JP2003042612A - 製氷装置及びこの装置を備えた冷凍冷蔵庫 - Google Patents

製氷装置及びこの装置を備えた冷凍冷蔵庫

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JP2003042612A
JP2003042612A JP2001225236A JP2001225236A JP2003042612A JP 2003042612 A JP2003042612 A JP 2003042612A JP 2001225236 A JP2001225236 A JP 2001225236A JP 2001225236 A JP2001225236 A JP 2001225236A JP 2003042612 A JP2003042612 A JP 2003042612A
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ice making
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air
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JP2001225236A
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Junichi Mogi
淳一 茂木
Takeo Komatsubara
健夫 小松原
Junichi Kubota
順一 久保田
Hideaki Kamiya
英昭 神谷
Hitoshi Hoshino
仁 星野
Masaya Matsuoka
雅也 松岡
Naoki Otsuka
直樹 大塚
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミネラル成分やガス成分を含む水を一方の製
氷ブロックに集め易い冷製氷装置及び冷凍冷蔵庫を提供
する。 【解決手段】 製氷装置において、製氷ブロックに所定
の吹付け角で温風を供給するブロー機構を備え、隣り合
う前記製氷ブロック同士の水が行き来できる連通部を製
氷皿に形成すると共に、前記製氷ブロックの上部の側壁
を、この側壁に沿って前記連結部に流れる水が移動し易
い形状、例えば略8角形状に形成したので、側壁近辺の
水はブロー機構からの温風により生ずる水の流れに沿っ
て、連通部を通って水が行き来しやすくなり、ミネラル
成分やガス成分を含み凍結しにくい水を温風を吹出す方
向の製氷ブロック側へ集めやすくなる。このため、温風
を吹出す方向の製氷ブロックと反対側の氷をほぼ透明な
氷とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等におけ
る冷凍冷蔵庫に用いられる製氷装置にかかり、特に高品
質な透明氷を短時間で製氷することが可能な製氷装置及
びこの装置を備えた冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭用の冷凍冷蔵庫等において
は、水を製氷皿に貯留して製氷する製氷装置が略標準装
備され、中には所定量の氷が常備できるように給水タン
クから自動給水して製氷する製氷装置が市場に提供され
ている。
【0003】しかし、単に製氷皿を冷却して製氷すると
白濁した氷になることが知られており、かかる白濁した
氷をウイスキーの水割等に用いても雰囲気が盛り上がら
ないことなどの理由から透明氷が要望され種々の構成の
製氷装置が提案されている。
【0004】一般に製氷皿は、複数の製氷ブロックに区
画され、この各製氷ブロックに水が貯留されている。こ
のような製氷皿を単に冷却すると、各製氷ブロックの周
囲から結氷が始まり、内部の水が最後に結氷するように
なる。
【0005】このとき、水に溶存していた空気等は、未
結氷水中に気泡となってでてきて、この気泡が氷に閉じ
こめられると白濁した氷となる。
【0006】そこで、透明氷を得るために、例えば特公
平6−70543号公報においては、冷気を製氷皿の裏
側へ送風して製氷し、その際気泡が氷に閉じこめられな
いように、製氷皿の蓋にヒータを埋込んで水面が内部よ
り先に結氷しないようにした構成が開示されている。
