JPH0881141A - 油圧エレベーター制御装置 - Google Patents
油圧エレベーター制御装置Info
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- JPH0881141A JPH0881141A JP6215920A JP21592094A JPH0881141A JP H0881141 A JPH0881141 A JP H0881141A JP 6215920 A JP6215920 A JP 6215920A JP 21592094 A JP21592094 A JP 21592094A JP H0881141 A JPH0881141 A JP H0881141A
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- oil
- hydraulic
- temperature
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧エレベーターの電動機に過度の電流が流
れないようにするための油圧エレベーター制御装置を提
供する。 【構成】 油圧ポンプ付近の油温を測定するための油温
測定手段と、油圧ジャッキ側の油圧を測定するための油
圧測定手段とを備えている。さらに、前記油温および油
圧測定手段の測定値に基づいて前記電動機に流れる電流
量を制御するための制御手段を備えている。
れないようにするための油圧エレベーター制御装置を提
供する。 【構成】 油圧ポンプ付近の油温を測定するための油温
測定手段と、油圧ジャッキ側の油圧を測定するための油
圧測定手段とを備えている。さらに、前記油温および油
圧測定手段の測定値に基づいて前記電動機に流れる電流
量を制御するための制御手段を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベーター制御装
置に係り、特に油圧および油温の測定結果に基づいて電
動機に流れる電流量を制御するようにした油圧エレベー
ター制御装置に関する。
置に係り、特に油圧および油温の測定結果に基づいて電
動機に流れる電流量を制御するようにした油圧エレベー
ター制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧エレベータは、図5に示され
ているように、電動機1を有し、この電動機1は油圧ポ
ンプ2に接続されている。この油圧ポンプ2の吸込口は
吸込配管3を介して油タンク4に接続されている。ま
た、油圧ポンプ2の吐出口は吐出配管5を介して制御弁
6の入口端に接続されている。制御弁6の出口端は油送
管7を介して油圧ジャッキ8に接続されている。この油
圧ジャッキ8はシリンダ9を有し、このシリンダ9には
プランジャ10が摺動自在に嵌装されている。このプラ
ンジャ10の頂部にはプーリ11が設けられており、こ
のプーリ11には一端が固定された吊りロープ12が掛
けられている。この吊りロープ12の他端はエレベータ
の乗りかご13に接続されている。また、電動機1は電
源14に接続されており、電動機1と電源14との間に
は起動スイッチ15が設けられている。
ているように、電動機1を有し、この電動機1は油圧ポ
ンプ2に接続されている。この油圧ポンプ2の吸込口は
吸込配管3を介して油タンク4に接続されている。ま
た、油圧ポンプ2の吐出口は吐出配管5を介して制御弁
6の入口端に接続されている。制御弁6の出口端は油送
管7を介して油圧ジャッキ8に接続されている。この油
圧ジャッキ8はシリンダ9を有し、このシリンダ9には
プランジャ10が摺動自在に嵌装されている。このプラ
ンジャ10の頂部にはプーリ11が設けられており、こ
のプーリ11には一端が固定された吊りロープ12が掛
けられている。この吊りロープ12の他端はエレベータ
の乗りかご13に接続されている。また、電動機1は電
源14に接続されており、電動機1と電源14との間に
は起動スイッチ15が設けられている。
【0003】この従来の油圧エレベータにおいては、電
動機1によって油圧ポンプ2を駆動して圧力を持った作
動油を生成し、この作動油によって制御弁6の内部圧力
を上昇させる。制御弁6の内部圧力が油圧ジャッキ8側
の圧力を超えると弁が開放し、作動油が油圧ジャッキ8
に送り込まれる。油圧ジャッキ8に送り込まれた作動油
はプランジャ10を押し上げ、プーリ11および吊りロ
ープ12を介して乗りかご13を上昇させる。なお、乗
りかご13の下降は、乗りかご13の自重を利用してシ
リンダ9内の作動油を制御弁6で制御しながら油タンク
4に戻して行う。
動機1によって油圧ポンプ2を駆動して圧力を持った作
動油を生成し、この作動油によって制御弁6の内部圧力
を上昇させる。制御弁6の内部圧力が油圧ジャッキ8側
の圧力を超えると弁が開放し、作動油が油圧ジャッキ8
