JP2003039352A - ロボット - Google Patents

ロボット

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JP2003039352A
JP2003039352A JP2001230193A JP2001230193A JP2003039352A JP 2003039352 A JP2003039352 A JP 2003039352A JP 2001230193 A JP2001230193 A JP 2001230193A JP 2001230193 A JP2001230193 A JP 2001230193A JP 2003039352 A JP2003039352 A JP 2003039352A
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    • B25J9/106Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with articulated links
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの負荷トルクを軽減し、モータの小型
化を可能とするロボットを提供する。 【解決手段】 アーム部材A,第1リンク1,第2リン
ク2,及び第3リンク3によって、平行リンク機構を構
成し、第1リンク1及び第3リンク3を、基部6にて同
軸的に枢支する。第2リンク2と第3リンク3とを枢着
している枢軸によって、第3リンク3のリンク長より短
いリンク長の第4リンクの一端を、第2リンク2及び第
3リンク3に枢着し、第4リンク4と同じリンク長の第
5リンクの一端を、第4リンク4の他端に枢着する。第
5リンク5の他端を、基部6にて枢支し、この枢軸にモ
ータMの回転軸を連結して、第5リンク5にモータMの
回転に応じた動作を可能とさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節型のマニピ
ュレータ等のロボットに関し、特に、平行リンク機構を
利用したアームを有するロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】関節の機構に平行リンク機構等の四節回
転機構を利用したマニピュレータ等のロボットが知られ
ている。図2は、従来のこの種のロボットの構成を示す
側面図である。図2に示すロボットは、棒状のアーム部
材A、第1リンク1、第2リンク2、第3リンク3、及
び基部6から主に構成されている。
【0003】アーム部材Aの先端には、対象物を把持す
るためのハンド、又は対象物に対して溶接を行うための
溶接装置等のエンドエフェクタ(図示せず)が取り付け
られる。アーム部材Aの先端近傍は、アーム部材Aの中
心軸を中心として回動し、またアーム部材Aの長手方向
に対して屈曲することが可能とされている。
【0004】アーム部材Aの中間部、アーム部材Aの長
手方向の中央位置より若干基端側の位置には、第1リン
ク1の一端がアーム部材Aの長手方向に交差する方向の
枢軸によって枢着されている。一方、第1リンク1の他
端は旋回台61に前記枢軸と略同一方向の枢軸によって
枢支されている。
【0005】基部6は、この旋回台61及び基台62に
よって構成されている。基台62はモータ及び減速機等
を内蔵しており(図示せず)、これによって旋回台61
を水平方向に旋回させることが出来るようになってい
る。
【0006】アーム部材Aの基端部には、第2リンク2
の一端が前記枢軸と略同一方向の枢軸によって枢着され
ている。第2リンク2のリンク長(2つの枢軸間の距
離)は、第1リンク1のリンク長と略同寸とされてお
り、第2リンク2の他端は、第3リンク3の一端に前記
枢軸と略同一方向に長い枢軸によって枢着されている。
【0007】第3リンク3の他端は、前記第1リンクの
他端と同軸的に、旋回台61に枢支されている。また第
3リンク3のリンク長は、アーム部材Aと第1リンク1
との枢着位置及びアーム部材Aと第2リンク2との枢着
位置の間の距離と略同寸とされている。従って、アーム
部材A、第1リンク1、第2リンク2、及び第3リンク
3によって、平行リンク機構が構成された状態となって
いる。
【0008】旋回台61には、第1リンク1を回動する
ためのモータと、第3リンク3を回動するためのモータ
が対向配置されている(図示せず)。一方のモータは、
第1リンク1の枢軸にその回転軸が連結され、モータの
回転が第1リンク1へ伝達されるようになっており、他
方のモータは、第3リンク3の枢軸にその回転軸が連結
され、モータの回転が第3リンク3へ伝達されるように
なっている。
【0009】また、第2リンク2の下部は、第1リンク
1と反対側へ延長されており、この先端にバランサウェ
イト(重り)Wが設けられている。このバランサウェイ
トWは、アーム部材A、エンドエフェクタ、及び搬送す
る対象物等の質量と、旋回台61の第3リンク3に対す
る枢軸周りに均衡を保つために設けられており、これに
