JP3915631B2 - 燃焼装置、並びに湯水加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器等の湯水加熱装置に好適に使用できる燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給湯装置等に代表される湯水加熱装置には、石油等の液体燃料を噴霧して燃焼させる燃焼装置が多用されている。図12は、燃料を噴霧して燃焼させる燃焼装置を備えた湯水加熱装置を示す正面図である。図12において、100は燃焼装置である。燃焼装置100は、燃料噴射ノズル101とノズル収納筒102と燃焼筒103と送風機105とを有する。燃料噴射ノズル101は、ノズル収納筒102内に収納され、外部から供給された燃料を燃焼筒103内に噴霧するものである。燃料噴射ノズル101から噴霧された燃料は、燃焼筒103内で火炎を形成して燃焼する。
【0003】
ノズル収納筒102内には、前記した燃料噴射ノズル101の他に、点火プラグ106が内蔵されており、噴射ノズル101から噴射された燃料は、点火プラグ106によって点火される。
【0004】
燃焼筒103は図12および図13に示す様に二段形状の筒体であり、ノズル収納筒102に接続された第1燃焼筒107と、当該第1燃焼筒107に連続する第2燃焼筒108とから構成されている。第1燃焼筒107の周部には、燃焼筒103の内部に空気を導入するための空気導入口110が複数設けられている。
【0005】
第2燃焼筒108は、第1燃焼筒107よりも大径の筒であり、両者の軸心は略一致している。第2燃焼筒108と第1燃焼筒107との接続部分には、図13に示すようにフランジ部111が設けられており、これにより段状となっている。第2燃焼筒108の周部にも、前記した第1燃焼筒107と同様に内部に空気を導入するための空気導入口112が複数設けられている。
【0006】
第1燃焼筒107と第2燃焼筒108との境界にあるフランジ部111には、フランジ部111を切り起こすことにより複数の空気導入口113が円周状に設けられている。送風機105により供給された外気は、空気導入口113から燃焼筒103内に導入され、燃焼筒103内に旋回流を発生する。燃焼筒103内に噴霧された燃料は、燃焼筒103内に発生している空気の旋回流により混合され、燃焼される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、給湯器等の湯水加熱装置の熱効率を一層向上させると共に、装置全体をさらに小型化するため、燃焼装置の燃焼性能を改善し、湯水加熱装置の大部分を占める燃焼装置の小型化が切望されている。
【0008】
従来技術の燃焼装置100において、燃焼筒103は、燃料噴射ノズル101から噴霧された燃料と空気を混合し、燃焼する部分である。燃料噴射ノズル101から噴霧された燃料を完全燃焼するためには、燃焼筒103内における燃料と空気との混合状態を均一化する必要がある。
【0009】
上記したように、従来技術の燃焼装置100では、第1燃焼筒107及び第2燃焼筒108の周囲にそれぞれ空気導入口110,112を設けると共に、フランジ部111に空気導入口113を設けている。空気導入口113は、フランジ部111に円周状に設けられているため、燃焼筒103内には空気の旋回流が発生する。そのため、燃料噴射ノズル101から噴霧された燃料は、燃焼筒103内における空気の旋回流により空気と十分混合され、燃焼される。
【0010】
しかし、従来技術の燃焼装置100では、フランジ部111の大きさ等の都合により、空気導入口113の寸法や数量に制約があるため、空気導入口113から導入される空気量が不十分である場合があった。空気導入口113から導入される空気量が少ないと、燃焼筒103内における空気の旋回流が弱く、燃料と空気との混合が不十分となる虞がある。そのため、従来の燃焼装置100では、燃料と空気との混合が不十分なまま燃焼作動が行われ、十分な燃焼効率が得られない場合があった。また、燃料と空気との混合が不十分であれば、燃料と空気との濃度分布が不均一となってしまい、燃料の濃度が高い濃部では炎の温度が上昇してNOX が発生しやすくなるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、上記した問題に鑑み、燃焼筒内における空気と燃料とを十分混合し、完全燃焼することができる燃焼装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した問題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、燃料を噴霧する噴霧手段と、当該噴霧手段により噴霧された燃料を燃焼させる燃焼部とを具備した燃焼装置において、前記燃焼部は燃焼筒を有し、燃焼筒は一の火炎形成部と、当該一の火炎形成部に連続し、当該一の火炎形成部よりも大径である他の火炎形成部とを具備し、前記一の火炎形成部と前記他の火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する旋回導入口が複数設けられており、さらに段部の下流側にも燃焼筒内に空気を導入する空気導入口があり、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられており、空気案内部材と燃焼筒との隙間は、燃焼筒の下流側に向かうに従い狭くなっており、空気案内部材に沿って流れる空気は、次第に加勢され段部に集約され、段部に設けられた旋回導入口から燃焼筒内に流れ込んで燃焼筒内に旋回流を形成し、また空気の一部は、前記隙間以外の流路を流れて段部の下流側に設けられた空気導入口から燃焼筒内に入ることを特徴とする燃焼装置である。
【0013】
本発明の燃焼装置では、空気案内部材と燃焼筒との隙間が空気流の下流側に向かうに従って縮小している。そのため、外部から供給される空気は、前記空気案内部材によって所定の位置に集約され、旋回導入口を介して燃焼部内に高速で流入する。
従って、上記した構成によれば、空気導入口(旋回導入口)から燃焼部内に導入される空気の旋回力を向上することができる。
【0014】
本発明の燃焼装置は、燃焼部内における空気の旋回力が強いため、燃焼空間部内に噴霧される燃料と空気とが十分混合される。そのため本発明の燃焼装置によれば、燃焼部内に噴霧された燃料の大部分を完全燃焼し、一酸化炭素等の有毒ガスや、スス等の発生量を最小限に抑制することができる。
【0015】
上記した構成によれば、燃焼部内の所望の位置に集中的に空気を供給することができるため、燃焼部内に噴霧される燃料と空気との混合状態を最適化することができる。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部内に流入する空気の流速が速いため、燃焼部内における燃料と空気との混合を促進することができる。そのため、上記した構成によれば、燃焼部内に噴霧された燃料の大部分を完全燃焼することができると共に、NO x の発生量も低減することができる。
