JP2003036545A - スキュー調整装置及びスキュー調整方法 - Google Patents

スキュー調整装置及びスキュー調整方法

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JP2003036545A
JP2003036545A JP2001221997A JP2001221997A JP2003036545A JP 2003036545 A JP2003036545 A JP 2003036545A JP 2001221997 A JP2001221997 A JP 2001221997A JP 2001221997 A JP2001221997 A JP 2001221997A JP 2003036545 A JP2003036545 A JP 2003036545A
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skew
jitter
optical pickup
amplitude
disk
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JP2001221997A
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English (en)
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Takuya Numata
拓也 沼田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称性を有するスキュートレランスを有す
る光学ピックアップに対して、実用上安定性に優れたス
キュー調整を行うことができるスキュー調整装置及びス
キュー調整方法を提供すること。 【解決手段】 回転しているディスク23の情報を光学
的に記録及び/又は再生する光学ピックアップ3の前記
ディスク23に対する向きを調整するスキュー調整装置
1であって、前記ディスク23をほぼ一平面上で回転さ
せた状態で、前記光学ピックアップ3のジッタを測定す
る測定手段5,7,9,11と、回転している前記ディ
スクに対して前記光学ピックアップをほぼ一定周期で揺
動させる揺動手段と、測定された前記ジッタが最小とな
るようにスキューを調整する代わりに、前記ディスク2
3のほぼ一定周期の揺動によって変動する前記ジッタの
振幅が最小となるようにスキューを操作するスキュー操
作手段13,15とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転しているディ
スクの情報を光学的に記録及び/又は再生する光学ピッ
クアップの前記ディスクに対する向きを調整するスキュ
ー調整装置及びスキュー調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学的に円盤状の情報記録媒体
(以下「ディスク」という)に対して情報を記録したり
再生する様々なディスク装置が開発されている。このデ
ィスク装置には、光学ピックアップが搭載されており、
この光学ピックアップがディスクに情報を記録したり情
報を再生する構成となっている。この光学ピックアップ
は、ディスクの径方向に移動するように構成されてお
り、回転しているディスクのトラックに沿って記録され
ている情報を検出し再生する機能を有する。このとき、
光学ピックアップは、ディスクに対して傾斜している
と、情報の記録再生特性が悪くなるため、通常はスキュ
ー調整がなされる。
【0003】図17は、従来のスキュー調整装置101
等の構成例を示すブロック図であり、図18は、図17
に示す従来のスキュー調整装置101によって使用され
ているスキュー調整方法の一例を示すフローチャートで
ある。図19(A)は、スキュートレランスの一例を示
す図である。図17のスキュー調整装置101は、光学
ピックアップ3に接続されており、イコライザ5、スラ
イサ7、クロック再生回路9、ジッタメータ11及びス
キュー調整器13を備える。
【0004】光学ピックアップ3は、上記ディスク装置
に搭載されており、回転しているディスク123の情報
を光学的に記録及び/又は再生する構成となっている。
従って、この光学ピックアップ3において重要なこと
は、上記ディスク123に対する向きを正確にするよう
にスキュー調整することである。
【0005】上記ディスク123から読み出されたRF
信号S3はイコライザ5を通過し、イコライザ5を通過
した信号S4は、スライサ7で2値化される。2値化さ
れたRF信号の一方の信号S5はクロック再生回路9に
送られ、他方の信号S6はジッタメータ11に送られ
る。クロック再生回路9では、2値化されたRF信号の
一方の信号S5からクロックS7が生成される。
【0006】そして、生成されたクロックS7はジッタ
メータ11へ送られ、ジッタメータ11で、このクロッ
クS7と2値化されたRF信号の他方の信号S6とから
ジッタが測定される。
【0007】スキュー調整器13は、測定された上記ジ
ッタに基づいて、図19(A)に示すようにジッタが最
小となるようなジッタ最良点17を探し、ジッタがその
最良点となるように光学ピックアップ3のスキュー調整
