JPH0359103A - 板繭からの絹布製品製造法 - Google Patents
板繭からの絹布製品製造法Info
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- JPH0359103A JPH0359103A JP1195316A JP19531689A JPH0359103A JP H0359103 A JPH0359103 A JP H0359103A JP 1195316 A JP1195316 A JP 1195316A JP 19531689 A JP19531689 A JP 19531689A JP H0359103 A JPH0359103 A JP H0359103A
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- sericin
- cocoon
- silk
- plate cocoon
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、蚕より採取する板繭から絹布製品を製造する
方法に関する。
方法に関する。
（従来の技術）
蚕の繭から絹布を製造する場合、従来は即成をした繭か
ら絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそれ
を編んだり織ったりして絹布や絹織物にするという方法
がとられていた。
ら絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそれ
を編んだり織ったりして絹布や絹織物にするという方法
がとられていた。
従来の方法は、繭から絹布ｔこ至るまでの工程がいくつ
もに分かれていて複雑であったため、絹布が完成するま
でには極めて多くの労力と時間を要していた。このため
絹布の製造コストは高いものになっていた。
もに分かれていて複雑であったため、絹布が完成するま
でには極めて多くの労力と時間を要していた。このため
絹布の製造コストは高いものになっていた。
また従来の絹布製品は、普通の方法で洗濯すると収縮し
たり型部れしたりして使用できなくなるので簡単に洗濯
することができなかった。
たり型部れしたりして使用できなくなるので簡単に洗濯
することができなかった。
このため、従来の絹布は簡単に洗濯をして使うような衣
料品の分野で使用することは不可能で、用途も限られて
いた。
料品の分野で使用することは不可能で、用途も限られて
いた。
（発明が解決しようとする課題）
本発明が解決しようとする課題は、従来の絹布製品製造
法を改良して、簡素な工程で製造コストが非常に低くて
すみ、工程途中で絹布を自由な形状に裁断・縫製するこ
とができて、軽くて感触が良く保温性に優れ、洗濯も可
能な絹布製品を得ることのできる絹布製品製造法を提供
することにある。
法を改良して、簡素な工程で製造コストが非常に低くて
すみ、工程途中で絹布を自由な形状に裁断・縫製するこ
とができて、軽くて感触が良く保温性に優れ、洗濯も可
能な絹布製品を得ることのできる絹布製品製造法を提供
することにある。
（課題を解決するための手段）
かかる課題を解決した本発明の要旨は、１）平面状又は
曲面状の板繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さく
区画するように縫い目をつけた後、セリシン除去薬品溶
液で煮沸してセリシンを除去することを特徴とする板繭
からの絹布製品製造法 ２）平面状又は曲面状の板繭を所定形状に裁断し、同板
繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さく区画するよ
うに縫い目をつけた後、セリシン除去薬品溶液で煮沸し
てセリシンを除去し、次に所定の製品形状に裁断・縫製
することを特徴とする板繭からの絹布製品製造法にある
。
曲面状の板繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さく
区画するように縫い目をつけた後、セリシン除去薬品溶
液で煮沸してセリシンを除去することを特徴とする板繭
からの絹布製品製造法 ２）平面状又は曲面状の板繭を所定形状に裁断し、同板
繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さく区画するよ
うに縫い目をつけた後、セリシン除去薬品溶液で煮沸し
てセリシンを除去し、次に所定の製品形状に裁断・縫製
することを特徴とする板繭からの絹布製品製造法にある
。
（作用）
ステンレス等の平滑面の上に蚕を多量に置き糸を吐かせ
ると平面状の厚紙に似た板繭な得ることができる。本発
明はこのよう１．板繭から絹布製品を製造する方法に関
する。
ると平面状の厚紙に似た板繭な得ることができる。本発
明はこのよう１．板繭から絹布製品を製造する方法に関
する。
本発明では、平面状又は曲面状の板繭の両面を薄い布で
包み、同板繭面を小さく区画するように縫い目をつけた
後、セリシン除去薬品溶液で煮沸してセリシンを除去し
絹布製品としている。
包み、同板繭面を小さく区画するように縫い目をつけた
後、セリシン除去薬品溶液で煮沸してセリシンを除去し
絹布製品としている。
また本発明では、平面状又は曲面状の板繭を所定形状に
裁断し、同板繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さ
く区画するように縫い目をつけた後、セリシン除去薬品
溶液で煮沸してセリシンを除去し、次に所定の製品形状
に裁断・縫製し絹布製品とする方法もある。
裁断し、同板繭の両面を薄い布で包み、同板繭面な小さ
く区画するように縫い目をつけた後、セリシン除去薬品
溶液で煮沸してセリシンを除去し、次に所定の製品形状
に裁断・縫製し絹布製品とする方法もある。
本発明において使用する薄板状の板繭は紙と同様の取扱
