JP2003042439A - バーナ及び燃焼装置 - Google Patents

バーナ及び燃焼装置

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JP2003042439A
JP2003042439A JP2001231694A JP2001231694A JP2003042439A JP 2003042439 A JP2003042439 A JP 2003042439A JP 2001231694 A JP2001231694 A JP 2001231694A JP 2001231694 A JP2001231694 A JP 2001231694A JP 2003042439 A JP2003042439 A JP 2003042439A
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cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石油等の液体燃料を使用するガンタイプバー
ナを改良するものであり、加工性に優れ、且つ煤の発生
を抑制することができるバーナを提供することを解決す
べき課題とする。 【解決手段】 バーナ1は、燃料噴射ノズル7を内蔵し
たノズル収納部4を備え、当該ノズル収納部4の先端部
分に端部開放型の燃料筒6が接続されている。燃焼筒6
の小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bの間の段部であ
って、その角の部位に凸変された複数の空気吹き出し部
25が形成されている。送風機から出た風は、凸変部の
外周面に沿って流れ、円周方向に付勢され、切り込み部
に至り、開口に入り、燃焼筒内に導入される。燃焼筒6
の内部では、空気吹き出し部25から吹き込まれる空気
によって強い旋回流が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナーに関し、
詳しくは、灯油等の液体燃料を使用して燃焼量を変更で
きる燃焼量可変バーナーに関するものである。また本発
明は、バーナを内蔵した燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油等の液体燃料を使用するバーナの一
つとして、ガンタイプバーナが知られている。この種の
バーナは、二段燃焼筒を備え、燃焼量の変化に対応する
ことができる。以下、従来技術のガンタイプバーナの構
造について説明する。図13は、従来技術のガンタイプ
バーナの断面図である。図14は、従来技術のガンタイ
プバーナを先端開口側から観察した斜視図及び空気吹き
出し口周辺の拡大斜視図である。
【0003】図13、図14において、100は従来技
術におけるガンタイプバーナ(以下、単にバーナ10
0)を示す。バーナ100は、燃料噴射ノズルを内蔵し
たノズル収納部4を備え、当該ノズル収納部4の先端部
分に端部開放型の燃料筒6が接続されたものである。
【0004】順次説明すると、ノズル収納部4は二重構
造となっており、円筒形のノズル収納外筒3b及びノズ
ル収納内筒3aによって構成されている。外側のノズル
収納外筒3bは円筒形をしている。また内部のノズル収
納内筒3aは、端部が窄んだ形状をしている。前者のノ
ズル収納外筒3bは、あたかも後者のノズル収納内筒3
aに被さった様な状態で配置されており、両者の根元部
分は接し、先端側には隙間がある。そして後者のノズル
収納内筒3aの中に点火プラグ及び燃料噴射ノズル7が
配されている。ノズル収納内筒3aの側面には空気孔1
0が設けられ、当該空気孔10によって外部とノズル収
納内筒3aの内部が連通する。またノズル収納外筒3b
の側面にも空気孔11が設けられ、当該空気孔11によ
って外部とノズル収納外筒3bの内部が連通する。
【0005】またこの種のバーナ100では、燃焼筒6
は、小径部と大径部を備えた二段形状となっている。す
なわち燃焼筒6は、ノズル収納筒3の開放端に接続され
た小径側燃焼筒6aと、より大径の大径側燃焼筒6bを
備える。前記した小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6b
の間は平坦なフランジ部23によって連続しており、小
径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bの間は段になってい
る。
【0006】そして前記した段部には、複数の空気吹出
し部110が設けられ、この吹出し部110は段部に円
周状に配列されている。すなわち小径側燃焼筒6aと大
径側燃焼筒6bを接続する平坦なフランジ部23があ
り、この平坦な部分に複数の吹出し部110が設けられ
ている。
【0007】ここで従来技術のバーナでは、空気吹き出
し部110は、図14(b)の様に二重構造となってい