に送り込まれる。油圧ジャッキ8に送り込まれた作動油
はプランジャ10を押し上げ、プーリ11および吊りロ
ープ12を介して乗りかご13を上昇させる。なお、乗
りかご13の下降は、乗りかご13の自重を利用してシ
リンダ9内の作動油を制御弁6で制御しながら油タンク
4に戻して行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の油圧エレベータは、制御弁6側の圧力が油圧ジャッ
キ8側の圧力を超えることによって弁を開放するもので
あるため、乗りかご13内の荷重の増加と共に弁の作動
圧力が上昇する。したがって、荷重が大きい場合には油
圧ポンプ2の負荷が大きくなり、油圧ポンプ2を駆動す
る電動機1のトルクが増大する。また、油の温度が低く
なると油の粘性が増加し、油圧ポンプ2が回転しにくく
なるために同じく電動機1のトルクが増大する。このよ
うに電動機1のトルクが増大すると電動機1に流れる電
流が大きくなる。したがって、従来の油圧エレベータ
は、電動機1に流れる電流が定格値を大幅に超えること
によって、電動機1の性能劣化や電力の過剰消費が引き
起こされると共に、電動機1の電源14の容量が小さい
場合には電圧降下を引き起こすという問題があった。
来の油圧エレベータは、制御弁6側の圧力が油圧ジャッ
キ8側の圧力を超えることによって弁を開放するもので
あるため、乗りかご13内の荷重の増加と共に弁の作動
圧力が上昇する。したがって、荷重が大きい場合には油
圧ポンプ2の負荷が大きくなり、油圧ポンプ2を駆動す
る電動機1のトルクが増大する。また、油の温度が低く
なると油の粘性が増加し、油圧ポンプ2が回転しにくく
なるために同じく電動機1のトルクが増大する。このよ
うに電動機1のトルクが増大すると電動機1に流れる電
流が大きくなる。したがって、従来の油圧エレベータ
は、電動機1に流れる電流が定格値を大幅に超えること
によって、電動機1の性能劣化や電力の過剰消費が引き
起こされると共に、電動機1の電源14の容量が小さい
場合には電圧降下を引き起こすという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、油圧エレベータ
ーの電動機に過度の電流が流れないようにするための油
圧エレベーター制御装置を提供することにある。
ーの電動機に過度の電流が流れないようにするための油
圧エレベーター制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による油圧エレベーター制御装置は、油圧ポ
ンプ付近の油温を測定するための油温測定手段と、油圧
ジャッキ側の油圧を測定するための油圧測定手段と、前
記油温および油圧測定手段の測定値に基づいて前記電動
機に流れる電流量を制御するための制御手段とを備えて
いることを特徴とする。
に、本発明による油圧エレベーター制御装置は、油圧ポ
ンプ付近の油温を測定するための油温測定手段と、油圧
ジャッキ側の油圧を測定するための油圧測定手段と、前
記油温および油圧測定手段の測定値に基づいて前記電動
機に流れる電流量を制御するための制御手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0007】また、前記制御手段は前記乗りかごに設け
られた警報手段を有し、この警報手段は前記電動機に流
れる電流量が許容値を超える場合に警報を発するように
することもできる。
られた警報手段を有し、この警報手段は前記電動機に流
れる電流量が許容値を超える場合に警報を発するように
することもできる。
【0008】さらに、前記電動機は第1又は第2起動手
段のいずれかによって起動され、前記第2起動手段は前
記電動機を起動する際に生じる突入電流を抑制する機能
を有し、前記制御手段は突入電流が許容値を超える場合
に前記第2起動手段によって前記電動機を起動させるよ
うにすることもできる。
段のいずれかによって起動され、前記第2起動手段は前
記電動機を起動する際に生じる突入電流を抑制する機能
を有し、前記制御手段は突入電流が許容値を超える場合
に前記第2起動手段によって前記電動機を起動させるよ
うにすることもできる。
【0009】
【作用】油温測定手段によって油圧ポンプ付近の油温を
測定する。また、油圧測定手段によって油圧ジャッキ側
の油圧を測定する。制御手段は、これら油温および油圧
の測定値に基づいて電動機に流れる電流量を制御する。
測定する。また、油圧測定手段によって油圧ジャッキ側
の油圧を測定する。制御手段は、これら油温および油圧
の測定値に基づいて電動機に流れる電流量を制御する。
【0010】また、電動機に流れる電流量が許容値を超
える場合は、乗りかごに設けられた警報手段が警報を発
する。
える場合は、乗りかごに設けられた警報手段が警報を発
する。
【0011】さらに、電動機に流れる電流量が許容値を
超える場合は、制御手段は第2起動手段によって電動機
