JP2003115121A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2003115121A
JP2003115121A JP2001306649A JP2001306649A JP2003115121A JP 2003115121 A JP2003115121 A JP 2003115121A JP 2001306649 A JP2001306649 A JP 2001306649A JP 2001306649 A JP2001306649 A JP 2001306649A JP 2003115121 A JP2003115121 A JP 2003115121A
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objective lens
lens
head device
tilt control
optical head
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JP2001306649A
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Masaru Uno
勝 宇野
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、安定して動作する対物レンズ
のチルト制御機構を備えた光ヘッド装置を提案するこ
と。 【解決手段】 光ヘッド装置1において、レンズホルダ
10上には、レンズホルダ10と対物レンズ4との間で
対物レンズ4の傾きを調整する圧電素子32a、32b
と、弾性をもって対物レンズ4を押圧してレンズホルダ
10と対物レンズ4との間に圧電素子32a、32bが
挟まれた状態を保持するゴム製のキャップ31とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)
などの光記録ディスクの再生等に用いられる光ヘッド装
置に関するものである。さらに詳しくは、光ヘッド装置
において、対物レンズからの収束光の光軸を光記録媒体
に垂直に照射するように対物レンズの傾きを調整するた
めのチルト制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどの光記録ディスクの再
生に用いられる光ヘッド装置では、対物レンズを保持し
たレンズホルダをトラッキング方向およびフォーカシン
グ方向に駆動して光記録ディスクから信号の再生を行な
う。このような光ヘッド装置では、対物レンズをレンズ
ホルダに接着剤等で固定しておき、レンズホルダをトラ
ッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する。レ
ンズホルダの駆動方法としては、レンズホルダをワイヤ
ーによって支持したワイヤーサスペンション型と呼ばれ
るもの、レンズホルダに形成した軸孔に嵌められた支軸
によってレンズホルダを支持した軸摺動回動型と呼ばれ
るものがある。
【0003】ワイヤーサスペンション型の光ヘッド装置
は、対物レンズが取付けられたレンズホルダと、このレ
ンズホルダを支持するワイヤーが固定されたホルダ支持
部材と、レンズホルダをトラッキング方向およびフォー
カシング方向に駆動する磁気駆動機構とを有している。
ワイヤーの弾性により移動可能に支持されたレンズホル
ダは、磁気駆動機構によりトラッキング方向およびフォ
ーカシング方向に駆動される。
【0004】これに対して、軸摺動回動型の光ヘッド装
置は、対物レンズが取付けられたレンズホルダと、レン
ズホルダに形成された軸孔に嵌められる支軸が形成され
たホルダ支持部材と、レンズホルダをトラッキング方向
およびフォーカシング方向に駆動する磁気駆動機構とを
有している。ホルダ支持部材の支軸に嵌められたレンズ
ホルダは、磁気駆動機構により、支軸周りに回転するこ
とによりトラッキング方向に駆動され、支軸に沿って摺
動することによりフォーカシング方向に駆動される。
【0005】また、光記録ディスクの記録、再生等にお
いては、それを行う際、光記録ディスクからの戻り光を
検出し、その検出結果に基づいて、光記録ディスクに対
する対物レンズの傾きを調整することにより、レーザ光
を光記録ディスクの目標とする位置に垂直に収束させる
チルト制御が行われる。
【0006】このようなチルト制御を行うためのチルト
制御機構として、特公平6−19844公報には光ヘッ
ド装置自体を傾ける構成、特公平6−68844公報に
はワイヤーで保持されたレンズホルダをワイヤーの弾性
を利用して傾ける構成、特公昭60−57134には、
鏡筒に対物レンズを取付け、この鏡筒を傾ける構成が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
対物レンズのチルト制御機構において、光ヘッド装置自
体を傾ける機構、および対物レンズを取付けた鏡筒を傾
ける構成は、構成部品が多くなり、複雑である。このた
め、光ヘッド装置のコストアップを招くとともに、落下
テストにおいても信頼性が確保できない。
【0008】また、ワイヤーの弾性を利用したチルト制
御機構では、ワイヤーの弾性を利用してフォーカシング
方向およびトラッキング方向の駆動に加えて、チルト駆
動も行うことになるため、動作が不安定なものとなって
