書き込み動作に必要な合計時間を短縮する
ことができる。
【0064】また、本実施形態では、図9に示した従来
の他の例による昇圧回路の駆動能力(100μA以上)
を64μAと小さくすることができるので、昇圧回路5
の駆動能力を下げることが可能となる。昇圧回路5の駆
動能力を下げることにより、昇圧回路5に必要なコンデ
ンサの面積を縮小することができるので、大きな面積を
占める昇圧回路5の省面積化を図ることが可能になると
ともに、省電力化も図ることができる。
【0065】本実施形態では、上記のように、昇圧回路
5によりソース線の電位を昇圧電位に上昇させて維持し
た状態で、2バイト単位でデータの書き込みを行うこと
によって、ソース線の立ち上げおよび立ち下げに必要な
時間が、書き込み動作の最初と最後だけになるので、書
き込み動作の合計時間を短縮することができる。また、
昇圧動作は1回でよいので、各セルの書き込み動作ごと
に昇圧動作を行う場合と異なり、昇圧時間を短くする必
要がない。このため、昇圧回路5の駆動能力を短い昇圧
時間に対応可能なように大きくする必要がなく、昇圧回
路5の駆動能力を書込電流のみに基づいて設定すること
ができる。これにより、任意バイト単位(2バイト単
位)の書き込みを行う場合の昇圧回路5の駆動能力は、
任意バイト(2バイト)の書き込み電流に対応する大き
さでよいので、1セクタ同時書き込みの場合に比べて、
昇圧回路5の駆動能力を小さくすることができる。その
結果、昇圧回路5の駆動能力を縮小化することができる
ので、昇圧回路5の省面積化および省電力化を図ること
ができる。
【0066】また、任意バイト書込制御回路1を設ける
ことによって、2以上の任意バイト単位でデータの書き
込みが可能となるので、書き込み時間などの仕様に合わ
せて、書き込みを同時に行う任意のバイト単位を設定す
ることができる。これにより、汎用性が高まるので、多
様なLSIに搭載可能な不揮発性メモリを提供すること
ができる。
【0067】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0068】たとえば、上記実施形態では、2バイトを
同時に書き込む場合について説明したが、本発明はこれ
に限らず、2以上の他のバイト単位で同時書き込みを行
うようにしてもよい。この場合、本実施形態の任意バイ
ト書込制御回路1を用いれば、2の累乗の任意のバイト
単位の設定が可能である。
【0069】具体的には、4バイトを同時に動作させる
場合は、任意バイト書込制御回路1の任意バイト設定信
号W0およびW1に対応する2つのNAND回路10の入
力端子をVcc(電源電位)に接続することによって、
カラムアドレスバッファ2の出力のうち、CA0、/C
A0、CA1および/CA1をHレベルにする。これに
より、図5に示したカラムデコーダ4の4つのAND回
路41を同時に動作させることによって、64本のビッ
ト線を同時に活性化させる。この4バイト同時書き込み
の場合のセル当たりの書き込み電流Ippは、4μAの
ままでも可能である。しかし、昇圧回路5の駆動能力と
しては、128μAが必要となる。その代わり、書き込
み時間は、2バイト同時書き込みの場合の半分で済むた
め、640μsecで書き込みを終了することができ
る。したがって、この4バイト同時書き込みの場合は、
高速に書き込む場合に有効である。
【0070】上記4バイト同時書き込みでは、高速に書
き込むことはできるが、昇圧回路5の駆動能力が大きく
なるため、昇圧回路5に負担が掛かる。ユーザの要求と
して、低消費電力を必要とし、スピードは要求されない
場合もある。この場合には、昇圧回路5の駆動能力を小
さくすることが一番効果的である。ただし、書き込み電
流Ippを100nAよりも小さい10nA程度にする
と、制御するのに困難である。したがって、2バイト同
時書き込みまたは4バイト同時書き込みにおいて、書き
込み電流Ippを1μAに制御する。2バイト単位で書
き込む場合の書き込み電流は、1μA×16=16μA
になるため非常に低消費電力にすることができる。その
代わり書き込み時間は、長くなる。
【0071】また、上記実施形態では、不揮発性メモリ
について説明したが、本発明の不揮発性メモリは、LS
Iの一部品として組み込まれるフラッシュメモリIPな
どの設計資産としての不揮発性メモリも含む。
【0072】また、上記実施形態では、ソース線(電圧
供給線)がメモリセルのソース領域に接続され、ビット
線がメモリセルのドレイン領域に接続される場合を示し
たが、本発明はこれに限らず、電圧供給線がメモリセル
のドレイン領域に接続され、ビット線がメモリセルのソ
ース領域に接続されるようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、書き込
み動作の合計時間を短縮するとともに、昇圧回路の駆動
能力を縮小化することが可能な不揮発性メモリを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスプリットゲート型
のメモリセルを用いたフラッシュメモリの全体構成を示