【0016】
本発明の燃焼装置は、燃料の大部分を完全燃焼できるため、一酸化炭素等の有毒ガスやスス等の未燃成分の発生量が極めて少ない。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部内に空気が高速で流入するため、この空気によって燃焼部内において発生したスス等の未燃成分が吹き飛ばされる。そのため、上記した構成によれば、燃焼部内におけるスス等の付着や堆積に伴う燃焼装置の故障を防止することができる。
【0017】
即ち本発明の燃焼装置は、第1火炎形成部と第2火炎形成部との境界部を連続する段部に、燃焼部の内壁に沿う方向に空気を導入する空気導入口を有する。本発明の燃焼装置は、前記段部の周囲に空気案内部材を有し、外部から供給された空気は、前記空気案内部材によって段部近傍に集約される。そのため、本発明の燃焼装置では、段部に設けられた空気導入口から燃焼部の内壁に沿う方向に多量の空気が高速で流れ込み、燃焼部内に比較的強い旋回流が形成される。従って、上記した構成によれば、空気導入口から導入された空気と、噴霧手段から燃焼部内に噴霧された燃料との混合を促進し、燃料の大部分を完全燃焼させることができる。
【0018】
上記したように、本発明の燃焼装置は、燃料を完全燃焼させることができるため、燃焼状態が安定しており、一酸化炭素等の有毒ガスや、窒素酸化物(NOx )、スス等の発生量が極めて少ない。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部内に空気の旋回流が発生しているため、燃焼部内の壁面や段部へのスス等の付着や堆積を確実に防止することができる。そのため、本発明の燃焼装置は、環境に調和した燃焼作動が可能であり、ススの付着や堆積などによる燃焼装置の故障も少ない。
【0019】
請求項に記載の発明は、燃料を噴霧する噴霧手段と、当該噴霧手段により噴霧された燃料を燃焼させる燃焼部とを具備した燃焼装置において、前記燃焼部は燃焼筒を有し、燃焼筒は、主として液体燃料が燃焼することにより火炎が形成される火炎形成部と、火炎形成部において発生した燃焼ガスが通過する燃焼空間部とを有し、当該燃焼空間部と火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する旋回導入口が複数設けられており、さらに段部の下流側にも燃焼筒内に空気を導入する空気導入口があり、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられており、空気案内部材と燃焼筒との隙間は、燃焼筒の下流側に向かうに従い狭くなっており、空気案内部材に沿って流れる空気は、次第に加勢され段部に集約され、段部に設けられた旋回導入口から燃焼筒内に流れ込んで燃焼筒内に旋回流を形成し、また空気の一部は、前記隙間以外の流路を流れて段部の下流側に設けられた空気導入口から燃焼筒内に入ることを特徴とする燃焼装置である。
【0020】
上記したように、本発明の燃焼装置は、火炎形成部と燃焼空間部との境界部にある段部の周囲に空気案内部材が設けられているため、外部から導入された空気が前記段部側に向けて流れる。前記段部には、燃焼部の内壁に沿う方向に空気を導入する空気導入口が設けられているため、外部から供給された空気は、段部近傍に集約され加勢された後に燃焼部内に導入される。従って、空気導入口から導入された空気は、火炎形成部と燃焼空間部との境界部に比較的強い旋回流を形成する。よって、上記した構成によれば、空気導入口から導入された空気と、火炎形成部において燃焼しきれずに燃焼空間部に至った燃料との混合を促進し、燃料の大部分を完全燃焼させることができると共に、NOx 等の発生量も低減することができる。
【0021】
上記した構成によれば、燃料の大部分を完全燃焼させることができるため、燃焼作動中に発生する一酸化炭素等の有毒ガスや、スス等の発生量を最小限に抑制することができる。従って、本発明の燃焼装置によれば、環境に調和した燃焼作動が可能である。
【0022】
また本発明の燃焼装置は、燃焼部の末端にあり、燃焼部内において発生する気流が比較的緩やかであると想定される燃焼空間部内において空気の旋回流を発生させるものであり、この旋回流によって燃焼部内の壁面や段部へのスス等の付着や堆積を防止することができる。ススの付着や堆積などによる燃焼装置の故障を未然に防止することができる。
【0023】
また、上記請求項に記載の燃焼装置は、火炎形成部は、第1火炎形成部と、当該第1火炎形成部に連続し、第1火炎形成部よりも大径である第2火炎形成部とを具備し、前記第1火炎形成部と第2火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する空気導入口が複数設けられており、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられていることを特徴とするものであってもよい。(請求項
【0024】
本発明の燃焼装置は、第1火炎形成部と第2火炎形成部との境界部にある段部に、燃焼部の内壁に沿う方向に空気を導入する空気導入口を有し、前記段部の周囲に空気案内部材を設けたものである。そのため、外部から供給された空気は、前記空気案内部材によって段部近傍に集約された後、空気導入口から燃焼部内に流れ込み、比較的強い旋回流を形成する。そのため、本発明の燃焼装置では、噴霧手段から燃焼部内に噴霧された燃料が、空気導入口から導入された空気の旋回力により十分混合され、燃焼される。
【0025】
本発明の燃焼装置は、火炎形成部内において空気の旋回流が形成されるが、その旋回力は燃焼部の下流側に向かうに従って徐々に低下する。上記したように、本発明の燃焼装置は、火炎形成部と燃焼空間部との境界部にある段部に空気導入口を設けており、外部から供給された空気を火炎形成部よりも下流側にある燃焼空間部内に導入し、当該燃焼空間部内に旋回流を形成するものである。また、本発明の燃焼装置は、火炎形成部と燃焼空間部との境界部にある段部の周囲にも空気案内部材を設けているため、燃焼空間部近傍にも比較的強い旋回流が形成される。従って、本発明の燃焼装置では、燃焼部の下流側においても比較的強い旋回流が形成されている。
【0026】
本発明の燃焼装置では、火炎形成部の下流側に位置する燃焼空間部に比較的強い旋回流が形成されるため、火炎形成部において燃焼しきれずに燃焼空間部に至った燃料と空気との混合が確実に行われる。そのため、上記した構成によれば、燃焼部内に噴霧された燃料の大部分完全燃焼させることができる。
【0027】