しまう。また、このような構成は、軸回動摺動型の光ヘ
ッド装置に適用することが困難である。
【0009】このような点に鑑みて、本発明の課題は、
簡単な構成で、かつ、安定して動作する対物レンズのチ
ルト制御機構を備えた光ヘッド装置を提案することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、光源からの出射光を光記録媒体に収束
させる対物レンズと、前記対物レンズを搭載するレンズ
ホルダと、前記光記録媒体からの戻り光を検出する受光
手段とを有する光ヘッド装置において、前記レンズホル
ダ上には、該レンズホルダと前記対物レンズとの間に配
置され、前記受光手段での受光結果に基づいて駆動され
て前記対物レンズの傾きを調整するチルト制御用アクチ
ュエータと、弾性をもって前記対物レンズを押圧して前
記レンズホルダと前記対物レンズとの間に前記チルト制
御用アクチュエータが挟まれた状態を保持する弾性部材
とを備えていることを特徴とする。
【0011】本発明では、受光手段での受光結果に基づ
いてチルト制御用アクチュエータを駆動すると、対物レ
ンズは、弾性部材によって押圧された状態のまま、傾き
が制御される。このため、光記録媒体が傾いた状態で回
転している場合でも、対物レンズからの出射光は、光軸
が常に光記録媒体の記録面に対して垂直な状態で収束す
るので、光記録媒体に対する情報の記録、再生等を良好
に行うことができる。また、チルト制御を行うためのチ
ルト制御用アクチュエータや弾性部材は、レンズホルダ
上に搭載され、かつ、これらの部材は、トラッキング方
向やフォーカシング方向への駆動用アクチュエータと独
立して構成されているので、チルト制御機構の構成を簡
素化でき、かつ、安定したチルト制御を行うことができ
る。さらに、弾性部材が弾性をもって対物レンズを押圧
しているので、対物レンズは、チルト制御用アクチュエ
ータから受ける力に忠実に追従してその傾きを変える。
しかも、弾性部材が弾性をもって対物レンズを押圧して
いるので、外部からの振動が対物レンズに伝わりにく
く、かつ、落下などの際の衝撃にも強い。さらにまた、
本発明を適用したチルト制御機構は、ワイヤーサスペン
ション型および軸回動摺動型のいずれの光ヘッド装置に
も適用することができるという利点がある。
【0012】本発明において、前記弾性部材は、例え
ば、ゴム製またはエラストマー製である。このように構
成すると、弾性部材としてばねを用いた場合と比較し
て、チルト制御機構を簡素化できる。
【0013】本発明において、前記チルト制御用アクチ
ュエータとしては、圧電素子を用いることが好ましい。
このような素子を用いれば、外部からの給電を制御する
だけで圧電素子に再現性のよい変位が起こるので、対物
レンズの傾きを高い精度で制御することができる。ま
た、圧電素子の変位を利用すれば、対物レンズを直接、
駆動することができるので、応答性に優れたチルト制御
を行うことができる。
【0014】本発明において、前記圧電素子は、少なく
とも、前記対物レンズと前記レンズホルダの間のうち、
前記光記録媒体のトラック方向において前記対物レンズ
の中心を挟む両側2箇所に配置されている。このような
構成によれば、少なくとも、光記録媒体がトラッキング
方向に傾いているという事態に対処できる。
【0015】また、本発明において、前記圧電素子は、
少なくとも、前記対物レンズと前記レンズホルダの間の
うち、前記光記録媒体のトラック方向と直交する方向に
おいて前記対物レンズの中心を挟む両側2箇所に配置さ
れていることもある。このような構成によれば、少なく
とも、光記録媒体がジッタ方向に傾いているという事態
に対処できる。
【0016】本発明において、前記対物レンズと前記レ
ンズホルダとの間には、チルト制御の際に前記対物レン
ズが姿勢を変えるときの支点が形成されていることが好
ましい。このように構成すると、小さな力で応答性よく
対物レンズの傾きを調整することができる。
【0017】本発明において、前記対物レンズと前記レ
ンズホルダとの間には、チルト制御の際に前記対物レン
ズの前記光記録媒体側の焦点付近を中心に前記対物レン
ズが回動するように前記対物レンズを案内するガイド機
構が形成されていることが好ましい。このように構成す
ると、対物レンズは、傾きが変わっても焦点付近を中心
に回動するので、光記録媒体の記録面と焦点との位置関
係がずれることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
た光ヘッド装置を説明する。
【0019】[実施の形態1] (全体構成)図1は本例の光ヘッド装置の光学系を中心
に示す概略構成図である。この図に示すように、光ヘッ
ド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録ディスク
5(光記録媒体)に対する情報記録、情報再生を行うも
のであり、レーザ光源2からの出射されたレーザ光が、
ハーフミラー3で反射し、対物レンズ4で集光されて光
記録ディスク5の情報記録面に焦点を結ぶように構成さ
れている。対物レンズ4は、後述する対物レンズ駆動機
構7によってトラッキング方向およびフォーカシング方
向の位置および光記録ディスクに対する傾き調整がサー
ボ制御される。
【0020】光記録ディスク5で反射した戻り光は、対
物レンズ4およびハーフミラー3を通過して光検知器6