【0007】これにより、各製氷ブロックの底の方から
徐々に結氷し、最後に水面が凍るようになるので、製氷
完了時まで気泡の脱気パスが確保されて透明氷が製氷で
きるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、脱気パスは確保されるものの以下の理由から十
分な脱気が行えず、透明度の高い高品質な透明氷を作る
ことが困難になる問題があった。
【0009】即ち、各製氷ブロックの底部側に発生した
気泡が脱気されるためには、当然ながらこの気泡は水面
まで浮上しなければならない。
【0010】しかし、この気泡は非常に小さいため、そ
の浮力も小さくこの浮力だけで水面まで浮上することが
困難であると共に、時には結氷面に付着したりして氷の
中に閉じこめられてしまい脱気が不十分となってしま
う。
【0011】無論、表面はヒータにより加熱されている
ので、未結氷水には温度勾配が発生し、これにより対流
が生じるので、各製氷ブロックの底部側に発生した気泡
がこの対流により水面まで運ばれる場合がある。
【0012】ところが、上記ヒータ加熱の方法では、製
氷ブロックに貯留されている水は静止しており(強制的
な攪拌等が行われていない)、かつ、その温度勾配も小
さいため氷結面に付着した気泡を対流で動かし脱気させ
るには非常に困難であった。
【0013】従って、十分に脱気を行うには氷結速度を
小さくしなければならず、製氷時間が長くなってしまう
問題があった。
【0014】そこで、本出願人は、複数の製氷ブロック
を有する製氷皿と、その製氷皿の水面に温風を吹出すブ
ロー機構とを備え、製氷皿の底面側への冷気(例えば−
20℃程度)で製氷ブロックの底部側から徐々に製氷さ
せ、底部から透明氷を得るようにした製氷装置を試作し
た。
【0015】この製氷装置で使用した製氷皿は図14や
図15に示すものであった。この図に示す61は製氷皿
で、複数の製氷ブロック62A、62B、62C、62
Dを備えている。そして、この製氷ブロックの上部の側
壁は、図15に示すように略四角状に形成されている。
また、63は、隣り合う製氷ブロック同士の水が行き来
できる連通部、64はこの連通部につながる側壁であ
る。
【0016】このような製氷皿61を使用した製氷装置
では、その製氷時に、ブロー機構から各製氷ブロックの
表面に温風が供給されるので、その表面には図15の一
点鎖線の左側に示すような水の流れができている。尚、
吹出す方向は、図15の上から下向きである。
【0017】製氷ブロックの上部の壁面は、図15に示
すように略四角状に形成されているので、そのコーナー
となる隅部65で、主な水の流れと異る流れが生じ、こ
の異る流れが生じるため、連通部63を流れる水量が減
少し、ミネラル成分やガス成分を含む水を一方に集める
働きが低下していた。この水を一方に集める働きが弱ま
ると、結果として、透明にしたい氷に白濁部が生じるこ
とになる。
【0018】この発明は、ミネラル成分やガス成分を含
む水を一方の製氷ブロックに集め易い製氷装置及び冷凍
冷蔵庫を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、複数の製氷ブロックを有する製氷皿と、この製氷皿
の製氷ブロックの氷をこの製氷皿を回動させることによ
り脱氷する脱氷装置とを備えた製氷装置において、前記
製氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給するブロー
機構を備え、前記製氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同
士の水が行き来できる連通部を形成すると共に、前記製
氷ブロックの上部の側壁を、この側壁に沿って前記連結
部に流れる水が移動し易い形状に形成したものである。
【0020】また、製氷装置において、製氷ブロックに
所定の吹付け角で温風を供給するブロー機構を備え、製
氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同士の水が行き来でき
る連通部を形成すると共に、前記製氷ブロックの上部の
側壁を、水面の水の主な流れに沿うように形成したもの
である。
【0021】更に、製氷装置において、製氷ブロックに