本発明の燃焼装置は、燃料の大部分を完全燃焼させることができるため、燃焼作動に伴う一酸化炭素等の有毒ガスや、スス等の発生量を抑制し、さらにNOX の発生量も低減することができる。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部の上流側に位置する火炎形成部内と、燃焼部の下流側に位置する燃焼空間部内の双方において比較的強い旋回流が形成されているため、例え燃焼作動中にスス等が発生しても、燃焼部内の壁面や段部にはスス等の付着や堆積が起こらない。そのため、本発明の燃焼装置は、ススの付着や堆積などによる燃焼装置の故障を確実に防止することができる。
【0028】
また、請求項に記載の発明は、空気案内部材は、空気案内部材の内外を連通し、空気を空気案内部材の外側から内壁に沿う方向に案内する空気案内口を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の燃焼装置である。
【0029】
本発明の燃焼装置では、外部から供給された空気が空気案内口を介して空気案内部材の外側から内壁に沿う方向に導入され、旋回流を発生する。そのため、空気案内部材の内側に流れ込んだ空気は、燃焼部の周囲を旋回しながら、段部に設けられた各空気導入口から燃焼部内に流入する。従って、上記した構成によれば、空気導入口から燃焼部内に導入される空気の旋回力を一層向上することができる。
【0030】
本発明の燃焼装置は、空気導入口を介して燃焼部内に導入される空気の旋回力が強いため、燃焼空間部内に噴霧される燃料の大部分は空気と確実に混合され、完全燃焼される。そのため、本発明の燃焼装置は、一酸化炭素等の有毒ガスや、スス等の発生量が極めて少なく、環境に調和した燃焼作動を行うことができる。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部内に強い旋回流が形成されるため、燃焼部内の壁面や段部にはスス等の付着や堆積が起こらず、これによる燃焼装置の故障がほとんど起こらない。
【0031】
上記請求項と同様の課題を解決すべく提供される請求項に記載の発明は、空気案内部材は、スリット状の空気案内部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の燃焼装置である。
【0032】
本発明の燃焼装置では、空気案内部材にスリット状の空気案内部を有するため、多量の空気が空気案内部材の内側に導入される。また、本発明の燃焼装置において、空気案内部はスリット状であるため、空気の流路断面積が極めて小さい。そのため外部から導入される空気は、空気案内部を通過する際に加速され空気案内部材の内側に流入する。従って、空気案内部材の内側に流れ込んだ空気は、燃焼部の周囲を高速で旋回するなどして、段部に設けられた各空気導入口から燃焼部内に流入する。よって、上記した構成によれば、空気導入口から燃焼部内に導入される空気の旋回力をより一層向上することができる。
【0033】
本発明の燃焼装置は、空気導入口を介して燃焼部内に導入される空気の旋回力が強いため、燃焼空間部内に噴霧される燃料の大部分は空気導入口から流入した空気によって攪拌される。従って、本発明の燃焼装置では、燃焼空間部内における燃料の濃度分布が略均一であるため、燃料の大部分を容易に完全燃焼することができる。
【0034】
上記したように、本発明の燃焼装置では燃料の大部分が完全燃焼されるため、燃焼作動時に発生する一酸化炭素やNOX 等の有毒ガスや、スス等の発生量が極めて少ない。従って本発明の燃焼装置によれば、環境に調和した燃焼作動を行うことができる。また、本発明の燃焼装置では、燃焼部内に強い旋回流が形成されるため、燃焼部内の壁面や段部にはスス等の付着や堆積が起こらず、これによる燃焼装置の故障がほとんど起こらない。
【0035】
また請求項6に記載の発明は、空気案内部材は、両端が開口したすり鉢状の部材であり、空気案内部材は、開口径が一定の固定部と、固定部に連続し、固定部から離れるに従って開口径が拡大する案内部とを有し、固定部は燃焼筒に密着固定されており、固定部と案内部との境界部が、段部に沿うように固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の燃焼装置である。
【0036】
上記した請求項1乃至6のいずれかに記載の燃焼装置は、燃焼部と、水を加熱する熱交換部を有し、燃焼部で発生した燃焼ガスを熱交換部に送り、熱交換部で水を加熱する湯水加熱装置の燃焼部として採用することが可能である。(請求項
【0037】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施形態である燃焼装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態である給湯器および燃焼装置の内部構造を示す正面図である。図2は、図1に示す燃焼装置において採用されている燃焼筒および装着部材を示す斜視図である。図3は、図2に示す燃焼筒および装着部材の分解斜視図である。図4は、図1に示す燃焼装置の要部断面図である。図5は、本発明の第2実施形態である給湯器および燃焼装置の内部構造を示す正面図である。図6は、図5に示す燃焼装置において採用されている燃焼筒および装着部材を示す斜視図である。図7は、図6に示す燃焼筒および装着部材の分解斜視図である。図8は、空気案内部材の変形実施例を示す斜視図であり、図9はさらに別の実施例を示す斜視図である。
【0038】
本実施形態の給湯器1は、図1の様に、箱形の本体ケース7の内部に燃焼装置2を内蔵したものである。燃焼装置2の下流側には、燃焼室3と熱交換器4とが順に配されている。熱交換器4の下流側には排気ダクト5が接続されており、その下流端には排気ガスを排出する排気トップ6が設けられている。
【0039】
燃焼装置2の下流側の燃焼室3は、燃焼装置2で発生した高温の燃焼ガスを熱交換器4へ導く空間である。燃焼室3の周囲には、内部を通過する燃焼ガスによる外壁の加熱を防止するための水管3aが外周壁に沿って巻き付けられている。また、熱交換器4は、水管4aを流動する湯水を燃焼装置2で発生した燃焼ガスの熱との熱交換により昇温させるものである。そして、熱交換器4で熱交換された燃焼ガスは、排気ダクト5を経由して排気ガスとして排気トップ6から排出される。
【0040】
燃焼装置2は、箱形のバーナケース10の内部に燃焼筒11を配し、バーナケース10の上部に、燃料噴霧手段15と送風機12とを設けたものである。バーナケース10と燃焼筒11との間に形成される空気室は、仕切板30によって、燃焼筒11の上流部に位置する第1空気室35と下流部に位置する第2空気室36とに仕切られている
【0041】
また、燃焼筒11の上流部には、一次空気導入筒13及びノズル収納筒14が装着されている。ノズル収納筒14には、燃料噴霧手段15から供給される液体燃料を燃焼筒11の内部に噴射する燃料噴射ノズル16と、噴射される液体燃料に点火する点火プラグ17とが収納されている。
【0042】
