JP2003042981A - ガス種判別装置 - Google Patents
ガス種判別装置Info
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Abstract
種判別装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ペルチェ素子73により凝縮板72を所
定温度まで冷却し、凝縮ケース74内の燃料ガスは、そ
の凝縮点がこの冷却温度よりも高い場合には凝縮する。
この凝縮液により導線71aと71bとが短絡すると電
気抵抗値が減少する。冷却温度よりも凝縮点の低い燃料
ガスは凝縮しないため、この電気抵抗値の変化から燃料
ガスの種類を判断する。
Description
れる燃料ガスの種類を、燃料ガスを燃焼させる前に判別
するガス種判別装置に関する。
ス種としては、主に都市ガスとLPガス(プロパンを主
成分とした液化石油ガスで、以下、LPGと呼ぶ)とが
知られているが、LPGはやや高価である。そこで、最
近、安価なジメチルエーテル(以下、DMEと呼ぶ)を
LPGの代替燃料として使用することが検討されてい
る。また、DMEの供給は現在のところ十分なものでは
ないので、常にDMEを使い続けることができる保障も
なく、DMEの供給が滞った場合には、LPGを使う必
要があり、今後LPGをDMEに置き換えるようにして
も、当面の間はDMEとLPGとの並行使用をすること
も考えられている。
とLPGとはウォッベ指数(WI)が大幅に異なるた
め、LPG用の燃焼器具にそのままDMEを供給する
と、単位時間当たりの発熱量(インプット)が大幅に変
化して燃焼器具の燃焼や出力などの特性が悪化してしま
うので、供給ガスがDMEかLPGかを判別する必要が
ある。そこで、本発明のガス種判別装置は上記課題を解
決し、燃料ガスの種類を判別する装置を提供することを
目的とする。
明の請求項1記載のガス種判別装置は、燃焼器具へ供給
される燃料ガスの種類を、該燃料ガスを燃焼させる前に
判別するガス種判別装置であって、供給される燃料ガス
を冷却し、該冷却による燃料ガスの凝縮状態からガス種
を判別することを要旨とする。
装置は、上記請求項1記載のガス種判別装置において、
上記燃料ガスを所定温度の冷却面に接触させ、その時の
燃料ガスの凝縮の有無に基づいてガス種を判別すること
を要旨とする。
装置は、上記請求項1または2記載のガス種判別装置に
おいて、上記冷却による燃料ガスの凝縮状態を、凝縮面
における電気抵抗値に基づいて判断することを要旨とす
る。
装置は、上記請求項1または2記載のガス種判別装置に
おいて、上記冷却による燃料ガスの凝縮状態を、凝縮面
における光の反射状況に基づいて判断することを要旨と
する。
装置は、上記請求項1〜4の何れかに記載のガス種判別
装置において、上記燃料ガスの冷却は、ペルチェ素子に
より行なうことを要旨とする。
装置は、上記請求項1〜5の何れかに記載のガス種判別
装置において、上記燃料ガスの判別は、ジメチルエーテ
ルとLPガスとの判別であることを要旨とする。
ガス種判別装置は、ガス種によって凝縮点が異なること
に着目し、燃焼器具に供給される燃料ガスを燃焼させる
前に、燃料ガスを冷却して冷却温度より高い凝縮点を持
つ燃料ガスのみ凝縮液を発生させ、この凝縮状態に基づ
いてガス種を判別する。
装置は、判別対象の燃料ガスが2種類ある場合におい
て、冷却面の温度を一方の燃料ガスの凝縮点と他方の燃
料ガスの凝縮点との間の値に設定しておき、燃料ガスを
冷却面に接触させ、燃料ガスが凝縮した場合には高凝縮
点の燃料ガスと判定し、凝縮しない場合には低凝縮点の
燃料ガスと判定する。
装置は、凝縮面における電気抵抗値に基づいて燃料ガス
の凝縮状態を判断してガス種を判別する。例えば、凝縮
面上に二つの電極を設け、この電極間の電気抵抗値の低
下により、凝縮したことを検出して、ガス種を判別す
る。
装置は、凝縮面に凝縮液が発生していれば、照射光の反
射角度および反射光強度が変化することを利用して、凝
縮面へ照射した光の反射状況に基づいて燃料ガスの凝縮
状態を判断してガス種を判別する。
装置は、ペルチェ素子に直流電流を流して吸熱面を所定