を行うための機能を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ここでスキ
ュートレランスが図19(B)に示す特性であるとし
て、従来のスキュー調整装置101が、図19(A)に
示すジッタが最小となるようにジッタ最良点17に光学
ピックアップ3がスキュー調整されていることを考え
る。このようにジッタ最良点17にスキュー調整される
場合には、例えば図19(A)に示す緩やかな変化領域
21ではスキュー調整がばらつき追い込み精度が悪くて
もジッタは大きく変化しないが、例えば図19(B)に
示す急峻な変化領域19ではスキュー調整がばらつき追
い込み精度が悪いとジッタが大きく変化してしまう。
【0009】現実のスキュー調整ではばらつきが生じて
おり、必ずしも追い込み精度が良いとはいえない。従っ
て、このようにスキュー調整がばらついて追い込み精度
が悪い場合に、ジッタが最小となるようにスキュー調整
された光学ピックアップ3は、実用上安定性に劣るとい
う問題点があった。
【0010】そこで本発明は上記課題を解決し、非対称
性を有するスキュートレランスを有する光学ピックアッ
プに対して、実用上安定性に優れたスキュー調整を行う
ことができるスキュー調整装置及びスキュー調整方法を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、回転しているディスクの情報を光学的
に記録及び/又は再生する光学ピックアップの前記ディ
スクに対する向きを調整するスキュー調整装置であっ
て、前記ディスクをほぼ一平面上で回転させた状態で、
前記光学ピックアップのジッタを測定する測定手段と、
回転している前記ディスクに対して前記光学ピックアッ
プをほぼ一定周期で揺動させる揺動手段と、測定された
前記ジッタが最小となるようにスキューを調整する代わ
りに、前記光学ピックアップの揺動によって変動する前
記ジッタの振幅が最小となるようにスキューを操作する
スキュー操作手段とを備えることを特徴とするスキュー
調整装置により、達成される。請求項1の構成によれ
ば、測定手段は、ほぼ一平面上でディスクを回転させた
状態で、光学ピックアップのジッタを測定する。揺動手
段は、ほぼ一平面上で回転しているディスクに対して光
学ピックアップをほぼ一定周期で揺動させる。スキュー
操作手段は、ジッタが最小となるようにスキューを調整
する代わりに、上記ディスクのほぼ一定周期の揺動によ
って変動するジッタの振幅が最小となるようにスキュー
を調整している。従って、この光学ピックアップは、ジ
ッタが最小となるようにスキュー調整されていないもの
の、上記一定周期の揺動によって変動するジッタの振幅
が小さいので、スキュー調整が多少ばらついて追い込み
精度が良くなくても影響が少なく、実用上安定性に優れ
るように、スキュー調整される。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記光学ピックアップは、非対称のスキュートレラ
ンスを有する構成であることを特徴とする。請求項2の
構成によれば、請求項1の作用に加えて、光学ピックア
ップは、ジッタが最小となるようにスキュー調整されて
いないものの、上記一定周期の揺動によって変動するジ
ッタの振幅が小さいので、多少スキューの追い込み精度
がばらついてもジッタの変化が小さく、実用上安定性に
優れるように、スキュー調整される。
【0013】上記目的は、請求項3の発明にあっては、
回転しているディスクの情報を光学的に記録及び/又は
再生する光学ピックアップの前記ディスクに対する向き
を調整するスキュー調整方法であって、前記ディスクを
ほぼ一平面上で回転させた状態で、前記光学ピックアッ
プのジッタを測定する測定ステップと、回転している前
記ディスクに対して前記光学ピックアップをほぼ一定周
期で揺動させる揺動ステップと、測定された前記ジッタ
が最小となるようにスキューを調整する代わりに、前記
光学ピックアップの揺動によって変動する前記ジッタの
振幅が最小となるようにスキューを操作するスキュー操
作ステップとを有することを特徴とするスキュー調整方
法により、達成される。請求項3の構成によれば、測定
ステップでは、ほぼ一平面上でディスクを回転させた状
態で、光学ピックアップのジッタを測定する。揺動ステ
ップは、ほぼ一平面上で回転しているディスクに対して
光学ピックアップをほぼ一定周期で揺動させる。スキュ
ー操作ステップでは、ジッタが最小となるようにスキュ
ーを調整する代わりに、上記一定周期の揺動によって変
動するジッタの振幅が最小となるようにスキューを調整
している。従って、この光学ピックアップは、ジッタが
最小となるようにスキュー調整されていないものの、上
記ディスクのほぼ一定周期の揺動によって変動するジッ
タの振幅が小さいので、スキュー調整が多少ばらついて
追い込み精度が良くなくても影響が少なく、実用上安定
性に優れるように、スキュー調整される。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、前記光学ピックアップは、非対称のスキュートレラ
ンスを有していることを特徴とすることを特徴とする。
請求項4の構成によれば、請求項3の作用に加えて、光
