JP2003090498A - ガス種判定システム - Google Patents

ガス種判定システム

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JP2003090498A
JP2003090498A JP2001287231A JP2001287231A JP2003090498A JP 2003090498 A JP2003090498 A JP 2003090498A JP 2001287231 A JP2001287231 A JP 2001287231A JP 2001287231 A JP2001287231 A JP 2001287231A JP 2003090498 A JP2003090498 A JP 2003090498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスボンベ内の燃料ガスの種類を正確に判別
することを目的とする。 【解決手段】 ガスボンベ10に設けられたボンベ側コ
ネクタ12と、圧力調整器20に設けられた調整器側コ
ネクタ22とを接続する。ガスボンベ10にLPGが充
填されている場合には、リード線13が端子aとcとを
短絡させるため、圧力コントローラ21の制御回路21
aは、入力端子qに信号が入力されたことを受けて燃料
ガスがLPGであると判断し、供給ガス圧をLPG用に
調整する。一方、ガスボンベ10にDMEが充填されて
いる場合には、リード線13が端子aとeとを短絡させ
るため、制御回路21aは、入力端子sに信号が入力さ
れたことを受けて燃料ガスがDMEであると判断し、供
給ガス圧をDME用に調整する。各家庭の給湯器40の
圧力センサー43の検知圧力からガス種を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は供給ガスの種類を判
別するガス種判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガス燃焼器具へ供給するガス種と
しては、主に都市ガスとLPガス(プロパンを主成分と
した液化石油ガスで、以下、LPGと呼ぶ)とが知られ
ているが、各燃料ガスはウォッベ指数(以下、WIと呼
ぶ)やガス成分等の特性が異なるため、複数種類の燃料
ガスを切り替えて燃焼させる場合には、ガス種を判別し
てそのガス種に適した仕様に切り替える必要がある。
【0003】例えば、切替使用する燃料ガスのWIが大
幅に異なる場合において、高WIガス用の燃焼器具にそ
のまま低WIガスを供給すると、単位時間当たりの発熱
量(インプット)が大幅に変化して燃焼器具の燃焼や出
力などの特性が悪化してしまうので、供給ガスの種類を
判別して、そのガス種に適したインプットになるように
調整する必要がある。そこで、従来から各燃料ガスの密
度の違いからガス種を判別するガス種判定システムが知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各燃料
ガスの密度が大きく違わないことから、高精度の密度セ
ンサーを設けなければならず高価であり、しかも、誤判
断の心配がある。また、ガス種を変える度にガス密度を
検出しなければならず面倒であった。
【0005】ところで、最近、LPGと同様にガスボン
ベに液化封入して供給でき、かつLPGよりも安価なジ
メチルエーテル(以下、DMEと呼ぶ)をLPGの代替
燃料として使用することが検討されている。このDME
の供給は現在のところ十分なものではないので、常にD
MEを使い続けることができる保障もなく、DMEの供
給が滞った場合には、LPGを使う必要があり、今後L
PGをDMEに置き換えるようにしても、当面の間はD
MEとLPGとの並行使用をすることも考えられてい
る。
【0006】しかし、ガス種間であまり差のない密度を
検出しそれに基づいてガス種を判別すると、誤判別の心
配がある。そこで、本発明のガス種判定システムは上記
課題を解決し、ガスボンベ内の燃料ガスの種類を正確に
判別することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス燃焼器具は、ガスボンベから需
用家のガス引込口へ供給される燃料ガスの種類を判別す
るガス種判定システムであって、上記ガスボンベに設け
られ、上記燃料ガスの種類を示すガス種情報を保持する
情報保持手段と、上記情報保持手段に接続あるいは接近
させることにより、上記ガス種情報を入力して上記燃料
ガスの種類を判別するガス種判別手段とを備えたことを
要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項2記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1記載のガス燃焼器具において、上記
情報保持手段として、上記ガス種情報を示す電気的接点
を用い、上記ガス種判別手段は、上記電気的接点からの
電気信号により上記ガスボンベ内の燃料ガスの種類を判
別することを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項3記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1記載のガス燃焼器具において、上記
ガス種情報を上記ガス種判別手段へ電波あるいは磁気あ
るいは光で通信する非接触式通信手段を備えたことを要
旨とする。
【0010】また、本発明の請求項4記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1〜3の何れかに記載のガス燃焼器具
において、上記ガス種判別手段の判別結果に基づいて、
上記ガスボンベから供給された燃料ガスの圧力を調整し
たり、該燃料ガスに他の気体を混入させて希釈する等し
