JP2003040547A - エレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステム - Google Patents

エレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、主に制動力のみに注目し、バネ力やブ
レーキシューを調整して望みの制動力を得るようにする
ことが一般的であり、ブレーキ落下音に注目してブレー
キ調整を行うことはなかった。 【解決手段】 ブレーキ落下指令後のブレーキコイル1
0の電流を微分するステップと、電流微分値が0となっ
たときの電流値をブレーキ落下電流として検出するステ
ップと、前記ブレーキ落下指令後から電流微分値が0と
なるまでの時間をブレーキ落下時間として検出するステ
ップと、前記ブレーキ落下電流、落下時間を用いてブレ
ーキの調整を行うステップとを含む。 【効果】 ブレーキの落下の挙動を望みのとおりに調整
し、ブレーキ落下音を調整することができ、ブレーキ落
下電流、落下時間を安定して計測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレーキ落下音
を調整することができるエレベーターのブレーキ調整方
法及びブレーキシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターのブレーキ調整方法
について図面を参照しながら説明する。図4は、従来の
一般的なエレベーターのブレーキシステムの構成を示す
図である。
【0003】図4において、1はエレベーターのかご、
2は主索、3は釣合重り、4は巻上モータ、5はシーブ
である。また、6はバネ、7はブレーキシュー、8はブ
レーキドラム、9は制御装置、10はブレーキコイル、
11はアーマチュア、12はブレーキ接点、13は電流
検出器、14は取りつけボルトである。なお、ブレーキ
コイル10は、断面を示すもので、2つあるわけではな
い。
【0004】エレベーターのかご1は、巻上機のシーブ
5に巻きかけられた主索2によって釣合重り3とつるべ
式に吊持され、巻上モータ4によって駆動される。ブレ
ーキドラム8は、一般的には巻上モータ4とシーブ5を
結合する軸上に設置される。このブレーキドラム8に対
する制動力は、バネ6の力によってブレーキシュー7を
ブレーキドラム8に押付け、摩擦力により得る。なお、
このブレーキシュー7には、取りつけボルト14によっ
てアーマチュア11が取付けられている。
【0005】つぎに、従来のエレベーターのブレーキ装
置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0006】エレベーターの起動時には、制御装置9
は、ブレーキコイル10に電流を流して付勢し、ブレー
キシュー7に取付けられたアーマチュア11をバネ6の
力に打ち勝って吸引する。このとき、ブレーキ接点12
が入り(ON)、制御装置9は、吸引が完了したことを
検出する。
【0007】また、制動時には、同じく制御装置9は、
ブレーキコイル10を消勢する。この消勢の際、ブレー
キコイル10の電流値は、コイルの抵抗値R、及びリア
クタンス値Lによって定まる時定数Tに応じて減少し、
ブレーキ電流の減少によって吸引力も減少する。ブレー
キコイル10の吸引力がバネ6の力よりも小さくなる
と、ブレーキコイル10とアーマチュア11が離れ、ブ
レーキシュー7は、バネ6の力に引かれて落下する。
【0008】昨今の巻上機の小型化により、ブレーキ自
体の小型化も余儀なくされるため、ブレーキシュー7等
も小さくしなくてはならない。そのため、望みの制動力
を得るためにはバネ力が大きくなり、ブレーキの落下音
も大きくなってしまうという問題がある。
【0009】また、規制緩和にともない、巻上機自体を
昇降路内に設置する事が可能となったが、それにともな
い、ブレーキ落下音がかご内騒音として現れてしまうと
いう問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ調整で
は、特開平10−017246号公報や、特開平11−
222371号公報に開示された発明のように、主に制
動力のみに注目し、バネ力やブレーキシューを調整して
望みの制動力を得るようにすることが一般的であり、ブ
レーキ落下音に注目してブレーキ調整を行うことはなか
った。
【0011】しかし、ブレーキ落下音を調整するために
は、上記のようにバネ力のみを調整するだけでは十分で
はなく、例えばアーマチュアの取りつけを調整して、落
下の挙動を望みの通りに調整する必要があり、そのため
アーマチュアの調整に際して目安となる計測量が新たに
必要となる場合がある。
【0012】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、ブレーキの落下電流、落下時間の
計測量を用いてブレーキ落下音を調整することができる
エレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステム
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベーターのブレーキ調整方法は、エレベーターの
ブレーキ落下電流、ブレーキ落下時間の少なくとも一方
を計測するステップと、その計測量を用いてブレーキの
調整を行うステップとを含むものである。
【0014】この発明の請求項2に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、前記計測ステップが、ブレーキ落
下指令後のブレーキコイルの電流を微分するステップ
と、電流微分値が0となったときの電流値をブレーキ落
下電流として検出するステップとを有するものである。
【0015】この発明の請求項3に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、前記計測ステップが、ブレーキ落
