JP2003041019A - 熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルム

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JP2003041019A
JP2003041019A JP2001225629A JP2001225629A JP2003041019A JP 2003041019 A JP2003041019 A JP 2003041019A JP 2001225629 A JP2001225629 A JP 2001225629A JP 2001225629 A JP2001225629 A JP 2001225629A JP 2003041019 A JP2003041019 A JP 2003041019A
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particles
thermoplastic resin
plate
stretching
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Shigetoshi Maekawa
茂俊 前川
Yukari Nakamori
ゆか里 中森
Tetsuya Tsunekawa
哲也 恒川
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データバックアップ用高密度磁気記録テープ
を薄膜化する際に強く要求される諸特性、即ち、機械強
度、走行性、熱寸法安定性、及びガスバリア性に優れた
フィルムを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と一次粒子のアスペ
クト比が5〜200である板状不活性粒子(Pa)とを
主たる成分としてなるフィルムであって、板状不活性粒
子(Pa)の含有量が10〜90重量%であり、フィル
ム中の板状不活性粒子(Pa)の二次粒子の平均厚みD
2が一次粒子の平均厚みD1の5倍以下であり、かつ、
フィルム中のボイドの面積比率が0%以上5%以下であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性樹脂フィル
ムに関する。例えば、磁気記録媒体用、コンデンサ用、
包装用、インクリボン用などの各種工業材料用のフィル
ムとして非常に適したフィルムに関するものであり、特
に、機械特性、寸法安定性、ガスバリア性が要求される
データバックアップ用磁気記録媒体の基材として有用な
熱可塑性樹脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体用途においては、ビデオテ
ープやデータテープのベース材としてポリエステルに代
表される熱可塑性樹脂のフィルムが広く用いられてい
る。近年、ビデオテープやデータテープの記憶容量を大
きくするため、面記録密度を大きくしたり、テープの厚
みを薄くして体積当たりの記録面積を大きくとるなどの
工夫がされている。
【0003】しかしながら、フィルムを薄膜化すると、
機械的強度が不十分となり、フィルムの腰の強さがなく
なったり、伸びやすくなるため、磁気記録媒体用途で
は、トラックずれやヘッドタッチの悪化により電磁変換
特性が低下したり、端部摩耗などのテープダメージを受
けやすくなるという問題が生じる。
【0004】また、フィルムを薄膜化すると、熱転写リ
ボン用途においては、印字する際のリボンの平坦性が保
たれず印字むらや過転写が発生し、さらに、コンデンサ
用では絶縁破壊電圧が低下するといった問題が生じる。
さらに、包装用途においては、機械強度が不十分である
と保存、取扱中に破損して内容物がこぼれてしまうとい
った問題が生ずることがある。このようにフィルムを薄
膜化しようとする指向の中では、ヤング率に代表される
ような引張特性、曲げ強さなどの機械特性を向上させる
ことに大きな期待が寄せられている。
【0005】一方、近年、磁気記録媒体の磁性層も薄膜
化してきており、磁性層の腐食による磁気特性の低下が
問題になっている。そのため、ベースフィルムには酸素
や水蒸気に代表される腐食性ガスに対するガスバリア性
を向上させることが望まれている。また、食品、薬品な
どの包装用途でも、外気からの酸素などの侵入による内
容物の変質、例えば油脂を含む食品のように酸化しやす
