JP4849428B2 - エレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステム - Google Patents

エレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブレーキ落下音を調整することができるエレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターのブレーキ調整方法について図面を参照しながら説明する。図4は、従来の一般的なエレベーターのブレーキシステムの構成を示す図である。
【0003】
図4において、1はエレベーターのかご、2は主索、3は釣合重り、4は巻上モータ、5はシーブである。また、6はバネ、7はブレーキシュー、8はブレーキドラム、9は制御装置、10はブレーキコイル、11はアーマチュア、12はブレーキ接点、13は電流検出器、14は取りつけボルトである。なお、ブレーキコイル10は、断面を示すもので、2つあるわけではない。
【0004】
エレベーターのかご1は、巻上機のシーブ5に巻きかけられた主索2によって釣合重り3とつるべ式に吊持され、巻上モータ4によって駆動される。ブレーキドラム8は、一般的には巻上モータ4とシーブ5を結合する軸上に設置される。このブレーキドラム8に対する制動力は、バネ6の力によってブレーキシュー7をブレーキドラム8に押付け、摩擦力により得る。なお、このブレーキシュー7には、取りつけボルト14によってアーマチュア11が取付けられている。
【0005】
つぎに、従来のエレベーターのブレーキ装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0006】
エレベーターの起動時には、制御装置9は、ブレーキコイル10に電流を流して付勢し、ブレーキシュー7に取付けられたアーマチュア11をバネ6の力に打ち勝って吸引する。このとき、ブレーキ接点12が入り(ON)、制御装置9は、吸引が完了したことを検出する。
【0007】
また、制動時には、同じく制御装置9は、ブレーキコイル10を消勢する。この消勢の際、ブレーキコイル10の電流値は、コイルの抵抗値R、及びリアクタンス値Lによって定まる時定数Tに応じて減少し、ブレーキ電流の減少によって吸引力も減少する。ブレーキコイル10の吸引力がバネ6の力よりも小さくなると、ブレーキコイル10とアーマチュア11が離れ、ブレーキシュー7は、バネ6の力に引かれて落下する。
【0008】
昨今の巻上機の小型化により、ブレーキ自体の小型化も余儀なくされるため、ブレーキシュー7等も小さくしなくてはならない。そのため、望みの制動力を得るためにはバネ力が大きくなり、ブレーキの落下音も大きくなってしまうという問題がある。
【0009】
また、規制緩和にともない、巻上機自体を昇降路内に設置する事が可能となったが、それにともない、ブレーキ落下音がかご内騒音として現れてしまうという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のブレーキ調整では、特開平10−017246号公報や、特開平11−222371号公報に開示された発明のように、主に制動力のみに注目し、バネ力やブレーキシューを調整して望みの制動力を得るようにすることが一般的であり、ブレーキ落下音に注目してブレーキ調整を行うことはなかった。
【0011】
しかし、ブレーキ落下音を調整するためには、上記のようにバネ力のみを調整するだけでは十分ではなく、例えばアーマチュアの取りつけを調整して、落下の挙動を望みの通りに調整する必要があり、そのためアーマチュアの調整に際して目安となる計測量が新たに必要となる場合がある。
【0012】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、ブレーキの落下電流、落下時間の計測量を用いてブレーキ落下音を調整することができるエレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るエレベーターのブレーキ調整方法は、ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトを備えるエレベーターのブレーキシステムにおいて、電流制御器により、吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御するステップと、電流検出器により、前記ブレーキコイルの電流を検出するステップと、微分器により、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分するステップと、比較器により、前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較するステップと、タイマーにより、前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするステップと、記憶装置により、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶するステップと、表示装置により、前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示するステップとを含み、前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整されるものである。
【0017】
この発明の請求項2に係るエレベーターのブレーキシステムは、ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトと、吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御する電流制御器と、前記ブレーキコイルの電流を検出する電流検出器と、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分する微分器と、前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較する比較器と、前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするタイマーと、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示する表示装置とを備え、前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整されるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキ調整方法及びブレーキシステムについて図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキシステムの構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】
