JP2003041477A - レース状布地およびその製造方法 - Google Patents
レース状布地およびその製造方法Info
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Abstract
ス状布地を提供する。 【解決手段】 水溶性粘着シート2の上に糸状体3,4
を透かし模様を呈するように配置し、その上に水溶性フ
ィルム5を配置し、水溶性フィルム5を水溶性粘着シー
ト2に押圧し、これら全体をミシンによる縫い目6で固
定し、形成されるレース状布地素材1から水溶性粘着シ
ート2および水溶性フィルム5を取り除いてレース状布
地を作る。
Description
られない外観を呈するレース状布地およびその製造方法
に関する。
レース状布地を作る研究は、現在までなされているが、
透かし模様を呈する糸状体をその透かし模様を維持して
ミシンによる縫い目で固定することが難しいため、完成
に至っていない。
着シートの水溶性粘着層の上に透かし模様を呈する糸状
体を配置することで、透かし模様を呈する糸状体をその
透かし模様を維持したままミシンによる縫い目で固定す
ることが可能になり、水溶性粘着シートを後処理で取り
除くことで、レース編みでは得られない外観を呈するレ
ース状布地を作ることができた。
は、水溶性粘着シートと、水溶性粘着シートの上に透か
し模様を呈するように配置された糸状体と、透かし模様
を呈する糸状体の上に配置された水溶性フィルムと、水
溶性粘着シートと透かし模様を呈する糸状体と水溶性フ
ィルムを結合するためのミシンによる縫い目とを有し、
水溶性粘着シートと水溶性フィルムを取り除いて糸状体
の透かし模様をミシンによる縫い目で固定して構成され
る。
に水溶性粘着層を設けた水溶性粘着シートを水溶性粘着
層が上になるように配置し、水溶性粘着シートの水溶性
粘着層の上に複数種類の糸状体を透かし模様を呈するよ
うに配置し、透かし模様を呈する糸状体の上に水溶性フ
ィルムを配置し、水溶性フィルムを水溶性粘着シートに
接合するように押圧し、これら全体をミシンによる縫い
目で固定してレース状布地素材を形成し、レース状布地
素材を水を入れた容器に浸漬し、レース状布地素材から
水溶性粘着シートおよび水溶性フィルムを溶出して、糸
状体の透かし模様をミシンによる縫い目で固定したレー
ス状布地を形成することすることを特徴とする。
より説明する。図1は本発明によるTシャツの飾り片と
なるレース状布地のレース状布地素材を示す図である。
2と、水溶性粘着シート2の上に透かし模様を呈するよ
うに配置された糸状体3,4と、透かし模様を呈する糸
状体3,4の上に配置された水溶性フィルム5と、透か
し模様を呈する糸状体を固定するミシンによる縫い目6
とを有する。
2と水溶性フィルム5を後工程で取り除くことで、糸状
体3,4の透かし模様をミシンによる縫い目6で固定し
たレース状布地を構成する。
ニールアルコールを主体とした水溶性繊維で形成した不
織布の一面に厚さ15ミクロン程度の水溶性アクリル粘
着層を設けた構成である。
プ、毛糸、紡績糸、フィラメント糸、刺繍糸等から複数
種類が適当に選定される。
度の水溶性ポリビニールアルコールフィルムが好まし
い。
法の工程ブロック図を示す。まず、所定形状に裁断した
水溶性粘着シート2を水溶性粘着層が上になるように作
業台の上に配置する。
層の上に複数種類の糸状体3,4を所望の透かし模様を
呈するように配置する。Tシャツの飾り片を作る場合に
は、飾り片の周縁部分に沿って輪郭線を描くようにコー
ドヤーンを配置し、コードヤーンに囲まれる空間に刺繍
糸等の糸により所望の透かし模様を呈するように配置す
る。この糸は1種類であつても2種類以上であつてもよ
い。糸の配置は、直線でも、曲線でも、折れ線であつて
もよいが、糸の占有面積は、水溶性粘着シート2の全面
の半分以下とすることが好ましい。
の上に水溶性フィルム5を配置し、水溶性フィルム5を
水溶性粘着シート2に接合するように押圧する。これに
より、透かし模様を呈する糸状体3,4は、水溶性フィ
ルム5と水溶性粘着シート2により挟持され、透かし模
様の形態は維持される。
6で固定してレース状布地素材1を形成する。この場
合、輪郭線を描くコードヤーンの繋ぎ合わせ部を縫い目
6で連結し、内側部分を縦、横、斜めの縫い目6aで連
結する。縦縫い目6aと横縫い目6aは、1cm〜2c
mの間隔の方眼形とすることが望ましい。縫い目のピッ
チは、3〜6針/cmが適当である。縫い糸は、フィラ
メント糸が適している。
容器に20分程度浸漬し、レース状布地素材1から水溶
性粘着シート2および水溶性フィルム5を溶出して、透
かし模様を呈するレース状布地とする。
をタオルなどに挟んで水分取り除き、乾燥させることで
Tシャツの飾り片となるレース状布地が完成する。Tシ
ャツの飾り片となるレース状布地は、Tシャツの所定位
置に配置され、ミシンによりTシャツに逢着される。
により女性服地を作る例について説明する。
粘着シート2を、図3に示すように、着用者の左前身頃
片10aと右前身頃片10bと左後身頃片10cと右後
身頃片10dに相当する片に裁断する。
10b,10c,10dを、水溶性粘着層を上にして、
右後身頃片10d、右前身頃片10b、左前身頃片10
a、左後身頃片10cの順に互いに連接するように作業
台の上に配置する。
層の上に、図3に示すように、各身頃片10a,10
b,10c,10dの周縁に沿うようにテープヤーン1
1を配置し、テープヤーン11を各身頃片10a,10
b,10c,10dの周縁に押しつける。
に、図4に示すように、刺繍糸等の糸12,13により
所望の透かし模様を呈するように配置する。この糸1