本実施形態の燃焼装置2は、図1および図4に示すように送風機12と第1空気室35との間に、第1空気室35へ供給する空気量を調節する第1のダンパ37を設けると共に、仕切板30に、第1空気室35から第2空気室36へ流動させる空気量を調節する第2のダンパ38を設けている。そして、第1空気室35及び第2空気室36に燃焼量に応じた空気供給を行うことにより、燃焼筒11の外壁に設けられた複数の空気導入口を介して燃焼筒11の上流部及び下流部に燃焼量に応じた量の空気を導入させて燃焼を行わせるものである。
【0043】
燃焼筒11は、図2の様に、円筒体を3段に積み重ねた形状であり、上流側の第1火炎形成部20と、第1火炎形成部20の下流に連続する第2火炎形成部21と、第2火炎形成部21の下流に連続する燃焼空間部22で構成される。また、第1火炎形成部20の外周壁には、バーナケース10への固定時に仕切板30との気密性を確保するためのシール部材18が装着されている。また、第2火炎形成部21と、燃焼空間部22との境界部には空気案内部材19が装着されている。
燃焼筒11の上流側には、図2の様に、一次空気導入筒13とノズル収納筒14が圧入装着され、これら、燃焼筒11、一次空気導入筒13及びノズル収納筒14が一体化された状態でバーナケース10に装着される。
【0044】
燃焼筒11は、図3の様に、上流側に位置する円筒形の第1火炎形成部20と、当該第1火炎形成部20よりも外径が大きく下流側に連続する円筒形の第2火炎形成部21と、当該第2火炎形成部20よりも更に外径が大きく下流側に連続する円筒形の燃焼空間部22とを一体化した形状である。即ち、燃焼筒11は、外径の異なる3つの円筒体を一体化したもので、各円筒体の中心軸は略一致している。
【0045】
第1火炎形成部20と第2火炎形成部21とは、主として燃焼噴射ノズル16から噴射された燃料を燃焼させて火炎を形成させる部位である。従って、燃焼装置2において、燃焼筒11の第2火炎形成部21よりも上流側は、一般にバーナと称される部分に相当する。一方、第2火炎形成部21に連続する燃焼空間部22は、主として第1及び第2の火炎形成部20,21で発生した燃焼ガスを下流側へ向けて通過させる部位である。また、燃焼空間部22内では、第1火炎形成部20及び第2火炎形成部21において燃焼しきれずに残った燃料が燃焼される。
【0046】
第1火炎形成部20は、上流側に閉塞面20eを有し、当該閉塞面20eの中央部には開口20aが設けられ、当該開口20aに隣接して放射状に複数の旋回導入口20bが配されている。旋回導入口20bは、閉塞面20eの一部を略方形状に内方へ向けて切り起こして旋回羽根20gを形成したもので、切り起こしに伴う開口20fから旋回羽根20gに沿って空気を導入することにより、第1火炎形成部20の中心軸の周りに上流側から見て反時計方向へ旋回する気流を生じさせる機能を有する。また、第1火炎形成部20の下流側近傍の外周壁には、全周に渡って複数の空気導入口20c,20dが放射状に配列されている。
【0047】
第2火炎形成部21は、第1火炎形成部20よりも大径の円筒体であり、両者の接続部には上流側に面する段部21aが形成され、当該段部21aには、放射状に複数の旋回導入口21bが配されている。旋回導入口21bは、段部21aの一部を内方へ向けて陥没させることにより、段部21aの内面に沿いつつ中心軸の周りに向かう方向へ空気を導入するように開口を形成したものであり、段部21aをプレス加工して形成される。この旋回導入口21bを介して導入された空気は、第2火炎形成部21の中心軸の周りに上流側から見て反時計方向へ旋回する気流を生じさせる機能を持つ。また、第2火炎形成部21の下流側近傍の外周壁には、全周に渡って複数の空気導入口21c,21dが放射状に配列されている。
【0048】
燃焼空間部22は、第2火炎形成部21よりも更に大径の円筒体であり、両者の接続部には上流側に面する段部22aが形成され、当該段部22aには、放射状に複数の旋回導入口22bが配されている。旋回導入口22bは、前記した第2火炎形成部21の旋回導入口21bと相似形であるが、旋回導入口21bよりも大きい形状である。この旋回導入口22bも、内部へ導入した空気を燃焼空間部22の中心軸の周りに上流側から見て半時計方向へ旋回する気流を生じさせる機能を有する。また、燃焼空間部22の下流側近傍の外周壁には、全周に渡って複数の空気導入口22cが放射状に配列され、燃焼空間部22の下流端は径方向外方へ向けて折曲されてフランジ部22dが形成されている。
【0049】
燃焼筒11の第1火炎形成部20に装着されるシール部材18は、図3の様に、リング形状の部材であり、径方向外方へ広がるに連れて上流側へ向かう傾斜面18aを全周に渡って形成し、傾斜面18aの外周縁は径方向外方へ向けて水平に延出してフランジ部18bを形成している。また、傾斜面18aの内周縁は上流側へ向けて折曲されて折曲部18cが形成され、折曲部18cの内径は第1火炎形成部20の外径と略同一である。
【0050】
シール部材18は、フランジ部18bを上流側に向けて、折曲部18cの内周を第1火炎形成部20の外周壁に当接させて挿入し、下流端が第2火炎形成部21の段部21aに当接するまで第1火炎形成部20の外周壁に沿って下流側へ圧入して装着される。即ち、シール部材18は、折曲部18cの径方向内方へ向かう弾性力によって第1火炎形成部20の外周壁を押圧して固定している。
【0051】
このシール部材18は、フランジ部18bに全周に渡って下流側へ向かう力を印加すると、傾斜面18aの内周縁近傍が下流側へ僅かに撓みを生じるもので、後述するように、燃焼筒11をバーナケース10に装着したときに、仕切板30にシール部材18を圧接させて気密性を維持する機能を備えている。
【0052】
また、第2火炎形成部21と燃焼空間部22との境界部に装着される空気案内部材19は、図2および図3に示すように両端が開口したすり鉢状の部材である。空気案内部材19は、開口径が一定の固定部19aと、固定部19aに連続し、固定部19aから離れるに従って開口径が拡大する案内部19bとを有する。固定部19aの開口径は、燃焼空間部22の外径と略同一であり、燃焼空間部22の上端側(第2火炎形成部21側)に密着固定されている。さらに詳細には、固定部19aと案内部19bとの境界部が、第2火炎形成部21と燃焼空間部22との境界部にある段部22aに沿うように固定されている。
【0053】
案内部19bは、第1火炎形成部20の下端側(第2火炎形成部21側)を包囲しており、固定部19a側から離れるに従って開口径が拡大するテーパ形状となっている。案内部19bと第1火炎形成部20の壁面との間に形成される隙間19cは、空気流の上流側に向かって開口しており、下流側の端部が段部22aによって閉塞されている。
【0054】
燃焼筒11に装着される一次空気導入筒13は、上流側の大径部13aと、大径部13aよりも僅かに径の小さい下流側の小径部13cとを有する円筒体であり、大径部13aは小径部13cに比べて軸方向の高さの大部分を占めている。大径部13aの下流側近傍には全周に渡って複数の空気導入口13dが放射状に配列され、大径部13aの上流端13bは全周に渡って径方向外方へ向けて僅かに折曲されている。この一次空気導入筒13の小径部13cの内径は、燃焼筒11の第1火炎形成部20の外径と略同一である。
