JPH11306564A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH11306564A JPH11306564A JP12970298A JP12970298A JPH11306564A JP H11306564 A JPH11306564 A JP H11306564A JP 12970298 A JP12970298 A JP 12970298A JP 12970298 A JP12970298 A JP 12970298A JP H11306564 A JPH11306564 A JP H11306564A
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Abstract
ンシャル方向の傾きを小さくすると同時に、高域周波数
の共振に対するダンピングを高める。 【解決手段】 対物レンズ11を備えた可動部1が、対
物レンズ11を中心として複数づつ左右に振り分けら
れ、左右において上下に配置され、かつ、左右方向に湾
曲された複数の弾性支持部材により、固定部2に支持さ
れている対物レンズ駆動装置において、上下の弾性支持
部材31、32を非平行に配置したものである。
Description
録媒体に光スポットを投射して光学的に情報を書き込
み、読み取る光ピックアップ装置の対物レンズ駆動装置
に関するものである。
ンズを備えた対物レンズ駆動装置と、対物レンズに光の
送受を行う光学系とから構成されている。そして、光学
系ブロックの取付け台上に対物レンズ駆動装置を配置し
た構造となっている。
すように、対物レンズ11、フォーカスコイル12、ト
ラッキングコイル13を備えた可動部1と、磁気回路
(マグネット等)21を備えた固定部2と、可動部1と
固定部2に両端が固定されて可動部1を片持ちに支持し
ている4本の弾性支持部材3とから構成されている。そ
して、金属性ワイヤである弾性支持部材3は、対物レン
ズ11を中心として2本づつ左右に振り分けられ、左右
において上下に配置されて、一端が、対物レンズ11が
装着されたレンズホルダ14の左右側面に設けられたホ
ルダ基板15に、他端が、ベース22に立設されたベー
ス基板23に、はんだ付けにより固定されている。そし
て、固定部2は、弾性支持部材3がタンジェンシャル方
向(ディスクの接線方向)と平行になるように配置され
ている。
によってフォーカス方向(ディスクに垂直な方向)に、
トラッキングコイル13の通電によってラジアル方向
(ディスクの半径方向)にシフトする。この可動部1の
振動を制するために、図4に示すように、弾性支持部材
3の他端が固定されるベース基板23の前にダンパケー
ス24を設け、ダンパケース24及びベース基板23を
貫通させて弾性支持部材3の他端をはんだ付けによりベ
ース基板23に固定し、ダンパケース24にゲル状ダン
ピング材25を充填し、弾性支持部材3に付着させてい
る。これは、充填されたゲル状ダンピング材25の中に
一部が配置されて、ゲル状ダンピング材25に付着して
いる弾性支持部材3のシフトによるゲル状ダンピング材
25の変形及び粘性流動を利用して、ダンピングするも
のである(例えば、特開平2−232824)。
は、4本の弾性支持部材3は、可動部1をフォーカス方
向、ラジアル方向にシフトさせたとき可動部1が傾かな
いように、つまり対物レンズ11が傾かないようにする
ため可動部1側固定端と固定部2側固定端の間隔を等し
くし、上下左右において平行になるように設定されてい
る。また、高域周波数での共振、例えばピッチングモー
ドやヨーイングモードに対しての振動を抑えるために、
図5に示すように、弾性支持部材3をあらかじめ、左右
に、すなわち、ラジアル方向に弓状に湾曲させ、可動部
1を固定部2で支持している(例えば、特開平7−10
5551、特開平9−190636)。
定間隔を等しくして厳密に平行に配しても、弾性支部部
材3をあらかじめ弓状に湾曲させると、可動部1をフォ
ーカス方向にシフトさせたとき、可動部1の傾きが発生
する。例えばラジアル方向に弾性支持部材3を湾曲させ
たとき、可動部1をフォーカス方向にシフトさせると、
タンジェンシャル方向の傾きが大きくなる。特に、湾曲
させる量を増やして高域周波数の共振に対するダンピン
グを高めようとすると、図6に示すように、タンジェン
シャル方向の可動部1の傾きが大きくなる。可動部1の
傾き、つまり対物レンズ11の傾きが大きくなると、コ
マ収差を発生し、読み取り信号のジッタを悪化させてし
まう。
きを小さくしようとして弾性支持部材3の湾曲量を小さ
くすると、高域周波数での共振に対するダンピング効果
がうすれてしまい、システムに実装したときに問題とな
る。
部1の傾きを小さくすることと、高域周波数の共振に対
するダンピングを高めることとは、両立しないという課
題がある。
解決する目的でなされたものである。
の手段を、実施の一形態に対応する図1を用いて以下、
説明する。この発明は、対物レンズ11を備えた可動部
1が、対物レンズ11を中心として複数づつ左右に振り
分けられ、左右において上下に配置され、かつ、左右方
向に湾曲された複数の弾性支持部材により、固定部2に
支持されている対物レンズ駆動装置において、上下の弾
性支持部材31、32を非平行に配置したものである。
動部1をフォーカス方向にシフトさせたとき、可動部の
タンジェンシャル方向の傾きが小さくなる。
を示す図である。図1において、31は上側の弾性支持
部材、32は下側の弾性支持部材、Aは可動部1側の上
下弾性支持部材31、32の固定間隔、Bは固定部2側
の上下弾性支持部材31、32の固定間隔である。
イヤ径0.08mmのりん青銅を用い、左右の、すなわ
ちラジアル方向の弾性支持部材3、3の水平間隔Cを1
0.6mm、弾性支持部材31、32の水平固定間隔L
を9.0mmとし、Bを1.9mmに固定して、Aの値
を変えてフォーカス方向に+0.5mmシフト(中立位
置よりディスク側にシフト)させたときのタンジェンシ
ャル方向の傾きを示す。図2において、Xは湾曲量Dを
0に、Yは湾曲量Dを約130μmに設定したときのデ
ータを示す(水平間隔C,湾曲量Dの意味内容について
は図5参照)。これによれば、A/Bの値が1の場合、
湾曲量Dが0のときは、タンジェンシャル方向の傾き
は、+2分(ディスク側にシフトしたときの可動部1の
傾きを+とする)であるのに対して、湾曲量Dが約13
0μmのときは、+7分となって、タンジェンシャル方
向の傾きが大きい。しかし、A/Bの値が0.97にな
ると、タンジェンシャル方向の傾きはなくなる。そし
て、A/Bの値が0.97から離れるに従い、タンジェ
ンシャル方向の傾きは大きくなる。
湾曲量Dによって決まる傾きを補正するように、AとB
の関係をA<Bにし、かつ、AとBの比を最適にするこ
とによって、弾性支持部材3を湾曲させてフォーカス方