所定の吹付け角で温風を供給するブロー機構を備え、製
氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同士の水が行き来でき
る連通部を形成すると共に、前記製氷ブロックの上部の
側壁を、略八角形としたものである。
【0022】また、これらの何れかの製氷装置を冷凍冷
蔵庫に備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に沿って
説明する。図1は本発明にかかる製氷装置20を搭載し
た冷凍冷蔵庫2の側断面図であり、図2〜図4はこの製
氷装置20の構成図で、図2は側面図、図3は上面図、
図4は正面図である。なお、これらの図において、構成
が容易に理解できるように部材の一部を適宜省略し又は
簡略化して示されている部分があることを付言する。
【0024】冷凍冷蔵庫2は、外箱3と内箱4とを有
し、この間に断熱材が充填されてなる断熱構造体で、内
箱4の内部には複数の断熱中仕切板6が設けられて冷蔵
室7、冷凍室8、野菜室9等が形成されている。
【0025】冷蔵室7の下端部には、氷を作るための水
が貯留される給水タンク11が設けられ、また冷凍室8
には製氷装置20及び貯氷箱12が設けられている。な
お、貯氷箱12は製氷装置20の下に設けられて、この
製氷装置20からの氷を受止めて貯氷するようになって
いる。
【0026】また、冷凍冷蔵庫2の下部等には、冷媒を
圧縮する圧縮機、冷媒を絞るキャピラリーチューブ、冷
媒の熱を放熱して凝縮させる凝縮器、内部で冷媒を気化
させて庫内空気を冷却する冷却器13等からなる冷凍装
置が収納されて、庫内空気をファン14により強制循環
させながら庫内を冷却している。
【0027】一方、製氷装置20は、給水タンク11か
らの水を貯留する製氷皿21、この製氷皿21に貯留さ
れた水に空気(5℃程度の温風)を吹付けるブロー機構
22、製氷皿21を反転させてこの製氷皿21の氷を貯
氷箱12に移す脱氷機構23等を有している。このよう
に製氷皿21の氷を貯氷箱12に移すために180度回
転させるような反転ではなく、120度程度動かすよう
な回動させる方法を用いて氷を移すようにしても良い。
【0028】なお、図1においてはこの製氷装置20の
少なくとも一部を断熱中仕切板6に埋込んだ構成を示し
ている。このような構成にしたのは、冷凍室8の利用空
間容積を増やすためであるので、状況により断熱中仕切
板6に埋込まなくてもよいことは明らかである。
【0029】このような製氷皿21は、上面が開口して
形成された合成樹脂製で、その内側が凹状に形成された
複数の製氷ブロック24に区画され、また製氷皿21の
両端部(図2では、左右方向)には回動軸25が設けら
れると共に、左端に給水タンク11からの水が給水され
る給水口26が設けられている。
【0030】そして、製氷皿21の裏側に冷却装置から
冷凍室8に送られてきた冷気(例えば−20℃程度)が
送風されて、この製氷皿21を底部側から冷却して製氷
が行われる。
【0031】脱氷機構23は、製氷皿21の一端側(図
2では左側)に設けられた駆動部27、貯氷箱12に所
定量以上の氷が蓄えられているか否かを検出する検氷レ
バー29等から構成され、駆動部27は図示しないパル
スモータ、ギア及び出力軸等により構成されている。
【0032】そして、製氷皿21の一方の回動軸25を
介して駆動部27の動力が製氷皿21に伝達されること
によりこの製氷皿21が上下反転して製氷された氷が貯
氷箱12に落下して貯氷される。
【0033】なお、貯氷箱12に氷が所定量以上貯氷さ
れているか否かの判断は、脱氷を行う際に先ず検氷レバ
ー29が貯氷箱12に向かって回転する。
【0034】このとき検氷レバー29が、図2に示す点
線状態まで所定量回転しても、氷に当接して力を受けな
い場合には、貯氷箱12に氷が無くなっていると判断し
て脱氷動作が開始する。
【0035】また、脱氷時には、製氷皿21は上下反転
して脱氷するが、このとき氷が製氷皿21にくっつき容
易に脱氷できない場合がある。
【0036】かかる場合には、図5に示す製氷皿21の
側面や底面等に脱氷ヒータ37を取付けて、脱氷時にこ
の脱氷ヒータ37に通電することにより製氷皿21に接
