JP2002060147A - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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JP2002060147A JP2000248476A JP2000248476A JP2002060147A JP 2002060147 A JP2002060147 A JP 2002060147A JP 2000248476 A JP2000248476 A JP 2000248476A JP 2000248476 A JP2000248476 A JP 2000248476A JP 2002060147 A JP2002060147 A JP 2002060147A
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Satoru Kato
覚 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベーター駆動用電動機の温度検出器が作
動した後も、エレベーターを駆動させることなく、利用
客の利便性を極力阻害せずに、かつ、電動機の保護も同
時に行うことが可能なエレベーターの制御装置を得る。 【解決手段】 エレベーター駆動用の電動機1と電動機
1に設けられた温度検出器2とを備えたエレベーターを
制御するエレベーターの制御装置であって、電動機1の
温度が所定の一定温度より高くなって、温度検出器2が
所定の信号を出力するように作動した場合に、制御部9
によりその信号を検知し、運転モードを電動機1の発熱
を抑制する運転モードに切り替えることにより、エレベ
ーターを止めずに、電動機の温度上昇を抑制することが
でき、電動機の保護及び利用客の利便性を極力損なわな
いようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベーターの制
御装置に関し、特に、電動機の保護のためのエレベータ
ーの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーター駆動用の電動機が設けられ
ているエレベーターにおいては、エレベーターの起動頻
度が高く、また、重負荷な運転が連続すると、電動機に
通電される電流の実効値が大きくなり、電動機の発熱が
大きくなって温度が上昇し、電動機のコイルが焼損する
可能性が生じる。そのため、従来のエレベーターにおい
ては、温度検出器を電動機のコイルに埋め込み、コイル
の温度上昇を検知し、コイルの温度が温度検出器の設定
値に達した場合に、温度検出器が作動し、エレベーター
の運転を休止する方法をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、温度検出器が作動すると即座にエレベータが
運転停止することになる。そのため、エレベータを利用
する利用客に大きな障害を与える結果となっていた。
【0004】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、温度検出器が作動した後もエレ
ベータを止めることなく、利用客の利便性を極力阻害せ
ずに、電動機の保護も同時に行うことが可能なエレベー
ターの制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、エレベータ
ー駆動用の電動機を備えたエレベーターの制御を行うエ
レベーターの制御装置であって、電動機の温度を検出し
て所定の温度以上になったときに信号を出力する温度検
出手段と、温度検出手段から出力される信号に応じて、
エレベーターの運転モードを、電動機の発熱を抑制する
特定の運転モードに切り替える制御手段とを備えたエレ
ベーターの制御装置である。
【0006】また、特定の運転モードは、エレベーター
の加減速度を通常の値より小さくして運転する。
【0007】また、特定の運転モードは、かご内の負荷
及び運転方向に応じて、エレベーターの加減速度を調整
して運転する。
【0008】また、エレベーターがかご内の負荷が所定
の設定値に達したときに乗り過ぎを知らせるための警報
手段をさらに備えたものであって、特定の運転モード
は、設定値を通常の値より小さい値に設定して運転す
る。
【0009】また、制御手段が運転モードを特定の運転
モードに切り替えた時点から経過時間を計測して、所定
の一定時間に達したときに信号を出力する時間計測手段
をさらに備え、制御手段が、時間計測手段から出力され
る信号に応じて、温度検出手段からの信号の出力の有無
を確認し、温度検出手段が信号を出力していた場合には
エレベーターの運転を休止し、温度検出手段が信号を出
力していなかった場合には特定の運転モードを解除して
通常の運転モードに切り替える。
【0010】また、制御手段が運転モードを特定の運転