て、該燃料ガスの供給状態を自動的に切り替えて、需用
家のガス燃焼器具での単位時間当たりの発熱量をガス種
に関係なく略同一にする供給状態自動切替手段を備えた
ことを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項5記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1〜4の何れかに記載のガス燃焼器具
において、上記ガスボンベから供給された燃料ガスを、
上記ガス種判別手段の判別結果に応じた圧力に調整して
上記ガス引込口へ供給する供給ガス圧調整手段を備える
と共に、需用家のガス燃焼器具に、上記圧力を検知する
圧力検知手段と、その検知圧力に応じて供給ガスの種類
を判断する圧力対応ガス種判別手段と、判定されたガス
種に適した供給ガス流量等の燃焼仕様に切り替えて燃焼
制御を行う燃焼制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項6記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1〜4の何れかに記載のガス燃焼器具
において、上記ガス種判別手段の判別結果に応じて、需
用家のガス燃焼器具の供給ガス流量等の燃焼仕様を自動
的に切り替える燃焼仕様自動切替手段を備えたことを要
旨とする。
【0013】また、本発明の請求項7記載のガス燃焼器
具は、上記請求項1〜6の何れかに記載のガス燃焼器具
において、上記ガスボンベに充填される燃料ガスは、ジ
メチルエーテルまたはLPガスであることを要旨とす
る。
【0014】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガス種判定システムは、ガスボンベに設けられた情報保
持手段が、ガスボンベに充填されている燃料ガスの種類
を示すガス種情報を保持し、ガス種判別手段を情報保持
手段に接続あるいは接近させて、ガス種判別手段がその
ガス種情報を入力してガスボンベ内の燃料ガスの種類を
判別する。
【0015】また、本発明の請求項2記載のガス種判定
システムは、ガスボンベに設けられる電気的接点がガス
ボンベ内の燃料ガスの種類に応じて異なるため、ガス種
判別手段が、この電気的接点からの電気信号により、ガ
スボンベ内の燃料ガスの種類を判別する。
【0016】また、本発明の請求項3記載のガス種判定
システムは、非接触式通信手段がそのガス種情報を光あ
るいは電波あるいは磁気でガス種判別手段へ通信する。
このガス種情報を受けてガス種判別手段がガスボンベ内
の燃料ガスの種類を判別する。
【0017】また、本発明の請求項4記載のガス種判定
システムは、供給状態自動切替手段がガス種判別手段の
判別結果に応じて、燃料ガスの供給状態を自動的に切り
替えて、ガス種に関係なくガス燃焼器具での単位時間当
たりの発熱量(インプット)を略同一にする。例えば、
燃料ガスのWIが高いほど、ガスボンベからの供給ガス
圧を低下させたり、燃料ガスに他の気体(空気や他の燃
料ガス等)を多く混入して燃料ガスを希釈して、インプ
ットを揃える。
【0018】また、本発明の請求項5記載のガス種判定
システムは、供給ガス圧調整手段が、ガスボンベから供
給された燃料ガスをガス種判別手段の判別結果に応じた
圧力に調整して、需用家のガス引込口へ供給する。そし
て、需用家のガス燃焼器具の圧力検知手段がその調整さ
れたガス圧を検知し、圧力対応ガス種判別手段がその検
知ガス圧に応じて供給ガスの種類を判断して、燃焼制御
手段がそのガス種に適した燃焼仕様に切り替えて燃焼制
御を行って、適正に燃焼させることができる。
【0019】また、本発明の請求項6記載のガス種判定
システムは、燃焼仕様自動切替手段がガス種判別手段の
判別結果に応じて、ガス燃焼器具の供給ガス流量等の燃
焼仕様を自動的に切り替え、適正に燃焼させることがで
きる。
【0020】また、本発明の請求項7記載のガス種判定
システムは、DMEが充填されたガスボンベには、DM
Eを示すガス種情報を出力する情報保持手段が設けら
れ、一方、LPGが充填されたガスボンベには、LPG
を示すガス種情報を出力する情報保持手段が設けられて
おり、ガス種判別手段がガス種情報を受けてガスボンベ
内の燃料ガスを判別する。DMEは、LPGと同様にガ
スボンベに液化封入して供給できるため、LPGの代替
燃料としてそのまま安全に使うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガス種判定シ
ステムの好適な実施形態について説明する。
【0022】《第1実施形態》図1は、本発明の第1実
施形態として、共同住宅のガス供給管理室に置かれたガ
スボンベ10から各家庭のガス引込口31a,31b,
31cに供給される燃料ガスの種類を判別するガス種判
定システムを表す。
【0023】ガスボンベ10としては、LPG(本実施
形態では純プロパン)が封入されたLPGボンベか、D
MEが封入されたDMEボンベの何れかが使用される。
ここでは、LPGボンベが使用されている。ガスボンベ
10近傍には、ガスボンベ10からの燃料ガスの圧力を
圧力コントローラ21で制御しながら調整する圧力調整
器20が設けられ、圧力調整器20のパイプ接続口20
aにガスボンベ10のパイプ接続部10aが接続され
る。
【0024】圧力調整器20の2次側にはガス供給管3
0が接続され、このガス供給管30は、各家庭のガス引
込口31a,b,cを介して、各給湯器40a,40
b,40cと接続される。以降、ガス引込口31a,
b,cや給湯器40a,b,cを総称する場合には、そ
れぞれを区別せず、符号の末尾に付けられたアルファベ
ットを省略する。
【0025】各家庭の給湯器40には、供給ガス圧を検
出するガス圧力センサー43を設け、この検出結果に応
