JP2003045118A - 光ディスク記録方法および光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録方法および光ディスク記録装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録すべきデータの容量と、光ディスクに記
録可能な容量とに応じて好適な記録を行う。 【解決手段】 記録容量が650MBのCD−R(推奨
線速度=1.2m/s)に対して、その記録容量より小さ
い540MBのデータを記録する場合、1.2×650
/550=約1.4m/sの線速度で記録を行う。これに
よりCD−Rの記録エリアを有効に利用し、かつ高品位
の記録を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(Compac
t Disc-Recordable)やCD−RW(CD-Rewritable)等
の光ディスクに対して記録を行う光ディスク記録方法お
よび光ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−R等のCD規格に準拠した記録可
能型光ディスクには、ディスク製造工程で予めプリグル
ーブと呼ばれる案内溝がトラックに沿って形成されてい
る。プリグルーブは、ウォブリング(蛇行)しており、
そのウォブリング周波数はATIP(Absolute Time In
Pregroove)と呼ばれる絶対時間情報等でFM(Freque
ncy Modulation)変調されている。
【0003】このようなプリグルーブが形成された光デ
ィスクに対して記録を行う際には、光ピックアップが照
射した光の当該光ディスクからの戻り光受光信号からウ
ォブリング信号を抽出し、該ウォブリング信号をFM復
調してATIP情報を復号し、復号したATIP情報に
よりディスク上の絶対位置を検出する。そして、検出さ
れる絶対位置情報を利用して当該光ディスクに対して記
録が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
は、その記録容量が異なる種類のものが流通している。
例えば、CD−Rの場合には、650MB(MegaByte)
の記録容量のディスクや、540MBの記録容量を有す
るディスク等が販売等されている。一般に流通している
650MBの記録容量のCD−Rと、540MBの記録
容量のCD−Rとは、実際に記録できるトラックの実長
は同一であるが、両者から抽出されるATIP情報の絶
対時間情報の進行に合致する速度が異なっている。つま
り、ATIP情報の絶対時間情報を同じ時間分記録する
際に使用するトラック長が異なっており、例えば同じ1
0分間分の絶対時間情報を記憶するために使用するトラ
ック長が540MBの光ディスクの方が650MBの光
ディスクよりも大きく、これにより両者の絶対時間情報
の記録密度が異なり、その結果記録容量が異なるものと
なっているのである。すなわち、いわゆる標準倍速で記
録を行う場合に、650MBのCD−Rはその線速度が
1.2m/sであり、540MBのCD−Rはその線速度
が1.4m/sであり、これらの線速度は光ディスクの規
格においては各々のディスクの推奨線速度と呼ばれてい
る。なお、当該規格における「線速度」とは、実際には
記録密度と同意であり、例えば650MBのCD−R
と、540MBのCD−Rとでは、単位トラック長あた
りに記録する容量、つまり記録密度が異なっているので
ある(650MBのCD−Rが密度が大)。このように
標準倍速で記録を行う際に線速度を1.2m/sや1.4m
/sにした時の記録密度を、上記規格においては1.4m/
sや1.2m/sの「線速度」と称しているので、以下にお
いては、「線速度」という言葉を用いることとする
(「1.4m/s」は標準倍速の情報記録速度で1.4m/s
の線速度で記録した場合の記録密度を表し、「1.2m/
s」は標準倍速の情報記録速度で1.2m/sの線速度で記
録した場合の記録密度を表す。したがって、「線速度」
の値が大きいほど、記録密度は小さいことを意味するこ
とになる)。
【0005】現在、上述したように異なる記録容量を有
するCD−Rが販売等されており、ユーザは記録すべき
データ量等に合致する記録容量のCD−Rを選択する等
の作業が行われる場合がある。例えば、74分の音楽デ
ータ(CD−DA形式:CD Digital Audio)を記録する
場合には、650MBのCD−Rを選択し、80分の音
楽データを記録する場合には、700MBのCD−Rを
選択し、63分以内の音楽データを記録する場合には、
540MBのCD−Rを選択するといった具合である。
このようなディスク選択作業は面倒であるばかりか、ユ
ーザは多種類のCD−Rを予め用意しておく必要があ
り、また適切な記録容量のCD−Rがない場合にはその
容量のCD−Rを購入するといった煩雑な作業を行わな
くてはならない。また、記録線密度が小さいほうが、記
録情報の品位を良くして記録することが可能であるが、
650MBのCD−Rに対して550MBのデータを記
録する場合には、100MB分の記録領域が余ることに
なるが、この余分なエリアを有効に活用する技術は提案
されていない。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、記録すべきデータの容量と、光ディスクに
記録可能な容量とに応じて好適な記録を行うことができ
る光ディスク記録方法および光ディスク記録装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光ディスク記録方法は、記録可能型光
ディスクのトラックに情報を記録する方法であって、前
記光ディスクに記録すべき情報量を検出する記録情報量
検出ステップと、前記光ディスクに記録可能な情報量を
検出する記録容量検出ステップと、検出した前記記録す
べき情報量および検出した前記記録可能な情報量に基づ
いて記録密度を決定し、決定した記録密度で情報が記録
