JP3366144B2 - エレベータの制動力測定装置 - Google Patents

エレベータの制動力測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗かごおよびつり合い
おもりを主ロープを介して駆動する電動機と、この電動
機に対して制動力を付与する制動機とを有するエレベー
タの制動力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なエレベータの全体構成を
示す説明図、図6は図5のエレベータに備えられる制動
機の正面図である。一般にエレベータは、図5に示すよ
うに、上部の機械室1に、電動機2、制動機3などが設
けられており、主電源4から電力を供給することにより
電動機2が起動するとともに制動機3が解放され、前記
の機械室1下方に形成される昇降路5内を乗かご6、つ
り合いおもり7が昇降するようになっている。これらの
乗かご6、つり合いおもり7を懸垂する主ロープ8は、
前記の電動機2の回転軸2aと一体的に回転するシーブ
9に巻掛けられ、これらの乗かご6、つり合いおもり7
より補償ロープ10が垂下されている。
【0003】上記の制動機3は、図6に示すように、電
動機2の回転軸2aと一体的に回転する回転ドラム11
と、この回転ドラム11の両側にそれぞれ設けられ、各
一端を中心として回動する一対のレバー12と、これら
のレバー12に装着され、前記の回転ドラム11に当接
可能な一対の制動シュー13と、前記のレバー12を閉
じる方向に弾性力を付与する制動ばね14と、この制動
ばね14の弾性力に抗して前記のレバー12を押し開く
電磁装置15とを有している。この電磁装置15は、電
磁コイル16と、この電磁コイル16の励磁により図6
の下方に吸引されるプランジャ17と、このプランジャ
17の押付力により前記のレバー12を押し開く一対の
プランジャレバー18とを備えている。
【0004】この制動機3にあっては、次のように回転
ドラム11の制動と、この制動状態の解除とを交互に行
なうようになっている。すなわち、通常時に制動ばね1
4によりレバー12を閉じる方向に弾性力が付与される
ことから、各レバー12を介して制動シュー13が回転
ドラム11に当接し、その結果、この回転ドラム11が
制動される。そして、電磁コイル16に電流が流れると
き、この電磁コイル16の部分で電磁力が発生してプラ
ンジャ17が図6の下方に吸引されるので、プランジャ
レバー18が回動してレバー12を外側へ押圧し、これ
らのレバー12が開かれる。これに伴い、制動シュー1
3がそれぞれ回転ドラム11から離隔するので、この回
転ドラム11の制動状態が解除される。その後、電磁コ
イル16に流れる電流を遮断するとき、前述したように
再び回転ドラム11が制動される。
【0005】従来、この制動機3の制動力を点検する
際、まず制動ばね14を緩めて設定長さを調整し、すな
わち制動機3の制動力を通常時より小さく調整した状態
で制動機3を制動状態にしたまま回転ドラム11を駆動
し、この回転ドラム11が滑り出すときの駆動力を測定
した後、前記の制動ばね14をさらに緩めて前記の測定
を再び行ない、このように制動ばね14を調整して回転
ドラム11が滑り出すときの駆動力の測定を数回繰り返
すことにより複数の測定データを得て、次いで、この複
数の測定データに基づいて通常状態での制動機3の制動
力を推測するようになっていた。
【0006】また、上記のように制動ばね14の調整を
行なわずに、電動機2の慣性能率や、乗かご6、つり合
いおもり7、主ロープ8等の直線運動系の総重量などか
ら定められる諸定数よりエレベータの慣性能率を算出
し、この慣性能率に基づいて制動機3の制動力を算出す
る方法もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した従来
技術では、制動ばね14を緩めて制動機3の制動力を測
定する場合、制動ばね14の取り扱いなどに煩雑な手間
を要するとともに、制動ばね14を緩めた状態で得た測
定データに基づいて通常の使用状態での制動力を推測す
るようになっているのでこの制動機3の制動力を正確に
測定するのが困難であった。
【0008】また、電動機2の慣性能率や、乗かご6、
つり合いおもり7、主ロープ8等の直線運動系の総重量
などから定められる諸定数よりエレベータの慣性能率を
算出する場合、その算出根拠となる諸定数の中には各エ
レベータの固有の値が含まれるため、この固有の値をそ
れぞれのエレベータの設計資料等に基づいて調査する煩
雑な作業が必要となり、この作業に多くの時間を要する
という問題があった。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、制動機の制動ば
ねを調整する作業を要せずに、迅速に、かつ正確に制動
機の制動力を測定するとともに、電動機の慣性能率や、
乗かご、つり合いおもり、主ロープ等の直線運動系の総
重量などから定められる諸定数を設計資料等に基づいて
調査する煩雑な作業を要せずに、効率的にエレベータの
慣性能率を求めることのできるエレベータの制動力測定
装置を提供することにある。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、乗かごおよびつり合いおもりを主ロープ