下指令後のブレーキコイルの電流を微分するステップ
と、前記ブレーキ落下指令後から電流微分値が0となる
までの時間をブレーキ落下時間として検出するステップ
とを有するものである。
【0016】この発明の請求項4に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、前記調整ステップが、前記検出し
たブレーキ落下電流、ブレーキ落下時間の少なくとも一
方を表示装置に表示するステップを有するものである。
【0017】この発明の請求項5に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、ブレーキコイルの電流を検出する
電流検出器と、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器に
よって検出した電流を微分する微分器と、前記微分器に
よって微分した電流微分値と0を比較する比較器と、前
記比較器によって前記電流微分値が0となったことを検
出されると、その時の前記電流検出器によって検出した
電流をブレーキ落下電流として記憶する記憶装置とを備
えたものである。
【0018】この発明の請求項6に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、前記ブレーキ落下指令後に時間を
カウントするタイマーをさらに備え、前記記憶装置は、
前記比較器によって前記電流微分値が0となったことを
検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時まで
の前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として
記憶するものである。
【0019】この発明の請求項7に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、前記記憶装置に記憶された前記ブ
レーキ落下電流、又は前記ブレーキ落下時間を表示する
表示装置をさらに備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るエレベーターのブレーキ調整方法及びブレ
ーキシステムについて図面を参照しながら説明する。図
1は、この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブ
レーキシステムの構成を示す図である。なお、各図中、
同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】図1において、ブレーキシステムの基本構
成は、従来例と同様である。9Aは図示しないCPUを
含む制御装置、91は吸引指令、92は落下指令、93
はタイマー、94は電流制御器、95は微分器、96は
比較器、97は記憶装置である。また、a、b及びcは
スイッチである。さらに、15は液晶等の表示装置であ
る。なお、この図1では、図4の右側に示すかご1等を
省略している。また、ブレーキコイル10は、断面を示
すもので、2つあるわけではない。
【0022】つぎに、この実施の形態1に係るエレベー
ターのブレーキシステムの動作について図面を参照しな
がら説明する。
【0023】図4に示す従来例と同様に、制御装置9A
は、電流検出器13の検出値に基づいて、ブレーキコイ
ル10に流す電流値を制御する。吸引時には、このブレ
ーキコイル10に電流を流し付勢してブレーキシュー7
と一体となったアーマチュア11をバネ6の力に打ち勝
って吸引する。このときブレーキ接点12は、ONし、
制御装置9Aは、吸引が完了したことを検出する。
【0024】また、制動時には、同じく制御装置9A
は、ブレーキコイル10を消勢する。ブレーキ電流値が
ある値まで減少するとバネ6の力が打ち勝って、ブレー
キは落下し、ブレーキ接点12がOFFする。ブレーキ
シュー7は、バネ6の力によって、ブレーキドラム8に
押し付けられる。
【0025】このとき、制御装置9Aに設けた記憶装置
97は、落下電流値、及び落下時間を記憶する。現場作
業員は、その値を用いることで、例えばアーマチュア1
1の取りつけボルト14の締め付け力を調整し、落下時
のブレーキの挙動を変化させてブレーキ落下音を調整す
ることができる。また、バネ力を必要な制動力を失わな
い程度に調整してもよい。さらに、検出した落下電流値
及び落下時間を表示装置15に伝送して表示すること
で、計測した値を確認しながら調整を行うことができ、
調整の効率を上げることができる。
【0026】なお、落下電流値及び落下時間を記憶する
記憶装置97は、制御装置9Aの内部に設けても良い
が、制御装置9Aと分離して独立に設けても良い。
【0027】落下電流値及び落下時間の計測には、ブレ
ーキ接点12を用いる。例えば、落下電流は、ブレーキ
接点12がOFFした時の電流値とし、また、制御装置
9A(のCPU)が落下指令92を出力してからブレー
キ接点12がOFFするまでの時間をタイマー93によ
りカウントして落下時間とする方法がある。
【0028】しかし、この方法では、ブレーキ接点12
の動作点の誤差の影響を受けやすいといった問題があ
る。よって、その問題点を解決すべく、ブレーキ落下電
流値及び落下時間の計測を、電流検出値の微分を利用し
て計測する方法を本願では特徴としている。
【0029】まず、CPUにより、スイッチaが吸引指
令91側にONしているときは、電流制御器94によっ
てブレーキコイル電流が制御されてブレーキ(アーマチ
ュア11)は吸引される。
【0030】次に、CPUにより、スイッチaが落下指
令92側に切り替わると同時に、スイッチb及びcが共
にONとなる(接続する)。
【0031】そして、比較器96により、電流微分値が
0を超えると、CPUは、記憶装置97に指令を出力
