JP2003043591A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003043591A
JP2003043591A JP2001234711A JP2001234711A JP2003043591A JP 2003043591 A JP2003043591 A JP 2003043591A JP 2001234711 A JP2001234711 A JP 2001234711A JP 2001234711 A JP2001234711 A JP 2001234711A JP 2003043591 A JP2003043591 A JP 2003043591A
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JP2001234711A
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Keita Nomura
啓太 野村
Noboru Michigami
登 道上
Taku Yamamoto
卓 山本
Masayoshi Kamitsuji
雅義 上辻
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2走査範囲における不正発光によりプリン
ト画像の品質が低下することを防止できる画像処理装置
を提供すること。 【解決手段】 露光光を走査することによりペーパーに
画像を焼付露光する露光エンジンと、画像データと非画
像データとからなる走査データに基づいて露光光を走査
するように、露光エンジンを制御する露光ヘッド制御部
と、露光エンジンによる全走査範囲は、画像データに基
づく第1走査範囲と、第1走査範囲以外の非画像データ
に基づく第2走査範囲とから構成され、第2走査範囲に
おいては、露光光の強度が所定レベル以下になるように
0レベルの非画像データを作成する走査データ処理部2
7とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光を走査する
ことにより写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光
手段を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる画像露光手段として、例えば、P
LZT方式のプリントエンジンが知られている。このプ
リントエンジンは、写真感光材料であるペーパーの搬送
幅方向に沿ってPLZTシャッターアレイが配置されて
いる。画像データを含む走査データに基づいて、各シャ
ッターアレイの開放時間を制御することにより、ペーパ
ーの乳剤面に濃淡画像を露光形成することができる。
【0003】ペーパーに画像を焼付露光する場合の手順
を説明すると、露光光を搬送幅方向である主走査方向に
沿って走査させながら、ペーパーを搬送方向である副走
査方向に沿って搬送させることにより、ペーパーの乳剤
面に二次元画像を焼付露光することができる。この場合
の、プリントエンジンによる走査範囲と、画像が形成さ
れる範囲との関係を図4により説明する。
【0004】図4(a)は、ペーパーPの幅H1とプリ
ントエンジン100の幅H2との関係が示される。な
お、この図4は概念的に示すものであり、寸法関係は誇
張して描かれている。プリントエンジン100には、搬
送幅方向に沿って多数のシャッターアレイ100aが配
置されている。シャッターアレイ100aの先端から
は、画像データの値に応じた露光光が出力され、ペーパ
ーPの乳剤面に画像を焼付露光する。
【0005】この図4(a)からも分かるように、ペー
パーPの幅H1はプリントエンジン100の幅H2より
も小さくなっている。これは、プリントサイズには様々
な種類があり、大きなプリントサイズの写真プリントも
作成できるように、プリントエンジン100の幅方向の
サイズが決められている。したがって、サービスサイズ
のような小さなプリントサイズのペーパーPを露光する
場合は、プリントエンジン100の幅H2に比較して、
ペーパーPの幅H1は小さくなる。
【0006】上記の関係を平面的に見たのが図4(b)
である。全走査範囲は、走査データに基づいてプリント
エンジン100が主走査を行う範囲である。全走査範囲
は、プリントエンジン100のシャッターアレイ100
aが存在する範囲に一致する。 ただし、画像データに
基づいて走査されるのは、ペーパーPの幅に対応した範
囲となる。そこで、全走査範囲を第1走査範囲と第2走
査範囲とに分ける。第1走査範囲は、画像データに基づ
いた走査範囲であり、ペーパーPに対して焼付露光が行
われる範囲とほぼ一致する。画像データとは、画像形成
媒体(ネガフィルムやデジタルカメラの記録媒体等)か
ら取得されたデータをいう。第2走査範囲は、走査デー
タによる走査は行われるが、上記画像データに基づくも