て空気が旋回しつつ吹き込む様に工夫されている。すな
わち従来技術のバーナでは、図14(b)の様に段部の
外周面に段状の部材120がスポット溶接されている。
そして段状の部材に丸孔121が設けられている。一
方、燃焼筒6の本体側は、図14(b)の様に丸孔に相
当する部位が切り起こされて内側に向かって凹変され、
さらに当該凹変部分は一方が開口している。従来技術の
バーナでは、この凸変部分が風向部材として機能し、当
該部分によって切り起こし形状の旋回羽根122が形成
されている。そして旋回羽根122の開口方向は、いず
れも同一である。すなわち段部の平坦なフランジ部23
に設けられた複数の吹出し口111は、段部近傍に空気
の旋回流を発生させるべく、旋回羽根122が形成さ
れ、当該旋回羽根122は、いずれも同一旋回方向に向
かって開口している。
【0008】また燃焼筒6の側面には多数の空気孔が設
けられている。すなわち小径側燃焼筒6aの側面には、
多数の空気孔12aが設けられている。大径側燃焼筒6
bにも同様に多数の空気孔12bが設けられている。
【0009】上記した二段形状の燃焼筒6は、ノズル収
納部4の先端部分に接続されている。そしてノズル収納
部4と燃焼筒6の境界部分には、フランジ部13が設け
られている。ノズル収納部4と燃焼筒6の境界に設けら
れたフランジ部13は、中央に燃料が噴射される開口1
4を持つ。そして当該開口14を取り囲む様に空気吹出
し口26が設けられている。またフランジ部13の空気
吹出し口15も同一旋回方向に向かって開口している。
すなわちフランジ部の空気吹出し口15も燃焼筒6内で
旋回流を発生させるべく設けられたものである。
【0010】上記した従来技術のバーナ100は、例え
ば図15に示す様な燃焼装置に内蔵される。すなわち図
15は、ガンタイプバーナを採用した燃焼装置の断面図
である。燃焼装置は、熱交換器が内蔵された燃焼ケース
5と、前記したバーナが内蔵されたバーナケース4及び
送風機1によって構成される。ここでバーナケース4
は、バーナ100の側面部分を覆う箱体であり、バーナ
100の側面部分とバーナケース4の内壁の間には空気
流路となる空隙がある。また送風機1は、バーナケース
4の端部に直接取り付けられている。上記したバーナケ
ース4は、バーナ100を内蔵し、さらに送風機1が取
り付けられた状態で燃焼ケース5の上端に取り付けられ
る。
【0011】そして送風機1から直接的にバーナケース
2に空気が送風される。送風機1からの空気は、バーナ
ケース2に送られた後、下記のように流れて燃焼に寄与
する。即ち送風機1からバーナケース2に送られた空気
によってバーナケース2の内壁とバーナとの間の空隙部
が高圧雰囲気となり、バーナの各部に設けられた各孔か
らバーナの内部に空気が導入される。すなわちノズル収
納内筒3aの側面に設けられた空気孔10からノズル収
納内筒3aの内部に空気が流れ込む。空気孔10からノ
ズル収納内筒3a内に流れ込んだ空気は、燃料噴射ノズ
ル7の周囲を通り、同ノズル7から噴射された燃料と混
合して燃焼筒6内に流入して燃焼に寄与する。なお燃焼
が開始されるのは点火プラグ8の近傍であるが、気流が
燃焼筒6へ向かっているため、燃焼は主として燃焼筒6
の内部で行われる。
【0012】また、ノズル収納外筒3bの側面に設けら
れた空気孔11からノズル収納外筒3bに流入した空気
は、ノズル収納外筒3bとノズル収納内筒3aの間の空
隙部を流れ、切り起こし形状の空気吹出し口15から燃
焼筒6内に送られ、燃焼筒6内で旋回する。
【0013】小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bを接
続するフランジ部23に設けられた吹出し口111から
導入された空気も、前記した空気吹出し口15から導入
された空気と同様に、燃焼筒6内で旋回する。
【0014】さらに小径側燃焼筒6aの側面に設けられ
た空気孔12aから同筒6a内に流入した空気及び大径
側燃焼筒6bの側面に設けられた空気孔12bから同筒
6b内に流入した空気は、燃焼筒6内のガスを攪拌しつ
つ、そのガス内に残る液体燃料粒子や可燃ガスに酸素を
供給して燃焼させる。
【0015】送風機1のファンモータの回転数は比例制
御等の公知の制御方式により入力(燃料供給量)に応じ
て制御されている。この種のバーナ100では、入力が
小さいときは送風量も少なくされ、燃焼はほとんど小径
の小径側燃焼筒6aの内部のみで行われ、一方、入力が
大きいときは送風量も多くされて燃焼は小径側燃焼筒6
aの内部のみならず大径側燃焼筒6bの内部でも行われ
るので、小入力域から大入力域まで比較的良好な燃焼状
態が得られる。また、大入力域においても火炎が短炎化
されるので熱交換器までの距離が短縮され、燃焼装置を
小型化することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のバーナで
