JPH1166583A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH1166583A
JPH1166583A JP21440697A JP21440697A JPH1166583A JP H1166583 A JPH1166583 A JP H1166583A JP 21440697 A JP21440697 A JP 21440697A JP 21440697 A JP21440697 A JP 21440697A JP H1166583 A JPH1166583 A JP H1166583A
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JP
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wires
optical disk
objective lens
wire
optical
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JP21440697A
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Hiroshi Tomita
博 冨田
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク法線に対する対物レンズ法線の傾く
方向と主光軸の傾き方向とが同じ方向となる光ピックア
ップを提供することを目的とする。 【解決手段】4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し光
ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
て、該4本のワイヤのうち該光ディスク面から遠い位置
に構成される2本のワイヤのばね定数が該光ディスク面
から近い位置に構成される2本のワイヤより高いことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
信号を読み取る4本のワイヤで光学系が支持された光ピ
ックアップに係り、詳細には該ワイヤの形状および強度
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを記録媒体とする光学ディス
クプレーヤには、該光ディスクに記録された情報信号の
読み取り再生手段として光ピックアップが用いられてい
る。該光ピックアップは、レーザ光源から射出されたレ
ーザビームを対物レンズを介して光ディスクの信号記録
面に形成された微小な凹凸であるピット列にビームスポ
ットとして集光させ、前記ピット列から反射された反射
ビームの状態をフォトディテクタで検出することによっ
て情報信号の読み取り再生を行うものである。
【0003】ところで、レーザビームが対物レンズを介
してビームスポットとして光ディスクの前記ピット列に
集光されるとき、前記対物レンズの光軸が光ディスクの
信号記録面に対して正確にしかも垂直に維持されていな
いと前記ピット列に集光されたビームスポットに収差が
生じ、読み取り再生される情報信号にノイズ成分が重畳
され再生特性が劣化したり、程度により情報信号の読み
取り再生が不能となることがある。そこで、光学ディス
クプレーヤや光学式の記録再生装置に用いられる光ピッ
クアップには、光ディスクの信号記録面に対しレーザビ
ームが常に正確に垂直に入射されるように、前記レーザ
ビームを光ディスクの信号記録面に集光させる対物レン
ズの光軸の傾き調整機構を備えたものが種々用いられて
いる。
【0004】従来の光ピックアップに構成されるアクチ
ュエータ部の1例を図7および図8を用いて説明する。
図7は従来の光ピックアップの要部を示す概略構成図
で、(a)は正面図、(b)はE矢視図である。図8は
従来例のトラックオフセット時の対物レンズ法線と主光
軸との関係図で、(a)は対物レンズをR方向へ追従さ
せた状態を示す側面図、(b)は対物レンズをS方向へ
追従させた状態を示す側面図である。
【0005】90は光ピックアップのアクチュエータ部
で、可動部60,サスペンションワイヤ(以下ワイヤと
いう)68、基板70,ダンパー80等により構成され
ている。可動部60は、対物レンズ65,レンズホルダ
66、フォーカス方向の調整コイルおよびトラッキング
方向の調整コイル等(いずれも図示省略)により構成さ
れている。可動部60の両側部67には、それぞれ2本