のではない。そこで、第2走査範囲を走査する場合の走
査データを非画像データと称する。すなわち、 走査デ
ータ=画像データ+非画像データである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成による課題
は次の通りである。すなわち、 第2走査範囲について
は、ペーパーPに対して画像を焼付露光する範囲ではな
いため、この範囲については露光光を出力させる必要は
ない。
【0008】しかしながら、第2走査範囲の走査データ
(非画像データ)は、不定になるようなデータ処理がな
されており、露光光が発せられる場合がある。つまり、
第2走査範囲については、どのような値の走査データが
存在するのかが定まらない状態になっている。したがっ
て、図4(a)に示すように、符号Lで示される露光光
が出力されることがある。このような不正発光は、ペー
パーPの幅方向の端面から離れた位置で起こる場合は問
題はないが、ペーパーPの端面近傍で不正発光が生じる
と、これにより画質の低下が生じる可能性がある。
【0009】特に近年においては、ネガフィルムのみな
らず、デジタルカメラの記録媒体等から写真プリントを
作成する注文形態も一般的になりつつあり、かかる場合
は、画像データのすべてをプリントしてほしいという要
望が強い。したがって、第1走査範囲の幅はペーパーP
の幅に対して余裕が少なくなりつつあり、第1走査範囲
の幅は、ペーパー幅に比べてわずかに大きくなっている
に過ぎない。そうすると、不正発光がペーパーPの両端
部のすぐ近傍で発生してしまう可能性があり、改善が望
まれている。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、第2走査範囲における不正発光によ
りプリント画像の品質が低下することを防止できる画像
処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る画像処理装置は、露光光を走査することに
より写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光手段
と、画像データと非画像データとからなる走査データに
基づいて前記露光光を走査するように、前記画像露光手
段を制御する露光制御手段と、前記画像露光手段による
全走査範囲は、前記画像データに基づく第1走査範囲
と、前記第1走査範囲以外の前記非画像データに基づく
第2走査範囲とから構成され、前記第2走査範囲におい
ては、露光光の強度が所定レベル以下になるように前記
非画像データを作成する画像処理手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0011】この構成によると、第1走査範囲は画像デ
ータに基づく走査が行われ、第2走査範囲は非画像デー
タに基づく走査が行われる。そして、第2走査範囲を走
査するための非画像データは、露光光の強度が所定レベ
ル以下(0を含む)になるように、画像処理手段により
強制的に設定される。つまり、画像データを不定の状態
にしておくのではなく、不正発光が発生しないようなレ
ベルの値に設定するのである。これにより、不正発光を
強制的に防止することができる。その結果、第2走査範
囲における不正発光によりプリント画像の品質が低下す
ることを防止する画像処理装置を提供することができ
る。
【0012】本発明の好適な実施形態として、前記画像
処理手段は、メモリ内に構成されたルックアップテーブ
ルを備え、前記走査データに対してマスク処理を施すこ
とにより前記非画像データを作成するものがあげられ
る。
【0013】露光光の強度を所定レベル以下に抑える方
法として、ソフトウェア的に画像データの値を0にする
方法が考えられる。ただし、ソフトウェア的に処理する
と、処理時間が長くなるという問題がある。そこで、メ
モリ内にルックアップテーブルを構成し、これを用いて
走査データにマスク処理を施すようにすれば、処理時間
を高速で行うことができる。
【0014】本発明の別の好適な実施形態として、前記
画像データの信号と、0レベルの信号が入力されるマル
チプレクサを備えており、前記マルチプレクサは、前記
ルックアップテーブルからの出力信号に基づいて、前記
画像データ又は前記0レベルの信号のいずれかを選択し
て出力するものがあげられる。
【0015】この構成によると、マルチプレクサを備え
ており、ルックアップテーブルからの出力信号に基づい
て、画像データ又は0レベルの信号のいずれかを選択し
て出力する。 この0レベルの信号は非画像データに相
当するものである。すなわち、非画像データを強制的に
0レベルに設定するので、第2走査範囲においては露光
光を発生しない状態にすることができる。
【0016】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記画像処理手段は、複数のプリントパターンに対応し