し、電流検出器13による、その直前の電流値を落下電
流値、タイマー93によるカウント値を落下時間として
記憶させる。
【0032】この記憶装置97に記憶させた落下電流値
及び落下時問は、表示装置15に伝送され、表示させる
ことができる。なお、これらの装置は一般的にはマイコ
ンによっても実現できる。
【0033】図2は、ブレーキが落下するときの、
(a)ブレーキ電流の変化、(b)ブレーキ電圧の変
化、及び(c)ブレーキ変位の関係を示す図である。
【0034】図2に示すように、落下指令92を受ける
と、ブレーキ電圧が0となるため、ブレーキ電流はブレ
ーキコイル10の時定数によって減少し、それに伴いブ
レーキコイル10の吸引力は減少する。そして、ブレー
キ電流値がある値まで減少するとブレーキコイル10の
吸引力がバネ6の力に負け、ブレーキが落下する。この
ときブレーキコイル10には速度起電力により、一時的
に電流が流れ電流値は上昇し、ブレーキ電流の微分値は
負の値から正の値へと連続的に変化する。
【0035】従って、ブレーキ落下電流値をブレーキ電
流微分値が0となる時の電流値とし、また落下時間を落
下指令92が出力されてから電流微分値が0となるまで
の時間として検出すれば、上記のようにブレーキ接点1
2の動作点に影響を受けることなく、安定して検出する
ことができる。
【0036】図3は、この発明の実施の形態1に係るエ
レベーターのブレーキ調整方法である、ブレーキシステ
ムのブレーキ落下電流値及び落下時間を計測する動作を
示すフローチャートである。
【0037】まず、ステップ101において、制御装置
9Aは、スタート後、カウンタ値を初期化する(T=
0)。
【0038】次に、ステップ102において、落下指令
92を出しているかどうかを判断し、落下指令92が出
力されている場合には、次のステップ103へ進む。
【0039】次に、ステップ103において、ブレーキ
電流微分値dI/dtと0とを比較する。dI/dt>
0の場合は、ステップ106へ進み、dI/dt≦0の
場合には、次のステップ104へ進む。
【0040】次に、ステップ104〜105において、
カウンタ値Tにサンプル時間△Tを加えて新たなカウン
タ値とし(T=T+△T)、また一時的に電流値IをI
d’に保存する(Id’=I)。
【0041】そして、ステップ106〜107におい
て、dI/dt>0となったら、その直前のId’を落
下電流値Id(Id=Id’)、カウンタ値Tを落下時
間Td(Td=T)として、記憶装置97に保存して終
了する。
【0042】すなわち、この発明の実施の形態1は、エ
レベーターのブレーキ調整において、ブレーキの落下電
流と落下時間の両方、またはどちらか一方を計測し、そ
の計測量を用いて、ブレーキの調整を行うものである。
ブレーキの調整(特に、アーマチュア11の取りつけの
調整)の際に、ブレーキ落下電流値、落下時間を用いる
ことで、ブレーキの落下の挙動を望みのとおりに調整
し、ブレーキ落下音を調整することができる。
【0043】また、ブレーキ落下電流値の検出をブレー
キ落下指令後の電流検出値の微分値を用い、電流微分値
が0となったときの電流値を落下電流値として検出す
る。さらに、ブレーキ落下時間の検出を、ブレーキ落下
電流の検出と同様に、ブレーキ落下指令後の電流検出値
の微分値を用い、電流微分値が0となるまでの時間を落
下時間として検出する。落下後のブレーキ電流微分値を
利用することで、ブレーキ落下電流値及び落下時間を安
定して計測することができる。
【0044】さらに、検出したブレーキ落下電流値及び
落下時間を表示する表示装置15を設け、調整時に確認
しながら作業を行えるようにしたものである。計測した
値を表示装置15に表示させることで、調整作業を効率
よく行うことができるようになる。
【0045】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るエレベーター
のブレーキ調整方法は、以上説明したとおり、エレベー
ターのブレーキ落下電流、ブレーキ落下時間の少なくと
も一方を計測するステップと、その計測量を用いてブレ
ーキの調整を行うステップとを含むので、ブレーキの落
下の挙動を望みのとおりに調整し、ブレーキ落下音を調
整することができるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項2に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、以上説明したとおり、前記計測ス
テップが、ブレーキ落下指令後のブレーキコイルの電流
を微分するステップと、電流微分値が0となったときの
電流値をブレーキ落下電流として検出するステップとを
有するので、ブレーキ落下電流を安定して計測すること
ができるという効果を奏する。
【0047】この発明の請求項3に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、以上説明したとおり、前記計測ス
テップが、ブレーキ落下指令後のブレーキコイルの電流
を微分するステップと、前記ブレーキ落下指令後から電
流微分値が0となるまでの時間をブレーキ落下時間とし
て検出するステップとを有するので、ブレーキ落下時間
を安定して計測することができるという効果を奏する。
【0048】この発明の請求項4に係るエレベーターの
ブレーキ調整方法は、以上説明したとおり、前記調整ス
テップが、前記検出したブレーキ落下電流、ブレーキ落
下時間の少なくとも一方を表示装置に表示するステップ
を有するので、調整作業を効率よく行うことができると
いう効果を奏する。
【0049】この発明の請求項5に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、以上説明したとおり、ブレーキコ
イルの電流を検出する電流検出器と、ブレーキ落下指令