よって第3リンク3を回動せしめるモータへの負荷が軽
減される。
【0010】また、スプリングを内蔵するスプリングユ
ニット7が、第1リンク1と平行に配されており、スプ
リングユニット7の一端はアーム部材Aと第1リンク1
との枢軸に回動自在に取り付けられ、他端は旋回台61
の上端部分に回動自在に取り付けられている。このた
め、第1リンク1が傾倒し、アーム部材Aが移動したと
きに、スプリングユニット7によりアーム部材Aが移動
方向の反対側へ付勢され、第1リンク1を回動せしめる
モータへの負荷が軽減される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
従来のロボットにおいては、以下に説明するような理由
によって、特に可搬質量が100kg以上の場合に、第
3リンク3を回動せしめるモータに加わる負荷トルクが
甚大であるという問題があった。
【0012】図3は、従来のロボットでの力学的なつり
合い状態を説明する模式的側面図である。図に示す如
く、アーム部材Aの先端に力Fを下方へ与えたときであ
って、第3リンク3が水平な状態から図中反時計方向へ
角度θだけ傾斜している場合、アーム部材Aも水平方向
から同方向へ角度θだけ傾斜するので、力Fのアーム部
材Aに直交する方向の成分の大きさは、Fcosθとな
る。従って、アーム部材Aの基端部には、(1)式にて
示す力F1が加わることとなる。
【0013】 F1=(L/L3)Fcosθ …(1) 但し、L:アーム部材Aの第1リンク1との枢着位置か
らその先端までの長さ L3:アーム部材Aの第1リンク1との枢着位置から第
2リンク2との枢着位置までの長さ また、第3リンク3の第2リンク2との枢着位置には、
第2リンク2を介して力F1が加わり、第3リンク3の
リンク長はL3であるので、第3リンク3を回動せしめ
るモータMには、F1・L3(=L・Fcosθ)の大
きさの負荷トルクtが加わる。
【0014】従って、特に可搬質量が100kg以上の
ような、質量が大きい対象物を搬送する場合には、モー
タMへの負荷が甚大となり、大型のモータを必要として
いた。
【0015】また、この場合には、第3リンク3を基部
6に枢支している枢軸に加わるトルクが甚大となるた
め、第3リンク3、その枢軸、及びその周辺部材に大き
な応力が発生することとなり、この応力に耐え得るだけ
の剛性を確保する必要が生じ、これらの部材の大型化が
避けられないという問題があった。
【0016】また、モータMの大型化だけでなく、この
モータMの回転軸に連結される減速機を高減速比のもの
とする必要があり、このため対象物を高速に搬送するこ
とができないという問題があった。
【0017】更に、前記モータMの負荷を軽減するため
には、アーム部材A、エンドエフェクタ、及び搬送する
対象物等の質量と均衡を保ち得るだけの質量のバランサ
ウェイトWを取り付ければよいが、可搬質量が100k
g以上の場合では、大型のバランサウェイトWが必要と
なり、ロボット1自身の質量が大きくなるため、旋回台
61を水平方向へ旋回せしめるモータを大型化する必要
がある等の問題があった。
【0018】また、いわゆるハイブリッドリンク機構を
利用したロボットでは、以下に説明するような問題があ
った。
【0019】図4は、ハイブリッドリンク機構を利用し
たロボットの概略を模式的に示す側面図である。ハイブ
リッドリンク機構を利用したロボットは、4つのリンク
L11〜L14によって構成された平行リンク機構を有
しており、これらのリンクL11〜L14の内、上部に
配された横長のリンクL11には、その長手方向中間部
から上方へ延設部が設けれている。この延設部はその中
途で略直角に屈曲せしめられており、延設部の先端部分
には、モータ及び減速機等が取り付けられている(図示
せず)。このモータの回転軸が、減速機を介して、アー
ム部材Aの中間部に連結されている。このようにして、
リンクL11〜L14及びアーム部材Aによってハイブ
リッドリンク機構が構成されている。
【0020】また、リンクL11〜L14の内、アーム
Aの先端側に配された縦長のリンクL12及び下部に配
された横長のリンクL14は、同軸的に基部6に枢支さ
れており、リンクL12が基部6に内蔵されたモータ及
び減速機(図示せず)によって回動せしめられるように
なしてある。
【0021】このようなハイブリッドリンク機構を利用
したロボットにおいては、可搬質量が100kg以上の
ような、質量が大きい対象物を搬送する場合に、アーム
部材Aを回動せしめるモータへの負荷が甚大となる。ま
たこのモータへの負荷を減少させるためには、図4に示
す如く、アームAの基端を延長してバランサウェイトW
を取り付ける必要があり、このときにはリンクL12を
回動せしめるモータの負荷が増大する。このため、ハイ
ブリッドリンク機構を利用したロボットでは、可搬質量
が100kg以上の場合等に、各モータへの負荷が甚大
となり、大型のモータを利用する必要があった。
【0022】また、いわゆるシリアルリンク機構を利用
したロボットでは、以下に説明するような問題があっ
た。
【0023】図5は、シリアルリンク機構を利用したロ