図1において、ブレーキシステムの基本構成は、従来例と同様である。9Aは図示しないCPUを含む制御装置、91は吸引指令、92は落下指令、93はタイマー、94は電流制御器、95は微分器、96は比較器、97は記憶装置である。また、a、b及びcはスイッチである。さらに、15は液晶等の表示装置である。なお、この図1では、図4の右側に示すかご1等を省略している。また、ブレーキコイル10は、断面を示すもので、2つあるわけではない。
【0022】
つぎに、この実施の形態1に係るエレベーターのブレーキシステムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0023】
図4に示す従来例と同様に、制御装置9Aは、電流検出器13の検出値に基づいて、ブレーキコイル10に流す電流値を制御する。吸引時には、このブレーキコイル10に電流を流し付勢してブレーキシュー7と一体となったアーマチュア11をバネ6の力に打ち勝って吸引する。このときブレーキ接点12は、ONし、制御装置9Aは、吸引が完了したことを検出する。
【0024】
また、制動時には、同じく制御装置9Aは、ブレーキコイル10を消勢する。ブレーキ電流値がある値まで減少するとバネ6の力が打ち勝って、ブレーキは落下し、ブレーキ接点12がOFFする。ブレーキシュー7は、バネ6の力によって、ブレーキドラム8に押し付けられる。
【0025】
このとき、制御装置9Aに設けた記憶装置97は、落下電流値、及び落下時間を記憶する。現場作業員は、その値を用いることで、例えばアーマチュア11の取りつけボルト14の締め付け力を調整し、落下時のブレーキの挙動を変化させてブレーキ落下音を調整することができる。また、バネ力を必要な制動力を失わない程度に調整してもよい。さらに、検出した落下電流値及び落下時間を表示装置15に伝送して表示することで、計測した値を確認しながら調整を行うことができ、調整の効率を上げることができる。
【0026】
なお、落下電流値及び落下時間を記憶する記憶装置97は、制御装置9Aの内部に設けても良いが、制御装置9Aと分離して独立に設けても良い。
【0027】
落下電流値及び落下時間の計測には、ブレーキ接点12を用いる。例えば、落下電流は、ブレーキ接点12がOFFした時の電流値とし、また、制御装置9A(のCPU)が落下指令92を出力してからブレーキ接点12がOFFするまでの時間をタイマー93によりカウントして落下時間とする方法がある。
【0028】
しかし、この方法では、ブレーキ接点12の動作点の誤差の影響を受けやすいといった問題がある。よって、その問題点を解決すべく、ブレーキ落下電流値及び落下時間の計測を、電流検出値の微分を利用して計測する方法を本願では特徴としている。
【0029】
まず、CPUにより、スイッチaが吸引指令91側にONしているときは、電流制御器94によってブレーキコイル電流が制御されてブレーキ(アーマチュア11)は吸引される。
【0030】
次に、CPUにより、スイッチaが落下指令92側に切り替わると同時に、スイッチb及びcが共にONとなる(接続する)。
【0031】
そして、比較器96により、電流微分値が0を超えると、CPUは、記憶装置97に指令を出力し、電流検出器13による、その直前の電流値を落下電流値、タイマー93によるカウント値を落下時間として記憶させる。
【0032】
この記憶装置97に記憶させた落下電流値及び落下時問は、表示装置15に伝送され、表示させることができる。なお、これらの装置は一般的にはマイコンによっても実現できる。
【0033】
図2は、ブレーキが落下するときの、(a)ブレーキ電流の変化、(b)ブレーキ電圧の変化、及び(c)ブレーキ変位の関係を示す図である。
【0034】
図2に示すように、落下指令92を受けると、ブレーキ電圧が0となるため、ブレーキ電流はブレーキコイル10の時定数によって減少し、それに伴いブレーキコイル10の吸引力は減少する。そして、ブレーキ電流値がある値まで減少するとブレーキコイル10の吸引力がバネ6の力に負け、ブレーキが落下する。このときブレーキコイル10には速度起電力により、一時的に電流が流れ電流値は上昇し、ブレーキ電流の微分値は負の値から正の値へと連続的に変化する。
【0035】
従って、ブレーキ落下電流値をブレーキ電流微分値が0となる時の電流値とし、また落下時間を落下指令92が出力されてから電流微分値が0となるまでの時間として検出すれば、上記のようにブレーキ接点12の動作点に影響を受けることなく、安定して検出することができる。
【0036】
図3は、この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキ調整方法である、ブレーキシステムのブレーキ落下電流値及び落下時間を計測する動作を示すフローチャートである。
【0037】
まず、ステップ101において、制御装置9Aは、スタート後、カウンタ値を初期化する(T=0)。
【0038】
次に、ステップ102において、落下指令92を出しているかどうかを判断し、落下指令92が出力されている場合には、次のステップ103へ進む。
【0039】
次に、ステップ103において、ブレーキ電流微分値dI/dtと0とを比較する。dI/dt>0の場合は、ステップ106へ進み、dI/dt≦0の場合には、次のステップ104へ進む。
【0040】
次に、ステップ104〜105において、カウンタ値Tにサンプル時間△Tを加えて新たなカウンタ値とし(T=T+△T)、また一時的に電流値IをId’に保存する(Id’=I)。
【0041】
そして、ステップ106〜107において、dI/dt>0となったら、その直前のId’を落下電流値Id(Id=Id’)、カウンタ値Tを落下時間Td(Td=T)として、記憶装置97に保存して終了する。
【0042】
すなわち、この発明の実施の形態1は、エレベーターのブレーキ調整において、ブレーキの落下電流と落下時間の両方、またはどちらか一方を計測し、その計測量を用いて、ブレーキの調整を行うものである。ブレーキの調整(特に、アーマチュア11の取りつけの調整)の際に、ブレーキ落下電流値、落下時間を用いることで、ブレーキの落下の挙動を望みのとおりに調整し、ブレーキ落下音を調整することができる。
【0043】
また、ブレーキ落下電流値の検出をブレーキ落下指令後の電流検出値の微分値を用い、電流微分値が0となったときの電流値を落下電流値として検出する。さらに、ブレーキ落下時間の検出を、ブレーキ落下電流の検出と同様に、ブレーキ落下指令後の電流検出値の微分値を用い、電流微分値が0となるまでの時間を落下時間として検出する。落下後のブレーキ電流微分値を利用することで、ブレーキ落下電流値及び落下時間を安定して計測することができる。
【0044】
さらに、検出したブレーキ落下電流値及び落下時間を表示する表示装置15を設け、調整時に確認しながら作業を行えるようにしたものである。計測した値を表示装置15に表示させることで、調整作業を効率よく行うことができるようになる。