づつ4本の弾性体(例えば、ベリリュウム銅,燐青銅な
ど)の極小径のワイヤ68が固定されており、ワイヤ6
8のもう一方の端は基板70にはんだ付けされている。
基板70は基板支持部(図示省略)に固定されているの
で、対物レンズ65を含む可動部60はワイヤ68によ
り弾性支持されている。尚、可動部60は追従性の向上
及び不要共振(ピッチング、ローリング、ヨーイング
等)を防ぐために、可動部60の全体重量を軽減するよ
うな形状および材料の選択が行われている。
【0006】対物レンズ65はレーザ光源から出射され
たレーザ光を光ディスクの信号記録面に収束させるレン
ズで、レンズホルダ66に保持されている。レンズホル
ダ66は対物レンズ65とフォーカス(上下)方向の調
整コイルおよびトラッキング(左右)方向の調整コイル
(いずれも図示省略)を保持する部材で、樹脂材が用い
られ成形加工により形成される。
【0007】基板70はワイヤ68を保持する基板で、
ワイヤ68をはんだ付けするランド部73が形成され、
ランド部73の略中心部にはワイヤ68の挿通孔72が
形成されている。挿通孔72にワイヤ68を挿通しラン
ド部73にはんだ付け固定される。そして、ワイヤ68
の基板70に近い部分を弾性体の樹脂例えばシリコン樹
脂等で固めたダンパー部75が形成される。
【0008】次に、トラックオフセット時の対物レンズ
の傾きについて説明する。アクチュエータ90に構成さ
れるワイヤ68のばね定数にばらつきがあり、例えば上
方のワイヤ68に比べ下方のワイヤ68のばね定数が低
い場合には、可動部60が矢印R方向へ追従(駆動点9
5が移動)すると可動部60の下部のワイヤ68のばね
定数が低いので先に撓み図8(a)に示す方向へ対物レ
ンズ65が傾き、光ディスク法線に対する対物レンズ法
線gと主光軸hの傾き方向とが逆方向へ傾くので、対物
レンズ法線gと主光軸hとで構成される角度θ5が大き
くなり視野特性が悪くなる。
【0009】また、可動部60が矢印S方向へ追従(駆
動点95が移動)するとばね定数の低い下部のワイヤ6
8が先に撓み図8の(b)に示す方向へ対物レンズ65
が傾き、光ディスク法線に対する対物レンズ法線gと主
光軸hの傾き方向とが逆方向へ傾くので、対物レンズ法
線gと主光軸hとで構成される角度θ6が大きくなり視
野特性が悪くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の光ピッ
クアップ60では、アクチュエータ90のラジアル方向
(可動部60が矢印RまたはS方向へ追従)変位に対し
て対物レンズ65の傾きが発生する場合に、光ディスク
法線に対する対物レンズ法線gの傾き方向と主光軸hの
傾き方向とが逆方向となり、対物レンズ法線gと主光軸
hとで構成される角度がおおきくなり視野特性が悪化し
軸外収差がより大きく増加する。従って、ジッター等の
読み取り性能が劣化する等の問題が発生していた。
【0011】そこで、本発明は上述の問題を解決するも
ので、光ディスク法線に対する対物レンズ法線の傾く方
向と主光軸の傾き方向とが同じ方向となる光ピックアッ
プを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するもので、4本のワイヤで対物レンズを弾性支持
し光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにお
いて、前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠
い位置に構成される2本のワイヤのばね定数が該光ディ
スク面から近い位置に構成される2本のワイヤより高い
ことを特徴とするものである。
【0013】また、4本のワイヤで対物レンズを弾性支
持し光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップに
おいて、前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から
遠い位置に構成される2本のワイヤの線径が該光ディス
ク面から近い位置に構成される2本のワイヤより大きい
ことを特徴とするものである。また、4本のワイヤで対
物レンズを弾性支持し光ディスクの記録信号を読み取る
光ピックアップにおいて、前記4本のワイヤのうち前記
光ディスク面から遠い位置に構成される2本のワイヤの
曲弾性係数が該光ディスク面から近い位置に構成される
2本のワイヤより高いことを特徴とするものである。