ボットの概略を模式的に示す側面図である。シリアルリ
ンク機構を利用したロボットは、アーム部材Aの中間部
に、リンクL21の一端が枢着され、このリンクL21
の他端が基部6に枢支された構造をなしており、アーム
部材A及びリンクL21によってシリアルリンク機構が
構成されている。リンクL21の先端には、モータ及び
減速機が取り付けられており(図示せず)、これらによ
ってアーム部材Aが回動せしめられる。また基部6にも
モータ及び減速機が内蔵されており(図示せず)、これ
らによってリンクL21が回動せしめられる。
【0024】このようなシリアルリンク機構を利用した
ロボットにおいては、可搬質量が100kg以上のよう
な、質量が大きい対象物を搬送する場合に、ハイブリッ
ドリンク機構を利用したロボットと同様、アーム部材A
を回動せしめるモータへの負荷が甚大となり、これを減
少させるためには、アームAの基端を延長してバランサ
ウェイトWを取り付ける必要がある。このとき、リンク
L21を回動せしめるモータには、搬送する対象物の重
量だけでなく、バランサウェイトWの重量も負荷として
与えられることとなる。このため、シリアルリンク機構
を利用したロボットでは、可搬質量が100kg以上の
場合等に、各モータへの負荷が甚大となり、大型のモー
タを利用する必要があった。
【0025】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、大型のバランサウェイトを設けることなく、
モータへの負荷を軽減し、従来に比してモータ及び各種
部材の小型化を可能とし、しかも対象物の高速搬送を可
能とするロボットを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を以
下のような構成からなるロボットによって解決すること
ができる。
【0027】本発明に係るロボットは、基部と、棒状の
アーム部材と、該アーム部材の中間部にその一端が枢着
され、前記基部にその他端が枢支されている第1リンク
と、前記アーム部材の基端にその一端が枢着された第2
リンクと、該第2リンクの他端にその一端が枢着され、
前記基部に前記第1リンクの他端と同軸的にその他端が
枢支された第3リンクとを備え、前記アーム部材、前記
第1リンク、前記第2リンク、及び前記第3リンクによ
って四節回転機構が構成されているロボットにおいて、
前記第2リンクの他端及び前記第3リンクの一端の少な
くとも一方にその一端が枢着された第4リンクと、該第
4リンクの他端にその一端が枢着され、前記基部にその
他端が枢支された第5リンクと、該第5リンクの他端を
中心として前記第5リンクを回動せしめるアクチュエー
タとを備え、前記第5リンクのリンク長を、前記第3リ
ンクのリンク長よりも短くしてあることを特徴とする。
【0028】上記発明によれば、以下に説明するような
理由によって、第5リンクを回動せしめるアクチュエー
タへの負荷を従来に比して減少させることが出来る。
【0029】図6は、本発明に係るロボットの構成の一
例を模式的に示す側面図である。図に示す如く、第2リ
ンク2と第3リンク3とを枢着している枢軸によって、
第4リンク4の一端が第2リンク2及び第3リンク3に
枢着されており、また第4リンク4の他端に、横方向へ
設けられた枢軸によって第5リンク5が枢着されてい
る。また図6では、第5リンク5を回動せしめるアクチ
ュエータとして、モータMを用いた場合を示している。
【0030】図6に示したロボットでは、モータM1を
駆動することにより、第1リンク1を回動せしめた場合
に、アーム部材Aが第1リンク1の傾倒方向へ移動し、
モータMを駆動することにより、第5リンク5を回動せ
しめた場合に、アーム部材Aが第1リンク1との枢着位
置を中心に回動する。
【0031】図7は、本発明に係るロボットでの力学的
なつり合い状態を説明する模式的側面図である。図に示
す如く、アーム部材Aの先端に力Fを下方へ与えたとき
であって、第5リンク5が、その第4リンク4との接続
端をアーム部材Aの先端側(前方)へ向けて水平に配さ
れた状態から、図中時計方向へ角度Θだけ傾斜している
場合には、第5リンク5を枢支する枢軸に負荷トルクT
が与えられる。この負荷トルクTは、角度Θが0°<Θ
≦180°を満たすときには式(2)によって、角度Θ
が180°<Θ≦240°を満たすときには式(3)に
よって、角度Θが240°<Θ≦360°を満たすとき
には式(4)によって、その近似値が夫々与えられる。
但し、式(2)〜(4)では、第4リンク4と第5リン
ク5のリンク長を同一とし、基部6での第1リンク1及
び第3リンク3の枢支位置と第5リンク5の枢支位置と
を同一水平面上に配置した場合についての負荷トルクT
の近似値を表している。
【0032】
【数1】
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】 ここで式(2)〜(4)において、Lはアーム部材Aの
第1リンク1との枢着位置からその先端までの長さを、
L3は第3リンク3のリンク長を、L5は第5リンク5
のリンク長を夫々表しており、f(Θ),g(Θ),h