温度まで冷却させる。その吸熱面に接触した燃料ガスの
凝縮点がこの冷却温度より高い場合には、燃料ガスが凝
縮するので、その凝縮状態からガス種を判別する。
装置は、DMEとLPGとを判別する。DMEは、LP
Gと同様にガスボンベに液化封入して供給できるため、
LPGの代替燃料として使うことができる。しかも、そ
のガス種を判別できるため、それに合わせてガス供給量
や空気供給量を調整することで燃焼器具を適切に使用で
きる。
一層明らかにするために、以下本発明のガス種判別装置
の好適な実施形態を説明する。 《第1実施形態》本発明の第1実施形態としてのガス種
判別装置は、家庭用ガス引込口から供給された燃料ガス
を燃焼する家庭用ガス燃焼器具(ここでは給湯器)に供
給される燃料ガスの種類を判別するものである。このガ
ス種判別装置を内蔵した給湯器は、屋外設置タイプで、
図1に示すように、器具本体12内に燃焼室20が設け
られ、その下方に設けられた給気ファン36により燃焼
用空気が取り込まれる。
と給気ファン36からの一次空気との混合ガスを燃焼す
るバーナ22と、バーナ22の燃焼熱により通水を加熱
するフィンチューブ式熱交換器18とが設けられる。燃
焼室20の上部には、熱交換器18で熱交換後の燃焼排
気を器体外へ排出する排気口44が形成される。
流から順に、燃焼室20を外側で巻回する給水管14,
熱交換器18に設けられる伝熱管18a,出湯管16か
らなる。この給水管14には、水流センサや水ガバナを
備える水側制御ユニット50と、入水温サーミスタ13
とが設けられ、また、出湯管16には出湯温サーミスタ
15が設けられる。
バーナ22へのガス管52には、上流から順に、燃料ガ
スの種類を判別するガス種判別装置70,ガスガバナ2
4,主電磁弁54,ガス比例弁56が設けられる。器具
本体12のガス接続口26には、屋内に配設されたガス
配管51が接続され、家庭用ガス引込口53に接続され
たガスボンベ60から燃料ガスが供給される。ガスボン
ベ60としては、LPG(本実施形態では純プロパン)
が封入されたLPGボンベか、DMEが封入されたDM
Eボンベの何れかが使用される。
サや、主電磁弁54、ガス比例弁56、ガス種判別装置
70等は、この給湯器10の燃焼を制御する器具コント
ローラ58に電気的に接続されている。また、給湯器1
0は、器具コントローラ58を遠隔制御するリモコン3
0を備え、このリモコン30には、各種設定スイッチ、
表示器の他、ガス種判別装置70の判別結果を点灯によ
り報知するLPGランプ31,DMEランプ32が設け
られる。
0は、図3に示されるように、絶縁基板上に2本の導線
71a,71bを互いに接触しない程度に接近した状態
で全体に渡って配置した凝縮板72と、凝縮面の温度を
検出する温度センサ78と、図2に示されるように、凝
縮板72の下面に吸熱面を当接させたペルチェ素子73
と、これらを収納する凝縮ケース74と、図1に示され
るように、凝縮ケース74の外面に設けられ供給ガス種
を報知するLPGランプ75,DMEランプ76と、判
別コントローラ77とを備える。
ように、主にマイコンにより構成される主制御部77a
と、凝縮板72を冷却するためにペルチェ素子73への
通電量を調整する駆動回路77bと、各ランプ75,7
6を点灯制御する駆動回路77cと、温度センサ78か
ら凝縮板72の温度を検出する温度検出回路77dと、
導線71a,71bのab間の電気抵抗を検出する電気
抵抗検出回路77eと、器具コントローラ58の制御信
号を入力し、ガス種判別信号を出力する入出力インター
フェース77fと、器具コントローラ58からの電力供
給を受ける電源部77gとからなる。
導線71a,71bのab間の抵抗値を検出して、燃料
ガスの種類を判別する。導線71a,71bは、互いに
接触していないため、両者が短絡しない限り電流が流れ
ず、ab間の抵抗値が非常に大きい。また、給湯器10
のフロントケースには表示窓が設けられ、LPGランプ
75,DMEランプ76が表示されるようになってい
る。
のフローチャートを用いて説明する。先ず、給湯器10
の器具コントローラ58から燃焼開始信号が入力される
と、温度センサ78の検出値が−30℃となるようにペ