【0055】
ノズル収納筒14は有底円筒体であり、上流端は水平に折曲されてフランジ部14bが形成され、下流側の底面14cの中央には開口14dが設けられている。また、周部14aの外径は上流側に向かうに連れて僅かに広がるテーパ形状とされ、周部14aから底面14cに掛かる部位は大きく湾曲した形状である。周部14aの上流側には、複数の空気導入口14eが放射状に配列されており、周部14aの外径は一次空気導入筒13の大径部13aの内径と略同一である。
【0056】
ノズル収納筒14は、底面14c側を一次空気導入筒13の大径部13a側から圧入することにより一体化される。ここで、前記したように、ノズル収納筒14の周部14aはテーパ形状であるので、ノズル収納筒14を一次空気導入筒13に圧入すると、図2の様に、一次空気導入筒13の上流端13bとノズル収納筒14のフランジ部14bとの間に所定の間隔を有する状態で固定される。
【0057】
ノズル収納筒14を装着した一次空気導入筒13は、その小径部13cを燃焼筒11の第1火炎形成部20に挿通することにより、燃焼筒11に装着されて一体化される。この状態では、ノズル収納筒14の開口14dと燃焼筒11の第1火炎形成部20の開口20aとが重なり合っており、これによりノズル収納筒14から燃焼筒11の内部に至る燃料噴射のための開口が形成されている。
【0058】
バーナケース10は箱形状であり、図4の様に対向する天板29と底板32との略中央部には仕切板30が固定されている。仕切板30の中央部には燃焼筒11の上流部を貫通させる大きな開口30aが設けられており、開口30aの周縁に沿って円筒形の整流筒31が上流側へ向けて設けられている。また、底板32にも大きな開口32aが設けられており、開口32aの周縁に沿って円筒形の遮蔽筒34が上流側へ向けて設けられている。
【0059】
バーナケース10内には、燃焼筒11が位置決めされて固定されている。さらに詳細には、燃焼筒11は、ノズル収納筒14及び一次空気導入筒13を装着した状態でバーナケース10内に収納されている。燃焼筒11は、バーナケース10の底板32に設けられた開口32a及び仕切板30の開口30aに挿通されている。バーナケース10の天板29には、ノズル収納筒14のフランジ部14bが当接している。燃焼空間部22のフランジ部22dは、底板32の遮蔽筒34の内周壁に当接しつつ嵌入されており、これにより燃焼筒11が位置決めされている。
【0060】
バーナケース10の底板32には、図4に示すように固定金具33がネジ止めされており、天板29にはノズル収納筒14のフランジ部14bがネジ止めされている。燃焼筒11をバーナケース10の内部に固定すると、燃焼筒11に予め装着しているシール部材18のフランジ部18bが、傾斜面18aの有する弾性によって仕切板30の開口30aの周縁下面側に密着し、当該密着部分において気密性が確保される。そのため、燃焼筒11とバーナケース10との間に形成される空気室が、仕切板30とシール部材18とによって、燃焼筒11の第1火炎形成部20よりも上流に位置する第1空気室35と、第2火炎形成部21よりも下流に位置する第2空気室36とに仕切られる。
【0061】
燃焼装置2は、バーナケース10の天板29であって、送風機12に相当する位置に第1のダンパ37を有し、仕切板30に第2のダンパ38を有する。第1のダンパ37は、送風機12から第1空気室35へ流動する空気量を調節するものである。また、第2のダンパ38は、第1空気室35から第2空気室36へ流動する空気量を調節する機能を有する。
【0062】
次に、図4を参照して、本実施形態の燃焼装置2における空気の流れを説明する。
燃焼量が少ない場合、ダンパ37を調整することにより第1空気室35に供給される空気量を調整すると共に、ダンパ38を閉状態とし、第2空気室36への空気の供給を停止する。即ち、燃焼量が少なく、火炎が主として第1火炎形成部20内に形成される場合は、ダンパ37を調整することによりバーナケース10に供給される総空気量を調整すると共に、ダンパ38の開度を調整することにより、ノズル収納筒14及び第1火炎形成部20の内部に空気を集中的に供給する。
【0063】
第1空気室35へ供給される空気の一部は、ノズル収納筒14の空気導入口14eを介して一次空気として内部に導入される。また、第1空気室35へ供給される空気の残部は、一次空気導入筒13と整流筒31との間を通り、その一部は一次空気導入筒13の空気導入口13dから内部へ流入する。空気導入口13dから内部に導入された空気は、ノズル収納筒14と一次空気導入筒13との間の狭い隙間を通り、燃焼筒11の第1火炎形成部20に設けた旋回導入口20bから燃焼筒11の内部に一次空気として旋回流を形成しながら流入する。そして、旋回流を形成しながら流入した空気は、ノズル収納筒14の空気導入口14eから導入された空気と共に第1火炎形成部20の開口20aの近傍で燃料噴射ノズル16から噴射される液体燃料と混合され着火される。
【0064】
一方、一次空気導入筒13と整流筒31との間を通って移動する空気の残部は、下流側のシール部材18に至り傾斜面18aに沿って偏向されて第1火炎形成部20の空気導入口20c,20dから二次空気として内部へ導入されて燃焼が行われる。従って、燃焼量の低い状態では、概ね燃焼筒11の第1火炎形成部20で火炎を発生して燃焼が行われる。燃料の燃焼により発生した燃焼ガスは、第2火炎形成部21及び燃焼空間部22を介して下流側に流動し、熱交換器4において水管4a内を流れる湯水と熱交換を行う。
【0065】
一方、燃焼量が増加すると、ダンパ37の開度が増大し、送風機12から第1空気室35へ供給される空気量が増加する。これにより、燃料噴射ノズル16から噴射される液体燃料に混合される一次空気量も増加し、混合された燃料ガスによって火炎が生じる。また、燃焼量の増加に伴い、燃焼量が少ない場合に仕切板30の開口30aを閉塞していたダンパ38が開状態となる。それに伴い、送風機12から供給される空気の一部が第1空気室35から第2空気室36へと流入する。
【0066】
燃焼筒11内に発生する火炎は、燃焼量の増加に伴って次第に拡大し、第2火炎形成部21に至る程度の大きさの火炎となる。そのため、第1火炎形成部20の空気導入口20c,20dから導入される空気に加えて、第2火炎形成部21の旋回導入口21b及び空気導入口21c,21dから導入される空気が二次空気として旋回しつつ火炎に供給されて燃焼が行われる。
【0067】
さらに詳細には、燃焼量が増加し、ダンパ38が開状態となると、第2空気室36に流入した空気の一部が、空気導入口22cから燃焼空間部22内に流れ込む。また、第2空気室36に流入した空気の一部は、第2火炎形成部21と燃焼空間部22との境界部に設けられた空気案内部材19に案内され、隙間19cに流れ込む。