モードに切り替えた時点から所定時間の間、温度検出手
段の状態を観測して、温度検出手段が信号を出力してい
た時間をカウントして、カウント時間の上記所定時間中
に占める割合を判定基準指数として出力する指数演算手
段をさらに備え、制御手段が、判定基準指数の値に応じ
て、エレベーターを休止させるか、引き続き特定の運転
モードによる運転を続行させるか、または、特定の運転
モードを解除して通常の運転モードに切り替えるかを判
定する。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
エレベーターの制御装置の構成を示したブロック図であ
る。図において、1はエレベーターを駆動する電動機、
2は電動機1のコイル(図示せず)に取り付けられ、所
定の温度に達したときに信号を出力する温度検出器、3
は、後述する平滑コンデンサ12を直流電源として可変
電圧可変周波数のインバーター制御により交流電力に変
換するインバーター、4は商用電源5の交流を整流して
直流に変換する整流器、5は三相交流電源から構成され
た商用電源、6はエレベーターのかご、7は後述するシ
ーブ13に対しロープを介してかご6とつるべ式に構成
されているつり合いおもり、8は温度検出器2の出力を
取り込むレシーバー、9は適切な運転モードに切り替え
てインバーター3に電圧指令を出力する制御部、10は
制御部9からの電圧指令を受けてインバーター3を駆動
させるインバータ駆動装置、11はかご6内の負荷を計
測するかご秤装置(実施の形態2で後述)、12は整流
器4の出力である直流電源を平滑する平滑コンデンサ、
13は電動機1に直結され共に回転するシーブ、14は
制御部9が運転モードを切り替えた時点から所定の時間
を計測する時間計測部(実施の形態4,5で後述)であ
る。
【0012】動作について説明する。商用電源5の交流
から整流器4により生成した直流を平滑コンデンサ12
に蓄える。エレベーターが起動するときに、平滑コンデ
ンサ12からエネルギーを供給して、インバーター3に
より電動機1を駆動させることにより、シーブ13を回
転させる。これにより、かご6及びつり合いおもり7が
上下方向に移動する。
【0013】エレベーターの起動頻度が高く、また、重
負荷な運転が連続すると、電動機1に通電される電流
(以下、通電電流とする。)の実効値が増加し、電動機
1の発熱が大きくなり、コイルが所定の温度に達した結
果、温度検出器2が作動して、温度検出器信号を出力す
る。電動機1の発熱は、通電電流の実効値の2乗にほぼ
比例するため、通電電流の実効値を小さくすれば、発熱
を抑制する事が可能になる。ちなみに、ある期間T時間
内における通電電流の実効値は(1)式で表される。こ
こで、i(t)はモーター電流、Tはある期間であり、
T=(t2―t1)である。
【0014】
【数1】
【0015】そこで、通電電流の実効値を小さくする方
法として、本実施の形態においては、エレベーターの加
減速度を通常の値より小さくする運転モードに切り替え
るようにする。すなわち、温度検出器2から出力された
温度検出器信号をレシーバー8が受信し、制御部9に出
力する。制御部9は、当該温度検出器信号に基づいて運
転モードを電動機1の発熱を抑制する特定の運転モード
に切り替えて、エレベーターの加減速度が通常の値より
小さくなるような電圧指令をインバーター3に出力す
る。インバーター3は当該電圧指令に従った駆動電圧で
電動機1を駆動させる。
【0016】以上のように、本実施の形態においては、
電動機1の発熱が大きくなってコイルが所定の温度以上
になり、温度検出器2が作動した場合には、制御部9に
より、エレベーターの加減速度が通常の値より小さくな
るように制御する運転モードに切り替えて、ピーク電流
を抑制するようにしたので、通電電流の実効値を通常加
速度のときに比べて小さくする事ができ、電動機1の温
度上昇を抑制する事が可能となる。従って、本実施の形
態においては、温度検出器2が作動した後もエレベータ
ーを止める事なく、利用客の利便性を極力阻害せず、か
つ、電動機の保護も同時に行う事ができる。
【0017】実施の形態2.上述の実施の形態1におい
ては、温度検出器2が作動した後に、単純に加減速度を
小さくして対処する方法について説明したが、本実施の
形態においては、さらに効率よく通電電流の実効値を小
さくする方法として、かご6内の負荷とエレベーターの
運転方向とにより加速度及び減速度を別々に増減させる
方法を行う。基本的な構成は図1と同じであるため、図
1を用いて動作について説明を行い、構成に関する詳細
な説明はここでは省略する。
【0018】一般に、エレベーターは、かご6内が定格
負荷の半分となった場合に、つり合いおもり7と釣り合
うように設計されている。図2を用いてエレベーターの
負荷と運転方向による電動機1に流れる通電電流の関係
を説明する。図2は通常の運転モードにおいて運転した
場合を示したものであり、(2a)はエレベーターの速