ルチェ素子73への直流電流を制御して凝縮板72を冷
却し、凝縮ケース74内の燃料ガスを凝縮板72上で冷
却させる(S1)。
には、その凝縮点が−25.1℃であることから、冷却
により凝縮板72上で凝縮する。一方、凝縮ケース74
内にLPGが存在する場合には、プロパンの凝縮点が−
42.0℃であることから、LPGが凝縮板72上で凝
縮することはない。従って、凝縮板72上の凝縮液の有
無により、ガス種を判別することができる。
(つまり、DME)により導線71aと71bとが短絡
して判別コントローラ77の検出する電気抵抗値が大幅
に低下し、凝縮していなければ、電気抵抗値が変化しな
いため、この電気抵抗値に基づいて凝縮液の有無を検知
する(S2)。
がDMEであると判定し(S3,S4)、凝縮液無しと
判断した場合には、燃料ガスがLPGであると判定して
(S3,S5)、この判定結果を判別信号として判別コ
ントローラ77から器具コントローラ58へ出力し(S
6)、ガス種判別装置70およびリモコン30にそれぞ
れに設けられたランプ31,32,75,76のうち、
供給ガスに対応するランプを点灯して報知する(S
7)。つまり、LPGと判定されれば、LPGランプ3
1,75を点灯し、DMEと判定されれば、DMEラン
プ32,76を点灯する。そして、ステップ2へ戻って
同様の制御を繰り返し、常時ガス種を判断する。
ラ77からの判別信号を入力して、以下の燃焼制御を行
う。先ず、判別されたガス種に対応する空燃比制御デー
タを選択する。この空燃比制御データは、各ガス種毎
に、要求インプットIp(後述する)に対するガス比例
弁電流I(図5参照)と給気ファン36の回転数との目
標制御値を表すもので不揮発性メモリに記憶されてい
る。
と入水温サーミスタ13で検出された入水温度との温度
差に入水流量を乗じて要求インプットIpを算出し、選
択された空燃比制御データに基づいてフィードフォーワ
ード燃焼制御を開始する。この燃焼制御中に、出湯温サ
ーミスタ15で検出される湯温と設定温度とに温度差が
あると、熱交換器18の出口温度を一定に保たせるよう
に比例弁電流Iを連続的に補正すると共に、常にガス量
と給気量とが所定の関係に保たれるように給気ファン3
6の回転数も補正するフィードバック燃焼制御を行う。
つまり、ガス種が変更されたことを判定した場合には、
自動的にその変更後のガス種に適した空燃比制御データ
に切り替えてフィードフォワード燃焼制御およびフィー
ドバック燃焼制御を行う。
からLPGにガス種を変更するためにガスボンベ60を
交換した直後には、給湯器10の使用開始時に、ガス配
管51,凝縮ケース74,ガス管52内にDMEが溜ま
っている場合があり、凝縮ケース74内にある燃料ガ
ス、つまりDMEが供給ガスとして判別される。そし
て、バーナ22の燃焼により、ガス配管51中に残存し
ていたDMEが消費されるに伴って、新しいガスボンベ
60内のLPGが、給湯器10側へ送られ、凝縮ケース
74に到達して供給ガスとして判別され、LPG仕様で
燃焼される。
0から遠く離れた位置、例えば家庭用ガス引込口53近
傍に設けられていると、給湯器10の使用中にガス種判
別装置70内の燃料ガスがDMEからLPGに切り替わ
り、実際には残存DMEをバーナ22で燃焼しようとし
ているのに、給湯器10は、判別された燃料ガス(LP
G)の仕様に変更してしまい、このアンマッチ(不一
致)により異常燃焼してしまう。これに対して、本実施
形態では、ガス種判別装置70が給湯器10に内蔵され
てバーナ22と非常に近い位置にあるため、ガス種判別
装置70で判別された種類の燃料ガスは、すぐにバーナ
22へ噴出され、判別されたガス種通りの仕様で正常に
燃焼することができ、安全である。
種の仕様に自動的に変更して燃焼制御を行うため、常に
適切な仕様で燃焼できて安全である。しかも、使用者あ
るいは作業者がわざわざ手動で器具の設定仕様を切り替
える必要がなく便利である。更に、手動切替の場合は、
切り替え終わるまで給湯器10の燃焼を停止する必要が
あるが、本実施形態では自動切替であるため、給湯器1
0の燃焼をわざわざ停止しなくてもよく、そのまま使用
できて便利である。
上述のようにガスボンベ60の交換後に、給湯器10を