学ピックアップは、ジッタが最小となるようにスキュー
調整されていないものの、上記一定周期の揺動によって
変動するジッタの振幅が小さいので、多少スキューの追
い込み精度がばらついてもジッタの変化が小さく、実用
上安定性に優れるように、スキュー調整される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0016】図1は、本発明の好ましい実施形態として
のスキュー調整装置が適用されたスキュー調整装置1等
の構成例を示すブロック図である。スキュー調整装置1
は、ディスク23の情報を記録及び/又は再生する機能
を有する光学ピックアップ3を製造する際に、そのディ
スク23に対する光学ピックアップ3の向きを調整する
ことでスキュー調整を行うための装置である。
【0017】このディスク23は、円盤状の情報記録媒
体であり、例えばほぼ一平面上で回転する構成となって
いる。このスキュー調整装置1は、光学ピックアップ3
に接続されており、例えば揺動部51,61,71、測
定手段4及びスキュー操作手段2を有する。これら揺動
部51,61,71は、それぞれ光学ピックアップ3を
ほぼ一定周期で揺動させることができる構成となってい
る。この測定手段4は、例えばイコライザ5、スライサ
7、クロック再生回路9及びジッタメータ11を有し、
スキュー操作手段2は、例えばオシロスコープ15及び
スキュー調整器13を有する。
【0018】光学ピックアップ3は、例えば後述する図
9のディスク装置29に搭載されており、図1のイコラ
イザ5に接続されている。この光学ピックアップ3は、
回転しているディスクの情報を光学的に記録及び/又は
再生する構成となっている。この際、光学ピックアップ
3は、上記ディスク23に対する向きを正確にするため
のスキュー調整が厳密に行われていることが重要であ
る。この光学ピックアップ3は、例えばディスクの情報
を再生したRF信号S3を出力することができる構成と
なっている。
【0019】イコライザ5は、スライサ7に接続されて
おり、光ディスク23から読み出されたRF信号S3が
入力され、信号S4をスライサ7に出力する。スライサ
7は、クロック再生回路9及びジッタメータ11に接続
されており、クロック再生回路9に信号S5を、ジッタ
メータ11に信号S6を出力する。このスライサ7は、
信号S4を2値化して上記信号S5及び信号S6を生成
する機能を有する。
【0020】クロック再生回路9は、ジッタメータ11
に接続されており、2値化された信号S5からクロック
信号S7を生成して、クロック信号S7をジッタメータ
11に出力する。このジッタメータ11は、オシロスコ
ープ15と接続されており、このクロック信号S7と2
値化された信号S6とからジッタを測定する機能を有す
る。
【0021】本発明の実施形態において特徴的なこと
は、このオシロスコープ15には、ジッタメータ11に
よって測定したジッタの値、例えばジッタの振幅が表示
される構成となっていることである。具体的には、上述
のように光学ピックアップ3は、揺動部51,61,7
1によってほぼ一定周期で揺動する構成となっており、
ほぼ一平面上で回転するディスク23によって一定周期
で変動するジッタが与られ、オシロスコープ15にはそ
のほぼ一定周期で変動するジッタの振幅が表示されてい
る。
【0022】スキュー調整器13は、ジッタメータ11
によって測定されたジッタが最小になるように調整され
る代わりに、後述するように、測定された上記ジッタの
振幅が最小となるように調整される。このスキュー調整
器13は、例えば光学ピックアップ3がディスク23の
径方向等に移動するための軸の傾斜を調整する構成や、
光学ピックアップ3の光学系の向きを調整する構成であ
っても良い。本発明の実施形態では、一例として軸の向
きを調整する構成であるとして説明する。
【0023】次に、本発明の実施の形態例の揺動部51
について説明する。図2は、図1の光学ピックアップ3
に含まれる揺動部51の構成例を示す上面図であり、図
3は、図2に示す揺動部51の構成例を示す側面図であ
る。
【0024】先ず、図2及び図3に示す揺動部51は、
対物レンズ32を保持するホルダー33を支持するサス
ペンション自体のばね定数を光ディスクに対する内周側
と外周側で異なるように構成したものである。すなわ
ち、この揺動部51においてホルダー33を支持するサ
スペンションとしての4本のばねワイヤ52は、光ディ
スクに対する内周側の上下2本のばねワイヤ52a,5
2aの線径を大に、外周側の上下2本のばねワイヤ52
b,52bの線径を小に形成してある。
【0025】この図示の例のものは4本のばねワイヤ5
2を弾性を保有するベリリウム銅の薄板により形成され
るので、内周側のばねワイヤ52a,52aの巾wと外
周側のばねワイヤ52b,52bの巾w′との関係がw
>w′で内周側のばねワイヤ52a,52aのばね定数
を外周側のばねワイヤ52b,52bのばね定数より大
にしてある。この4本のばねワイヤ52(52a,52
a及び52b,52b)のそれぞれの基端部も同じダイ
ヤフラムばね部52cに形成されている。
【0026】このように構成される揺動部51は、磁気
回路Mのフォーカスコイル35に駆動電流が供給される
