JP2003040127A - 走行レーン逸脱防止装置 - Google Patents

走行レーン逸脱防止装置

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JP2003040127A
JP2003040127A JP2001228187A JP2001228187A JP2003040127A JP 2003040127 A JP2003040127 A JP 2003040127A JP 2001228187 A JP2001228187 A JP 2001228187A JP 2001228187 A JP2001228187 A JP 2001228187A JP 2003040127 A JP2003040127 A JP 2003040127A
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JP2001228187A
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Takashi Ota
貴志 太田
Yasuo Motoyama
廉夫 本山
Saikan Ri
載寛 李
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行レーン逸脱防止装置に関し、走行レーン
からの逸脱を防止するためのサポートを中止又は実施す
る際にドライバに戸惑いを発生させることのないように
する。 【解決手段】 第1,第2検出手段31A,31Bによ
り検出した走行レーンに対する自車両の位置情報に基づ
いて操舵アクチュエータ3を制御して操舵系に操舵用制
御トルクを加える自車両を走行レーン内に保持するが、
第1,第2検出手段31A,31Bがいずれも上記の走
行レーンに対する自車両の位置情報の検出が可能な状態
であれば、所要の操舵用制御トルクを該操舵系に付与す
るが、第1,第2検出手段31A,31Bのうちの少な
くとも何れか一方が上記の走行レーンに対する自車両の
位置情報の検出が不能な状態であれば、上記の所要の操
舵用制御トルクの該操舵系への付与量を漸減させて該操
舵系への付与を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行レーン
からの逸脱を防止するためにドライバをサポートする走
行レーン逸脱防止装置に関し、特に、走行レーン逸脱防
止のために必要な車両の走行レーンに対する位置情報を
検出する手段を複数そなえた走行レーン逸脱防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車において運転を支援するシ
ステムの1つとして、車両を走行レーン内にキープさせ
るようにドライバの操舵をアシストする走行レーン逸脱
防止装置が実用化されている。このような走行レーン逸
脱防止装置では、ステアリングシャフトに操舵トルクを
加え操舵輪を転舵する操舵アクチュエータと、車載カメ
ラ(CCDカメラ)の画像等に基づいて自車両を走行中
の車線(走行レーンまたは単にレーンともいう)内に保
持するために必要な操舵用制御トルクを設定する制御ト
ルク設定手段と、この制御トルク設定手段で設定された
操舵用制御トルクがステアリングシャフトに付与される
ように操舵アクチュエータを制御する制御手段とをそな
えている。
【0003】これによって、ドライバが自車両を走行レ
ーンに保持させるための適切な操作を行なわない場合に
も、操舵アクチュエータを通じて操舵系(ステアリング
シャフト)に適切な操舵トルクが加えられ、自車両が走
行レーンに保持されるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走行レーン
逸脱防止装置では、操舵用制御トルクを設定するため
に、車載のCCDカメラ等の走行レーンに対する自車両
の位置情報を検出する手段が必須であるが、CCDカメ
ラの場合、撮影した画像から道路上の白線を認識してこ
れに基づいて走行レーンの特徴や走行レーンに対する自
車両の位置等を認識する。
【0005】しかしながら、カメラ画像は降雨時や降雪
時などの天候や、朝日や夕日が逆光となるなどの時間帯
によっては、道路上の白線を正確に認識できない場合が
ある。また、道路上の白線が消えかかっていたり、合流
箇所や分岐箇所のように通常の白線とは異なる形状の白
線が路側に存在したりしても、道路上の白線を正確に認
識できないことがある。
【0006】そこで、道路上の白線を検出するCCDカ
メラのほかに、道路の側壁までの距離を検出するレーザ
レーダを自車両の左右に設け、CCDカメラが白線を検
出する場合にはこれに基づいて操舵制御するが、白線を
検出できない場合には、レーザレーダが検出する側壁ま
での距離に基づいて操舵制御する技術も開発されてい
る。
【0007】しかし、このように側壁までの距離に基づ
いて操舵制御する技術も、側壁が走行レーンに対して所
定の位置関係で存在することが必須条件であり、待避所
やインターチェンジなどで側壁までの距竈が不連続な場
合は、安定した誘導制御が難しくなることがある。いず
れにしても、現状では、走行レーンに対する自車両の位
置情報等の検出が不可能になることがある。
【0008】この場合には、走行レーン逸脱防止のサポ
ートを実施できなくなってしまうが、走行レーン逸脱防
止サポートを突然中止(即ち、操舵アクチュエータを通
じて操舵系に加えられていた操舵トルクを突然解除)し
てしまうと、突然の変化にドライバが戸惑ってしまうこ
とが考えられる。また、走行レーン逸脱防止サポートを
実施できるようになった場合に、大きな操舵トルクが突
然加えられると、やはり突然の変化にドライバが戸惑っ
てしまうことが考えられる。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、走行レーン逸脱防止サポートを中止又は実施する
際にドライバに戸惑いを発生させることのないようにし
た、走行レーン逸脱防止装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の走行
レーン逸脱防止装置(請求項1)では、検出手段が走行
レーンに対する自車両の位置情報を検出すると、制御手
段がこの検出情報に基づいて操舵系に操舵用制御トルク
を加える操舵アクチュエータを制御して該操舵系に所要
の操舵用制御トルクを付与するようにして自車両を走行
レーン内に保持する。
【0011】ここでは、該検出手段は、少なくとも第1