は、前記したように小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6
bを接続する段部で空気の旋回流を生じさせるべく、小
径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bを接続するフランジ
部13の平坦部分に空気吹出し口111が設けられ、当
該空気吹出し口111に切り起こし形状の旋回羽根12
2が設けられている。またノズル収納部101と燃焼筒
6の境界部分においても旋回流を発生させるべく同一旋
回方向に向かって開口している。
【0017】しかしながら従来技術のバーナは、上記し
た様な空気の旋回機構を持つにも係わらず、内部で発生
する空気の旋回が十分とは言えず、燃料と空気との混合
が不十分であり、煤やCOが発生し易いという問題点が
あった。特に従来技術のバーナでは、小径側燃焼筒6a
と大径側燃焼筒6bを接続する段部での空気の旋回流が
弱く、当該部分の角の部位に煤が生じる欠点があった。
即ち従来技術のバーナでは、小径側燃焼筒6aと大径側
燃焼筒6bを接続する段部で煤が発生し、この煤が燃焼
筒の内周面に付着し、堆積して成長するという問題があ
った。
【0018】またバーナのサイズによっては、小径側燃
焼筒6aと大径側燃焼筒6bを接続する段部の平坦部分
が狭い場合があり、旋回羽根として機能する切り起こし
を設けることが困難であった。そのため段部の平坦部分
が狭いバーナにおいては、当該段部に開口を設ける構成
に止まり、旋回機構を設けることができない。この様な
段部の平坦部分が狭いバーナでは、段部における火炎の
均一性が著しく悪く、局部的な煤の付着や煤の堆積に至
るケースが多い。
【0019】また従来技術のバーナは、段部に設ける旋
回羽根の加工が面倒であるという不満もある。すなわち
従来技術のバーナでは、小径側燃焼筒6aと大径側燃焼
筒6bを接続する段部に旋回羽根を設けるために、燃焼
筒の本体部の外周に図14(b)の様に段状の部材30
をスポット溶接している。そのため部品点数が多く、さ
らに加工回数も多い。
【0020】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、加工性に優れ、且つ煤の発生を抑制するこ
とができるバーナを提供することを解決すべき課題とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1記載の発明は、燃料噴射ノズルを
内蔵したノズル収納部を有し、当該ノズル収納部に端部
開放型の燃料筒を備え、送風機から空気の供給を受けて
燃焼するバーナーにおいて、前記燃焼筒は少なくとも小
径部と大径部を有し、前記大径部と小径部の間には段部
があり、当該段部の角の部位に複数の切り込み部が設け
られ、当該切り込み部が凹変又は凸変されて空気吹き出
し部が形成され、さらに空気吹き出し口は一定の旋回方
向に配置されていることを特徴とするバーナである。
【0022】すなわち従来技術のバーナでは、前記した
様に小径側燃焼筒と大径側燃焼筒を接続する段部の「平
坦部分」に空気吹き出し口を設けていたのに対し、本発
明のバーナでは、段部の「角」の部分に空気吹き出し口
を設けた点に特徴がある。ここで「段部の角」とは、従
来技術のバーナが「平坦部分」に吹き出し口があった事
実に対する文言であり、特定の角度を有するという意味
ではない。従って「段部の角」とは直角に限らず、鋭角
や鈍角でもかまわない。また多くの場合、角の部位には
アールが設けられている。本発明では、「角」とは、二
つの異なる平面が交わる部分であり、当該部分が尖って
いなくてもかまわない。また切り込み部が凹変されると
は、筒の内側からみた場合に、加工前の状態と比較して
角の部位の角度が小さくなることを意味する。具体的に
は、燃焼筒の内側からみて、凸状(角度が180°を越
える状態)が加工によって凹状(角度が180°未満の
状態)にされ、または凹状がさらに鋭角の凹状にされる
こと等である。切り込み部が凸変されるとは、筒の内側
からみた場合に、加工前の状態と比較して角の部位の角
度が大きくなることを意味する。具体的には、燃焼筒の
内側からみて、凹状(角度が180°未満の状態)が加
工によって凸状(角度が180°を越える状態)にさ
れ、または凸状がさらに鋭角の凸状にされること等であ
る。
【0023】従来技術よるバーナでは、フランジ部に気
流旋回器や空気孔等の空気吹き出し部を有していたが、
角の部分は、他の部分に比べ流れがよどみやすく、その
ため酸素不足となり、煤の発生が生じやすかった。それ
に対し、請求項1記載のバーナでは、角の部分に空気吹
き出し部を有しているので段部における角の部分の空気
の流れ強くなり、角の部分に酸素不足の領域が生じ難く
煤の発生が抑制され、COが生じにくくなる。また、本
発明のバーナでは、段部の角の部位に複数の切り込み部
を設け、当該切り込み部が凹変又は凸変されて空気吹き