(Θ),k(Θ),m(Θ),n(Θ),p(Θ)は、
夫々式(5)〜(11)で与えられる関数である。
【0035】
【数4】
【0036】
【数5】
【0037】
【数6】
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】
【数9】
【0041】
【数10】 このようにして得られる負荷トルクTは、図2に示す従
来のロボットにおいて第3リンク3を回動せしめるモー
タに与えられる負荷トルクに比して非常に小さいものと
なる。このことを、図8(a),(b)に示すような本
発明に係るロボットの構成例及び従来のロボットの構成
例夫々における負荷トルクの演算結果を比較して説明す
る。図8(a)に示す本発明に係るロボットの構成例で
は、アーム部材Aの第1リンク1との枢着位置からその
先端までの長さを1900mmとし、第1リンク1及び
第2リンク2のリンク長を夫々1100mmとし、アー
ム部材A及び第3リンク3のリンク長を夫々800mm
とし、第4リンク4及び第5リンク5のリンク長Lを夫
々400mmとし、アーム部材Aが水平に配された状態
(以下、基準姿勢という)のときに第3リンク3と第4
リンク4とがなす角度を60°とし、基準姿勢のときに
第4リンク4と第5リンク5とがなす角度を60°とし
ている。また図8(b)に示す従来のロボットの構成例
では、アーム部材A、第1リンク1、第2リンク2、及
び第3リンク3のサイズを本発明に係るロボットの構成
例と同一としている。図9(a),(b)に、このよう
な構成の本発明に係るロボット及び従来のロボット夫々
についての負荷トルクT,tを、上述した式を用いて演
算した結果を示している。なお、図9(a),(b)に
示した演算結果は、アーム部材Aの先端に質量が500
kgの物体を取り付けられた本発明に係るロボットが、
基準姿勢から第3リンク3を図中矢符にて示す方向へ0
°〜30°回動させたとき姿勢を維持する場合に、第5
リンク5の枢軸JT5に加わる負荷トルクT、及びこれ
と同じ条件で従来のロボットの姿勢を維持する場合に、
第3リンク3の枢軸JT3に加わる負荷トルクtの分布
である。
【0042】図9(a),(b)に示すように、従来の
ロボットでの負荷トルクtは、8000〜9500Nm
であるのに対して、本発明に係るロボットでの負荷トル
クTは、4000〜4300Nmとなっている。このよ
うに、本発明による場合では、第5リンク5の枢軸JT
5に加わる負荷トルクTを、従来のロボットに係る第3
リンク3の枢軸JT3に加わる負荷トルクtに対して大
幅に軽減することが出来、このため、従来に比して小型
のアクチュエータを用いることが出来る。
【0043】また、本発明のロボットに係る第5リンク
5の枢軸JT5に加わる負荷トルクTを、従来のロボッ
トに係る第3リンク3の枢軸JT3に加わる負荷トルク
tに対して低減することが可能であるため、第5リンク
5、その枢軸JT5及びその周辺の部材に発生する応力
も低減され、これらの部材に要求される剛性等を緩和
し、これらの部材をよりコンパクトにすることが可能と
なる。
【0044】更に、第5リンク5をモータによって回動
させる場合、このモータの回転力を第5リンク5に伝達
する減速機の減速比を、従来のロボットに係る第3リン
ク3に連結された減速機の減速比よりも小さくすること
が出来、従って対象物をより高速に搬送することが可能
となる。
【0045】なお、アクチュエータは、必ずしもモータ
とする必要はなく、例えば油圧式又は空気圧式のシリン
ダとクランク機構又はリンク機構とを組み合わせ、シリ
ンダによる直線運動をクランク機構又はリンク機構によ
って回転運動へ変換して、第5リンク5を回動せしめる
構成としても良い。しかしながら、構造を単純化し、製
造コストを抑える目的から、モータを利用する方が望ま
しい。
【0046】また、第4リンク4の一端は、必ずしも上
述したように第2リンク2及び第3リンク3の枢着と同
軸的に第2リンク2及び第3リンク3に枢着する必要は
なく、第2リンク2及び第3リンク3を枢着するための
枢軸とは別に、第2リンク2及び第4リンク4を枢着す
るための枢軸を設け、これによって第4リンク4を第2
リンク2に枢着する構成であっても良く、また第2リン
ク2及び第3リンク3を枢着するための枢軸とは別に、
第3リンク3及び第4リンク4を枢着するための枢軸を
設け、これによって第4リンク4を第3リンク3に枢着
する構成であっても良い。しかしながら、部品点数を削
減し、製造コストを抑える目的から、第2リンク2及び
第3リンク3の枢着に利用されている枢軸を用いて、第
4リンク4を第2リンク2及び第3リンク3に枢着する
構成の方が望ましい。
【0047】上記発明においては、前記第5リンクの他
端を、前記第1リンク及び前記第3リンクが前記基部に
枢支されている位置から、前記第3リンクのリンク長よ
りも短い距離だけ離隔した位置にて、前記基部に枢支す
ることが望ましい。前記第5リンクの他端が前記基部に
枢支されている位置と、前記第1リンク及び前記第3リ
ンクが前記基部に枢支されている位置との距離が大きく