されるように前記光ディスクに対して記録を行う記録ス
テップとを具備することを特徴としている。
【0008】この方法によれば、記録すべき情報量と光
ディスクに記録可能な情報量とに基づいて記録密度を変
更することができ、記録すべき情報量と記録可能な情報
量との関係に応じて好適な記録が行えるような線速度で
記録を行える。例えば、記録すべき情報量が少ない場合
には記録密度を小さくすることにより、より高品位な記
録を可能とする一方で、記録すべき情報量が大きい場合
には記録密度を大きくすることで、記録可能情報量より
も容量の大きいデータを記録させることができる。
【0009】また、本発明の別態様の光ディスク記録方
法は、トラックに沿って順次進行する位置情報もしくは
時間情報が所定の記録密度で所定のフォーマットで記録
されている光ディスクに情報を記録する方法であって、
前記所定の記録密度と異なる記録密度で記録すべき情報
が前記光ディスクに記録されるように、当該光ディスク
の回転速度、記録すべき情報の変調に用いる基準クロッ
ク信号の周波数、もしくは両者を制御することを特徴と
している。
【0010】この方法によれば、記録時の光ディスクの
回転速度、記録すべき情報の変調に用いる周波数、もし
くは両者を制御することにより、光ディスクに設定され
た所定の記録密度に拘泥されず、これ以外の記録密度で
記録を行える。例えば、記録すべき情報量が少ない場合
には記録密度を小さくすることにより、より高品位な記
録を可能とする一方で、記録すべき情報量が大きい場合
には記録密度を大きくすることで、記録可能情報量より
も容量の大きいデータを記録させることができる。
【0011】また、本発明のさらに別態様の光ディスク
記録方法は、トラックに沿って順次進行する位置情報も
しくは時間情報が所定の記録密度で所定のフォーマット
で記録されている光ディスクに情報を記録する方法であ
って、前記光ディスクに記録すべき情報量と、前記光デ
ィスクに記録可能な情報量とに基づいて記録密度を決定
し、決定した線密度が前記所定の記録密度と異なる場合
に、決定した記録密度で情報が記録されるように、当該
光ディスクの回転速度、記録すべき情報の変調に用いる
基準クロック信号の周波数、もしくは両者を制御するこ
とを特徴としている。
【0012】この方法によれば、記録すべき情報量と光
ディスクに記録可能な情報量とに基づいて記録時の光デ
ィスクの回転速度、記録すべき情報の変調に用いる周波
数、もしくは両者を制御することにより、光ディスクに
設定された所定の記録密度に拘泥されず、記録密度を変
更することができ、記録すべき情報量と記録可能な情報
量との関係に応じて好適な記録が行えるような線速度で
記録を行える。例えば、記録すべき情報量が少ない場合
には記録密度を小さくすることにより、より高品位な記
録を可能とする一方で、記録すべき情報量が大きい場合
には記録密度を大きくすることで、記録可能情報量より
も容量の大きいデータを記録させることができる。
【0013】また、本発明に係る光ディスク記録装置
は、記録可能型光ディスクのトラックに情報を記録する
光ディスク記録装置であって、前記光ディスクに記録す
べき情報量を検出する記録情報量検出手段と、前記光デ
ィスクに記録可能な情報量を検出する記録容量検出手段
と、前記記録情報量検出手段によって検出された前記記
録すべき情報量、および前記記録容量検出手段によって
検出された前記記録可能な情報量に基づいて基準クロッ
ク信号の周波数を設定する周波数設定手段と、前記周波
数設定手段によって設定された周波数の基準クロック信
号を用いて前記記録すべき情報を変調する変調手段と、
前記変調手段によって変調された前記記録すべき情報に
応じたレーザ光を前記光ディスクに照射する照射手段と
を具備するとを特徴としている。
【0014】この構成によれば、記録すべき情報量と光
ディスクに記録可能な情報量とに基づいて、記録すべき
情報の変調に用いる基準クロック信号の周波数を変更す
ることができる。このように変調に用いる基準クロック
信号の周波数を変更することにより記録密度を変更する
ことができ、記録すべき情報量と記録可能な情報量との
関係に応じて好適な記録が行えるような線速度で記録を
行うことができる。
【0015】また、本発明に係る光ディスク記録装置
は、記録可能型光ディスクのトラックに情報を記録する
光ディスク記録装置であって、前記光ディスクに記録す
べき情報量を検出する記録情報量検出手段と、前記光デ
ィスクに記録可能な情報量を検出する記録容量検出手段
と、前記記録情報量検出手段によって検出された前記記
録すべき情報量、および前記記録容量検出手段によって
検出された前記記録可能な情報量に基づいて、前記光デ
ィスクの回転駆動を制御する駆動制御手段と、前記記録
すべき情報に応じたレーザ光を前記光ディスクに照射す
る照射手段とを具備することを特徴としている。
【0016】この構成によれば、記録すべき情報量と光
ディスクに記録可能な情報量とに基づいて、記録対象で
ある光ディスクの回転駆動速度を変更することができ
る。このように光ディスクの回転駆動速度を変更するこ
とにより記録密度を変更することができ、記録すべき情
報量と記録可能な情報量との関係に応じて好適な記録が
行えるような線速度で記録を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。 A.光ディスクに対するデータ記録方法 図1〜図4は本発明の一実施形態に係る光ディスク(以
下、CD−Rとする)に対してデータを記録する記録方
法の原理を説明するための図である。これらの図を参照
しながら本実施形態に係る光ディスクに対するデータの
記録方法について説明する。
【0018】まず、本実施形態に係る記録方法の基本原
理について説明する。図1に示すように、CD−Rに
は、同一のトラック長TR(任意の情報を記録する領域
のトラック長)を有するディスクでありながら、650
MBの記録容量のディスク(推奨線速度1.2m/s)
や、540MBの記録容量のディスク(推奨線速度1.