使用している途中でガス配管51中のガス種が切り替わ
ってもガス種変更を迅速に検知でき、速やかに器具の仕
様を変更して対応ができる。
め、ガスボンベという供給形態を採っているLPGの代
替燃料として用いることができ、しかもLPGより安価
である。給湯器10は、ガス種判別装置70を備えてい
るため、LPGとこの安価なDMEを並行使用しても正
常に燃焼できて安全である。また、DMEの供給事情に
合わせてLPGに切り替えてもLPG用の仕様に変更さ
れるため、給湯器10を安全に運転することができる。
物性がよく似たLPGとDMEとを凝縮点の違いを利用
して容易に判別することができる。特に、燃料ガスの冷
却温度をLPGの凝縮点(−42℃)とDMEの凝縮点
(−25.1℃)との間の温度(−30℃)にして、燃
料ガスが凝縮するか否かというはっきりした事象を捉え
ているため、ガス種を正確に判別できる。また、冷却面
の温度を調整するという簡単な方法で様々な燃料ガスの
判別に対応できる。
の電気抵抗値を検出するという簡単な構成でガス種を判
別できるため安価である。加えて、ペルチェ素子73に
より凝縮板72を所定温度まで簡単に冷却することがで
きるため、ガス種判別装置70のコンパクト化を図るこ
とができる。
すると、使用者による切替操作なしで器具の仕様が自動
切替されるためガス種変更に気付きにくいが、リモコン
30のランプ31,32の何れかの点灯により凝縮ケー
ス74内の燃料ガスの種類を把握できる。
いて図7,図8を用いて説明する。尚、第1実施形態と
異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同
一符号を付してその説明を省略する。第2実施形態は、
ガス種判別装置のみが第1実施形態と異なる。
は、図7に示すように、上面が平滑な凝縮板82と、凝
縮板82の下面に吸熱面を当接したペルチェ素子83
と、これらを収納する凝縮ケース84と、凝縮ケース8
4の外側上部に設けられ一定の強度の光Aを発する光源
85と、同じく凝縮ケース84の外側上部に設けられ光
を検知する光センサ86と、判別コントローラ87とを
備える。
当たる中央部に水平に設けられ鏡面を形成した反射部8
2aと、反射部82aに向かって下り傾斜をした傾斜部
82bとからなる。また、光センサ86は、光源85か
らの光Aが全反射した場合、つまり、凝縮板82で入射
角Pと反射角Qとが等しい状態で反射した場合に、その
反射光Bを最大強度として検知する位置に設けられる。
ように、主にマイコンにより構成される主制御部77a
と、凝縮板82を冷却するためにペルチェ素子83への
通電量を調整する駆動回路77bと、各ランプ75,7
6を点灯制御する駆動回路77cと、温度センサ78か
ら凝縮板82の温度を検出する温度検出回路77dと、
光源85を点灯制御する駆動回路87hと、光センサ8
6で反射光を検出する光検出回路87iと、器具コント
ローラ58からの制御信号を入力し、ガス種判別信号を
出力する入出力インターフェース77fと、器具コント
ローラ58から電力供給を受ける電源部77gとからな
る。
図4のフローチャートのステップ2の凝縮液の有無の検
知を以下のように行う。光源85から一定強度の光Aを
所定角度Pで照射させ、光センサ86によってその反射
光の強度を検知する。
に凝縮液が生じず、光センサ86の検出する光Bの強度
は、凝縮判断値以上となる。一方、燃料ガスがDMEの
場合には、ペルチェ素子83により冷却されて凝縮板8
2上で凝縮液となり、傾斜部82bを滑り落ちながら中
央の反射部82aに溜まる。そして、光源85からの光
Aが凝縮液に当たって、光の一部が凝縮液に入る時と出
る時に2回屈折するため、反射角度Qが入射角度Pから
ずれると共に反射光強度が弱まり、光センサ86の検出
する光Cの強度は、凝縮判断値を下回る。このように反
射光の強度に基づいて凝縮液の有無を判断して、燃料ガ
スの種類を判別する。
板82上の凝縮液により反射された光は、強度と反射角
度の両方が変化するため、凝縮液の発生をより正確に捉
えることができ、確実にガス種を判定できる。また、凝
縮板82の反射部82aの周囲となる傾斜部82bが反
射部82aに向かって下り勾配となっているため、反射