なる程、基部のサイズが大きくなり、ロボット自身の大
型化を招くとともに、前記第1リンク及び前記第3リン
クが前記基部に枢支されている位置から、前記第3リン
クのリンク長よりも長い距離を隔てた位置にて、前記第
5リンクの他端が前記基部に枢支されている場合には、
以下に説明するような理由によって、ロボットの可動範
囲が小さくなる。
【0048】図10は、ロボットの可動範囲を説明する
模式的側面図である。図中実線にて示すように、第5リ
ンク5の他端が、第1リンク1及び第3リンク3が基部
6に枢支されている位置から、第3リンク3のリンク長
よりも短い距離だけ隔てた位置に設けられた枢軸O1に
よって基部6に枢支されている場合には、ロボットの可
動範囲の限界である、第4リンク4及び第5リンク5が
直線状に並んだ状態のときに、アーム部材Aの長手方向
が略鉛直方向となる。
【0049】一方、図中二点鎖線にて示すように、第5
リンク5の他端が、第1リンク1及び第3リンク3が基
部6に枢支されている位置から、第3リンク3よりも長
い距離を隔てた位置に設けられた枢軸O2によって基部
6に枢支されている場合には、第4リンク4及び第5リ
ンク5が直線状に並んだ状態のときに、実線で示したア
ーム部材Aの傾斜角度に比して、アーム部材Aの傾斜角
度が小さくなる。このように、第5リンク5の他端を、
第1リンク1及び第3リンク3が基部6に枢支されてい
る位置から、第3リンク3のリンク長よりも短い距離だ
け離隔した位置にて、基部6に枢支することにより、ロ
ボットの可動範囲を十分に確保することが出来る。
【0050】また、第5リンクの他端を枢支する位置
は、第1リンク及び第3リンクが基部に枢支されている
位置から、第3リンクのリンク長の0.8倍の長さより
も短い距離だけ離隔した位置に設定することがより望ま
しい。このようにすることにより、ロボットの可動範囲
を更に適切に確保することが出来る。
【0051】上記発明においては、前記第5リンクのリ
ンク長を、前記第3リンクのリンク長の0.3〜0.8
倍とすることが望ましい。第5リンクのリンク長が長く
なるに従い、第5リンクを回動せしめるアクチュエータ
に加わる負荷トルクは増大し、また第5リンクのリンク
長が短くなるに従い、アーム部材の可動範囲が小さくな
る。このような事情から、第5リンクのリンク長は、ア
クチュエータの出力及びアーム部材の可動範囲を勘案し
て設定する必要がある。従って、第5リンクのリンク長
を、第3リンクのリンク長の0.3〜0.8倍とするこ
とにより、前記アクチュエータに加わる負荷トルクが大
きくなり過ぎることを防止することが出来るとともに、
アーム部材の可動範囲が小さくなり過ぎることも防止す
ることが出来る。
【0052】上記発明においては、前記第4リンクのリ
ンク長を、前記第5リンクのリンク長の0.9〜1.1
倍とすることが望ましい。第4リンクのリンク長が短く
なるに従い、アーム部材の可動範囲が小さくなる。また
第4リンクのリンク長が長くなるに従い、アーム部材の
可動範囲が大きくなるが、ロボット自身が大型化する。
更に、第4リンクのリンク長が、第5リンクのリンク長
に対して長くなるに従い、第4リンクと第5リンクとが
なす角度が小さくなる。リンク機構において、リンク間
の角度が鋭角となり過ぎることは、リンク機構の剛性の
観点から好ましくない。このような事情から、第4リン
クのリンク長は、アーム部材の可動範囲、ロボットのサ
イズ、リンク機構の剛性等を勘案して設定する必要があ
る。従って、第4リンクのリンク長を、第5リンクのリ
ンク長の0.9〜1.1倍とすることにより、アーム部
材の可動範囲が小さくなり過ぎることを防止することが
出来るとともに、ロボット自身の大型化を防止すること
もでき、しかも第4リンク及び第5リンクの連結部分の
剛性を実用上十分なだけ確保することが出来る。
【0053】上記発明においては、ロボットの可搬質量
を100kg以上とすることが望ましい。可搬質量が1
00kg以上の比較的大型のロボットでは、上述した如
く第3リンクをアクチュエータによって直接回動せしめ
る構成とした場合、このアクチュエータに加わる負荷ト
ルクが、一般的に使用されるアクチュエータの出力では
対処できない程大きなものとなるが、第5リンクをアク
チュエータにて回動せしめ、第4リンク及び第5リンク
を介して第3リンクを回動させるようにすることによっ
て、より小型のアクチュエータを使用することが可能と
なり、製造コストの削減が期待できる。また、バランサ
ウェイトをより小型化することが可能となり、ロボット
の大型化を抑制することも期待できる。
【0054】また、可搬質量が100kg以上のロボッ
トでは、第3リンクのリンク長が300〜1000mm
のものが殆どである。この場合、第4リンク及び第5リ
ンクのリンク長を夫々150〜750mmとし、基準姿
勢のときの第3リンクと第4リンクとがなす角度及び第
4リンクと第5リンクとがなす角度を夫々30°〜70
°とすることが望ましい。ロボットの各構成部品のサイ
ズ及び仕様等に応じて、これらの範囲で前記リンク長及
び前記角度を適宜設定することにより、ロボット自身の