4m/s)等、記録容量の異なる複数種類のディスクが流
通している。従来、CD−Rに対して記録を行う場合に
は、セットされたCD−Rの推奨線速度にしたがって記
録を行うようにしていたが、本実施形態に係る記録方法
では、光ディスク記録装置にセットされたCD−Rの記
録可能な容量(以下、ディスク容量Nとする)と、記録
すべきデータ量(以下、記録データ量Mとする)とに応
じて、そのCD−Rの推奨線速度に拘泥されず、最適な
記録線速度(=記録密度)で記録を実施しようとするも
のである。
【0019】以下、上記のような基本原理に基づく記録
方法について、光ディスク記録装置にセットされたCD
−Rのディスク容量Nが約650MB(トラック長T
R、推奨線速度1.2m/s)である場合(図1の上段の
光ディスク)に、記録データ量Mが約650MBの場合
(ケース1)と、約670MBの場合(ケース2)と、
約540MBの場合(ケース3)といった3つのケース
を例に挙げて説明する。
【0020】(ケース1)記録データ量M=650MB 図2に示すように、記録データ量Mが650MBの場
合、すなわちディスク容量Nと記録データ量Mとが一致
するケースについては、記録対象であるCD−Rの推奨
線速度(=1.2m/s)と同様の線速度で記録を行う。
この結果、当該CD−Rの任意のデータが記録可能なエ
リア(プログラムエリア)が全て使用され(図中斜線は
記録されたエリアを示す)、650MBのデータが記録
される。このようにディスク容量Nと記録データ量Mと
が一致するケースについては、従来の記録方法と同様、
推奨線速度での記録を実施する。
【0021】(ケース2)記録データ量M=670MB 次に、記録データ量Mが670MB、すなわちディスク
容量Nよりも記録データ量Mが大きく、ディスク容量N
を越えてNよりも大きなデータ量Mを記録することにな
る、いわゆるオーバーバーン(Over Burn)時には、図
3に示すように、推奨線速度(=1.2m/s)ではな
く、線速度を1.2×650/670(=約1.16m/
s)に設定して記録を行う。この結果、当該CD−Rの
プログラムエリア(650MB)を全て使用して記録デ
ータ量M(=670MB)を記録することができる。こ
れに対し、従来の推奨線速度で記録する方法では、CD
−Rのプログラムエリアを全て使用しても、20MB分
のデータを記録することができなくなってしまう。一
方、本実施形態に係る記録方法では、上記のように推奨
線速度より小さい線速度(=大きい記録密度)で記録す
ることにより、ディスク容量Nより大きい670MBの
データを記録することができるのである。したがって、
オーバーバーンに起因する記録エラーの発生を防止する
ことができ、またユーザはCD−Rをより容量の大きい
ものに取り替えるといった煩雑な作業を行わなくてもよ
い。
【0022】(ケース3)記録データ量M=540MB 次に、記録データ量Mが540MB、すなわちディスク
容量Nよりも記録データ量Mが小さい場合には、図4に
示すように、推奨線速度(=1.2m/s)ではなく、線
速度を1.2×650/550(=約1.4m/s)に設
定して記録を行う。この結果、当該CD−Rのプログラ
ムエリア(650MB)が全て使用され、540MBの
データを記録することができる。これに対し、従来の推
奨線速度で記録する方法では、プログラムエリアの54
0MB分の領域を使用して全てのデータを記録すること
はできるが、110MB分の未記録エリアが残ってしま
う。もちろん、110MB分の未記録エリアが残った場
合にも、そのCD−Rを問題なく再生することができる
が、本実施形態では、以下のような理由により、記録デ
ータ量Mがディスク容量Nより小さい場合に、推奨線速
度より大きい線速度(=小さい記録密度)で記録してい
る。
【0023】すなわち、線速度を小さくすることによ
り、より高品位な記録が可能であると考え、ディスク容
量に余裕がある場合には余裕のある領域を利用して記録
速度を小さくすることで、音楽データ等のようにより高
い再生品質のデータの記録に好適な記録を行えるように
しようとしたのである。
【0024】本発明者は、記録密度を小さくすることに
よって記録品位にどのような影響があるかを検証するた
め、同一のCD−Rに対して線速度を1.4m/sに設定
して記録した場合にその再生信号から得られるRF信号
のアイパターンと、線速度を1.2m/sに設定して記録
した場合にその再生信号から得られるアイパターンとを
取得し、図5に示す結果を得た。同図に示す2つのアイ
パターンにおいて、CD−Rの記録の最小ピット長であ
る3T(Tは基準クロック)部分のピットからのアイパ
ターンを比較すると、1.4m/sの線速度の記録による
アイパターンに示される振幅A1.4が、1.2m/sの
線速度の時の振幅A1.2よりも大きいことが明らかで
ある。また、この実験結果から、このように線速度1.
4m/s(密度小)の時の3Tピットの振幅は大きくなる
一方で、両者の長ピットの振幅B1.4と、振幅B1.
2とを比較するとほとんど差がないことがわかる。すな
わち、長いピットが線速度による影響をほとんど受けな
いの対し、短いピットが線速度により大きな影響を受
け、線速度が小さい時により振幅が大きくなるのであ
る。ここで、信号検出の精度に影響を与えるピット信号
は振幅中心より下側の部分であるが、この部分は当然振
幅の大きさに比例することになり、上記のように線速度
が小さい時の方が大きくなる。また、図に示されるよう
に、1.4m/sの線速度のアイパターンが1.2m/sのア
イパターンよりもくっきりと表現されていることがわか
る。これはジッター値(記録ピット長および記録ランド
長と基準長のずれの標準偏差)が1.4m/sで記録した
時の方が小さい結果(高品位の結果)が得られているこ
とを示し、現実のジッター値の測定結果も1.4m/sの
線速度の記録によるものが優れているものとなった。こ
のような実験結果から、記録密度を小さくする(1.2
m/sよりも1.4m/sの線速度で記録する)ことによっ
て、より高品位な記録が可能であることが明らかであ
る。
【0025】以上の実験結果に示されるように、記録密
度を小さくすることでより高品位な記録が可能であるこ
とは、次のような理由によるものと考えられる。CD−
Rに形成された3Tピット(最小ピット長)と、当該C
D−Rに照射されるレーザ光のスポット径の関係を考察
してみると、図6の上段に示すように、1.4m/sの線
速度で記録されたピットP1(図中実線で示す)のピッ
ト長がスポット径Rとほぼ同等である場合、1.2m/s
の線速度で記録されたピットP2(図中一点鎖線で示
す)のピット長はスポット径Rよりも小さいことが分か
る。このようなピット長とスポット径Rとの長さ関係
が、上述したような振幅A1.4と振幅A1.2の大小
の原因となっていると考えられる。また、図6の下段に
示すように、長ピット(例えば、11T)の場合、1.
4m/sの線速度で記録されたピットP3(図中実線で示
す)のピット長および1.2m/sの線速度で記録された
ピットP4(図中一点鎖線で示す。)がスポット径Rよ
り大きく、この結果、両者の振幅B1.2と振幅B1.