ことにより、対物レンズ32を保持したホルダー33が
高さ方向に移動動作されるが、このホルダー33を支持
する4本のばねワイヤ52は内周側のばねワイヤ52
a,52aは外局側のばねワイヤ52b,52bに対し
ばね定数が大でばね力が強いため、直線状には移動され
ず、図4(B)や図4(C)に示すように一定の高さに
達したときに傾きを生じる。
【0027】すなわち、ホルダー33が上方へ移動する
状態では、後述する図4(B)に示すように、外周側の
ばねワイヤ52b,52bはばね定数が小でばね力が弱
いためホルダー33の上方へ移動力により内周側のばね
ワイヤ52a,52aに比し上方へ大きく弾性変形する
ことになってホルダー33は内周方向に傾きを生じる。
【0028】また、ホルダー33が下方へ移動する状態
では、このホルダー33の下方への移動力により外周側
のばねワイヤ52b,52bは内周側のばねワイヤ52
a,52aに比し、図4(C)に示すように下方へ大き
く弾性変形することになってホルダー33は外周方向に
傾きを生じる。
【0029】スキュー調整装置1は以上のような構成で
あり、次に図1を参照しつつスキュー調整装置1を用い
たスキュー調整方法の一例について説明する。図5は、
図1に示すスキュー調整装置1によって使用されている
スキュー調整方法の一例を示すフローチャートであり、
図6は、上記光学ピックアップ3のスキュートレランス
の一例を示す図である。このスキュートレランスは、ス
キューに対するジッタの特性を示している。
【0030】この光学ピックアップ3は、例えば図6に
示すスキュートレランスを示すものとする。このスキュ
ートレランスは、図示のようにスキューが調整されてい
ないスキューの値が0のとき(初期スキュー)を中心と
して、非対称な特性を示している。従って、図6のスキ
ュートレランスは、例えば初期スキューがマイナス(以
下「初期スキューマイナス側」という。)の急峻な変化
領域19を成しており、初期スキューがプラス(以下
「初期スキュープラス側」という。)の緩やかな変化領
域21を成している。
【0031】このようなスキュートレランスでは、例え
ば初期スキュープラス側ではスキュー調整がxずれると
y1ジッタがずれるのに対して、初期スキューマイナス
側ではスキュー調整がxずれると上記y1より大きくy
2もジッタがずれることになる。尚、以下の説明では、
スキュートレランス24においてジッタの値が最小とな
る点を「ジッタの最小点18」と呼ぶ。
【0032】図5のステップST1では、図1の光学ピ
ックアップ3のジッタが測定される。具体的には、ま
ず、光学ピックアップ3は、ほぼ一定周期で揺動してお
り、ほぼ一平面上で回転しているディスク23の情報を
読みとる。ディスク23から読み出されたRF信号S3
はイコライザ5を通過し、イコライザ5を通過した信号
S4はスライサ7で2値化される。2値化されたRF信
号の一方の信号S5はクロック再生回路9に送られ、他
方の信号S6はジッタメータ11に送られる。このクロ
ック再生回路9では、2値化されたRF信号の一方の信
号S5からクロック信号S7が生成される。そして、生
成されたクロック信号S7がジッタメータ11へ送られ
る。次に、ジッタメータ11では、このクロックS7と
2値化された信号S6とからジッタが測定される。
【0033】図5のステップST2では、図1のオシロ
スコープ15へジッタの振幅信号が取り込まれる。具体
的には、ジッタメータ11によって測定された光学ピッ
クアップ3のジッタがオシロスコープ15に出力され、
オシロスコープ15にはこのジッタの波形、例えば変動
するジッタの振幅が表示されている。
【0034】ここで、上記測定の結果、オシロスコープ
15に、例えば図7(A)や図8(D)に示すジッタの
振幅による波形27が表示されているものとする。図7
(A)では初期スキューがプラス側となっており、図8
(D)では初期スキューがマイナス側となっている。
【0035】図7(A)〜図7(C)において、「与え
た揺動の波形25」とは、光学ピックアップ3の揺動に
よって与えられたジッタの変動を表した波形を示してお
り、「揺動によって生じた波形27」とは、オシロスコ
ープ15に表示されたジッタの変動を波形として表した
波形を示している。尚、与えた揺動の波形25及び揺動
によって生じた波形27が示す内容は、それぞれ図8
(D)〜図8(F)においても同様である。
【0036】そして、本発明の実施形態において特徴的
なことは、ジッタが最小となるようにスキュー調整する
のではなく、図7(A)に示す揺動によって生じた波形
27の振幅H1が図7(C)に示す最小の振幅H0とな
るようにスキュー調整器13によってスキュー調整して
いることである。
【0037】具体的に説明すると、まず、上記光学ピッ
クアップ3には、上記ほぼ一定の周期で光学ピックアッ
プ3が揺動することによって生ずる、図7(A)に示す
与えた揺動の波形25が与えられる。この与えた揺動の
波形25は、振幅が振幅Wとなっている。
【0038】この揺動によって生じた波形27は、与え
た揺動の波形25の振幅Wに応じてスキュートレランス
24上のジッタ値G1,G2間で変動することで、図示
のように振幅H1で変動する。図7(A)〜図7(C)
では、それぞれ初期スキューがプラス側となっている。