出し部が形成しているので、従来技術の様な段状の部材
は不要であり、さらに段状の部材をスポット溶接する工
程も省略される。また本発明は燃焼筒の段部の角の部位
を変形して空気吹き出し部を設け、平坦部分に加工する
のではないから、平坦部分が狭いバーナであっても無理
なく空気吹き出し口を形成することができる。すなわち
段部の角の部分に切り込み部を付することは、公知の切
り起こし加工などにより加工ができる。特にフランジ部
が狭い場合でも空気吹き出し口の形成加工が可能にな
り、または容易となる。さらに切り起こしの角度と深さ
を調節することにより、旋回流の強さを調節することが
でき、保炎性を損なうことなく、燃焼の最適化を図るこ
とができる。
【0024】また、請求項2記載の発明は、燃料噴射ノ
ズルを内蔵したノズル収納部を有し、当該ノズル収納部
に端部開放型の燃料筒を備え、送風機から空気の供給を
受けて燃焼するバーナーにおいて、ノズル収納部と燃焼
筒との間には角を有し、前記角の部位に複数の切り込み
部が設けられ、当該切り込み部が凹変又は凸変されて空
気吹き出し部が形成され、さらに空気吹き出し口は一定
の旋回方向に配置されていることを特徴とするバーナで
ある。
【0025】本発明のバーナは、ノズル収納部と燃焼筒
との間に角を有している場合であり、請求項1と同様な
効果が得られる。すなわち、ノズル収納部と燃焼筒との
間の角の部分は、他の部分に比べ流れがよどみやすく、
そのため酸素不足となり、煤の発生やCOの発生が生じ
やすかった。それに対し、請求項2記載のバーナでは、
角の部分に空気吹き出し部を有しているので段部におけ
る角の部分の空気の流れ強くなり、角の部分に酸素不足
の領域が生じ難く煤の発生が抑制される。また、段部の
角の部分に切り込み部を付することは、従来の気流旋回
器を付する加工と同様に切り起こし加工などにより加工
が可能になり、または容易になる。
【0026】また、請求項3の発明は、角は、燃焼筒の
内側に向かって凸の部位であり、空気吹き出し口は、切
り込み部の一端側が、燃焼筒の内側に向かって凸変され
ている吹き出し口を有することを特徴とする請求項1ま
たは請求項2のバーナである。
【0027】ここで燃焼筒の内側に向かって凸とは、燃
焼筒の内側からみて凸であり、燃焼筒の外側からみて凹
となる形状であることを意味する。請求項3のバーナー
は、空気吹き出し口の加工性が特に優れる。請求項3の
空気吹き出し口を加工する場合、燃焼筒の内側からみて
凸の部位を凹変させることにより加工する。すなわち、
燃焼筒の内側から外側に向かって変形させるような応力
を加えることによって加工できることから、請求項3記
載のバーナは容易に加工できる。
【0028】また、請求項4に記載の発明は、角は、燃
焼筒の内側に向かって凹の部位であり、空気吹き出し口
は、切り込み部の一端側が、燃焼筒の内側に向かって凹
変されている吹き出し口を有することを特徴とする請求
項1または請求項2のバーナである。
【0029】ここで、燃焼筒の内側に向かって凹とは、
燃焼筒の内側からみて凹であり、燃焼筒の外側からみて
凸となる形状であることを意味する。
【0030】請求項4のバーナーは、空気吹き出し口の
加工性が特に優れる。請求項4の空気吹き出し口を加工
する場合、燃焼筒の内側からみて凹の部位を凸変させる
ことにより加工する。すなわち、燃焼筒の外側から内側
に向かって変形させるような応力を加えることによって
加工できることから、請求項4記載のバーナは容易に加
工できる。
【0031】さらに請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至4のいずれかに記載のバーナと、前記バーナの周囲
を覆うバーナケースと、当該バーナケースに取り付けら
れた送風機よりなり、送風機からバーナケース内に送風
され、さらにバーナケースから燃焼筒に空気が導入され
る燃焼装置において、バーナケース内における送風機取
り付け部分の近傍に、風向ガイド部材が取り付けられた
ことを特徴とする燃焼装置である。
【0032】前記した発明は、燃料噴射ノズルを内蔵し
たノズル収納部を有し、当該ノズル収納部に端部開放型
の燃料筒を備え、送風機から空気の供給を受けて燃焼す
るバーナーと、前記バーナの周囲を覆うバーナケース
と、当該バーナケースに取り付けられた送風機よりな
り、送風機からバーナケース内に送風され、さらにバー
ナケースから燃焼筒に空気が導入される燃焼装置におい
て、バーナケース内における送風機取り付け部分の近傍
に、風向ガイド部材が取り付けられた構成に、請求項1
乃至4のいずれかに記載のバーナを採用したものであ
る。
【0033】本発明の燃焼装置では、バーナケース内の
送風機取付け部近傍に風向ガイド部材が設けられてい
る。そのためバーナケース内の圧力が均一化し、バーナ
に導入される風が整流される。その結果、燃焼の炎が均