検出手段と第2検出手段とを有しており、該制御手段
は、これら第1検出手段と第2検出手段とがいずれも上
記の走行レーンに対する自車両の位置情報の検出が可能
な状態であれば、上記の所要の操舵用制御トルクを該操
舵系に付与するが、該第1検出手段と該第2検出手段と
のうちの少なくとも何れか一方が上記の走行レーンに対
する自車両の位置情報の検出が不能な状態であれば、上
記の所要の操舵用制御トルクの該操舵系への付与を停止
する。
【0012】そして、このように、上記の所要の操舵用
制御トルクを該操舵系へ付与する状態から付与停止の状
態への切替直後、及び/又は、該付与停止状態から該付
与状態への切替直後といった過渡時には、該操舵用制御
トルクを漸減又は漸増させるようにする。したがって、
走行レーン逸脱防止サポートを実施から中止とする場合
や、中止から実施とする場合に、ドライバが戸惑いを感
じ難くなる。
【0013】上記の所要の操舵用制御トルクを該操舵系
へ付与する状態から付与停止の状態への切替時、及び/
又は、該付与停止の状態から該付与する状態への切替時
には、その旨をドライバに通知することが好ましい(請
求項2)。これにより、走行レーン逸脱防止サポートを
中止する場合や実施する場合に、ドライバがこれを確実
に認識することができる。
【0014】該制御手段は、所定条件が成立した場合に
は、該操舵アクチュエータによる該操舵系への該所要の
操舵用制御トルクの付与を行ない、該所定条件が成立し
ない場合には、該操舵アクチュエータによる該操舵系へ
の該操舵用制御トルクの付与を停止するように設定され
ると共に、上記の所要の操舵用制御トルクを該操舵系へ
付与する状態から付与停止の状態への切替直後、及び/
又は、該付与停止状態から該付与状態への切替直後の過
渡時には、該操舵用制御トルクを漸減又は漸増させるよ
うに構成することが好ましい(請求項3)。これによ
り、走行レーン逸脱防止サポートを中止する場合や実施
する場合に、ドライバが戸惑いを感じ難くなる。
【0015】該制御手段は、該所要の操舵用制御トルク
を算出するとともに、上記の過渡時における該操舵用制
御トルクの漸減又は漸増の際の漸減制御トルク値又は漸
増制御トルク値を該所要の操舵用制御トルクに基づいて
算出する制御トルク算出手段をそなえることが好まし
く、該制御トルク算出手段は、該第1検出手段及び該第
2検出手段がいずれも検出可能であれば該第1検出手段
からの検出情報に基づいて該所要の操舵用制御トルクを
算出し、該第1検出手段及び該第2検出手段のいずれか
一方のみが検出不能となれば検出可能な検出手段からの
検出情報と検出不能となった検出手段からの最終検出情
報とに基づいて上記の漸減又は漸増の際の漸減制御トル
ク値又は漸増制御トルク値を算出することが好ましい
(請求項4)。これにより、該操舵用制御トルクの漸減
又は漸増を適切に行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図4は本発明の一実施
形態としての走行レーン逸脱防止装置を示すものであ
る。図1,図2に示すように、本走行レーン逸脱防止装
置を有する車両(自動車)には、ステアリングホイール
(以下、ハンドルという)1に結合されたステアリング
シャフト2と、このステアリングシャフト2に付設され
ステアリングシャフト2に回転トルク(操舵トルク)を
加える操舵アクチュエータ3と、ステアリングシャフト
2に加えられた操舵力(操舵トルク)に応じて操舵力を
アシストするパワーステアリング機構(パワステ機構と
も言う)4とがそなえられる。パワステ機構4は、パワ
ステ制御バルブを電子制御することによって操舵をアシ
ストする油圧の大きさを制御しうる電子制御式油圧パワ
ーステアリング機構として構成されている。
【0017】本実施形態にかかる走行レーン逸脱防止装
置10は、図1,図2に示すように、上記の操舵アクチ
ュエータ3と、所定距離だけ前方における自車両の走行
車線内での横ずれ量yfを推定する横ずれ量推定手段1
1と、所定距離だけ前方における自車両の走行車線方向
に対するヨー角Θfを推定するヨー角推定手段12と、
所定距離だけ前方における走行車線の道路曲率ρfを推
定する道路曲率推定手段13と、自車両の車速Vを検出
する車速検出手段21と、自車両のハンドル角αを検出
するハンドル角検出手段22と、自車両のヨーレイトr
を検出するヨーレイト検出手段23と、これらの各推定
手段11,12,13からの推定情報及び各検出手段2
1,22,23からの検出情報に基づいて操舵アクチュ
エータ3を制御する操舵制御手段14と、走行レーン逸
脱防止サポートを行なうか否かをドライバが設定する制
御スイッチ33とをそなえている。
【0018】横ずれ量推定手段11,ヨー角推定手段1
2,道路曲率推定手段13,及び制御手段14は、EC
U5内の機能要素としてそなえられる。操舵アクチュエ
ータ3は、電動モータ(DCモータ)によってステアリ
ングシャフト2に回転トルク(操舵トルク)を加えドラ
イバがハンドル1に操舵力(操舵トルク)を加えなくと
も操舵輪を転舵することができるようになっている。操
舵アクチュエータ3とステアリングシャフト2との間に
は、制御手段14によって断接を制御される電磁クラッ
チ(図示略)が介装されており、操舵アクチュエータ3
とステアリングシャフト2との間を切り離すことができ
るようになっている。
【0019】横ずれ量推定手段11,ヨー角推定手段1
2,及び道路曲率推定手段13は、いずれも車両に装備
されたレーン認識カメラ31A,31Bにより撮影され
た画像情報に基づいてそれぞれの処理を行なう。レーン
認識カメラ31A,31BはいずれもCCDカメラ等の
ビデオカメラであって、レーン認識カメラ31Aは車両
の前方の道路上を撮影しうるように車両前部に設けられ
た主検出手段(第1検出手段,主センサ)としての前方
認識カメラであり、レーン認識カメラ31Bは車両の後
方の道路上を撮影しうるように車両後部に設けられた副
検出手段(第2検出手段,副センサ)としての後方認識
カメラである。
【0020】そして、ECU5内には、レーン認識カメ
ラ31A,31Bにより撮影された画像情報を処理して
道路上の白線を認識する白線認識手段15がそなえられ
ている。この白線認識手段15では、撮影された画像情
報に対して横方向に輝度変化を探索するなど公知の方法
(例えば特開平11−147481号公報に開示されて
いる)で画像内の白線を認識する。すなわち、白線認識
手段15では、白線は他の道路面よりも輝度が高い点に