サイズ及びロボットの可動範囲を適切に設定することが
出来る。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るロ
ボットについて、図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0056】図1は、本発明の実施形態に係るロボット
の全体斜視図である。図1に示す如く、本実施形態に係
るロボットは、アーム部材A、第1リンク1、第2リン
ク2、第3リンク3、第4リンク4、第5リンク5、及
び基部6から主に構成されている。
【0057】アーム部材Aは、略鞍状をなす基端部A2
と、該基端部A2の一端面から延設された略丸棒状のア
ーム本体A1とを備えている。アーム本体A1の先端
は、該アーム本体A1の中心軸を中心とした回動が可能
とされているとともに、アーム本体A1の長手方向に対
して屈曲することが可能であるように、関節A3が設け
られている。関節A3の先端側には、対象物を把持する
ためのハンド、又は対象物に対して溶接を行うための溶
接装置等のエンドエフェクタ(図示せず)を取り付ける
ことが可能である取付部A4が設けられている。取付部
A4も、その中心軸を中心として回動することが可能と
されており、アーム本体A1、関節A3、及び取付部A
4が回動することで、手首に相当する動作を可能として
いる。
【0058】アーム部材Aの中間部、即ち基端部A2の
先端部分の下側は半円状に延設された部分を有してお
り、この半円の部分の中心には、アーム本体A1の長手
方向に交差する方向へ貫通する孔が設けられている。ま
た角棒状をなす第1リンク1は、その一端が二股に分か
れており、その両方に対向するように孔が設けられてい
る。この二股に分かれた一端で前記基端部A2の半円状
の部分を挟む状態とし、基端部A2及び第1リンク1夫
々に設けてある孔に枢軸を通すことにより、アーム部材
Aと第1リンク1とが枢着されている。そして、アーム
部材A及び第1リンク1が相対的に移動することによ
り、肘に相当する動作を可能としている。
【0059】一方、第1リンク1の他端には、第1リン
ク1の長手方向に交差する方向の枢軸が固着されてお
り、この枢軸が旋回台61に設けられた軸受けによって
回動自在に支持されている(図示せず)。旋回台61
は、円盤61aの上面に2つの突設部61b,61cが
対向配置されたような形状をなしており、各々の突設部
61b,61cは、上部が半円状とされた直方体の上部
をアーム部材Aの先端側へ傾斜した如き側面視形状をな
している。これらの内の一方の突設部61cに前述した
軸受けが設けられており、これによって第1リンク1の
他端が枢支されている。そして、第1リンク1が旋回台
61に対して回動することにより、肩に相当する動作を
可能としている。
【0060】更に旋回台61の2つの突設部61b,6
1cの上端部には、夫々スプリングユニット7,7の下
側のフックが係合されている。該スプリングユニット
7,7は、上下端夫々にフックが設けられており、その
両端が前記フックに夫々連結されているスプリングを内
蔵している。また、アーム部材Aと第1リンク1とを枢
着している枢軸の両端は、第1リンク1の外側に夫々突
出しており、この枢軸に夫々のスプリングユニット7,
7の上側のフックが係合されている。これによって、第
1リンク1が傾倒し、アーム部材Aが移動した場合に、
スプリングユニット7,7によりアーム部材Aが移動方
向の反対側へ付勢される。
【0061】またアーム部材Aの基端、即ち基端部A2
の基端面からは、二股に分かれた部分が延設されてお
り、二股に分かれた部分の両方には、夫々対向するよう
に、アーム本体A1の長手方向に交差する方向へ貫通す
る孔が設けられている。そのリンク長が第1リンク1の
リンク長と略同一である第2リンク2の一端にも孔が設
けられており、該第2リンク2の一端が基端部A2から
延設された二股に分かれた部分に挟まれる状態とされ、
これらの孔に枢軸が貫通されて、アーム部材Aと第2リ
ンク2とが枢着されている。
【0062】第2リンク2の他端の第1リンク1との対
向面の反対側の側面には、直方体のブロック状をなすバ
ランサウェイトWが固着されている。また第2リンク2
の他端は二股に分かれており、二股に分かれた部分の両
方には、夫々対向するように、第2リンク2の長手方向
に交差する方向へ貫通する孔が設けられている。第3リ
ンク3の一端にも孔が設けられており、この第3リンク
3の一端が前記第2リンク2の他端に挟まれる状態とさ
れ、これらの孔を枢軸が貫通されて、第2リンク2と第
3リンク3とが枢着されている。
【0063】また、第3リンク3の他端にも、一端側の
孔と略平行な孔が設けられている。この孔は、前述した
第1リンク1の他端に設けられた枢軸に遊嵌されてお
り、これによって第3リンク3の他端が旋回台61に枢
支されている。第3リンク3のリンク長は、基端部A2
に設けられた第1リンク1及び第2リンク2との枢着に
夫々用いられている孔間の距離と略同一とされており、
このためアーム部材A、第1リンク1、第2リンク2、