い内容物の変質を防ぐためにガスバリア性のさらなる向
上が望まれている。
【0006】そのため、従来から種々の方法でフィルム
の高強度化が検討されてきた。例えば、フィルムの高強
度化の手法として、特公昭42−9270号公報、特公
昭43−3040号公報、特公昭46−1119号公
報、特公昭46−1120号公報などでは、縦横二方向
に延伸したフィルムを再度縦方向に延伸し、縦方向を高
強度化する、いわゆる再縦延伸法が提唱されている。
【0007】しかし、このような従来技術で得られた高
強度化フィルムは強力化されてはいるものの、ガスバリ
ア性が低いため、大容量磁気記録テープや包装用への適
用に際しては課題が残されているのが現状である。
【0008】一方、ガスバリア性フィルムとしてはガス
バリア性の優れた樹脂、例えばポリ塩化ビニリデン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物等や層状無
機化合物、水溶性ポリマー及び水分散性ポリマー(特開
平6−93133公報、特開平9−324061号公報
等)を、基材上にコーティングあるいは積層する方法が
知られているが、フィルムの強度が不十分であるばかり
ではなく、塗剤またはガスバリア性樹脂と基材との密着
性も低く、さらに、異種ポリマーの積層体では回収の際
の分別が難しく、回収、再利用が困難であるという問題
がある。
【0009】また、酸化珪素(特公昭53−12953
号公報等)や酸化アルミニウム(特開昭62−1799
35号公報等)などの無機物を基材の表面に蒸着したフ
ィルムが知られている。しかし、これらのフィルムの製
造には蒸着工程が加わるのでコストが非常に高くなる欠
点や、回収して再利用することが困難であるなどの問題
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題点を解決し、機械強度、走行性、熱寸法安定性、
ガスバリア性に優れたフィルムを提供すること、特に、
データバックアップ用高密度磁気記録テープの薄膜化に
伴う要求特性を満足させ得るフィルムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂
(A)と一次粒子のアスペクト比が5〜200である板
状不活性粒子(Pa)とを主たる成分としてなるフィル
ムであって、板状不活性粒子(Pa)の含有量が10〜
90重量%であり、フィルム中の板状不活性粒子(P
a)の二次粒子の平均厚みD2が一次粒子の平均厚みD
1の5倍以下であり、かつ、フィルム中のボイドの面積
比率が0%以上5%以下であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、望ましい
実施の形態を例にとって詳細に説明する。本発明の熱可
塑性樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂(A)と特定の板状
不活性粒子(Pa)とを主たる成分としてなるフィルム
である。
【0013】熱可塑性樹脂(A)は特に限定されない
が、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリフェニレンスルフィドが好ましく例示され
る。特に、ポリエステルの場合延伸により高弾性フィル
ムとなり得るために好ましい。ポリエステルとしては、
特に限定されないが、エチレンテレフタレート、エチレ
ン−2,6−ナフタレート、ヘキサメチレンテレフタレ
ート、シクロヘキサンメチレンテレフタレート、エチレ
ン−α,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−
4,4’−ジカルボキシレート、ブチレンテレフタレー
ト、ブチレン−2,6−ナフタレート、ブチレン−α,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボキシレート単位から選ばれた少なくとも1種の
構造単位を主要構成成分とする場合に、耐スクラッチ
性、耐ダビング性がより良好となるので好ましい。本発
明では、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと称
す)および/またはポリエチレンナフタレート(以下P
ENと称す)を主たる成分とするポリエステルの場合、
機械強度、寸法安定性の点から特に好ましい。また、本
発明の目的を阻害しない範囲内で複数のポリマをブレン