て、複数のマスク処理を施すことができるように構成さ
れているものがあげられる。
【0017】プリントパターンとは、全走査範囲のうち
のどの部分が第1・第2走査範囲であるかを設定したパ
ターンのことをいう。例えば、写真感光材料の幅が異な
るとプリントパターンは異なるし、同じ幅の写真感光材
料でも搬送形態が1列と2列とではプリントパターンは
異なる。そこで、複数のプリントパターンに対応して、
複数のマスク処理を施すことができるようにしておく。
これにより、プリントパターンの変更に容易に対応する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像処理装置の好適
な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、写真処理
システムを示す構成図である。この写真処理システム
は、大きく分けてプリンタプロセッサー1と、スキャナ
ー装置2とから構成される。また、プリンタプロセッサ
ー1とスキャナー装置2とは、通信ケーブル4により接
続されている。
【0019】プリンタプロセッサー1は、プリンタ部1
Aとプロセッサー部1Bとを有しており、スキャナー装
置2から送信されてきた画像データに基づいて写真プリ
ントを作成する。プリンタ部1Aの上部には、2機のペ
ーパーマガジン10a,10bが装着される。ペーパー
マガジン10a,10bには、ロール状にペーパー(写
真感光材料に相当する。)が収容されており、いずれか
のペーパーマガジン10a,10bからペーパーが装置
内部に引き出されるようになっている。装置内部のペー
パーの搬送経路を破線で示す。プリンタ部1Aには、ペ
ーパーをプリントサイズにカットするカッター11と、
ペーパーに画像を露光するデジタル式の露光エンジン1
3(プリントエンジンに相当する。 )と、プリンタプ
ロセッサー1の各部の作動制御を行うコントローラ12
とを備えている。
【0020】プロセッサー部1Bには、露光済みのペー
パーに対して現像処理・乾燥処理を行い、仕上がりの写
真プリントとして装置外部に排出する。排出された写真
プリントは、1オーダー毎にソータ(集積装置)14に
より集積される。
【0021】スキャナー装置2は、画像形成媒体から画
像データを取り込むための装置である。画像形成媒体が
ネガフィルム(写真フィルム)である場合には、ネガフ
ィルムをネガキャリア20にセットすることでネガフィ
ルムの画像を取得することができる。そのための読み取
り用光源部21も備えられている。モニター22は、読
み取られた画像を表示させるものである。さらに、画像
形成媒体として写真フィルム以外からも画像データを取
得することができ、例えば、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、MOディスク、デジタルカメラの各種記憶媒体
等からも画像データを取得することができる。そのため
のドライブ装置23も設けられている。
【0022】<制御ブロック図>図2は、図1に示す写
真処理システムの制御ブロック構成を示す図である。ス
キャナー装置2には、ネガキャリア20にセットされた
ネガフィルムのコマ画像を読み取るための、読み取り用
光源21の光軸上に、画像データ読取手段として機能す
るCCDラインセンサー24が設けられる。ネガキャリ
ア20には、搬送経路に複数の搬送ローラ20aが設け
られている。ネガフィルムFを搬送ローラ20aにより
一定速度で搬送することにより、ネガフィルムFの画像
を1ラインずつCCDラインセンサー24により取り込
んでいくことができる。
【0023】CCDラインセンサー24の制御を行うラ
インセンサー制御部25が設けられており、CCDライ
ンセンサー24の駆動を行う。CCDラインセンサー2
4により取り込まれた画像データは、走査データ処理部
27(画像処理手段に相当する。 )に転送される。走
査データ処理部27の詳細は後述する。第2コントロー
ラ26は、スキャナー装置2内の各部の制御を行う。図
示では、モニター22とラインセンサー制御部25と走
査データ処理部27に対する制御が示されている。第2
コントローラ26は、CPU、制御プログラムが格納さ
れた記憶装置等により構成される。モニター22には、
CCDラインセンサー24により読み取られたネガフィ
ルムFのコマ画像を表示させたりすることができる。キ
ーボード28は、各種のデータを入力するために設けら
れている。
【0024】次に、プリンタプロセッサー1に関して説
明する。ペーパーマガジン10aから引き出されたペー
パーPは、ペーパーカッター11によりプリントサイズ
に切断される。露光エンジン13(画像露光手段に相当
する。 )は露光ヘッドを備えており、露光光を走査す
ることにより、ペーパーPの乳剤面に画像を焼付露光す