及び第3リンク3によって平行リンク機構が構成されて
いる。
【0064】第3リンク3のリンク長の約1/2のリン
ク長を有する第4リンク4の両端には、夫々孔が略平行
に設けられている。第2リンク2と第3リンク3とを枢
着する枢軸は、第2リンク2の外側の一方に突出せしめ
られており、これに前記第4リンク4の一端に設けられ
た孔が遊嵌されている。これにより、第4リンク4が第
2リンク2及び第3リンク3に対して回動することが可
能となっている。
【0065】第5リンク5のリンク長は、第4リンク4
のリンク長と略同一とされている。また、第5リンク5
の一端の一側面からは、枢軸が突出されている。この枢
軸は、第4リンク4の他端に設けられた孔に貫通せしめ
られており、これによって第4リンク4と第5リンク5
とが相対的に移動することが可能となっている。また第
5リンク5の他端の他側面からも、枢軸が突出せしめら
れており、この枢軸が旋回台61に設けられた軸受けに
よって回動自在に支持されている(図示せず)。更に具
体的には、旋回台61の突設部61cに、これの上側の
傾斜面の中途部分から円弧部61dが突出しており、こ
の円弧部61dの内部に前記軸受けが設けられていて、
第5リンク5が枢支されている。この枢支位置は、第1
リンク1を旋回台61が枢支する枢支位置の横に設けら
れており、これらの枢支位置の高さは略同一とされてい
る。
【0066】また、第4リンク4及び第5リンク5は、
前記平行リンク機構によって形成される四角形の外側に
て接続されている。なお、第4リンク4及び第5リンク
5を前記四角形の内側にて接続しても良いが、各リンク
間の干渉によるロボットの可動範囲の制限の観点から、
本実施の形態の如く、第4リンク4及び第5リンク5を
前記四角形の外側にて接続する構成の方が望ましい。
【0067】旋回台61は、第1リンク1を回動せしめ
るためのモータを内蔵している。このモータの回転軸
は、減速機構を介して、第1リンク1の他端に固定され
た枢軸に連結されており(図示せず)、モータの回転力
を第1リンク1に伝達することが可能とされている。
【0068】また旋回台61は、第5リンク5を回動せ
しめるモータMも内蔵している。このモータMは、円弧
部61dの内部に配されており、モータMの回転軸が、
減速機構を介して、第5リンク5の他端から突設された
枢軸に連結されている。これによってモータMの回転力
を第5リンク5に伝達することが可能となっている。
【0069】更に旋回台61は、短寸の略円柱形状をな
す基台62の上面に載置された状態とされている。基台
62は、旋回台61の円盤61aの直径と略同寸の直径
とされており、モータ及び減速機構が内蔵されている
(図示せず)。そして、このモータの回転力が旋回台6
1に伝達され、旋回台61を水平方向へ旋回させるよう
になっている。
【0070】以上の如き構成により、第1リンク1を回
動せしめるためのモータを駆動した場合には、第1リン
ク1がアーム部材Aの先端側又は基端側へ回動する。第
1リンク1がアーム部材Aの先端側へ回動したときに
は、第2リンク2も第3リンク3との枢着点を中心とし
て第1リンク1と略同一角度だけ同一方向へ回動し、こ
れに伴いアーム部材Aが水平方向からの角度を一定に保
ったままその先端側へ移動する。また第3リンク3,第
4リンク4、及び第5リンク5は移動しない。
【0071】第1リンク1がアーム部材Aの基端側へ回
動したときも同様に、第2リンク2が第3リンク3との
枢着点を中心として第1リンク1の回動角度と略同一角
度だけ同一方向へ回動し、これに伴いアーム部材Aが水
平方向からの角度を一定に保ったままその基端側へ移動
する。このときも同様に、第3リンク3、第4リンク
4、及び第5リンク5は移動しない。
【0072】一方、モータMを駆動した場合には、第5
リンク5が第3リンク3へ接近する方向(以下、正方向
という)又は第3リンク3から離隔する方向(以下、負
方向という)へ回動する。第5リンク5が正方向へ回動
したときには、第4リンク4が上方へ移動せしめられ、
これによって第3リンク3が押動され、旋回台61の枢
支位置を中心に正方向へ回動する。これに伴い第2リン
ク2が水平方向からの角度を一定に保ったまま上方へ移
動し、アーム部材Aの基端が持ち上げられる。アーム部
材Aは、第1リンク1との枢着位置を中心として回動
し、その先端が下方へ移動する。また、第1リンク1は
移動しない。
【0073】また第5リンク5が逆方向へ回動したとき
には、第4リンク4が下方へ移動せしめられ、これによ
って第3リンク3が旋回台61の枢支位置を中心に負方
向へ回動する。そして第2リンク2が水平方向からの角
度を一定に保ったまま下方へ移動し、アーム部材Aの基
端が引き下げられる。アーム部材Aが第1リンク1との
枢着位置を中心として回動し、その先端が上方へ移動す
る。このときも第1リンク1は移動しない。
【0074】これらの動作に伴い、旋回台61が旋回せ
しめられ、またアーム部材Aの先端の各可動部分が駆動
されることにより、エンドエフェクタを所要の位置へ移
動させることが出来る。
【0075】
