JP2003038070A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2003038070A
JP2003038070A JP2001229110A JP2001229110A JP2003038070A JP 2003038070 A JP2003038070 A JP 2003038070A JP 2001229110 A JP2001229110 A JP 2001229110A JP 2001229110 A JP2001229110 A JP 2001229110A JP 2003038070 A JP2003038070 A JP 2003038070A
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JP
Japan
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rod
fishing
rubber
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fishing rod
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JP2001229110A
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English (en)
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Takafumi Harada
孝文 原田
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れ、ゴミなどが詰まりにくい竿部
品を有する釣竿を提供する。 【解決手段】 この釣竿の穂先側グリップ7は、竿体1
0の周面に固定されている熱可塑性樹脂製の略筒状の基
部18と、基部18の周面に化学結合によって密着複合
化されたゴムカバー19とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リールシートやグ
リップ等の様々な竿部品を装着した竿体を有する、魚釣
りに用いる釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】釣竿は、炭素繊維やガラス繊維等の強化
繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂素材からなる
先細り筒状の竿体からなり、その竿体の周面等には、リ
ールを装着するためのリールシートや、釣り人が竿体を
握る部分となるグリップ等が取り付けられている。
【0003】このリールシートやグリップ等は、釣りを
行う際に釣り人が直接手を当てて握る部分なので、滑り
止め効果やさわった際の感触等を考慮して、釣り人が直
接さわる表面部分にはゴム材が配置されるのが一般的で
ある。具体的には、これらの部品としては、ABS樹脂等
の硬質の熱可塑性樹脂で成型され竿体周面に固定され、
表面にウレタンゴムやブタジエンゴム等の合成ゴム等が
接着剤で貼り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うな釣竿の竿体に取り付けられる竿部品は、釣り人が直
接触れる部分であって強く力の加わる部分なので、長期
にわたって使用していると、熱可塑性樹脂とゴムとの接
着力が低下してゴムが剥がれてくる場合も考えられる。
また、釣りを行う際には釣り人は生き餌などに触れてお
り、その生き餌に触れた手でこれらの竿部品に触れる
と、熱可塑性樹脂とゴムとの隙間にゴミや餌のカス等が
入り込んで竿部品が汚れやすくまた臭いを発生すること
もある。
【0005】本発明の課題は、破損し易くまた汚れにく
い竿部品が付属している釣竿を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1の釣竿は、魚釣り
に用いる釣竿であって、繊維強化樹脂から構成される竿
体と、竿体に装着される熱可塑性樹脂製の基部及び基部
に化学結合によって密着複合化されたゴム部を有する竿
部品とを備えている。この釣竿では、竿部品の熱可塑性
樹脂製の基部とゴム部とが化学結合によって密着複合化
されており、接着剤等による物理結合で固定されておら
ず、両者がはずれにくく耐久性に優れる。また、両者の
間の隙間も生じないので、釣りを行っている際に生き餌
に触れた手で釣り人がこれらの竿部品に触れても、両者
の間にゴミや餌のかす等の不純物が入り込んでしまうこ
ともない。
【0007】このような基部としては、ポリフェニレン