4とがほとんど差のないものとなるのである。
【0026】上述したように記録密度を小さくする(=
線速度を大きくする)ことでより高品位な記録が行える
ことは明らかであり、本実施形態に係る記録方法では、
このことに着目し、上記のようにディスク容量Nよりも
記録データ量Mが小さい場合、つまり余分なディスク容
量Nがある場合にはその余分な領域を利用して推奨線速
度よりも大きい線速度で記録を行うようにしているので
ある。
【0027】以上の説明したような点を考慮し、本実施
形態に係る記録方法では、CD−R101の推奨線速度
をLとした場合に、記録する線速度LTを、以下の式に
より求め、原則として求めたLTに線速度を設定して記
録を行う。 LT=L×N/M このような線速度で記録を行うことにより、ディスク容
量Nよりも記録データ量Mが大きい場合にはそのCD−
Rに記録データを全て記録することができる一方で、デ
ィスク容量Nよりも記録データ量Mが小さい場合にはデ
ィスク容量Nの余裕分の領域を利用してより高品位な記
録が可能となる。すなわち、本実施形態に係る記録方法
によれば、ディスクの推奨線速度に拘泥されず、ディス
ク容量Nと記録データ量Mとの関係に応じて好適な線速
度で記録が行えるのである。なお、上記式においては、
特許請求の範囲においてM/Nと記載したものが、N/
Mとなっているが、これはこの明細書で使用する「線速
度」の値が大きいことが「記録密度」の値が小さいこと
を意味しているためであり、「線速度」に代えて記録密
度を単位とすると、上記式はLT=L×M/Nで表され
る。
【0028】B.光ディスク記録装置 以上が本実施形態に係る光ディスク記録方法であり、以
下、この光ディスク記録方法を実施するための光ディス
ク記録装置について説明する。
【0029】まず、図7は本発明の一実施形態に係る光
ディスク記録装置100の構成を示すブロック図であ
り、この光ディスク記録装置100は図示せぬホストコ
ンピュータに接続されて使用される。同図に示すよう
に、この光ディスク記録装置100は、スピンドルモー
タ11と、光ピックアップ12と、記録ストラテジ回路
13と、EFM変調部14と、変調クロック発生回路1
5と、分周器16と、ウォブル信号抽出部17と、AT
IP復調部18と、スピンドルコントローラ19と、制
御部20と、水晶発振子21と、切換スイッチ22とを
備えている。
【0030】スピンドルモータ11は、データを記録す
る対象となる光ディスク(本実施形態では、CD−Rと
する)を回転駆動するモータである。光ピックアップ
(照射手段)12は、レーザダイオード、レンズやミラ
ー等の光学系、および戻り光受光素子を有しており、C
D−R101に対して記録を行う時にはレーザ光をCD
−R101のトラック上に照射するとともに、CD−R
101からの戻り光を受光して受光信号であるEFM
(Eight to Fourteen Modulation)変調されたRF信号
を図示せぬRFアンプを介してウォブル信号抽出部17
に出力する。
【0031】ウォブル信号抽出部17は、光ディスク記
録装置100からRFアンプを介して供給されるEFM
変調されたRF信号からウォブル信号を抽出し、抽出し
たウォブル信号をATIP復調部18に出力する。上述
したようにCD−R101には、そのトラックに沿って
プリグルーブが形成されている。そして、このプリグル
ーブはウォブリングしており、ウォブル信号抽出部17
は、光ピックアップ12から供給されるRF信号に含ま
れる上記ウォブリングに起因する成分であるウォブリン
グ信号WBを抽出する。
【0032】ATIP復調部18は、ウォブル信号抽出
部17によって抽出されたウォブリング信号WBを復調
し、ATIP信号APおよびバイフェーズクロックBC
を抽出する。ATIP復調部18は、復調したバイフェ
ーズクロックBCをスピンドルコントローラ19に出力
する一方、復調したATIP信号APを切換スイッチ2
2および制御部20に出力する。
【0033】スピンドルコントローラ19は、ATIP
復調部18から供給されるバイフェーズクロックBC、
水晶発振子21から供給される所定周波数のクロック信
号CKと用いてスピンドルモータ11を駆動する。より
具体的には、スピンドルコントローラ19は、位相比較
器と、モータドライバとを有している。該位相比較器の
一方の入力端に上記バイフェーズクロックBCが入力さ
れ、他方の入力端にクロック信号CKを所定分周比で分
周した信号が入力される。この結果、位相比較器から両
入力の位相差に応じた誤差信号がモータドライバに出力
され、モータドライバがこの誤差信号に応じてスピンド
ルモータ11を駆動する。このようにスピンドルコント
ローラ19がスピンドルモータ11を駆動することによ
り、CD−R101の記録位置に関わらず、記録位置に
おける速度が一定に維持されるようにスピンドルモータ
11がCD−R101を回転させることができる、すな
わちCLV(Constant Linear Velocity)駆動が可能と
なるのである。
【0034】CD規格に規定されている標準倍速で、上
述した650MB(推奨線速度1.2m/s)のCD−R
に対して記録を行う場合には、ウォブル信号抽出部17
によって抽出されるウォブリング信号WBの周波数は2
2.05kHz、バイフェーズクロックBCおよびATI
P信号APの周波数は6.3kHzである。したがって、
推奨線速度1.2m/sのCD−R101に対して標準倍
速で記録を行う場合には、スピンドルコントローラ19
によってウォブリング信号WBの周波数が22.05kH
z、バイフェーズクロックBCの周波数が6.3kHzとな
るようにスピンドルサーボが実施されるのである。この
結果、標準倍速で記録を行う場合には、線速度が1.2
m/s、すなわち当該CD−R101の推奨線速度と一致
する線速度で記録がなされるようスピンドルモータ11
が駆動されるのである。なお、2倍速、4倍速といった
速度で記録を行う場合には、ウォブリング信号WB、バ
イフェーズクロックBCおよびATIP信号APの周波
数は各々上記数値の2倍、4倍となる。
【0035】CAV(Constant Angular Velocity)方
式で記録を行う時には、ATIP復調部18からのAT
IP信号APが切換スイッチ22を介して変調クロック
発生回路15に供給され、EFM変調部14で用いられ
る変調用クロック信号の生成に利用されることになる。
一方、CLV方式で記録を行う時には切換スイッチ22
は水晶発振子21からのクロック信号CKを変調クロッ
ク発生回路15に供給するように接続される。
【0036】制御部(周波数設定手段)20は、CPU
(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Mem
ory)およびRAM(Random Access Memory)等から構
成されており、ROMに格納されたプログラムにしたが
って当該光ディスク記録装置100の装置各部を制御し
て記録処理を実行させる。この際、通常の一般的な光デ
ィスク記録装置と同様の制御に加え、制御部20は上述
したような記録データ量Mとディスク容量Nとに応じて
好適な線速度での記録を実施するために以下に説明する
ような特徴のある制御を行うように構成されている。