を介して駆動する電動機と、この電動機に対して制動力
を付与する制動機とを有するエレベータの制動力測定装
置において、前記乗かごの速度を検出して速度データを
出力する速度検出手段と、前記速度データを記憶する記
憶部と、前記エレベータの諸定数データを入力する入力
手段と、これらの速度データおよび諸定数データに基づ
いて前記エレベータの慣性能率を演算するとともに、こ
の慣性能率に基づいて前記制動機の制動力を演算する演
算部と、前記制動機に対して解放動作指令を出力する解
放指令手段とを備え 前記電動機への電力供給を停止す
るとともに前記制動機を解放することによりフリーな状
態で乗かごおよびつり合いおもりを運転し このフリー
ラン運転時の速度データおよびエレベータの諸定数デー
タに基づいて前記エレベータの慣性能率を演算するよう
にした構成にしてある。
【0012】
【0013】
【作用】本発明は前記のように構成したので、乗かご速
度を速度検出手段により検出して速度データを出力して
記憶部で記憶し、次いで、この記憶した速度データと入
力手段を介して入力されたエレベータの諸定数データと
に基づいてエレベータの慣性能率を演算した後、この慣
性能率に基づいて制動機の制動力を演算する。これによ
って、制動機の制動ばねを調整する煩雑な手間を要せず
に、迅速に、かつ正確に制動機の制動力を測定すること
ができる。
【0014】また、上記解放指令手段から制動機に対し
て解放動作指令を出力することにより乗かごのフリーラ
ン運転を行ない、その際の速度を速度検出手段により検
出して速度データを出力して記憶部で記憶し、次いで、
この記憶した速度データと入力手段を介して入力された
エレベータの諸定数データとに基づいて乗かごの加速度
を演算し、この加速度と不平衡トルクからエレベータの
慣性能率を演算する。これによって、電動機の慣性能率
や、乗かご、つり合いおもり、主ロープ等の直線運動系
の総重量などから定められる諸定数を設計資料等に基づ
いて調査する煩雑な作業を要せずに、効率的にエレベー
タの慣性能率を算出することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のエレベータの制動力測定装置
の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明のエレ
ベータの制動力測定装置の一実施例を示すブロック図、
図2は図1のエレベータに備えられる電動機の界磁電流
と界磁磁束との相関関係を示す特性図、図3は図1の制
動力測定装置によりエレベータの慣性能率を求める処理
手順を示すフローチャート、図4は図1の制動力測定装
置によりエレベータの慣性能率に基づいて制動機の制動
力を求める処理手順を示すフローチャートである。な
お、図1において前述した図5と同等のものには同一符
号を付してある。
【0016】本実施例の制動力測定装置は、図1に示す
ように、乗かご6の速度を検出して速度データを出力す
る速度検出手段21と、電動機2の電機子電流および界
磁電流をそれぞれ検出し電流データを出力する電流検出
手段22、23と、エレベータ主電源4の遮断状態を検
出する電源確認手段24と、制動機3に解放動作指令を
出力する解放指令手段25と、これらの速度検出手段2
1、電流検出手段22、23、電源確認手段24および
解放指令手段25と接続される制御部26と、この制御
部26に接続され、前記の速度データおよび電流データ
を処理するパーソナルコンピュータ27とを備えてい
る。
【0017】上述した制御部26はマイクロコンピュー
タ28を有し、このマイクロコンピュータ28により、
速度検出手段21から出力される乗かご6の速度データ
と、電流検出手段22、23から出力される電動機2の
電流データとをパーソナルコンピュータ27に送信する
タイミングの制御や送受信の切換え制御を行なうととも
に、解放指令手段25が解放動作指令を出力する動作の
制御を行なうようになっている。また、この制御部26
は、乗かご6の速度データに基づいて乗かご速度があら
かじめ定められる速度を超えたことを判定する速度判定
手段と、解放指令手段25から動作指令を出力する時間
が所定時間に到達したことを判定する時間判定手段とを
有し、これらの判定結果に応じて上述した解放指令手段
25の動作を制御するようになっている。
【0018】上述したパーソナルコンピュータ27は、
前記の速度データを含む種々のデータを記憶する記憶部
31と、エレベータの諸定数データを入力する入力手
段、例えばキーボード32と、これらの速度データおよ
び諸定数データに基づいてエレベータの慣性能率を演算
するとともに、この慣性能率に基づいて制動機3の制動
力を演算する演算部33と、この演算部33の演算結果
などを表示する表示部34とを有している。
【0019】この実施例にあっては、図3に示す処理手
順S1〜S10にしたがってエレベータの慣性能率を求
めた後、図4に示す処理手順S11〜S19にしたがっ
て制動機3の制動力を求めるようになっている。すなわ
ち、まず図3の手順S1として、測定対象のエレベータ
の電動機2のシーブ9の直径、乗かご6の重量、および
つり合いおもり7の重量などの諸定数データをパーソナ