する氷の表面を少し溶かすようにしても良い。また、製
氷皿21は、図6にその平面図を示すように形成されて
いる。
【0037】これらの図に示しているように、製氷ブロ
ック24の上部の側壁41は、この側壁に沿って後述の
連結部に流れる水が移動し易い形状、すなわち、連通部
につながる水の流れに沿うように、斜めに形成されてい
る。つまり、側壁41は、この側壁41近辺の水を連通
部へ案内しやすいような形状に形成されている。特に、
この実施の形態では、側壁41が略直線上に形成されて
いるので、上部の側壁は略八角形に形成されている。
尚、水の流れは、後述する図12に示す。42は前記製
氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同士の水が行き来でき
るように形成された連通部である。
【0038】なお、脱氷ヒータ37で氷の表面を少し溶
かすことにより脱氷を容易にするが、溶けた部分は脱氷
と略同時に再び凍るので、氷の表面は非常に滑らかにな
り、貯氷箱12に落下したときの衝撃や氷をウイスキー
等に入れたときの熱衝撃等に対して割れにくくなる利点
がある。
【0039】また、脱氷時に氷表面が割れるのを防ぐの
で透明氷としての見栄えが良くなる。
【0040】ブロー機構22は、空気を送風するポンプ
31、このポンプ31により送風される空気を製氷皿2
1の上方まで導く送風ダクト32、この送風ダクト32
により導かれた空気を加熱する空気加熱ヒータ33、こ
の空気加熱ヒータ33により加熱されて温風となった空
気を各製氷ブロック24に貯留された水に吹き当てるノ
ズル34、このノズル34から吹出された空気が集り、
再度ポンプ31に循環させる帰還ダクト35、製氷皿2
1の上面近傍の温度を検出する温度検出器36等を有し
ている。
【0041】ポンプ31は、シロッコファン等からな
り、中央部分から吸気し、周囲から吐出すように形成さ
れると共に、ポンプ31、送風ダクト32、ノズル34
及び帰還ダクト35がなす空気路は閉回路に形成され
て、ポンプ31からの空気は図3に示す矢線に従い送風
ダクト32、ノズル34及び帰還ダクト35を循環す
る。
【0042】ノズル34は、製氷ブロック24に対応し
て複数設けられて、空気を整流して製氷皿21に貯留さ
れた水に対して所定の吹付角度で吹付けられるように取
付けられている。
【0043】図7はノズル34の形状を説明するための
図で、図7(a)は円筒状タイプの場合であり、図7
(b)はリブ状タイプの場合を示し、図面の上側には斜
視図が示され、下側にはその断面図が示されている。
【0044】何れのタイプのノズル34を用いても良
く、また本発明はかかるノズル34の形状に制約を受け
るものではないが、後述するように少なくともノズル3
4の吹出口38からの空気が製氷皿21に貯留された水
に対して所定の角度で吹当られるようにする必要があ
る。
【0045】図8は製氷ブロック24に対するノズル3
4(図8(a)に示す円筒状タイプのノズルの場合を例
示している)の吹付角度θ(法線となす角度)を模式的
に示した図で、図8(a)及び図8(b)は側断面図、
図8(c)は上面図を示している。なお、図8(a)は
製氷開始時の側断面図であり、図8(b)は製氷中にお
ける側断面図を模式的に示している。
【0046】ノズル34の吹付角度θ及び吹付位置P
は、製氷ブロック24の大きさ(吹付面の大きさ)、ノ
ズル34から吹出される温風の速度、製氷ブロック24
に貯留されている水の量等に対応して設計されるもので
ある。
【0047】従って、一概に吹付角度θ及び吹付位置P
を規定することができないが、今日市販されている製氷
皿21では概ね吹付角度θ=20〜70度の角度がよ
く、より好ましくは吹付角度θ=45±1度がよい。
【0048】また、吹付位置Pは、少なくとも製氷ブロ
ック24の水平面中心位置に対して風上側(図8におい
て中心線Kより右側)の位置であることが好ましい。
【0049】このように吹付位置P及び吹付角度θを設
定したノズル34から吹出された温風は、製氷皿21の
水に吹き当り、この水を攪拌する。図87に示す点線矢
印はかかる温風の吹付けにより攪拌された水の動きを示
している。
【0050】ノズル34の吹付角度θが、少なくともθ