したブロック図である。
【図2】図1に示した一実施形態のフラッシュメモリの
任意バイト書込制御回路の内部構成を示した回路図であ
る。
【図3】図1に示した一実施形態のフラッシュメモリの
カラムアドレスバッファの内部構成を示した回路図であ
る。
【図4】図1に示した一実施形態のフラッシュメモリの
プリデコーダの内部構成を示した回路図である。
【図5】図1に示した一実施形態のフラッシュメモリの
カラムデコーダの内部構成を示した回路図である。
【図6】従来のスプリットゲート型のフラッシュメモリ
のメモリセル部分を示した断面図である。
【図7】従来の一例によるスプリットゲート型のメモリ
セルを用いたフラッシュメモリの全体構成を示したブロ
ック図である。
【図8】図7に示した従来の一例によるフラッシュメモ
リの各動作モードにおける電圧印加状態を示したブロッ
ク図である。
【図9】従来の他の例によるスプリットゲート型のメモ
リセルを用いたフラッシュメモリの全体構成を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 任意バイト書込制御回路(任意バイト設定手段) 2 カラムアドレスバッファ 3 プリデコーダ 5 昇圧回路 6 書込電流制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置され、ドレイン領域
    とソース領域とゲートとを有するメモリセルと、 前記メモリセルのドレイン領域およびソース領域の一方
    に接続されたビット線と、 前記メモリセルのゲートに接続され、前記ビット線と交
    差するように配置されたワード線と、 前記メモリセルのドレイン領域およびソース領域の他方
    に接続された電圧供給線と、 前記電圧供給線の電位を昇圧電位に上昇させる昇圧回路
    と、 同時に書き込みを行う2以上の任意のバイト単位を設定
    する任意バイト設定手段とを備え、 前記昇圧回路により前記電圧供給線の電位を昇圧電位に
    上昇させて維持した状態で、前記任意バイト設定手段に
    よって設定された任意バイト単位でデータの書き込みを
    行う、不揮発性メモリ。
  2. 【請求項2】 前記昇圧回路は、前記任意バイト設定手
    段によって設定された任意バイトの書き込み電流に対応
    した駆動能力を有する、請求項1に記載の不揮発性メモ
    リ。
  3. 【請求項3】 前記任意バイト設定手段によって設定さ
    れた任意バイトに対応した書き込み電流を発生させる書
    込電流制御回路をさらに備える、請求項1または2に記
    載の不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルは、浮遊ゲートを有する
    スプリットゲート型メモリセルを含み、 前記昇圧回路により前記電圧供給線の電位を前記昇圧電
    位に上昇させるとともに、前記ドレイン領域および前記
    ソース領域の一方の電圧を制御することにより、前記ソ
    ース領域と前記ドレイン領域との間に電流を流し、か
    つ、前記電流により発生するキャリアを前記浮遊ゲート
    に注入することにより前記データの書き込みを行う、請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の不揮発性メモリ。
  5. 【請求項5】 前記電圧供給線を共通にする複数の前記
    ビット線に接続されるメモリセルに対して、前記任意の
    バイト単位で連続してデータの書き込みを行う、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の不揮発性メモリ。
  6. 【請求項6】 前記データの書き込みは、1セクタ単位
    の書き込みを行う仕様を有する不揮発性メモリにおい
    て、前記2以上の任意バイト単位で実際の書き込みを行
    う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の不揮発性メモ
    リ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008140430A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Sanyo Electric Co Ltd 半導体記憶装置
US7486570B2 (en) 2005-06-03 2009-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Flash memory device having reduced program time and related programming method
JP2013004141A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体記憶装置

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