この状態では、揺動によって生じた波形27の振幅H1
が非常に大きい。
【0039】そして、この振幅H1をより小さくするた
めには、図7(B)に示すように初期スキューマイナス
側へとスキュー調整を行う。この状態では、図7(A)
に示した揺動によって生じた波形27の振幅H1よりも
振幅H2が小さくなっていることがわかる。さらにこの
振幅H2を小さくするためには、図7(C)に示すよう
にスキューマイナス側へと調整する。この状態では、揺
動によって生じた波形27は、スキュートレランス24
のジッタ値G9(又はG9)及びジッタの最小点18の
間で変動する最小の振幅H0となる。
【0040】この状態では、例えばスキュー調整が多少
ばらつき追い込み精度が悪くなっても、ジッタの変化を
小さく抑制することができる。また、この状態では、図
7(B)に示す振幅H2より小さな図7(C)に示す最
小の振幅H0となるようにする。以下、図7(C)の状
態において与えた揺動による波形25の振幅の中心と、
上記光学ピックアップ3のスキュートレランス24の交
点を「ジッタ最良点17」と呼ぶ。
【0041】このジッタの最良点17を参照するとわか
るように、このジッタの最良点17はジッタが最小とな
っていないが、多少のスキュー調整がばらついて追い込
み精度が悪くても、あまり大きくジッタが変動しないよ
うにすることができる。従って、このスキュー調整装置
1は、スキュー調整が厳密でなくても、実用上問題なく
安定した動作を行う光学ピックアップ3のスキュー調整
を行うことができる。
【0042】次に、揺動によって生じた波形27が、ス
キュー調整前に例えば図8(D)に示す状態であったと
する。図8(D)では、それぞれ初期スキューがマイナ
ス側となっている。
【0043】具体的に説明すると、まず、上記光学ピッ
クアップ3は、上記ほぼ一定の周期で揺動させられてお
り、ディスク23が回転することによって生ずる図8
(D)に示す与えた揺動の波形25が与えられる。この
与えた揺動の波形25は、振幅が振幅Wとなっている。
【0044】この揺動によって生じた波形27は、与え
た揺動の波形25の振幅Wに応じてスキュートレランス
24上のジッタ値G6及びジッタの最小点18間で変動
することで、図示のように振幅H1で変動する。この状
態では、揺動によって生じた波形27の振幅H3が非常
に大きい。
【0045】そして、この振幅H3をより小さくするた
めには、図8(E)に示すように初期スキュープラス側
へとスキュー調整を行う。この状態では、図8(D)に
示した揺動によって生じた波形27の振幅H3よりも振
幅H4が小さくなっていることがわかる。さらにこの振
幅H4を小さくするためには、図8(F)に示すように
さらにスキュープラス側へと調整する。この状態では、
揺動によって生じた波形27は、スキュートレランス2
4のジッタ値G9(又はG9)及びジッタの最小点18
の間で変動する最小の振幅H0となる。
【0046】この状態では、例えばスキュー調整が多少
ばらつき追い込み精度が悪くなっても、ジッタの変化を
小さく抑制することができる。また、この状態では、図
8(E)に示す振幅H4より小さな図8(F)に示す最
小の振幅H0となるようにする。以下、図8(F)の状
態において与えた揺動による波形25の振幅の中心と、
上記光学ピックアップ3のスキュートレランス24の交
点を「ジッタ最良点17」と呼ぶ。
【0047】このジッタの最良点17を参照するとわか
るように、このジッタの最良点17はジッタが最小とな
っていないが、多少のスキュー調整がばらついて追い込
み精度が悪くても、あまり大きくジッタが変動しないよ
うにすることができる。従って、このスキュー調整装置
1は、スキュー調整が厳密でなくても、実用上問題なく
安定した動作を行う光学ピックアップ3のスキュー調整
を行うことができる。
【0048】図9は、スキュー調整器13を搭載するド
ライブ装置の構成例を示す平面図である。図10は、図
9のドライブ装置の断面構成例を示すC−C’断面図で
あり、図11は、図10の範囲181を拡大した断面構
成例を示す部分断面図である。図9のディスク装置29
には、ターンテーブル135にディスク23の中心が配
置するように、ディスク23が装着される。このターン
テーブル135はディスク23の中心に設けられた穴を
保持する機構を有する。従って、回転するディスク23
は、ターンテーブル135にしっかりと装着されること
になる。
【0049】また、このディスク装置29には、少なく
とも軸139,140に沿って移動可能な光学ピックア
ップ3が設けられている。この光学ピックアップ3は、
ディスク23の記録面に対面するように配置されてお
り、上述のように例えばディスク23の記録面の情報を
光学的に記録したり再生する機能を有する。上記軸13
9,140は、それぞれ例えば両端が固定されている構
成となっている。上記記録等の際には、光学ピックアッ
プ3が上記軸139,140に沿って移動するため、軸
139,140の配置が光学ピックアップ3の記録等に
大きな影響を与える。
【0050】このディスク装置29には、ディスク23
に対する光学ピックアップ3のスキューの調整を行うた
めのスキュー調整器13が設けられている。このスキュ
ー調整器13は、上記軸139の両端139a,139
