JP3146760B2 - ガンタイプバーナ - Google Patents

ガンタイプバーナ

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JP3146760B2
JP3146760B2 JP12492193A JP12492193A JP3146760B2 JP 3146760 B2 JP3146760 B2 JP 3146760B2 JP 12492193 A JP12492193 A JP 12492193A JP 12492193 A JP12492193 A JP 12492193A JP 3146760 B2 JP3146760 B2 JP 3146760B2
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勝 廣安
昇 田中
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Noritz Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴霧ノズルによって液体
燃料を燃焼筒内に噴霧供給して、燃焼筒内で燃焼を行う
ガンタイプバーナに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のガンタイプバーナの断面構
成図を示し、図5に図4に示すガンタイプバーナを燃焼
筒の正面からみた図を示す。燃焼筒10の基端面が保炎器
20で構成されており、該保炎器20は中心部に液体噴霧燃
料の導入穴21を設けると共にその周囲に旋回羽根部22を
設けている。保炎器20の手前側には噴霧ノズル30がその
噴出方向を燃焼筒10の中心軸にあわせた形で保炎器20の
導入穴21の手前に設けられている。前記噴霧ノズル30の
外周空間は第1の仕切り筒40によって仕切られており、
該第1の仕切り筒40の空気流入穴41から仕切り筒40内に
入った第1の空気流は前記保炎器20の導入穴21から噴霧
燃料と共に燃焼筒10内に導入されるようにされている。
また前記第1の仕切り筒40の外側に第2の仕切り筒50が
設けられており、該第2の仕切り筒50の空気流入穴51か
ら仕切り筒50内に入った空気流は前記第1の仕切り筒40
内に更に流入するものを除き、第2の空気流として前記
保炎器20の旋回羽根部22を通って旋回空気流Aとなって
燃焼筒10内に導入される。さらに第2の仕切り筒50の外
側に送風器70から送られてくる空気を受け入れるケース
60が設けられ、該ケース60内に入った空気の一部は第3
の空気流として、前記燃焼筒10の壁面の穴11から燃焼筒
10内に流入されるようになされている。80は点火器であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のガ
ンタイプバーナにおいては、旋回羽根部22を通って燃焼
筒10内に旋回空気流Aとして流入し、さらに燃焼筒10内
で再循環流Bとなって燃焼筒10の中心付近を戻ってくる
空気流と、前記保炎器20の中心部の導入穴21を通って流
入される空気流Cとが対向するため、これによって前記
再循環流Bの流れが阻害され、燃焼筒10内での保炎性が
悪くなり、特に小能力運転における燃焼が安定して行え
なくなるという欠点があった。
【0004】そこで本発明は、上記従来の欠点を解消
し、燃焼筒内での円滑なガスの流れを阻害することな
く、よって保炎性がよく、小能力運転においても安定し
た燃焼を行うことができるガンタイプバーナの提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のガンタイプバーナは、中心部に液体噴霧燃料の導入
穴を設けると共にその周囲に旋回羽根部を設けた保炎器
で燃焼筒の基端面を構成し、噴霧ノズルからの液体噴霧
燃料を前記保炎器中心部の導入穴から燃焼筒内に導入す
ると共に、送風器から送られてくる空気を少なくとも2
つの空気流に分けて、その第1の空気流を前記保炎器中
心部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入
し、第2の空気流を前記保炎器の旋回羽根部を通して旋
回させながら燃焼筒内に導入するようにし、燃焼筒内で
燃焼させるようにしたガンタイプバーナであって、前記
保炎器中心部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒
内に導入される空気流を、保炎器の旋回羽根部を通して
燃焼筒内に導入される旋回空気流と同じ方向に旋回する
旋回空気流としたことを特徴としている。
【0006】
【作用】保炎器中心部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒
に燃焼筒内に導入される空気流を、保炎器の旋回羽根部
を通して燃焼筒内に導入される旋回空気流と同じ方向に
旋回する旋回空気流とすることで、導入穴から流入する
空気流と旋回羽根部から流入する旋回空気流とが全体で
1つの流れからなる旋回空気流となり、空気同士の正面
衝突的な錯乱がなくなり、小能力運転においても保炎性
のよい安定した燃焼が確保される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すガンタイプバー
ナの縦断面構成図、図2は第1の仕切り筒の要部の横断
面図、図3は図2を上からみた図である。
【0008】燃焼筒10の基端面が保炎器20で構成され、
該保炎器20は中心部に液体噴霧燃料の導入穴21が設けら
れ、周囲に旋回羽根部22が設けられている点、保炎器20