後に前記電流検出器によって検出した電流を微分する微
分器と、前記微分器によって微分した電流微分値と0を
比較する比較器と、前記比較器によって前記電流微分値
が0となったことを検出されると、その時の前記電流検
出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記
憶する記憶装置とを備えたので、ブレーキ落下電流を安
定して計測することができるという効果を奏する。
【0050】この発明の請求項6に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、以上説明したとおり、前記ブレー
キ落下指令後に時間をカウントするタイマーをさらに備
え、前記記憶装置は、前記比較器によって前記電流微分
値が0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下
指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブ
レーキ落下時間として記憶するので、ブレーキ落下時間
を安定して計測することができるという効果を奏する。
【0051】この発明の請求項7に係るエレベーターの
ブレーキシステムは、以上説明したとおり、前記記憶装
置に記憶された前記ブレーキ落下電流、又は前記ブレー
キ落下時間を表示する表示装置をさらに備えたので、調
整作業を効率よく行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
のブレーキ装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
のブレーキ装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
のブレーキ装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 従来のエレベーターのブレーキ装置の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 かご、2 主索、3 釣合重り、4 巻上モータ、
5 シーブ、6 バネ、7 ブレーキシュー、8 ブレ
ーキドラム、9A 制御装置、10 ブレーキコイル、
11 アーマチュア、12 ブレーキ接点、13 電流
検出器、14取りつけボルト、15 表示装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 3F304 BA07 EA29 3F306 AA13 BA09 3J058 CC07 CC13 CC72 CC77 FA39

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターのブレーキ落下電流、ブレ
    ーキ落下時間の少なくとも一方を計測するステップと、 その計測量を用いてブレーキの調整を行うステップとを
    含むことを特徴とするエレベーターのブレーキ調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記計測ステップは、ブレーキ落下指令
    後のブレーキコイルの電流を微分するステップと、 電流微分値が0となったときの電流値をブレーキ落下電
    流として検出するステップとを有することを特徴とする
    請求項1記載のエレベーターのブレーキ調整方法。
  3. 【請求項3】 前記計測ステップは、ブレーキ落下指令
    後のブレーキコイルの電流を微分するステップと、 前記ブレーキ落下指令後から電流微分値が0となるまで
    の時間をブレーキ落下時間として検出するステップとを
    有することを特徴とする請求項1記載のエレベーターの
    ブレーキ調整方法。
  4. 【請求項4】 前記調整ステップは、前記検出したブレ
    ーキ落下電流、ブレーキ落下時間の少なくとも一方を表
    示装置に表示するステップを有することを特徴とする請
    求項2又は3記載のエレベーターのブレーキ調整方法。
  5. 【請求項5】 ブレーキコイルの電流を検出する電流検
    出器と、 ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した
    電流を微分する微分器と、 前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較する
    比較器と、 前記比較器によって前記電流微分値が0となったことを
    検出されると、その時の前記電流検出器によって検出し
    た電流をブレーキ落下電流として記憶する記憶装置とを
    備えたことを特徴とするエレベーターのブレーキシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ落下指令後に時間をカウン
    トするタイマーをさらに備え、 前記記憶装置は、前記比較器によって前記電流微分値が
    0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令
    後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレー
    キ落下時間として記憶することを特徴とする請求項5記
    載のエレベーターのブレーキシステム。
  7. 【請求項7】 前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ
    落下電流、又は前記ブレーキ落下時間を表示する表示装
    置をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6記載
    のエレベーターのブレーキシステム。
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