着目して、画像の横方向に輝度変化の大きい個所が所定
距離(白線の幅に相当する距離)以内に2点並んでいた
らこの間に白線があるものと想定して、このような横方
向への白線候補点の探索を画像の各上下位置において多
数行なうことにより、自車両前方の道路上の白線を遠方
まで認識することができる。
【0021】そして、例えば、画像を幾何学的に平面視
状態に置き換えることにより、前方認識カメラ31Aの
場合には、図1中に示すように、自車両前方の道路上の
白線を平面視で認識することができ自車両前方の道路上
の白線と自車両との関係を認識することができる。後方
認識カメラ31Bの場合にも、図示しないが、自車両後
方の道路上の白線を平面視で認識することができ、この
自車両後方の白線認識の結果に基づいて自車両前方の道
路上の白線状況、及びこの前方の道路上の白線と自車両
との関係を推定することができる。
【0022】このようにして、自車両前方の走行レーン
を規定する左右の白線を認識(又は推定)できると、例
えば左右の白線の中点を結んだ直線又は曲線として自車
両前方の走行レーンの中心線を推定することができる。
ここでは、前方認識カメラ31A及び後方認識カメラ3
1Bの両方で白線を認識できる状況であれば(即ち、走
行レーンに対する自車両の位置情報、又は自車両に対す
る走行レーンの位置情報を検出可能であれば)、主検出
手段である前方認識カメラ31Aの情報のみに基づいて
以下の各値の推定を行なって、走行レーン逸脱防止サポ
ートを実施するようにしており、前方認識カメラ31A
及び後方認識カメラ31Bの少なくとも一方で白線を認
識できなくなれば(即ち、走行レーンに対する自車両の
位置情報、又は自車両に対する走行レーンの位置情報を
検出不能となれば)、走行レーン逸脱防止サポートを停
止するようにしている。
【0023】ただし、走行レーン逸脱防止サポートの実
施状態と停止状態とを切り替える際には、走行レーン逸
脱防止サポートの操舵用制御トルクが急変しないよう
に、前方認識カメラ31A及び後方認識カメラ31Bの
画像情報に基づいて過渡制御を行なうようになってお
り、これについては後述する。横ずれ量推定手段11で
は、自車両が現在の向きのまま所定距離前方まで直進し
た場合に自車両の幅方向中心の走行レーン中心線からの
左右への横ずれ量(横ずれ距離)yfを、上記のように
推定した走行レーン(中心線又は白線)と自車両との関
係から推定する。この所定距離前方での自車両の横ずれ
量yfは、例えば、画像内の所定の高さ(自車両の所定
距離前方に相当する)における画像の左右中心と画像内
の走行レーンの中心線との位置関係から求めることもで
きる。
【0024】ヨー角推定手段12では、自車両が現在の
向きのまま所定距離前方まで直進した場合における走行
レーンの方向と自車両の方向との角度(ヨー角)Θ
fを、上記のように推定した走行レーン(中心線又は白
線)と自車両との関係から推定する。このヨー角Θ
fは、例えば、上述のように認識した平面視状態での道
路上の道路中心線(或いは白線)の方向と自車両の方向
とから算出できる。
【0025】道路曲率推定手段13では、所定距離前方
における走行レーンの道路曲率ρfを、上記のように推
定した走行レーン(中心線又は白線)の形状から推定す
る。また、車速検出手段21は、車輪速センサで構成さ
れ、車輪速に基づいて車速を検出するようになってい
る。操舵制御手段14では、横ずれ量推定手段11で推
定された横ずれ量yfと、ヨー角推定手段12で推定さ
れたヨー角Θfと、道路曲率推定手段13で推定された
道路曲率ρfと、車速検出手段21で検出された自車両
の車速Vと、ハンドル角検出手段22で検出された自車
両のハンドル角αと、ヨーレイト検出手段23で検出さ
れた自車両のヨーレイトrとから、例えば次式(1)で
示すように、目標とする操舵用モータトルク(操舵トル
ク)の基本値Tmbを算出する。
【0026】 Tmb=k1・α+k2・r+k3・Θf+k4・yf+k5・V・ρf ・ ・ ・ ・ ・ ・ (1) 本実施形態では、前方認識カメラ31Aの画像情報に基
づく操舵用モータトルク基本値Tmb1と後方認識カメ
ラ31Bの画像情報に基づく操舵用モータトルク基本値
Tmb2とを算出し、これらの操舵用モータトルク基本
値Tmb1,Tmb2に基づいて、次式(2)で示すよ
うに、目標操舵用モータトルクTmbを設定する。
【0027】 Tmb=K・Tmb1+F・Tmb2 ・ ・ ・ ・ ・ ・ (2) ただし、上式(2)において、K,Fはいずれも0〜1
の間で可変の係数である(Kは前方カメラ制御ゲイン、
Fは後方カメラ制御ゲイン)。走行レーン逸脱防止サポ
ートの実施条件が成立すればK=1,F=0とされ、走
行レーン逸脱防止サポートの実施条件が成立しなければ
K=0,F=0とされ、走行レーン逸脱防止サポートの
実施条件が成立する状態と成立しない状態との切り替わ
り時には、係数K,Fは適宜漸減又は漸増させるように
している。
【0028】ここで、上記の走行レーン逸脱防止サポー
トの実施条件(操舵アクチュエータ3を用いて操舵トル
クを与える制御条件)を説明すると、この実施条件は、
制御スイッチ33がオン状態であること、両認識カ
メラ31A,31Bの画像情報が何れも白線認識可能の
状態であること(両認識カメラ31A,31Bに基づい
てそれぞれ上記の横ずれ量yf,ヨー角Θf,道路曲率ρ
fが得られること)、自車両の車速Vが中高速領域に
あること(V≧V1,V1は例えば60km/h)、の
3項目がいずれも成立することである。また、これらの
条件,,に、道路曲率半径(1/ρf)が所定
曲率半径(例えば1000m)以上であること(急カー
ブでないこと)、を加えての4項目がいずれも成立する
こととしても良い。
【0029】条件は、走行レーン逸脱防止サポートに
対するドライバの要求に基づいて制御を行なうようにす
ることで、運転中に走行レーン逸脱防止サポート制御を
違和感なく行なえるように設定している。条件は、走
行レーン逸脱防止サポートを行なう場合、認識カメラ3
1A,31Bの何れか一方が白線認識不能になれば、他
方の認識カメラも白線認識不能になるか白線認識精度が
低下するおそれが高いので、制御の安定性や信頼性を確
保するために設定している。条件は、車速が低い場合
にはドライバの操舵意識が高く走行レーン逸脱防止サポ
ートの必要度が低いために設定している。条件は、急
カーブではドライバの操舵意識が高く走行レーン逸脱防
止サポートの必要度が低いために適宜設定する。