じて供給ガスの種類を判別し、判別されたガス種に適し
た目標燃焼制御データを切り替える器具コントローラ4
2を備える。
【0026】ガスボンベ10のボンベバルブ10bの基
端には、後述するボンベ側コネクタ12を備えた取付具
11が掛けられる。一方、圧力調整器20には、圧力コ
ントローラ21と電気的に接続された調整器側コネクタ
22が設けられ、ボンベ側コネクタ12と接続可能な位
置に配置される。
【0027】ボンベ側コネクタ12は、図2に示される
ように、互いに絶縁された6つの端子a〜fを備え、リ
ード線13によって、端子aと残りの端子b〜fのうち
の何れか1つとが短絡されている。短絡した端子の組み
合わせ(aとb,aとc,aとd,aとe,aとf)で
ガス種が示される。本実施形態では、aとcの組み合わ
せをLPGとし、aとeの組み合わせをDMEとする。
ここでは、ボンベ側コネクタ12は、LPGボンベ10
に設けられているため、端子aとcとがリード線13に
よって短絡されている。
【0028】調整器側コネクタ22は、ボンベ側コネク
タ12の端子a〜fと対応する端子g〜mを備える。圧
力コントローラ21は、調整器側コネクタ22の各端子
h〜mと接続されるバッファー回路21bと、ガス種判
別およびガス圧調整の制御を行う制御回路21aと、電
力を供給する電源部VDDと、電源部VDDの電源供給
のスイッチとなるトランジスタTr1とを備える。
【0029】制御回路21aには、バッファー回路21
bを介して調整器側コネクタ22の端子h〜mからの電
気信号をそれぞれ入力する入力端子p〜tを備えると共
に、トランジスタTr1のベースへ制御信号を出力する
出力端子nを備える。このトランジスタTr1のコレク
タは、調整器側コネクタ22の端子gと接続される。
【0030】上述した構成のガス種判定システムでは、
ガスボンベ10を圧力調整器20に接続する際に、ボン
ベ側コネクタ12を調整器側コネクタ22に接続すると
共に、図示しないスイッチを押して、圧力コントローラ
21の制御回路21aにより、出力端子nからトランジ
スタTr1をオンさせる。この場合、ボンベ側コネクタ
12の端子aとcとが短絡されているため、制御回路2
1aの入力端子qにハイレベル信号が入力される。
【0031】入力端子qから信号を受けた制御回路21
aは、ボンベ側コネクタ12の組み合わせがaとcであ
ると判断し、この組み合わせからガスボンベ10内の燃
料ガスがLPGであると判別し、トランジスタTr1を
オフする。ガス種の判別を一層確実にするために、繰り
返しトランジスタTr1をオンさせ、複数回ガス種を判
別する。
【0032】このガス種判別中に、制御回路21aの入
力端子p〜tのうち複数の入力端子に電気信号が入力さ
れる場合には、ゴミ等によりボンベ側コネクタ12の端
子同士が導通したこと等が考えられるため、エラーであ
ることをランプ(図示略)の点灯により報知する。尚、
ブザーで報知してもよい。
【0033】また、トランジスタTr1がオフの時に、
各入力端子p〜tに信号が入力されていないことも確認
する。信号が入力されている場合には、この入力端子と
電源部VDDとの間で短絡していること等が考えられる
ため、エラーであることをランプの点灯により報知す
る。こうしたエラーがなければ、制御回路21aは、判
別されたガス種(つまりLPG)用に供給ガス圧(例え
ば、300mmHO)を調整する。
【0034】一方、ガスボンベ10にDMEが充填され
る場合には、ボンベ側コネクタ12のリード線13によ
って端子aとeとが短絡されているため、制御回路21
aは、端子eに対応する入力端子sからハイレベル信号
を入力して、燃料ガスがDMEであると判断し、その判
別結果に基づいて、DME用に供給ガス圧(例えば40
0mmHO)を調整する。後述するように、給湯器4
0側でガス種を判別できるように、供給ガス圧をLPG
とDMEとで変えておく。
【0035】このようにして圧力調整器20で圧力が調
整された燃料ガスは、図1に示されるように、ガス供給
管30を通って、各家庭のガス引込口31a,b,cに
供給される。給湯器40のガス圧力センサー43は、供
給されてきた燃料ガスの圧力を検出し、器具コントロー
ラ42へ圧力データを送る。そして、器具コントローラ
42は、その圧力データから供給ガスの種類を判別す
る。つまり、供給ガス圧が所定値(例えば、350mm
O)以上であればDMEと判断し、所定値未満であ
ればLPGと判断する。
【0036】そして、器具コントローラ42は、判別さ
れたガス種に適した目標燃焼制御データに切り替え、フ
ァン(図示略)の回転数を調整したり、ガス比例弁(図
示略)の開度の制御により供給ガス圧を調整して、供給
空気流量や供給ガス流量を制御する。この結果、ガス種
に関係なく、適正な空燃比で燃焼することができる。
【0037】以上詳述したガス種判定システムでは、ガ
スボンベ10に設けられたボンベ側コネクタ12と、圧
力調整器20に設けられた調整器側コネクタ22とを接
続するだけで、ガス種を正確に判別できる。
【0038】しかも、そのガス種用に供給ガス圧に制御
することで、各家庭の給湯器は、この圧力をガス種デー
タとしてガス種を判別することができる。つまり、器具
コントローラ42a,b,cが各圧力センサー43a,
b,cの検知圧力からガス種を判別することができる。
この結果、各器具コントローラ42a,b,cと圧力コ
ントローラ21とを結ぶガス種判別用通信線を設けなく
てもよい。通信線の配線作業の手間を省くことができ
る。
【0039】また、各器具コントローラ42でガス種に
適した供給ガス流量に調整するため、ガス種に関係なく
インプットを等しくする。この際、圧力調整器20で供
給ガス圧を正確に調整する必要がなく、ガス種を区別で
きる程度に供給ガス圧を調整するだけでよく、高精度の