【0037】制御部20は、ATIP復調部18から供
給されるATIP信号APに基づいて、光ピックアップ
12による記録位置を認識するとともに、ATIPスペ
シャル情報等を読み出し、当該ATIPスペシャル情報
に示される当該CD−R101の最大リードアウト開始
可能時間(The last possible start position of the
Lead-out Area in ATIP time code)を認識し、認識し
た最大リードアウト開始時間に基づいて当該CD−R1
01に記録可能なデータ量であるディスク容量Nを検出
する。上述したように当該CD−R101が推奨線速度
が1.2m/sのディスクである場合、そのATIPスペ
シャル情報に示される最大リードアウト開始可能時間か
ら、このCD−R101が650MBの記録容量を有す
るディスクであると検出することができる。
【0038】制御部20は、このように検出したCD−
R101の記録容量(以下、ディスク容量という)と、
図示せぬホストコンピュータから供給される記録すべき
データの容量(以下、記録データ量という)とに基づい
て、後述する変調クロック発生回路15内の分周器の分
周比を設定するための制御信号SBを供給する。すなわ
ち、制御部20は、CD−R101のディスク容量と、
記録データ量とに基づいて、変調クロック発生回路15
内の分周器の分周比を導出し、導出した分周比に設定す
るための制御信号SBを変調クロック発生回路15に出
力するのである。
【0039】変調クロック発生回路15は、制御部20
から供給される制御信号SBと、水晶発振子21から供
給される所定周期のクロック信号CKとを用い、EFM
変調部14において記録データのEFM変調に用いる変
調用クロック信号MCKを生成して分周器16に出力す
る。この変調用クロック信号MCKが分周器16によっ
て1/K(固定値)に分周され、分周後の変調用クロッ
ク信号MCK’がEFM変調部14に供給されて記録デ
ータのEFM変調に用いられる。
【0040】図8に示すように、変調クロック発生回路
15は、位相比較器150と、電圧制御発振器(VC
O:Voltage Controlled Oscilator)151と、分周器
152とを有している。
【0041】位相比較器150の一方の入力端には、切
換スイッチ22の接続状態に応じた信号が入力される。
本実施形態では、CLV方式での記録時には切換スイッ
チ22が水晶発振子21側に接続され、CAV方式での
記録時には切換スイッチ22がATIP復調部18に接
続される。ここでは、CLV方式での記録時を例に挙げ
て説明することとし、位相比較器150の当該一方の入
力端には水晶発振子21から供給されたクロック信号C
Kを所定の分周比で分周したクロック信号CK’が入力
される。例えば、標準倍速で記録を行う場合には、位相
比較器150の一方の入力端に供給されるクロック信号
CK’の周波数は6.3kHzであり、2倍速の場合には
12.6kHz、4倍速の場合には25.2kHzであり、倍
速に比例して周波数も大きくなる。
【0042】位相比較器150の他方の入力端には、分
周器152から出力されたクロック信号CNが供給され
る。分周器152は、その分周比を任意に変動させるこ
とができ、上述した制御部20(図7参照)から供給さ
れる制御信号SBによってその分周比(1/B)が設定
されるようになっている。したがって、位相比較器15
0の他方の入力端には、電圧制御発振器151から出力
された変調用クロック信号MCKを(1/B)で分周し
たクロック信号CNが供給される。位相比較器150
は、クロック信号CNとクロック信号CK’(標準倍速
の場合、6.3kHz)との位相誤差信号IGを電圧制御
発振器151に出力する。電圧制御発振器151は、位
相誤差信号IGによって駆動され、つまり分周器152
から出力されるクロック信号CNの位相がクロック信号
CK’の位相と一致するように電圧制御発振器151の
発振周波数が制御される。
【0043】このように発振周波数が制御される電圧制
御発振器151から出力された変調用クロック信号MC
Kが分周器16によって(1/K)に分周された後、分
周後の変調用クロック信号MCK’が変調用の基準クロ
ック信号としてEFM変調部14(図7参照)に供給さ
れる。
【0044】以上のように変調クロック発生回路15
は、図7に示す制御部20から供給される制御信号SB
に応じて、分周器16を介してEFM変調部14に出力
する変調用クロック信号MCKの周波数を制御する。言
い換えれば、光ディスク記録装置100では、記録すべ
き記録データ量Mおよび記録可能なディスク容量Nとに
基づいた制御部20の制御の下、EFM変調部14に供
給する変調用の基準クロック信号の周波数を制御してい
るのである。なお、制御信号SBによって設定される分
周器152の分周比等についての詳細は後述する。
【0045】EFM変調部14は、図示せぬホストコン
ピュータから供給される記録すべきデータを、変調クロ
ック発生回路15から分周器16を介して供給される変
調用クロック信号MCK’を基準クロック(いわゆる1
Tクロック)として用いてEFM変調し、EFM変調し
たEFM信号を記録ストラテジ回路13に出力する。
【0046】記録ストラテジ回路13は、EFM変調部
14から供給されたEFM信号に対して時間軸補正処理
等を行い、図示せぬレーザドライバに出力する。このレ
ーザドライバによって光ピックアップ12のレーザダイ
オードが駆動され、ホストコンピュータから供給された
記録すべきデータに応じたレーザ光がCD−R101に
照射される。
【0047】以上説明したように光ディスク記録装置1
00では、CD−R101を駆動するスピンドルモータ
11には、従来の記録装置と同様に推奨線速度にしたが
った速度でCD−R101を回転させるよう制御する一
方で、記録データ量Mとディスク容量Nとの関係に応じ
てEFM変調部14によるEFM変調に用いる基準クロ
ックを変更することにより、上記3つのケースで例示し
たようにCD−R101に対する線速度を、ディスク容
量Nと記録データ量Mとの関係に応じて最適なものに変
更しているのである。
【0048】C.具体例 上述したように光ディスク記録装置100では、ディス
ク容量Nと記録データ量Mとの関係に応じて線速度を適
宜変更して記録しているが、このように線速度を変更す
るために、ディスク容量Nと記録データ量Mとの関係に
応じて制御部20が位相比較器150の分周器152の
分周比(1/B)を設定するといった制御を行う。以
下、上述した3つのケース、すなわち光ディスク記録装
置にセットされたCD−Rのディスク容量Nが約650
MB(推奨線速度1.2m/s)である場合に、記録デー
タ量Mが約650MBの場合(ケース1)と、約670
MBの場合(ケース2)と、約540MBの場合(ケー
ス3)といった3つのケースと、記録データ量Mが50
0MB(ケース4)を例にとり、具体的な数値を用いて
説明する。
【0049】(ケース1)記録データ量M=650MB 記録データ量Mが650MBの場合、すなわちディスク
容量Nと記録データ量Mとが一致するケースについて
は、従来の一般的な光ディスク記録装置と同様、記録対
