JP2003039536A - 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体 - Google Patents

中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体

Info

Publication number
JP2003039536A
JP2003039536A JP2001227877A JP2001227877A JP2003039536A JP 2003039536 A JP2003039536 A JP 2003039536A JP 2001227877 A JP2001227877 A JP 2001227877A JP 2001227877 A JP2001227877 A JP 2001227877A JP 2003039536 A JP2003039536 A JP 2003039536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
foam
parison
hollow
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001227877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3791766B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Gokuraku
広行 極楽
Onori Imanari
大典 今成
Masato Naito
真人 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSP Corp filed Critical JSP Corp
Priority to JP2001227877A priority Critical patent/JP3791766B2/ja
Publication of JP2003039536A publication Critical patent/JP2003039536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3791766B2 publication Critical patent/JP3791766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、突合せ融着部分の強度が優れた中
空発泡成形体の製造方法、及び突合せ融着部分の強度が
優れ、更に外観、施工性にも優れた中空発泡成形体を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の中空発泡成形体の製造方法は、
熱可塑性樹脂発泡層を有する筒状の発泡パリソンを金型
間に配置し、該金型を型締めして軟化状態にある発泡パ
リソンを挟み、該発泡パリソンの余剰部分を押し潰しな
がら、発泡パリソン内に加圧気体を吹き込むこと及び/
又は金型と発泡パリソンの間を減圧することにより、金
型形状に対応した形状の中空発泡成形体を製造する方法
において、金型が型締めされることにより金型内面に型
締めラインが形成され、少なくとも一部の型締めライン
を形成する金型面どうしの型締め角度が20〜160°
の範囲内となるように構成されている金型を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡パリソンをブ
ロー成形することにより中空発泡成形体を製造する方法
と、該方法によって得られる成形体であって、自動車部
品、容器、電化製品部材等に好適に用いられる中空発泡
成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中空発泡成形体の製造は、ソ
リッドの熱可塑性樹脂についてのブロー成形方法を応用
することにより行われてきた。
【0003】上記ソリッドの熱可塑性樹脂のみからなる
中空発泡成形体の製造法は、押出機から押出された筒状
のパリソンを二つの金型で挟み、内部に空気を吹込んで
金型形状に対応した形状を付与することにより、中空発
泡成形体を得る方法である。パリソンがソリッドの熱可
塑性樹脂のみからなる場合、成型時にパリソンの体積が
増大するという現象は起きない。従って、金型内面の周
長より小さい周長のパリソンを押出し、金型を閉鎖して
パリソンの下部等を塞いだ後、パリソン内部に加圧気体
を吹込んでパリソンを拡張することにより、成型品に金
型内面に対応する形状を容易に付与することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中空発
泡成形体の製造に上記ソリッド樹脂のブロー成形方法を
そのまま応用すると、発泡層が破壊されるという問題が
発生する。即ち、中空発泡成形体製造用の発泡パリソン
は発泡層を有するので、発泡パリソン内部に高圧の気体
を吹き込むと、その圧力によって発泡層が押しつぶさ
れ、目的の密度を有する発泡層を得られなかったり、発
泡パリソンが拡張される際に気泡が過度に引き伸ばされ
るので、気泡膜が損傷し、良好な発泡層を形成すること
ができない等という問題が発生する。
【0005】この発泡層が破壊されるという問題を解消
するために、図7(a)に示すように、金型を閉鎖する
前に発泡パリソン31を極端に拡張しなくても目的とす
る形状の成形品を得ることができる程度まで発泡させて
から、図7(b)に示すように、金型32aと金型32
bとを型締めして、金型32aと金型32bとで発泡パ
リソン31を挟んで、発泡パリソン31の余剰部分33
を押し潰しながら、発泡パリソン31内に加圧気体を吹
き込んで、金型形状に対応した中空発泡成形体を製造す
る方法が行われている。
【0006】かかる方法によれば、発泡層の破壊を防