圧力調整器を必要としない。しかも、ガス密度のように
ガス種毎の差があまり変わらない特性をガス種判別に用
いるのではなく、供給ガス圧を判別データとしているた
め、誤判別を無くすことができる。また、各燃焼器具に
おいて供給空気流量もガス種に合わせて調整するため、
燃焼状態が一層良好になる。
【0040】従って、ガス種を切り替えてもインプット
を等しくすることができ、給湯器の燃焼や出力などの特
性を良好に維持できる。この結果、各家庭の給湯器40
等のガス燃焼器具によって、ガス種を判別してガス種毎
に燃焼制御を切り替えるといったことを行う必要がな
い。つまり、ガス燃焼器具側では、ガス種を区別する必
要がなく、今後DMEが新たに供給されるようになって
も、LPG用のガス燃焼器具をそのまま使用することが
できる。
【0041】このようにして、LPGとDMEとをその
市場価格,供給状況に応じて適宜切り替えて使うといっ
た並行使用が可能になり、経済的である。この際、使用
者は燃料ガスを区別して器具を使用しなくてもよく、安
全で使い勝手がよい。また、各コネクタ12,22を用
いるためガス種を判別するための構成が簡単になり、製
造コストが安価となる。
【0042】また、ガスボンベで供給される燃料ガスの
種類が将来新たに増えても、他の空いている端子(b,
d,f)を用いることにより対応できる。尚、本実施形
態では、供給ガスが2種類なので、各コネクタ12,2
2の端子は、それぞれ3つ備えていれば十分である。
【0043】《第2実施形態》次に、第2実施形態につ
いて図1を用いて説明する。尚、第1実施形態と異なる
部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号
を付してその説明を省略する。尚、図1中の符号43
a,43b,43cは、本実施形態では不要となる。ま
た、ガス燃焼器具40は、給湯器ではなく、ガスこんろ
である。
【0044】圧力調整器20の圧力コントローラ21
は、ガスボンベ10内の燃料ガスの種類を判別して、そ
のガス種に適した供給ガス圧に調整する。
【0045】この供給ガス圧について説明する。現在、
LPGの標準ガス圧PLPGは、280mmHOであ
る。DMEを同じガス燃焼器具(つまりノズル径も等し
い)を用いて同インプットで燃焼するためのガス圧PD
MEを算出する。インプットがガス圧の平方根とWIと
に比例することから、LPGとDMEとで同一インプッ
トにするためには次式が成り立つようにすればよい。。
【0046】 PLPG 1/2WILPG=PDME 1/2WIDME …式(1) 尚、WILPG:LPG(ここでは純プロパン)のWI
で19,000kcal/Nm、WIDME:DME
のWIで12,420kcal/Nm。各値を代入し
て、PDME=655mmHOが求められる。
【0047】従って、圧力調整器20でLPGの供給ガ
ス圧を280mmHOに、DMEの供給ガス圧を65
5mmHOに調整する。これにより、LPGとDME
とで同一インプットになる。このようにして圧力調整器
20で圧力が調整された燃料ガスは、図1に示されるよ
うに、ガス供給管30を通って、各家庭のガス引込口3
1a,b,cに供給される。
【0048】以上詳述したガス種判定システムでは、圧
力コントローラ21がガス種を判別し、そのガス種に適
した供給ガス圧に調整してガスこんろ40に燃料ガスを
送るため、ガスこんろ40は、ガス種毎にガス圧を切り
替える必要がない。つまり、ガスこんろ40側では、ガ
ス種を区別する必要がなく、今後DMEが新たに供給さ
れるようになっても、LPG用のガス燃焼器具をそのま
ま使用することができる。また、燃料ガスの特性を計測
器で検出する必要がないため、誤検出の心配がなく、記
憶されたデータから正確にガス種を判別できる。
【0049】本実施形態において、判別されたガス種に
応じてダンパーの開度を調整する構成にしてもよい。本
実施形態では、DMEが供給される場合に、LPGの場
合よりも供給ガス圧を高くするため、バーナに吸引され
る空気量もLPGの場合よりも増加する。これに対し
て、図示しないダンパーの開度を小さくすることによ
り、LPGの場合と同じ流量の空気を吸引して適切な空
燃比を保たせることができ、この結果、ガス種に関係な
く、バーナは一層良好に燃焼することができる。
【0050】《第3実施形態》次に、第3実施形態につ
いて図3を用いて説明する。尚、第1実施形態と異なる
部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号
を付してその説明を省略する。但し、圧力調整器20や
圧力センサー43を備えていない。
【0051】本実施形態のガス種判定システムは、ボン
ベ側コネクタ12に保持されるデータを直接、各家庭の
燃焼器具40に送信してガス種を判別するものである。
ガスボンベ10にはガス種データを保持するボンベ側コ
ネクタ12が設けられ、各家庭の各燃焼器具40a,
b,cには、それぞれガス種データを入力する入力部
と、ガス種判別を行うガス種判別部と、燃焼制御を行う
燃焼制御部とを備えた器具コントローラ44a,b,c
が設けられ、ボンベ側コネクタ12と接続される器具側
コネクタ25と電気的に接続される。
【0052】こうした構成のガス種判定システムでは、
各家庭の器具コントローラ44a,b,cにおいて、入
力部が、ボンベ側コネクタ12に保持されるデータを器
具側コネクタ25を介して受信して、ガス種判別部がガ
ス種を判別し、燃焼制御部が、そのガス種に適した燃焼
仕様に切り替えて、つまりガス比例弁の開度やファンの
回転速度を調整するといった燃焼制御を行う。この場合
には、ガス種による燃焼状態の差がなくなり、使用者は
ガス種を区別して使用する必要がなく使い勝手がよい。
尚、各家庭のガス引込口31a,b,cにガス種判別装