ドしてもかまわない。
【0014】板状不活性粒子(Pa)は、一次粒子でも
二次粒子でも、その形状が板状であることを要する。そ
の他は特に限定されず、タルク、マイカ、ガラスフレー
ク、アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、石英、黒鉛、フッ素雲母、リン酸カ
ルシウム、酸化鉄等が例示される。中でも、特に機械強
度、寸法安定性の観点からモース硬度が6〜10の範囲
にある粒子が好ましい。モース硬度が6〜10の粒子と
しては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、二酸化チタン
粒子が例示されるが、本発明の効果を得るためには特に
板状アルミナ粒子が好ましい。また、含有粒子は1種類
の使用でもよいが、2種類以上併用してもかまわない。
【0015】粒子形状が板状であると、ポリマーの分子
鎖に沿って粒子が配向しやすいためフィルムの機械強度
と寸法安定性が向上する。また、板状粒子がポリマー中
に均一に分散されていると、ガスはフィルム中で板状粒
子を避けて透過するため、透過するガスの通過行程が長
くなり、ガスがフィルムを透過するのに時間がかかり、
通過し難くなる。その結果、ガスバリア性が大きく向上
する。これに対し、フィルム中に分散させる不活性粒子
が球形や楕円形の形状をしている場合にはフィルムの機
械強度、ガスバリア性が十分高められない。
【0016】本発明の熱可塑性樹脂フィルムに含有させ
る板状不活性粒子(Pa)のアスペクト比はガスバリア
性向上、機械強度向上の点から5〜200である。好ま
しくは10〜100の範囲であり、さらに好ましくは1
5〜50の範囲である。アスペクト比が本発明で規定し
た範囲未満であるとフィルムの機械強度、ガスバリア性
が十分高められない。また、アスペクト比が本発明で規
定した範囲より大きいと、製膜性が悪くなる。
【0017】本発明において、熱可塑性樹脂フィルム中
における、板状不活性粒子(Pa)の含有量は、機械強
度とガスバリア性向上の観点から10重量%〜90重量
%である。好ましくは30重量%〜80重量%であり、
最も好ましくは30重量%〜60重量%である。含有量
が本発明で規定した範囲未満であるとフィルムの機械強
度、ガスバリア性が十分高められない。また、含有量が
90重量%を越えると、板状不活性粒子が凝集し、さら
には、製膜押出し時に吐出が不安定となり、製膜するこ
とが困難になる。
【0018】本発明のフィルムにおいて、フィルム中に
存在する板状不活性粒子は、二次粒子の平均粒径R2が
0.05〜30μmであることが好ましく、さらに好ま
しくは0.1〜10μmである。この二次粒子の平均粒
径R2は、フィルム中に分散している板状不活性粒子の
二次粒子の板面方向に沿って測定した粒径の平均値であ
る。この二次粒子の平均粒径R2が上記範囲より小さい
と、十分なガスバリア性が得られ難い。また、この二次
粒子の平均粒径R2が上記範囲より大きいと、フィルム
中における板状不活性粒子の分散性が悪化するために好
ましくない。
【0019】本発明のフィルムにおいて、フィルム中に
存在する板状不活性粒子は、二次粒子の平均厚みD2が
一次粒子の平均厚みD1の5倍以下である。さらに、一
次粒子の平均厚みD2の3倍以下であることが好まし
い。ここで、一次粒子又は二次粒子の平均厚みは、板状
不活性粒子の板面に垂直な方向に沿って測定した粒子厚
みの平均値である。板状不活性粒子の二次粒子の平均厚
みD2と一次粒子の平均厚みD1との比(D2/D1)
が5より大きいと、板状不活性粒子のフィルム中での分
散性が悪くなり、破断強度やガスバリア性が十分に向上
できない。なお、それら一次粒子、二次粒子の平均厚み
においては、D2≧D1であるので、D2/D1の下限
値は1である。
【0020】本発明で用いる板状不活性粒子は、必要に
応じて、基材樹脂との親和性を高めるためや凝集状態を
コントロールする目的で、例えばシランカップリング剤
等を用いて表面処理を施されたものでもよい。
【0021】本発明のフィルムには、フィルムの用途や
使用目的に応じて、ガスバリア性や機械強度を損なわな
い範囲内であれば、上記板状不活性粒子(Pa)とは異
なる無機粒子や有機粒子、その他の各種添加剤、例えば
酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、結晶核剤、難