度の変化、(2b)はかご6内の負荷が0〜50%の場
合の電動機1の通電電流の実効値の変化、(2c)はか
ご6内の負荷が50%以上の場合の電動機1の通電電流
の実効値の変化を示したグラフである。
【0019】電動機1の発熱は実効値の2乗に比例して
作用するので、絶対値のピーク電流を小さく抑える必要
がある。かご6内の負荷が0〜50%の場合は、図2の
(2b)の電流波形よりわかるように、上昇運転時は減
速中の電流が一番大きく、逆に、下降運転中は加速中の
電流が大きくなり、また、かご6内の負荷が50%以上
の場合は、図2の(2c)の電流波形よりわかるよう
に、上昇運転時は加速中の電流が一番大きく、逆に、下
降運転中は減速中の電流が大きくなるという特徴があ
る。
【0020】そこで、上記特徴を考慮して、かご6内の
負荷及び運転方向により、加減速度の値を小さくするか
否かを判断する。かご6内の負荷は、図1に示すよう
に、かご6に取り付けられた、かご秤装置11により検
出する。
【0021】負荷が50%以下である場合、上昇運転時
は減速度を小さくし、下降運転時は加速度を小さくする
ように切り替える。また、負荷が50%以上の場合は、
上昇運転時は加速度を小さくし、下降運転時は減速度を
小さくするように切り替える。このようにして、電流の
実効値を小さくして電動機1の発熱を抑制する。負荷量
と運転方向による各運転モードの加速度の設定を図3に
まとめる。
【0022】以上のように、本実施の形態においては、
電動機1の発熱が一定の値より大きくなって温度検出器
2が作動し、制御部9により、エレベーターの加減速度
を切り替える際に、負荷量と運転方向を考慮して調整す
るようにしたので、さらに効率よく、電動機1の温度上
昇を抑制する事が可能となる。従って、本実施の形態に
おいても、温度検出器2が作動した後もエレベーターを
止める事なく、利用客の利便性を極力阻害せず、かつ、
電動機の保護も同時に行う事ができる。
【0023】実施の形態3.一般に、エレベーターのか
ご6内には乗り過ぎを警告する警報装置(図示せず)が
設けられており、通常定格負荷以上で乗り過ぎを警告す
るアラーム音を発生するようになっている。一方、通電
電流の実効値はかご6内の負荷が50%の時に一番小さ
くなるように設定されている。そこで、本実施の形態に
おいては、温度検出器2が作動した場合は、警報装置の
設定値を、50%負荷に比較的近い例えば負荷75%程
度でアラーム音が鳴るように切り替えて、電動機1にと
って軽い負荷で運転できるようにする。なお、基本的な
構成は図1と同じであるため、図1を参照することとす
る。
【0024】以上のように、本実施の形態においては、
温度検出器2が作動した場合には、乗り過ぎを警告する
警報装置の負荷設定を通常より小さい値に切り替えて、
電動機1にとって軽い負荷で運転できるようにすること
により、エレベーターを止めることなく、かつ、電動機
の保護を同時に行うことができる。
【0025】なお、上記の説明において、切り替えた後
の設定値を50%とせずに75%とした理由は、通電電
流の実効値のみを考慮すれば50%に設定するのが最も
電動機1の発熱を抑えるのに有効であるが、それでは、
利用客の利便性を損なう結果となるため、利用客の利便
性を極力失わず、かつ、電動機1の保護を行えるよう
に、50%負荷に比較的近い75%程度にしたものであ
る。従って、75%に限定されるものではなく、50〜
85%程度のいずれかの値であれば、それに相当する効
果を奏する。
【0026】実施の形態4.本実施の形態においては、
上述の実施の形態1〜3で説明したいずれかの方法によ
り、温度検出器2が作動して運転モードを電動機1の発
熱を抑制する特定の運転モードに切り替えた後に、所定
の一定時間経過後に、温度検出器2の出力をレシーバー
8により取り込んで、制御部9により再度チェックす
る。なお、当該所定の一定時間は、時間計測部14によ
り計測することとする。本実施の形態においても、基本
的な構成は図1と同じであるため、図1を参照すること
とする。
【0027】このとき、運転モードを切り替えたにもか
かわらず温度検出器2が作動していた場合には、異常と
して、エレベーターを休止し、電動機1の保護を行い、
一方、温度検出器2が不作動であれば、電動機1の発熱
を抑制する運転モードを解除し、通常運転に戻すことに
より利用客の利便性を向上させる。
【0028】以上のように、本実施の形態においては、
温度検出器が作動して運転モードを切り替えた後の所定
の一定時間経過後に、再び、温度検出器2の状態をチェ
ックして、温度検出器2が作動していた場合には、異常
としてエレベーターを休止して電動機1を保護し、一
方、温度検出器2が作動していない場合には、運転モー
ドを通常の運転モードに戻すようにしたので、運転モー
ドを切り替えた後の一定時間経過後に電動機の温度が所
定の値以下に下がっていたら通常運転に戻せるので、必