【0068】
上記したように、空気案内部材19と燃焼筒11との隙間19cは、燃焼筒11の下流側に向かうに従い狭くなっている。そのため、空気案内部材19に沿って流れる空気は、次第に加勢され段部22aに集約される。段部22a側に集約された空気は、複数の旋回導入口22bから燃焼空間部22内に流れ込む。旋回導入口22bから燃焼空間部22内に流れ込んだ空気は、燃焼空間部22の内壁に沿うように流れ込み、燃焼筒11内に旋回流を形成する。第1火炎形成部20及び第2火炎形成部21内において燃焼しきれずに燃焼空間部22内に至った燃料は、旋回導入口22bから導入された空気の旋回流に巻き込まれ空気と十分混合された後、大部分が完全燃焼される。
【0069】
上記したように、本実施形態の燃焼装置2は、空気案内部材19を設けることにより段部22a近傍に空気を集中的に供給するものであり、旋回導入口22bから燃焼空間部22内に流入する空気の流量が多く、流速が速い。そのため、燃焼空間部22内には、旋回導入口22bから流入した空気により、比較的強い旋回流が形成され、第1火炎形成部20および第2火炎形成部21において燃焼しきれずに燃焼空間部22内に流入した燃料と空気との混合が促進される。そのため、燃焼装置2によれば、燃焼筒11内に噴霧された燃料の大部分を完全燃焼することができ、一酸化炭素等の有毒ガスやスス等の発生量を極微量に抑制し、さらにNOX の発生量も低減することができる。従って、燃焼装置2は、エネルギー効率が高く、環境に調和した燃焼作動を行うことができる。
【0070】
また、燃焼装置2は、燃焼筒11の末端に位置し、第1火炎形成部20あるいは第2火炎形成部21内において形成される旋回流が減衰すると想定される燃焼空間部22において、旋回導入口22bから流入した空気により比較的強い旋回流を形成する構成である。そのため、燃焼装置2は、燃焼筒11内の上下流側に拘わらず比較的強い旋回流が形成されている。従って、本実施形態の燃焼装置2では、燃焼作動時にスス等が燃焼筒11内において形成される旋回流によって下流側に吹き飛ばされ、燃焼筒11の内壁や段部21a,22a等に付着しない。よって、燃焼装置2は、燃焼作動時に発生するスス等の付着、堆積による故障が殆ど起こらない。
【0071】
続いて、本発明の第2実施形態の燃焼装置及び当該燃焼装置を備えた給湯器について説明する。本実施形態の燃焼装置は、上記実施形態の燃焼装置と大部分が同一であるため、共通する部分については同一符号を付し、詳細の説明を省略する。
【0072】
図5において50は、本実施形態の給湯器であり、51はこの給湯器50において作用されている燃焼装置である。燃焼装置51は、上記した燃焼装置2とほぼ同様の構造を有するが、第1火炎形成部20と第2火炎形成部21との境界部に空気案内部材52を設けている点が大きく異なる。
【0073】
燃焼装置51においては、燃焼筒11を収納しているバーナケース10内に仕切板30、整流筒31およびダンパ38がなく、バーナケース10内全体に空気室53が形成されている。空気室53内に流入する空気量は、燃焼装置51に要求される燃焼量に応じてバーナケース10の天板29に設けられたダンパ37により調整される。
【0074】
燃焼装置51は、上記実施形態の燃焼装置2と同様に燃焼筒11を備えており、バーナケース10内に位置決めされて固定されている。さらに詳細には、燃焼筒11は、ノズル収納筒14のフランジ部14bが天板29にネジ止めされている。また、燃焼筒11の下流側の端部は、固定金具33により支持されている。燃焼筒11は、バーナケース10の底板32に設けられた開口32aおよび遮蔽筒34に挿通され、位置決めされている。
【0075】
燃焼筒11には、上記した燃焼装置2と同様に、第2火炎形成部21の上端側に空気案内部材19が固定されており、段部22の周囲を案内部19bが包囲している。
【0076】
燃焼装置51は、図6および図7に示すように第1火炎形成部20の周囲に固定されていたシール部材18に代って、空気案内部材52を設けている点が上記した燃焼装置2と大きく異なる。空気案内部材52は、空気案内部材19と略相似形であり、第2火炎形成部22の上端側に固定されている。空気案内部材52は、第1火炎形成部20の下端側に位置する段部21aを包囲している。さらに詳細には、空気案内部材52は、両端が開口したすり鉢状の部材であり、開口径が一定の固定部52aと、開口径が上流側に向けて徐々に拡大する案内部52bとを有する。固定部52aの開口径は、第2火炎形成部21の外径と略同一であり、第2火炎形成部21の上端側に密着固定されている。
【0077】
案内部52bは、第1火炎形成部20と第2火炎形成部21との境界部にある段部21a及び第1火炎形成部20の下端側の周囲を包囲するものである。案内部52bは、固定部52aとの境界部から開口径が徐々に拡大している。そのため、第1火炎形成部20と案内部52bとの間には、段部21aによって空気流の下流側の端部が閉塞され、段部21a側に向かって徐々に狭くなる隙間52cが形成されている。
【0078】
燃焼装置51は、要求される燃焼量に応じてダンパ37が開閉し、空気室53内に供給される空気量及び空気の供給位置が調整される。空気室53内に流入した空気の一部は、空気導入口14eからノズル収納筒14内に流入する。また、空気室53内の空気の一部は、一次空気として空気導入口13dからノズル収納筒14と一次空気導入筒13との隙間に流入し、旋回導入口20bから燃焼筒11内に流入する。ノズル収納筒14内に流入した空気および燃料噴射ノズル16から噴射される燃料は、旋回導入口20bから旋回しながら燃焼筒11内に流入する空気と混合され着火される。
【0079】
空気室53内に流入する空気の残部は、二次空気として燃焼筒11内に流入する。さらに詳細には、空気室53に流入した空気の一部は、第1火炎形成部20、第2火炎形成部21および燃焼空間部22の周囲にある空気導入口20c, 20d,21c,21d,22cのそれぞれから燃焼筒11の内側に流入する。
【0080】
また、空気室53内に流入した空気の一部は、空気案内部材52に沿って、第1火炎形成部20と第2火炎形成部21との境界部にある段部21a側に流れる。上記したように、空気案内部材52と燃焼筒11との間に形成されている隙間52cは、下流側に向かうに従って徐々に狭くなっている。そのため、空気案内部材52に沿って隙間52cに案内された空気は、次第に加勢され、段部21aの旋回導入口21bから第2火炎形成部21内に流れ込む。
【0081】
旋回導入口21bから流れ込んだ空気は、第2火炎形成部21の内壁に沿う方向に流れ、空気導入口20c,20dから流れ込んだ空気と共に旋回しながら燃焼筒11内に形成されている火炎に供給される。
【0082】