【0014】また、4本のワイヤで対物レンズを弾性支
持し光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップに
おいて、前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から
遠い位置に構成される2本のワイヤが該光ディスクの法
線方向に平行な平面において該ワイヤ幅が該光ディスク
面から近い位置に構成される2本のワイヤより広いこと
を特徴とするものである。
【0015】また、4本のワイヤで対物レンズを弾性支
持し光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップに
おいて、前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から
遠い位置に構成される2本のワイヤが該光ディスクの法
線方向に平行な平面において該ワイヤの厚みが該光ディ
スク面から近い位置に構成される2本のワイヤより厚い
ことを特徴とするものである。
【0016】また、4本のワイヤで対物レンズを弾性支
持し光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップに
おいて、前記4本のワイヤを保持するダンパー部内の線
径のうち前記光ディスク面から遠い位置に構成される2
本のワイヤの線径が該光ディスク面から近い位置に構成
される2本のワイヤより大きいことを特徴とするもので
ある。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本発明の第1実施例の光ピックアップの要部
を示す概略構成図で、(a)は正面図、(b)はA矢視
図である。図2は第1実施例のトラックオフセット時の
対物レンズ法線と主光軸との関係図で、(a)は対物レ
ンズをP方向へ追従させた状態を示す側面図、(b)は
対物レンズをP方向へ追従させた状態を示す側面図であ
る。
【0018】5は光ピックアップのアクチュエータ部
で、可動部10,上部ワイヤ20,下部ワイヤ21,基
板30,ダンパー35等により構成されている。可動部
10は対物レンズ15,レンズホルダ16,フォーカス
(上下)方向の調整コイルおよびトラッキング(左右)
方向の調整コイル(いずれも図示省略)等により構成さ
れている。可動部10の側部17の上部には上部ワイヤ
20が、また下部には下部ワイヤ21が、上下にそれぞ
れ2本づつ4本の極小径の弾性体(例えば、ベリリュウ
ム銅,燐青銅,ばね用ステンレス等)の上部ワイヤ20
と下部ワイヤ21が固定されており、上部ワイヤ20と
下部ワイヤ21のもう一方の端は基板30のランド部3
1にそれぞれはんだ付け固定されている。尚、上部ワイ
ヤ20と下部ワイヤ21のうち図示下側(光ディスク面
から遠い位置)の2本の下部ワイヤ21の線径を、図示
上側(光ディスク面から近い位置)の2本の上部ワイヤ
20の線径と同等以上の大きさに形成してばね定数の高
いものが用いられる。基板30は、基板支持部(図示省
略)に固定されているので、対物レンズ15を含む可動
部10は上部ワイヤ20と下部ワイヤ21により弾性支
持されている。尚、可動部10は追従性の向上及び不要
共振(ピッチング、ローリング、ヨーイング等)を防ぐ
ために、可動部10の全体重量を軽減するような形状お
よび材料の選択が行われている。
【0019】対物レンズ15はレーザ光源から出射され
たレーザ光を光ディスクの信号記録面に収束させるレン
ズで、レンズホルダ16に保持されている。レンズホル
ダ16は対物レンズ15とフォーカス方向の調整コイル
およびトラッキング方向の調整コイル等を保持する部材
で、樹脂材が用いられ成形加工により形成される。基板
30は、上部ワイヤ20と下部ワイヤ21を保持する基
板で上部ワイヤ20と下部ワイヤ21をはんだ付けする
ランド部31が形成され、ランド部31の略中心部には
上部ワイヤ20と下部ワイヤ21の挿通孔32が形成さ
れている。挿通孔32には上部ワイヤ20と下部ワイヤ
21が挿通されランド部31にはんだ付け固定される。
そして、上部ワイヤ20と下部ワイヤ21の基板30に
近い部分を弾性体の樹脂材、例えばシリコン樹脂等で固
めたダンパー部35が形成される。
【0020】次に、トラックオフセット時の対物レンズ
の傾きについて説明する。可動部10が矢印P方向へ追
従(駆動点18が移動)すると、可動部10の上部ワイ
ヤ20のばね定数が低いので先に撓み図2の(a)に示