要最小限だけ発熱を抑制する運転モードに切り替えるこ
とができ、さらに効率よく、電動機の保護及び利用客の
利便性を損なわないようにすることが可能となる。
【0029】実施の形態5.本実施の形態について図4
を用いて説明する。ある時刻t0において、温度検出器
2が作動し、その後は電動機1の発熱を抑制する運転モ
ードに入る。その後、所定の一定時間(時刻t2
で)、レシーバー8により温度検出器2の動作状態を観
測し、制御部9が、観測結果に基づいて温度検出器2の
作動時間の占める割合(以下、この割合を判定基準指数
と呼ぶ。)を演算し、その値に応じて、エレベーターを
止めて電動機1を保護するか、引き続き電動機1の発熱
を抑制する運転モードを続行するか、解除するかを判断
する。判定基準指数は(2)式で与えられる。なお、上
記所定の一定時間は、時間計測部14により計測するこ
ととする。なお、本実施の形態におけるエレベーターの
制御装置の基本的な構成は図1と同じであるため、図1
を参照することとする。
【0030】
【数2】
【0031】図4の例では、時刻t1で温度検出器2は
作動を解除しているため、(2)式より、判定基準指数
は(t1―t0)/(t2−t0)となる。判定基準指数
は、すなわち、所定の一定時間(t2−t0)内での温度
検出器2の作動時間の割合を意味する。本実施の形態に
おいては、この判定基準指数の値から運転モードの切り
替えまたは休止を決定する。なお、所定の一定時間(t
2−t0)及び判定基準指数の切り替えまたは休止を決定
する各値は、電動機温度時定数等から決定するようにす
ればよい。
【0032】本実施の形態においては、所定の一定時間
(t2−t0)の間、温度検出器2の状態を観測して、そ
の時間内で、温度検出器2が作動していた時間の占める
割合から、エレベーターの運転モードを電動機の発熱を
抑制する特定の運転モードのままにするか、通常運転に
戻すか、または、休止させるかを決定するようにしたの
で、特定の運転モードによる運転の時間を長すぎず、か
つ、短すぎずに、最適にすることができ、さらに効率よ
く電動機の保護及び利用客の利便性を損なわないように
することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】この発明は、エレベーター駆動用の電動
機を備えたエレベーターの制御を行うエレベーターの制
御装置であって、電動機の温度を検出して所定の温度以
上になったときに信号を出力する温度検出手段と、温度
検出手段から出力される信号に応じて、エレベーターの
運転モードを、電動機の発熱を抑制する特定の運転モー
ドに切り替える制御手段とを備えたエレベーターの制御
装置であるので、温度検出手段が作動した後も即座にエ
レベーターを休止させることもなく、特定の運転ンモー
ドにて運転を行い、利用客の利便性を極力阻害せずに、
かつ、電動機の保護も同時に行うことができるという効
果が得られる。
【0034】また、特定の運転モードは、エレベーター
の加減速度を通常の値より小さくして運転するようにし
たので、ピーク電流を抑制することができ、通電電流の
実効値を通常加速度のときに比べて小さくすることがで
き、電動機の発熱を抑制することが可能になるととも
に、単にエレベーターの加減速度を小さくしただけなの
で、利用客に不快感を与えることもなく、利便性を損な
うこともないという効果が得られる。
【0035】また、特定の運転モードは、かご内の負荷
及び運転方向に応じて、エレベーターの加減速度を調整
して運転するようにしたので、さらに効率よく、最適な
加減速度を選ぶことができるという効果が得られる。
【0036】また、エレベーターがかご内の負荷が所定
の設定値に達したときに乗り過ぎを知らせるための警報
手段をさらに備えたものであって、特定の運転モード
は、設定値を通常の値より小さい値に設定して運転する
ようにしたので、電動機にとって軽い負荷で運転を行う
ことができるので、電動機の保護を確実に行うことがで
きる。また、警報装置の設定値を小さい値に変更するだ
けなので、エレベーターを休止させる場合に比べて、利
用客の利便性をさほど損なわずに電動機の保護を行うこ
とができるという効果が得られる。
【0037】また、制御手段が運転モードを特定の運転
モードに切り替えた時点から経過時間を計測して、所定
の一定時間に達したときに信号を出力する時間計測手段
をさらに備え、制御手段が、時間計測手段から出力され
る信号に応じて、温度検出手段からの信号の出力の有無
を確認し、温度検出手段が信号を出力していた場合には
エレベーターの運転を休止し、温度検出手段が信号を出
力していなかった場合には特定の運転モードを解除して
通常の運転モードに切り替えるようにしたので、特定の
運転モードによる運転の時間を必要最小限に抑えること
ができるという効果が得られる。
【0038】また、制御手段が運転モードを特定の運転