>0であるので、温風により水は図8(a)に示すよう
に鉛直断面で回転するようになる。特に、吹付位置Pが
中心線Kより風上側であるので効率的に水を回転させて
攪拌できるようになっている。
【0051】また、ノズル34は中心線Lの上に設け
る。これによりこの中心線Lに対して左右対称に水が回
転するようになって攪拌を効率的に行うことができるよ
うになっている。
【0052】このように製氷ブロック24の水が回転す
ることは、この水が攪拌されることであるので製氷過程
で未結氷水中にでてきた気泡も攪拌された水と一緒に動
き、水面又は水面近傍まで運ばれるようになるので容易
に脱気することが可能になる。
【0053】なお、吹付ける空気が温風であることよ
り、この温風に吹付けられて回転する水の温度も、相応
に高くなるので、水面が内部より先に結氷することが無
くなり製氷完了まで脱気パスを確保することができるこ
とは付言するまでもない。
【0054】これにより製氷される氷に含まれる空気の
量を極めて少なくすることができるようになり、非常に
高品質な透明氷を得ることが可能になっている。
【0055】製氷皿21に吹付けられた空気は、帰還ダ
クト35を介してポンプ31に戻るが、この際に帰還ダ
クト35を流動している空気が結露する場合がある。
【0056】即ち、製氷装置20は冷凍室8内に配設さ
れるために帰還ダクト35の外側は冷凍室8の冷たい空
気にさらされている。
【0057】無論、帰還ダクト35等は上述したように
断熱材により形成されたりして断熱性が高くなっている
ので、冷凍室8の影響を直接受けることはないが、しか
し完全な断熱効果は原理的に期待できないことは付言す
るまでもない。
【0058】このため、製氷皿21に吹付けられて帰還
ダクト35を流動する空気の温度は、この帰還ダクト3
5を流動する際に下がり結露する場合が生じる。
【0059】このように結露した水が冷凍室8に垂れ落
ちて食品等に付着すると、各食品等が互いにくっついて
しまう不都合が発生する。
【0060】そこで、本発明では、図9に示すように帰
還ダクト35に勾配を設けて、結露した水が製氷皿21
に戻るようにしている。
【0061】なお、空気加熱ヒータ33は、ニクロム線
等の発熱体から構成され、この発熱体が送風ダクト32
を流動する空気を加熱するようになっている。
【0062】次に、上記構成の詳細な説明を製氷装置2
0における透明氷の製氷過程及び制御方法を説明する。
【0063】先ず、温度検出器36により製氷ブロック
24の空気の温度が検出され、ポンプ31の動作が開始
する。
【0064】温度検出の結果、製氷ブロック24の空気
が氷点下の場合には、空気加熱ヒータ33を動作させて
空気を加熱してノズル34から吹出してセンサ36周辺
における製氷皿21上部の空気を暖める。
【0065】その後、製氷ブロック24に給水タンク1
1から水が供給されて製氷が開始する。
【0066】このように給水を行う前に、温風を送風す
るのは以下の理由からである。即ち、ヒータ33が暖ま
るのに時間を要するので、この時間だけ早めに空気加熱
ヒータ33を動作させて、給水時には約5℃の温風が吹
出されるようにするためである。また、温風を吹出して
製氷皿を0℃以上に温めておくことによって、給水した
水が脱気しないうちに即座に凍り白濁した氷になるのを
防止するためである。
【0067】そこで、本発明では、給水に先立ち温度検
出器36により製氷ブロック24内の空気の温度を検出
し、この空気の温度(即ち製氷ブロック24の温度)が
氷点下の場合には空気加熱ヒータ33で加熱された空気
をノズル34から吹出して製氷皿21上部の空気温度が
氷点より高くなるようにしている。
【0068】なお、このように製氷皿21の温度を高め
たりする方法には、脱氷ヒータ37を駆動することも可
能である。即ち、製氷皿21が氷点下の場合には、所定
時間脱氷ヒータ37を動作させて製氷皿21を暖めるこ
とで、上記不都合が回避できる。
【0069】製氷中の空気加熱ヒータ33及びポンプ3
1の制御方法としては、例えば図10に示すような制御
が可能である。図10は給水開始から製氷完了までの時
間について、空気加熱ヒータ33のパワー(図10
(a))、ポンプ31の送風量(図10(b))を示し
た図である。