ルコンピュータ27に入力し、このパーソナルコンピュ
ータ27でエレベータの不平衡トルクを次の(1)式に
よって演算する。 Tub=D(Mcw−Mc)/2…………(1)式 この(1)式において、Tubは不平衡トルク、Dは電動
機2のシーブ9の直径、Mcwはつり合いおもり7の重
量、Mcは乗かご6の重量をそれぞれ示している。
【0020】次いで、手順S2としてエレベータの主電
源4を遮断すると、電動機2は電気的トルクが発生せ
ず、制動機3は図6の制動ばね14の付勢力により制動
状態となるため電動機2が停止し、手順S3として、主
電源4の遮断状態を電源確認手段24により確認して制
御部26により判定を行なう。このとき、主電源4が遮
断されていることを確認した場合、手順S4として、制
御部26の制御により解放指令手段25から制動機3に
解放動作指令を出力し、手順S5として図6の電磁コイ
ル16が励磁されるため、制動機3が解放される。
【0021】その結果、手順S5として乗かご6はつり
合いおもり7より軽いため、これに伴って生じる不平衡
トルクによって乗かご6が加速しながら上昇するので、
手順S6として乗かご6の速度を速度検出手段21によ
り検出して速度データを制御部26を介してパーソナル
コンピュータ27へ伝送し、このパーソナルコンピュー
タ27の記憶部31に記憶する。次いで手順S7とし
て、乗かご6の速度データに基づいて乗かご速度があら
かじめ定められる速度に超えたかどうかを判定するとと
もに、解放指令手段25から解放動作指令を出力する時
間が所定時間、例えば数秒間になったかどうかを判定す
る。その結果、前記の乗かご速度があらかじめ定められ
る速度に到達したか、または、前記の出力時間があらか
じめ設定した時間になった場合、手順S8として制御部
26の制御により解放指令手段25からの解放動作指令
の出力状態を解除すると、制動機3が再び制動状態に戻
ることから、乗かご6が停止する。
【0022】その後、手順S9として記憶部31で記憶
した乗かご6の速度データに基づいて、パーソナルコン
ピュータ27の演算部33により乗かご6の加速度を演
算し、手順S10としてエレベータの慣性能率を次の
(2)式により演算する。 J=Tub/(dω/dt)…………(2)式 この(2)式において、Jはエレベータの慣性能率、ω
は電動機2の回転角速度、Tubは不平衡トルク、tは時
間間隔をそれぞれ示している。
【0023】このようにしてエレベータの慣性能率を求
めた後、図4の手順S11として、上記の手順S2で遮
断した主電源4を投入し、手順S12として乗かご6の
下降運転を行ない所定の速度で下降させて、手順S13
として乗かご6を非常停止する。この乗かご6の減速時
に、手順S14として速度検出手段21により乗かご6
の速度を検出して速度データを出力するとともに、電流
検出手段22、23により電動機2の電機子電流および
界磁電流を検出して電流データを出力し、これらの速度
データおよび電流データを制御部26を介してパーソナ
ルコンピュータ27で受信して記憶部31により記憶す
る。
【0024】次いで、手順S15として前記の記憶部3
1により記憶した速度データに基づいて、演算部33で
乗かご6の減速度を演算し、次いで手順S16として前
記の記憶部31により記憶した界磁電流データに基づい
て、図2に示す界磁電流Ifと界磁磁束ζφの関係から
界磁磁束を求めるとともに、前記の記憶部31により記
憶した電機子電流データに基づいて、電動機2に発生し
た電気的制動力を次の(3)式により演算し、その演算
結果を記憶部31に記憶する。 Tdy=ζφ・Ia…………(3)式 この(3)式において、Tdyは電動機2に発生した電気
的制動力、ζφは電動機2の界磁磁束、Iaは電動機2
の電機子電流をそれぞれ示している。
【0025】次いで手順S17として、記憶部31に記
憶した乗かご6の加速度データと電気的制動力データに
基づいて、制動機3の制動力を次の(4)式により演算
し、その演算結果を記憶部31に記憶する。
【0026】 Tb=J(dω/dt)+Tdy−Tub…………(4)式 この(4)式において、Tbは制動機3の制動力、Jは
エレベータの慣性能率、Tdyは電動機2で発生した電気
的制動力、Tubは不平衡トルクをそれぞれ示している。
【0027】次いで手順S18として、パーソナルコン
ピュータ27により、記憶部31に記憶した制動機3の
制動力をあらかじめ定められる基準値と比較し、制動機
3の制動力が正常であるかどうかを判定し、手順S19
として表示部34に判定結果を表示する。
【0028】このように構成した実施例では、制動機3
の制動ばねを調整する必要がないことから、制動機3の
制動力点検を迅速に行なえるとともに、乗かご6の停止
に伴ってエレベータ利用者に迷惑を及ぼすことや、制動
ばね14を緩めた状態から通常状態に復旧する際の作業
ミスを生じることを防止できる。また、制動ばね14を
緩めた状態での点検データに基づいて通常の使用状態で
の制動力を推測する必要がなく、すなわち制動力を通常
の使用状態で直接的に点検することから、正確に制動機
3の制動力を点検できる。このとき、制動機3が作動す
る状態で電動機2を駆動する必要がないので、電動機2
に過大な負担を掛けなくて済む。
【0029】また、エレベータの慣性能率を算出する際