す方向へ対物レンズ15が傾き、光ディスク法線に対す
る対物レンズ法線eと主光軸fの傾き方向とが同じ方向
へ傾くので、対物レンズ法線eと主光軸fとで構成され
る角度θ1が小さくなり視野特性が改善される。また、
可動部10が矢印Q方向へ追従(駆動点18が移動)す
ると可動部10のばね定数の低い上部ワイヤ20が先に
撓み図2の(b)に示す方向へ対物レンズ15が傾き、
光ディスク法線に対する対物レンズ法線eと主光軸fと
が同じ方向へ傾くので、対物レンズ法線eと主光軸fと
で構成される角度θ2が小さくなり視野特性が改善され
る。
【0021】以上説明したように本実施例によれば、上
部ワイヤ20と下部ワイヤ21のうち下部ワイヤ21の
方が、上部ワイヤ20よりも線径を大きくしてばね定数
の高いものが用いられるので、アクチュエータ5が変位
(可動部10が矢印PまたはQ方向へ追従)する方向に
対して対物レンズ15の像点側主点が物点側主点の傾く
方向と同じ方向となる。即ち、光ディスク法線に対する
対物レンズ法線eの傾く方向と主光軸fの傾き方向とが
常に同じ方向となるので、視野特性が改善されジッター
等の読み取り性能が劣化するのを防止することができ
る。従って、安定した記録信号の読み取りが可能とな
る。尚、本実施例では、上部ワイヤ20よりも下部ワイ
ヤ21の線径を大きく形成してばね定数を大きくした
が、その他に、上部ワイヤ20よりも下部ワイヤ21の
方に曲弾性係数の高い部材を用いることにより、上下4
本の上部ワイヤ20と下部ワイヤ21の線径を変えるこ
となく本実施例と同じ効果を得ることができる。また、
上部ワイヤ20と下部ワイヤ21のワイヤの断面形状を
変えることによってもばね定数を変えることができる。
例えば、上部ワイヤ20の断面形状を円形に形成し、下
部ワイヤ21の断面形状を方形に形成してもよい。
【0022】次に、本発明の第2実施例を図3および図
4を用いて説明する。図3は本発明の第2実施例の光ピ
ックアップの要部を示す概略構成図で、(a)は正面
図、(b)はB矢視図である。図4は第2実施例のトラ
ックオフセット時の対物レンズ法線と主光軸との関係図
で、(a)は対物レンズをP方向へ追従させた状態を示
す側面図、(b)は対物レンズをP方向へ追従させた状
態を示す側面図である。尚、第2実施例は第1実施例の
ワイヤの形状を変更したものでその他については第1実
施例と略同じであるので、第1実施例と同じ構成につい
ては同じ符号を付し説明を省略する。
【0023】22,23は可動部10を支持する上下の
ワイヤで、それぞれ2本づつ4本で構成されており、上
側の2本の上部ワイヤ22と下側の2本の下部ワイヤ2
3の断面形状は方形形状をしている。上部ワイヤ22と
下部ワイヤ23のうち下部ワイヤ23の幅Wを、上部ワ
イヤ22の幅wと同等以上の幅に形成してばね定数を高
くしている。尚、上部ワイヤ22と下部ワイヤ23は同
じ薄板材(例えば、ベリリュウム銅,燐青銅,ばね用ス
テンレス等)からワイヤの幅がWとwとなるように、エ
ッチング加工またはレーザー切断加工等により上下一対
にして形成される。
【0024】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように上部ワイヤ22と下部ワイヤ2
3のうち下部ワイヤ23の方の2本が、上部ワイヤ22
の2本よりも線幅を広くしてばね定数の高いものが用い
られるので、可動部10が矢印PまたはQ方向へ追従
し、光ディスク法線に対する対物レンズ法線eが傾く方
向と主光軸fの傾き方向とが常に同じ方向となるので、
視野特性が改善されジッター等の読み取り性能が劣化す
るのを防止することができる。従って、安定した記録信
号の読み取りが可能となる。
【0025】次に、本発明の第3実施例を図5を用いて
説明する。図5は本発明の第3実施例の光ピックアップ
の要部を示す概略構成図で、(a)は正面図(一部断
面)、(b)はC矢視図である。尚、第3実施例は第1
および第2実施例のワイヤの一部を変更したものでその
他については第1および第2実施例と略同じであるの
で、第1実施例および第2と同じ構成については同じ符
号を付し説明を省略する。
【0026】24,25は可動部10を支持する上下ワ
イヤで、それぞれ2本づつ4本で構成されており、上側
の2本の上部ワイヤ24と下側の2本の下部ワイヤ25
の断面形状は方形形状をしている。上部ワイヤ24と下
部ワイヤ25のうち下部ワイヤ25の厚みXを、上部ワ
イヤ24の厚みxと同等以上の厚みの板材を用いて形成