る。露光エンジン13としては、PLZTエンジンが代
表的に用いられるがこれに限定されるものではない。
【0025】ペーパーの搬送経路には露光搬送ローラ1
7が設けられており、切断されたペーパーを一定速度で
搬送する。ペーパーを一定速度で搬送させながら、露光
エンジン13により露光光を走査することで、ペーパー
に画像を焼付露光させることができる。露光搬送ローラ
17を駆動するために駆動モータ15が設けられてお
り、この駆動モータ15は、搬送制御部16により駆動
制御される。
【0026】露光ヘッド制御部9(露光制御手段に相当
する。 )は、画像データ処理部27から転送されてき
た画像データを露光エンジン13に備えられた露光ヘッ
ドに転送させる。露光制御部19は、露光ヘッド制御部
9と、搬送制御部16と、露光エンジン13とを制御
し、画像データの転送やペーパーの搬送等のタイミング
の制御を行う。
【0027】第1コントローラ12は、プリンタプロセ
ッサー1内の各部の制御を行う。図示では、露光制御部
19に対する制御が示されている。また、第2コントロ
ーラ26との間で通信制御も行う。第1コントローラ1
2は、CPU、制御プログラムが格納された記憶装置等
により構成される。
【0028】<露光エンジンの構成>図3は、露光エン
ジン13の構成を示す模式図である。図3に示すよう
に、露光エンジン13は、ペーパーPの幅方向(図の矢
印で示す搬送方向に直交する方向)に沿って配設され
た、PLZT素子からなるシャッターアレイ130と、
このシャッターアレイ130に色光を供給するためのハ
ロゲンランプ131と、シャッターアレイ130とハロ
ゲンランプ131の間の光路中に設けられた色分解フィ
ルター132と、色分解フィルター132によりR,
G,Bの各色に色分解された色光をシャッターアレイ1
30に導く光ファイバー束133とを備えている。色分
解フィルター132は、駆動モータ134により周方向
に沿って一定速度で回転駆動される。
【0029】次に、露光ヘッド制御部9の構成を説明す
る。色フィルター制御回路90は、露光制御部19から
送出される識別信号を受けて駆動モータ134の回転を
制御する。これにより、色分解フィルター132の各色
の領域と、R,G,Bの各画像データとが対応するよう
に、色分解フィルター132の回転駆動を制御する。
【0030】画像データ出力制御回路91は、R,G,
Bの各色の画像データに基づいて、シャッターアレイ1
30のシャッター開放時間を制御する。 露光制御部1
9は、識別信号に基づいて、色フィルター制御回路90
と、画像データ出力制御回路91を同期制御する。 <走査範囲とペーパー幅との関係>既に図4により説明
したように、本発明においては露光エンジンの不正発光
を防止する工夫がなされている。露光エンジン13によ
る主走査方向の走査範囲を全走査範囲とすると、[全走
査範囲=第1走査範囲+第2走査範囲]で定義すること
ができる。また、走査するためのデータを走査データと
いう用語で表現すると、[走査データ=画像データ+非
画像データ]で定義することができる。
【0031】第1走査範囲は、画像形成媒体から取得し
た画像データに基づく走査範囲である。第2走査範囲
は、上記画像データに基づかない走査範囲であり、この
範囲の走査データを非画像データと称することとする。
第1走査範囲の幅は、ペーパー幅よりもわずかに大きな
寸法に設定される。これにより、ペーパーPの全領域に
画像を焼付露光することができる。
【0032】<走査データ処理部の構成>次に走査デー
タ処理部27の構成を図5により説明する。画像データ
記憶部271は、画像形成媒体から取得された画像デー
タが記憶されるものであり、例えば、フレームメモリに
より構成される。画像形成媒体としてネガフィルムが選
択される場合には、CCDラインセンサー24から画像
データを取り込むことができる。画像形成媒体として、
デジタルカメラの記録媒体やフロッピーディスク、MO
ディスク等が選択される場合には、ドライブ装置23か
らから画像データを取り込むことができる。
【0033】出力バッファメモリ272は、走査データ
出力制御回路91へ向けて、主走査方向の1ライン分づ
つ順番に走査データ(画像データ)を転送する。プリン
トパターン設定部273は、プリントパターン情報を設
定することができる。 プリントパターンとは、搬送経
路のどの位置をどれくらいの大きさのペーパーPを搬送
させるかにより決まる第1・第2走査範囲のパターンを
言うものである。図4(b)の例は、搬送経路の真中を
所定サイズのペーパーPを搬送させる場合のプリントパ
ターンである。
【0034】図6は、所定サイズのペーパーPを2列で
搬送させる場合のプリントパターンを示す。図中Aで示
されるのが第1走査範囲であり、Bで示されるのが第2
走査範囲である。Pで示されるのがペーパー幅である。
【0035】図7は、インデックスプリントを作成する