に、電動機2の慣性能率や、乗かご6、つり合いおもり
7、主ロープ8等の直線運動系の総重量などから定めら
れる諸定数を設計資料等に基づいて調査する煩雑な作業
を要せずに済む。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、制
動機の制動ばねを調整する作業を要せずに迅速に制動機
の制動力を点検でき、したがって、エレベータの保守作
業の効率向上を図れるとともに、エレベータ利用者への
迷惑が及ぶことを防止できる。また、正確に制動機の制
動力を点検できることから、制動機の作動状態を確実に
把握してエレベータの安全性を高めることができる。さ
らに、前述した制動力を点検する際、電動機に過大な負
担を掛けなくて済むので、この電動機の故障や寿命の低
下等を避けることができる。
【0031】さらに、電動機の慣性能率や、乗かご、つ
り合いおもり、主ロープ等の直線運動系の総重量などか
ら定められる諸定数を設計資料等に基づいて調査する煩
雑な作業を要せずに、迅速にエレベータの慣性能率を算
出することができるので、この点からも制動機の制動力
測定の効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの制動力測定装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】図1のエレベータに備えられる電動機の界磁電
流と界磁磁束との相関関係を示す特性図である。
【図3】図1の制動力測定装置によりエレベータの慣性
能率を求める処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1の制動力測定装置によりエレベータの慣性
能率に基づいて制動機の制動力を求める処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】一般的なエレベータの全体構成を示す説明図で
ある。
【図6】図5のエレベータに備えられる制動機の正面図
である。
【符号の説明】
2 電動機 3 制動機 4 主電源 6 乗かご 7 つり合いおもり 8 主ロープ 21 速度検出器 24 電源確認手段 25 解放指令手段 26 制御部 27 パーソナルコンピュータ 28 マイクロコンピュータ 31 記憶部 32 キーボード(入力手段) 33 演算部 34 表示部
フロントページの続き (72)発明者 石田 礼 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平6−271238(JP,A) 特開 平6−263353(JP,A) 特開 平6−263354(JP,A) 特表 平4−506502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 5/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗かごおよびつり合いおもりを主ロープ
    を介して駆動する電動機と、この電動機に対して制動力
    を付与する制動機とを有するエレベータの制動力測定装
    置において、 前記乗かごの速度を検出して速度データを出力する速度
    検出手段と、前記速度データを記憶する記憶部と、前記エ
    レベータの諸定数データを入力する入力手段と、これら
    の速度データおよび諸定数データに基づいて前記エレベ
    ータの慣性能率を演算するとともに、この慣性能率に基
    づいて前記制動機の制動力を演算する演算部と、前記制
    動機に対して解放動作指令を出力する解放指令手段とを
    備え 前記電動機への電力供給を停止するとともに前記
    制動機を解放することによりフリーな状態で乗かごおよ
    びつり合いおもりを運転し このフリーラン運転時の速
    度データおよびエレベータの諸定数データに基づいて前
    記エレベータの慣性能率を演算するようにしたことを特
    徴とするエレベータの制動力測定装置。
  2. 【請求項2】 エレベータ主電源の遮断状態を確認する
    電源確認手段を備え この電源確認手段の確認結果に応
    じ解放指令手段を作動させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のエレベータの制動力測定装置。
  3. 【請求項3】 乗かごの速度データに基づいて乗かご速
    度があらかじめ定められる速度を越えたことを判定する
    速度判定手段を備え この速度判定手段の判定結果に応
    じて解放指令手段の指令出力を停止させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項記載のエレベータの制動力測定
    装置。
  4. 【請求項4】 解放指令手段から解放動作指令を出力す
    る時間があらかじめ設定した時間に到達したことを判定
    する時間判定手段を備え この時間判定手段の判定結果
    に応じて解放指令手段の指令出力を停止させるようにし
    たことを特徴とする請求項記載のエレベータの制動力
    測定装置。
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