【0030】したがって、走行レーン逸脱防止サポート
の実施条件が成立している状態から成立しなくなるの
は、(1)制御スイッチ33がオンからオフになった場
合(条件不成立)、(2)両認識カメラ31A,31
Bの画像情報の少なくとも一方が白線認識不能になった
場合(条件不成立)、(3)自車両の車速Vが所定車
速V1未満に低下した場合(条件不成立)、の何れか
である。
【0031】条件又はが不成立となった場合や後方
認識カメラ31Bの画像情報のみが白線認識不能になっ
た場合(条件不成立)には、前方認識カメラ31Aの
画像情報に基づく白線認識は可能なので、前方認識カメ
ラ31Aの最新の画像情報を受けながらこれに基づいて
白線認識を行なって、前方認識カメラ31Aの画像情報
に基づく操舵用モータトルク基本値Tmb1を求めると
ともに、その係数Kを1から漸減させていって係数Kを
最終的には0にする。この場合、後方認識カメラ31B
の画像情報に基づく操舵用モータトルク基本値Tmb2
の係数Fは0のままとする。
【0032】一方、前方認識カメラ31Aの画像情報の
みが白線認識不能になった場合(条件不成立)には、
前方認識カメラ31Aの画像情報に基づく白線認識は不
能なので、白線認識が不能になる直前の前方認識カメラ
31Aの画像情報に基づく白線認識から操舵用モータト
ルク基本値Tmb1を求めるとともに、その係数Kを1
から0に向けて漸減させていく。これとともに、白線認
識が可能な後方認識カメラ31Bの画像情報に基づく白
線認識から操舵用モータトルク基本値Tmb2を求める
とともに、その係数Fを0から漸増させていく。この係
数Fの漸増はより緩慢に行なうのが好ましく、これによ
り、前方認識カメラ31Aの画像情報に基づく制御から
後方認識カメラ31Bの画像情報に基づく制御に切り替
わりながら目標操舵用モータトルクTmbは漸減してい
く。そして、係数Kが0になったら、今度は漸増させて
いた係数Fを漸源させていく。
【0033】さらに、前方認識カメラ31A及び後方認
識カメラ31Bの両画像情報が白線認識不能になった場
合(条件不成立)には、両認識カメラ31A,31B
の画像情報に基づく白線認識は不能なので、それぞれ白
線認識が不能になる直前の認識カメラ31A,31Bの
画像情報に基づく白線認識から操舵用モータトルク基本
値Tmb1,Tmb2を求めるとともに、各係数K,F
を0に向けて漸減させていく。
【0034】このように走行レーン逸脱防止サポートを
終了する際には、目標操舵用モータトルクTmbを急激
に0にするのではなく、緩やかに0にするようにしてい
る。また、前方認識カメラ31Aが白線認識不能の場合
は、目標操舵用モータトルクTmbを0に漸減する過程
で、白線認識可能な後方認識カメラ31Bの情報を用い
て目標操舵用モータトルクTmbを設定することで、制
御精度を確保できるようにしている。
【0035】また、走行レーン逸脱防止サポートの実施
条件が成立していない状態から成立するようになった
ら、前方認識カメラ31Aの画像情報に基づく操舵用モ
ータトルク基本値Tmb1の係数Kを漸増させるととも
に、後方認識カメラ31Bの画像情報に基づく操舵用モ
ータトルク基本値Tmb2の係数Fが0でなければこの
係数Fを漸減させていく。これにより、目標操舵用モー
タトルクTmbを急激にTmb1にするのではなく、緩
やかにTmb1にするようにしている。
【0036】また、操舵制御手段14では、走行レーン
逸脱防止装置が作動状態にある旨を警報/表示装置32
に表示したり、操舵アクチュエータ3を作動させる際、
或いは、操舵アクチュエータ3を作動させる前に、車線
逸脱のおそれがある旨を、警報/表示装置32に表示又
は警告したりするようになっている。本発明の一実施形
態としての走行レーン逸脱防止装置は、上述のように構
成されているので、例えば図3に示すように動作する。
【0037】つまり、エンジンキースイッチが入力され
たら制御を開始し、同時にタイマをスタートさせ、予め
設定されたメイン周期(制御のメインルーチン制御周
期)を経過したかの判定(ステップA10)に基づい
て、周期的にステップA20に進み、車輪速センサ,ハ
ンドル角センサ,ヨーレイトセンサ等の各センサや制御
スイッチ等からの情報を入力され、さらに、ステップA
30に進み、前方カメラ情報及び後方カメラ情報を入力
され、これに基づいてレーン認識を行なう。つまり、白
線認識(レーン認識)が可(OK)か不可(NG)かを
判定し、可(OK)であれば、横ずれ量yf,このヨー
角Θf,道路曲率ρfを推定する。
【0038】そして、ステップA40に進み前方カメラ
情報からの白線認識(レーン認識)が可(OK)か否か
を判定し、前方カメラ情報からの白線認識が可(OK)
であれば、ステップA50に進み後方カメラ情報からの
白線認識(レーン認識)が可(OK)か否かを判定す
る。ここで、後方カメラ情報からの白線認識が可(O
K)であれば、ステップA60に進み、残る作動条件、
即ち、自車両の車速Vが所定車速V1(60km/h)
以上の中高速領域にあること、及び、制御スイッチ33
がオン状態であること、が成立しているかを判定する。
【0039】ここで、残る作動条件が何れも成立すれば
走行レーン逸脱防止サポートの実施条件が成立すること
になり、この場合は、前方カメラ情報による操舵用モー
タトルク基本値Tmb1の可変係数Kが1未満か否かを
判定し(ステップA70)、可変係数Kが1未満なら、
可変係数Kを所定の微小量dK0だけ増加させる(ステ
ップA80)。そして、後方カメラ情報による操舵用モ
ータトルク基本値Tmb2の可変係数Fが0よりも大か
否かを判定し(ステップA90)、可変係数Fが0より
も大なら、可変係数Fを所定の微小量dF0だけ減少さ
せる(ステップA100)。
【0040】そして、次式(1A)により前方カメラ情
報による操舵用モータトルク基本値Tmb1を算出し、
次式(1B)により後方カメラ情報による操舵用モータ
トルク基本値Tmb2を算出し、これらの値Tmb1,
Tmb2と上記の可変の係数K,Fとから、前記の式
(2)により目標操舵用モータトルクTmbを算出し
て、これに基づいて、このモータトルクTmbを発生す
るように操舵アクチュエータ3の電動モータを制御する
(ステップA110) Tmb1=k1・α+k2・r+k3・Θf+k4・yf+k5・V・ρf ・ ・ ・ ・ ・ ・ (1A) Tmb2=k1・α+k2・r+k3・Θf+k4・yf+k5・V・ρf ・ ・ ・ ・ ・ ・ (1B) また、走行レーン逸脱防止装置が作動状態にある旨や車
