JP3146761B2 - ガンタイプバーナ - Google Patents

ガンタイプバーナ

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JP3146761B2
JP3146761B2 JP12492293A JP12492293A JP3146761B2 JP 3146761 B2 JP3146761 B2 JP 3146761B2 JP 12492293 A JP12492293 A JP 12492293A JP 12492293 A JP12492293 A JP 12492293A JP 3146761 B2 JP3146761 B2 JP 3146761B2
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勝 廣安
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴霧ノズルによって液体
燃料を燃焼筒内に噴霧供給して、燃焼筒内で燃焼を行う
ガンタイプバーナに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のガンタイプバーナの断面構
成図を示し、図4に図3に示すガンタイプバーナの燃焼
筒を正面からみた図を示す。燃焼筒10は大径筒11と小径
筒12とが段部13を介して結合された形に構成されてお
り、燃焼筒10の基端面、即ち小径筒12の基端面が保炎器
20で構成されている。前記大径筒11及び小径筒12の円筒
壁にはそれぞれ半径方向に向けて開口する空気流入孔11
a 、12a が設けられ、又、前記段部13にも軸方向と平行
な空気流入孔13a が設けられている。前記保炎器20は中
心部に液体噴霧燃料の導入穴21を設けると共にその周囲
に旋回羽根部22を設けている。保炎器20の手前側には噴
霧ノズル30が設けられている。送風器70からの空気の一
部は前記保炎器20の導入穴21から液体噴霧燃料と共に燃
焼筒10内に供給され、一部は保炎器20の旋回羽根部22か
ら旋回空気流となって燃焼筒20内に供給され、また残り
の空気は燃焼筒10の空気流入孔11a 、12a 、13a から燃
焼筒10内に供給される。以上の如き構成からなる従来の
ガンタイプバーナにおいては、前記燃焼筒10を大径筒11
と小径筒12とからなる段付の燃焼筒とすることで、大能
力運転の場合には小径筒12及び大径筒11の全体で燃焼を
行うようにし、小能力運転の場合には小径筒11内で燃焼
が行えるようにして、燃焼能力の大小に応じて適性な燃
焼ができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のガ
ンタイプバーナにおいては、燃焼筒10の構成が、大径筒
11と小径筒12を結合させた形の複雑な構成となってお
り、部品点数の増加や加工工程の増加等の生産上の問題
や、コスト上の問題があった。
【0004】そこで本発明は、上記従来のガンタイプバ
ーナの欠点を解消し、簡単な構成を持つ燃焼筒によっ
て、低コストで、且つ大能力運転から小能力運転に至る
までの良好な燃焼を行うことができるガンタイプバーナ
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のガンタイプバーナは、中心部に液体噴霧燃料の導入
穴を設けると共にその周囲に旋回羽根部を設けた保炎器
で燃焼筒の基端面を構成し、噴霧ノズルからの液体噴霧
燃料を前記保炎器中心部の導入穴から燃焼筒内に導入す
ると共に、送風器から送られてくる空気を少なくとも2
つの空気流に分けて、その第1の空気流を前記保炎器中
心部の導入穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入
し、第2の空気流を前記保炎器の旋回羽根部を通して旋
回させながら燃焼筒内に導入するようにし、燃焼筒内で
燃焼させるようにしたガンタイプバーナであって、前記
燃焼筒を全長にわたって一定の径からなる円筒状とする
と共に、燃焼筒の基端面を構成する保炎器に設けられる
旋回羽根部を、半径方向の遠近2領域に分離された2つ
の旋回羽根部から構成し、且つ2つの旋回羽根部の間に
内側の旋回羽根部の外周を囲繞する囲繞壁を立設したこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】小能力の燃焼がなされる場合には、噴霧ノズル