一化し、煤の発生や飛散が防止される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態
の説明に際し、先に説明した従来技術のバーナと同一構
成の部材については、同一の番号を付して、重複した説
明を省略する。図1は、本発明の実施形態のバーナの斜
視図である。図2は、図1のバーナの断面図である。図
3は、図1のバーナを先端開口側から観察した斜視図で
ある。図4は、図3のバーナの段部の斜視図である。
【0035】本実施形態に係るバーナ1の基本構成は、
従来技術のそれと同一であり、燃料噴射ノズル7を内蔵
したノズル収納部4を備え、当該ノズル収納部4の先端
部分に端部開放型の燃料筒6が接続されたものである。
ノズル収納部4の構造は、従来と全く同一であり、円筒
形のノズル収納外筒3bとノズル収納内筒3aによって
構成されている。円筒形のノズル収納外筒3bの中にノ
ズル収納内筒3aが内蔵され、さらにノズル収納内筒3
aの内部に点火プラグ8及び燃料噴射ノズル7が配され
ている。
【0036】そしてノズル収納部4の先端に燃料筒6が
接続されている。燃焼筒6は、小径部と大径部を備えた
二段形状であり、ノズル収納筒3の開放端に接続された
小径側燃焼筒6aと、より大径の大径側燃焼筒6bを備
える。そして小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bの間
は平坦なフランジ部23によって連続しており、小径側
燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bの間は段になっている。
【0037】また燃焼筒6の側面には従来技術と同様に
多数の空気孔12が設けられている。すなわち小径側燃
焼筒6aの側面には、多数の空気孔12aが設けられ、
大径側燃焼筒6bにも同様に多数の空気孔12bが設け
られている。
【0038】さらにノズル収納部4と燃焼筒6の境界部
分には、フランジ部13が設けられ、当該フランジ部1
3は、中央に燃料が噴射される開口14を持つ。そして
当該開口14を取り囲む様に複数の空気吹出し口15が
設けられている。また空気吹出し口15は、すべて同一
旋回方向に向かって開口している。
【0039】上記した様に、本実施形態のバーナ1は、
従来技術と基本構成が同一である。本実施形態のバーナ
1の従来技術と異なるところは、燃焼筒の小径側燃焼筒
6aと大径側燃焼筒6bの間の段部であって、その角の
部位に凸変された複数の空気吹き出し部25が形成され
ている点である。すなわち従来技術においては、小径側
燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bの間の段部であって平坦
部分に複数の空気吹出し口111が設けられ、当該部分
に切り起こし形状の旋回羽根122が形成されていたの
に対し、本実施形態では、段部の角の部分に空気吹き出
し部25が形成されている。より具体的には、本実施形
態のバーナ1では、大径側燃焼筒6bの根元部分の角に
空気吹き出し部25が形成されている。すなわち本実施
形態で採用する燃焼筒6は、小径側燃焼筒6aから角A
を介して平坦なフランジ部23に連続し、さらに角Bを
経て大径側燃焼筒6bに連続している。そして本実施形
態では、フランジ部と大径側燃焼筒6bの境界たる角B
の部分に空気吹き出し口25がある。当該角Bは、燃焼
筒内において凹んだ部位であり、燃料が滞留し易い部位
である。
【0040】本実施形態のバーナ1では、空気吹き出し
口25は、図4に示すように、前記した角Bの部位に切
り込み部が多数設けられ、この切り込み部の反時計方向
(開口側から見る)の部位が内側に変形されたものであ
る。角Bの部位に設けられた切り込みは、燃焼筒6の全
周に均等に配置されている。そして角Bの部位に設けら
れた切り込みは、燃焼筒6の外部から中心側に向かって
縦方向に切られている。言い換えると、切り込みは、燃
焼筒6の大径側燃焼筒6bの側面の一部と、フランジ部
23の一部に跨がるものである。そして本実施形態で
は、切り込み部を境としてその一方の側が内側に凸変さ
れている。すなわち空気吹き出し口25は、段部の角B
に縦の切り込み部が設けられ、切り込み部を境として反
時計方向(開口側から見る)の部位だけが凸変されてい
る。
【0041】このように空気吹き出し口25は、角の部
分にあって、切り込みを境にその一方だけが凸変されて
いるので、元の切り込み部の断面と、凸変された断面と
の間に段差が生じる。したがって元の切り込み部の断面
と、凸変された断面との間が開口する。本実施形態で
は、いずれの切り込み部においても、同一方向の一片側
が凸変されているので、段差による開口は、いずれも同
一方向に向かって開いている。
【0042】また凸変部は、図4の様に切り込み部から
離れるに従って変形量が減少するから、外側から見る
と、図1の様に切り込み部に向かって次第に変形量が多