燃剤、顔料、染料、脂肪酸エステル、ワックスなどの有
機滑剤や不活性粒子などを添加してもかまわない。無機
粒子の具体例としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化チタンなどの酸化物、炭酸
カルシウム、炭酸バリウムなどの炭酸塩、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、チタン酸バリウム、チ
タン酸カリウムなどのチタン酸塩、リン酸第3カルシウ
ム、リン酸第2カルシウム、リン酸第1カルシウムなど
のリン酸塩などを用いることができるが、これらに限定
されるわけではない。また、これらは目的に応じて2種
以上用いてもかまわない。
【0022】有機粒子の具体例としては、ポリスチレン
もしくは架橋ポリスチレン粒子、スチレン・アクリル系
及びアクリル系架橋粒子、スチレン・メタクリル系及び
メタクリル系架橋粒子などのビニル系粒子、ベンゾグア
ナミン・ホルムアルデヒド、シリコーン、ポリテトラフ
ルオロエチレンなどの粒子を用いることができるが、こ
れらに限定されるものではなく、粒子を構成する部分の
うち少なくとも一部がポリエステルに対して不溶の有機
高分子微粒子であれば如何なる粒子でもよい。また有機
粒子は、易滑性、フイルム表面の突起形成の均一性から
粒子形状が球形状で均一な粒度分布のものが好ましい。
これらの粒子の粒径、配合量、形状などは用途、目的に
応じて選ぶことが可能であるが、通常は、平均粒子径と
しては0.01μm以上、3μm以下さらに好ましくは
0.05μm以上1μm以下、配合量としては、0.0
01重量%以上、10重量%以下が本発明の目的の面か
らも好ましい。また、フィルムの表層部に、これらの機
能を持たせた層を設けることも可能である。
【0023】本発明のフィルムにおいて、熱可塑性樹脂
フィルム中に存在するボイドの面積比率は0%以上5%
以下であり、好ましくは0%以上3%以下であり、さら
に好ましくは、0%以上1%以下である。ボイド面積比
率が上記範囲より大きいと、フィルムの破断伸度、破断
強度等の機械強度が低下するため、磁気記録媒体用途等
に適さない。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、少なく
とも一方向に延伸したフィルムであること、即ち、一軸
延伸フィルム又は二軸延伸フィルムであることが好まし
い。フィルムの延伸方法としては、例えば縦延伸または
横延伸を行う一軸延伸法、縦延伸及び横延伸を同時に行
う同時二軸延伸法、縦延伸と横延伸とを順に行う逐次二
軸延伸法のほか、縦横二方向に逐次延伸したフィルムを
再度縦方向に延伸し、縦方向を高強度化する、いわゆる
再縦延伸法、さらに横方向にも強度を付与したい場合、
上記の再縦延伸を行った後、再度横方向に延伸するとい
う再縦再横延伸法、フィルムの縦方向に2段以上延伸
し、引き続き、フィルムの横方向に延伸を行う縦多段延
伸法が例示される。粒子を内包したフィルムを延伸する
と、粒子と基材であるポリマーとの間にボイドが出来や
すいので、一方向に延伸した後の任意の工程で、ポリマ
ーのガラス転移以上の温度で熱処理等を行いボイドを低
減することが好ましいが、この限りではない。
【0025】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは長手方向
または幅方向の少なくとも一方についてのヤング率が6
GPa以上である事が、磁気記録媒体用途において、テ
ープダメージをおきにくくするために好ましく、50G
Pa以下であることがフィルムの製膜性の観点から好ま
しい。より好ましくは、7GPa以上40GPa以下で
あり、最も好ましくは8GPa以上30GPa以下であ
る。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、長手方
向または幅方向の少なくとも一方の100℃30分間で
の熱収縮率が加工工程での熱履歴によるしわ発生を抑制
するために0%以上が好ましく、磁気テープのトラック
ずれを抑制するために0.5%以下が好ましい。より好
ましくは0〜0.3%の範囲であり、最も好ましくは0
〜0.1%の範囲である。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、包装用
途において内容物、磁気記録媒体用途において磁性層の
劣化および腐食を防ぐために酸素透過率が0〜50ml