から噴霧される液体燃料の量が少なく、また送風器から
供給される空気量も少なくなる。よって、この小能力燃
焼の場合には、燃焼は、囲繞壁の外側の旋回羽根部を通
って燃焼筒に流入する旋回空気流に影響を受けることな
く、囲繞壁の内側領域で主として行われる。即ち、保炎
器の導入穴を通って燃焼筒内に導入された小量の液体噴
霧燃料は、同じく保炎器の導入穴を通って燃焼筒内に導
入された小量空気流と、及び囲繞壁の内側にある旋回羽
根部を通って燃焼筒内に導入される小量の旋回空気流と
で、囲繞壁の内側で燃焼し、外側の旋回羽根部を通って
くる旋回空気流の影響を受けない。よって小燃焼が良好
に行える。一方、大能力燃焼がなされる場合には、噴霧
ノズルから噴霧される液体燃料の量も多く、また送風器
からの供給空気量が多くなる。よって、保炎器の導入穴
を通って勢いよく燃焼筒内に導入された液体噴霧燃料
は、同じく保炎器の導入穴を勢いよく通って導入された
空気流や内側旋回羽根部を通って勢いよく導入された旋
回空気流によって燃焼せられるのみならず、火炎が囲繞
壁の前方、燃焼筒の全体に広がり、外側旋回羽根部を通
って導入された旋回空気流によっても十分な空気の供給
をうけて燃焼する。よって大燃焼も良好に行える。燃焼
筒は全長にわたって一定の径からなるので成形が非常に
容易である。また保炎器の旋回羽根部の成形は、遠近2
領域の旋回羽根部を同時に切り起こし加工等することで
同時に成形できるので特に成形が難しくなることはな
い。よって短筒状の囲繞壁を後から取り付ける点が従来
にない作業となるが、大小の筒を段部を途中に設けて連
結するような従来の構成に比べて加工や組み立て等が非
常に容易となる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すガンタイプバー
ナの縦断面構成図、図2は実施例のガンタイプバーナの
燃焼筒の正面図である。
【0008】該燃焼筒100 は全長にわたって一定の径か
らなる円筒状としており、その円筒壁に半径方向中心に
向かって開口する複数の空気流入孔101 が設けられてい
る。前記燃焼筒100 はその基端面が保炎器110 として構
成されている。該保炎器110 はその中心部に液体噴霧燃
料を導入する導入穴111 が設けられ、該導入穴111の周
囲に、半径方向における遠近2領域に分離された形で2
つの旋回羽根部112、113 を設けている。この旋回羽根
部112 、113 の各羽根は切り起こし片として構成してい
る。そして内側旋回羽根部112 と外側旋回羽根部113 と
の間の位置に内側旋回羽根部112 の外側を囲繞する囲繞
壁114 を立設している。この囲繞壁114 は短筒状とし、
ロウ付けやネジ固定により取り付けることができる。囲
繞壁114 の高さは少なくとも前記旋回羽根部112 、113
よりも多少は高くするが、その高さの程度は予めの実験
によって、燃焼筒の半径の大きさ、内側旋回羽根部112
と外側旋回羽根部113 との位置関係、大能力運転及び小
能力運転における液体燃料の噴霧量や送風量等から、実
験的に定めることになる。
【0009】前記保炎器110 の手前側には噴霧ノズル30
がその噴出方向を燃焼筒100 の中心軸にあわせた形で導
入穴111 の手前に設けられている。前記噴霧ノズル30の
外周空間は第1の仕切り筒40によって仕切られており、
該第1の仕切り筒40の空気流入穴41から仕切り筒40内に
入った第1の空気流は前記保炎器110 の導入穴111 から
噴霧燃料と共に燃焼筒100 内に導入されるようにされて
いる。また前記第1の仕切り筒40の外側に第2の仕切り
筒50が設けられており、該第2の仕切り筒50の空気流入
穴51から仕切り筒50内に入った空気流は前記第1の仕切
り筒40内に更に流入するものを除き、第2の空気流とし
て前記保炎器110 の内側旋回羽根部112と外側旋回羽根
部113 の両方を通って旋回空気流となって燃焼筒100 内
に導入される。さらに第2の仕切り筒50の外側に送風器
70から送られてくる空気を受け入れるケース60が設けら
れ、該ケース60内に入った空気の一部は第3の空気流と
して、前記燃焼筒100 の空気流入孔101 から燃焼筒100
内に流入されるようになされている。80は点火器であ