bのいずれかや軸140の両端のいずれかの部分を保持
しており、軸139,140の両端のいずれかを微少距
離移動できる構成となっている。
【0051】このスキュー調整器13は、例えば図10
に示す断面図のようになっている。このスキュー調整器
13を拡大すると、図11に示す構成となっている。ス
キュー調整器13は、例えば軸139をm方向及びn方
向に移動できる構成となっている。
【0052】このスキュー調整器13は、シャーシ13
2、ネジ穴132a、支持部材184、止めネジ183
及びスキュー調整ネジ182を有する。支持部材184
は、断面がほぼL字型の部材が2つ組み合わされた形状
の弾性を有する部材である。この支持部材184は、基
端側184aがシャーシ132に止めネジ183によっ
て固定され、先端側184bが屈曲することで軸139
が当接面187に沿ってm方向やn方向に移動できるよ
うに軸139を支持している。
【0053】この軸139において支持部材184のほ
ぼ逆側には、スキュー調整ネジ182の先端が当接して
いる。この軸139は、支持部材184の先端側184
bとスキュー調整ネジ182の先端とで挟み込まれる構
成となっている。このスキュー調整ネジ182は、シャ
ーシ132のネジ穴132aにかみ合っており、所定量
回転されることで軸139をm方向やn方向に微少量移
動させることができる。この軸139の移動量は、上述
したように調整される。
【0054】本発明の実施形態によれば、スキュー調整
器13は、光学ピックアップ3が発生するジッタが最小
となるようにする代わりに、光学ピックアップ3の揺動
によって生ずるジッタの変動の振幅が最小となるように
調整される。このようにスキュー調整器13が調整され
ると、光学ピックアップ3は、スキュートレランスが例
えば非対称性である場合において、スキュー調整がばら
つき追い込み精度が悪くなってもこれによって生ずるジ
ッタの変化が小さいので、実用上安定性に優れるように
スキュー調整が行われるようになる。また、本発明の実
施形態によれば、実用上安定性に優れた光学ピックアッ
プ3及びこの光学ピックアップ3を搭載するディスク装
置の歩留まりを飛躍的に向上させることができる。
【0055】揺動装置の第1変形例 また、上記図2の揺動部51は、以下に示す揺動部6
1,71のような構成であっても良い。図12は、図2
の揺動部61の構成例を示す上面図であり、図13は、
図12に示す揺動部61を側面から見た場合の構成例を
示す側面図である。
【0056】この揺動部61は、磁気回路の中心をずら
して構成したものである。すなわち、この揺動部61に
おいて、対物レンズ32を保持するホルダー33は2軸
支持体42に対してサスペンションとして線径がほぼ同
じ4本のばねワイヤ43により支持され、このホルダー
33にトラッキングコイル34とフォーカスコイル35
が巻装されたボビン36が取付けられている。そして、
この揺動部61においては、ボビン36に対して磁気回
路Mの中心を光ディスクの外周側にずらして配置したも
ので、磁気回路Mのマグネット38が接合されたヨーク
39をボビン36の中空部内において光ディスクの外周
側にシフトして、内局側の間隔gと外周側の間隔g′と
の関係がg>g′になるように設置して構成したもので
ある。
【0057】このように、磁気回路Mの中心を外周側に
シフトするには、ヨーク39を略U字状に立上げ形成
し、このヨーク39の両内面にマグネット38,38を
接合して成るヨークベース37と、ホルダー33を4本
のばねワイヤ43を介して支持する2軸支持体42を固
定した調整プレート41との半田sによる連結固定の際
に、ヨーク39がホルダー33に取付けられたボビン3
6の中空部内において前述した間隔g,g′になるよう
にヨークベース37と調整プレート41とを互いにずら
せた状態で半田付けを行う。このようにして磁気回路M
の中心が外周側にシフトされたこの揺動部61が構成さ
れる。
【0058】このように構成される揺動部61は、磁気
回路Mの中心を外局側にシフトしたことにより、トラッ
キングコイル34、フォーカスコイル35に対して磁界
が外周側に片寄って作用することになる。この揺動部6
1は、コイル34,35に誤差信号に応じて流れる電流
によりホルダー33に作用する移動力は内局側に比べて
外周側が大で、このためホルダー33は高さ方向には直
線状には移動されず一定の高さに達したときに傾きを生
じることになる。
【0059】すなわち、図4(C)に示すホルダー33
が上方へ移動する状態では、外周側に作用する移動力が
大であるため、外周側の上方への移動量が内周側に比べ
大となり、図4(B)に示すようにホルダー33は内周
方向に傾きを生じることになる。また、ホルダー33が
下方へ移動する状態では、外周側に作用する移動力が大
であることにより、図4(C)に示すように外周側の下
方への移動量が大でホルダー33は外周方向に傾きを生
じることになる。
【0060】揺動部の第2変形例 また、図2の揺動部51は、以下に示す揺動部71のよ
うな構成であっても良い。図14は、図2の揺動部71
の構成例を示す上面図であり、図15は、図14に示す
揺動部71を側面から見た場合の構成例を示す側面図で
ある。
【0061】この揺動部71は前述した図12及び図1