部82aで凝縮液がすぐに発生しなくても傾斜部82b
で発生すれば反射部82aに集まるため、凝縮液が有る
ことを迅速に検出することができる。
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本発
明は、給湯器に限定されず、風呂釜付き給湯器や、ガス
テーブルこんろ、ガス暖房器等の燃焼器具に適用され
る。また、器具の設定仕様の自動切替の際に、一旦燃焼
を停止して仕様を変更した後で再点火動作に入るように
してもよく、この場合にはより安全となる。
表示に限らず、音声ガイダンスや文字表示等により行っ
てもよい。また、凝縮板の冷却温度を、判定したい全燃
料ガスの凝縮点より低くして、各燃料ガスの凝縮液の比
誘電率の違いからガス種を判別してもよい。また、判別
する燃料ガスは、LPGやDMEに限定されない。ま
た、器具コントローラ58に判別コントローラ77の機
能を備えさせてもよい。
記載のガス種判別装置によれば、燃料ガスを燃焼器具で
燃焼させる前に、燃料ガスの凝縮点の違いを利用してそ
の凝縮状態に基づいてガス種を判別するため、ガス種を
正確に判別できる。この判別結果から、適合しない仕様
で燃焼することを未然に防ぐための対応をすることがで
き、安全である。
れば、判別したい2種類の燃料ガスの各凝縮点の間の温
度に冷却面の温度を設定するだけで、凝縮の有無という
明確な違いからガス種を容易にかつ正確に判別できる。
冷却面の温度を調整するという簡単な方法で様々な燃料
ガスの判別に対応できる。
れば、凝縮面における電気抵抗値という数値に基づいて
燃料ガスの凝縮状態を判断するため、ガス種を非常に正
確に判別でき、しかも、簡単な装置で判別できるため低
コストである。
れば、凝縮面における光の反射状況に基づいて燃料ガス
の凝縮状態を判断するため、ガス種を非常に正確に判別
できる。特に、反射状況は、反射角度や反射光の強度を
反映するため、凝縮液の発生をより正確に捉えることが
できる。
れば、ペルチェ素子を用いることにより簡単な方法で冷
却でき、更にガス種判別装置のコンパクト化も図ること
ができる。
れば、LPGと同様にガスボンベに液化封入できるDM
Eを将来LPGと並行使用するようになっても、ガス種
を判別できるため、判別したガス種に適した仕様に切り
替えることで安全に燃焼させることができる。
る。
断面図である。
断面図である。
チャートである。
例弁電流の関係を示すグラフである。
図である。
断面図である。
図である。
モコン、31,32,75,76…ランプ、52…ガス
管、54…主電磁弁、56…ガス比例弁、58…器具コ
ントローラ、60…ガスボンベ、70、80…ガス種判
別装置、71a,71b…導線、72,82…凝縮板、
73,83…ペルチェ素子、74,84…凝縮ケース、
85…光源、86…光センサ。
Claims (6)
- 【請求項1】 燃焼器具へ供給される燃料ガスの種類
を、該燃料ガスを燃焼させる前に判別するガス種判別装
置であって、 供給される燃料ガスを冷却し、該冷却による燃料ガスの
凝縮状態からガス種を判別することを特徴とするガス種
判別装置。 - 【請求項2】 上記燃料ガスを所定温度の冷却面に接触
させ、その時の燃料ガスの凝縮の有無に基づいてガス種
を判別することを特徴とする請求項1記載のガス種判別
装置。 - 【請求項3】 上記冷却による燃料ガスの凝縮状態を、
凝縮面における電気抵抗値に基づいて判断することを特
徴とする請求項1または2記載のガス種判別装置。 - 【請求項4】 上記冷却による燃料ガスの凝縮状態を、
凝縮面における光の反射状況に基づいて判断することを
特徴とする請求項1または2記載のガス種判別装置。 - 【請求項5】 上記燃料ガスの冷却は、ペルチェ素子に
より行なうことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
載のガス種判別装置。 - 【請求項6】 上記燃料ガスの判別は、ジメチルエーテ
ルとLPガスとの判別であることを特徴とする請求項1
〜5の何れかに記載のガス種判別装置。
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