る。
【0010】小能力の燃焼がなされる場合には、保炎器
110 の導入穴111 を通って燃焼筒100 内に導入された小
量の液体噴霧燃料は、同じく保炎器110 の導入穴111 を
通って燃焼筒100 内に導入された小量の空気流と、及び
囲繞壁114 の内側にある内側旋回羽根部112 を通って燃
焼筒100 内に導入される小量の旋回空気流とで、囲繞壁
114 の内側で小じんまりと燃焼し、外側旋回羽根部113
を通ってくる旋回空気流の影響は囲繞壁114 によってほ
とんど受けない状態となる。よって燃焼筒100自体の径
が大きくても、小燃焼が良好に行える。一方、大能力燃
焼がなされる場合には、保炎器110 の導入穴111 を通っ
て勢いよく燃焼筒100 内に導入された液体噴霧燃料は、
同じく保炎器110 の導入穴111を通って勢いよく導入さ
れた空気流や内側旋回羽根部112 を通って勢いよく導入
された旋回空気流によって燃焼せられるのみならず、火
炎が囲繞壁114 の前方、燃焼筒100 の全体に広がり、外
側旋回羽根部113 を通って勢いよく導入された旋回空気
流によっても十分な空気の供給をうけて燃焼する。よっ
てこの場合は燃焼筒100 自体の大きい内空間で燃焼する
のとほぼ同様の状況となり、大燃焼が良好に行える。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のガンタイプバーナによれば、燃焼筒を全
長にわたって一定の径からなる円筒状とすると共に、燃
焼筒の基端面を構成する保炎器に設けられる旋回羽根部
を、半径方向の遠近2領域に分離された2つの旋回羽根
部から構成し、且つ2つの旋回羽根部の間に内側の旋回
羽根部の外周を囲繞する囲繞壁を立設したので、大能力
運転の場合には燃焼筒内全体で燃焼させ、又、小能力運
転の場合には囲繞壁の内側領域で小じんまりと燃焼させ
ることができ、大能力運転から小能力運転までの燃焼を
良好にすることができる。しかも、燃焼筒は全長にわた
って一定の径からなり、保炎器に2つ旋回羽根部と囲繞
壁を設けるだけであるので、燃焼筒全体の構成が簡単と
なり、加工や組み立て等も従来に比べて容易、低コスト
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すガンタイプバーナの縦断
面構成図である。
【図2】実施例のガンタイプバーナの燃焼筒の正面図で
ある。
【図3】従来のガンタイプバーナの断面構成図である。
【図4】従来のガンタイプバーナの燃焼筒を正面からみ
た図である。
【符号の説明】
30 噴霧ノズル 70 送風器 80 点火器 100 燃焼筒 110 保炎器 112 内側旋回羽根部 113 外側旋回羽根部 114 囲繞壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−247408(JP,A) 実開 平4−108119(JP,U) 実開 昭63−116719(JP,U) 実開 平4−122915(JP,U) 実開 平2−28924(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に液体噴霧燃料の導入穴を設ける
    と共にその周囲に旋回羽根部を設けた保炎器で燃焼筒の
    基端面を構成し、噴霧ノズルからの液体噴霧燃料を前記
    保炎器中心部の導入穴から燃焼筒内に導入すると共に、
    送風器から送られてくる空気を少なくとも2つの空気流
    に分けて、その第1の空気流を前記保炎器中心部の導入
    穴から液体噴霧燃料と一緒に燃焼筒内に導入し、第2の
    空気流を前記保炎器の旋回羽根部を通して旋回させなが
    ら燃焼筒内に導入するようにし、燃焼筒内で燃焼させる
    ようにしたガンタイプバーナであって、前記燃焼筒を全
    長にわたって一定の径からなる円筒状とすると共に、燃
    焼筒の基端面を構成する保炎器に設けられる旋回羽根部
    を、半径方向の遠近2領域に分離された2つの旋回羽根
    部から構成し、且つ2つの旋回羽根部の間に内側の旋回
    羽根部の外周を囲繞する囲繞壁を立設したことを特徴と
    するガンタイプバーナ。
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