置を設け、ボンベ側コネクタ12からのガス種信号を、
各器具コントローラ44にではなくガス引込口31に送
ってもよい。この場合、各ガス引込口31のガス種判別
装置から、家庭内のガス器具へガス種判別信号を送るよ
うにする。
【0053】第1〜第3実施形態においてガス供給シス
テムについて説明したが、ガス種判別のバリエーション
を以下の変更例で挙げる。 《第1変更例》次に、第1変更例について図4を用いて
説明する。尚、第1実施形態と異なる部分について説明
し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明
を省略する。
【0054】ガスボンベ10には、不揮発性メモリ16
を実装した基板15に接続されたボンベ側コネクタ14
が設けられ、圧力調整器20には、圧力コントローラ2
3と調整器側コネクタ24とが設けられる。各コネクタ
14,24は、ガスボンベ10の接続時に作業者によっ
て接続される。
【0055】このボンベ側コネクタ14は、a〜gの7
つの端子を備え、不揮発性メモリ16にそれぞれ接続さ
れる。具体的には、両端の端子a,gはグランドGND
に、端子bは電源入力部VDDに、端子cはチップセレ
クトCSに、端子dはシリアルクロックSKに、端子e
はデータ入力部DIに、端子fはデータ出力部DOに接
続される。不揮発性メモリ16には、ガスボンベ10に
充填された燃料ガスの特性(例えば、WI、ガス比重、
燃焼速度、プロパン含有率,ブタン含有率,水素含有率
等のガス成分情報)を示すガス種特性データが記憶され
ている。
【0056】一方、調整器側コネクタ24は、ボンベ側
コネクタ14の端子a〜gに対応して、h〜pの7つの
端子を備える。圧力コントローラ23は、調整器側コネ
クタ24の各端子h,j〜nと接続されるバッファー回
路23bと、ガス種判別およびガス圧調整の制御を行う
制御回路23aと、電力を供給する電源部VDDと、電
源部VDDの電源供給のスイッチとなるトランジスタT
r1と、端子hとバッファ回路23bとを結ぶ配線にコ
ネクタ未接続時に端子rの論理を確定するために設けら
れた抵抗体Rとを備える。端子iはトランジスタTr1
のエミッタに接続され、端子pは接地される。制御回路
23aには、入力・出力端子q〜vが設けられ、出力端
子qはトランジスタTr1のベースに接続される。
【0057】上述した構成のガス種判定システムでは、
ガスボンベ10を圧力調整器20に接続する際に、ボン
ベ側コネクタ14を調整器側コネクタ24に接続する。
この接続により、信号が調整器側コネクタ24の端子p
→ボンベ側コネクタ14の端子g,a→調整器側コネク
タ24の端子h→バッファ回路23b→入力端子r→制
御回路23aという順序で伝達され、制御回路23a
は、ボンベ側コネクタ14が調整器側コネクタ24に接
続されたと判断する。
【0058】そして、制御回路23aは、接続を判断し
てから所定時間(例えば、ボンベ側コネクタ14が調整
器側コネクタ24に奥まで差し込まれたと見込まれる2
00〜500ミリ秒)後に、出力端子qからトランジス
タTr1をオンさせ、調整器側コネクタ24の端子iと
ボンベ側コネクタ14の端子bとを介して、電源部VD
Dの電力を不揮発性メモリ16に供給する。
【0059】この電源供給後、制御回路23aは、ボン
ベ側コネクタ14の端子c〜fを用いて通信を行い、ガ
ス種特性データを読み出して、ガスボンベ10内の燃料
ガスの種類を判別する。この際、各データにパリティを
持たせておき、データを誤って読み込んでしまうことを
防ぐ。また、ガス種特性データの値が規定範囲を超えた
場合には、エラーとなり、ランプを点灯して報知する。
こうしたエラーがなければ、制御回路23aが、判別さ
れたガス種用に供給ガス圧を調整し、各家庭のガス引込
口31に燃料ガスを供給する。
【0060】以上詳述したガス種判定システムは、第1
実施形態と同様の効果が得られる。しかも、ガスボンベ
10に設けられたボンベ側コネクタ14と、圧力調整器
20に設けられた調整器側コネクタ24とを接続するだ
けで電源が入るため、第1実施形態のような操作スイッ
チを設ける必要がない。
【0061】また、燃料ガスの特性を示すデータを用い
るため、ガス種を一層正確に判別できる。この結果、ガ
スボンベで供給される燃料ガスの種類が将来新たに増え
ても、そのデータ(例えば、WI)から供給ガス圧の値
を算出するなどして、新ガスに適した供給ガス圧に調整
し、ガス種に関係なく同一インプットで燃焼させること
ができる。また、ガス成分データから適切な供給空気量
を算出して燃焼性能を良好にすることもできる。
【0062】特に、第2,第3実施形態に本変更例を適
用する場合には、単なる燃料ガスの種類(LPGやDM
Eなど)ではなくガス種特性データ(ガス比重やWIな
ど)を読み出すことができるため、多くのデータを用い
てガス燃焼器具の燃焼制御を木目細かに行うことができ
る。
【0063】更に、各コネクタ14,24の接続状態
が、それぞれの両端の端子a,g,h,kを用いて判断
されるため、ボンベ側コネクタ14が調整器側コネクタ
24に半挿入あるいは傾いて挿入されているなどの不完
全接続状態であるか否かを確認できる。この結果、各コ
ネクタ14,24が完全に接続されてから制御回路23
aへガス種特性データを送信するため、確実にデータを
読み出すことができる。
【0064】《第2変更例》次に、第2変更例について
図5,図6を用いて説明する。尚、第1変更例と異なる
部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号
を付してその説明を省略する。ガスボンベ10には、図
5に示されるように、ガス特性送信装置50が設けら
れ、圧力調整器20には、ガス特性受信装置60が設け
られる。
【0065】このガス特性送信装置50は、図6に示さ