(受光手段)に入射する。駆動制御装置8は、光検出器
6での受光量に基づき、情報再生処理を行なうと共に、
対物レンズ駆動機構7を駆動制御して対物レンズ4のト
ラッキング方向およびフォーカシング方向の位置をサー
ボ制御するとともに、後述する対物レンズ4の傾きもサ
ーボ制御する。また、駆動制御装置8は、レーザ光源2
の駆動制御も行なう。
【0021】(対物レンズ駆動機構)図2(a)および
(b)はそれぞれ、対物レンズ駆動機構7を取出して示
す平面図および断面図である。この図に示すように、対
物レンズ駆動機構7は、対物レンズ4を保持するレンズ
ホルダ10と、このレンズホルダ10を対物レンズ4の
トラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能
に支持するホルダ支持部材20を有している。ホルダ支
持部材20は、円形の底壁21と、その底壁21の外周
縁から立ちあがっている円筒状の外ヨーク22と、底壁
21の中央から垂直に起立した支軸23とを備えてい
る。
【0022】レンズホルダ10は、略円筒状の胴部11
と、この胴部11の内側に同心円状に配置された円筒状
の軸受け部12とを備え、これらの間は放射状に延びる
複数本のリブで繋がれている。軸受け部12の内部には
フォーカシング方向に貫通する円形断面の軸孔12aが
形成されている。胴部11の上端には対物レンズ取付部
14が形成されており、ここに対物レンズ4が搭載され
ている。対物レンズ4は、その上側からゴム製のキャッ
プ31で押えられて、レンズホルダ10に取付けられて
いる。このキャップ31および対物レンズ4の傾きを調
整するチルト制御機構30については後で説明する。
【0023】レンズホルダ10の軸孔12aには、ホル
ダ支持部材20の支軸23が下側から差し込まれてお
り、当該レンズホルダ10はこの支軸23に沿ってフォ
ーカシング方向Fに摺動可能であると共に、当該支軸2
3を中心としてトラッキング方向Tに回動可能である。
【0024】ここで、対物レンズ駆動機構7はレンズホ
ルダ10を移動させるための磁気駆動回路を備えてい
る。すなわち、レンズホルダ10の胴部11の外周面に
は一対のフォーカシング用駆動コイル41、42と、一
対のトラッキング用駆動コイル43、44と、これらの
駆動コイルに給電するためのフレキシブルプリント基板
45とが取り付けられている。また、ホルダ支持部材2
0の側には、その外ヨーク22の内周面に、一対のトラ
ッキング用駆動マグネット46、47および一対のフォ
ーカシング用駆動マグネット48、49が取り付けられ
ている。
【0025】トラッキング用駆動マグネット46、47
は、トラッキング用駆動コイル43、44に対峙する部
分に配置され、トラッキング用駆動コイル43、44が
対峙する部分を中心として周方向に分極着磁されてい
る。フォーカシング用駆動マグネット48、49は、フ
ォーカシング用駆動コイル41、42に対峙する部分に
配置され、単極に着磁されている。
【0026】このように、本例では、レンズホルダ10
に取り付けられたフォーカシング用およびトラッキング
用駆動コイル41〜44と、ホルダ支持部材20に取り
付けられたフォーカシング用およびトラッキング用駆動
マグネット46〜49とにより磁気駆動回路が構成され
ている。この磁気駆動回路は、フォーカシング用駆動コ
イル41、42、およびトラッキング用駆動コイル4
3、44に対してフレキシブルプリント基板45を介し
て行われる給電を制御することにより、光源からの出射
光を光記録ディスク5に収束させる対物レンズ4(レン
ズホルダ10)を、ホルダ支軸23に沿って上下方向
(フォーカシング方向)、または支軸23周り(トラッ
キング方向)に駆動することができる。
【0027】(チルト制御機構)次に、対物レンズ4の
傾きを調整するためのチルト制御機構30について説明
する。
【0028】図3は、図2のA−A線に沿って切断した
部分を示す断面図である。図4は、このチルト制御機構
に用いたキャップの斜視図である。図5(a)、(b)
はそれぞれ、図3に示すチルト制御機構に用いたキャッ
プと対物レンズをレンズホルダから取り外した様子を示
す拡大平面図、およびレンズホルダに形成した支点を示
す斜視図である。図6(a)、(b)はそれぞれ、図3
に示すチルト制御機構に用いたフレキシブルプリント基
板を示す斜視図、およびその変形例を示す斜視図であ
る。
【0029】図3に示すように、レンズホルダ10で
は、レンズ取付部14が円筒状に形成されている。レン
ズ取付部14には、上端開口より小径の開口を有する円
環状段面15が形成され、この円環状段面15に対物レ
ンズ4のフランジ4aが配置されている。
【0030】また、レンズホルダ10の円環状段面15
と対物レンズ4のフランジ部4aとの間には、チルト制
御用アクチュエータとしての圧電素子32a、32bが
挟み込まれている。ここで、圧電素子32a、32b
は、円環状段面15のうち、トラッキング方向Tにおい
て対物レンズ4の中心を挟む両側、2箇所にそれぞれ配
置されている。
【0031】本形態において、チルト制御機構30は、
これらの圧電素子32a、32bと、対物レンズ4をレ
ンズホルダ10のレンズ取付部14に弾性をもって押し
付け固定する弾性部材としてのゴム製のキャップ31と
により構成されている。
【0032】図3および図4に示すように、キャップ3
1は、対物レンズ4のフランジ部4aの上端面を押さえ