【発明の効果】本発明に係るロボットによれば、アーム
部材を1つのリンクとし、これに対向配置される第3リ
ンク、並びにアーム部材及び第3リンクを夫々連結する
第1リンク及び第2リンクによって構成される平行リン
ク機構等の四節回転機構の内、第1リンク及び第3リン
クを同軸的に基部に枢支し、第2リンク及び第3リンク
の連結部分近傍で、第2リンク及び第3リンクの少なく
とも一方に第4リンクの一端を枢着し、該第4リンクの
他端に前記第3リンクのリンク長よりもそのリンク長が
短い第5リンクの一端を枢着し、該第5リンクの他端を
基部に枢支し、アクチュエータにより、この枢軸を中心
として第5リンクを回動すべく構成することにより、大
型のバランサウェイトを設けることなく、アクチュエー
タへの負荷を軽減し、従来に比して出力が小さいアクチ
ュエータを用いることが出来る。
【0076】また、第5リンク、その枢軸、及びその周
辺部材に過大な応力を発生させず、これらの部材の小型
化を可能とするとともに、第5リンクを高速に回動せし
めることが出来、対象物の高速搬送を可能とする等、本
発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るロボットの全体斜視図である。
【図2】 平行リンク機構を利用した従来のロボットの
構成を示す側面図である。
【図3】 従来のロボットでの力学的なつり合い状態を
説明する模式的側面図である。
【図4】 ハイブリッドリンク機構を利用した従来のロ
ボットの概略を模式的に示す側面図である。
【図5】 シリアルリンク機構を利用した従来のロボッ
トの概略を模式的に示す側面図である。
【図6】 本発明に係るロボットの構成の一例を模式的
に示す側面図である。
【図7】 本発明に係るロボットでの力学的なつり合い
状態を説明する模式的側面図である。
【図8】 負荷トルクの比較に用いたロボットの構成例
を示す模式図である。
【図9】 図8の構成例に対する負荷トルクの演算結果
を示す図表である。
【図10】 ロボットの可動範囲を説明する模式的側面
図である。
【符号の説明】
1 第1リンク 2 第2リンク 3 第3リンク 4 第4リンク 5 第5リンク 6 基部 61 旋回台 62 基台 A アーム部材 A1 アーム本体 A2 基端部 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 隆浩 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3C007 BS10 BS22 CV08 CW08 CY36 HT12 3J062 AA38 AB28 AC09 AC10 BA12 CB03 CB18 CB28 CB33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、棒状のアーム部材と、該アーム
    部材の中間部にその一端が枢着され、前記基部にその他
    端が枢支されている第1リンクと、前記アーム部材の基
    端にその一端が枢着された第2リンクと、該第2リンク
    の他端にその一端が枢着され、前記基部に前記第1リン
    クの他端と同軸的にその他端が枢支された第3リンクと
    を備え、前記アーム部材、前記第1リンク、前記第2リ
    ンク、及び前記第3リンクによって四節回転機構が構成
    されているロボットにおいて、 前記第2リンクの他端及び前記第3リンクの一端の少な
    くとも一方にその一端が枢着された第4リンクと、該第
    4リンクの他端にその一端が枢着され、前記基部にその
    他端が枢支された第5リンクと、該第5リンクの他端を
    中心として前記第5リンクを回動せしめるアクチュエー
    タとを備え、前記第5リンクのリンク長を、前記第3リ
    ンクのリンク長よりも短くしてあることを特徴とするロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 前記第5リンクは、前記第1リンク及び
    前記第3リンクが前記基部に枢支されている位置から、
    前記第3リンクのリンク長よりも短い距離だけ離隔した
    位置にて、前記基部に他端が枢支されていることを特徴
    とする請求項1に記載のロボット。
  3. 【請求項3】 前記第5リンクのリンク長を、前記第3
    リンクのリンク長の0.3〜0.8倍としてあることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 【請求項4】 前記第4リンクのリンク長を、前記第5
    リンクのリンク長の0.9〜1.1倍としてあることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のロボット。
  5. 【請求項5】 可搬質量が100kg以上であることを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のロボット。
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