いができるため、自由な形に裁断・縫製することが可能
で作業効率が良い。
いができるため、自由な形に裁断・縫製することが可能
で作業効率が良い。
本発明の方法では、従来の絹布製造法のように即成の繭
から絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそ
れを編んだり織ったりする工程が全く不要とねるので、
これらの工程に要していた労力と時間を大幅に削減する
ことができ製造コストを低減することができる。
から絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそ
れを編んだり織ったりする工程が全く不要とねるので、
これらの工程に要していた労力と時間を大幅に削減する
ことができ製造コストを低減することができる。
本発明では、板繭の両面を薄い布で包み、同板繭面を小
さく区画するように縫い目をつけているのでセリシンを
除去しても絹繊維が真綿状に乱れることがねいし、セリ
シンの除去後；・こ裁断・縫製することもできるので立
体裁断を行うことも可能である。また絹独特の風合が失
われるようなこともなく、洗濯して収縮しても斜め・縦
・横方向に引張れば容易に元の状態に復元するので繰り
返しの洗濯使用にも耐えることができるようになってい
る。
さく区画するように縫い目をつけているのでセリシンを
除去しても絹繊維が真綿状に乱れることがねいし、セリ
シンの除去後；・こ裁断・縫製することもできるので立
体裁断を行うことも可能である。また絹独特の風合が失
われるようなこともなく、洗濯して収縮しても斜め・縦
・横方向に引張れば容易に元の状態に復元するので繰り
返しの洗濯使用にも耐えることができるようになってい
る。
（実施例）
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は実施例１の工程説明図、第２図は実施例２の工
程説明図である。
程説明図である。
実施例１では、平面状の板繭（１）の表面に鉛筆等で縦
、横２．５α程度の間隔のセクション（３）を書き、板
繭（１）の両面を紗（４）で包み、セクション（３）の
部分に絹糸によるミシンステッチ（５）をかけた後、炭
酸カルシウム溶液（６）で煮沸してセリシンを除去して
絹布（７）としている。実施例１では曲面状の板繭（２
）を使用することもできる。
、横２．５α程度の間隔のセクション（３）を書き、板
繭（１）の両面を紗（４）で包み、セクション（３）の
部分に絹糸によるミシンステッチ（５）をかけた後、炭
酸カルシウム溶液（６）で煮沸してセリシンを除去して
絹布（７）としている。実施例１では曲面状の板繭（２
）を使用することもできる。
実施例２では、平板状の板繭（８）の表面に実施例１と
同様に鉛筆等でセクション（９）を書き、穴（１（Ｄの
加工等をして所定形状に裁断し、板繭（８）の両面を紗
（１１）で包み、セクション（９）の部分に絹糸による
ミシンステッチ（１のをかけた後、炭酸カルシウム溶液
（嗜で煮沸してセリシンを除去して絹布（１４とし、次
に所定の裁断・縫製を行って衣服（１９にしている。
同様に鉛筆等でセクション（９）を書き、穴（１（Ｄの
加工等をして所定形状に裁断し、板繭（８）の両面を紗
（１１）で包み、セクション（９）の部分に絹糸による
ミシンステッチ（１のをかけた後、炭酸カルシウム溶液
（嗜で煮沸してセリシンを除去して絹布（１４とし、次
に所定の裁断・縫製を行って衣服（１９にしている。
実施例１．２のいずれにおいても炭酸カル／ラム溶液（
６）、 （ＩＪの濃度を約１０％とし、煮沸時間を３０
〜６０分としたところセリシンの除去状態は良好な結果
が得られた。
６）、 （ＩＪの濃度を約１０％とし、煮沸時間を３０
〜６０分としたところセリシンの除去状態は良好な結果
が得られた。
実施例１，２において使用する薄板状の根菌（１１，（
８）は紙と同様の取扱いができるため自由に形に裁断・
縫製することが可能で作業効率が良い。
８）は紙と同様の取扱いができるため自由に形に裁断・
縫製することが可能で作業効率が良い。
実施例１，２では、従来の絹布製造法のように即成の繭
から絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそ
れを編、んだり織ったりする工程が全く不要となるので
、これらの工程に要していた労力と時間を大幅に削減す
ることができ製造コストを低減することかできる。
から絹繊維を取出し、それを紡いで絹糸とし、さらにそ
れを編、んだり織ったりする工程が全く不要となるので
、これらの工程に要していた労力と時間を大幅に削減す
ることができ製造コストを低減することかできる。
実施例１．２では、根菌（＋１． （８１の両面を紗（
４）。
４）。
（１０で包み、ミシンステッチ（５）、 （１２）をか
けているのでセリシンを除去しても絹繊維が真綿状に乱
れることがないし、セリシンの除去後に裁断・縫製する
こともできるので立体裁断を行うことも可能である。ま
た絹布（７）、 （１４についても絹独特の風合が失わ
れるようなことがなく、洗濯して収縮しても斜め・縦・
横に引張れば容易に元の状態に復元するので繰り返しの
洗濯使用（こも耐えることができる。
けているのでセリシンを除去しても絹繊維が真綿状に乱
れることがないし、セリシンの除去後に裁断・縫製する
こともできるので立体裁断を行うことも可能である。ま
た絹布（７）、 （１４についても絹独特の風合が失わ
れるようなことがなく、洗濯して収縮しても斜め・縦・
横に引張れば容易に元の状態に復元するので繰り返しの
洗濯使用（こも耐えることができる。
本発明による絹布製品は洗濯が可能であり、保温性が非
常に高く軽いため、夜具、衣類には最適な材料である。
常に高く軽いため、夜具、衣類には最適な材料である。
また感触が優れていることから肌に触れるようなものに
も適している。
も適している。
本発明による絹布を材料として、掛布団や敷布団の上掛