向に可動部1をシフトさせても、可動部1のタンジェン
シャル方向の傾きは大きくなることがない。それゆえ、
可動部1の傾きとは無関係に、湾曲量Dを設定して高域
周波数の共振に対するダンピング効果を高めることがで
きる。
つ左右に振り分けられ、左右において上下に配置された
4本の弾性支持部材により、固定部に片持ちに支持され
ている対物レンズ駆動装置について説明してきたが、3
本づつ左右に振り分けられ、左右において上下に配置さ
れた6本の弾性支持部材により、固定部に片持ちに支持
されている対物レンズ駆動装置にも適用でき、また、固
定部への支持方法も、片持ちのみならず、両持ちの場合
も適用できる。また、左右に振り分けられ、左右方向に
湾曲された上下の弾性支持部材31、32は、同一のも
のであるが、必ずしも同一のものに限られるものではな
く、例えば、上下で湾曲の程度が異なるものであって
も、または、左右方向に加えて上下に湾曲しているもの
でもよい。さらには、弾性支持部材31、32の可動部
1側の固定箇所は、縦一列に並んでいるが、上下でずれ
ていても構わない。
対物レンズを備えた可動部が、該対物レンズを中心とし
て2本づつ左右に振り分けられ、左右において上下に配
置され、かつ、左右方向に湾曲された複数の弾性支持部
材により、固定部に支持されている対物レンズ駆動装置
において、前記上下の弾性支持部材を非平行に配置した
ものである。それゆえ、可動部をフォーカス方向にシフ
トさせたとき、可動部のタンジェンシャル方向の傾きが
小さくなり、可動部の傾きとは無関係に、弾性支持部材
の湾曲量を設定することができる。したがって、この発
明によれば、可動部をフォーカス方向にシフトしたとき
の可動部のタンジェンシャル方向の傾きを小さくすると
同時に、高域周波数の共振に対するダンピングを高める
ことができるという効果が得られる。
固定部2側の上下弾性支持部材の固定間隔Bの比と、可
動部1のタンジェンシャル方向の傾きとの関係を示す図
である。
る。
断面図である。
ャル方向の傾きとの関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 対物レンズを備えた可動部が、該対物レ
ンズを中心として複数づつ左右に振り分けられ、左右に
おいて上下に配置され、かつ、左右方向に湾曲された複
数の弾性支持部材により、固定部に支持されている対物
レンズ駆動装置において、前記上下の弾性支持部材を非
平行に配置したことを特徴とする対物レンズ駆動装置 - 【請求項2】 可動部側の固定間隔を固定部側の固定間
隔より短く設定した請求項1記載の対物レンズ駆動装置
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12970298A JPH11306564A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 対物レンズ駆動装置 |
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US09/296,655 US6163416A (en) | 1998-04-24 | 1999-04-23 | Objective lens driving device and manufacturing method thereof |
CN 99107438 CN1233823A (zh) | 1998-04-24 | 1999-04-24 | 物镜驱动装置 |
US09/702,688 US6285517B1 (en) | 1998-04-24 | 2000-11-01 | Objective lens driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12970298A JPH11306564A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11306564A true JPH11306564A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=15016096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12970298A Pending JPH11306564A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306564A (ja) |
CN (1) | CN1233823A (ja) |
TW (1) | TW420357U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008299933A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Kenwood Corp | 光ピックアップ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100601688B1 (ko) * | 2004-06-22 | 2006-07-14 | 삼성전자주식회사 | 광픽업 액츄에이터 및 그 제조 방법 및 이를 적용한광픽업 및 광 기록 및/또는 재생기기 |
JP2009104707A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Hitachi Media Electoronics Co Ltd | 対物レンズアクチュエータ、光ピックアップおよび光ディスク装置 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP12970298A patent/JPH11306564A/ja active Pending
-
1999
- 1999-04-23 TW TW88206358U patent/TW420357U/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-04-24 CN CN 99107438 patent/CN1233823A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008299933A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Kenwood Corp | 光ピックアップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1233823A (zh) | 1999-11-03 |
TW420357U (en) | 2001-01-21 |
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