【0070】無論、この他の制御も可能であり、例えば
空気を一定時間だけ加熱したり空気加熱ヒータ33のパ
ワーとポンプ31の送風量とを同時に制御するようにし
ても良い。
【0071】このように、空気加熱ヒータ33のパワー
等を変化させるのは、製氷ブロック24の底部の凍結速
度が速いためである。底は、冷気が直接当るし、空気加
熱ヒータ33からも遠いので凍結速度が速く白濁しやす
い。
【0072】また、温度及び風量は未結氷水の量に依存
して適温、適量があるが、かかる適温適量の条件からず
れた条件で製氷すると、十分な脱気を行うことができな
かったり、未結氷水が吹飛ばされたりする場合がある。
【0073】そこで、本発明では、上記例に示すよう
に、常に適切な温度及び風量で空気の吹付が行えるよう
に制御している。
【0074】これにより、ノズル34からの空気により
製氷ブロック24の水が水平面及び垂直面で回転して攪
拌され、その際未結氷水にでてきた気泡が攪拌されて流
動する水と共に動いて水面及び水面近傍に達して脱気さ
れる。
【0075】なお、状況により白濁氷でもよいので直ぐ
に氷が欲しいような場合や緊急に多量の氷が必要になる
場合が考えられる。
【0076】このような場合には、図11に示すよう
に、帰還ダクト35とポンプ31との付け根部分に吸気
空気切り替えダンパ39を設けると共に、少なくとも帰
還ダクト35の途中に吐出ダンパ40を設けて、送風空
気選択器を構成する。
【0077】図11では送風ダクト32と帰還ダクト3
5との接合部分に吐出ダンパ40を設けている。
【0078】このような構成にして、高品質の透明氷を
製氷する場合には、図11(a)に示すように吸気空気
切り替えダンパ39を及び吐出ダンパ40を操作し空気
の閉回路を形成して、吹付ける空気を循環させる。
【0079】一方、急速製氷する場合には図11(b)
に示すように吸気空気切り替えダンパ39及び吐出ダン
パ40を操作し開回路を形成して、冷凍室8の空気が吸
気されるようにすると共に、製氷皿に吹付けられた空気
が吐出ダンパ40から冷凍室8に吐出されるようにす
る。
【0080】このようにすることにより品質の高い透明
氷や透明度が落ちるが短時間で大量の氷を作ることがで
き、これらの選択をユーザが行うことができるようにな
って利便性が著しく向上する。
【0081】なお、急速製氷するような場合には、空気
加熱ヒータ33を動作させる必要がないことは言うまで
もない。
【0082】図12に、製氷ブロック内の水の流れや製
氷の様子を示す。この図12は、図2などと同様に、ノ
ズル34から左側へ温風が吹出されているものである。
製氷時にノズル34から温風が吹出されると、製氷ブロ
ック24の水面には、実線矢印で示すように1つの製氷
ブロックに2つの円が描かれるような流れ(ア)が生じ
ている。また、水面には、連通路42を通って隣の製氷
ブロックへ流れる水の流れ(イ)もある。また、同時
に、連通路の下部を通って隣の製氷ブロックから流れ込
む水(ウ)もある。このため、製氷ブロック42の水位
に差があるようなことはない。
【0083】この製氷時において、ミネラル成分やガス
成分を含まない純粋な水は凍結し易いので、いち早く凍
結し、ほぼ透明な氷となる。また、ミネラル成分やガス
成分を含み凍結しにくい水は、純粋な水が凍結して行く
に連れて、徐々に濃縮されると共に、吹出す方向の製氷
ブロック(図12では左側の製氷ブロック24D)に移
動し集まることになる。また、温風や冷風は、右側の製
氷ブロック24Aから凍結するように制御されているの
で、図12の下の説明図に示すように、右側の製氷ブロ
ック24Aから左への製氷ブロックへ24B、24C、
24Dと製氷が進む。このように製氷が進むことによ
り、製氷ブロックの氷は、右の方ほど透明なものとする
ことができる。
【0084】尚、左側となる温風の吹出方向の製氷ブロ
ック24Dにできる氷は、中央側24B、24Cや右側
の製氷ブロック24Aにできる氷より、ミネラル成分や
ガス成分を多く含んでいるため、白濁部を含む氷となり
やすい。前述のこれらの実施の形態の製氷皿の何れも、
製氷ブロックの形状が同じなので、貯氷箱に貯氷した際
に形状からの見分けが付きにくい。また、白濁部も、比
較的小さいため、白濁の有無からも見分けが付きにくい