象であるCD−Rの推奨線速度(=1.2m/s)と同様
の線速度で記録を行う。
【0050】ここで、ケース1の場合、すなわち推奨線
速度=1.2m/sのCD−R101(ディスク容量N=
650MB)に推奨線速度1.2m/sで記録する場合の
変調用クロック信号MCK’や分周器152の分周比等
について図9および前掲図8を参照しながら説明する。
なお、以下の説明においては、記録速度が標準倍速(1
倍速)の場合についての周波数や分周比設定のための数
値を述べることとし、2倍速、4倍速といった速度で記
録を行う場合には、各々の数値は倍速に比例した値とな
る。
【0051】標準倍速で推奨線速度1.2m/sで記録を
行う場合、EFM変調部14の変調に用いられる変調用
クロック信号MCK’の周波数は、4.3218MHzで
あり、クロック信号CK’の周波数は6.3kHzであ
る。そして、電圧制御発振器151の発振周波数を27
6.5952MHzとした場合において、値B=4390
4、分周器16の分周比(1/K)のK=64となる。
すなわち、ケース1においては、電圧制御発振器151
の発振周波数が分周器152によって1/43904に
分周され、この結果、従来の光ディスク記録装置と同様
にEFM変調部14に4.3218MHzのクロック信号
CK’が供給される。したがって、ケース1の場合に
は、制御部20は分周器152の分周比が1/4390
4に設定されるような制御信号SBを出力する。
【0052】(ケース2)記録データ量M=670MB 記録データ量Mが670MBの場合には、上述したよう
に記録情報の線速度を約1.16m/sで記録を行うた
め、EFM変調部14に供給する変調用クロック信号M
CK’は、4.3218×670/650=4.454
8MHzとなる。したがって、電圧制御発振器151から
発振する変調用クロック信号MCKの周波数は、4.4
548×64(=K)=285.1058MHzとなり、
この結果、分周器152の分周比の設定に用いられる値
Bは、285.1058MHz/6.3kHz=45255と
なる。したがって、ケース2の場合には、制御部20は
分周器152の分周比が1/45255に設定されるよ
うな制御信号SBを出力する。
【0053】(ケース3)記録データ量M=540MB 記録データ量Mが540MBの場合には、上述したよう
に線速度を約1.4m/sで記録を行うため、EFM変調
部14に供給する変調用クロック信号MCK’は、4.
3218×1.2/1.4=3.7044MHzとなる。
したがって、電圧制御発振器151から発振する変調用
クロック信号MCKの周波数は、3.7044×64
(=K)=237.0816MHzとなり、この結果、分
周器152の分周比の設定に用いられる値Bは、23
7.0816MHz/6.3kHz=37632となる。した
がって、ケース2の場合には、制御部20は分周器15
2の分周比が1/37632に設定されるような制御信
号SBを出力する。
【0054】(ケース4)記録データ量M=500MB 記録データ量Mが500MBの場合には、上述したケー
ス3と同様、推奨線速度(=1.2m/s)よりも線速度
を大きくして記録を行う。上述したケース3と同様に、
線速度を求めると、1.2×650/500=1.56
m/sとなる。したがって、上述したケース2やケース3
と同様、線速度を1.56m/sに設定して記録を行うよ
うにしてもよいが、現在のCD規格(レッドブック)で
は、1.4m/s以下の線速度で記録を行う旨が規定され
ている。この規格の規定を考慮し、光ディスク記録装置
100では、上記のように求めた線速度が1.4m/sよ
り大きい場合には線速度1.4m/sに設定して記録を行
う。したがって、分周器152の分周比を設定するため
の値Bは上記ケース3と同様の値(=37632)とな
り、制御部20は分周器152の分周比が1/3763
2に設定されるような制御信号SBを出力する。
【0055】光ディスク記録装置100における制御部
20は、ディスク容量Nと記録データ量Mとの関係か
ら、上記のようにして分周器152の分周比を設定する
ための制御信号SBを生成し、分周器152に出力す
る。このような制御信号SBを出力して分周器152の
分周比を設定することにより、ディスク容量Nよりも記
録データ量Mが大きい場合にはそのCD−Rに記録デー
タを全て記録することができる一方で、ディスク容量N
よりも記録データ量Mが小さい場合にはディスク容量N
の余裕分の領域を利用してより高品位な記録が可能とな
る。したがって、この光ディスク記録装置100によれ
ば、ディスクの推奨線速度に拘泥されず、ディスク容量
Nと記録データ量Mとの関係に応じて好適な線速度で記
録が行うことができる。
【0056】D.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
【0057】(変形例1)上述した実施形態において
は、ディスク容量N、記録データ量M、ディスクの推奨
線速度Lである場合に、基本的に、L×N/Mによって
求められる線速度LTで記録を行うようにしていたが、
予め複数種類の線速度(例えば、1.16m/s、1.2m
/s、1.4m/sといった3種類)のいずれかを選択して
記録を行うことが可能である場合には、上記のL×N/
Mによって求められる仮の線速度LTを基準とし、いず
れかの線速度を選択し、選択した線速度で記録を行うよ
うにしてもよい。なお、上記式においては、特許請求の
範囲においてM/Nと記載したものが、N/Mとなって
いるが、これはこの明細書で使用する「線速度」の値が
大きいことが「記録密度」の値が小さいことを意味して
いるためであり、「線速度」に代えて記録密度を単位と
すると、上記式はLT=L×M/Nで表される。
【0058】上記のように複数種類の線速度の中から最
適な線速度を選択して記録する方法を用いる場合、光デ
ィスク記録装置100の制御部20のROMに、図10
に示すようなテーブルを記憶させておくようにすればよ
い。同図に示すように、このテーブルには、ディスク容
量N/記録データ量Mのが取り得る値の範囲と、分周器
152の分周比を設定するための値Bとが対応付けられ
て記憶されている。そして、制御部20が取得したディ
スク容量Nと記録データ量MからN/Mを求め、該N/
Mの値に合致する範囲に対応付けられた値Bを選択す
る。
【0059】例えば、ディスク容量Nが650MB、記
録データ量Mが670MBの場合、N/Mは1.0未満
であるため、B=45292が選択され、分周器152
の分周比は1/45292に設定される(ケース2と同
じ)。これにより上述したケース2と同様、線速度約
1.16m/sでの記録が行われる。また、ディスク容量
N=650MB、記録データ量M=540MBの場合に
は、N/Mが1.18より大きいため、B=37632
が選択され、分周器152の分周比が1/37632に
設定される(ケース3と同じ)。これにより、上述した
ケース3と同様、線速度1.4m/sで記録が行われる。
【0060】(変形例2)また、上述した実施形態にお
いては、光ディスク記録装置100は、CD−R101
を駆動するスピンドルモータ11には、従来の記録装置
と同様に推奨線速度にしたがった速度で駆動を行わせる
よう制御する一方で、EFM変調に用いる基準クロック