しばね定数を高くしている。尚、上部ワイヤ24は同じ
薄板材(例えば、ベリリュウム銅,燐青銅,ばね用ステ
ンレス等)からワイヤの幅が同じとなるように、同じ板
材からエッチング加工またはレーザー切断加工等により
左右一対にして形成される。また、下部ワイヤ25は上
部ワイヤ24に用いられる板厚よりも厚い薄板材(例え
ば、ベリリュウム銅,燐青銅,ばね用ステンレス等)か
らワイヤの幅が同じとなるように、同じ板材からエッチ
ング加工またはレーザー切断加工等により左右一対にし
て形成される。即ち、上部ワイヤ24の厚みxより下部
ワイヤ25の厚みXのほうが厚く形成される。
【0027】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように上部ワイヤ24と下部ワイヤ2
5うち下部ワイヤ25の方が、上部ワイヤ24の厚みx
よりも厚くしてばね定数を高くしているので、可動部1
0が矢印PまたはQ方向へ追従し対物レンズ15が傾い
た際に、光ディスク法線に対する対物レンズ法線eが傾
く方向と主光軸fの傾き方向とが常に同じ方向となるの
で、視野特性が改善されジッター等の読み取り性能が劣
化するのを防止することができる。また、フォーカス方
向のばね定数変化が低減される。従って、安定した記録
信号の読み取りが可能となる。尚、本実施例では、上部
ワイヤ24の厚みxと下部ワイヤ25の厚みXを変えて
ばね定数を高くしたが、その他に上部ワイヤ24よりも
下部ワイヤ25の方に曲弾性係数の高い部材を用いるこ
とにより、上部ワイヤ24と下部ワイヤ25の断面形状
を変えることなく本実施例と同じ効果を得ることができ
る。
【0028】次に、本発明の第4実施例を図6を用いて
説明する。図6は本発明の第4実施例の光ピックアップ
の要部を示す概略構成図で、(a)は正面図(一部断
面)、(b)はD矢視図である。尚、第4実施例は第1
の一部を変更したものでその他については第1と略同じ
であるので、第1実施例と同じ構成については同じ符号
を付し説明を省略する。
【0029】27,28は可動部10を支持する上下の
ワイヤで、それぞれ2本づつ4本で構成されており、上
側の2本の上部ワイヤ27と下側の2本の下部ワイヤ2
8の断面形状は方形形状をしており、弾性体のシリコン
樹脂等で固められたダンパー部35内は拡幅部29が形
成されている。尚、上部ワイヤ22と下部ワイヤ23は
同じ薄板材(例えば、ベリリュウム銅,燐青銅,ばね用
ステンレス等)からエッチング加工またはレーザー切断
加工等により上下一対にして形成される。
【0030】以上説明したように本実施例によれば、ダ
ンパー部35内の上部ワイヤ27と下部ワイヤ28の幅
を拡幅形状に形成しているので、低振動域でのみばね定
数を上げることができる。また、トラック方向変位によ
るアクチュエータ部5(可動部10)のローリングを防
止することができる。従って、安定した記録信号の読み
取りが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クチュエータ部(可動部)がラジアル方向へ変位した場
合に、光ディスク法線に対する対物レンズ法線の傾き方
向と主光軸の傾き方向とが常に同じ方向となるので、視
野特性が改善されジッター等の読み取り性能が劣化する
のを防止することができる。従って、安定した記録信号
の読み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光ピックアップの要部を
示す概略構成図で、(a)は正面図、(b)はA矢視図
である。
【図2】第1実施例のトラックオフセット時の対物レン
ズ法線と主光軸との関係図で、(a)は対物レンズをP
方向へ追従させた状態を示す側面図、(b)は対物レン
ズをP方向へ追従させた状態を示す側面図である。
【図3】本発明の第2実施例の光ピックアップの要部を
示す概略構成図で、(a)は正面図、(b)はB矢視図
である。
【図4】第2実施例のトラックオフセット時の対物レン
ズ法線と主光軸との関係図で、(a)は対物レンズをP
方向へ追従させた状態を示す側面図、(b)は対物レン
ズをP方向へ追従させた状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第3実施例の光ピックアップの要部を
示す概略構成図で、(a)は正面図(一部断面)、
(b)はC矢視図である。
【図6】本発明の第4実施例の光ピックアップの要部を
示す概略構成図で、(a)は正面図(一部断面)、