くなり、窪み量が増大してゆく。すなわち空気吹き出し
口25を外側から見ると、概ね4分の1に切った円錐形
をしている。
【0043】本実施形態のバーナ1は、従来技術と同様
に図15の様のバーナケース2に内蔵され、さらに送風
機20が取り付けられた状態で燃焼ケース5の上端に取
り付けられる。
【0044】そして送風機20から直接的にバーナケー
スに空気が送風される。送風機1からの空気は、従来と
同様にバーナケースの内壁とバーナとの間の空隙部が高
圧雰囲気とし、ノズル収納内筒3aの空気孔10からバ
ーナ内に流れ込んだ空気は、燃料噴射ノズル7の周囲を
通り、同ノズル7から噴射された燃料と混合して燃焼筒
6内に流入して燃焼に寄与する。またノズル収納外筒3
bの空気孔11からノズル収納外筒3bに流入した空気
は、ノズル収納外筒3bとノズル収納内筒3aの間の空
隙部を流れ、切り起こし形状の空気吹出し口15から燃
焼筒6内に送られ、燃焼筒6内で旋回する。さらに小径
側燃焼筒6aの側面に設けられた空気孔12aや大径側
燃焼筒6bの側面に設けられた空気孔12bからも従来
と同様に空気が流れ込む。
【0045】そして本実施形態に特有の構成としてフラ
ンジ部と大径側燃焼筒6bの境界たる角Bの部分に空気
吹き出し部25が設けられており、当該空気吹き出し部
25から燃焼筒内に空気が導入される。すなわち上記し
た空気吹き出し部25は従来技術の平坦部に設けられて
いた空気吹出し口111に代わるものであり、送風機1
から送られてきた空気が空気吹き出し部25から燃焼筒
内に吹き出される。また本実施形態では、いずれの切り
込み部においても、同一方向の一片側が凸変されてお
り、段差による開口は、いずれも同一方向に向かって開
いているから、空気吹き出し部25の吹き出しの向き
は、底面視で時計回りに旋回する方向であり、空気吹き
出し部25から、空気が吹き出されると、底面視で時計
回りの方向に旋回流が発生する。すなわち凸変部は、図
4の様に切り込み部から離れるに従って変形量が減少
し、外側から見ると、図1の様に切り込み部に向かって
次第に変形量が多くなっているから、送風機から出た風
は、凸変部の外周面に沿って流れ、円周方向に付勢され
る。そして切り込み部に至り、開口に入り、燃焼筒内に
導入される。
【0046】前記した様に凸変部は、切り込み部から離
れるに従って変形量が減少し、外側から見ると、切り込
み部の開口に向かって次第に変形量が多くなっているか
ら、空気は、円周方向に付勢された状態で空気吹き出し
部25から燃焼筒内に吹き出される。そのため本実施形
態の形状によると、空気吹き出し部25から吹き込まれ
る空気によって強い旋回流を生じさせることができる。
【0047】また、空気吹き出し部25はフランジ部2
3と大径側燃焼筒6bの境界たる角Bの部分にあり、燃
焼筒内において最も凹んだ部位に設けられている。言い
換えると本実施形態では、空気吹き出し部25は最も燃
料が滞留し易い部位に設けられており、最も燃料が滞留
し易い部位で旋回流を発生させる効果がある。そのため
フランジ部13と大径側燃焼筒6bとの段部の奥まった
部分にも十分な空気の流れが起こるので、燃焼筒6の内
部にはよどみない安定した旋回流が発生する。従って、
段部における角の部分の空気の流れ強くなり、角の部分
に酸素不足の領域が生じ難く煤の発生やCOの発生が抑
制される。
【0048】また本実施形態のバーナ1では、空気吹き
出し部25は、単に角の部分を変形させるだけで形成さ
れるので、小径側燃焼筒6aと大径側燃焼筒6bを接続
する段部の平坦部分が狭い場合であっても空気吹き出し
部25を設けることができ、旋回流を生じさせることが
できる。また従来技術の様な段状の部材は不要であり、
さらに段状の部材をスポット溶接する工程も省略され
る。そのため本実施形態のバーナ1は、加工も容易であ
る。
【0049】上記した実施形態では、空気吹き出し口2
5は、切り込み部を境として一方だけを変移させたが、
切り込み部の双方を一方は凸方向に、他方を凹方向に変
移させてもよい。また切り込みは、燃焼筒の外部から中
心側に向かって縦方向に真っ直ぐに切った例を図示した
が、切り込み方向は中心からずれていてもよい。
【0050】上記した実施形態では、空気吹き出し部2
5はフランジ部と大径側燃焼筒6bの境界たる角Bの部
分に設けた。当該部分に空気吹き出し部25を設ける構
成は、燃焼筒内の最も淀みが生じやすい部位に空気吹き
出し部25を設けることとなり、推奨される。しかしな
がら本発明は、空気吹き出し部25の形成位置を角Bに
限定するものではなく、他の部位に空気吹き出し部を設
けたり、複数の箇所に空気吹き出し部を設けることも可
能である。以下、本発明の変形例として、角B以外の部
位に空気吹き出し部を設けた例を示す。
【0051】図5は、本発明の他の実施形態のバーナを
先端開口側から観察した斜視図である。図6は、図5の
バーナの段部の斜視図である。