/(m2・d・MPa)が好ましく、より好ましくは0
〜30ml/(m2・d・MPa)であり、最も好まし
くは0〜20ml/(m2・d・MPa)である。
【0028】本発明に係るフィルムの製造方法の具体例
について説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0029】本発明で用いる熱可塑性樹脂は従来より知
られている方法により製造されるものを用いることがで
きる。また、所定の熱可塑性樹脂に添加される板状不活
性粒子は樹脂製造工程における重合前、重合中、重合後
のいずれの段階で添加してもよいが、例えば、熱可塑性
樹脂としてポリエステルを用いる場合は、その原料と
して使用するジオール成分であるエチレングリコールな
どに、スラリーの形で混合、分散せしめて添加する方
法、ベント式の二軸混練押出機により粒子粉末または
粒子の水スラリー等を用いてポリマと混練する方法が好
ましく用いられる。この時、熱可塑性樹脂の種類と板状
不活性粒子の種類との組合わせは、板状不活性粒子が凝
集し難い組合せとすることが好ましく、例えば、ポリエ
ステルと板状アルミナ粒子との組合わせが好ましい。ま
た、凝集を防ぐために、熱可塑性樹脂と板状不活性粒子
の組み合わせによっては公知の方法で粒子を表面処理し
てもよい。例えば、ポリオレフィン、ポリエステル等の
熱可塑性樹脂に対して、板状不活性粒子の凝集を抑える
ために、シランカップリング剤を用いて粒子を表面処理
する方法等が有効である。
【0030】フィルム中における粒子の含有量を調節す
る方法としては、上記方法で高濃度マスターペレットを
作っておき、この高濃度の粒子および有機化合物を含む
マスターペレットを、製膜時に粒子などを実質的に含有
しないポリマーで希釈する方法を用いるのが好ましい。
【0031】次に、これらの粒子を含有する熱可塑性樹
脂のペレットを必要に応じて十分乾燥した後、固有粘度
が低下しないように窒素気流下あるいは真空下で熱可塑
性樹脂の融点以上の温度に加熱された溶融押出機に供給
し、口金より押し出し、表面温度が熱可塑性樹脂のガラ
ス転移点以下のキャスティングドラム上で冷却して未延
伸フィルムを作る。また、溶融押出機中で異物や変質ポ
リマーを除去するために各種フィルター、例えば、燒結
金属、多孔性セラミック、サンド、金網などの素材から
なるフィルターを用いることが好ましい。フィルターの
濾過精度は、使用する不活性粒子の粒径によって適宜選
択することが好ましい。
【0032】また、表層に球状の粒子を含有した熱可塑
性樹脂を積層する場合やそのほかの層を積層する場合
は、それぞれのチップを十分乾燥させた後、2台以上の
溶融押出機に別々に供給し、2または目的とする数の多
層のマニホールドまたは合流ブロックを用いて合流さ
せ、口金より多層のシートとして押し出し、表面温度が
−20℃〜60℃のキャスティングドラム上で冷却して
未延伸フィルムを作る。この場合、合流断面が矩形の合
流ブロックを用いて積層する方法が、各種不活性粒子を
含有した熱可塑性樹脂を薄く均一に積層するのに有効で
ある。また、これらのポリマー流路にスタティックミキ
サーまたはギヤポンプを設置する方法はフィルムの厚み
ムラを低減するのに有効である。
【0033】次に、この未延伸フィルムをフィルム長手
方向および/または幅方向に延伸する。延伸方法として
は、ロールやステンターを用い縦延伸または横延伸を行
う一軸延伸法、未延伸フィルムを縦方向、横方向に逐次
延伸する逐次二軸延伸法などがある。また、未延伸フィ
ルムをステンターを用い縦延伸及び横延伸を同時に行う
同時二軸延伸法は、逐次二軸延伸法に比べ工程が短くな
るのでコストダウンにつながり、延伸破れやロール傷が
発生しにくい為有効である。さらに、縦横二方向に逐次
延伸したフィルムを再度縦方向に延伸する、再縦延伸法
は、縦方向を高強度化するのにきわめて有効である。上
記再縦延伸法に続けて、再度横方向に延伸する再縦再横
延伸法は、横方向にもさらに強度を付与したい場合にき
わめて有効である。また、フィルムの縦方向に2段以上
延伸し、引き続きフィルムの横方向に延伸を行う縦多段
延伸法も有効である。
【0034】本発明において、例えば逐次二軸延伸法を
用いる場合、長手方向の延伸の条件は特に限定されない
が、延伸速度1000〜50000%/分の速度で、延
伸温度は、熱可塑性樹脂のガラス転移温度Tg以上、
(ガラス転移温度+50℃)以下の範囲が好ましく、延