エーテルやナイロンなどを基にしたプラスチック、例え
ば、VESTORAN(商標),VESTAMID(商標)(共にダイセ
ル・テグザ(株)社製)等が挙げられる。そして、これ
らの基部にニトリルゴムやスチレンブタジエンゴム等か
らなるゴム部をそれらの界面においてラジカル反応など
で化学結合させることになる。
【0008】これらの竿部品の製造方法としては、まず
第1ステップで基部を金型内で射出成形し、第2ステッ
プで、その基部を別途金型内に配置しゴム材を射出成型
しつつ両者を化学結合させる方法などがある。従来に比
べて接着工程がなく工程数が減ると共に接着剤のはみ出
し等もなく不良品率も低下する。そして、コスト削減に
もつながる。
【0009】発明2の釣竿は、発明1の釣竿であって、
竿部品は、竿体周面に配置されるグリップ,リールシー
ト又は竿体の竿元側端部に装着される底栓,尻栓であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本
発明の第1実施形態を採用した釣竿1の竿元側部分を図
1に示す。この釣竿1は、炭素繊維やガラス繊維等の強
化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなる先
細り筒状の竿体10と、竿体10の竿元側周面に固定さ
れる手元側グリップ11と、その穂先側の竿体10の周
面に配置されるリールシート12と、その穂先側の竿体
10の周面に配置される穂先側グリップ17とを有して
いる。
【0011】リールシート12は、リールを脱着自在に
装着する部分であり、竿体10の周面に固定される硬質
合成樹脂からなる略筒状の本体部13と、本体部13の
周面に設けられるゴムカバー14と、本体部13の穂先
側に配置される移動フード15と、移動フード15の穂
先側に隣接して配置されるナット部16とを有する。図
2に詳しく示すように、本体部13は、竿体10の周面
に直接接着固定される熱可塑性樹脂からなる略筒状の部
材である。例えば、VESTORAN(商標),VESTAMID(商
標)(共にダイセル・テグザ(株)社製)等の熱可塑性
合成樹脂によって射出成型されたものであり、別途成形
後竿体10周面に接着固定され若しくは直接竿体10の
周面に射出成形して竿体10に固定されている。穂先側
に向かって開口する固定フード13aを有し、この固定
フード13aにリールの脚部の一端を収納する。軸方向
に伸びる溝等を後述のゴムカバー14との固着性向上の
ために形成してもよい。また、成形後軸方向端部には必
要に応じて金属リング等がはめ込まれる。
【0012】図3に示すように、ゴムカバー14は本体
部13の周面、特に、固定フード13a側を一部欠損し
た状態で本体部13の周面を覆うように配置される変形
筒状のゴム部材である。例えば、NR/SBR,SBR,NBR,N
BR/SBR,EPDM等のゴム素材からなり、本体部13に対
して化学結合し密着複合化されている。具体的には、上
述の本体部13を成形後別途金型においてその周面に直
接射出成形して架橋剤やラジカル反応剤等で化学結合さ
せて密着複合化させている。
【0013】移動フード15は、本体部13の穂先側に
伸びる小径部分の周面に周方向に回転不能且つ軸方向に
移動自在に配置されている略短筒型の部材であり、リー
ルの脚部の他端を収納可能となっている。一方、ナット
部16は移動フード15に相対的に周方向回転自在に連
結されつつ、本体部13の穂先側に伸びる小径部分の周
面に形成されるねじ部に螺合している。そして、ナット
部16を回転させることで、移動フード15と共に本体
部13上を軸方向に移動する。
【0014】図4に示すように、穂先側グリップ17は
基部18と、基部18の周面に配置されるゴムカバー1
9とからなる。基部18は、竿体10の周面に直接接着
固定される熱可塑性樹脂からなる略筒状の部材である。
上述のリールシート12の本体部13と同様に、例え
ば、VESTORAN(商標),VESTAMID(商標)(共にダイセ
ル・テグザ(株)社製)等の熱可塑性合成樹脂によって
射出成型されて形成される。一方、ゴムカバー19は基
部18の周面全体を覆うように配置されるゴム部材であ
る。例えば、NR/SBR,SBR,NBR,NBR/SBR,EPDM等の
ゴム素材からなり、基部18に対して化学結合し密着複
合化されている。上述のリールシート13と同様の製造
方法で成型可能であり、成型後軸方向両端には保護用に
金属リング等を装着してもよい。
【0015】なお、竿元側グリップ11も、穂先側グリ
ップ17と同様に、基部及びゴムカバーから構成されて
いるが、穂先側部リップ17と同様の構成であり説明を