ぎ、目的とする密度の発泡層を形成することはできる。
しかし、この方法では発泡パリソン31から余剰部分3
3が切断除去されるので、中空発泡成形体を得るために
は、発泡パリソンが金型32に挟まれて突合された部
分、即ち突合せ部分35aと突合せ部分35bとを融着
させなければならない。ところが、発泡パリソン31内
に加圧気体が吹き込まれると、突合せ部分35a,35
bはそれぞれ突合される方向と反対方向に押し広げられ
るので、図7(c)のAに示すように、金型32a、3
2b側の突合せ部分35a,35bどうしは融着する
が、金型内面から離れるほど融着しなくなる傾向があ
る。その結果、突合せ部分35a,35bどうしが融着
した部分(以下、突合せ融着部分という。)の肉厚が成
形体の壁面37の平均肉厚と比べ薄くなり、従来の中空
発泡成形体は該突合せ融着部分の強度が弱くなるという
問題を有していた。
【0007】上記中空発泡成形体の製造において、上記
突合せ融着部分の肉厚が薄くなるという弊害を回避する
ための方法が、特公平5−50977号公報に開示され
ている。該方法においては、図8に示すように、突合せ
融着部分を外方向に突出するリブ41として形成するこ
とにより、突合せ融着部分の肉厚が薄くなることを防い
でいる。
【0008】しかし、特公平5−50977号公報の方
法は、突合せ融着部分の強度を向上させることはできる
が、外観が悪く成型品から突出しているリブ41が施工
上の障害になるという新たなる問題が発生した。即ち、
該方法により製造された中空発泡成形体42は、自動車
の空調ダクトのような限られた空間内に配置する場合、
このリブが障害となり、ダクト本体の断面の大きさを小
さくせざるを得ない等の問題を有するものであった。
【0009】本発明は、突合せ融着部分の強度が優れた
中空発泡成形体の製造方法、及び突合せ融着部分の強度
が優れ、更に外観、施工性にも優れた中空発泡成形体を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)熱可塑性樹脂発泡層を有する筒状の発泡パリソン
を金型間に配置し、該金型を型締めして軟化状態にある
発泡パリソンを挟み、該発泡パリソンの余剰部分を押し
潰しながら、発泡パリソン内に加圧気体を吹き込むこと
及び/又は金型と発泡パリソンの間を減圧することによ
り、金型形状に対応した形状の中空発泡成形体を製造す
る方法において、金型が型締めされることにより金型内
面に型締めラインが形成され、少なくとも一部の型締め
ラインを形成する金型面どうしの型締め角度が20〜1
60°の範囲内となるように構成されている金型を用い
ることを特徴とする中空発泡成形体の製造方法、(2)
熱可塑性樹脂発泡層を有する中空発泡成形体において、
該中空発泡成形体表面のいずれかの稜線部分には金型に
より押し潰された余剰部分を切断することにより融着ラ
インが形成されており、該融着ラインの内方向には突合
せ融着部分が形成されており、少なくとも一部の融着ラ
インに対する直角方向の突合せ融着部分の長さが、成形
体の壁面の平均厚さの60%以上であることを特徴とす
る中空発泡成形体、を要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法においては、図
1に示すように、熱可塑性樹脂発泡層1(以下、発泡層
1という。)を有する筒状の発泡パリソン2をダイ3か
ら押出し、該押出された発泡パリソン2を金型4間に配
置し、該金型4を型締めして軟化状態にある発泡パリソ
ン2を挟み、該発泡パリソン2の余剰部分を押し潰しな
がら、発泡パリソン2内に加圧気体を吹き込むこと及び
/又は金型4とパリソン2の間を減圧することにより、
金型4形状に対応した形状の中空発泡成形体を形成す
る。
【0012】前記ダイ3から押出された筒状の発泡パリ
ソン2は、発泡層1が直ちに発泡を開始するので体積が
増大し、発泡パリソン2の一部は、図2(a)に示すよ
うに、金型の成形室7よりはみ出すように金型4間に配
置される。このように金型4内に配置された発泡パリソ
ン2は、極端に拡張しなくても目的とする形状に引伸ば
すことができるので、発泡パリソン2が引き伸ばされる
際に気泡膜が損傷することがなく、良好な発泡層1が形
成される。
【0013】本発明方法においては次に、図2(b)に
示すように、金型4を形締めし、型締め面5aと型締め
面5bとを突合せて発泡パリソン2を挟み、余剰部分6
を押し潰す。このとき、金型4が型締めされることによ
り金型内面に型締めライン9が形成され、発泡パリソン
2は型締めライン9に沿って余剰部分が切断されるの
で、型締めと同時に余剰部分6を除去することができ
る。
【0014】但し、上記余剰部分6は、中空発泡成形体
11を成形した後の後工程において除去してもよい。
【0015】本明細書における型締めライン9とは、図
2(b)(c)に示すように、一方の金型4aの型締め
面5aと他方の金型4bの型締め面5bとを突合せた場
合に、型締め面5aの内側の端縁と型締め面5bの内側
の端縁が接触することにより金型4の内面に形成される
直線及び/又は曲線をいう。尚、図2(b)(c)は型
締めライン9に対して垂直方向の断面を表す図面なの
で、図2(b)(c)における型締めライン9は、図面
上では点として現われている。
【0016】本発明方法においては、余剰部分6を押し
潰し、発泡パリソン2を型締めライン9に沿って切断し
ながら、同(c)に示すように、発泡パリソン2を金型
の成形室7の内側の壁8まで引伸ばして、中空発泡成形
体11に金型4の内面形状を付与し、次に中空発泡成形
体11を冷却することにより形状を固定してから、金型
4を開き中空発泡成形体11を取出す。尚、成形金型4
は、特に図示しないが、冷却装置を備え、一定温度以下
に制御されている。
【0017】発泡パリソン2に金型4の内側形状を付与