線逸脱のおそれがある旨を、警報/表示装置32に表示
又は警告する。
【0041】このように、可変係数Kの漸増と、可変係
数Fが0でない場合の可変係数Fの漸減とによって、目
標操舵用モータトルクTmbは徐々に前方カメラ情報に
よる操舵用モータトルク基本値Tmb1になっていくの
で、走行レーン逸脱防止サポートの開始時又は復帰時
(一旦停止してから再び開始される場合)に、操舵アク
チュエータ3の電動モータによるモータトルクTmbが
急増することがなく、ドライバが戸惑ってしまうことも
ない。また、ドライバは、走行レーン逸脱防止サポート
が作動状態にあることを警報/表示装置32を通じても
認識できるので、この点からも走行レーン逸脱防止サポ
ートの開始時にドライバに戸惑いを生じさせないように
することができる。
【0042】また、ステップA60において、残る作動
条件の何れかが成立しなければ走行レーン逸脱防止サポ
ートの実施条件は成立しないことになり、この場合は、
前方カメラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb
1の可変係数Kが0よりも大か否かを判定し(ステップ
A130)、可変係数Kが0よりも大なら、可変係数K
を所定の微小量dK1だけ減少させる(ステップA14
0)。そして、ステップA90に進み、後方カメラ情報
による操舵用モータトルク基本値Tmb2の可変係数F
が0よりも大か否かを判定し、可変係数Fが0よりも大
なら、可変係数Fを所定の微小量dF0だけ減少させる
(ステップA100)。
【0043】そして、前記の式(1A)により前方カメ
ラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb1を算出
し、前記の式(1B)により後方カメラ情報による操舵
用モータトルク基本値Tmb2を算出し、これらの値T
mb1,Tmb2と上記の可変の係数K,Fとから、前
記の式(2)により目標操舵用モータトルクTmbを算
出して、これに基づいて、このモータトルクTmbを発
生するように操舵アクチュエータ3の電動モータを制御
する(ステップA110) また、走行レーン逸脱防止装置が停止する旨を、警報/
表示装置32にを表示又は警告する(ステップA12
0)。
【0044】このようにして、可変係数Kの漸減と、可
変係数Fが0でない場合の漸減とによって、目標操舵用
モータトルクTmbは徐々に減少していくので、走行レ
ーン逸脱防止サポートの中止時に、操舵アクチュエータ
3の電動モータによるモータトルクTmbが急減するこ
とがなく、ドライバが戸惑ってしまうこともない。ま
た、ドライバは、走行レーン逸脱防止サポートが中止さ
れることを警報/表示装置32を通じても認識できるの
で、この点からも走行レーン逸脱防止サポートの中止時
にドライバに戸惑いを生じさせないようにすることがで
きる。
【0045】ステップA50において、後方カメラ情報
からの白線認識(レーン認識)が不可(NG)と判定さ
れれば、ステップA150に進み、前方カメラ情報によ
る操舵用モータトルク基本値Tmb1の可変係数Kが0
よりも大か否かを判定し、可変係数Kが0よりも大な
ら、可変係数Kを所定の微小量dK1だけ減少させる
(ステップA160)。そして、ステップA170に進
み、後方カメラ情報による操舵用モータトルク基本値T
mb2の可変係数Fが0よりも大か否かを判定し、可変
係数Fが0よりも大なら、可変係数Fを所定の微小量d
F1だけ減少させる(ステップA180)。
【0046】そして、前記の式(1A)により前方カメ
ラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb1を算出
し、前記の式(1B)により後方カメラ情報による操舵
用モータトルク基本値Tmb2を算出し(後方カメラ情
報が不可になる直前の情報を用いて算出)、これらの値
Tmb1,Tmb2と上記の可変の係数K,Fとから、
前記の式(2)により目標操舵用モータトルクTmbを
算出して、これに基づいて、このモータトルクTmbを
発生するように操舵アクチュエータ3の電動モータを制
御する(ステップA110) また、走行レーン逸脱防止装置が停止する旨を、警報/
表示装置32にを表示又は警告する(ステップA12
0)。
【0047】このようにして、後方カメラ情報からの白
線認識(レーン認識)が不可(NG)になったら、可変
係数Kの漸減と、可変係数Fが0でない場合の漸減とに
よって、目標操舵用モータトルクTmbは徐々に減少し
ていくので、走行レーン逸脱防止サポートの中止時に、
操舵アクチュエータ3の電動モータによるモータトルク
Tmbが急減することがなく、ドライバが戸惑ってしま
うこともない。また、ドライバは、走行レーン逸脱防止
サポートが中止されることを警報/表示装置32を通じ
ても認識できるので、この点からも走行レーン逸脱防止
サポートの中止時にドライバに戸惑いを生じさせないよ
うにすることができる。
【0048】一方、ステップA40において、前方カメ
ラ情報からの白線認識(レーン認識)が不可(NG)と
判定されれば、ステップA190に進み、後方カメラ情
報からの白線認識(レーン認識)が可(OK)か否かを
判定する。後方カメラ情報からの白線認識(レーン認
識)が可(OK)ならステップA200に進み、前方カ
メラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb1の可
変係数Kが0よりも大か否かを判定し、可変係数Kが0
よりも大なら、ステップA210に進んで、可変係数K
を所定の微小量dK2だけ減少させるとともに、後方カ
メラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb2の可
変係数FをF=1−Kで算出する(即ち、可変係数Kの
減少に応じて可変係数Fを増加させる)。
【0049】また、ステップA200で、前方カメラ情
報による操舵用モータトルク基本値Tmb1の可変係数
Kが0よりも大でない、即ち、可変係数Kが0であると
判定されたら、ステップA220に進んで、後方カメラ
情報による操舵用モータトルク基本値Tmb2の可変係
数Fが0よりも大か否かを判定し、可変係数Fが0より
も大なら、ステップA230に進んで、可変係数Fを所
定の微小量dF2だけ減少させる。
【0050】ステップA210,A230の何れの場合
も、その後、前記式(1A)により前方カメラ情報によ