る円盤部分311と、トラッキング方向Tにおいて対物
レンズ4の中心を挟む両側2箇所で円盤部分311から
下に延びる2本の腕部分312とを有している。円盤部
分311は、中央部分が開口となっており対物レンズ4
からのレーザ光を通す部分となっている。また、2本の
腕部分312はそれぞれ、下端部で内側に折れ曲がった
フック313を備えており、このフック313がレンズ
ホルダ10の円筒状のレンズ取付部14の下端縁分に引
っ掛かるようになっている。従って、レンズ取付部14
の円環状段面15に圧電素子32a、32b、および対
物レンズ4のフランジ部4aをこの順に重ねた状態でキ
ャップ31を上から被せてフック313をレンズ取付部
14の下端縁分に嵌めれば、キャップ31は、対物レン
ズ4を弾性をもって押圧し、対物レンズ4とレンズ取付
部14との間に圧電素子32a、32bが挟まれた状態
を保持する。
【0033】ここで、レンズホルダ10では、図5
(a)に示すように、レンズ取付け部14の外周部分の
うち、腕部分312が位置する部分には、腕部分312
が嵌まる溝16が形成されている。
【0034】また、図5(a)、(b)に示すように、
円環状段面15には、トラッキング方向Tと直交するジ
ッタ方向Gにおいて対物レンズ4の中心を挟む両側に
は、三角形の突起の頂点からなる支点151、152が
形成され、対物レンズ4のフランジ部4aは、これらの
支点151、152、および圧電素子32a、32bに
よって下方から支持されている。
【0035】また、圧電素子32a、32bは、図5
(a)に示すように、円環状段面15に沿うように、か
つ、支点152を避けるような平面形状のフレキシブル
プリント基板33に実装された状態でレンズホルダ10
のレンズ取付け部14の円環状段面15の上に配置され
ており、このフレキシブルプリント基板33に形成され
た配線パターンを介して給電される。
【0036】図6(a)において、圧電素子32a、3
2bは、極性を同じ向きに配置され、フレキシブル基板
33の表面に形成された配線パターン331、332の
うち、配線パターン331に圧電素子32a、32bの
下電極35が導電ペーストなどにより電気的に接続さ
れ、配線パターン332は圧電素子32a、32bの上
電極34に電気的に接続されている。従って、配線パタ
ーン331、332を介して圧電素子32a、32bに
給電すると、圧電素子32a、32bのうちの一方が厚
みを増すように変位し、他方は厚みが薄くなるように変
位する。ここで、フレキシブル基板33は、裏面側が粘
着材によってレンズ取付け部14の円環状段面15の上
に固定されている。
【0037】なお、圧電素子32a、32bは、図6
(b)に示すように、表面および裏面に配線パターン3
32、333が形成されたフレキシブル基板33に実装
されることもある。この場合、圧電素子32a、32b
の上電極34は、表面側の配線パターン332に電気的
に接続される。これに対して、圧電素子32a、32b
の下電極34は、フレキシブルプリント基板33の裏面
側の配線パターン333に対して、スルーホール334
を介して電気的に接続する上面パターン335に電気的
に接続される。
【0038】(本形態の作用、効果)このように構成し
た光ヘッド装置1において、光記録ディスク5が傾いた
まま回転していると、正確な情報記録や情報再生を行う
ことができないが、光記録ディスク5で反射した戻り光
を光検知器6で検出すると、その受光結果に基づいて、
駆動制御装置8は、フレキシブルプリント基板33を介
して圧電素子32a、32bに所定の駆動信号を出力す
る。その結果、2つの圧電素子32a、32bのうちの
一方が厚みを増すように変位し、他方は厚みが薄くなる
ように変位するので、対物レンズ4は、キャップ31に
よってレンズ取付部14の円環状段面15に向けて押圧
された状態のまま、支点151、152を中心に揺動し
その傾きが制御されるとともに、対物レンズ4によって
その状態が保持される。このため、光記録ディスク5が
傾いた状態で回転している場合でも、対物レンズ4から
の出射光は、光軸が常に光記録ディスク5の記録面に対
して垂直な状態で収束するので、光記録ディスク5に対
する情報の記録、再生等を良好に行うことができる。
【0039】また、チルト制御を行うための圧電素子3
2a、32bやキャップ31は、レンズホルダ10上に
搭載され、かつ、これらの部材は、トラッキング方向や
フォーカシング方向への駆動用と独立して構成されてい
るので、チルト制御機構30の構成を簡素化でき、か
つ、安定したチルト制御を行うことができる。
【0040】さらに、対物レンズ4がレンズホルダ10
に向けてキャップ31によって弾性をもって押し付けら
れているので、外部からの振動が対物レンズ4に伝わり
にくく、かつ、落下などの際の衝撃にも強い。
【0041】さらにまた、キャップ31は、対物レンズ
4が圧電素子32a、32bの力から開放されたときに
その押圧力で対物レンズ4をもとの姿勢に戻すという機
能と、対物レンズ4をレンズホルダ10上に保持すると
いう2つの機能を担っているので、チルト制御機構30
の構成を簡素化できる。
【0042】また、本形態では、チルト制御用アクチュ
エータとして圧電素子32a、32bを用いているの
で、外部からの給電を制御するだけで圧電素子32a、
32bに再現性のよい変位が起こるので、対物レンズ4