場合の1例である。インデックスプリントを作成する場
合に、インデックス画像の幅がペーパー幅よりも小さく
なる場合がある。かかる場合は、第1走査範囲の大きさ
はペーパー幅よりも小さくなる。ペーパーPの幅方向の
両側に第2走査範囲が存在する形態になる。
【0036】ペーパー幅の情報はペーパーマガジン10
が装着されることにより検出することができる。すなわ
ち、 ペーパーマガジン10にはID情報が付与されて
おり、このID情報を読み取ることで、装着されるペー
パーの種類を知ることができる。よってこの情報に基づ
いてプリントパターンを設定することができる。
【0037】マルチプレクサ275は、選択指令信号に
基づいて、出力バッファメモリ272から出力される画
像データ信号か、0レベルの信号かのいずれかを選択し
て出力する。マスクLUT274からの選択指令信号が
0レベルのときは画像データを選択し、1レベルのとき
は0レベルの信号を選択する。 なお、マスクLUT2
74からの選択指令信号の0レベルと1レベルとは逆の
関係にしても良い。
【0038】マスクLUT274は、設定されたプリン
トパターンに応じてマルチプレクサ275に対して、0
又は1レベルの選択指令信号を送出する。 具体的に
は、第1走査範囲の走査データを選択すべき場合には、
マルチプレクサ275に0レベルの信号を送出する。こ
れにより、画像データが選択して出力される。第2走査
範囲の走査データを選択すべき場合には、マルチプレク
サ275に1レベルの信号を送出する。これにより、0
レベルの信号(非画像データに相当する。 )が送出さ
れる。 マスクLUT274は、例えば、SRAMによ
り構成される。
【0039】以上のように、 第2走査範囲については
強制的に0レベルの信号を露光エンジン13に送ること
ができるようにしているので、第2走査範囲において露
光エンジン13の不正発光を防止することができる。ま
た、換言すれば、全走査範囲の走査データのうちの第2
走査範囲の非画像データは、0レベルの信号でマスク処
理を行うことで作成されることになる。よって、マスク
LUT274およびマルチプレクサ275は、マスク処
理を行う画像処理手段として機能する。
【0040】図5に戻り、カウンター30が設けられて
おり、露光エンジン13におけるプリント枚数をカウン
トする。サービスサイズのプリントを作成する場合に
は、通常、処理効率をあげるために図6に示すような2
列搬送状態で画像の焼付露光を行う。2列で搬送させる
ために、露光エンジン13の上流側には、1列搬送状態
から2列搬送状態に振り分けるための振り分け装置(不
図示)が設けられている。ただし、常に2列搬送状態に
設定すると露光搬送ローラ17の耐久性に問題が生じ
る。そこで、カウンター30を設け、例えば、50枚焼
付露光を行うごとに、1列搬送状態に切り換えるように
している。 搬送状態を2列と1列に切り換えると、プ
リントパターンも変えなければならない。
【0041】そこで、第2コントローラ26は、カウン
ター30のカウント値を常時監視しておき、50枚ごと
にプリントパターンを変更するように、プリントパター
ン設定部273に指令を送る。これにより、1列搬送状
態に対応した選択指令信号がマスクLUT274から出
力されることになる。
【0042】以上のように構成することにより、第2走
査範囲における露光エンジンの不正発光を防止すること
ができる。 また、図5に示す構成は、マスクLUT2
74やマルチプレクサ275といったハードウェアによ
り処理を行うものであり、マスク処理を高速に行うこと
ができる。マスク処理をソフトウェアにより行う方法も
考えられるが、1枚のプリント処理ごとにデータを0に
変換する必要があるため、処理時間が遅くなるというデ
メリットがある。
【0043】図7に示したインデックスプリントを作成
する場合、インデックス画像が存在しないペーパーの領
域の不正発光を防止するため、従来は、インデックス画
像の背景色の画像データを作成して、この背景色画像と
インデックス画像とを画像合成していた。そうすると、
背景色の画像を新たに作成する手間がかかり煩雑であっ
た。また、CPUに負荷がかかり、プリントサイズが大
きくなると処理時間が長くなるという問題があった。図
5に示す構成によれば、不正発光を防止するために背景
色の画像を作成する必要がなく、インデックス画像以外
の領域は真白の画像が形成されることになる。しかも、
ハードウェアを用いた処理であるから、処理時間を高速
で行うことができる。
【0044】写真プリントには、一般的に縁なしプリン
ト(ボーダーレス)と縁有りプリント(ウィズボーダ)
とがある。縁有りプリントは、画像の周囲の白い縁を形
成したプリントである。図5において、プリントパター
ン設定部の設定内容を変更し、マスク処理の内容を変更
することにより、白い縁の領域を0レベルの非画像デー