ものである。このため、透明な氷と白濁部とを有する氷
とを使い分けし難いかもしれない。
【0085】このため、製氷ブロック24Dを、製氷ブ
ロック24A、24B、24Cと異る形状とすることに
より、透明な氷と、白濁部を有する氷とを使い分けるこ
とができるようにしても構わない。製氷ブロック24A
〜24Cと異る形状とは、例えば、2つの製氷ブロック
の深さを浅くしたり、幅を小さくしたり、あるいは幅を
広くした形状など、種々形状が考えられる。
【0086】また、製氷ブロックの形状を異るものにせ
ず、貯氷箱に、製氷ブロック24A〜24Cからの氷を
貯氷する透明氷用貯氷部と、製氷ブロック24Dからの
氷を貯氷する一般氷用貯氷部とを形成し、両貯氷部を仕
切りで仕切るように構成することも考えられる。貯氷箱
をこのように構成すれば、ほぼ透明な氷と、白濁部を有
する氷とを分けて貯氷できるので、使用者の要望に応じ
て、氷を使い分けることができ、使い勝手を向上させる
ことができる。
【0087】また、図13に異る実施の形態の製氷皿5
1を示す。この図の一点鎖線の左側には水の流れを示
し、右側には平面を示している。この図13に示す製氷
皿の連通部52につながる側壁53を、水面の水の主な
流れ(ア)に沿うような形状、すなわち丸く湾曲させた
形状に形成したものである。この形状は、側壁近辺の水
を連通部に向けて収斂するように、且つ、連通部に水を
スムーズに導くような、流線型の形状である。このた
め、連通路52への水の流れがスムーズになり、ミネラ
ル成分やガス成分が濃縮された水が隣の製氷ブロック5
4側へと移動し易くなり、図に示す下の製氷ブロック5
4側の氷を一層と透明に近づけることができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、製氷装置において、製氷ブロックに所定
の吹付け角で温風を供給するブロー機構を備え、隣り合
う前記製氷ブロック同士の水が行き来できる連通部を製
氷皿に形成すると共に、前記製氷ブロックの上部の側壁
を、この側壁に沿って前記連結部に流れる水が移動し易
い形状に形成したので、側壁近辺の水はブロー機構から
の温風により生ずる水の流れに沿って流れ、連通部へ流
れやすくなり、連通部を通って水が行き来しやすくな
る。このため、ミネラル成分やガス成分を含み凍結しに
くい水を温風の吹出す方向の製氷ブロック側へ集めやす
くなる。よって、温風を吹出す方向の製氷ブロックと反
対側の氷をほぼ透明な氷とすることができる。
【0089】また、請求項2に記載の発明によれば、製
氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給するブロー機
構を備え、製氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同士の水
が行き来できる連通部を形成すると共に、前記製氷ブロ
ックの上部の前記連通部につながる側壁を、水面の水の
主な流れに沿うように形成したので、側壁近辺の水はブ
ロー機構からの温風により生ずる水の流れに沿って、連
通部へ水が流れやすく、連通部を通って水が行き来しや
すくなる。このため、ミネラル成分やガス成分を含み凍
結しにくい水を温風の吹出す方向の製氷ブロック側へ集
めやすくなる。よって、温風を吹出す方向の製氷ブロッ
クと反対側の氷をほぼ透明な氷とすることができる。
【0090】更に、請求項3に記載の発明によれば、製
氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給するブロー機
構を備え、製氷皿に隣り合う前記製氷ブロック同士の水
が行き来できる連通部を形成すると共に、前記製氷ブロ
ックの上部の側壁を、略八角形としたので、側壁近辺の
水はこの側壁に沿って流れやすく、連通部に流れやす
い。よって、連通部を通って水が行き来しやすくなる。
このため、ミネラル成分やガス成分を含み凍結しにくい
水を温風の吹出す方向の製氷ブロック側へ集めやすくな
り、温風を吹出す方向の製氷ブロックと反対側の氷をほ
ぼ透明な氷とすることができる。
【0091】また、請求項4に記載の発明によれば、こ
れらの製氷装置の何れかの製氷装置を冷凍冷蔵庫に備え