れるように、ガス種特性データを記憶した不揮発性メモ
リ51と、不揮発性メモリ51からのデータを読み出す
制御回路52と、制御回路52に電源供給する電源回路
53と、制御回路52で読み出したデータをアンテナ5
5を用いてガス特性受信装置60へ送信する送信回路5
4とを備える。
【0066】一方、ガス特性受信装置60は、ガス特性
送信装置50のアンテナ55から送られたデータをアン
テナ65を用いて受信する受信回路64と、受信された
ガス種特性データに応じてガス種を判断し圧力調整器2
0を流れる燃料ガスの供給圧を制御する制御回路62
と、ガス特性送信装置50の電源回路53へ電磁誘導に
よって電力を送る電源回路63とを備える。
【0067】上述した構成のガス種判定システムでは、
ガスボンベ10を圧力調整器20に接続する際に、図示
しないスイッチを押すことにより、圧力調整器20に設
けられたガス特性受信装置60の制御回路62が起動
し、制御回路62が電源回路63を作動させ電磁誘導に
より、ガスボンベ10に設けられたガス特性送信装置5
0の電源回路53へ電力を送る。
【0068】こうして電源供給された制御回路52は、
不揮発性メモリ51からガス種特性データを読み出し、
送信回路54によりアンテナ55から圧力調整器20側
のアンテナ65へデータを送信する。このデータを受信
回路64から制御回路62に伝え、制御回路62でその
データに応じてガス種を判別し、そのガス種に応じた供
給ガス圧に調整して各家庭のガス引込口31に燃料ガス
を供給する。そして各給湯器がその供給ガス圧からガス
種を判別する。
【0069】以上詳述したガス種判定システムは、第1
変更例と同様に、燃料ガスの特性を示すガス種特性デー
タを用いるため、ガス種を一層正確に判別でき、しか
も、将来ガス種が増えても対応できる。
【0070】更に、このガス種特性データを電波で通信
するため、ガス特性送信装置50とガス特性受信装置6
0との間に、コネクタのような接触部を設ける必要がな
い。従って、コネクタの接続忘れによりガス種の判別が
不可能になることを防止できる。また、こうしたコネク
タを備えていると、ゴミが溜まって接触不良が起きた
り、端子が錆びたりするが、本実施形態ではそういった
不具合がなく、ガス種判定システムの耐久性を良好に維
持できる。
【0071】また、ガスボンベを接続するだけで、電波
通信を行うガス特性送信装置50とガス特性受信装置6
0とが接近するため、コネクタのように接続しなくても
ガス種判別可能状態にすることができる。本実施形態で
はアンテナ55,65(図6)を用いてガス種特性デー
タを電波通信しているが、これに代えて、図7に示され
るように、電磁誘導通信を行ってもよい。
【0072】《第3変更例》次に、第3変更例について
図8を用いて説明する。尚、第1変更例と異なる部分に
ついて説明し、重複する部分に関しては同一符号を付し
てその説明を省略する。ガスボンベ10には、ガス特性
送信装置70が設けられ、圧力調整器20には、ガス特
性受信装置80が設けられる。
【0073】このガス特性送信装置70は、ガス種特性
データを記憶した不揮発性メモリ71と、不揮発性メモ
リ71からのデータを読み出す制御回路72と、制御回
路72を電源供給する電池73と、制御回路72で読み
出したデータを赤外線通信する赤外線発光素子74と、
制御回路72の電源供給のオン・オフをするスイッチS
W1とを備える。
【0074】一方、ガス特性受信装置80は、ガス特性
送信装置70の赤外線発光素子74から送られた赤外線
を受光する赤外線受光素子84と、赤外線受光素子84
からのガス種特性データに応じてガス種を判断し圧力調
整器20を流れる燃料ガスの供給圧を制御する制御回路
82と、ガス特性送信装置70のスイッチSW1のオン
動作に連動してオンになるスイッチSW2とを備える。
【0075】上述した構成のガス種判定システムでは、
作業者は、ガスボンベ10を圧力調整器20に接続する
際に、操作ボタンを押すことでガス特性送信装置70の
スイッチSW1,ガス特性受信装置80のスイッチSW
2を同時にオンさせる。スイッチSW1のオンにより、
制御回路72を電源供給して不揮発性メモリ71からガ
ス種特性データを読み出し、そのデータを赤外線発光素
子74からガス特性受信装置80の赤外線受光素子84
へ所定回数だけ送信する。
【0076】制御回路82は、スイッチSW2がオンに
なると、ガス種特性データの受信を開始して、そのデー
タを読み込み、正常な読み込みを完了した場合には、ス
イッチSW2がオフになるまでそのデータを保持する。
このデータからガスボンベ10内の燃料ガスの種類を判
別する。この際、制御回路72からガス種特性データを
所定回数(複数回)だけ送信されても、所定時間内に制
御回路82が正常な読み込みをすることができない場合
には、エラーとなり、ランプを点灯して報知する。
【0077】こうしたエラーがなければ、制御回路82
が、判別されたガス種用に供給ガス圧を調整し、各家庭
のガス引込口31に燃料ガスを供給する。そして、ガス
ボンベ10が圧力調整器20から外されてスイッチSW
2がオフになると、制御回路82は、保持していたガス
種特性データをクリアして、再度スイッチSW2がオン
になるまで圧力調整器20の動作を停止し、燃料ガスの
各ガス引込口31への供給を停止する。
【0078】以上詳述したガス種判定システムは、第1
変更例と同様に、燃料ガスの特性を示すガス種特性デー
タを用いるため、ガス種を一層正確に判別でき、しか
も、将来ガス種が増えても対応できる。
【0079】また、ガス種特性データを複数回送信する
ため、データを正常に読み込むことが確実になる。ま
た、ガスボンベ10が接続されている間ずっとガス種特
性データを制御回路82へ送り続けるのではなく、各ス
イッチSW1,SW2のオンから所定時間後にデータの