伸倍率は2.3〜15倍、さらには3.0〜10倍の範
囲が好ましく、長手方向に延伸することにより一軸配向
フィルムを得る。
【0035】ここで、熱可塑性樹脂と板状不活性粒子と
の組み合わせによっては、ボイドが生じることがあるた
め、上記による方法で得られた一軸配向フィルムをテン
ター入り口において、熱可塑性樹脂の融点Tm以下、ガ
ラス転移点Tg以上で熱処理することが好ましい。
【0036】次に行う幅方向の延伸は、公知のテンター
を用いて、延伸温度を熱可塑性樹脂のガラス転移温度T
g以上、(ガラス転移温度Tg+80℃)以下、より好
ましくは熱可塑性樹脂のガラス転移温度Tg以上、(ガ
ラス転移温度Tg+40℃)以下の範囲とし、延伸倍率
を2.0〜15倍、より好ましくは2.5〜10倍の範
囲として行えばよく、二軸配向フィルムで得られる。そ
の際の延伸速度は特に限定されないが、1000〜50
000%/分が好ましい。さらに、必要に応じてこの二
軸配向フィルムを再度長手方向、幅方向の少なくとも一
方向に延伸を行ってもよい。
【0037】次に、ボイド面積比率の低減や熱収縮率の
低減等のために、必要に応じて熱処理を行う。熱処理条
件としては、定長下、微延伸下、弛緩状態下のいずれか
で、[熱可塑性樹脂の融点]〜[熱可塑性樹脂の融点−
100℃]の範囲で0.5〜60秒間行うことが好適で
ある。
【0038】また、同時二軸延伸法により延伸する場合
は、リニアモーターを利用した駆動方式によるテンター
を用いて同時二軸延伸する方法が好ましい。同時二軸延
伸の温度としては、熱可塑性樹脂のガラス転移温度Tg
以上、(ガラス転移温度Tg+50℃)以下であること
が好ましい。延伸温度がこの範囲を大きくはずれると、
均一延伸が出来なくなり、厚みむらやフィルム破れが生
じ好ましくない。延伸倍率は、縦方向、横方向それぞれ
3〜10倍とすればよい。延伸速度としては特に限定さ
れないが、2000〜50000%/分が好ましい。
【0039】このようにそれぞれの方法で二軸配向し熱
処理を施したフィルムを、室温まで徐冷しワインダーに
て巻き取る。冷却方法は、二段階以上に分けて室温まで
徐冷するのが好ましい。この時、長手方向、幅方向に
0.5〜10%程度のリラックス処理を行うことは、熱
寸法安定性を低減するのに有効である。冷却温度として
は、一段目が(熱処理温度−20℃)〜(熱処理温度−
80℃)であり、二段目が(一段目の冷却温度−30
℃)〜(一段目の冷却温度−40℃)の範囲が好ましい
が、これに限定されるものではない。
【0040】(物性の測定方法ならびに効果の評価方
法)本発明で用いた物性値の測定法ならびに効果の評価
方法は次の通りである。 (1)フィルム中の不活性粒子の二次粒子の平均粒径R
2、厚みD2、一次粒子の厚みD1:フィルムからポリ
マーをプラズマ灰化処理法で除去し、粒子を露出させ
る。処理条件は、ポリマーは灰化されるが粒子はダメー
ジを受けない条件を選択する。その粒子を走査型電子顕
微鏡(SEM)で観察し、粒子画像をイメージアナラー
ザーで処理する。SEMの倍率は、およそ、2000〜
100000倍、また、一回の測定視野が一辺がおおよ
そ10〜50μmから適宜選択する。
【0041】観察箇所を変えて粒子数5000個以上に
ついて、二次粒子の平均粒径R2を求める。さらに、一
次粒子の平均厚みD1と二次粒子の平均厚みD2とを測
定し、その比D2/D1を求める。ここで、板状不活性
粒子の場合の二次粒子の平均粒径R2は、粒子の板面方
向に沿って測定した粒径の平均値であり、平均厚みD2
は、粒子の板面に垂直な方向沿って測定した粒子厚みの
平均値である。なお、アスペクト比が1.5以下の球状
粒子の場合は、測定した二次粒子の長径の平均値を平均
粒径R2とし、二次粒子と一次粒子の短径の比[(二次
粒子の短径)/(一次粒子の短径)]をD2/D1とす
る。
【0042】また、上記プラズマ灰化処理法では粒子が
ダメージを受ける場合は、フィルム断面を透過型電子顕
微鏡(TEM)を用い、3000〜100000倍で観
察することにより求めてもよい。この場合、TEMの切
片厚さは約1000オングストロームとし、場所を変え
て100視野以上測定する。
【0043】(2)フィルム中のボイドの面積比率:フ
ィルムをミクロトームで厚み方向に切断した断面につい
て、走査型電子顕微鏡(SEM)を用い、500〜5
0,000倍に拡大観察した横断面写真を撮る。この横
断面写真において、計100個以上のボイド部分をマー