を変更することにより、線速度(=記録密度)を変更す
るようにしていた。このような方法に限らず、EFM変
調部14によるEFM変調に用いる基準クロックは推奨
線速度にしたがった周波数の信号を用い(従来の記録装
置と同じ)、CD−R101の推奨線速度と異なる速度
でCD−R101を回転駆動させることで、線速度を変
更するようにしてもよい。
【0061】上記のようにCD−R101の推奨線速度
と異なる速度でCD−R101を回転駆動させる場合に
は、制御部(駆動制御手段)20は、ディスク容量Nと
記録データ量Mとの関係に応じて、スピンドルコントロ
ーラ19を制御すればよい。ここで、図11はスピンド
ルコントローラ19の構成を示す。同図に示すように、
スピンドルコントローラ19は、位相比較器191と、
分周器192とを有している。分周器192は、制御部
20から供給される制御信号SB’によってその分周比
が設定されるようになっており、水晶発振子21から供
給されるクロック信号CKを設定された分周比で分周す
る。分周後のクロック信号CKが位相比較器191の一
方の入力端に入力される。
【0062】位相比較器191の他方の入力端にはAT
IP復調部18から供給されるバイフェーズクロックB
Cが入力される。位相比較器191は両入力の位相差に
応じた誤差信号を図示せぬモータドライバに出力し、モ
ータドライバがこの誤差信号に応じてスピンドルモータ
11を駆動する。すなわち分周器192の分周比を変更
することで、スピンドルモータ11によるCD−R10
1の回転速度を変更することができる。したがって、制
御部20がディスク容量Nと記録データ量Mとの関係に
応じた線速度で記録がなされるようにCD−R101が
回転駆動させるための制御信号SB’を出力すれば、上
述した光ディスク記録装置100と同様、ディスク容量
Nと記録データ量Mとの関係に応じた最適な線速度での
記録を行うことができる。
【0063】(変形例3)なお、上述した光ディスク記
録装置100においては、制御部20のCPUが予めR
OMに記憶されているプログラムにしたがってディスク
容量Nと記録データ量Mとの関係に応じて線速度を設定
するための処理を含む記録処理を実行するようにしてい
たが、専用のハードウェアによって構成される制御回路
によって上記と同様の処理を行うようにしてもよい。ま
た、上記処理をコンピュータに実現させるためのプログ
ラムを記録したCD−ROMやフロッピー(登録商標)
ディスク等の様々な記録媒体をユーザに提供するように
してもよいし、インターネット等の伝送媒体を介してユ
ーザに提供するようにしてもよい。例えば、従来の光デ
ィスク録装置のEEPROM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)等に、記録媒体や伝送媒体を介
して提供した上記処理を行うためのプログラムをアップ
デートすることによって上述した光ディスク記録装置1
00と同様の処理を行わせるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録すべきデータの容量と、光ディスクに記録可能な容
量とに応じて好適な記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録方
法の原理を説明するための図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録方
法の原理を説明するための図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録方
法の原理を説明するための図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録方
法の原理を説明するための図である。
【図5】 前記光ディスク記録方法による効果を説明す
るための図であり、異なる線速度で記録した際の再生信
号から得られるアイパターンを示す図である。
【図6】 前記光ディスク記録方法による効果を説明す
るための図である。
【図7】 前記光ディスク記録方法を実施するための光
ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 前記光ディスク記録装置の構成要素である変
調クロック発生回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 前記光ディスク記録装置において、前記光デ
ィスク記録方法を実施するために前記変調クロック発生
回路の分周器に設定する分周比を説明するための図であ
る。
【図10】 前記光ディスク記録装置の変形例におい
て、制御部のROMに記憶されるテーブルの内容を説明
するための図である。
【図11】 前記光ディスク記録方法を他の方法により
実施するための前記光ディスク記録装置のスピンドルコ
ントローラの構成を示す図である。
【符号の説明】
11……スピンドルモータ、12……光ピックアップ、
13……記録ストラテジ回路、14……EFM変調部、
15……変調クロック発生回路、16……分周器、17
……ウォブル信号抽出部、18……ATIP復調部、1
9……スピンドルコントローラ、20……制御部、21
……水晶発振子、100……光ディスク記録装置、10
1……CD−R、150……位相比較器、151……電
圧制御発振器、152……分周器、191……位相比較
器、192……分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB01 BC02 CC04 DE40 EF03 5D090 AA01 BB04 CC01 CC16 EE01 FF11 FF30 FF31 HH01 LL08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録可能型光ディスクのトラックに情報
    を記録する方法であって、 前記光ディスクに記録すべき情報量を検出する記録情報
    量検出ステップと、 前記光ディスクに記録可能な情報量を検出する記録容量
    検出ステップと、 検出した前記記録すべき情報量および検出した前記記録
    可能な情報量に基づいて記録密度を決定し、決定した記
    録密度で情報が記録されるように前記光ディスクに対し
    て記録を行う記録ステップとを具備することを特徴とす
    る光ディスク記録方法。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクの前記トラックに沿って
    順次進行する位置情報もしくは時間情報が所定のフォー
    マットで記録されている場合に、 前記記録ステップでは、前記決定した記録密度と、当該
    記録されている位置情報もしくは時間情報の記録密度と
    が異なる時には、前記決定した記録密度で情報が記録さ
    れるように記録を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク記録方法。
  3. 【請求項3】 検出された前記記録すべき情報量が検出
    された前記記録可能情報量より大きい場合には、前記記
    録ステップでは、前記位置情報もしくは時間情報の記録