の傾きを高い精度で制御することができる。しかも、圧
電素子32a、32bの変位を利用すれば、対物レンズ
4を直接、駆動することができるので、応答性に優れた
チルト制御を行うことができる。
【0043】さらに、対物レンズ4とレンズホルダ10
との間には、チルト制御の際に対物レンズ4が姿勢を変
えるときの支点151、152が形成されているため、
小さな力で応答性よく対物レンズ4の傾きを調整するこ
とができる。
【0044】さらにまた、本形態のチルト制御機構30
は、ワイヤーサスペンション型および軸回動摺動型のい
ずれの光ヘッド装置にも適用することができるという利
点もある。
【0045】[実施の形態2]図7は、本発明の実施の
形態2に係る光ヘッド装置において、チルト制御機構に
用いたキャップと対物レンズをレンズホルダから取り外
した様子を示す拡大平面図である。
【0046】実施の形態1では、対物レンズ4を2つの
圧電素子32a、32b、および支点151、152で
支持する構成であったが、図7に示すチルト制御機構3
0のように、円環状段面15のうち、トラッキング方向
Tにおいて対物レンズ4の中心を挟む両側、2箇所に対
して、約60°から約90°の角度範囲にわたるような
大面積の圧電素子32e、32fを配置すれば、支点1
51、152を設けなくても、対物レンズ4がトラッキ
ング方向Tと直交するジッタ方向Gに不用意に傾くこと
がない。
【0047】[実施の形態3]実施の形態1では、対物
レンズ4をトラッキング方向Tに傾ける構成のチルト制
御機構30の例を説明したが、以下に説明するように、
対物レンズ4をトラッキング方向Tおよびジッタ方向G
の双方に対してチルト制御を行うように構成してもよ
い。
【0048】図8(a)、(b)はそれぞれ、本発明の
実施の形態2に係る光ヘッド装置のチルト制御機構を示
す平面図、および断面図である。図9は、図8のチルト
制御機構におけるキャップを示す斜視図である。図10
は、図8に示すチルト制御機構に用いたキャップと対物
レンズをレンズホルダから取り外した様子を示す拡大平
面図である。なお、本形態の光ヘッド装置は、基本的構
成が実施の形態1と同様であるので、共通する機能を有
する部分には同一の符号を付して説明するとともに、本
形態の特徴的な部分についてのみ説明する。
【0049】図8(a)に示すように、本形態の光ヘッ
ド装置でも、対物レンズ駆動機構7は、対物レンズ4を
保持するレンズホルダ10と、このレンズホルダ10を
対物レンズ4のトラッキング方向およびフォーカシング
方向に移動可能に支持するホルダ支持部材20を有して
いる。また、対物レンズ駆動機構7では、レンズホルダ
10に対して、一対のフォーカシング用駆動コイル4
1、42と、一対のトラッキング用駆動コイル43、4
4と、これらの駆動コイルに給電するためのフレキシブ
ルプリント基板45とが取り付けられ、ホルダ支持部材
20の側には、その外ヨーク22の内周面に、一対のト
ラッキング用駆動マグネット46、47および一対のフ
ォーカシング用駆動マグネット48、49が取り付けら
れている。
【0050】レンズホルダ10には、図8(b)に示す
ように、円筒状の対物レンズ取付部14が形成されてお
り、このレンズ取付部14に形成されている円環状段面
15に対物レンズ4のフランジ4aが配置されている。
【0051】ここで、レンズホルダ10の円環状段面1
5と対物レンズ4のフランジ部4aとの間には、後述す
る4つのチルト制御用アクチュエータとしての圧電素子
が挟み込まれ、この状態で、対物レンズ4は、弾性部材
としてのゴム製のキャップ31によって円環状段面15
に向けて弾性をもって押し付け固定されている。
【0052】本形態においても、チルト制御機構30
は、これらの圧電素子とキャップ31とにより構成され
ている。
【0053】図9に示すように、キャップ31は、対物
レンズ4のフランジ部4aの上端面を押さえる円盤部分
311と、円盤部分311から下に延びる4本の腕部分
312とを有している。円盤部分311は、中央部分が
開口となっており対物レンズ4からのレーザ光を通す部
分となっている。また、4本の腕部分312はそれぞ
れ、下端部で内側に折れ曲がったフック313を備えて
おり、このフック313が、図8(b)に示すように、
レンズホルダ10の円筒状のレンズ取付部14の下端縁
分に引っ掛かるようになっている。従って、レンズ取付
部14の円環状段面15に、圧電素子および対物レンズ
4のフランジ部4aをこの順に重ねた状態でキャップ3
1を上から被せてフック313をレンズ取付部14の下
端縁分に引っ掛ければ、キャップ31は、対物レンズ4
を弾性をもって押圧し、対物レンズ4とレンズ取付部1
4との間に圧電素子が挟まれた状態を保持する。
【0054】ここで、図10に示すように、レンズ取付
け部14の外周部分のうち、腕部分312が位置する部
分には、腕部分312が嵌まる溝16が形成されてい
る。
【0055】また、図10に示すように、4つの圧電素
子は、円環状段面15のうち、トラッキング方向Tにお
いて対物レンズ4の中心を挟む両側、2箇所にそれぞれ
配置された2つの圧電素子32a、32bと、トラッキ
ング方向Tと直交するジッタ方向Gにおいて対物レンズ
4の中心を挟む両側、2箇所にそれぞれ配置された圧電
素子32c、32dとから構成されている。
【0056】これら4つの圧電素子32a、32b、3