するには、図1に示すように、発泡パリソン2内に吹込
みノズル18を用いて加圧気体を吹込んで発泡パリソン
2内側を外側より高圧にして加圧することにより発泡パ
リソン2を引伸ばすことにより行なうか、減圧用配管1
9を通して発泡パリソン2と金型4の間の空気を排気し
て発泡パリソン2と金型4の間を減圧することによっ
て、発泡パリソン2内側を外側より高圧にしてその差圧
を利用して発泡パリソン2を引伸ばすことにより行な
う。本発明方法においては、発泡パリソン2内に加圧気
体を吹込むと同時に、発泡パリソン2と金型4の間を減
圧する方法を採用すると、発泡パリソン2を均一に引伸
ばすことができるので、良好な中空発泡成形体11を得
ることができる。
【0018】本発明の発泡層1を有する発泡パリソン2
は、押出機を用いて発泡層1を構成する樹脂等を発泡剤
と共に加熱し、溶融し、混練して発泡性溶融樹脂とし、
該発泡性溶融樹脂をダイ3を通して大気中に筒状に押出
すことによって形成する。
【0019】尚、後述するように、発泡パリソン2を発
泡層1と非発泡熱可塑性樹脂層とからなる多層構造のも
のとして構成する場合は、発泡層1を構成する発泡性溶
融樹脂と非発泡熱可塑性樹脂層を構成する溶融熱可塑性
樹脂とをダイ3の中にて合流させ、該ダイ3の中で積層
した後、大気中に筒状に押出すことによって多層構造の
発泡パリソン2を形成する。
【0020】本発明方法における発泡パリソン2の発泡
層1を構成する樹脂としては、通常は、成形性に優れる
と共に容易に入手できることから、ポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂が使用
される。但し、本発明方法はこれらに限定するものでは
なく、通常発泡体を得るために使用される熱可塑性樹脂
であれば、発泡層1を構成する樹脂として使用すること
ができる。例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂等を使用することもでき
る。
【0021】前記発泡層1を構成するポリエチレン系樹
脂としては、エチレンの単独重合体、エチレンと炭素数
が3〜12個のα−オレフィンとからなる共重合体等が
60重量%以上含有されているものが挙げられ、具体的
には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が好ま
しい。
【0022】また、前記発泡層1を構成するポリプロピ
レン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体や共重合
体等が60重量%以上含有されているものが挙げられ、
共重合成分としては、エチレン、ブチレン、その他のα
−オレフィンが挙げられ、該α−オレフィンの炭素数は
12以下、好ましくは8以下である。
【0023】また、発泡層1を構成するポリスチレン系
樹脂としては、スチレンの単独重合体や共重合体が挙げ
られ、その共重合体中に含まれるスチレン系モノマー単
位は少なくとも25重量%以上、好ましくは50重量%
以上、より好ましくは70重量%以上である。具体的に
は、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合
体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチ
ル共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリスチレン−ポリフェニレンエー
テル共重合体、ポリスチレンとポリフェニレンエーテル
との混合物などが例示される。
【0024】またビカット軟化点が110℃以上のポリ
スチレン系樹脂を使用して発泡層1を構成すると、ポリ
スチレン系樹脂発泡成形体の耐熱性を向上させることが
できる。尚、本明細書において、樹脂のビカット軟化点
はJISK7206−1991(試験荷重はA法、伝熱
媒体の昇温速度は50℃/時の条件)にて求められる値
を指す。
【0025】本発明方法においては、発泡層を構成する
熱可塑性樹脂に、脆性改善等を目的としてスチレン−共
役ジエンブロック共重合体やその水添物などのゴム成分
をブレンドしたものや、リサイクルされたポリスチレン
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂やポリエチレン系樹脂等
からなるリサイクル樹脂を40重量%以下の割合でブレ
ンドしたものも使用することができる。
【0026】また発泡層1を構成する樹脂には、気泡調
整剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、赤外線反射剤、難
燃剤、流動性向上剤、耐候剤、着色剤、熱安定剤、酸化
防止剤、充填剤等の各種添加剤を必要に応じて添加して
もよい。
【0027】発泡層1は物理発泡剤を用いて形成するこ
とが、高い発泡倍率の発泡層1を容易に形成できるとい
う点で好ましい。該物理発泡剤としては、例えば、プロ
パン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタ
ン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、
シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、塩化メチル、塩化
エチル等の塩化炭化水素、1,1,1,2−テトラフロ
ロエタン、1,1−ジフロロエタン等のフッ化炭化水
素、沸点が押し出し温度以上の各種アルコールなどのよ
うな液体、又は炭酸ガス、窒素等の無機ガスなどが挙げ
られる。これらの物理発泡剤は、混合して用いることも
できる。
【0028】又、上記物理発泡剤と、炭酸水素ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、アゾジカルボンアミド等の分