【0045】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係るエレベーターのブレーキ調整方法は、以上説明したとおり、ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトを備えるエレベーターのブレーキシステムにおいて、電流制御器により、吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御するステップと、電流検出器により、前記ブレーキコイルの電流を検出するステップと、微分器により、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分するステップと、比較器により、前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較するステップと、タイマーにより、前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするステップと、記憶装置により、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶するステップと、表示装置により、前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示するステップとを含み、前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整されるので、ブレーキの落下の挙動を望みのとおりに調整し、ブレーキ落下音を調整することができるという効果を奏する。
【0049】
この発明の請求項2に係るエレベーターのブレーキシステムは、以上説明したとおり、ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトと、吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御する電流制御器と、前記ブレーキコイルの電流を検出する電流検出器と、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分する微分器と、前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較する比較器と、前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするタイマーと、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示する表示装置とを備え、前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整されるので、ブレーキの落下の挙動を望みのとおりに調整し、ブレーキ落下音を調整することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキ装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキ装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るエレベーターのブレーキ装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 従来のエレベーターのブレーキ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 かご、2 主索、3 釣合重り、4 巻上モータ、5 シーブ、6 バネ、7 ブレーキシュー、8 ブレーキドラム、9A 制御装置、10 ブレーキコイル、11 アーマチュア、12 ブレーキ接点、13 電流検出器、14 取りつけボルト、15 表示装置。

Claims (2)

  1. ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトを備えるエレベーターのブレーキシステムにおいて、
    電流制御器により、吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御するステップと、
    電流検出器により、前記ブレーキコイルの電流を検出するステップと、
    微分器により、ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分するステップと、
    比較器により、前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較するステップと、
    タイマーにより、前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするステップと、
    記憶装置により、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶するステップと、
    表示装置により、前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示するステップと
    を含み、
    前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整される
    ことを特徴とするエレベーターのブレーキ調整方法。
  2. ブレーキシューにアーマチュアを取り付ける取りつけボルトと、
    吸引指令時にバネの力に打ち勝って前記アーマチュアを吸引するようにブレーキコイルの電流を制御する電流制御器と、
    前記ブレーキコイルの電流を検出する電流検出器と、
    ブレーキ落下指令後に前記電流検出器によって検出した電流を微分する微分器と、
    前記微分器によって微分した電流微分値と0を比較する比較器と、
    前記ブレーキ落下指令後に時間をカウントするタイマーと、
    前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、その時の前記電流検出器によって検出した電流をブレーキ落下電流として記憶するとともに、前記比較器によって前記電流微分値>0となったことを検出されると、前記ブレーキ落下指令後からその時までの前記タイマーのカウント値をブレーキ落下時間として記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された前記ブレーキ落下電流、及び前記ブレーキ落下時間を表示する表示装置と
    を備え
    前記表示装置に表示された前記ブレーキ落下電流及びブレーキ落下時間が確認されながら前記取りつけボルトの締め付け力が調整され、落下時のブレーキの挙動が変化させられてブレーキ落下音が調整される
    ことを特徴とするエレベーターのブレーキシステム。
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