たので、より透明な氷を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される冷凍冷
蔵庫の側断面図である。
【図2】製氷装置の側断面図である。
【図3】製氷装置の上面図である。
【図4】製氷装置の正面図である。
【図5】脱氷ヒータを設けた製氷皿の斜視図である。
【図6】製氷皿の平面図である。
【図7】ノズルの形状を説明する図である。
【図8】空気の吹付け状態を説明する図である。
【図9】帰還ダクトの勾配を説明する図である。
【図10】空気加熱ヒータ等の制御例を示す図である。
【図11】送風空気選択器の作用を説明する図である。
【図12】製氷皿における水の流れと製氷の様子を示す
説明図である。
【図13】異る製氷皿を示す説明図である。
【図14】従来の製氷皿を示す斜視図である。
【図15】従来の製氷皿での水の流れを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 冷凍冷蔵庫 20 製氷装置 21 製氷皿 22 ブロー機構 23 脱氷機構 24 製氷ブロック 24A〜24D 製氷ブロック 25 回転軸 34 ノズル 41 側壁 42 連通部 51 製氷皿 52 連通部 53 側壁 54 製氷ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 順一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 神谷 英昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 星野 仁 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 雅也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大塚 直樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製氷ブロックを有する製氷皿と、
    この製氷皿の製氷ブロックの氷をこの製氷皿を回動させ
    ることにより脱氷する脱氷装置とを備えた製氷装置にお
    いて、前記製氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給
    するブロー機構を備え、前記製氷皿に隣り合う前記製氷
    ブロック同士の水が行き来できる連通部を形成すると共
    に、前記製氷ブロックの上部の側壁を、この側壁に沿っ
    て前記連結部に流れる水が移動し易い形状に形成したこ
    とを特徴とする製氷装置。
  2. 【請求項2】 複数の製氷ブロックを有する製氷皿と、
    この製氷皿の製氷ブロックの氷をこの製氷皿を回動させ
    ることにより脱氷する脱氷装置とを備えた製氷装置にお
    いて、前記製氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給
    するブロー機構を備え、前記製氷皿に隣り合う前記製氷
    ブロック同士の水が行き来できる連通部を形成すると共
    に、前記製氷ブロックの上部の前記連通部につながる側
    壁を、水面の水の主な流れに沿うように形成したことを
    特徴とする製氷装置。
  3. 【請求項3】 複数の製氷ブロックを有する製氷皿と、
    この製氷皿の製氷ブロックの氷をこの製氷皿を回動させ
    ることにより脱氷する脱氷装置とを備えた製氷装置にお
    いて、前記製氷ブロックに所定の吹付け角で温風を供給
    するブロー機構を備え、前記製氷皿に隣り合う前記製氷
    ブロック同士の水が行き来できる連通部を形成すると共
    に、前記製氷ブロックの上部の側壁を、略八角形とした
    ことを特徴とする製氷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の製氷装
    置を備えたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
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