解型発泡剤(化学発泡剤)を併用してもよい。
【0029】本発明方法における発泡パリソン2は、図
3(a)に示すように、発泡層1の外面に非発泡熱可塑
性樹脂層12を積層して多層発泡パリソンとして構成す
ることが好ましい。該多層発泡パリソンから得られた中
空発泡成形体は、寸法精度、強度などが向上し、外観的
にも優れたものとなる。
【0030】また発泡パリソン2は、図3(b)に示す
ように、外面及び内面に非発泡熱可塑性樹脂層12、1
3を積層した3層構造として構成してもよい。かかる3
層構造の発泡パリソン2は、押出安定性、強度がより一
層向上し、発泡層1の発泡倍率向上効果も期待できる。
【0031】前記非発泡熱可塑性樹脂層12、13を構
成する樹脂としては、例えば前述のポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、その
他、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、メタク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、ポリ
ビニルアルコール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、及び
これらのブレンドポリマーや共重合体等が挙げられる。
なかでも特に、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン系
樹脂は、得られる成形体の機械的特性、耐熱性が良好で
あることから好ましく、これらの中でも、高メルトスト
レングスポリプロピレン系樹脂や高メルトストレングス
高密度ポリエチレン等は、成形体の外観も特に良好であ
り好適なものである。また、外観、機械的特性について
はポリスチレン系樹脂、特に、耐衝撃性ポリスチレンも
好適なものである。
【0032】尚、非発泡熱可塑性樹脂層12,13は単
層のものに限定されず、多層構造のものも包含する。例
えばポリアミド系樹脂等のガスバリヤー性樹脂層を有す
る多層の樹脂層等が挙げられる。
【0033】本発明方法において用いる金型4は、少な
くとも一部の型締めラインを形成する金型面どうしの型
締め角度が20〜160°の範囲内、好ましくは30〜
120°の範囲内となるように構成されている。
【0034】尚、前記少なくとも一部の型締めラインと
は、型締めライン9の全長の30%以上であることを意
味し、より優れた強度を有する突合せ融着部分15を形
成するという観点から、好ましくは60〜100%であ
り、更に好ましくは80〜100%である。
【0035】かかる金型4を用いると、発泡パリソンが
型締め面5aと型締め面5bとに挟まれ押し潰されて余
剰部分6が形成されると同時に、型締めライン9の内方
向において発泡パリソンの突合せ部分14aと突合せ部
分14bとを容易に融着させることができ、しかも突合
せ融着部分の寸法を十分に確保できるので、突合せ融着
部分15の強度を向上させることができる。
【0036】前記金型面どうしの型締め角度が20〜1
60°の範囲内となるように金型を構成するには、例え
ばパリソン2の押出方向に対する垂直断面が矩形等の角
部を有する成形体であれば、図2に示すように、型締め
ラインが上記断面における角部に位置するように構成す
ることが挙げられる。かかる金型を用いると、発泡成形
体の突合せ融着部分を外方向に突出するリブとして形成
しなくとも、得られる発泡成形体11の突合せ融着部分
15の強度を向上させることができるため好ましい。
【0037】金型面の型締め角度が20°未満の場合
は、発泡層1の潰し量が大きくなりすぎるため、その潰
された発泡層1を構成する樹脂が流動し、気泡が破壊さ
れて発泡層の有する機能及び突合せ融着部分15の強度
が低下する虞がある。一方、金型面の型締め角度が16
0°を超える場合は、突合せ融着部分15の融着距離を
長くするという本発明方法の効果を得ることが難しくな
り、突合せ融着部分15の強度を向上させることができ
なくなる虞がある。
【0038】本発明方法においては、突合せ融着部分1
5の強度を優れたものとするという観点からは、型締め
ライン9の全体にわたって金型面どうしの型締め角度が
20〜160°の範囲内に形成されていることが好まし
いが、本発明方法においては型締めライン9の一部にお
いてかかる範囲内に形成されていればよい。
【0039】本明細書において、前記金型面どうしの型
締め角度は、金型が閉鎖された状態における型締めライ
ンに垂直な金型の断面を示す金型図面を使用して求め
る。具体的には、金型の断面の一例である図4に示すよ
うに、図面上に現れている型締めライン9を点aとし、
該点aを中心として、半径r=10mm(但し、実際の
金型の寸法に対する現尺で10mmである。)の円17
を描き、該円17と金型の内側壁面16a、16bを表
す直線又は曲線との交点b、cを定め、該交点b、cの
それぞれにおける金型の内側壁面16a、16bを表す
直線または曲線の接線を引き、該二本の接線が交わる角
度を金型面どうしの型締め角度αとする。
【0040】但し、金型の型締めラインを形成する部分
に、例えば図5に示すような、リブ18がある場合はそ
のリブ18を除いた形状として型締め角度を求める。具
体的には、図5に示すように、リブ18と金型の内側壁
面16a、16bを表す曲線等との交点e,fを求め、
交点eと交点fを結ぶ直線の中点を点aとし、該点aを
中心として半径r=10mmの円17を描き、該円17
と金型の内側壁面16a、16bを表す曲線等との交点
b、cを定め、該交点b、cのそれぞれにおける金型の
内面を表す曲線等の接線を引き、該二本の接線が交わる
角度を金型面どうしの型締め角度αとする。
【0041】本発明の中空発泡成形体20は、前述した