る操舵用モータトルク基本値Tmb1を算出し(前方カ
メラ情報が不可になる直前の情報を用いて算出)、前記
式(1B)により後方カメラ情報による操舵用モータト
ルク基本値Tmb2を算出し、これらの値Tmb1,T
mb2と上記の可変の係数K,Fとから、前記の式
(2)により目標操舵用モータトルクTmbを算出し
て、これに基づいて、このモータトルクTmbを発生す
るように操舵アクチュエータ3の電動モータを制御する
(ステップA110)また、走行レーン逸脱防止装置が
停止する旨を、警報/表示装置32にを表示又は警告す
る(ステップA120)。
【0051】このように、前方カメラ情報は不可である
が後方カメラ情報は可である場合、前方カメラ情報によ
る操舵用モータトルク基本値Tmb1の係数Kが0でな
ければ係数Kを漸減しながら係数Kが0になるまでは後
方カメラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb2
の係数Fを漸増して、不可である前方カメラ情報に代え
て可である後方カメラ情報を用いるようにしながら、係
数Kが0になってからは係数Fを漸減して、目標操舵用
モータトルクTmbを次第に0に近づけていく。
【0052】したがって、前方カメラ情報に代えて後方
カメラ情報を用いて制御精度を確保しながら、目標操舵
用モータトルクTmbを緩やかに減少させることがで
き、走行レーン逸脱防止サポートの中止時に、操舵アク
チュエータ3の電動モータによるモータトルクTmbが
急減することがなく、ドライバが戸惑ってしまうことも
ない。また、ドライバは、走行レーン逸脱防止サポート
が中止されることを警報/表示装置32を通じても認識
できるので、この点からも走行レーン逸脱防止サポート
の中止時にドライバに戸惑いを生じさせないようにする
ことができる。
【0053】なお、ステップA210における係数Fの
漸増量は係数Kの漸減量dK2と同一になっているが、
この係数Fの漸増量は係数Kの漸減量dK2と異なるも
のにせっていしてもよい。特に、係数Fの漸増量を係数
Kの漸減量dK2よりも小さきすれば、不可である前方
カメラ情報に代えて可である後方カメラ情報を用いるよ
うにした初期段階から、目標操舵用モータトルクTmb
を次第に0に近づけていくことができ、制御精度を確保
しモータトルクTmbの急減を防止しながら、比較的速
やかに走行レーン逸脱防止サポートの中止を完了でき
る。
【0054】また、ステップA190において、後方カ
メラ情報からの白線認識(レーン認識)が不可(NG)
ならステップA240に進み、前方カメラ情報による操
舵用モータトルク基本値Tmb1の可変係数Kが0より
も大か否かを判定し、可変係数Kが0よりも大なら、ス
テップA250に進んで、可変係数Kを所定の微小量d
K2だけ減少させる。さらに、ステップA260に進
み、後方カメラ情報による操舵用モータトルク基本値T
mb2の可変係数Fが0よりも大か否かを判定し、可変
係数Fが0よりも大なら、ステップA270に進んで、
可変係数Kを所定の微小量dF1だけ減少させる。
【0055】その後は、前記式(1A)により前方カメ
ラ情報による操舵用モータトルク基本値Tmb1を算出
し(前方カメラ情報が不可になる直前の情報を用いて算
出)、前記式(1B)により後方カメラ情報による操舵
用モータトルク基本値Tmb2を算出し、これらの値T
mb1,Tmb2と上記の可変の係数K,Fとから、前
記の式(2)により目標操舵用モータトルクTmbを算
出して、これに基づいて、このモータトルクTmbを発
生するように操舵アクチュエータ3の電動モータを制御
する(ステップA110)また、走行レーン逸脱防止装
置が停止する旨を、警報/表示装置32にを表示又は警
告する(ステップA120)。
【0056】これにより、前方カメラ情報及び後方カメ
ラ情報がともに不可(NG)になった場合は、両可変係
数K,Fが徐々に減少されて、目標操舵用モータトルク
Tmbを次第に0に近づけていくことができ、制御精度
を確保しモータトルクTmbの急減を防止しながら、走
行レーン逸脱防止サポートの中止を完了できる。なお、
上記の可変係数K,Fの増減量dK0,dK1,dK
2,dF0,dF1,dF2は、実験データ等に基づい
て適宜の値を設定すればよい。
【0057】ところで、上記のステップA120におけ
る表示に関しては、図4に示すように行なってもよい。
なお、図4は周期的に実施される制御である。また、こ
の例では、ディスプレイへの文字表示と音及び音声とに
よってドライバに通知(表示又は警告)するようにして
いる。図4に示すように、まず、前方カメラ情報による
操舵用モータトルク基本値Tmb1の可変係数Kが0よ
りも大か否かを判定し(ステップB10)、ここで、可
変係数Kが0よりも大なら、可変係数Kが1か否かを判
定する(ステップB20)。
【0058】ここで、可変係数Kが1ならば、走行レー
ン逸脱防止サポートは完全に実施されている状態(過渡
状態ではない)であり、ディスプレイに「作動中」等の
走行レーン逸脱防止サポート実施中である旨を文字表示
するとともに、表示フラグDflagを1にセットする
(ステップB30)。この表示フラグDflagは走行
レーン逸脱防止サポートの完全作動状態及び完全作動状
態から停止に至る過渡時に1とされ、走行レーン逸脱防
止サポートの停止状態及び停止から完全作動に至る過渡
時に0とされる。
【0059】ついで、音声フラグVflagが1か否か
を判定する(ステップB40)。この音声フラグVfl
agは走行レーン逸脱防止サポートが完全実施されると
1にセットされ、走行レーン逸脱防止サポートが完全停
止されると0にセットされる。したがって、今回の制御
周期ではじめて走行レーン逸脱防止サポートが完全実施
された(即ち、前回の制御周期では可変係数Kが1でな
く今回の制御周期で可変係数Kが1となった)場合、音
声フラグVflagは0とされており、ステップB50
に進んで、「作動開始します」等の走行レーン逸脱防止
サポートを開始した旨を音声案内する。また、これと同
時に、音声フラグVflagを1とする。
【0060】このステップB50において音声フラグV
flagが1とされてから、走行レーン逸脱防止サポー
トの完全実施が継続すると、その後制御周期では、ステ
ップB40の判定でステップB50を迂回するため、
「作動開始します」等の走行レーン逸脱防止サポートを
開始した旨の音声案内は開始時に1度だけ行なわれるこ
とになる。
【0061】一方、可変係数Kが0よりも大であるが1