送受信を停止してデータを保持するため、電池73の消
費電力を節約でき、長期に渡ってガス種判定システムを
利用できる。
【0080】尚、赤外線による光通信に代えて、ガス種
特性データを示すバーコードをガスボンベに添付してお
いて、ガスボンベ接続時にそのデータを読み取ったり、
イメージから文字を認識するソフトであるOCRを用い
て、ガスボンベに記載されたガス種を読み取ることによ
り、ガスボンベ内の燃料ガスの種類を判別してもよい。
【0081】《第4変更例》次に、第4変更例について
図9を用いて説明する。尚、第1実施形態と異なる部分
について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付
してその説明を省略する。本変更例のガス種判定システ
ムは、圧力調整器20のパイプ接続口20cとガスボン
ベ10のパイプ接続口10cとの機械的な接続によりス
イッチをオンして、接続されたことを検知し、電気通信
によりガス種を判別するものである。
【0082】圧力調整器20のパイプ接続口20cに複
数の溝20d,20e,20fを形成し、位置決め用の
溝20d以外の溝20e,fには、それぞれスイッチ2
6e,26fを設ける。この溝20e,20fは、位置
決め用溝20dとの距離がそれぞれ異なる。
【0083】一方、LPG用のガスボンベ10のパイプ
接続部10cに、2つの突起部10d,10e(DME
の場合、10d,10f)を形成し、詳しくは、位置決
め用突起部10dが位置決め用の溝20dに填まる際
に、他方の突起部10e,10fが溝20e,20fに
填まる位置に形成する。
【0084】そして、これらのパイプ接続口10c,2
0c同士の接続により、位置決め用突起部10dが位置
決め溝20dに填まると共に、ガス種を示す突起部10
e(または10f)が、圧力調整器20側の溝20e
(または20f)に填まってスイッチ26e(または2
6f)がオンになる。圧力調整器20の圧力コントロー
ラ21は、そのオン信号を検知して供給ガス圧を制御す
る。
【0085】ここでは、LPGボンベでは、2つの突起
部10d,eをDMEボンベの2つの突起部10d,f
よりも近づけて配置しているため、位置決め溝20dに
近い方の溝20eに設けられたスイッチ26eがオンに
なれば、供給ガスがLPGであると判断し、遠い方の溝
20fに設けられたスイッチ26fがオンになれば、D
MEであると判断する。
【0086】このようにして、パイプ接続口10c,2
0c同士の接続と同時にガス種を判別することができ
る。しかも、パイプ接続口10c,20cの接続とは別
に、ガス種判別用のコネクタを接続しなくてもよいた
め、接続忘れを防止できる。
【0087】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本発
明は、給湯器やガスこんろに供給される燃料ガスの判定
に限定されず、風呂釜付き給湯器や、ガス暖房器等の家
庭用ガス燃焼器具に供給される燃料ガスを判定してもよ
い。
【0088】また、判別する燃料ガスは、LPGやDM
Eに限定されない。また、ガス種に関係なくインプット
を合わせるために、燃料ガスの供給圧力を調整する代わ
りに、空気や他の燃料ガスを混入することにより燃料ガ
スを希釈して、各家庭に供給してもよい。
【0089】また、第1実施形態において、各家庭のガ
ス引込口の下流のガス配管途中にガス圧力センサーを1
つ設け、ガス種判別装置を配置してガス種を一括判定し
て、そのガス引込口に接続された各ガス燃焼器具にその
判定信号を送るようにしてもよい。この場合には、ガス
燃焼器具の台数だけガス圧力センサーとガス種判別装置
を設ける必要が無く、コストを低減できる。
【0090】また、第2変更例では、電波通信や光通信
により圧力コントローラ21へガス種特性データを送信
しているが、これに代えて、各家庭のガス燃焼器具の器
具コントローラに、アンテナあるいは光通信ケーブルに
繋がれた赤外線受光素子,データ受信装置,ガス種判別
装置を設けることにより、ガス特性送信装置から送信さ
れるガス種特性データを直接受信させてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
のガス種判定システムによれば、情報保持手段とガス種
判別手段とによって、ガスボンベに充填されている燃料
ガスの種類を正確に判定することができる。この判別結
果を使って、ガスボンベの交換時にガス種が変更されて
も、ガス種の変更を判断し、種類の異なる燃料ガスを切
り替えて使用することができる。また、ガス種変更時
に、例えば、ガス種に関係なくインプットを等しくする
際に、ガスボンベから供給された燃料ガスの圧力や燃料
ガスの希釈率などを間違って調整することを防ぐことが
できる。
【0092】更に、本発明の請求項2のガス種判定シス
テムによれば、ガスボンベに設けられる電気的接点から
の電気信号を用いてガス種を判別するため、ガス種を判
別するための構成が簡単になり、製造コストが安価とな
る。
【0093】更に、本発明の請求項3のガス種判定シス
テムによれば、ガス種情報を電波または光または磁気で
通信するため、ガス種判別手段と情報保持手段との間に
コネクタ等の接触部を持つ必要がなく、ガスボンベを接
続する時に接触部を接続し忘れてガス種の判別ができな
くなることを防止できる。また、ゴミによる接触不良や
錆びといったコネクタ特有の不具合がなく耐久性が良
い。
【0094】更に、本発明の請求項4のガス種判定シス
テムによれば、ガス種判別手段の判別結果に応じて、燃
料ガスの供給状態を自動的に切り替えるため、燃料ガス
のWIの大きさに関係なく同一能力でバーナを燃焼で
き、複数種類の燃料ガスを切り替えて使う並行使用がで
きる。
【0095】更に、本発明の請求項5のガス種判定シス