2c、32dは、円環状段面15に沿うような平面形状
のフレキシブルプリント基板33に実装された状態でレ
ンズホルダ10のレンズ取付け部14の円環状段面15
の上に配置され、このフレキシブルプリント基板33に
形成された配線パターンを介して給電される。
【0057】このように構成した光ヘッド装置において
は、実施の形態1で説明したように、光記録ディスク5
で反射した戻り光を光検知器6で検出すると、その受光
結果に基づいて、駆動制御装置8は、フレキシブルプリ
ント基板33を介して圧電素子32a、32b、32
c、32dに所定の駆動信号を出力する。その結果、2
つの圧電素子32a、32bのうちの一方が厚みを増す
ように変位し、他方は厚みが薄くなるように変位するの
で、対物レンズ4は、キャップ31によってレンズ取付
部14の円環状段面15に向けて押圧された状態のま
ま、トラッキング方向Tにおける傾きが制御される。
【0058】また、本形態では、2つの圧電素子32
c、32dのうちの一方が厚みを増すように変位し、他
方は厚みが薄くなるように変位するので、対物レンズ4
は、キャップ31によってレンズ取付部14の円環状段
面15に向けて押圧された状態のまま、ジッタ方向Gに
おける傾きが制御される。
【0059】このため、光記録ディスク5が傾いた状態
で回転している場合でも、対物レンズ4からの出射光
は、光軸が常に光記録ディスク5の記録面に対して垂直
な状態で収束する。従って、光記録ディスク5に対する
情報の記録、再生等を良好に行うことができる。
【0060】[実施の形態4]図11(a)、(b)は
それぞれ、本発明の実施の形態4に係る光ヘッド装置の
チルト制御機構を示す断面図、およびそれに用いた対物
レンズの斜視図である。
【0061】図11(a)、(b)に示すように、本形
態のチルト制御機構30では、レンズホルダ10に円筒
状の対物レンズ取付部14が形成され、この対物レンズ
取付部14の相対向する部分では、対物レンズ4のフラ
ンジ部4aを受けるレンズ支持用突起150が形成され
ている。
【0062】ここで、対物レンズ4のフランジ部4aに
は、相対向する部分の下面側が球面4bになっている一
方、対物レンズ取付部14のレンズ支持用突起150の
先端側上面は、対物レンズ4のフランジ部4aの球面4
bを受ける球面受け部151になっている。従って、本
形態では、対物レンズ4のフランジ部4aの球面4bと
レンズホルダ10の球面受け部151とによってガイド
機構13が構成され、このガイド機構13は、後述する
チルト制御の際に対物レンズ4の光記録ディスク側の焦
点O付近を中心に対物レンズ4が矢印T1で示すように
回動するように対物レンズ4を案内する。
【0063】また、対物レンズ取付部14の内周面に
は、対物レンズ4のフランジ部4aの外周側面に当接す
るように圧電素子32g、32hを保持する凹部141
が形成されている。
【0064】さらに、対物レンズ取付部14の上端部に
は、対物レンズ4とレンズホルダ10の対物レンズ取付
部14との間に圧電素子32g、32hが介在する状態
を保持するように、弾性をもって対物レンズ4のフラン
ジ部4aの上面を押圧するゴム製のキャップ31′が装
着されている。ここで、キャップ31′のレンズホルダ
10への装着は、例えば、図4あるいは図9を参照して
説明したフック付きの腕部312などを利用することが
できる。
【0065】このように構成した光ヘッド装置において
も、実施の形態1で説明したように、光記録ディスク5
で反射した戻り光を光検知器6で検出すると、その受光
結果に基づいて、駆動制御装置8は、圧電素子32g、
32hに所定の駆動信号を出力する。その結果、2つの
圧電素子32g、32hのうちの一方が厚みを増すよう
に変位し、他方は厚みが薄くなるように変位するので、
対物レンズ4は、横方向の力を受け、横方向にずれる。
この際、対物レンズ4とレンズホルダ10との間には、
対物レンズ4のフランジ部4aの球面4bと、レンズホ
ルダ10の球面受け部151とによってガイド機構13
が構成されているので、対物レンズ4は、光記録ディス
ク側の焦点O付近を中心に矢印T1で示すように回動す
る。
【0066】従って、光記録ディスク5が傾いた状態で
回転している場合でも、対物レンズ4からの出射光は、
光軸が常に光記録ディスク5の記録面に対して垂直な状
態で収束する。従って、光記録ディスク5に対する情報
の記録、再生等を良好に行うことができる。
【0067】また、対物レンズ4は、ガイド機構13に
よって、光記録ディスク側の焦点O付近を中心に矢印T
1で示すように回動しながら傾きが変わるので、対物レ
ンズ4の傾きが変わっても、対物レンズ4の焦点と光記
録ディスクの記録面との位置関係がずれることがない。
【0068】[実施の形態5]図12は、本発明の実施
の形態5に係る光ヘッド装置のチルト制御機構を示す断
面図である。
【0069】図12に示すように、本形態のチルト制御
機構30でも、実施の形態4と同様、レンズホルダ10
に円筒状の対物レンズ取付部14が形成され、この対物
レンズ取付部14の相対向する部分では、対物レンズ4
の下側球面4cのうち、レンズ中央部分を避ける周辺部
分を受けるレンズ支持用突起150が形成されている。
従って、レンズ支持用突起150の先端側上面は、対物
レンズ4の下側球面4cに沿った球面になっている。こ