中空発泡成形体の製造方法により、筒状発泡成形体、内
部に閉鎖された中空部を有する発泡成形体、発泡成形体
の内部に外部と連通する中空部を有するもの等として製
造することができる。従って、本発明の中空発泡成形体
20は、熱可塑性樹脂発泡層21(以下、発泡層21と
いう。)を有し、軽量性、断熱性、衝撃性等に優れたも
のである。
【0042】発泡層21の見掛け密度は、基材樹脂の種
類によって異なるが、0.025〜0.4g/cm
好ましく、0.07〜0.3g/cmがより好まし
い。該見掛け密度が0.025g/cm3未満の場合
は、引張り強度や圧縮強度等の物理的強度が弱くなる虞
がる。一方、見掛け密度が0.4g/cm3を超える場
合は、軽量性、断熱性、衝撃性がなくなる虞がある。
【0043】発泡層21の平均気泡径は、基材樹脂の種
類によって異なるが、0.1〜5mmが好ましく、0.
3〜2mmがより好ましい。平均気泡径が0.1mm未
満の場合は、成形体の寸法安定性が悪くなる虞れがあ
る。また平均気泡径が5mmを超える場合は、外観が悪
くなる虞や、断熱性が低下する虞れがある。
【0044】尚、発泡層21の平均気泡径は、ASTM
D3576−77に準拠した方法により測定する。具
体的には、発泡層断面を拡大投影し、投影画像上に直線
を引き、その直線と交差する気泡数をカウントし、画像
上の直線長さを気泡数で割ることによって求めた値を更
に0.616で割って押出方向、幅方向及び厚み方向の
各方向における平均気泡径を求め、更にこれらの平均平
均径の算術平均することによって求められる値を発泡層
21の平均気泡径とする。
【0045】発泡層21の平均厚さは、2〜60mmが
好ましく、3〜30mmがより好ましい。該平均厚さが
2mm未満の場合は、断熱性が低下する虞れがある。一
方、平均厚さが60mmを超える場合は、発泡層21が
連続気泡化する虞れがある。
【0046】又、本発明の中空発泡成形体20の表面の
いずれかの稜線部分には、図6に示すように、金型によ
り押し潰された余剰部分を切断することにより融着ライ
ン26が形成され、該融着ライン26の内方向には突合
せ融着部分24が形成されている。該融着ライン26
は、前記発泡成形体の製造方法において、金型4が型締
めされる際に形成される型締めライン9に対応して形成
されたものである。また突合せ融着部分24は、前記突
合せ部分14aと突合せ部分14bとが融着することに
よって形成されたものである。
【0047】尚、中空発泡成形体20の表面の稜線部分
27とは、発泡成形体の隣り合う2つの面が交わってな
す直線をいう。但し、図6に示す通り、発泡成形体の隣
り合う2つの面が交わってアール部をなす場合は該アー
ル部に相当する幅を持った部分を稜線部分とする。
【0048】本発明の中空発泡成形体20は、図6に示
すように、成形体の発泡層21の外面に非発泡熱可塑性
樹脂層22が積層されていることが好ましく、成形体の
発泡層21の内面にも非発泡熱可塑性樹脂層23が積層
されていることがより好ましい。非発泡熱可塑性樹脂層
22、23が積層されている中空発泡成形体20は、寸
法精度、強度などが向上し、外観的にも優れたものとな
る。
【0049】上記効果を得るためには、非発泡熱可塑性
樹脂層22、23の厚さは、0.2〜7mmが好まし
く、0.3〜3mmがより好ましい。該厚さが7mmを
超える場合は、発泡層21の独立気泡率や発泡倍率が低
下する虞があり、更にブロー成形時の金型再現性が悪化
する虞がある。
【0050】中空発泡成形体20の厚さは、基材樹脂に
よって異なるが、2〜60mmが好ましく、3〜30m
mがより好ましい。該厚さが2mm未満の場合は、断熱
性、寸法精度、強度、外観が低下する虞があり、厚さが
60mmを超える場合は、発泡層21の独立気泡率が低
下する虞がある。
【0051】中空発泡成形体20の密度は、基材樹脂に
よって異なるが、0.025〜0.4g/cm3が好ま
しく、0.07〜0.3g/cmがより好ましい。該
密度が0.025g/cm3未満の場合は、機械的強
度、外観において不充分なものとなる虞がある。一方、
密度が0.4g/cmを超える場合は、断熱性、軽量
性が不充分なものとなる虞がある。
【0052】本発明の中空発泡成形体20においては、
少なくとも一部の融着ライン26に対する直角方向の突
合せ融着部分24の長さが、成形体の壁面の平均厚さの
60%以上、好ましくは80%以上となるように構成さ
れている。該突合せ融着部分24の長さが、成形体の壁
面の平均厚さの60%未満の場合は、突合せ融着部分2
4の強度が弱くなり、中空発泡成形体20全体の強度が
低下する虞がある。これに対し、突合せ融着部分24の
長さが、成形体の壁面の平均厚さの60%以上であれ
ば、突合せ融着部分24の接着強度が優れた成形体とな
り、成形体自体の強度も向上する。突合せ融着部分24
の長さの上限はおおむね壁面の平均厚さの250%であ
る。
【0053】上記少なくとも一部の融着ライン26と
は、成形体の融着ライン26の全長の30%以上である
ことを意味し、より優れた強度を有する突合せ融着部分
24を形成するという観点から、好ましくは60%以上
であり、更に好ましくは80%以上である。
【0054】本明細書において、成形体の壁面25の平
均厚さとは、突合せ融着部分24から2cm以上離れて
いる壁面25における最大厚みと最小厚さを測定し、該
最大厚さと最小厚さを相加平均することによって求めら
れた値をいう。但し、中空発泡成形体の種類によって
は、成形体の壁面を押し潰すこと等により形成されたソ
リッド状部分を有するものもあるため、その場合の成形
体の壁面25の平均厚さを算出するためには、突合せ融
着部分24から2cm以上離れ、且つ該ソリッド状部分
から2cm以上離れている壁面25における最大厚みと
最小厚さを測定するものとする。
【0055】本明細書において、成形体の外部から内部