省略する。この釣竿では、釣りをする際には、釣り人
は、一方の手でリールシートをリール脚部を指で挟みな
がらリールシート12のゴムカバー14付近若しくは穂
先側グリップ17付近を握り、他方の手で竿元側グリッ
プ11を握って釣り操作を行う。この釣り人が直接握り
しめる各部分では、ゴムカバーにより滑り止め及び触れ
心地の向上が図られている。この熱可塑性樹脂部材とゴ
ム部材とが化学結合によって密着複合化されており、接
着剤等による物理結合で固定されていない。よって、釣
り操作の際に釣り人が強くこれらの部分を握って力を加
えても、熱可塑性樹脂部分とゴム部分とがはずれて破損
してしまうことはない。また、熱可塑性樹脂部分とゴム
部分の間の隙間も生じないので、釣りを行っている際に
生き餌に触れた手で釣り人がこれらリールシート12な
どに触れても、ゴミや餌のカス等が熱可塑性樹脂とゴム
との隙間に入り込んでしまうこともない。
【0016】[第2実施形態]以下、本発明の第2実施
形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の第
2実施形態を採用した釣竿2の竿元側部分を図1に示
す。この釣竿1は、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維
に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなる先細り筒
状の竿体10と、竿元側端部に脱着自在に装着される尻
栓20とを有している。
【0017】図6に示すように、竿体10の竿元側端部
内周面には、雌ねじ部材23が装着され固定されてい
る。そして、この雌ねじ部材23に底栓20が螺合して
固定されている。底栓20は、雌ねじ部材23に螺合す
る雄ねじ部分と頭端部とを有する本体部21と、本体部
21の頭端部の端面に固定されているゴムカバー22と
からなる。本体部21は、熱可塑性樹脂からなり、例え
ば、VESTORAN(商標),VESTAMID(商標)(共にダイセ
ル・テグザ(株)社製)等から射出成型される。頭端部
の端面には係止フランジが設けられて後述のゴムカバー
22との固定を容易にしている。一方、ゴムカバー22
は本体部21の頭端部の端面を覆うように配置されるゴ
ム部材である。例えば、NR/SBR,SBR,NBR,NBR/SB
R,EPDM等のゴム素材からなり、本体部21に対して、
第1実施形態と同様に化学結合し密着複合化されてい
る。
【0018】このような底栓20は、複数の竿体を振出
形式に連結する釣竿において、穂先側の竿体を順次竿元
側から取り出して分解する際に取り外される。この際、
直接釣り人の指が触れる本体部21の頭端部に配置され
るゴムカバー22が滑り止めとして役立つ。そして、こ
のゴムカバー22は本体部21に直接化学係合によって
固定されているので、第1実施形態と同様に壊れにくく
ゴミ等が隙間につまってしまうこともない。また、接着
剤等でゴムカバー22を本体部21に固定する場合に比
べて、接着剤のはみ出し等不良品率も抑えられる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る釣竿では、竿部品が破損し
易くまた汚れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の竿元側
を示した図。
【図2】図1のリールシート12の本体部13を示した
図。
【図3】図1のリールシート12のゴムカバー14を示
した図。
【図4】図1の穂先側グリップ17を示した図。
【図5】本発明の第2実施形態を採用した釣竿の竿元側
を示した図。
【図6】図5の竿元側端部付近の拡大図。
【符号の説明】 10 竿体 11 竿元側グリップ 12 リールシート 13,21 本体部 14,19,22 ゴムカバー 17 穂先側グリップ 20 底栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚釣りに用いる釣竿であって、 繊維強化樹脂から構成される竿体と、 前記竿体に装着される熱可塑性樹脂製の基部及び前記基
    部に化学結合によって密着複合化されたゴム部を有する
    竿部品とを備えた釣竿。
  2. 【請求項2】前記竿部品は、前記竿体周面に配置される
    グリップ,リールシート又は前記竿体の竿元側端部に装
    着される底栓,尻栓である、請求項1に記載の釣竿。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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