を起動させる。この第2起動手段は電動機を起動する際
に生じる突入電流を抑制する。
超える場合は、制御手段は第2起動手段によって電動機
を起動させる。この第2起動手段は電動機を起動する際
に生じる突入電流を抑制する。
【0012】
【実施例】以下、本発明による油圧エレベーター制御装
置の一実施例を図1および図2を参照して説明する。図
1において符号1は電動機を示し、この電動機1は油圧
ポンプ2に接続されている。この油圧ポンプ2の吸込口
は吸込配管3を介して油タンク4に接続されている。ま
た、油圧ポンプ2の吐出口は吐出配管5を介して制御弁
6の入口端に接続されている。この制御弁6の出口端は
油送管7を介して油圧ジャッキ8に接続されている。こ
の油圧ジャッキ8はシリンダ9を有し、このシリンダ9
にはプランジャ10が摺動自在に嵌装されている。この
プランジャ10の頂部にはプーリ11が設けられてお
り、このプーリ11には一端が固定された吊りロープ1
2が掛けられている。この吊りロープ12の他端は乗り
かご13に接続されている。また、電動機1は電源14
に接続されており、電動機1と電源14との間には起動
スイッチ15が設けられている。
置の一実施例を図1および図2を参照して説明する。図
1において符号1は電動機を示し、この電動機1は油圧
ポンプ2に接続されている。この油圧ポンプ2の吸込口
は吸込配管3を介して油タンク4に接続されている。ま
た、油圧ポンプ2の吐出口は吐出配管5を介して制御弁
6の入口端に接続されている。この制御弁6の出口端は
油送管7を介して油圧ジャッキ8に接続されている。こ
の油圧ジャッキ8はシリンダ9を有し、このシリンダ9
にはプランジャ10が摺動自在に嵌装されている。この
プランジャ10の頂部にはプーリ11が設けられてお
り、このプーリ11には一端が固定された吊りロープ1
2が掛けられている。この吊りロープ12の他端は乗り
かご13に接続されている。また、電動機1は電源14
に接続されており、電動機1と電源14との間には起動
スイッチ15が設けられている。
【0013】さらに、吐出配管5の途中には温度センサ
16が介装されており、この温度センサ16は温度信号
ライン17を介して制御装置本体18に接続されてい
る。また、油送管7の途中には圧力センサ19が介装さ
れており、この圧力センサ19は圧力信号ライン20を
介して制御装置本体18に接続されている。さらに、制
御装置本体18は満員信号ライン21を介して乗りかご
13内に設けられた満員表示装置22に接続されてい
る。なお、この満員表示装置22には警報ランプや警報
ブザー等が使用される。
16が介装されており、この温度センサ16は温度信号
ライン17を介して制御装置本体18に接続されてい
る。また、油送管7の途中には圧力センサ19が介装さ
れており、この圧力センサ19は圧力信号ライン20を
介して制御装置本体18に接続されている。さらに、制
御装置本体18は満員信号ライン21を介して乗りかご
13内に設けられた満員表示装置22に接続されてい
る。なお、この満員表示装置22には警報ランプや警報
ブザー等が使用される。
【0014】次に本実施例の作用について説明する。温
度センサ16は吐出配管5内の油の温度を測定し、その
測定値は温度信号ライン17を介して制御装置本体18
に伝送される。また、圧力センサ19は油送管7内の油
の圧力を測定し、その測定値は圧力信号ライン20を介
して制御装置本体18に伝送される。制御装置本体18
は、油温および油圧の測定値に基づいて、電動機1に流
れる電流量が許容値を超えるか否かを判断する。そし
て、電流量が許容値を超えると判断した場合には、制御
装置本体18は満員信号ライン21を介して満員信号を
出力する。この満員信号によって乗りかご13内に設け
られた満員表示装置22が起動する。満員表示装置22
の起動によって乗りかご13の積載重量が過大である旨
が乗客に伝えられ、一部の乗客が降りることによってか
ご内荷重が減少する。かご内荷重が減少して電動機1に
流れる電流の量が許容値以下となると満員表示装置22
が停止する。
度センサ16は吐出配管5内の油の温度を測定し、その
測定値は温度信号ライン17を介して制御装置本体18
に伝送される。また、圧力センサ19は油送管7内の油
の圧力を測定し、その測定値は圧力信号ライン20を介
して制御装置本体18に伝送される。制御装置本体18
は、油温および油圧の測定値に基づいて、電動機1に流
れる電流量が許容値を超えるか否かを判断する。そし
て、電流量が許容値を超えると判断した場合には、制御
装置本体18は満員信号ライン21を介して満員信号を
出力する。この満員信号によって乗りかご13内に設け
られた満員表示装置22が起動する。満員表示装置22
の起動によって乗りかご13の積載重量が過大である旨
が乗客に伝えられ、一部の乗客が降りることによってか