【0052】図5,6に示すバーナ35は先に説明した
第一の実施形態と、ほとんど同型であるが、空気吹き出
し部25の位置及び形状が異なる。すなわち、空気吹き
出し部25は、小径側燃焼筒14とフランジ部23との
段部の角Aの部位に設けられている。また本実施形態の
空気吹き出し部を形成した部位は、内側に向かって凸形
の角であるから、空気吹き出し部25は切り込み部を境
としてその一方の側を外側に凹変されている。また当該
空気吹き出し部25の空気吹き出し口26は底面視で時
計回りに旋回する方向に向いて配置されている。
【0053】本実施の形態においても第一の実施形態と
同様に、煤の発生やCOの発生が抑制され、フランジ部
13の幅が小さくても加工が容易である。
【0054】次に本発明に係るバーナの第三の実施形態
を説明する。図7は、本発明の他の実施形態のバーナを
先端開口側から観察した斜視図である。図8は、図7の
バーナの段部の斜視図である。
【0055】本実施形態のバーナ36は、ノズル収納部
4と燃焼筒6の境界部分に空気吹き出し部25を設けた
ものである。すなわち本実施形態では、小径側燃焼筒6
aとノズル収納部4の接続部分の角に内側に向かって凸
変された複数の空気吹き出し部25が形成されている。
また当該空気吹き出し部25の空気吹き出し口26は底
面視で時計回りに旋回する方向に向いて配置されてい
る。
【0056】また図9は、本発明の他の実施形態のバー
ナを先端開口側から観察した斜視図である。図9に示す
バーナでは、従来技術で採用されていた空気吹き出し口
111と、本発明の構成たる角部の空気吹き出し部25
を併用したものである。
【0057】また上記した各実施形態は、図15の様に
燃焼ケースの上端部に設ける構成を例に空気の流れを説
明したが、もちろん取り付け方向に対する制約はない。
すなわち図10は、本発明の他の実施形態の燃焼装置の
断面図である。図11は、図10の燃焼装置で採用する
バーナケースの斜視図である。図12は、バーナケース
内における空気の流れを示す説明図である。
【0058】上記した様に、本発明は、バーナの取付け
方向を限定するものではないから、図10に示すように
燃焼ケース5の側面にバーナ1を取り付けてもよい。す
なわち図10に示すレイアウトは、貯湯式と称される形
式の給湯器の代表的なものであり、温水暖房機として多
用されている。貯湯式給湯器では、上部に貯湯部50が
設けられ、下部の側面にバーナケース2が取り付けられ
るから、必然的に送風機1は、バーナケース2の側面
(図15では上側)に配され、送風機1の送風口は、バ
ーナケース2の側面からバーナ1に向かって開く。その
ため送風機1の空気は、図12(a)の様に真下に向か
って吹きつけられ、バーナ1の一方の面に直接的に吹き
つけられる。したがってこの種の燃焼装置では、送風機
1による風が整流されず、バーナ1内に不均一に風が入
る。その結果、燃焼の炎が乱れ、煤が偏って堆積するこ
とがある。また貯湯式給湯器では、最小燃焼量でバーナ
1を燃焼させる時間が長いが、この種の燃焼装置では、
特に燃焼量が小さい場合に騒音が大きくなる傾向があっ
た。
【0059】そこでこの様な形式の燃焼装置に本実施形
態のバーナ1を装着する場合は、図10に示すようにバ
ーナケース内における送風機取り付け部分の近傍に、風
向ガイド部材60を取り付けることが推奨される。風向
ガイド部材60は、送風機1の風がバーナ1に直接当た
ることを防ぐものであり、送風機1の風向きをバーナ1
の軸方向に向かうように変形するものである。すなわち
風向ガイド部材60は、図11に示すように略4分円状
の円弧面60aを持ち、当該円弧面の両側面を側板60
cで覆ったものである。また図11の姿勢を基準として
上部の開口端には取付け用のフランジ60bが設けられ
ている。
【0060】したがって風向ガイド部材60は、バーナ
ケース2の送風機取り付け用の開口部分51に取り付け
られた時、送風機1の送風口と連通し、風を燃焼筒6側
に導く。その結果、図12(b)に示すように、風はバ
ーナケース2の前方壁と衝突し、バーナケース2内に均
等に広がる。そのためバーナケース2内の圧力が均一化
し、バーナ1に均等に空気が導入される。その結果、燃
焼の炎が乱れたり煤が偏って堆積すると言った問題が解
消される。また騒音についても減少する。本発明者らが
行った実験によると、風向ガイド部材60を設けること
により、機具側を測定地点とする騒音が1.2デシベル
減少した。また排気側においては効果がより顕著であ
り、騒音が1.7〜1.9デシベル減少した。
【0061】
【発明の効果】以上説明した様に、発明のバーナでは角
の部分に酸素不足の領域が生じ難く、煤の発生が抑制さ
れ、COの発生が生じにくくなる。また、段部の角の部
分に切り込み部を付することは、従来の気流旋回器を付
する加工と同様に切り起こし加工などにより加工がで
き、加工が容易である。特にフランジ部が狭い場合には