3に示す揺動部61の構成において、対物レンズ32を
保持したホルダー33を支持するサスペンション、すな
わち、4本のばねワイヤ43の弾性を内周側と外周側に
おいて変化させて対物レンズ32を一定の高さに達した
ときにある一定の傾きを生じるように構成したものであ
る。
【0062】すなわち、この揺動部71は、ホルダ山3
3を2軸支持体42に対して支持する4本のばねワイヤ
43にダンピング材として接着するゲル材72の量を内
周側の上下のばねワイヤ431,432側のゲル材72
の量を多く、外周側の上下のばねワイヤ433,434
側のゲル材72の量を少なくすることにより、内周側の
上下のばねワイヤ431,432により発生する弾性力
を大に、外周側の上下のばねワイヤ433,434によ
り発生する弾性力が小になるように構成したものであ
る。
【0063】この場合、ゲル材72は、例えば、内周側
のばねワイヤ431,432側においては、基端部のダ
イヤフラム部43al,43a2に3.5mg、可動部
側には2.Omg接着し、一方、外周側のばねワイヤ4
33,434側においては、基端部のダイヤフラム部4
3a3,43a4及び可動部側ともに0.5mg接着す
る。この実施の形態例では、内周側のばねワイヤ43
1,432側において、下側ばねワイヤ432のダイヤ
フラムばね部43a2に接着するゲル材72の量を、上
側ばねワイヤ431のダイヤフラムばね部43alに接
着するゲル材72の量より多くしてあり、また上下の両
ばねワイヤ431,432の可動部側においてはゲル材
72をほぼ同量接着してある。一方、外周側のばねワイ
ヤ側においては上下の両ばねワイヤ433,434のダ
イヤフラムばね部43a3,43a4及び両可動部側と
もにほぼ同量のゲル材72を接着してある。
【0064】このように、この揺動部71は、磁気回路
Mの中心を、揺動部61と同様に外周側にシフトした構
成、すなわち、ヨーク39をボビン36の中空部内にお
いて光ディスクの外周側にシフトして、内周側の間隔g
と外周側の間隔g′との関係がg>g′になるように設
置した構成において、対物レンズ32を保持するホルダ
ー33を支持するサスペンションとしての4本のばねワ
イヤ43(431,432,433,434)に接着す
るダンピング材としてのゲル材72の量を内周側のばね
ワイヤ431,432側においては多く、外周側のばね
ワイヤ433,434側においては少なくして内周側と
外周側とで変化させたことにより、トラッキングコイル
34、フォーカスコイル35に対して磁界が外周側に片
寄って作用することになり、コイル34,35に誤差信
号に応じて流れる電流によりホルダー3に作用する移動
力は内周側に仕べて外周側は大となることに加えて、ホ
ルダー33を支持するばねワイヤ43のうち内周側のば
ねワイヤ431,432は接着するゲル材72の量が多
いため、弾性力が大で、これに比べ外周側のばねワイヤ
433,434は接着するゲル材72の量が少ないため
弾性力が小になり、対物レンズ32を保持したホルダー
33は、高さ方向には直線状には移動されず一定の高さ
に達したときに傾きを生じることになる。
【0065】すなわち、図4(A)に示すホルダー33
が上方へ移動する状態では、外周側に作用する移動力が
大で、また外周側のばねワイヤ433,434の弾性力
が小さいことにより、外周側の上方への移動量が内周側
に比べ大となり、図4(B)に示すホルダー33は内周
方向に傾きを生じることになる。また、ホルダー33が
下方へ移動する状態では、図4(C)に示す外周側の下
方への移動量が大でホルダー33は外周方向に傾きを生
じることになる。
【0066】更に、前述した揺動部51と揺動部61を
組合せた構成とすることもできる。すなわち、対物レン
ズを保持したホルダーを支持するサスペンションとして
の4本のばねワイヤは、内周側にばね定数の大のばねワ
イヤを用い、外周側にばね定数の小のばねワイヤを用い
て構成し、トラッキングコイルとフォーカスコイルが巻
装されてホルダーに取付けられたボビンに磁気回路Mの
ヨークを外周側にずらせて挿入した構成とすることがで
きる。この場合も前述した揺動部71と同等に動作し、
同様の効果を奏することになる。
【0067】ところで本発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。上記実施形態では、スキュー調整
器13として、光学ピックアップ3が移動する際にガイ
ドを行う機能を有する軸139,140の位置を調整し
て光学ピックアップ3のスキューを調整する構成となっ
ているがこれに限られず、その代わりに例えば図16に
示す光学ピックアップ3aにおいて、対物レンズ137
等の光学系を含むスキュープレート10が、軸139に
沿って移動するスライドベース6に対して、ネジ14
(13),16(13)によってX方向及びY方向に調
整されることで、スキューが調整される構成であっても
良いことはいうまでもない。つまり、この光学ピックア
ップ3aでは、軸139等の位置を調整するのではな
く、光学系自体の向きを調整している。また、上記実施
形態では、主に非対称なスキュートレランスを有する光
学ピックアップ3に適用された一例を示しているが、こ
れに限られず図19に示すような対象なスキュートレラ