ご内荷重が減少する。かご内荷重が減少して電動機1に
流れる電流の量が許容値以下となると満員表示装置22
が停止する。
【0015】次に、制御装置本体18における信号処理
について図2を参照して説明する。油温信号を受け取っ
た制御装置本体18は、油温が許容値以下であるか否か
を判断する。なお、本実施例においては油温の許容値を
20°Cに設定している。次に、油温が20°C以下の
場合には、油圧信号に基づいてかご内荷重が許容値以上
であるか否かを判断する。なお、本実施例においては、
かご内荷重の許容値を定格値の80%に設定している。
かご内荷重が定格値の80%以上の場合は満員信号を出
力し、満員表示装置22を起動させる。
について図2を参照して説明する。油温信号を受け取っ
た制御装置本体18は、油温が許容値以下であるか否か
を判断する。なお、本実施例においては油温の許容値を
20°Cに設定している。次に、油温が20°C以下の
場合には、油圧信号に基づいてかご内荷重が許容値以上
であるか否かを判断する。なお、本実施例においては、
かご内荷重の許容値を定格値の80%に設定している。
かご内荷重が定格値の80%以上の場合は満員信号を出
力し、満員表示装置22を起動させる。
【0016】一方、油温が20°Cを超えている場合に
は、かご内荷重が定格値の105%以上か否かを判断す
る。かご内荷重が定格値の105%以上の場合は満員信
号を出力し、満員表示装置22を起動させる。
は、かご内荷重が定格値の105%以上か否かを判断す
る。かご内荷重が定格値の105%以上の場合は満員信
号を出力し、満員表示装置22を起動させる。
【0017】このように本実施例においては、制御装置
本体18が、吐出配管5内の油温と油送管7内の油圧の
測定値に基づいて電動機1に流れる電流量が許容値を超
えるか否かを判断し、電流量が許容値を超える場合には
満員表示装置22を起動してかご内重量を減少させるよ
うにしたから、電動機1に過度の電流が流れることがな
く、電動機1の耐用年数が長くなると共に、電力の過剰
消費や電源14の電圧降下を防止することができる。
本体18が、吐出配管5内の油温と油送管7内の油圧の
測定値に基づいて電動機1に流れる電流量が許容値を超
えるか否かを判断し、電流量が許容値を超える場合には
満員表示装置22を起動してかご内重量を減少させるよ
うにしたから、電動機1に過度の電流が流れることがな
く、電動機1の耐用年数が長くなると共に、電力の過剰
消費や電源14の電圧降下を防止することができる。
【0018】なお、本実施例においては吐出配管5の途
中に温度センサ16を設けて油温を測定しているが、例
えば油タンク4に温度センサ16を設置してタンク内の
油温を測定したり、または電動機1が格納されている機
械室の室温を測定して油温を間接的に測定することもで
きる。
中に温度センサ16を設けて油温を測定しているが、例
えば油タンク4に温度センサ16を設置してタンク内の
油温を測定したり、または電動機1が格納されている機
械室の室温を測定して油温を間接的に測定することもで
きる。
【0019】また、本実施例では油送管7の途中に圧力
センサ19を設けて油圧を直接的に測定しているが、例
えば乗りかご13に荷重センサを設け、この荷重センサ
によって測定されたかご内荷重から間接的に油圧を測定
することもできる。
センサ19を設けて油圧を直接的に測定しているが、例
えば乗りかご13に荷重センサを設け、この荷重センサ
によって測定されたかご内荷重から間接的に油圧を測定
することもできる。
【0020】さらに、本実施例では油温および油圧(か
ご内荷重)の許容値を固定的に設定しているが、油温の
変化に応じて油圧の許容値を変化させるようにすれば、
より的確な制御を行うことができる。
ご内荷重)の許容値を固定的に設定しているが、油温の
変化に応じて油圧の許容値を変化させるようにすれば、
より的確な制御を行うことができる。
【0021】次に、本発明による油圧エレベーター制御
装置の他の実施例について図3および図4を参照して説
明する。吐出配管5の途中には温度センサ16が介装さ
れており、この温度センサ16は温度信号ライン17を
介して制御装置本体18に接続されている。また、電動
機1と電源14との間には第1起動装置23および第2
起動装置24が並列に設けられており、これらの起動装
置23、24はそれぞれ第1起動信号ライン25および
第2起動信号ライン26によって制御装置本体18に接
続されている。また、第2起動装置24と電動機1との
間には突入電流を抑制するための電流抑制装置27が介
装されている。
装置の他の実施例について図3および図4を参照して説
明する。吐出配管5の途中には温度センサ16が介装さ
れており、この温度センサ16は温度信号ライン17を
介して制御装置本体18に接続されている。また、電動
機1と電源14との間には第1起動装置23および第2