また同様に、空気室53内に流入した空気の一部は、空気案内部材19に沿って流れ、空気案内部材19と燃焼筒11との間に形成されている隙間19cに流れ込む。上記したように、隙間19cは、空気流の下流側に向かうに従って徐々に狭くなっているため、空気案内部材19に沿って流れる空気は加勢されて旋回導入口22bから燃焼空間部22内に流れ込む。燃焼空間部22内に流れ込んだ空気は、空気導入口22cから流れ込んだ空気と共に旋回流を形成し、燃焼筒11内に形成されている火炎に供給される。
【0083】
上記したように、本実施形態の燃焼装置51は、空気案内部材19,52を設けたものであり、段部21a,22a近傍に空気を集中的に供給することができる。空気案内部材19,52および燃焼筒11との間に形成される空気流路は、共に段部21a,22a側に向かって狭くなっているため、旋回導入口21b,22bから燃焼筒11内に流入する空気は流速が速い。そのため、第2火炎形成部21内および燃焼空間部22内には、旋回導入口21b,22bから流入した空気により、旋回力の強い空気流が形成される。
【0084】
本実施形態の燃焼装置51は、第2火炎形成部21内および燃焼空間部22内に形成される旋回流によって、空気と燃料とが十分混合される。そのため、燃焼装置51は、燃料噴射ノズル16から噴霧された燃料の大部分を完全燃焼することができる。
【0085】
燃焼装置51は、燃料の大部分を完全燃焼することができるため、一酸化炭素等の有毒ガスやスス等の排出量を最小限に抑制し、さらにNOX 等の発生も低減することができる。また、本実施形態の燃焼装置51においては、第2火炎形成部21および燃焼空間部22内に比較的流速の速い旋回流が発生しているため、燃焼作動中発生するスス等の未燃成分は前記旋回流によって吹き飛ばされる。よって、燃焼装置51は、燃焼作動に伴い発生するスス等の未燃成分による故障が殆ど起こらない。
【0086】
また、上記実施形態において採用されている空気案内部材19,52は、いずれも案内部19b,52bが平坦な形状であるが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、案内部19b,52bは、例えば図8に示すように空気案内部材19,52の内外を連通する貫通孔54を設けた構成や、図9に示すように案内部19b,52bの一部を内方へ向けて陥没させ、空気案内部材19,52の外側から空気案内部材19,52の内壁に沿う方向に空気を案内する空気案内口55を設けた構成とすることも可能である。この場合、隙間19c,52c内に流入する空気量がさらに増加する。また特に、空気案内口55を設けた場合は、空気が燃焼筒11の周囲において旋回し、旋回導入口21b,22bから流入する空気は流速が速くなる。そのため、上記した構成によれば、燃焼筒11内における空気の旋回力をさらに増大させることができ、空気と燃料との混合を促進し、燃料の大部分を完全燃焼することができる。
【0087】
また、空気案内部材19,52は、図10に示すように、案内部19b,52bにスリット状の切り欠きである空気案内部56を複数設けた構成とすることも可能である。ここで、空気案内部56はスリット状であるため、空気は空気案内部材56を通過する際に加速されて空気案内部材19,52の内側に流入する。図10に示す空気案内部材19,52は、案内部19b,52bにスリット状の空気案内部56を設けることにより、複数の旋回羽根57を設けたものでもある。旋回羽根57は、周方向の一端側を隣接する旋回羽根57よりも内側に屈曲させた形状を有する。そのため、図10に示す空気案内部材19,52によれば、空気を空気案内部材19,52の外側から内壁に沿う方向に案内することができる。
【0088】
上記したように、図10に示す空気案内部材19,52は、スリット状の空気案内部56と旋回羽根57とを有するため、空気は空気案内部材19,52の内壁に沿う方向に案内されて高速で流れ込む。そのため、図10に示すような空気案内部材19,52を採用すれば、燃焼筒11内に流入する空気の旋回力をより一層増大させることができ、空気と燃料との混合を促進し、燃料の大部分を完全燃焼することができる。
【0089】
上記実施形態においては、第1火炎形成部20と、第2火炎形成部21とに加えて、その下流側に燃焼空間部22を一体化した3段形状の燃焼筒11を備えた燃焼装置2,51を例示したが、本発明の燃焼装置が具備する燃焼筒はこれに限定されずいかなる形状を有するものであってもよい。さらに具体的には、燃焼筒は、図13に示すように、2段形状の燃焼筒103であってもよい。
【0090】
また上記した給湯器1(湯水加熱装置)は、燃焼装置2において発生した高温の燃焼ガスを熱交換器4側に送り、この高温の燃焼ガスとの熱交換により水管4a内を流れる湯水と熱交換を行うものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、本発明の湯水加熱装置は、例えば湯水が溜められる貯留部と、貯留部を貫通する燃焼ガス通路部を有し、燃焼部で発生した燃焼ガスを燃焼ガス通路部に導入して貯留部内の水を加熱することを特徴とするものであってもよい。
【0091】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。図11は、供給される空気量が同一の場合に燃焼作動に伴って発生する排出ガス中における二酸化炭素(CO2 )および窒素酸化物(NOx )の濃度を調べた結果を示すグラフである。図11において、グラフAは、燃焼筒11の段部22aの周囲に、図2に示すように空気案内部材19を設けずに燃焼作動を行った場合のグラフである。また、グラフBは、空気案内部材19を設けて燃焼作動を行った場合のグラフである。
【0092】
11に示すように、供給される空気量が同一である場合に、燃焼作動に伴って発生する窒素酸化物濃度は、空気案内部材19の有無に因らず排出ガス中における二酸化炭素濃度の増加、即ち燃焼量の増加に伴い増加する傾向があった。しかし、測定範囲内の全域において、空気案内部材19を設けた場合、燃料と空気との混合状態が良くなり、燃料の濃度分布が均一化して、燃料濃度の濃い部分での温度上昇に基づくNOx の発生量を低減することができる。また、この場合における窒素酸化物の濃度は、空気案内部材19を設けない場合よりも低く、二酸化炭素濃度が同一の条件で比較すると、空気案内部材19を設けることにより窒素酸化物濃度が100ppm以上低下することが確認された。
【0093】
よって、上記した実験により、燃焼筒11に空気案内部材19を設けることで燃焼筒11内に噴霧される燃料の大部分を完全燃焼し、排出ガスの窒素酸化物濃度を低減できることが判明した。
【0094】
【発明の効果】
発明によれば、燃焼部内に噴霧される燃料と空気との混合状態を最適化し、燃料と空気との混合を促進することができため、燃料の大部分を完全燃焼することができる。
また本発明によれば、空気導入口から燃焼部内に流れ込む空気の流速を向上させ、空気導入口から燃焼部内に導入される空気の旋回力を向上させることにより、燃料と空気との混合を促進し、燃焼状態を安定化することができる。