キングし、そのボイド部分をハイビジョン画像解析装置
PIAS−IV((株)ピアス製)を用いて画像処理を
行い、ボイドの面積の和が、顕微鏡で観察した断面写真
の面積に占める割合を計算し、%で表示する。
【0044】(3)ヤング率:オリエンテック(株)製
のフィルム強伸度自動測定装置“テンシロンAMF/R
TA−100”を用いて、幅10mmの試料フィルム
を、試長間100mm、引張り速度200mm/分の条
件で引っ張り、得られた張力−歪曲線の立上がりの接線
の勾配からヤング率を求める。測定は25℃、65%R
Hの雰囲気下で行う。
【0045】(4)熱収縮率:フィルム表面に、幅10
mm、測定長約200mmとなるように2本のラインを
引き、この2本のライン間の距離を正確に測定しこれを
L0 とする。このフィルムサンプルを100℃のオー
ブン中に30分間、無荷重下で放置した後、再び2本の
ライン間の距離を測定しこれをL1とし、下式により熱
収縮率を求める。 熱収縮率(%)={(L0−L1)/L0]×100
【0046】(5)酸素透過率:ASTM D−398
5に準じて酸素透過率測定装置(モダンコントロール社
製、OX−TRAN2/20)を用いて酸素透過率を測
定した。測定条件は温度23℃相対湿度80%で行っ
た。
【0047】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0048】実施例1 熱可塑性樹脂として通常の方法により得られたポリエチ
レンテレフタレート(以下PETと称す)を用い、これ
に無機粒子として一次粒子の平均粒径R1が0.6μm
の板状アルミナ粒子(YKK(株)製、板状アルミナ粒
子“セラフ”)を、含有量30重量%で混合させたポリ
マーチップ(ポリマーA)を、二軸混練押出機により作
成した。このポリマーAを、溶融押出機を用いて280
℃で押し出し、口金から表面温度25℃のキャストドラ
ム上に静電荷を印加させながら密着させて冷却固化し、
未延伸フィルムを作成した。この未延伸フィルムをロー
ル式延伸機にて長手方向に3.5倍延伸し、その後テン
ター予熱ゾーンにて緊張下で200℃の熱処理を0.5
秒間行った。続いてテンターを用いて幅方向に温度95
℃で3.8倍延伸し、さらに、このフィルムを長手方
向、幅方向に1.05倍ずつ延伸しながら雰囲気温度2
10℃にて2秒間熱処理し、冷却ゾーンにてリラックス
率5%にて150℃で1秒間、100℃で3秒間徐冷
し、厚み6μmの熱可塑性樹脂フィルムを製造した。
【0049】この熱可塑性樹脂フィルムの特性は、表1
に示したとおり、機械強度、熱寸法安定性、耐久性、出
力特性、走行性、ガスバリア性に優れたものであった。
【0050】実施例2 熱可塑性樹脂として通常の方法により得られたポリエチ
レンナフタレート(以下PENと称す)を使用した以外
は、実施例1と同様にしてフィルムを製造した。PEN
は機械強度が優れ、また板状アルミナ粒子との親和性が
とても良いので、得られたフィルムの機械特性はとても
優れていた。
【0051】実施例3 板状アルミナ粒子の含有量を50重量%に変更した以外
は実施例1と同様にしてフィルムを製造した。得られた
熱可塑性樹脂フィルムは機械強度、ガスバリア性に優れ
た特性を有していた。
【0052】比較例1 板状アルミナ粒子を含有させなかったこと以外は実施例
1と同様にして、厚み6μmの熱可塑性樹脂フィルムを
製造した。この熱可塑性樹脂フィルムは、板状アルミナ
粒子を含有していないため、機械強度、熱寸法安定性お
よびガスバリア性が実施例1と比較して、顕著に劣って
いた。
【0053】比較例2 不活性粒子として球状アルミナ粒子を使用し、延伸倍率
を長手方向に2.5倍、幅方向に3.0倍と変更したこ
と以外は実施例1と同様にして、厚み6μmの熱可塑性
樹脂フィルムを製造した。得られた熱可塑性樹脂フィル
ムは、アスペクト比が小さい球状粒子を用い、延伸倍率
も小さかったため実施例1と比較してヤング率が低かっ
た。また、アスペクト比が小さい球状粒子を用いたため
酸素透過率も大きかった。さらにボイド面積比率が大き
く、破断強度が小さかった。なお、長手方向の延伸倍率
を2.5倍より大きくすることを試みたが、製膜中に破
れが頻発して製膜できなかった。
【0054】比較例3 板状アルミナ粒子の含有量を8重量%に変更した以外は
実施例1と同様にして、厚み6μmの熱可塑性樹脂フィ
ルムを製造した。得られた熱可塑性樹脂フィルムは、板