起動装置24が並列に設けられており、これらの起動装
置23、24はそれぞれ第1起動信号ライン25および
第2起動信号ライン26によって制御装置本体18に接
続されている。また、第2起動装置24と電動機1との
間には突入電流を抑制するための電流抑制装置27が介
装されている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
温度センサ16は吐出配管5内の油の温度を測定し、そ
の測定値は温度信号ライン17を介して制御装置本体1
8に伝送される。制御装置本体18は油温の測定値に基
づいて電動機1に流れる突入電流が許容値を超えるか否
かを判断する。そして、突入電流が許容値を超えないと
判断した場合には、第1起動装置23をオンにして直入
れ起動によって電動機1を起動する。一方、突入電流が
許容値を超えると判断した場合には第2起動装置24を
オンにする。第2起動装置24がオンになると、電流抑
制装置27によって突入電流が抑制されつつ電動機1が
起動する。
温度センサ16は吐出配管5内の油の温度を測定し、そ
の測定値は温度信号ライン17を介して制御装置本体1
8に伝送される。制御装置本体18は油温の測定値に基
づいて電動機1に流れる突入電流が許容値を超えるか否
かを判断する。そして、突入電流が許容値を超えないと
判断した場合には、第1起動装置23をオンにして直入
れ起動によって電動機1を起動する。一方、突入電流が
許容値を超えると判断した場合には第2起動装置24を
オンにする。第2起動装置24がオンになると、電流抑
制装置27によって突入電流が抑制されつつ電動機1が
起動する。
【0023】次に、制御装置本体18における信号処理
について図4を参照して説明する。油温信号を受け取っ
た制御装置本体18は、油温が許容値以下であるか否か
を判断する。なお、本実施例においては油温の許容値を
20°Cに設定している。次に、油温が20°Cを超え
ている場合には、制御装置本体18は第1起動装置23
によって電動機1を起動する。一方、油温が20°C以
下である場合には、制御装置本体18は第2起動装置2
4によって電動機1を起動する。
について図4を参照して説明する。油温信号を受け取っ
た制御装置本体18は、油温が許容値以下であるか否か
を判断する。なお、本実施例においては油温の許容値を
20°Cに設定している。次に、油温が20°Cを超え
ている場合には、制御装置本体18は第1起動装置23
によって電動機1を起動する。一方、油温が20°C以
下である場合には、制御装置本体18は第2起動装置2
4によって電動機1を起動する。
【0024】このように本実施例によれば、制御装置本
体18が、油温の測定値に基づいて電動機1に流れる突
入電流が許容値を超えるか否かを判断し、許容値を超え
る場合には電流抑制装置27によって突入電流を抑制し
つつ電動機1を起動するようにしたから、電動機1に過
度の電流が流れることがなく、電動機1の耐用年数が長
くなると共に、電力の過剰消費や電源14の電圧降下を
防止することができる。
体18が、油温の測定値に基づいて電動機1に流れる突
入電流が許容値を超えるか否かを判断し、許容値を超え
る場合には電流抑制装置27によって突入電流を抑制し
つつ電動機1を起動するようにしたから、電動機1に過
度の電流が流れることがなく、電動機1の耐用年数が長
くなると共に、電力の過剰消費や電源14の電圧降下を
防止することができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、油温
および油圧測定手段の測定値に基づいて電動機に流れる
電流量を制御するようにしたから、電動機に過度の電流
が流れることがなく、電動機の耐用年数が長くなると共
に、電力の過剰消費や電源の電圧降下を防止することが
できる。
および油圧測定手段の測定値に基づいて電動機に流れる
電流量を制御するようにしたから、電動機に過度の電流
が流れることがなく、電動機の耐用年数が長くなると共
に、電力の過剰消費や電源の電圧降下を防止することが
できる。
【0026】また、電動機に流れる電流量が許容値を超
える場合には警報手段が警報を発するようにしたから、
電動機に過度の電流が流れることを確実に防止すること
ができる。
える場合には警報手段が警報を発するようにしたから、
電動機に過度の電流が流れることを確実に防止すること
ができる。
【0027】さらに、電動機の突入電流が許容値を超え
る場合には突入電流を抑制する機能を有する第2起動手
段によって電動機を起動するようにしたから、電動機に
過度の突入電流が流れることを防止することができる。
る場合には突入電流を抑制する機能を有する第2起動手
段によって電動機を起動するようにしたから、電動機に
過度の突入電流が流れることを防止することができる。
【図1】本発明による油圧エレベーター制御装置の一実
施例を示した構成図。