従来に比べて加工が可能になり、または容易となる効果
がある。
【0062】また本発明の燃焼装置では、バーナケース
内の送風機取付け部近傍に風向ガイド部材が設けられて
いるので、バーナケース内の圧力が均一化し、バーナに
導入される風が整流される。その結果、燃焼の炎が均一
化し、煤の発生や飛散が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のバーナの斜視図である。
【図2】図1のバーナの断面図である。
【図3】図1のバーナを先端開口側から観察した斜視図
である。
【図4】図3のバーナの段部の斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態のバーナを先端開口側か
ら観察した斜視図である。
【図6】図5のバーナの段部の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態のバーナを先端開口側か
ら観察した斜視図である。
【図8】図7のバーナの段部の斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態のバーナを先端開口側か
ら観察した斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態の燃焼装置の断面図で
ある。
【図11】図10の燃焼装置で採用するバーナケースの
斜視図である。
【図12】バーナケース内における空気の流れを示す説
明図である。
【図13】従来技術のガンタイプバーナの断面図であ
る。
【図14】従来技術のガンタイプバーナを先端開口側か
ら観察した斜視図及び空気吹き出し口周辺の拡大斜視図
である。
【図15】ガンタイプバーナを採用した燃焼装置の断面
図である。
【符号の説明】
1,35,36 バーナ 2 バーナケース 3 ノズル収納筒 4 ノズル収納部 6 燃焼筒 6a 小径燃焼筒 6b 大径燃焼筒 20 送風機 23 フランジ部 25 空気吹き出し部 26 空気吹きだし口 60 風向ガイド部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ノズルを内蔵したノズル収納部
    を有し、当該ノズル収納部に端部開放型の燃料筒を備
    え、送風機から空気の供給を受けて燃焼するバーナーに
    おいて、前記燃焼筒は少なくとも小径部と大径部を有
    し、前記大径部と小径部の間には段部があり、当該段部
    の角の部位に複数の切り込み部が設けられ、当該切り込
    み部が凹変又は凸変されて空気吹き出し部が形成され、
    さらに空気吹き出し口は一定の旋回方向に配置されてい
    ることを特徴とするバーナ。
  2. 【請求項2】 燃料噴射ノズルを内蔵したノズル収納部
    を有し、当該ノズル収納部に端部開放型の燃料筒を備
    え、送風機から空気の供給を受けて燃焼するバーナーに
    おいて、ノズル収納部と燃焼筒との間には角を有し、前
    記角の部位に複数の切り込み部が設けられ、当該切り込
    み部が凹変又は凸変されて空気吹き出し部が形成され、
    さらに空気吹き出し口は一定の旋回方向に配置されてい
    ることを特徴とするバーナ。
  3. 【請求項3】 角は、燃焼筒の内側に向かって凸の部位
    であり、空気吹き出し口は、切り込み部の一端側が、燃
    焼筒の内側に向かって凹変されている吹き出し口を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のバーナ。
  4. 【請求項4】 角は、燃焼筒の内側に向かって凹の部位
    であり、空気吹き出し口は、切り込み部の一端側が、燃
    焼筒の内側に向かって凸変されている吹き出し口を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2のバーナ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のバー
    ナと、前記バーナの周囲を覆うバーナケースと、当該バ
    ーナケースに取り付けられた送風機よりなり、送風機か
    らバーナケース内に送風され、さらにバーナケースから
    燃焼筒に空気が導入される燃焼装置において、バーナケ
    ース内における送風機取り付け部分の近傍に、風向ガイ
    ド部材が取り付けられたことを特徴とする燃焼装置。
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JP2017067420A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 長府工産株式会社 燃焼装置

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