へ向かう突合せ融着部分24の長さは、突合せ部分14
aと突合せ部分14bとが融着することによって形成さ
れている両部分の境界線に沿って測定するものとし、該
境界線が曲線状の場合は、該曲線に沿って測定するもの
とする。
【0056】本発明の中空発泡成形体20においては、
成形体から外方向に突出すると共に内部に突合せ融着部
分24が形成されたリブが設けられていないことが好ま
しい。このような本発明の中空発泡成形体20は、突合
せ融着部分24の接着性に優れ充分な強度を有するもの
でありながら、不要なリブが施工上の障害になるという
欠点がなく、外観にも優れたものである。かかる発泡成
形体は、断熱ダクト、エネルギー吸収用の構造材として
使用する場合の施工性に優れたものである。
【0057】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明する。
【0058】実施例として型締めライン全長に対し94
%の長さの部分において、型締め角度が45〜90°の
金型を使用した。
【0059】ポリプロピレン単独重合体(モンテル社製
PF−814、メルトフローレート:3g/10分)1
00重量部に対して、気泡調整剤マスターバッチ(ステ
アリン酸ナトリウム5重量%、タルク10重量%が配合
されている。)3重量部を混合したものを、口径65m
mの押出機へ供給して加熱し溶融し混練し、発泡剤とし
てブタンを基材樹脂1kgに対し2.5gの割合で口径
65mmの押出機の途中から圧入混練して発泡性溶融物
とした。
【0060】一方、内層及び外層としてポリプロピレン
樹脂に着色剤を配合して、それぞれを口径40mmの2
台の押出機に別々に供給し、溶融混練して非発泡性溶融
物とした。
【0061】次いで、発泡性溶融物の温度を168℃、
非発泡性溶融物の温度を180℃に調整し、それぞれの
押出機に連結された各アキュームレータに充填した。次
に、各アキュームレータのラムを動かし各溶融物をアキ
ュームレータから射出すと共にダイ先端に配置されたゲ
ートを開くことにより、各溶融物は合流ダイ内にて積層
されてゲートから吐出速度30〜45kg/hr・cm
2で共押出された。アキュームレータからダイ内に導入
された各溶融物はダイ先端付近に設けられたゲート付近
で合流し、層状になってゲートより排出され、図3
(b)に示すような、内層(非発泡樹脂層)/発泡層/
外層(非発泡樹脂層)からなる3層構成の発泡パリソン
を形成した。得られた発泡パリソンは、高発泡倍率の発
泡層を有しているとともに、発泡パリソン表面が平滑で
あり、外観の優れた良好なものであった。
【0062】得られた発泡パリソンをダイから発泡させ
ながら真下に垂らして、水冷された金型内に配置した。
次に、該金型を型締めして発泡パリソンを挟むことによ
り発泡パリソンの余剰部分6を押し潰しながら、金型下
方に取り付けられた気体吹き込み口から発泡パリソン内
部に、発泡層を潰さない程度の圧力の加圧気体(空気)
を吹き込み、気体の吹き込み弁を閉止することにより、
発泡パリソン内部の圧力を保持し、同時に金型と発泡パ
リソンの間を減圧することにより、発泡パリソンを金型
形状に対応する形状とした後、成形体を金型から取り出
し、余剰部分を切断して中空発泡成形体を得た。
【0063】得られた中空発泡成形体は、金型形状に対
応した外形形状を有する筒状の中空発泡成形体で、発泡
パリソン押出方向に対する垂直断面形状が大部分におい
て矩形(長辺110mm、短辺45mm)であり、発泡
パリソン押出方向の長さが650mmのもので自動車用
ダクトとして使用できるものであった。
【0064】尚、得られた中空発泡成形体の対峙する稜
線部分には融着ラインが形成されており、該融着ライン
の内方向には突合せ融着部分が形成されていた(但し、
中空発泡成形体には該成形体から外方向に突出すると共
に内部に突合せ融着部分が形成されたリブが設けられて
いない)。また、中空発泡成形体の壁面の平均厚みは8
mmであり、該突合せ融着部分の長さが、成形体の型締
めライン全長の94%において7〜12mmであった。
該7〜12mmの長さを有する突合せ融着部分の引裂き
強度は、成形体の壁面の引裂き強度と同等以上であり、
得られた発泡成形体はその全体に裂け、へこみ等が見ら
れず外観も優れたものであった。
【0065】
【発明の効果】本発明方法によれば、成形体の外部から
内部へ向かう突合せ融着部分の寸法を十分確保できるの
で、リブを設けて突合せ融着部分を補強しないでも、十
分な強度を有する中空発泡成形体を得ることができる。
【0066】本発明の中空発泡成形体は、中空発泡成形
体表面のいずれかの稜線部分には金型により押し潰され
た余剰部分を切断することにより融着ラインが形成され
ており、該融着ラインの内方向には突合せ融着部分が形
成されており、融着ラインに対して直角方向の突合せ融
着部分の長さが、成形体の融着ラインの少なくとも一部
において成形体の壁面の平均厚さの60%以上となるよ
うに構成されているので、該成形体に不必要なリブを形
成しなくとも突合せ融着部分の強度が優れているもので
あると共に限られた空間内に容易に配置できる施工性を
兼ね備えたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するための説明図である。
【図2】(a)本発明方法を説明するための説明図であ
る。 (b)本発明方法を説明するための説明図である (c)本発明方法を説明するための説明図である
【図3】(a)外面に非発泡熱可塑性樹脂層が積層され
た発泡パリソンの一例の要部外観を示す斜視図である。 (b)外面及び内面に非発泡熱可塑性樹脂層が積層され
た発泡パリソンの一例の要部外観を示す斜視図である。
【図4】金型面どうしの型締め角度を求める作図法の一
例を示す図面である。
【図5】金型面どうしの型締め角度を求める作図法の他
の一例を示す図面である。