ンスを有する光学ピックアップに適用することもできる
ことはいうまでもない。上記実施形態の各構成は、その
一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合
わせることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非対称性を有するスキュートレランスを有する光学ピッ
クアップに対して、実用上安定性に優れたスキュー調整
を行うことができるスキュー調整装置及びスキュー調整
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態としてのスキュー調
整装置が適用されたスキュー調整装置等の構成例を示す
ブロック図。
【図2】図1の光学ピックアップに含まれる揺動部の構
成例を示す上面図。
【図3】図2に示す揺動部の構成例を示す側面図。
【図4】光学ピックアップが揺動される様子の一例を示
す側面図。
【図5】図1に示すスキュー調整装置によって使用され
ているスキュー調整方法の一例を示すフローチャート。
【図6】光学ピックアップのスキュートレランスの一例
を示す図。
【図7】オシロスコープに表示された測定結果の一例を
示す図。
【図8】オシロスコープに表示された測定結果の一例を
示す図。
【図9】スキュー調整器を搭載するドライブ装置の構成
例を示す平面図。
【図10】図9のドライブ装置の断面構成例を示すC−
C’断面図。
【図11】図10の範囲を拡大した断面構成例を示す部
分断面図。
【図12】図2の揺動部の構成例を示す上面図。
【図13】図12に示す揺動部を側面から見た場合の構
成例を示す側面図。
【図14】図14は、図2の揺動部の構成例を示す上面
図。
【図15】図14に示す揺動部を側面から見た場合の構
成例を示す側面図。
【図16】スキュー調整器の構成の変形例を示す斜視
図。
【図17】従来のスキュー調整装置等の構成例を示すブ
ロック図。
【図18】図17に示す従来のスキュー調整装置によっ
て使用されているスキュー調整方法の一例を示すフロー
チャート。
【図19】スキュートレランスの一例を示す図。
【符号の説明】
1・・・スキュー調整装置、3・・・光学ピックアッ
プ、5・・・イコライザ(測定手段)、7・・・スライ
サ(測定手段)、9・・・クロック再生回路(測定手
段)、11・・・ジッタメータ(測定手段)、13・・
・スキュー調整器(スキュー操作手段)、15・・・オ
シロスコープ(スキュー操作手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しているディスクの情報を光学的に
    記録及び/又は再生する光学ピックアップの前記ディス
    クに対する向きを調整するスキュー調整装置であって、 前記ディスクをほぼ一平面上で回転させた状態で、前記
    光学ピックアップのジッタを測定する測定手段と、 回転している前記ディスクに対して前記光学ピックアッ
    プをほぼ一定周期で揺動させる揺動手段と、 測定された前記ジッタが最小となるようにスキューを調
    整する代わりに、前記光学ピックアップの揺動によって
    変動する前記ジッタの振幅が最小となるようにスキュー
    を操作するスキュー操作手段とを備えることを特徴とす
    るスキュー調整装置。
  2. 【請求項2】 前記光学ピックアップは、非対称のスキ
    ュートレランスを有する構成であることを特徴とする請
    求項1に記載のスキュー調整装置。
  3. 【請求項3】 回転しているディスクの情報を光学的に
    記録及び/又は再生する光学ピックアップの前記ディス
    クに対する向きを調整するスキュー調整方法であって、 前記ディスクをほぼ一平面上で回転させた状態で、前記
    光学ピックアップのジッタを測定する測定ステップと、 回転している前記ディスクに対して前記光学ピックアッ
    プをほぼ一定周期で揺動させる揺動ステップと、 測定された前記ジッタが最小となるようにスキューを調
    整する代わりに、前記光学ピックアップの揺動によって
    変動する前記ジッタの振幅が最小となるようにスキュー
    を操作するスキュー操作ステップとを有することを特徴
    とするスキュー調整方法。
  4. 【請求項4】 前記光学ピックアップは、非対称のスキ
    ュートレランスを有していることを特徴とする請求項3
    に記載のスキュー調整方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055203A1 (ja) * 2005-11-08 2007-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ピックアップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007055203A1 (ja) * 2005-11-08 2007-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ピックアップ

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