の手前側には噴霧ノズル30がその噴出方向を燃焼筒10の
中心軸にあわせた形で保炎器20の導入穴21の手前に設け
られ、噴霧ノズル30の外周空間は第1の仕切り筒40によ
って仕切られ、該第1の仕切り筒40の空気流入穴43から
仕切り筒40内に入った第1の空気流は前記保炎器20の導
入穴21から噴霧燃料と共に燃焼筒10内に導入される点、
また前記第1の仕切り筒40の外側に第2の仕切り筒50が
設けられており、該第2の仕切り筒50の空気流入穴51か
ら仕切り筒50内に入った空気流は前記第1の仕切り筒40
内に更に流入するものを除き、第2の空気流として前記
保炎器20の旋回羽根部22を通って旋回空気流Aとなって
燃焼筒10内に導入される点、第2の仕切り筒50の外側に
送風器70から送られてくる空気を受け入れるケース60が
設けられ、該ケース60内に入った空気の一部は第3の空
気流として、前記燃焼筒10の壁面の穴11から燃焼筒10内
に流入されるようになされている点等については既述し
た構成と同じである。
【0009】本実施例においては、前記第1の仕切り筒
40の長手方向の1箇所に一定の幅を有するリング体90を
外嵌するように取り付け、このリング体90に円周方向に
複数個の空気流入穴91を設け、且つ前記第1の仕切り筒
40の前記空気流入穴91が重なる部分に、前記保炎器20の
旋回羽根部22と同じ切り起こし方向にして、円周方向へ
空気を導くための切り起こし片42と、該片42によって開
けられた空気流入穴43を設けている。前記切り起こし片
42によって、第1の仕切り筒40内に入る空気流が、前記
保炎器20の旋回羽根部22を通って燃焼筒10内に流入する
旋回空気流Aと同じ方向に旋回する旋回空気流Dとな
る。また前記リング体90の空気流入穴91によって第1の
仕切り筒40内に流入する空気量を調節している。このよ
うにして第1の仕切り筒40内に入った空気流は旋回流か
らなる第1の空気流として、前記保炎器20の導入穴21か
ら旋回空気流Dとして燃焼筒10内に流入する。勿論、第
2の仕切り筒50内を流れる第2の空気流は保炎器20の旋
回羽根部22を通って旋回空気流Aとなり、前記導入穴21
からの旋回空気流Dと1つの流れになって、燃焼筒10内
を流れ、再循環流Bとなる。この再循環流Bと前記旋回
空気流Dとは正面衝突することなく、互いに互いの流れ
を阻害することがなくなる。よって再循環流Bが安定
し、燃焼筒内での保炎状態が良くなって、小能力運転に
至るまで良好な燃焼を行うことが可能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のガンタイプバーナによれば、保炎器の中
心部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入
される空気流を、保炎器の旋回羽根部を通して燃焼筒内
に導入される旋回空気流と同じ方向に旋回する旋回空気
流としたので、導入穴から流入する空気流と旋回羽根部
から流入する旋回空気流とを全体で1つの流れからなる
旋回空気流とすることができ、また再循環流と導入穴か
ら流入する空気流との正面衝突的な空気流の相互の阻害
をなくすことができる。よって、再循環流が安定した、
保炎性の良い、小能力運転に至るまで良好な燃焼を行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すガンタイプバーナの縦断
面構成図である。
【図2】第1の仕切り筒の要部の横断面図である。
【図3】図2を上からみた図である。
【図4】従来のガンタイプバーナの断面構成図である。
【図5】図4に示すガンタイプバーナを燃焼筒の正面か
らみた図である。
【符号の説明】
10 燃焼筒 20 保炎器 21 導入穴 22 旋回羽根部 30 噴霧ノズル 40 第1の仕切り筒 42 切り起こし片 43 空気流入穴 50 第2の仕切り筒 60 ケース 70 送風器 80 点火器 90 リング体 91 空気流入穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−247408(JP,A) 実開 平4−122914(JP,U) 実開 平4−122915(JP,U) 実開 平3−38511(JP,U) 実開 平2−28924(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に液体噴霧燃料の導入穴を設ける
    と共にその周囲に旋回羽根部を設けた保炎器で燃焼筒の
    基端面を構成し、噴霧ノズルからの液体噴霧燃料を前記
    保炎器中心部の導入穴から燃焼筒内に導入すると共に、
    送風器から送られてくる空気を少なくとも2つの空気流
    に分けて、その第1の空気流を前記保炎器中心部の導入
    穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入し、第2の
    空気流を前記保炎器の旋回羽根部を通して旋回させなが
    ら燃焼筒内に導入するようにし、燃焼筒内で燃焼させる
    ようにしたガンタイプバーナであって、前記保炎器中心
    部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入さ
    れる空気流を、保炎器の旋回羽根部を通して燃焼筒内に
    導入される旋回空気流と同じ方向に旋回する旋回空気流
    としたことを特徴とするガンタイプバーナ。
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