(b)はD矢視図である。
【図7】従来の光ピックアップの要部を示す概略構成図
で、(a)は正面図、(b)はE矢視図である。
【図8】従来例のトラックオフセット時の対物レンズ法
線と主光軸との関係図で、(a)は対物レンズをR方向
へ追従させた状態を示す側面図、(b)は対物レンズを
S方向へ追従させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
5・・・・・・アクチュエータ部 10・・・・・可動部 15・・・・・対物レンズ 16・・・・・レンズホルダ 17・・・・・側部 18・・・・・駆動点 20,22,24,27・・上部ワイヤ 21,23,25,28・・上部ワイヤ 29・・・・・拡幅部 30・・・・・基板 31・・・・・ランド部 32・・・・・挿通孔 35・・・・・ダンパー部 e・・・・・・対物レンズの法線 f・・・・・・主光軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠い位置
    に構成される2本のワイヤのばね定数が該光ディスク面
    から近い位置に構成される2本のワイヤより高いことを
    特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠い位置
    に構成される2本のワイヤの線径が該光ディスク面から
    近い位置に構成される2本のワイヤより大きいことを特
    徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠い位置
    に構成される2本のワイヤの曲弾性係数が該光ディスク
    面から近い位置に構成される2本のワイヤより高いこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠い位置
    に構成される2本のワイヤが該光ディスクの法線方向に
    平行な平面において該ワイヤ幅が該光ディスク面から近
    い位置に構成される2本のワイヤより広いことを特徴と
    する光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤのうち前記光ディスク面から遠い位置
    に構成される2本のワイヤが該光ディスクの法線方向に
    平行な平面において該ワイヤの厚みが該光ディスク面か
    ら近い位置に構成される2本のワイヤより厚いことを特
    徴とする光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 4本のワイヤで対物レンズを弾性支持し
    光ディスクの記録信号を読み取る光ピックアップにおい
    て、 前記4本のワイヤを保持するダンパー部内の線径のうち
    前記光ディスク面から遠い位置に構成される2本のワイ
    ヤの線径が該光ディスク面から近い位置に構成される2
    本のワイヤより大きいことを特徴とする光ピックアッ
    プ。
JP21440697A 1997-08-08 1997-08-08 光ピックアップ Withdrawn JPH1166583A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6594223B2 (en) * 2000-02-09 2003-07-15 Pioneer Corporation Lens driving apparatus for disk player having a lens holder supported by a plurality of elastic members having different spring constants
KR20040018833A (ko) * 2002-08-27 2004-03-04 삼성전기주식회사 광 픽업 엑츄에이터
US7656757B2 (en) 2005-03-11 2010-02-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup for an optical recording and/or reproducing apparatus including an actuator forming a predetermined angel with respect to the pickup base

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