等の夜具、背あてやチョッキやマフラー等の防寒用衣類
等を製作したところ極めて良好な結果を得ることができ
た。なお本発明の絹布製品については工程途中で染色す
ることもできるし、紗の代わりに木綿等の布で包んだも
のにすることもできる。
等の夜具、背あてやチョッキやマフラー等の防寒用衣類
等を製作したところ極めて良好な結果を得ることができ
た。なお本発明の絹布製品については工程途中で染色す
ることもできるし、紗の代わりに木綿等の布で包んだも
のにすることもできる。
（発明の効果）
本発明により、簡素な工程で製造コストが非常に低くて
すみ、工程途中で絹布を自由ね形状に裁断・縫製するこ
とができて、軽くて感触が良く保温性に優れ、洗濯も可
能な絹布製品を得ることのできる絹布製品製造法を提供
することが可能となる。
すみ、工程途中で絹布を自由ね形状に裁断・縫製するこ
とができて、軽くて感触が良く保温性に優れ、洗濯も可
能な絹布製品を得ることのできる絹布製品製造法を提供
することが可能となる。
第１図は実施例１の工程説明図、第２図は実施例２の工
程説明図である。 （１）、 ＋２）：板 繭 （３）、（９）：セ
クション（４）、（ｌυ： 紗 （５）、（ｌ
の： ミシンステッチ（６）、（鵡：炭酸カルシウム溶
液 （７） 、 （＋４ ：絹 布 （８）：根菌（１
０： 穴 （Ｉ！１９：衣服性 許 出
願 人 車番 澄 代 理 人 戸 島 省 四 部
程説明図である。 （１）、 ＋２）：板 繭 （３）、（９）：セ
クション（４）、（ｌυ： 紗 （５）、（ｌ
の： ミシンステッチ（６）、（鵡：炭酸カルシウム溶
液 （７） 、 （＋４ ：絹 布 （８）：根菌（１
０： 穴 （Ｉ！１９：衣服性 許 出
願 人 車番 澄 代 理 人 戸 島 省 四 部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）平面状又は曲面状の板繭の両面を薄い布で包み、同
板繭面を小さく区画するように縫い目をつけた後、セリ
シン除去薬品溶液で煮沸してセリシンを除去することを
特徴とする板繭からの絹布製品製造法。 ２）平面状又は曲面状の板繭を所定形状に裁断し、同板
繭の両面を薄い布で包み、同板繭面を小さく区画するよ
うに縫い目をつけた後、セリシン除去薬品溶液で煮沸し
てセリシンを除去し、次に所定の製品形状に裁断・縫製
することを特徴とする板繭からの絹布製品製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195316A JPH0359103A (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 板繭からの絹布製品製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195316A JPH0359103A (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 板繭からの絹布製品製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0359103A true JPH0359103A (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=16339136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1195316A Pending JPH0359103A (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | 板繭からの絹布製品製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0359103A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05186904A (ja) * | 1992-01-13 | 1993-07-27 | Yoshio Ishihara | 板状繭の製造方法及び繭布 |
| CN102965871A (zh) * | 2012-12-19 | 2013-03-13 | 安徽源牌实业（集团）有限责任公司 | 彩色茧丝棉制作工艺 |
| JP2018519907A (ja) * | 2015-10-21 | 2018-07-26 | リパブリック オブ コリア（マネージメント ルーラル デベロップメント アドミニストレーション） | 絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-07-26 JP JP1195316A patent/JPH0359103A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05186904A (ja) * | 1992-01-13 | 1993-07-27 | Yoshio Ishihara | 板状繭の製造方法及び繭布 |
| CN102965871A (zh) * | 2012-12-19 | 2013-03-13 | 安徽源牌实业（集团）有限责任公司 | 彩色茧丝棉制作工艺 |
| CN102965871B (zh) * | 2012-12-19 | 2015-04-08 | 霍山丝侬蚕丝家纺有限公司 | 彩色茧丝棉制作工艺 |
| JP2018519907A (ja) * | 2015-10-21 | 2018-07-26 | リパブリック オブ コリア（マネージメント ルーラル デベロップメント アドミニストレーション） | 絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法 |
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