【図6】本発明の発泡成形体の断面斜視図である。
【図7】(a)従来の成型方法を説明するための説明図
である。 (b)従来の成型方法を説明するための説明図である。 (c)従来の成型方法を説明するための説明図である。
【図8】突合せ融着部分を外方向に突出するリブの中に
形成する成型方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 発泡層 2 発泡パリソン 4 金型 6 余剰部分 9 型締めライン 11 中空発泡成形体 20 中空発泡成形体 24 突合せ融着部分 25 壁面 26 融着ライン 27 稜線部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 真人 栃木県鹿沼市さつき町10−3 株式会社ジ ェイエスピー鹿沼研究所内 Fターム(参考) 4F202 AG07 AG20 AR12 CA15 CB01 CK83 4F208 AG07 AG20 AR12 LA01 LA09 LB01 LD16 LG11 LG33 LG42 LN10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂発泡層を有する筒状の発泡
    パリソンを金型間に配置し、該金型を型締めして軟化状
    態にある発泡パリソンを挟み、該発泡パリソンの余剰部
    分を押し潰しながら、発泡パリソン内に加圧気体を吹き
    込むこと及び/又は金型と発泡パリソンの間を減圧する
    ことにより、金型形状に対応した形状の中空発泡成形体
    を製造する方法において、金型が型締めされることによ
    り金型内面に型締めラインが形成され、少なくとも一部
    の型締めラインを形成する金型面どうしの型締め角度が
    20〜160°の範囲内となるように構成されている金
    型を用いることを特徴とする中空発泡成形体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂発泡層を有する中空発泡成
    形体において、該中空発泡成形体表面のいずれかの稜線
    部分には金型により押し潰された余剰部分を切断するこ
    とにより融着ラインが形成されており、該融着ラインの
    内方向には突合せ融着部分が形成されており、少なくと
    も一部の融着ラインに対する直角方向の突合せ融着部分
    の長さが、成形体の壁面の平均厚さの60%以上である
    ことを特徴とする中空発泡成形体。
JP2001227877A 2001-07-27 2001-07-27 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体 Expired - Lifetime JP3791766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227877A JP3791766B2 (ja) 2001-07-27 2001-07-27 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227877A JP3791766B2 (ja) 2001-07-27 2001-07-27 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003039536A true JP2003039536A (ja) 2003-02-13
JP3791766B2 JP3791766B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=19060469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001227877A Expired - Lifetime JP3791766B2 (ja) 2001-07-27 2001-07-27 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3791766B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241157A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kyoraku Co Ltd 発泡体ダクト
JP2006341514A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Jsp Corp 取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体の製造方法および取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体
JP2010203772A (ja) * 2010-06-25 2010-09-16 Kyoraku Co Ltd 発泡体ダクト
JP2014201254A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 キョーラク株式会社 空調ダクト及びその成形方法
JP2015074405A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社イノアックコーポレーション ダクト連結構造
WO2015178207A1 (ja) * 2014-05-23 2015-11-26 キョーラク株式会社 発泡成形体

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005241157A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kyoraku Co Ltd 発泡体ダクト