状アルミナ粒子の含有量が少なすぎたため、機械強度、
熱寸法安定性およびガスバリア性が顕著に劣っていた。
【0055】比較例4 テンター予熱ゾーンにて熱処理を行わず90℃で予熱し
幅方向に3.5倍延伸した後、熱処理を行わず冷却ゾー
ンにて100℃で4秒間徐冷した以外は実施例1と同様
にして、厚み6μmの熱可塑性樹脂フィルムを製造し
た。この熱可塑性樹脂フィルムは、熱処理を行っていな
いためフィルム中のボイド率が高く、機械強度、熱寸法
安定性、ガスバリア性が顕著に劣っていた。なお、幅方
向の延伸倍率を3.5倍より大きくすることを試みた
が、製膜中に破れが頻発して製膜できなかった。
【0056】比較例5 板状無機粒子として、層状ケイ酸塩を用いた以外は実施
例1と同様に行い、厚み6μmの熱可塑性樹脂フィルム
を製造した。得られたフィルム中において、層状ケイ酸
塩の二次粒子の平均厚みD2と一次粒子の平均厚みD1
との比(D2/D1)が大きくなりすぎ、破断強度およ
びガスバリア性が著しく劣性であった。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、機械特性、寸法安定
性、及びガスバリア性が共に優れた熱可塑性樹脂フィル
ムとすることができる。従って、本発明の熱可塑性樹脂
フィルムは、磁気記録媒体用、コンデンサ用、包装用、
インクリボン用などの各種工業材料用フィルムとして広
く活用が可能である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08J 9/00 C08J 9/00 A B29K 67:00 B29K 67:00 105:16 105:16 503:04 503:04 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA43 AB18 AD02 AD06 AE17 AF08 AF13 AF54 AH04 AH12 AH14 AH16 BB07 BC01 BC13 4F074 AA65 AA66 AA97 AC20 AE01 AE02 CA02 CC02Y CC04X CC04Z CC05Z DA08 DA10 DA22 DA24 DA59 4F210 AA24 AB16 AB24 AE10 AG01 AH38 QA02 QA03 QC06 QG01 QG18 QW07 4J002 CF051 CF061 CF071 CF081 CF121 DA026 DE096 DE116 DE136 DE146 DE236 DH046 DJ016 DJ046 DJ056 DL006 FA016 FD010 FD016 FD170 GG02 GM00 GQ00 GS01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と一次粒子のアスペ
    クト比が5〜200である板状不活性粒子(Pa)とを
    主たる成分としてなるフィルムであって、板状不活性粒
    子(Pa)の含有量が10〜90重量%であり、フィル
    ム中の板状不活性粒子(Pa)の二次粒子の平均厚みD
    2が一次粒子の平均厚みD1の5倍以下であり、かつ、
    フィルム中のボイドの面積比率が0%以上5%以下であ
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 フィルム中の板状不活性粒子(Pa)の
    二次粒子の平均粒径R2が0.05〜30μmである請
    求項1に記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 板状不活性粒子(Pa)がアルミナを主
    たる成分とする板状不活性粒子である請求項1または2
    に記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)がポリエステルを主
    たる成分とする樹脂である請求項1〜3のいずれかに記
    載の熱可塑性樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方向に延伸されたフィルム
    である請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂フ
    ィルム。
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