モードに切り替えた時点から所定時間の間、温度検出手
段の状態を観測して、温度検出手段が信号を出力してい
た時間をカウントして、カウント時間の所定時間中に占
める割合を判定基準指数として出力する指数演算手段を
さらに備え、制御手段が、判定基準指数の値に応じて、
エレベーターを休止させるか、引き続き特定の運転モー
ドによる運転を続行させるか、または、特定の運転モー
ドを解除して通常の運転モードに切り替えるかを判定す
るようにしたので、特定の運転モードによる運転の時間
を適切に選ぶことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエレベーターの制御装置の構成を示
したブロック図である。
【図2】 通常の運転モードにおけるエレベーターの負
荷と運転方向による電動機の通電電流の変化のグラフを
示した説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態2におけるエレベーター
の制御装置の各運転モードの一覧表を示した説明図であ
る。
【図4】 本発明のエレベーターの制御装置により制御
された電動機温度の変化のグラフを示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 電動機、2 温度検出器、3 インバーター、4
整流器、5 商用電源、6 かご、7 つり合いおも
り、8 レシーバー、9 制御部、10 インバータ駆
動装置、11 かご秤装置、12 平滑コンデンサ、1
3 シーブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーター駆動用の電動機を備えたエ
    レベーターの制御を行うエレベーターの制御装置であっ
    て、 上記電動機の温度を検出して所定の温度以上になったと
    きに信号を出力する温度検出手段と、 上記温度検出手段から出力される上記信号に応じて、エ
    レベーターの運転モードを、上記電動機の発熱を抑制す
    る特定の運転モードに切り替える制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記特定の運転モードは、エレベーター
    の加減速度を通常の値より小さくして運転することを特
    徴とする請求項1記載のエレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 上記特定の運転モードは、かご内の負荷
    及び運転方向に応じて、エレベーターの加減速度を調整
    して運転することを特徴とする請求項1記載のエレベー
    ターの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記エレベーターがかご内の負荷が所定
    の設定値に達したときに乗り過ぎを知らせるための警報
    手段をさらに備えたものであって、 上記特定の運転モードは、上記設定値を通常の値より小
    さい値に設定して運転することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段が運転モードを上記特定の
    運転モードに切り替えた時点から経過時間を計測して、
    所定の一定時間に達したときに信号を出力する時間計測
    手段をさらに備え、 上記制御手段が、上記時間計測手段から出力される上記
    信号に応じて、上記温度検出手段からの信号の出力の有
    無を確認し、上記温度検出手段が信号を出力していた場
    合にはエレベーターの運転を休止し、上記温度検出手段
    が信号を出力していなかった場合には上記特定の運転モ
    ードを解除して通常の運転モードに切り替えることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベー
    ターの制御装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段が運転モードを上記特定の
    運転モードに切り替えた時点から所定時間の間、上記温
    度検出手段の状態を観測して、上記温度検出手段が信号
    を出力していた時間をカウントして、上記カウント時間
    の上記所定時間中に占める割合を判定基準指数として出
    力する指数演算手段をさらに備え、 上記制御手段が、上記判定基準指数の値に応じて、エレ
    ベーターを休止させるか、引き続き上記特定の運転モー
    ドによる運転を続行させるか、または、上記特定の運転
    モードを解除して通常の運転モードに切り替えるかを判
    定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載のエレベーターの制御装置。
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