施例を示した構成図。
【図2】同実施例の制御装置本体による制御の概略フロ
ーチャート。
ーチャート。
【図3】本発明による油圧エレベーター制御装置の他の
実施例を示した構成図。
実施例を示した構成図。
【図4】同実施例の制御装置本体による制御の概略フロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】従来の油圧エレベーター制御装置を示した構成
図。
図。
16 温度センサ 17 温度信号ライン 18 制御装置本体 19 圧力センサ 20 圧力信号ライン 21 満員信号ライン 22 満員表示装置 23 第1起動装置 24 第2起動装置 25 第1起動信号ライン 26 第2起動信号ライン 27 電流抑制装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 幡 野 一 尋 東京都府中市東芝町1 株式会社東芝府中 工場内
Claims (3)
- 【請求項1】油圧ポンプ付近の油温を測定するための油
温測定手段と、油圧ジャッキ側の油圧を測定するための
油圧測定手段と、前記油温および油圧測定手段の測定値
に基づいて前記電動機に流れる電流量を制御するための
制御手段とを備えていることを特徴とする油圧エレベー
ター制御装置。 - 【請求項2】前記制御手段は前記乗りかごに設けられた
警報手段を有し、この警報手段は前記電動機に流れる電
流量が許容値を超える場合に警報を発するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の油圧エレベーター制御装
置。 - 【請求項3】前記電動機は第1又は第2起動手段のいず
れかによって起動され、前記第2起動手段は前記電動機
を起動する際に生じる突入電流を抑制する機能を有し、
前記制御手段は突入電流が許容値を超える場合に前記第
2起動手段によって前記電動機を起動させるようにした
ことを特徴とする請求項1記載の油圧エレベーター制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215920A JPH0881141A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 油圧エレベーター制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215920A JPH0881141A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 油圧エレベーター制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881141A true JPH0881141A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16680455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215920A Pending JPH0881141A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 油圧エレベーター制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881141A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060147A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの制御装置 |
WO2006063751A3 (de) * | 2004-12-14 | 2006-09-28 | Tuev Ind Service Gmbh Tuev Rhe | Multifunktionaler drucksensor und zugehöriges verfahren |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP6215920A patent/JPH0881141A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002060147A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの制御装置 |
WO2006063751A3 (de) * | 2004-12-14 | 2006-09-28 | Tuev Ind Service Gmbh Tuev Rhe | Multifunktionaler drucksensor und zugehöriges verfahren |
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