のため、本形態では、対物レンズ4の下側球面4cとレ
ンズホルダ10の球面受け部151とによってガイド機
構13が構成され、このガイド機構13は、後述するチ
ルト制御の際に対物レンズ4の光記録ディスク側の焦点
O付近を中心に対物レンズ4が矢印T1で示すように回
動するように対物レンズ4を案内する。
【0070】また、対物レンズ取付部14の内周面に
は、対物レンズ4のフランジ部4aの外周側面に当接す
るように圧電素子32g、32hを保持する凹部141
が形成されている。
【0071】さらに、対物レンズ取付部14の上端部に
は、対物レンズ4とレンズホルダ10の対物レンズ取付
部14との間に圧電素子32g、32hが介在する状態
を保持するように、弾性をもって対物レンズ4のフラン
ジ部4aの上面を押圧するゴム製のキャップ31′が装
着されている。ここで、キャップ31′のレンズホルダ
10への装着は、実施の形態4と同様、例えば、図4あ
るいは図9を参照して説明したフック付きの腕部312
などを利用することができる。
【0072】このように構成した光ヘッド装置において
も、実施の形態1で説明したように、光記録ディスク5
で反射した戻り光を光検知器6で検出すると、その受光
結果に基づいて、駆動制御装置8は、圧電素子32g、
32hに所定の駆動信号を出力する。その結果、2つの
圧電素子32g、32hのうちの一方が厚みを増すよう
に変位し、他方は厚みが薄くなるように変位するので、
対物レンズ4は、横方向の力を受け、横方向にずれる。
この際、対物レンズ4とレンズホルダ10との間には、
対物レンズ4の球面4cと、レンズホルダ10の球面受
け部151とによってガイド機構13が構成されている
ので、対物レンズ4は、光記録ディスク側の焦点O付近
を中心に矢印T1で示すように回動する。
【0073】従って、光記録ディスク5が傾いた状態で
回転している場合でも、対物レンズ4からの出射光は、
光軸が常に光記録ディスク5の記録面に対して垂直な状
態で収束する。従って、光記録ディスク5に対する情報
の記録、再生等を良好に行うことができる。
【0074】また、本形態でも、実施の形態4と同様、
対物レンズ4は、ガイド機構13によって、光記録ディ
スク側の焦点O付近を中心に矢印T1で示すように回動
しながら傾きが変わるので、対物レンズ4の傾きが変わ
っても、対物レンズ4の焦点と光記録ディスクの記録面
との位置関係がずれることがない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ヘッド
装置では、チルト制御用アクチュエータや弾性部材は、
レンズホルダ上に搭載され、かつ、これらの部材は、ト
ラッキング方向やフォーカシング方向への駆動用アクチ
ュエータと独立して構成されているので、チルト制御機
構の構成を簡素化でき、かつ、安定したチルト制御を行
うことができる。さらに、弾性部材が弾性をもって対物
レンズを押圧しているので、対物レンズは、チルト制御
用アクチュエータから受ける力に忠実に追従してその傾
きを変える。しかも、弾性部材が弾性をもって対物レン
ズを押圧しているので、外部からの振動が対物レンズに
伝わりにくく、かつ、落下などの際の衝撃にも強い。さ
らにまた、本発明を適用したチルト制御機構は、ワイヤ
ーサスペンション型および軸回動摺動型のいずれの光ヘ
ッド装置にも適用することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置の光
学系を中心に示す概略構成図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、図1の光ヘッド装
置の対物レンズ駆動機構を示す平面図、および断面図で
ある。
【図3】図2のA−A線に沿って切断した部分を示す断
面図である。
【図4】図3に示すチルト制御機構に用いたキャップの
斜視図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ、図3に示すチルト
制御機構に用いたキャップと対物レンズをレンズホルダ
から取り外した様子を示す拡大平面図、およびレンズホ
ルダに形成した支点を示す斜視図である。
【図6】(a)、(b)はそれぞれ、図3に示すチルト
制御機構に用いた圧電素子およびフレキシブルプリント
基板を示す斜視図、およびその変形例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置にお
いて、チルト制御機構に用いたキャップと対物レンズを
レンズホルダから取り外した様子を示す拡大平面図であ
る。
【図8】(a)、(b)はそれぞれ、本発明の実施の形
態3に係る光ヘッド装置のチルト制御機構を示す平面
図、および断面図である。
【図9】図8のチルト制御機構におけるキャップを示す
斜視図である。
【図10】図8に示すチルト制御機構に用いたキャップ
と対物レンズをレンズホルダから取り外した様子を示す
拡大平面図である。
【図11】(a)、(b)はそれぞれ、本発明の実施の
形態4に係る光ヘッド装置のチルト制御機構を示す断面
図、およびそれに用いた対物レンズの斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態5に係る光ヘッド装置の