ではない(つまり、可変係数Kが0〜1の間にある)場
合、ステップB20からステップB70に進み、音声フ
ラグVflagが1か否かを判定する。音声フラグVf
lagが1なら、ステップB80に進み、「作動中」の
文字表示を点滅させるとともに、「ピッピッピッ」等の
作動停止予告音を発生させるなどによって、これから走
行レーン逸脱防止サポートが中止される過渡状態である
旨をドライバに伝える。ただし、音声フラグVflag
が0なら、ステップB80の処理は行なわない。
【0062】このステップB80の処理は、走行レーン
逸脱防止サポートの作動が完全に停止しない限りは、つ
まり、可変係数Kが0とならない限り、及び、可変係数
Kが0となっても可変係数fが0とならない限り(ステ
ップB60)、実施される。そして、可変係数K,Fが
ともに0となったら、ステップB10,B60を経てス
テップB90に進み、ディスプレイに「作動停止」等の
走行レーン逸脱防止サポートを停止した旨を文字表示す
るとともに、表示フラグDflagを0にセットする。
【0063】ついで、音声フラグVflagが1か否か
を判定する(ステップB100)。今回の制御周期では
じめて走行レーン逸脱防止サポートが停止になる場合
(即ち、前回の制御周期では可変係数K,Fがともに0
でなく今回の制御周期で可変係数K,Fがともに0とな
った場合)、音声フラグVflagは1とされており、
ステップB110に進んで、「作動停止します」等の走
行レーン逸脱防止サポートを停止した旨を音声案内す
る。また、これと同時に、音声フラグVflagを0と
する。
【0064】このステップB110において音声フラグ
Vflagが0とされてから、走行レーン逸脱防止サポ
ートの完全停止が継続すると、その後制御周期では、ス
テップB100の判定でステップB110を迂回するた
め、「作動停止します」等の走行レーン逸脱防止サポー
トを停止した旨の音声案内は停止時に1度だけ行なわれ
ることになる。
【0065】このように、走行レーン逸脱防止サポート
の作動が完全に停止されると、ステップB90で表示フ
ラグDflagが0にセットされるので、走行レーン逸
脱防止サポートの作動が完全に実施されて、ステップB
30で表示フラグDflagが1にセットされる間で
は、つまり、走行レーン逸脱防止サポートの停止状態か
ら作動状態への過渡時には、ステップB80の処理は行
なわない。
【0066】このようにして、文字表示と音及び音声の
案内によってドライバに走行レーン逸脱防止サポートの
実施,停止,過渡(特に、実施から停止への過渡)の各
状態を認識させることができ、システム作動状態からシ
ステム停止状態に遷移する際、それを事前にドライバに
知らせることでドライバの混乱を防いで、走行レーン逸
脱防止サポートの制御をドライバに受け入れやすくする
ことができる。
【0067】なお、本発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、
主センサ(主検出手段,第1検出手段)は前方認識カメ
ラ31Aで副センサ(副検出手段,第2検出手段)は後
方認識カメラ31Bであるが、これらの主センサ,副セ
ンサはこれに限るものではなく、前方認識カメラを2つ
設けて一方を主センサ、他方を副センサとしたり、前方
認識カメラを正センサ、認識カメラ以外の検出手段(例
えばレーザレーダ)を副センサとしたりしても良い。
【0068】さらに、上述の実施形態では、副センサは
後方認識カメラ1つであるが、例えば図5に示すよう
に、副センサを複数設けても良い。図5において図1と
同符号は同様のものを示しており説明を省略する。この
場合には、レーン認識OKの条件は、「主センサ31A
がOKでかつ副センサ31Ba〜31bnのうち少なく
とも一つがOKであること」とすればよい。また、「主
センサがNG又は副センサがすべてNG」の場合、シス
テムの停止を予告することとすればよい。
【0069】また、主センサの情報に基づく操舵用モー
タトルク基本値をTmbとし、各副センサ31Ba〜3
1bnの情報に基づく操舵用モータトルク基本値をそれ
ぞれTm1〜Tmnとし、F1〜FnをTm1〜Tmnに対応
する可変係数とすると、目標操舵用モータトルクTmb
は次式(3)によって算出すればよい。 Tmb=K・Tmb+F1・Tm1+F2・Tm2+・・・+Fn・Tmn ・ ・ ・ ・ ・ ・ (3 ) なお、このような副センサの例としては、リアビューカ
メラによる白線認識や、超音波センサによる側壁までの
距離の検出や、レーザレーダで先行する車両の横位置を
検出するなどの構成が考えられる。
【0070】なお、レーン位置を正しく認識できない確
率が高い副センサについては、システム停止までの所定
時問を短めに設定しておくことで誤作動の確率を減らす
こともできる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の走行レー
ン逸脱防止装置(請求項1)によれば、所要の操舵用制
御トルクを操舵系へ付与する状態から付与停止の状態へ
の切替直後、及び/又は、該付与停止状態から該付与状
態への切替直後といった過渡時には、該操舵用制御トル
クを漸減又は漸増させるようにするので、走行レーン逸
脱防止サポートを実施から中止とする場合や、中止から
実施とする場合に、ドライバが戸惑いを感じないように
することができ、走行レーン逸脱防止サポートの制御を
ドライバに受け入れやすくすることができる。
【0072】上記の所要の操舵用制御トルクを該操舵系
へ付与する状態から付与停止の状態への切替時、及び/
又は、該付与停止の状態から該付与する状態への切替時
には、その旨をドライバに通知することにより(請求項
2)、走行レーン逸脱防止サポートを中止する場合や実
施する場合に、ドライバがこれを確実に認識することが
でき、走行レーン逸脱防止サポートの制御をドライバに
受け入れやすくすることができる。
【0073】所定条件が成立した場合には、該操舵アク
チュエータによる該操舵系への該所要の操舵用制御トル
クの付与を行ない、該所定条件が成立しない場合には、
該操舵アクチュエータによる該操舵系への該操舵用制御
トルクの付与を停止するように設定されると共に、上記
の所要の操舵用制御トルクを該操舵系へ付与する状態か
ら付与停止の状態への切替直後、及び/又は、該付与停
止状態から該付与状態への切替直後の過渡時には、該操
舵用制御トルクを漸減又は漸増させるように構成するこ
とにより(請求項3)、走行レーン逸脱防止サポートを