2,13は1種類であつても3種類以上であつてもよ
い。糸の配置は、直線でも、曲線でも、折れ線であつて
もよいが、糸の占有面積は、水溶性粘着シートの全面の
半分以下とすることが好ましい。
水溶性フィルム5を配置し、水溶性フィルム5を水溶性
粘着シート3に接合するように押圧する。これにより、
透かし模様を呈する糸状体11,12,13は、水溶性
フィルム5と水溶性粘着シート2により挟持され、その
透かし模様の形態は維持される。
ミシンによる縫い目14で固定してレース状布地素材1
を形成する。この場合、輪郭線を描くコードヤーン11
の繋ぎ合わせ部を縫い目で連結し、内側部分を縦、横、
斜めの縫い目で連結する。縦縫い目と横縫い目は、1c
m〜2cmの間隔の方眼形とすることが望ましい。縫い
目のピッチは、3〜6針/cmが適当である。縫い糸
は、フィラメント糸が適している。
容器に20分程度浸漬し、レース状布地素材から水溶性
粘着シートおよび水溶性フィルムを溶出する。
をタオルなどに挟んで水分取り除き、乾燥させることで
女性服地となるレース状布地が完成する。
望の透かし模様を呈する糸状体をその透かし模様を維持
したままミシンによる縫い目で固定することができるの
で、レース編みでは得られない外観を呈するレース状布
地を作ることができる。
図。
ロック図。
施の形態の第1段階を示す図。
施の形態の第2段階を示す図。
施の形態の第3段階を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】水溶性粘着シートと、水溶性粘着シートの
上に透かし模様を呈するように配置された糸状体と、透
かし模様を呈する糸状体の上に配置された水溶性フィル
ムと、水溶性粘着シートと透かし模様を呈する糸状体と
水溶性フィルムを結合するためのミシンによる縫い目と
を有し、水溶性粘着シートと水溶性フィルムを取り除い
て糸状体の透かし模様をミシンによる縫い目で固定した
ことを特徴とするレース状布地。 - 【請求項2】糸状体は、複数種類の糸であることを特徴
とする請求項1に記載のレース状布地。 - 【請求項3】一面に水溶性粘着層を設けた水溶性粘着シ
ートを水溶性粘着層が上になるように配置し、水溶性粘
着シートの水溶性粘着層の上に複数種類の糸状体を透か
し模様を呈するように配置し、透かし模様を呈する糸状
体の上に水溶性フィルムを配置し、水溶性フィルムを水
溶性粘着シートに接合するように押圧し、これら全体を
ミシンによる縫い目で固定してレース状布地素材を形成
し、レース状布地素材を水を入れた容器に浸漬し、レー
ス状布地素材から水溶性粘着シートおよび水溶性フィル
ムを溶出して、糸状体の透かし模様をミシンによる縫い
目で固定することを特徴とするレース状布地の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001223472A JP3979624B2 (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | レース状布地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001223472A JP3979624B2 (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | レース状布地の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003041477A true JP2003041477A (ja) | 2003-02-13 |
JP3979624B2 JP3979624B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=19056808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3979624B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8655474B2 (en) | 2010-03-02 | 2014-02-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Embroidery data generating apparatus, embroidery data generating method, and non-transitory computer-readable medium storing embroidery data generating program |
US8897908B2 (en) | 2011-03-16 | 2014-11-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing data creation apparatus, sewing data creation method, and computer program product |
CN114672937A (zh) * | 2022-04-07 | 2022-06-28 | 东莞市新菲林纺织有限公司 | 一种纱网绣品及其制备工艺 |
-
2001
- 2001-07-24 JP JP2001223472A patent/JP3979624B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3979624B2 (ja) | 2007-09-19 |
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