チルト制御機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2 レーザ光源 3 ハーフミラー 4 対物レンズ 4b 対物レンズのフランジ部の球面 4c 対物レンズの球面 5 光記録ディスク(光記録媒体) 6 光検知器(受光手段) 7 対物レンズ駆動機構 8 駆動制御装置 10 レンズホルダ 12 軸受け部 12a 軸孔 13 ガイド機構 14 レンズ取付部 15 円環状段面 20 ホルダ支持部材 23 支軸 30 チルト制御機構 31、31′ ゴム製のキャップ(弾性部材) 311 円盤部分 312 腕部分 313 フック 32a〜32h 圧電素子(チルト制御用アクチュエー
タ) 33 フレキシブルプリント基板 41、42 フォーカシング用駆動コイル 43、44 トラッキング駆動コイル 46、47 トラッキング用駆動マグネット 48、49 フォーカシング用駆動マグネット 151 レンズホルダの球面受け部 F フォーカシング方向 T トラッキング方向 G ジッタ方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの出射光を光記録媒体に収束さ
    せる対物レンズと、前記対物レンズを搭載するレンズホ
    ルダと、前記光記録媒体からの戻り光を検出する受光手
    段とを有する光ヘッド装置において、 前記レンズホルダ上には、該レンズホルダと前記対物レ
    ンズとの間に配置され、前記受光手段での受光結果に基
    づいて駆動されて前記対物レンズの傾きを調整するチル
    ト制御用アクチュエータと、弾性をもって前記対物レン
    ズを押圧して前記レンズホルダと前記対物レンズとの間
    に前記チルト制御用アクチュエータが挟まれた状態を保
    持する弾性部材とを備えていることを特徴とする光ヘッ
    ド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弾性部材は、ゴ
    ム製またはエラストマー製であることを特徴とする光ヘ
    ッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記チルト
    制御用アクチュエータは、圧電素子であることを特徴と
    する光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記圧電素子は、少
    なくとも、前記対物レンズと前記レンズホルダの間のう
    ち、前記光記録媒体のトラック方向において前記対物レ
    ンズの中心を挟む両側2箇所に配置されていることを特
    徴とする光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記圧電素
    子は、少なくとも、前記対物レンズと前記レンズホルダ
    の間のうち、前記光記録媒体のトラック方向と直交する
    方向において前記対物レンズの中心を挟む両側2箇所に
    配置されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    前記対物レンズと前記レンズホルダとの間には、チルト
    制御の際に前記対物レンズが姿勢を変えるときの支点が
    形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし5のいずれかにおいて、
    前記対物レンズと前記レンズホルダとの間には、チルト
    制御の際に前記対物レンズの前記光記録媒体側の焦点付
    近を中心に前記対物レンズが回動するように前記対物レ
    ンズを案内するガイド機構が形成されていることを特徴
    とする光ヘッド装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6964599B2 (en) * 2002-12-04 2005-11-15 Gerber Coburn Optical, Inc. Method and apparatus for holding or mounting an object
US7474481B2 (en) 2006-09-29 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device
US20100238346A1 (en) * 2009-03-17 2010-09-23 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co. Ltd. Compact imaging device
CN112179285A (zh) * 2019-07-02 2021-01-05 松下知识产权经营株式会社 保持件以及测定用夹具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7474481B2 (en) 2006-09-29 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device
US20100238346A1 (en) * 2009-03-17 2010-09-23 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co. Ltd. Compact imaging device
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