JP2006341514A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Jsp Corp 取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体の製造方法および取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体
JP2010203772A (ja) * 2010-06-25 2010-09-16 Kyoraku Co Ltd 発泡体ダクト
JP2014201254A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 キョーラク株式会社 空調ダクト及びその成形方法
JP2015074405A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 株式会社イノアックコーポレーション ダクト連結構造
WO2015178207A1 (ja) * 2014-05-23 2015-11-26 キョーラク株式会社 発泡成形体
JP2015221521A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 キョーラク株式会社 発泡成形体
CN106457647A (zh) * 2014-05-23 2017-02-22 京洛株式会社 发泡成形体
KR20190040093A (ko) * 2014-05-23 2019-04-16 교라꾸 가부시끼가이샤 발포 성형체
KR102120633B1 (ko) 2014-05-23 2020-06-09 교라꾸 가부시끼가이샤 발포 성형체
US11052594B2 (en) 2014-05-23 2021-07-06 Kyoraku Co., Ltd. Molded foam
US11628611B2 (en) 2014-05-23 2023-04-18 Kyoraku Co., Ltd. Molded foam

Also Published As

Publication number Publication date
JP3791766B2 (ja) 2006-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1403027B1 (en) Process for the production of a polypropylene resin hollow molded foam article
US6875484B1 (en) Multi-layer expansion-molded article of polypropylene resin, production process thereof, and container, shock-absorbing material for automobile and automotive member formed of the multi-layer expansion-molded article of polypropylene resin
KR100577033B1 (ko) 발포 블로우 성형품 및 그의 제조방법
CN107000300B (zh) 发泡吹塑制品的制造方法
EP1449634B1 (en) Foam-molded article and manufacturing method thereof
JP3707779B2 (ja) 発泡成形体の製造方法及び発泡成形体
CN104275764A (zh) 带表皮的聚烯烃类树脂发泡成型体的制备方法
TWI229633B (en) Skin-bearing expansion-molded article of thermoplastic resin, container, and shock-absorbing material for automobile
JP3791766B2 (ja) 中空発泡成形体の製造方法及び中空発泡成形体
JP2002192601A (ja) オレフィン系樹脂発泡層を有する発泡成形体の製造方法
JP4278088B2 (ja) 表皮付発泡成形体及びその製造方法
JP4256536B2 (ja) 中空発泡ブロー成形体の製造方法
JP2001047539A (ja) 多層ポリスチレン系樹脂発泡成形体
JP3311713B2 (ja) 保護材
JP2004122691A (ja) ポリオレフィン系樹脂中空発泡成形体
JP2001179805A (ja) 多層ポリエチレン系樹脂発泡成形体の製造方法
US20240025093A1 (en) Polypropylene-based resin expanded beads and molded article thereof
JPH02269033A (ja) 熱可塑性樹脂製中空体とその製造方法
JP2006341514A (ja) 取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体の製造方法および取付け部材を有する発泡樹脂中空成形体
JP2003285364A (ja) 冷却装置とそれを用いた厚物熱可塑性樹脂発泡シートの製造方法
JPH10291244A (ja) 発泡体充填押出成形品及びその製造方法
JP2000170383A (ja) 建築物用保護材
JP2011056768A (ja) 発泡シート製造用マンドレル、ポリオレフィン系樹脂発泡シート製造装置及びポリオレフィン系樹脂発泡シート製造方法
JP2000170384A (ja) 保護材

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3791766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250