テムによれば、ガス種の判別結果をガス燃焼器具に送ら
なくても、その結果に応じて調整されたガス圧に応じ
て、ガス燃焼器具が供給ガスの種類を判断することがで
きる。従って、ガスボンベとガス燃焼器具との間に判別
結果伝達手段を設ける必要がなく、ガス種判定システム
が複雑にならず、製造コストが安価となる。また、判別
結果伝達手段の設置の手間を省くことができる。
【0096】更に、本発明の請求項6のガス種判定シス
テムによれば、ガス種判別手段の判別結果に応じて、ガ
ス燃焼器具の燃焼仕様を自動的に切り替えるため、ガス
燃焼器具がガス種に適した仕様で燃焼でき、複数種類の
燃料ガスを切り替えて使うことが容易になる。
【0097】更に、本発明の請求項7のガス種判定シス
テムによれば、ガスボンベという同じガス供給形態のL
PGとDMEとを判別でき切り替えて使用できるため、
市場価格,供給状況等に応じて燃料ガスを選択でき、経
済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2実施形態としてのガス種判定システ
ムの概略構成図である。
【図2】第1,第2実施形態としてのガス種判定システ
ムの主要部の概略構成図である。
【図3】第3実施形態としてのガス種判定システムの主
要部の概略構成図である。
【図4】第1変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【図5】第2変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【図6】第2変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【図7】第2変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【図8】第3変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【図9】第4変更例としてのガス種判定システムの主要
部の概略構成図である。
【符号の説明】
10…ガスボンベ、10a,20a…パイプ接続口、1
2,14…ボンベ側コネクタ、13…リード線、16,
51,71…不揮発性メモリ、20…圧力調整器、21
…圧力コントローラ、21a,23a,52,62,7
2,82…制御回路、22,24…調整器側コネクタ、
30…ガス供給管、31a,b,c…ガス引込口、40
a,b,c…給湯器、42a,b,c…器具コントロー
ラ、43a,b,c…ガス圧力センサー、50,70…
ガス特性送信装置、55,65…アンテナ、60,80
…ガス特性受信装置、74…赤外線発光素子、84…赤
外線受光素子、SW1,2…スイッチ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベから需用家のガス引込口へ供
    給される燃料ガスの種類を判別するガス種判定システム
    であって、 上記ガスボンベに設けられ、上記燃料ガスの種類を示す
    ガス種情報を保持する情報保持手段と、 上記情報保持手段に接続あるいは接近させることによ
    り、上記ガス種情報を入力して上記燃料ガスの種類を判
    別するガス種判別手段とを備えたことを特徴とするガス
    種判定システム。
  2. 【請求項2】 上記情報保持手段として、上記ガス種情
    報を示す電気的接点を用い、 上記ガス種判別手段は、上記電気的接点からの電気信号
    により上記ガスボンベ内の燃料ガスの種類を判別するこ
    とを特徴とする請求項1記載のガス種判定システム。
  3. 【請求項3】 上記ガス種情報を上記ガス種判別手段へ
    電波あるいは磁気あるいは光で通信する非接触式通信手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のガス種判定
    システム。
  4. 【請求項4】 上記ガス種判別手段の判別結果に基づい
    て、上記ガスボンベから供給された燃料ガスの圧力を調
    整したり、該燃料ガスに他の気体を混入させて希釈する
    等して、該燃料ガスの供給状態を自動的に切り替えて、
    需用家のガス燃焼器具での単位時間当たりの発熱量をガ
    ス種に関係なく略同一にする供給状態自動切替手段を備
    えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガ
    ス種判定システム。
  5. 【請求項5】 上記ガスボンベから供給された燃料ガス
    を、上記ガス種判別手段の判別結果に応じた圧力に調整
    して上記ガス引込口へ供給する供給ガス圧調整手段を備
    えると共に、 需用家のガス燃焼器具に、 上記圧力を検知する圧力検知手段と、 その検知圧力に応じて供給ガスの種類を判断する圧力対
    応ガス種判別手段と、 判定されたガス種に適した供給ガス流量等の燃焼仕様に
    切り替えて燃焼制御を行う燃焼制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のガス種判定
    システム。
  6. 【請求項6】 上記ガス種判別手段の判別結果に応じ
    て、需用家のガス燃焼器具の供給ガス流量等の燃焼仕様
    を自動的に切り替える燃焼仕様自動切替手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のガス種判
    定システム。
  7. 【請求項7】 上記ガスボンベに充填される燃料ガス
    は、ジメチルエーテルまたはLPガスであることを特徴
    とする請求項1〜6の何れかに記載のガス種判定システ
    ム。
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