【0095】
特に請求項1に記載の本発明によれば、第1火炎形成部と第2火炎形成部との境界部を連続する段部に設けられた空気導入口から導入された空気と、燃焼部内に噴霧された燃料との混合を促進し、燃料を完全燃焼させることができる。
【0096】
特に請求項2に記載の発明によれば、空気導入口から導入された空気と、火炎形成部において燃焼しきれずに燃焼空間部に至った燃料との混合を促進し、完全燃焼させることにより未燃成分の排出量を最小限に抑制することができる。
【0097】
また特に請求項3に記載の発明によれば、燃焼部内全体に空気の旋回流を形成することができ、燃焼部内に噴霧された燃料の大部分を完全燃焼することができる。
【0098】
請求項4,5に記載の発明によれば、空気導入口から燃焼部内に導入される空気の旋回力を向上させ、燃焼状態の改善を図ることができる。
【0099】
請求項に記載の湯水加熱装置は、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の燃焼装置を備えたものであるため、高効率かつ精度よく湯水を加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である給湯器および燃焼装置の内部構造を示す正面図である。
【図2】 図1に示す燃焼装置において採用されている燃焼筒および装着部材を示す斜視図である。
【図3】 図2に示す燃焼筒および装着部材の分解斜視図である。
【図4】 図1に示す燃焼装置の要部断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態である給湯器および燃焼装置の内部構造を示す正面図である。
【図6】 図5に示す燃焼装置において採用されている燃焼筒および装着部材を示す斜視図である。
【図7】 図6に示す燃焼筒および装着部材の分解斜視図である。
【図8】 空気案内部材の変形実施例を示す斜視図である。
【図9】 空気案内部材のさらに別の実施例を示す斜視図である。
【図10】 空気案内部材のさらに別の実施例を示す斜視図である。
【図11】 本発明の一実施形態である燃焼装置を用いた実験の実験結果を示すグラフである。
【図12】 従来技術の湯水加熱装置および燃焼装置を示す正面図である。
【図13】 従来技術の燃焼筒を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,50 給湯器(湯水加熱装置)
2,51 燃焼装置
11,66 燃焼筒
15 燃料噴霧手段
16 燃料噴射ノズル
19,52 空気案内部材
19a,52a 固定部
19b,52b 案内部
19c,52c 隙間
20 第1火炎形成部
21 第2火炎形成部
21a,22a 段部
21b,22b 旋回導入口
22 燃焼空間部
54 貫通孔
55 空気案内口
56 空気案内部

Claims (7)

  1. 燃料を噴霧する噴霧手段と、当該噴霧手段により噴霧された燃料を燃焼させる燃焼部とを具備した燃焼装置において、前記燃焼部は燃焼筒を有し、燃焼筒は一の火炎形成部と、当該一の火炎形成部に連続し、当該一の火炎形成部よりも大径である他の火炎形成部とを具備し、前記一の火炎形成部と前記他の火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する旋回導入口が複数設けられており、さらに段部の下流側にも燃焼筒内に空気を導入する空気導入口があり、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられており、空気案内部材と燃焼筒との隙間は、燃焼筒の下流側に向かうに従い狭くなっており、空気案内部材に沿って流れる空気は、次第に加勢され段部に集約され、段部に設けられた旋回導入口から燃焼筒内に流れ込んで燃焼筒内に旋回流を形成し、また空気の一部は、前記隙間以外の流路を流れて段部の下流側に設けられた空気導入口から燃焼筒内に入ることを特徴とする燃焼装置。
  2. 燃料を噴霧する噴霧手段と、当該噴霧手段により噴霧された燃料を燃焼させる燃焼部とを具備した燃焼装置において、前記燃焼部は燃焼筒を有し、燃焼筒は、主として液体燃料が燃焼することにより火炎が形成される火炎形成部と、火炎形成部において発生した燃焼ガスが通過する燃焼空間部とを有し、当該燃焼空間部と火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する旋回導入口が複数設けられており、さらに段部の下流側にも燃焼筒内に空気を導入する空気導入口があり、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられており、空気案内部材と燃焼筒との隙間は、燃焼筒の下流側に向かうに従い狭くなっており、空気案内部材に沿って流れる空気は、次第に加勢され段部に集約され、段部に設けられた旋回導入口から燃焼筒内に流れ込んで燃焼筒内に旋回流を形成し、また空気の一部は、前記隙間以外の流路を流れて段部の下流側に設けられた空気導入口から燃焼筒内に入ることを特徴とする燃焼装置。
  3. 火炎形成部は、第1火炎形成部と、当該第1火炎形成部に連続し、第1火炎形成部よりも大径である第2火炎形成部とを具備し、前記第1火炎形成部と第2火炎形成部との境界部には両者を連続する段部を有し、当該段部には燃焼部の内外を連通し、空気を燃焼部の内壁に沿う方向に導入する空気導入口が複数設けられており、前記段部の周囲には、空気の流れを段部側に向ける空気案内部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の燃焼装置。
  4. 空気案内部材は、空気案内部材の内外を連通し、空気を空気案内部材の外側から内壁に沿う方向に案内する空気案内口を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の燃焼装置。
  5. 空気案内部材は、スリット状の空気案内部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の燃焼装置。
  6. 空気案内部材は、両端が開口したすり鉢状の部材であり、空気案内部材は、開口径が一定の固定部と、固定部に連続し、固定部から離れるに従って開口径が拡大する案内部とを有し、固定部は燃焼筒に密着固定されており、固定部と案内部との境界部が、段部に沿うように固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の燃焼装置
  7. 燃焼部と、水を加熱する熱交換部を有し、燃焼部で発生した燃焼ガスを熱交換部に送り、熱交換部で水を加熱する湯水加熱装置において、燃焼部には請求項1乃至のいずれかに記載の燃焼装置を具備していることを特徴とする湯水加熱装置。
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