タにすることができる。これにより、不正発光の防止を
図りつつ、縁有りプリントを容易に作成することができ
る。
【0045】<別実施形態> (1)本実施形態では、プリントエンジンとしてPLZ
Tエンジンを説明しているが、これに限定されず、DM
D(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等のほかの
エンジンの場合にも本発明は応用できる。
【0046】(2)本実施形態では、非画像データを0
レベルに設定しているが、これに限定されるものではな
い。画質に影響を与えないレベルの、きわめて強度の小
さな露光光を発生するレベルの値に非画像データを設定
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理システムの構成を示す模式図
【図2】図1に示す写真処理システムの制御ブロック構
成を示す図
【図3】露光エンジンの構成を示す図
【図4】(a)は、プリント幅とプリントエンジンの幅
との関係を示す図、(b)は、走査範囲の構成を示す図
【図5】走査データ処理部の構成を示す図
【図6】プリントパターンの別実施形態を示す図
【図7】インデックスプリントを作成するときのプリン
トパターンを示す図
【符号の説明】
9 露光ヘッド制御部 13 露光エンジン 26 第2コントローラ 27 走査データ処理部 91 走査データ出力制御回路 271 画像データ記憶部 272 出力バッファメモリ 273 プリントパターン設定部 274 マスクLUT 275 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 卓 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 (72)発明者 上辻 雅義 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H106 AA22 AA33 AA76 BF14 BF15 2H110 AB09 CD05 5C051 AA02 CA11 DB02 DB25 DB26 DC02 DC03 DC04 DC07 DE02 DE26 EA01 FA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光を走査することにより写真感光材
    料に画像を焼付露光する画像露光手段と、 画像データと非画像データとからなる走査データに基づ
    いて前記露光光を走査するように、前記画像露光手段を
    制御する露光制御手段と、 前記画像露光手段による全走査範囲は、前記画像データ
    に基づく第1走査範囲と、前記第1走査範囲以外の前記
    非画像データに基づく第2走査範囲とから構成され、前
    記第2走査範囲においては、露光光の強度が所定レベル
    以下になるように前記非画像データを作成する画像処理
    手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、メモリ内に構成さ
    れたルックアップテーブルを備え、前記走査データに対
    してマスク処理を施すことにより前記非画像データを作
    成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像データの信号と、0レベルの信
    号が入力されるマルチプレクサを備えており、前記マル
    チプレクサは、前記ルックアップテーブルからの出力信
    号に基づいて、前記画像データ又は前記0レベルの信号
    のいずれかを選択して出力することを特徴とする請求項
    2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、複数のプリントパ
    ターンに対応して、複数のマスク処理を施すことができ
    るように構成されていることを特徴とする請求項2又は
    3に記載の画像処理装置。
JP2001234711A 2001-08-02 2001-08-02 画像処理装置 Withdrawn JP2003043591A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091248A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置及びセットアッププリント作成方法

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JP2006091248A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置及びセットアッププリント作成方法

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