中止する場合や実施する場合に、ドライバが戸惑いを感
じないようにすることができ、走行レーン逸脱防止サポ
ートの制御をドライバに受け入れやすくすることができ
る。
【0074】第1検出手段及び該第2検出手段がいずれ
も検出可能であれば該第1検出手段からの検出情報に基
づいて該所要の操舵用制御トルクを算出し、該第1検出
手段及び該第2検出手段のいずれか一方のみが検出不能
となれば検出可能な検出手段からの検出情報と検出不能
となった検出手段からの最終検出情報とに基づいて上記
の漸減又は漸増の際の漸減制御トルク値又は漸増制御ト
ルク値を算出することにより(請求項4)、該操舵用制
御トルクの漸減又は漸増を容易に且つ適切に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる走行レーン逸脱防
止装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる走行レーン逸脱防
止装置のための車両装備を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる走行レーン逸脱防
止装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態にかかる走行レーン逸脱防
止装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態にかかる走行レーン逸脱防
止装置の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール(ハンドル) 2 ステアリングシャフト 3 操舵アクチュエータ 5 ECU(電子コントロールユニット) 11 横ずれ量推定手段 12 ヨー角推定手段 13 道路曲率推定手段 14 操舵制御手段 15 白線認識手段 21 車速検出手段(車輪速センサ) 22 ハンドル角検出手段 23 ヨーレイト検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 624F 626 626B 626C 626G B62D 5/04 B62D 5/04 G08G 1/16 G08G 1/16 C // B62D 101:00 B62D 101:00 113:00 113:00 119:00 119:00 137:00 137:00 (72)発明者 李 載寛 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC08 DA03 DA15 DA24 DA27 DA33 DA84 DA88 DB02 DC09 DC38 DD02 DD05 DD07 DE02 EB04 EB11 EC22 EC27 GG01 3D033 CA16 CA21 5H180 AA01 CC04 CC24 LL02 LL07 LL08 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レーンに対する自車両の位置情報を
    検出する検出手段と、操舵系に操舵用制御トルクを加え
    る操舵アクチュエータと、該検出手段による検出情報に
    基づいて該操舵アクチュエータを制御して該操舵系に所
    要の操舵用制御トルクを付与し該自車両を走行レーン内
    に保持する制御手段とそなえた走行レーン逸脱防止装置
    において、 該検出手段は、少なくとも第1検出手段と第2検出手段
    とを有し、 該制御手段は、該第1検出手段と該第2検出手段とがい
    ずれも上記の走行レーンに対する自車両の位置情報の検
    出が可能な状態であれば、上記の所要の操舵用制御トル
    クを該操舵系に付与するように設定され、該第1検出手
    段と該第2検出手段とのうちの少なくとも何れか一方が
    上記の走行レーンに対する自車両の位置情報の検出が不
    能な状態であれば、上記の所要の操舵用制御トルクの該
    操舵系への付与を停止するように設定されると共に、上
    記の所要の操舵用制御トルクを該操舵系へ付与する状態
    から付与停止の状態への切替直後、及び/又は、該付与
    停止状態から該付与状態への切替直後の過渡時には、該
    操舵用制御トルクを漸減又は漸増させることを特徴とす
    る、走行レーン逸脱防止装置。
  2. 【請求項2】 上記の所要の操舵用制御トルクを該操舵
    系へ付与する状態から付与停止の状態への切替時、及び
    /又は、該付与停止の状態から該付与する状態への切替
    時には、その旨をドライバに通知することを特徴とす
    る、請求項1記載の走行レーン逸脱防止装置。
  3. 【請求項3】 該制御手段は、所定条件が成立した場合
    には、該操舵アクチュエータによる該操舵系への該所要
    の操舵用制御トルクの付与を行ない、該所定条件が成立
    しない場合には、該操舵アクチュエータによる該操舵系
    への該操舵用制御トルクの付与を停止するように設定さ
    れると共に、上記の所要の操舵用制御トルクを該操舵系
    へ付与する状態から付与停止の状態への切替直後、及び
    /又は、該付与停止状態から該付与状態への切替直後の
    過渡時には、該操舵用制御トルクを漸減又は漸増させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の走行レーン逸
    脱防止装置。
  4. 【請求項4】 該制御手段は、該所要の操舵用制御トル
    クを算出するとともに、上記の過渡時における該操舵用
    制御トルクの漸減又は漸増の際の漸減制御トルク値又は
    漸増制御トルク値を該所要の操舵用制御トルクに基づい
    て算出する制御トルク算出手段をそなえ、 該制御トルク算出手段は、該第1検出手段及び該第2検
    出手段がいずれも検出可能であれば該第1検出手段から
    の検出情報に基づいて該所要の操舵用制御トルクを算出
    し、該第1検出手段及び該第2検出手段のいずれか一方
    のみが検出不能となれば検出可能な検出手段からの検出
    情報と検出不能となった検出手段からの最終検出情報と
    に基づいて上記の漸減又は漸増の際の漸減制御トルク値
    又は漸増制御トルク値を算出することを特徴とする、請
    求項1〜3の何れかの項に記載の走行レーン逸脱防止装
    置。
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