    密度よりも小さい記録密度で記録を行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の光ディスク記録方法。
  4. 【請求項4】 前記記録情報量検出ステップで検出され
    た前記記録すべき情報量をM、前記記録容量検出ステッ
    プで検出された前記記録可能な情報量をN、前記位置情
    報もしくは時間情報の記録密度をLとした場合に、記録
    する際の記録密度は、 L×M/Nにより求まる値に基づいて決定されることを
    特徴とする請求項2または3に記載の光ディスク記録方
    法。
  5. 【請求項5】 前記記録情報量検出ステップで検出され
    た前記記録すべき情報量をM、前記記録容量検出ステッ
    プで検出された前記記録可能な情報量をN、前記位置情
    報もしくは時間情報の記録密度をLとした場合に、記録
    する際の記録密度は、 L×M/Nにより求まる値が予め決められた記録密度よ
    り小さい場合には、当該予め決められた記録密度に決定
    することを特徴とする請求項2または3に記載の光ディ
    スク記録方法。
  6. 【請求項6】 前記光ディスクがオレンジブックに規格
    に準拠したCD−R(Compact Disc-Recordable)もし
    くはCD−RW(CD-Rewritable)である場合、前記記
    録容量検出ステップでは、CD−RもしくはCD−RW
    に予め記録されているATIP(Absolute Time In Pre
    groove)のスペシャル情報(Special Information)に
    示される最大リードアウト開始可能時間(The last pos
    sible start position of the Lead-out Area in ATIP
    time code)を読み取り、読み取った最大リードアウト
    開始時間に基づいて当該CD−RもしくはCD−RWに
    記録可能な情報量を検出することを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかに記載の光ディスク記録方法。
  7. 【請求項7】 トラックに沿って順次進行する位置情報
    もしくは時間情報が所定の記録密度で所定のフォーマッ
    トで記録されている光ディスクに情報を記録する方法で
    あって、 前記所定の記録密度と異なる記録密度で記録すべき情報
    が前記光ディスクに記録されるように、当該光ディスク
    の回転速度、記録すべき情報の変調に用いる基準クロッ
    ク信号の周波数、もしくは両者を制御することを特徴と
    する光ディスク記録方法。
  8. 【請求項8】 トラックに沿って順次進行する位置情報
    もしくは時間情報が所定の記録密度で所定のフォーマッ
    トで記録されている光ディスクに情報を記録する方法で
    あって、 前記光ディスクに記録すべき情報量と、前記光ディスク
    に記録可能な情報量とに基づいて記録密度を決定し、決
    定した線密度が前記所定の記録密度と異なる場合に、決
    定した記録密度で情報が記録されるように、当該光ディ
    スクの回転速度、記録すべき情報の変調に用いる基準ク
    ロック信号の周波数、もしくは両者を制御することを特
    徴とする光ディスク記録方法。
  9. 【請求項9】 記録可能型光ディスクのトラックに情報
    を記録する光ディスク記録装置であって、 前記光ディスクに記録すべき情報量を検出する記録情報
    量検出手段と、 前記光ディスクに記録可能な情報量を検出する記録容量
    検出手段と、 前記記録情報量検出手段によって検出された前記記録す
    べき情報量、および前記記録容量検出手段によって検出
    された前記記録可能な情報量に基づいて基準クロック信
    号の周波数を設定する周波数設定手段と、 前記周波数設定手段によって設定された周波数の基準ク
    ロック信号を用いて前記記録すべき情報を変調する変調
    手段と、 前記変調手段によって変調された前記記録すべき情報に
    応じたレーザ光を前記光ディスクに照射する照射手段と
    を具備することを特徴とする光ディスク記録装置。
  10. 【請求項10】 前記周波数設定手段は、前記光ディス
    クの前記トラックに沿って順次進行する位置情報もしく
    は時間情報が所定のフォーマットで記録されている場
    合、当該記録されている位置情報もしくは時間情報の記
    録密度と異なる記録密度で記録すべき情報が記録される
    ように前記基準クロック信号の周波数を設定することを
    特徴とする請求項9に記載の光ディスク記録装置。
  11. 【請求項11】 前記周波数設定手段は、前記記録情報
    量検出手段により検出された前記記録すべき情報量を
    M、前記記録容量検出手段により検出された前記記録可
    能な情報量をN、前記位置情報もしくは時間情報の記録
    密度をLとした場合、 L×M/Nにより求まる値に基づいた記録密度で記録す
    べき情報が記録されるように前記基準クロック信号の周
    波数を設定することを特徴とする請求項10に記載の光
    ディスク記録装置。
  12. 【請求項12】 前記周波数設定手段は、前記記録情報
    量検出手段により検出された前記記録すべき情報量を
    M、前記記録容量検出手段により検出された前記記録可
    能な情報量をN、前記位置情報もしくは時間情報の記録
    密度をLとした場合に、 L×M/Nにより求まる値が予め決められた記録密度よ
    り小さい場合には、当該予め決められた記録密度で記録
    すべき情報が記録されるように前記基準クロック信号の
    周波数を設定することを特徴とする請求項10に記載の
    光ディスク記録装置。
  13. 【請求項13】 記録可能型光ディスクのトラックに情
    報を記録する光ディスク記録装置であって、 前記光ディスクに記録すべき情報量を検出する記録情報
    量検出手段と、 前記光ディスクに記録可能な情報量を検出する記録容量
    検出手段と、 前記記録情報量検出手段によって検出された前記記録す
    べき情報量、および前記記録容量検出手段によって検出
    された前記記録可能な情報量に基づいて、前記光ディス
    クの回転駆動を制御する駆動制御手段と、 前記記録すべき情報に応じたレーザ光を前記光ディスク
    に照射する照射手段とを具備することを特徴とする光デ
    ィスク記録装置。
  14. 【請求項14】 前記駆動制御手段は、前記光ディスク
    の前記トラックに沿って順次進行する位置情報もしくは
    時間情報が所定のフォーマットで記録されている場合、
    当該記録されている位置情報もしくは時間情報の記録密
    度と異なる線密度で記録すべき情報が記録されるように
    前記光ディスクの回転駆動を制御することを特徴とする
    請求項13に記載の光ディスク記録装置。
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